「この恋は事件だ」

恋と刑事

koi to keiji

恋と刑事
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×222
  • 萌11
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
17
得点
277
評価数
66
平均
4.2 / 5
神率
47%
著者
西田ヒガシ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

作画
西田ヒガシ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784832287563

あらすじ

不運続きのノンキャリ警部補・土田は職務質問した不良青年ハルキにビンタを食らう。その夜から土田はクール見えて情熱的なハルキが気になって仕方ない。どこかの誰かに恋するハルキとそのハルキを追う土田、可愛い大人ふたりの不器用な恋愛事件簿!
花音誌上で大人気だった軽快ノンキャリ部下×エリート上司刑事の社内ラブが遂にコミックス化!
(出版社より)

表題作恋と刑事

土田,ノンキャリの刑事
雪村ハルキ,32歳,本庁キャリアの警視

同時収録作品ツーガイ・ズ

西本,借金持ちの産業スパイ
木原慎吾,34歳,製薬会社社員でターゲット

その他の収録作品

  • おまけマンガ

レビュー投稿数17

ガラケー時代

ガラケー時代のお話です。
なので懐かしいノリというか雰囲気が良かったです。あとがきも前はこんな感じが多かったなぁとしみじみ笑
恋と刑事は私が読み間違えたのか、受攻変わった?それともリバなのかな?
まさか刑事に向かって伝家の宝刀『仕事と私どっちが大事なの!?』をぶつけるとは笑
お互いどこに惚れたのかいまいち分かりませんでしたが、面白かったです。

ツーガイ・ズは893の人が全然怖くないってか、コワモテなだけの普通のおっちゃんでした。ファンタジー893が苦手でしたが、このおっちゃんは別に良かったな。893メインの話じゃなかったからかな?

0

恋と刑事の両立?

冒頭の部分でいつも読むのが止まってましたが、やっと最後まで読めました。こんな話だったんだ!

土田がガサツでお調子者で仕事熱心で。
まさかあのハルキが雪村警視で!
冒頭の反応はそういうことだったんですね!

土田に片想いしてた雪村ことハルキ。
土田もハルキの健気さにほだされ…。

乙女なハルキにいじらしくて。土田ももうちょっとデリカシーとかあればなあ。

できる男ならではの勝負時。俺より事件を取るアイツだから愛しいんだって。でも試した罪は一生背負うってハルキよ、そこまで背負わなくてもいいのでは…。

1

おまえファンクラブ

◾︎土田(刑事)×雪村ハルキ(警視,32歳)
何度も言うけど、西田先生の作品はどこまでも男と男です。
あ〜職場でやる警官と警官、最高ですね。最近そんなニュース(男女でしたが)もリアルであったりして、あまり大っぴらにワイワイするのも気が引けますが、創作物はそれはそれとして楽しみたい。

土田も土田なんですが、雪村も存外子どもっぽいのが可愛くて。髪下ろした雪村の幼さよ。電話に出ないだの出ろだの出るだの言った後の土田の笑顔可愛い。でも、俺もお前も男なんですよね〜(何度も言う)
男が読みたくて読んでるから大満足必至。

双方の部屋がしっかり出てくるのですが、その差がものすごく彼らの立場の差を表しているようで沁みます。雪村の広い部屋に広いベッド、土田の散らかった部屋で身を寄せ合って寝る2人…

萌2〜神
表題がもっと読みたかった気持ちもあるけど…神で!

2

一枚上手なのはどちらか

◆恋と刑事(表題作)
 西田先生らしい、軽快さと男臭さが絶妙な加減で織り交ぜられた雰囲気の作品でした。刑事もので殺人事件も起きるし、刃傷沙汰もあるけれど、シリアス感はほとんど残らずすっきり軽やかに読み終えられます。ゲイのハルキが普段は照れ屋なので、情事中も初心っぽいんだろうなぁと予想していたら、意外にもベッドでは結構強気な態度だったのが良かったです。男同士だからこそ分かり合える領分がある。同じ職場で働くことの楽しさや醍醐味を存分に活かした2人の掛け合いが素敵でした。

◆ツーガイ・ズ
 個人的にはこちらの作品をより気に入ったので、もっと読んでいたかったですね。ノンケの攻めが、ゲイである受けのふとした表情などにうっかり絆されてしまう流れはベタではありますが、受けの木原が普通のおじさんとして描かれている分、泣き顔と普段とのギャップについついやられてしまいます。これはやはり西田先生のタッチが成せる技ですね。

1

これもまた大好物

ノンキャリ刑事×本庁キャリア警視ものです。大好きジャンルを西田さんの漫画で読めるとはなんという贅沢!しかも受けはクール美人の健気受けで大好きなタイプ。メガネだし。

元々ノンケ×ゲイでもあるので、受けの健気さが可愛い。好きな所は1週間張り込みで汚れてる攻めを受けがお風呂で洗ってあげる所。犬か!(笑)最初「お前動物臭いぞ」とか言ってたのに攻めがすぐ仕事に行ってしまうとその臭い匂いのシーツで寝て攻めの温もりを感じたり、攻めが疲れてる時はイカせてあげた後自分は寄り添って寝るだけでいいんだ、とか…献身的で乙女な性格の受け。

しかし!ここで終わらないのが西田作品の良いところ。カッコよく男前な受けの姿も最後にバッチリ描かれてます。皆さんおっしゃるように「ありがたく思え。俺が男で警察官だってことを。」という決めゼリフはBL名言集(?)みたいなものがあったとしたら絶対に入れたいセリフです。

2つ目の話は軽めの短編でしたが、攻めの泣き顔が印象的なちょっと変わったパターンで萌えました。おバカ攻めも可愛い。



2

ありがたく思え 僕が 男だってことを

「恋と刑事」、
雪村ハルキがかっこかわいかったです。
メガネのときとメガネじゃないときのギャップが萌えました。
彼らの正常位見たかったなあ。
西田東さん個人的に大好きなので、作者買いしてしまいました。
「―ありがたく思え 僕が 男だってことを」
この言葉に萌えました。

1

仕事に生きるカッコイイ男達

4話連載の表題作と、関連のない短編の2カップルの話が収録されています。

「恋と刑事」
ノンキャリ警部補×本庁キャリア警視。
重傷を負っても現場が好きなノンキャリと、そんな彼を見つめていたゲイであるキャリアとの恋模様です。
とにかく、バリバリ仕事人間の二人がカッコイイです!そのくせ、職場でエロいことするとか、もうたまらないです。
大怪我をした雪村(受け)に傍にいてくれと頼まれたのに、ごめんと詫びて容疑者を追いかけていった土田(攻め)。そんな土田のピンチに、怪我をものともせず颯爽と登場する雪村。カッコイイの一言でした。
あと、最後の電話とカップ麺を間違えるオチ、ダンボールで気休めの防音をしている様子に爆笑でした。

「ツーガイ・ズ」
ホストくずれ×真面目な会社員。
西本(攻め)は借金を帳消しにしてもらうために、木原(受け)に近づくのですが、彼に惹かれてしまって…という王道な展開です。
短い話なのですが、互いに惹かれていく雰囲気がセリフじゃなく伝わってくる良い作品でした。

ギャグタッチなのですが、セリフとかテンポとかが凄く良いです。ただ、笑いのツボは人それぞれなので、万人に合うかと問われれば微妙ですけれど。男前な社会人同士の恋模様を、楽しく読みたい方にお勧めです!

1

オトコしか言えない

 なんなんでしょうね、書店でちゃんとBLの棚に並んでいるから手に取ったのに、フタを開けてみて「これって別に男女でも成立するじゃん」と思ったときの、あのがっかり感。絵づらだけの問題で、特に受けがどう見ても女の子にしか見えないようなのは、それでもまだ耐えられるんですけどね。沙野風結子さんが以前「赫蜥蜴の閨」で主人公の極道者に言わせてました。「わざわざ男抱くからにはこのぐらい歯応えがないとつまらん」(ちなみにこの時彼が抱いていたのは沙野作品でも屈指の男前、攻めでも十分通用する受けです) ーそう、そうなんです。こちとらBLが読みたくて、時に恥を忍んで肌色率の高いコーナーにわざわざ足を踏み入れているのに、「なんちゃってBL」や「自称BL」「見かけ倒しBL」でお茶を濁されたくないんです!!

 その点で、西田作品にはまず期待を裏切られることはありません。絵からして、どう間違っても女には見えないがっしりした腕や肩、厚い胸に太い首を持つ野郎どもしか出てこないし、「設定上は繊細な美人なんだろうなぁ」と思われる受けでも、ことごとくちゃんと男の顔とカラダを持っている。そのふたりが画面狭しと絡み合うシーンはお世辞にも美的とはいえないかもしれないけれど、妙な生々しさをもって迫ってくる。まるで1週間張り込み続きで風呂にも入ってない土田(本作の攻め)の汗とか、靴下の臭いまで感じられそうなほど。(是非ともくさやの代わりに●ァブリーズと対決して頂きたい)

 そしてなにより本作では、「これぞBLでしか聞けない」一級品のセリフを聞くことができます。受けのハルキこと雪村は警察キャリアのエリートでゲイ。ひそかに片思いしていた土田(ノンキャリ警部補、ノーマル)と、紆余曲折の末ようやく恋人同士になれたけど、土田は骨の髄まで刑事。迷わず恋より仕事を取るため、これまでつきあった女たちに次々と振られてきた朴念仁。事件で重傷を負った雪村が「一緒にいてくれ」と縋ったにもかかわらず、やっぱり人質を連れた容疑者追跡の方を優先して行ってしまう。

 独り置いてきぼりの雪村は泣くのか、「もう別れる」と怒るのか・・・そのどちらでもありません。傷ついた身体で土田の度肝を抜く「●部警察」ばりのど派手なカーチェイスや狙撃の腕前まで披露してくれたのはご愛嬌。無事事件も片付き、合わせる顔がない風情で戻ってきた土田に「お前が今まで女に振られまくってきたわけがよくわかった」と雪村。「ああいう重要な時にこそ、うそでもいいから仕事よりもお前が大事だと言え」と。
 本当は、そんな器用なうそがつけない土田だからこそ好きになったのだし、もしもあの場面で土田が雪村を選んで仕事を放棄していたら誰よりがっかりしていた自覚もある。だから雪村は言うのです。「ありがたく思え。俺が男で、警察官だってことを」

 絶対に男女のカップルでは成立しない展開。これぞBLの醍醐味、みたいなものをいつも存分に味わわせてくれるから、「近頃BL臭が不足気味」だと自覚症状があったら、迷わず私は西田作品を読みます。

15

熱血刑事の理想の恋人

腐友さんのオススメで作家買い。数ある西田東さんの作品の中でこの作品を選んだのは、刑事ものだから。
好きなんです、刑事もの。

攻めはノンキャリの刑事(土田 表紙左)・受けは警察庁のキャリア官僚(雪村 表紙右)です。
警察組織のキャリア・ノンキャリ話というと、「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」が決めゼリフの、あの伝説のドラマがつい思い浮かんでしまうのですが、あのドラマと違って、会議室の住人であるキャリア官僚と、現場のノンキャリ警察官との間の屈折した感情や軋轢の描写はあまりありません。ていうか、この世界会議室ないかも(汗)

といって、ノンキャリ×キャリアという設定は生かされてないのか?というと、さにあらず。
「会議室VS現場」ならぬ「恋VS刑事(=仕事)」というせめぎあいの中で、キャリアの雪村がノンキャリの土田を支えていく構図。これ、ある意味キャリアとノンキャリの理想の関係性かもしれません(笑)
キャリアが支える側のほうが、現場主義で風通しも良くなりそうですし・・・やはり、キャリア受けでしょう。
現実社会でも推奨したいですね(笑)

しかしこの2人、とにかく可愛い(≧▽≦) 
なんでしょうね? チビキャラ化もないのに。
恋愛に関してはシャイで真っ直ぐに気持ちをぶつけられない雪村の気持ちを、わんこ土田が無邪気にじゃれついてほぐしていく、というのが定番の流れなんですが、わんこモード入った土田の可愛さに、すごく惹き込まれる!
土田にほだされてデレる瞬間の赤面雪村がまた、セクシーだし可愛いし。
2人とも好き。というか、2人セットで可愛さ倍増!的なカプだと思います。

一方で、仕事面ではお互いに我が強くて衝突も。
雪村のほうが命令する立場ですが、黙って言うことを聞く土田じゃない。男同士ならではのせめぎ合いも、ぬかりなく描写されています。
この2人、見た目も男っぽいし、体格差もなくて、いろんな意味で対等な雄同士のカップルなんですよね。
キャリアとかノンキャリアとかいう立場にこだわらず、対等な関係を築き上げていく2人が、見ていてすごく心地いい。
これでこそBL! 
リアリティーよりもギャグと熱血で突っ走っていくような、作品の勢いにやられました。

ところで、情報登録では土田×雪村になってるし、後半はたしかにそうなるんですが、1度目のセックスって、ためつすがめつ、何度眺めても攻め受けが特定できないんですが・・・
最中の「想定と違う」という土田のセリフも、思わせぶり。
もしかしたら、もしかしたらこの2人、リバ?? 
続編も出てないようですし、この謎は永遠に謎のままなんでしょうか。

勢いがあって楽しく読めたので、萌×2。
同時収録は「ツーガイ・ズ」。イケメン詐欺師が新薬の機密情報を狙って、製薬会社の研究員に近づくものの――という、こちらも笑えるコメディです。

8

ツボ作品!

分かりやすいトレンディドラマみたいな刑事ものでした。それもなぜかバブル期のドラマのような印象があるのは何でだろう。 だ が! そこが良い!!
これは褒め言葉です♪私は基本的に分かりやすい作品が好きなので。

メガメでオールバックの雪村(受け)が髪を下ろしてチャラい服装で潜入という、もうそのギャップの時点で萌えます(*´∀`*)しかも雪村の照れ顔がまたキュンっときますね♪
また、攻めキャラの土田のさっぱりした性格も好きでした~!感情を素直に出せる人間も魅力的ですね。

~以下ネタバレ注意です。
雪村が倒れて、救急車で運ばれようとしているとき、雪村がわざと「ついて来てくれ」と言うシーン。
土田は容疑者を追うように命令が入り、現場に向かわなければならないんですが、
雪村はわざと「一緒にいて欲しい」と言います。
そこで土田は雪村と一緒に救急車に乗るのかと思いきや、やはり、というか救急車には乗らずに、仕事を優先するんですよね。
そりゃ警察官が公私混同したらおかしいし、仕事を優先するのは当たり前でしょうけれど、なんとも切ないシーンでありました。

その後、土田が雪村に対して悪かったと思っている時、
雪村がこう言うんですね。
「ありがたく思え―俺が警察官で男だってことを」というセリフ。
同じ警察官としてそして男として、土田が取った選択は理解できるからこそのセリフなんですよね。自分が死にそうになっていてもそれを見捨てて仕事を優先しても、その選択の意味が分かるからこその。

まさしくこのカップルがカップルとして成立する真理はそこだと思えるセリフでした。
うーん、奥が深い!!!!!

5

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