ULTRAS

ultras

ULTRAS
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
9
得点
54
評価数
17
平均
3.3 / 5
神率
11.8%
著者
えすとえむ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784904101605

あらすじ

サッカー欧州選手権で自国の優勝が決まったその夜。国中が歓喜に溢れる中、レオンも飲み、騒ぎ、そして「絶対にしてはいけない相手」と一夜を共にしてしまう。アルと名乗ったその男は、宿敵チーム「リベルタ」のULTRASだったのだー!ハマっちゃダメだとわかっているのに、惹かれ合う心はとめられず・・・
ULTRAS版ロミジュリ愛に加え、詐欺師・映画監督・覗き屋など魅惑のカヤラクターで送るえすとえむ最新刊。
(出版社より)

表題作ULTRAS

リベルタマドリードのフーリガン アル
FCマドリードのフーリガン レオン

同時収録作品セイ ハロー トゥ Mr.スミス

同時収録作品The Onlooker

物書き
物書きを覗いている男

同時収録作品Who Killed Oscar?

トム・映画監督でかつての恋人&パートナー
ジム・俳優

同時収録作品Localy Visitante

その他の収録作品

  • Tiempos Extra 1(描き下ろし)
  • Tiempos Extra 2(描き下ろし)
  • カバー下表紙1【表】~カバー下表紙4【裏】:表題作と他収録作とのリンク漫画

レビュー投稿数9

背負っているもの

愛しあっているから総てお揃いにしなくてはいけない、
と言う不文律を見事に覆した上で受攻それぞれの内面を
深く掘り下げた表題作。
お互いの背負っているものが背負っているものだけに
その辺りに関心が薄い方には判り難い部分もあるかも
知れません。
只そこで思考停止をせずにさらっとした一言で押さえるべき
所を押さえてあるのはただお見事と言う他はないですね。

他の収録作も本当に曲者揃いです。
日常の些事のさりげない一コマに背筋を逆撫でされる様な
色気を感じてしまう、そう言う曲者さ。
そして表題作をただ愛の物語として終わらせるのではなく
男達のややこしい日常として続けさせている剛腕さ。
……とりあえず読後の濃い珈琲を用意するとしましょうか。

1

サッカーのある国

えすとえむ先生らしい軽妙な作品が5つ収録されています。5つも収録されているのにどれもテンポ良くまとまっていて、過不足がない。終わり方がスッキリしない作品もないので気分よく読めて◎

◾️ 表題
2チームないと試合はできないからね!
巻末収録のtiempos extra2が好きです。おじいちゃんラブ。

◾️セイハロートゥMr.スミス
◾️the onlooker
◾️who killed oscar?
う〜んお洒落!who〜はまさに映画の話ですけど、ストーリーもカメラワークも映画っぽくてお洒落!えすとえむ先生の絵柄と絶妙にマッチしてます。

◾️local y vistante
表題に続きサッカー作品をもう一つ。
カバー下で友達の正体が。
booklive カバー下あり

0

いろいろ楽しめる短編集

表題作、これもひとつの運命の恋?ですね。
全然レベルは違うけど、うちは3代続く阪神ファンでして。私はまだ軽めな方ですが、子どもながらに読売ファンとは結婚できないなと思ったものです(何の話やw)

おじいちゃんがいい味を出していました。
描き下ろしのオチも。


□The Onlooker
短編ならではのお話。
絵も内容もキレキレでかっこいいです。


□Local y Visitante
先生の作品を出版順に読んできましたが、いちばんわかりやすく萌えがしっかりあったお話でした。
無敵艦隊アンヘルがかわいい。

カバー下で、表題作のアルにつながっていたのもよかったです。


他の作品もそれぞれおもしろかったです。
詐欺師や映画関連もあり。
いろんな短編を描かれるので楽しいですね。


完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆☆☆
面白い ☆☆☆☆
内容が好き ☆☆☆☆
絵が好き ☆☆☆☆☆
キャラが好き ☆☆☆
萌える ☆☆☆

0

スペイン熱いよ!

表題作は、スペインのサッカーファン(というかフーリガン?)のお話です。
欧州選手権で自国・スペインが優勝し、その興奮のまま寝てしまったものの実は別々の国内チームのファンだった!というある意味ロミオとジュリエットな二人。どのサッカーチームを応援しているかが、人間関係まで左右する「障害」になり得るなんて、スペインらしいな~と笑ってしまいました。そこに目をつけたところもナイスです!

私は一番最後の、「Localy Visitante」が一番好きでした。
「オカマ」「キモい」と言われてフラれ続けたスペインを離れ、日本にやってきてからはモテまくりのアンヘルは、居酒屋のバイト仲間であるタカに片想い中。おうちにお呼ばれしてうまくいきそう?!と期待したのに、「お前は範疇外だから」と言われてしまいます。
そのあと、前にフッた女の子の家で「失恋には甘いモノ・・・」と、正座して勝手におかしパーティーをはじめるアンヘルがかわいい!!どうすんだよってくらいかわいい!!そういうかわいいところがでも「キモい」と言われてしまうゆえんなんだろうなあ、とおもいますww
翌日、どんな顔をしていいのかわからないアンヘルを、タカはもう一度、今度は飲み屋でのサッカー観戦に誘ってくれます。その後ももう、とにかく、かわいいんだ!!えすとえむさんのこんなにシュッとした絵でこんなにかわいくていいのか?!というお話でした。

4

スペイン・サッカー・フーリガン・禁断の恋?

他所から見れば些細なことでも、当人達にとっては大問題。
根本的に違う二人は、どうやってその仲を成就させていくのか?
フーリガンなどという熱狂的サッカーファンを主人公にして、おかしくも、切なくも、進んでいく彼らの恋に、最後に愛は勝つと歌ってあげたい!?

"初めてケツだけでイけた"・・・相性いいかも・・・なんて思ったのもつかの間、相手はライバルチームの熱狂的ファンだったことにビックリして逃げ出すレオン。
そのアルは、そんなこと知らないので、レオンを追いまわす。
レオンの家はじいちゃんをはじめとした熱狂的なFCマドリードのファンで、レオンも時としてフーリガンに変身するのです。
街は、この二つあるサッカーチームの支持で二分されているので、アルとレオンの恋があるとしたら、これは"ロミオとジュリエット”状態?
悩むレオンですが、アルは前向きにその人の全てを受け入れたいと願っています。
最後の「敵であれ味方であれ、俺達は出会う前からずっと、お互いの人生の一部なんだから」と認め合う二人の姿が、何だか個人の恋愛を通り越して人類愛だよな、と思ってしまいました。
こういう、フーリガンという特殊設定をもってくるセンスが、お洒落ですよね♪

一つ印象的だったお話が覗きの話。
毎日ある男性のアパートの向かいのアパートの部屋の窓に貼りつき、その生活を覗いている男。
画面が後ろへ引くと、下半身裸!!
その監視している男の物を食べる姿に欲情して妄想オナしてたんです。
覗かれていた男が本を出すのですが、その内容は覗いていた男の事が書かれていて・・・実は覗かれていた男も覗いていた男を覗いていたという・・・摩訶不思議なエロティックなストーリー。
画面の使い方がうまかった。

他にも映画監督と俳優とか、留学生と日本人とか、決して派手ではない日常なのに、粋な雰囲気を醸し出しています。
えすとえむさんも人物の表情が豊かで上手いな~といつも感心させられます。

3

外人ばっかり、ヒゲ、胸毛、すねげに萌え~~

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!
素晴らしいな、こんなサッカーに(というかウルトラスに)焦点があてられるBLがあるとはw
リーガ・エスパニョーラに作者自ら取材に言ったそうで。いいなぁ
むこうではサッカーは生活の一部ですからね
それこそ応援するチームが違えば生活も人生も違うわけです
阪神ファンと巨人ファンなんて可愛いもんよ
それくらい、ヨーロッパの方々にとっては大きいもんなんです、サッカーは。

そんなわけで、表題作『ULTRAS』は、違うチームの熱狂的サポーターである二人の恋。
アルは学校の教師、レオンは祖父の古書店で働く。
スペインが欧州選手権で優勝した夜、二人は酔った勢いで寝てしまう。
そしてレオンは目覚めたときに、二人が別のチームのサポーター(ULTRAS)であることに気付きます。
同じ地元に存在する、ライバルチーム。
それは絶対恋に落ちてはいけない相手でした。
レオンはアルに関わらないようにしますが、アルはそんなことは知らず、どんどんレオンに近づいてきます。
そしてついにアルもそのことに気付いて…
二人が違うウルトラスであることがわかっても、それでも歩み寄ろうとするアル。
好きなものが違ったって、その人を嫌いにはなれない。
アルの熱い思いに、レオンも徐々にアルと向かい合っていきます。
サッカーも彼らの人生の一部だし、彼らもお互いに自分たちの人生の一部に組み込まれているんですよ。
臆病なレオンに対して、真摯に向き合っていくアルがめっちゃかっこよかった!

サッカー話はもう1本。『Localy Visitante』
モテない地元を離れ、スペインからはるばる日本にやってきたアンヘル。
日本で彼はモテモテ、ついたあだ名は“無敵艦隊”ww
そんな彼が片想いするのは同じ職場のサッカーファン・タカだった。
実はタカもゲイだったが、彼には「お前は範疇外だ」と告げられて…?!
ええーっタカってあんな顔してツンデレなの?!wwww
酷いこと言っておきながら、勝手に嫉妬して告白してくるタカが可愛かった。
いかつい顔して真っ赤だしwwかわゆす

サッカー以外で萌えたのはコレ。『Who Killed Oscar? 』
俳優のジムと映画監督のトム。以前の仕事上のパートナーであり、元恋人。
久々の再会は苦いものであったが…
最後セックスしながら新作のアイデアが浮かんで、トムのおなかにアイデアをペンで書き込むトム。
・・・ 萌 え た !!
エロいっすエロいっす~!うまい!うまいなぁ、SとMさん!!ムハーーーっ

派手な場面は全く、淡々と綴られる話ばかりですが、沸々と萌えが湧いてきます。
クールな顔して中身は熱いのね!っていうカンジな作品ばかりです。

2

二の腕萌~~

サッカーには興味なくても、サポーター同士のロミジュリ話なら面白い。
同時期に発売になった「作品~」のような、圧倒的な美形西洋人は出てこないけど、登場キャラ達の、顔立ちや、二の腕、胸板が、やっぱり、とっても「西洋人」
どんなコマの、どんなポーズも、もれなくデッサンしっかりな、「西洋人」
どのコマの、どんな絵でも、それは揺るがない。
西洋人だなって思うポイントは、
お顔だと、鼻と目、特に目頭と眼窩のへこみ具合
身体だと、肩から胸にかけての厚みと、見事な二の腕

この本、東京漫画社さんなので、カバーめくった本体の表紙にもお楽しみが、
日本の話とスペインの話が、こんな所で繋がっていたのねって。

2

ウルトラス

ULTRASって何でしょう?調べたらサッカーの熱狂的なサポーターグループらしいです。
(バカな私はウルトラ○ンくらいしか知らないもんで)

敵チームのサポーターってことで、やっぱり敵対するもんなんですかね。
意気投合→初めてケツでイケちゃうくらい体の相性が良い→相手が敵チームのサポーター→なかったことにしたい。

確かに、ULTRAS版ロミジュリですね。禁断の愛?結ばれちゃいけない愛なんですね。

敵チームのサポーターだってことをレオンが先に知り、アルがあとから知るんですが、それを知って部屋中のポスターを剥がすんです。
愛は国境を越える的なあれですかね。
ユニフォーム姿のままイチャイチャするのがエロい。

「作品ナンバー20」と同時発売だけど、こっちの方がエロが多い。

1

短編集

表題作は初めてケツイキできたくらい体の相性が抜群で、お互い惹かれ合うもお互い敵対同士と知り……というフーリガン同士のロミジュリ愛です。
仲間の兄の婚約者が敵対チームのフーリガンだと知り婚約破棄騒動になったり、小学生同士でもそれが原因で虐めたりみたいな描写が出てきて、フーリガンの熱狂具合が怖いというよりもたががサッカーでアホくさと思ってしまう自分がいますが……。
でも、彼らにとっては「たかが」ではないんですよね。

応援しているチームが違う事が原因で諍いを起こす生徒達に攻めが「大切な人が自分とは違うものを好きだからといって嫌いになるか。」と問うんだけど、だよねーと思いますし、筋金入りのサポーターであるおじいちゃんが「人生にはサッカーよりも大切なことがある」というのにも、だよねーと思いました。

【セイ ハロー トゥ Mr.スミス】
スリと詐欺師の絶妙な駆け引き

【The Onlooker】
覗き見していたけれどどっちが覗き見されていたのか?というお話。

【Who Killed Oscar?】
俳優のジムと監督のトム。
かつて二人は恋人でパートナーで、共同脚本でアカデミー賞を獲った。
けれども仕事のやり方が原因で別れて以降、かつての情熱もなくただ仕事をやり過ごしているだけの二人が再会して……。
再会エッチをしようとした時に、突然インスピレーションが湧いてそれをペンで書き留めるために使ったのはジムの身体。
男達の再会と再生ドラマって感じです。

【Localy Visitante】
母国スペインでは、キモイ オカマと言われ続けたアンヘロだけど、日本にきたら何故かモテまくりでついたあだなは「無敵艦隊」
だけど意中の彼とはさっぱりで……。

スペイン人だけど、サッカーは嫌い(サッカー好きのやつにカマ野郎と虐められたから→このいじめっ子は表題作の攻めと繋がってる)で、でも好きな人と見るサッカーは楽しいと思ってるアンヘロがかわいい。

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