イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか

sekai no mannaka

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神399
  • 萌×278
  • 萌25
  • 中立8
  • しゅみじゃない15

29

レビュー数
50
得点
2390
評価数
525
平均
4.6 / 5
神率
76%
著者
一穂ミチ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
竹美家らら 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
イエスかノーか半分か
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784403523779

あらすじ

自分をライバル視する木崎の出現で調子を崩す計。心配する潮にも素直になれず…?
猫かぶりアナウンサー・計と男前映像作家・潮の人気作続篇!

表題作イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか

28歳,ストップモーションアニメーター
28歳,旭テレビアナウンサー

その他の収録作品

  • The end of summer あとがきに代えて

レビュー投稿数50

ありのままで、

優等生アナの皮を被った計の素の部分の、とんでもない口の悪さは相変わらず。
ですが、何も変わっていないようにも見えるトゲトゲした言葉たちの奥に
潮との出会いで確実に変わった計自身の丸みが見えて、なんだかんだ言いながらも順調で幸せな日々を過ごしているのが伝わるのが素敵です。

ふたりでいる時のつっけんどんな物言いも噛みつきも、好きだからじゃれついているようにしか感じなくて(笑)
前巻よりももっと計の印象が良くなり、ひねくれ者すぎるところすら可愛く見える不思議。
これも潮の愛のパワーのおかげかな。と、すごく温かい気持ちになったのでした。

仕事に対する姿勢について計はずっと悩んでいたところがあって、そこの壁にぶち当たってしまう辺りはすごく切なかったです。
悩んでいることを誰にも気付かれないようしながら自分自身でも目を背けていたので、
いざ答えを求められても頭がうまく働いてくれず
焦りからどんどん負のループにはまってしまって空回り。 
努力ではカバーできないものに通せんぼされてしまう計を見ているのが本当にツラかった…。

でも。「ありのままの計」を認めてくれる潮のおかげでまた立ち上がることができて、
自信を取り戻すだけではなく自分の中にもしっかり情熱はあったのだと気付けた計はもう無敵!
ふたりのピタッとはまる相性の良さを改めて感じることができたなと思います。

プチ記憶喪失なエピソードにはハラハラして、
でも『きれいな国江田さん』から思いがけない計の本心を聞けたことになんだか感動。
そして痛いくらいに伝わってくる潮の計への想いにグッときて、胸がいっぱいに。
からの、めちゃくちゃアツくて甘くて幸せすぎるセックスが最高すぎて…!
最初から最後までずーっと前のめりで読んでしまうくらい面白かったです。

ふたり以外にもいいキャラがたくさん登場していて、次巻にもスピンオフにもさらに期待が高まりました。

0

続編を読める幸せかみしめる2巻目!

完全に1巻から無我夢中、続編があることに心から感謝して読みました。
一穂ミチ先生の世界に没頭できる幸せを噛み締めてます。

引き続きの登場人物はすでに私の中で生き始めて、
新しく登場する人物も魅力的です。

計の「なりゆきでなったアナウンサー」の事にフォーカスされている2巻。
計に恐ろしい程の努力があったと改めて感じる巻でした。

2面性のある計の半分の記憶が無くなる、という展開にも痺れました。
記憶がなくなっても潮に惹かれる計が可愛く、
潮が「きれいな国江田さん」に揺れるのも面白かったです。
もとに戻った計に安堵し我が物顔になる潮が愛しかったです。

表紙が一巻とは逆で計がキス待ち顔なのが可愛いです。
先生が仰る通り、この後キレそうな展開がよめます。
すっかり人格も読めるようになってきたので楽しくて仕方ありません。

0

アナウンサーとしての試練!?だけどやっぱり国江田計!!

「ザ・ニュース」の裏番組に出演するタレントの木崎が自分と同じ旭テレビのアナウンサー試験に落ちていた事を知り、直接恨み節を言われたわけでもないけれどモヤモヤ引っかかるものが生まれます。そんな中自分は「ザ・ニュース」から現場の仕事に回され、わけも分からず慣れない仕事をして……(だけどなんでもそつなくこなしてしまう計)。更には木崎が潮を取材する番組が撮られる、と知り計の中ではモヤモヤが募るばかり。

2巻は計にとって試練の巻だったのかもしれません。アナウンサーという職業につきたくてなったわけでもない計が、本当にその仕事をしたくて(好きで)やっている人達と触れ、自分に足りないものがなんなのか分からないままがむしゃらに仕事をこなしていくしかない様子が見ていて辛かったです。
その中で唯一の心の拠り所だったはずの潮にも本心からの言葉じゃない言葉を投げてしまい後悔するシーンもしんどかった。

気持ちが変わって来たのは長野まで追いかけた(ストーカー)旅行!笑笑
潮の前で今まで溜め込んでいたものを涙と一緒にぶちまけるシーンはやっと素の計が本音を吐けたようで安心しました。
山火事の中継シーンを通して新人くんだけでなく計自身も自分の中でひとつの事をやり遂げる自信と、やっぱりアナウンサーの仕事が好きなんだという事に気づくきっかけができたようでほっとする場面でした。

……と思いきや最後にとんでもない事件が笑笑

相変わらず内なる計は言葉が悪くてどこから言葉が出てくるんだ?というように天上天下唯我独尊な言葉が生まれてきて見ていてスッキリします笑笑
そして潮は相変わらずそんな計をぶっきらぼうながらも全部受け止めて待っていてくれる。最高の彼氏ですね!!
えろシーンもとっっってもエッっっちでした♡♡

0

No Title

2作目も相変わらず面白いなぁ。最初の方、う、浮気すんなよ…ってちっちゃい声で言う計がかわゆいのぉ。計がアナウンサーとしての壁にぶつかる2巻。少女漫画の学園物の実写、「男が皆コスプレしてるホストに見えてくる」に笑った。計のかーちゃんとのやり取りも結構好きです。母の息子に対する遠慮のなさ好き。温泉旅館での中継のシーン痺れた。錦戸さんナイスキャラすぎる。お仕事小説としてもすごく面白い。潮は相変わらず計のことよくわかっていて、安心印の攻めだね。それでもあの時は焦っただろうなぁ…。

0

胸が苦しくなったり、幸福感に包まれたり

この巻は計にとって試練の巻でしたね…
仕事で思ったようにいかず、潮に苦しいと言うこともできず苦しむ計の姿が切なくて共感して、胸が苦しくなりました。。

BLとしてこんなにもキュンとさせてくれながら、しっかりお仕事ものとしても見応えのあるものを提供してくださる一穂先生、本当にすごいなあと感嘆のため息が出ました。

そしてなんといっても潮と計の絡みがエッチで、愛に溢れててたまりません。特に、計が頭を打って「国江田さん」になってしまった後、計自身を取り戻した後の2人。。文字をじーーーっと凝視しながら目を見開いて読んでしまいました;

一気に3巻連続で買って大丈夫かなとちょっと思っていましたが、心配無用でした。
続刊をこの週末読むのが楽しみです◎

1

やっぱり最高!国江田計

今作もオールマイティな国江田計の繊細さに涙した。
ダメダメな奴だなと思いながら読み進めると、がっぷり感情移入しているから不思議だ。
個人的には終盤の入り口で記憶を失くす流れが若干強引に感じられたものの、エンディングも可愛く爽快で良かった。
潮成分はちょっと少な目でした。

0

最高でした

続編で、だれることも無くすごく面白い展開で楽しめました。

当て馬という訳では無いですが、潮の密着取材があり、そのインタビューをするのが木崎了というモデル。イケメンというだけでも計には面白くない上に、その木崎は旭テレビのアナウンサー採用に落ちたという経歴があるという。

そしてその木崎も出演する夜のニュース番組が計のサブとして出演しているニュース番組のちょうど裏番組にあたる。色々とライバル感のある木崎を意識するあまり、仕事が上手くいかない計。

仕事の八つ当たりができるのは潮しかおらず、八つ当たりした後に木崎を含む密着取材のメンバーと潮が温泉旅行に行っていることが分かり、そこに乗り込む計だがそこである事故が起きて…という流れです。


記憶を失っても潮のことが大好きな計にキュンキュンするし、毒気のない国江田アナウンサーの計もすごく可愛くて、潮の心中お察ししますという気持ちでした。

温泉旅行での事故で仕事に対する意識も改まったり、不調を経験したことで少し吹っ切れたのか、木崎にチラッと毒舌家・計の姿を見せられたのは計の進歩なのかな、と思ったりもしました。

前巻よりも2人の距離がグッと縮まったのは言うまでもなく、より続きが楽しみになりました。

0

国江田さんの国江田さんによる腐女子のための国江…

これはもうただただ、国江田さんの壁ドンにやられちゃいました。
アナウンサーならではの殺し文句が激しくツボって、私の中でコレを超えるもんはない!って思ったのに、あっさりオンエアーでしてやられましたよ!!
いや本当に、2万点ですよ!きゃーっ‼︎てなる!ワーーーッキャーーーーッてなる。

イエスかノーかの事考えると偏差値3ぐらいの脳みそになってしまう程には頭が沸いちゃいます

2

言葉が出ないってこういうこと

性格悪い主人公に、ウヘェ…となった1巻。2巻はどんな感じになるのやら、と思って身構えていたら、全然気にならない不思議。

私に耐性がついたのか、国江田の毒がマイルドスパイスレベルに落ち着いたのか分からないけど、とにかく小気味よさを感じました。ウヘェ…どころか、私もそれ分かるわ〜!とツッコミ入れたい国江田の心の声。ワードチョイスセンスも抜群です。
ニュースだけじゃなく全方位にアンテナ張ってんじゃないかって思うほど、ツッコミレベルは人気お笑い芸人を凌ぐほどです。


今巻は、国江田のライバル的な存在の登場。それにより仕事に対する姿勢とか、会社の処遇などなど…国江田にとって心をえぐられるステージが色々整っていて、国江田が都築に溢れ出たマイナスな気持ちをぶちまけるシーンは、私も涙を流しながら読んでいました。

もはや国江田の口の悪さも毒ツッコミもどこへやら。逆にその口の悪さは彼の心の防御であったんじゃないかと思えるほどに、国江田の心も身体もボロボロでバラバラです。都築とのすれ違いも相まって、読者の心も切なさに包まれるそんなシーンでした。

都築が本当にいい男。
国江田には彼しか相応しくないと思えるほど素敵な男です。見守り方が近いながらも一歩引いてるところもあって、国江田との距離感を絶妙なに測りながら空気のように側にいるのが素晴らしいです。

近づいて触って欲しい時は、ゼロ距離で。
気持ちが不安定なときは、そっと離れてみる。
心も身体も深く繋がりたいときは、マイナス距離で。

とにかく、2人の関係と距離の取り方は、読者の見ている期待の気持ちに応えているように絶妙で気持ちがいい。


国江田の記憶喪失事件もありました。
そのときの都築の心の葛藤、もどかしさ、不安や期待…全ての描き方が沁みました。どこまで国江田のことが好きなんだろう……天井がありません。都築の記憶だけがなくなって、すっかり毒のない国江田は、計じゃない。焦ったく思いながら、早く戻ってこいよ。お前に触れたい…と願う都築に終始心臓もぎとられそうでした。切ない〜…


無事に"計"を取り戻した国江田でしたが、まさかの壁ドンの撮影が、自分自身を取り戻すことになるなんて思わなかったはず。壁ドンシーンのセリフ…マジヤバで良かったです。読んでから1日経ったけど、あのセリフにハマった私。繰り返し呟いてます(笑)


2巻素晴らしかったです。
たくさんの人に愛される作品だということが分かりました(^-^)



0

面白かったです

波乱万丈(?)な2巻でした。

1巻の時点で恋人同士になってラブラブな2人ですが、2巻もすごく面白かったです。
新キャラも個性的で良かったです。

計の出演するニュース番組の裏番組に協力なライバルが出現したり、スタジオから現場リポに回されたり、現場のカメラマンと反りが合わなかったり。。。と、次から次へと仕事の悩みが。。。と思ったら計が突然の記憶喪失!どうなることかと思ったら計らしい理由で記憶回復。読んでいてニヤニヤしちゃいました。

相変わらず読みやすい文章で、キャラクターに共感しやすくて、読んでいて楽しかったです。

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