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yuuutsu na asa
忧郁的早晨 4
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
後半ちょっと涙が止まらなくなりました。
ロマンス以前に家の存続、繁栄が何より重要な世界なので真剣に読まないと私の頭では理解できません。毎晩読もうと思ってページをめくっては寝落ちし、4巻までなんとか読み進めたら…
やっと、やっと桂木から聞きたかった一言が発せられたぁ!
長かったです。
暁人様のうつむいた顔に浮かぶ涙、荒れた指先。ほんとに愛、相手を思うお互いの気持ちの描き方が素晴らしいです。
こんな時でも呼び捨てにせずきちんと暁人様といつも通りの呼び方をする桂木がすごく良い男でした。
◾️久世暁人(当主)×桂木智之
旦那様の次のブチ切れワードは若様ですか。そりゃ総一郎もこんな男と1秒も一緒にいたくなかろうて。この関係性も追々変わっていくんだと思うと感慨深くはある。
通じ合えたのに全く通じ合えていない2人。もっと早く足並みを揃えて立ち向かえば、こんなに回り道をせず全てを手に入れられた気がしないでもない。そのあたり総一郎がひょっとしたら一番冷静に2人を見ていたのでしょうか。話し合うことをさんざ促してましたから。
互いを思いやるあまり暁人も桂木も極端な行動に出ることによって、物語の方向性が二転三転する4巻。暁人は桂木の積年の目的を果たすため、自分が隠居し桂木を久世家当主に据え置くことが最善だと考え、森山侯爵を脅迫してまでその根回しに奔走します。最大の目的は桂木のためですが、彼は自分が当主の器ではないとも感じています。家格を軽視し恋に溺れている自分では、臣下や領民が不安になる、と。一方、その画策を知ってしまった桂木は、無謀な考えを改めさせることは諦め、暁人の隠居は止めず、絶縁されていた先代の弟に叙爵させることを考えます。頭の切れる2人の男に何度も驚かされ、並々ならぬ相手への想いに最早ひれ伏すしかありませんでした。
当主としての暁人はますます桂木と似てきており、一切隙を見せない駆け引きの仕方に舌を巻くばかりな反面、桂木と対峙する彼は幼少期と大して変わらず、まだ甘さや純真さが窺えます。どれだけ処世術を覚えようと、暁人の内面はけっして変わることがないから、桂木もここまで心をかき乱されるんでしょうね。そして、そんな暁人に絆され、彼の熱を自分から求めてしまった桂木。事が済めばすぐいつもの冷静さを取り戻してしまうところが憎いですが、彼の中で暁人の存在感が増しているであろうことはちゃんと感じられました。はっきりした言葉も聞けましたしね。
拗れに拗れる展開は、人によってはくどいと感じる方もいらっしゃるかと思います。私も時折そう感じてしまいそうになりますが、これはすれ違う恋愛作品のある意味様式美でもあると思うので、そこにはもう突っ込みません。誰かにすれ違うBLのオススメを教えてくれと言われたら、今は迷いなくこのシリーズを最初に提示しますね。まだあと4巻も続きますから、恐らくまた何度か展開が大きく変わるのかなと想像しているので、自分の目で確かめたいと思います。
この第四巻の評価が最も高いのは、やはりあの冷静な桂木が自ら暁人さまを抱き寄せ、混乱しながらも触れたいという気持ちに抗えず、淫らに抱かれてしまうという、熱いシーンがあること。さらに終盤では決して言葉にする事なく逃げていた、その事で暁人さまを苦しめていた桂木が、自ら暁人さまに告白したことだと思います。『夢でもいい…。』と暁人さまが望んでいた言葉。たった一言。「…好きです。」と。
暁人さまは桂木がかつて望んだ様に、久世家を陞爵させ、桂木を当主として久世家に迎え入れる為に奔走します。その為に邸を出て、石崎の元女中が住んでいた下町の家に(たぶん、身分を偽って)下宿する。初めて商店で買い物をしたと言い、女中が飯や風呂の支度をするのを初めて見たと話す暁人さまをいたわしいと思う桂木。
桂木は石崎家に将来、暁人さまの後ろ盾になって頂くことを条件に石崎家の大番頭になる。そして、石崎の教育係にもなる。石崎は暁人さまの親友でもあるので、やはり桂木も信用しているのだ。「お前は俺をも久世家の為に利用するつもりか。」と言いながらも、石崎はとても良い男なので、『今はこの二人をどうにかしてやりたいと思ってしまっている。』
この二人の思惑に振り回されているのは石崎家だけではない。雨宮から、桂木が先々代・直弥さまの庶子である事を知らされた、桂木家当主・高之は、全面的に暁人子爵の味方をすると誓う。久世家を疎ましいと思う以上に、この男は昔から優秀だと言われてきた智之を気に入らないのと、父が旧態依然として久世家に平伏して来たことが許せないのだ。
そして、娘が西園寺家に嫁いだこの大事な時期に、暁人さまに脅迫され、久世家の陞爵を求められる森山侯爵。
また、旧いしきたりに囚われず、時代に沿った新しい在り方を模索する暁人さまについて行けない、久世家の使用人や旧領地に残る家臣達を不安にさせている。「だけどお前なら、お前が当主になれば、家の誰もが喜ぶよ。」と桂木に告げる暁人さま。暁人さまはただ、桂木の幸せの為に、久世家に仕える人々の為に。桂木に居場所を作ってやりたいとだけ望む。暁人さまの想い。深い愛情。
ところが、そんなものを受け入れられる筈も無い桂木。ただ、これまでと違うのは、暁人さまの覚悟を知ったからこそ、その気持ちに全力で応える決意をしたのだと思います。初めて告げる告白。「好きです…。暁人さま…。どうか私をあなたのお側に。」(プロポーズ⁈)
暁人さまのダダ漏れの恋心は親友の石崎だけでは無く、新しく家令として迎えられた雨宮にも直ぐにバレてしまいます。桂木の幼い頃を知っているという、雨宮に「僕はお前に嫉妬してるんだよ。」と可愛らしく話す暁人さま。全体にシリアスなムードで進行しているので、緊張感がハンパないのですが、ここ少しホッとしてクスリと笑えます。
お互いに久世家を譲り合う事に埒のあかなかった桂木と暁人さまでしたが、桂木は一つ突破口を見つけます。それは、暁直さまが家系図からも外されていた、直弥さまのもう一人の庶子、妾腹の子、暁直さまの弟君に久世家をお譲りする事。この桂木の企みは次巻へ持ち越されることになりますが…。
わたし的にはちょっと納得しかねるんですよねぇええ。もぅ‼︎ 暁人さまを支えて、二人で久世家を盛り立てて行けばいいじゃん‼︎ などと思ってしまうんですよ。どうしても。きっと、作者の意図としては。家からも、旧いしきたりからも、解き放たれてこそ。二人はようやく「個人」として幸せになるんだろうと。そういう結末を用意してくれているのだろうと。期待もし、望んでもいるのですが。家を捨てるという事が本当に良い事なのか。とても悩ましかったりもするのです。そしてそんな私のもやもやを他所に、うっすらと夜は明けて行きます。
4巻です。
冒頭、いきなり下々の暮らしを実行している暁人の姿。
何をしているのかと思いきや、爵位を捨てる気でいると言う。
あゝまた桂木の意図と暁人の行動のすれ違い…!
元はと言えば桂木が思惑を何も語らない事で暁人が憶測してまた憶測して、それでやっぱりわからずに自分の考える事をやってしまうから、いつもいつも桂木がイラついて怒る展開。
桂木は久世家のため、暁人は桂木のため、それは一致せず、交わりもせず、2人はどんどんこじれる。
桂木も、暁人も、雨宮も誰も彼も、その場で思惑は明かさずの思わせぶり。
こういう展開は作者様がこの作品で用いている手法なのでしょうから、こちらは作者様の描く通りに読むしか無いのですが、私個人はこの方式、非常に読みづらい。
3巻末で結局桂木は久世の家を出て、この4巻では石崎の大番頭になっている。でもそれすらも暁人のバックに石崎をつけようとしての事。なのに。
顔を合わせてしまえば暁人の熱に引きずられて、借家の2階で熱く抱き合う。
ここもBL的にはいいシーンで眼福ではあるけれど、いつから桂木は暁人にほだされた?いつから心でも暁人を求めるようになった?
それでいて事後に手を振り払ったりして、暁人にしてみれば桂木の心が今では自分にある事など分からないでしょう。
…とごちゃごちゃこじれておりますが、クライマックスは森山侯爵邸に持ち越しとなります。
ラスト数ページの、この久世家を二人でどうにかいたしましょう、という言葉、そして一生涯あなたに応える、と。
ここは絵柄の超絶的な美しさと共に、遂に2人は和解し手を取り合うのだ、というメロドラマのカタルシスが得られる…のですが。
実はこの先まだまだ2人に甘い両想いの空気など起きないのですよね…
憂鬱な朝シリーズの中でも一番評価が高いのも納得です!この巻は暁人と桂木の関係が大きく変わるひとつの区切りになっています。もちろん、まだお互いの腹の中を探り合っている二人ではありますが、桂木の暁人への愛情がしっかり感じられ、切ないくらいでした。やっぱり、4巻の一番のお気に入りのシーンは、桂木が暁人と抱き合っている途中に、涙を流すシーンです!いつも理性的な桂木が、自分の感情をコントロールできなくなるくらい、暁人に心を奪われてることがわかって、嬉しかったです。そして、ラストの桂木の告白は、暁人にとって待ち続けた言葉だったので、本当に胸に迫る思いがしました。やっとここまできたか...と一安心でした。
はっきり言って、ずっと神評価でも良かったのですが自分の中ではこの巻が一番盛り上がったので今までは神にしておりませんでした。
ふーっ。一先ずは、お疲れ様と言いたくなる。
小さい頃から憧れて、桂木に認めてもらいたくて、自分を見てもらいたくて、体を繋げてからもまだ心が貰えなくて、段々こちらを向いてくれるようになったと思ったら出ていかれて…。暁人さまにしてみれば、この4巻までがとてつもなく長い年月でした。ようやく言葉にしてもらえた時の暁人さまのお気持ちを考えると、泣いてしまいそうです。泣かなかったのは、これが再読だから。
ご存じの通りまだまだ試練と騙しあいが続きますので、しつこいようですが一気読みをしてください。
私が憂鬱な朝という存在を知った時にはまだ4巻しか出ていませんでした。
一気に4巻まで読んでしまったために5巻が出るまで待つのが本当に辛くて辛くて、何度4巻を読んで続きを待っていたことか。
セリフもほぼ覚えてしまうほどに読み込んでいても、二人の逢瀬のシーン、最後の桂木と暁人さまのシーンには毎回心が揺さぶられます。
身体を繋げる時にお互いの服を脱がせ合いキスをする場面がありますが、時が止まったような静寂が二人を包んでいるように感じられました。
まだ二人を取り巻く問題に解決の糸も見られてはいないけれど、今この時だけはしがらみから解放されて二人だけの大切な時間が流れているように。
今はこんなことをしている場合じゃないとわかっているのに抱き合うことを止められない。
今までの桂木のことを考えるとありえないことですよね。桂木は自分の気持ちが明らかに変化していることを認めざるを得ず、気持ちが溢れて涙します。
もうね、萌えるなんて簡単な言葉では言い表せない気持ちが読むたびに渦巻くのです。
最後のシーンは簡潔に言ってしまうと、やっと思いが通じた瞬間なのですが、両思いになれてよかったねーなんて軽いもんじゃありません。
暁人の桂木への強い深い気持ちを知っているからこそ、桂木の今まで頑なまでに暁人を拒絶してきた経緯を知っているからこそ、今そこにある二人の思いに激しく感動するのだと思います。
こんな気持ちになれる作品は滅多にありません。
まだ憂鬱な朝を読んでない人にはぜひ読んで欲しいと思います。
キターーーーーーーーーーーっ!
真っ直ぐで情熱的。
ガツガツ気持ちがストレートにわかる暁人とはうってかわって
少しずつの変化は見えるものの・・というところだった桂木がついに落ちた。
家の為、地位の為ではなく
気持ちも体も完全に手の届くところに降りてきた。
泣きそう。や、泣く(´;ω;`)ウッ…
あの桂木が・・と思うと感無量なのであります。
むしろここでハッピーエンドでもいいと思うの。
とはいえ、
桂木は別の家で働き始めるし、
暁人は家を出てるし。
まだまだというところですね。
読めない展開、次回はもう少し幸せなその後が見たい。
途中のエロとあと、ラストにめっちゃドキドキというか…なんというか…
うわああああですね(何
2人の関係の進展になんだか少しほっとしました
ただ、内容が濃くて頭が悪い自分には理解が大変(汗
でも何回も読みたくなる作品です