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ikusen no yoru
木下けい子先生のシリーズ、再読です。
2009年の作品とあって、描かれている携帯がガラケーだったりはしますが、先生の作品に流れる「切なさ」はずっと変わらないなあ…とあらためて思いながら読みました。
この1巻は最初から最後までずっと切なかった、、
歳の差のある幼馴染×別れ×再会もの。
受けのことを思って無精してしまった攻めが受けを避け始め…というお話です。
別れ際に電話番号をもらったものの、ずっと電話はかけられなくて、どうにもならなくなった時に宙(そら、受)が公衆電話から電話をかけるシーン。
久しぶりの再会に感じる、ドキドキと緊張感。そして彼女がいることを知り心を痛めるシーンが胸に刺さり、最高に切なかった。。
両片想いではあるものの、うまく噛み合わない2人がもどかしくて( ; ; )
一度最終巻まで読んではいるんですが、うろ覚えのところもあるので、この切なさを引きずったまま2、3巻も読んでこようと思います。
軽快なラブコメが多い木下先生ですが、こういうしっとり読ませるタイプの物語もラブコメに引けを取りませんね。家が隣同士のてっちゃんと宙。2階の窓から行き来するほどの仲は創作ではまあまあよく見るけれど、宙の家庭は複雑で。虐待まではいってないし、しっかり働いている父親だけど、宙を理解する姿勢は微塵もなく、自分の考えを一方的に押し付けて子供の言葉は意に介さないタイプの親。今風に言うと、毒親という感じでしょうか。子供の面倒はまともに見ている分、余計にたちが悪いですよね。
宙は父親にまったく抵抗できないわけではなく、言う時は言います。父を含む周りからは、危なっかしくて放っておけないと評されるけれど、彼の友人が言うように、本人をよく理解しようとさえすれば、勉強はできなくても自分の考えをちゃんと持った案外しっかりした子だと分かる。頭の弱そうな子、ふわっとした子に見えるのは、その人が宙をそう見たいと思っているだけなのかもしれません。てっちゃんは言葉にはしませんが、きっと宙のそういう一面を誰よりも理解し、同情ではなく本心から彼に寄り添いたいと思ってくれているんでしょうね。公衆電話からのSOSに一つ返事で駆けつけてくれるほどに。すれ違っていてもそれぞれのシーンが素敵で、ぐっと引き込まれました。続きが楽しみです。
さらさらっと読めますがなんともやりきれないというか。
もっと何か違ったら、タイミング?家庭環境?もっとちゃんとうまくいく方法があったはず。
二人が切ない!切なくて仕方ない。
タイトルからして切なそうですよね。
てっちゃんが宙をそういう想いで見てしまうので距離を取ります。大学に入るのに下宿して彼女もいて部屋にも合鍵渡してるみたいで。
宙がまだ子供で追い付けないうちにてっちゃんが逃げ出しちゃって。
もう少し待っていてくれたら。でも宙の父がいる限り無理かな。
あー切ない。噛み合わない。悔しい。
空の描写が印象的で第一夜の表紙が特に良かったです。
木下けい子さんの作品を今まで読んだことがなかったので初木下けい子さん作品になりました。以前から気になっていたので手に取りました。小説の挿絵ではお目にかかったことがあったので違和感なくサラサラと読みすすめました。淡白な感じがする絵からは想像できないなかなか掘り下げたお話だなぁと思いました。幼馴染の2人がそれぞれが抱く感情や悩みや家庭環境に振り回されながらも自分たちの想いを育てていく感じが可愛らしかったです。でもかなり現実的問題がどんどんと二人を引き離していくところが可哀想でした。続きに期待です。
何となく読まないままでいたのですが、いきなりシリアスな木下さんが読みたくなって三巻まとめて購入しました。迷わず全巻購入した自分、GJ!
これは気になるので一気に読みたい話です。リアルタイムで追ってた方は、待ち遠しかったでしょうねえ。
幼馴染の二人が両想いなのに、すれ違うとてつもなくもどかしい話です。
友達以上に相手を好きになってしまったら、好きなのに一緒にいても辛いから離れていくてっちゃんが切ないです。
ここまでだと凪良さんの「恋愛前夜」も似た感じかもしれません。
あの小説がお好きな方には、お勧め出来るかも。
私はあの話も、この話も大好きです。
しかし、宙は勉強できない意味でアホの子なんですね(笑)
多分、宙の親友君はかなりそっちの意味で宙の事好きだったんじゃないかなあ。自覚しないようにしてたけど。
これが親友君視点の話だったら、切ないなんてもんじゃないですね。
幼馴染同士の心が結ばれるまでの、幾千もの夜が描かれた第1巻です。
母親には捨てられ、厳しいだけの父親と一緒に暮らす宙。時には、厳しさから殴られることもあって。
そんな宙が弟のように可愛くて、いつも一緒にいた幼馴染で年上のてっちゃん。父親から殴られて家を飛び出すと、決まっててっちゃんが助けていたけど、その想いがいつしか弟以上になってしまって…。
このままでは宙を傷つけると、離れることを決めたてっちゃんが切ないです。そのくせ、離れても忘れられないくせに。
もちろん、ずっと一緒にいると思っていた宙の心も傷付けます。勇気を出して抱かれてもいいとてっちゃんに歩み寄っても、てっちゃんの想いと宙の想いは微妙に違っていて…。
てっちゃんの気持ちも宙の気持ちも、痛いほど伝わってきて、重ならない想いにキュンキュンします。その後の宙のSOSに、彼女よりも優先したてっちゃんの、変わらない熱い想いが胸に痛かったです。
読んでいると、続きがとても気になるので、3巻全部揃えて読むことをおススメします。
まだ第一夜しか読んでないんですが、もーーーー!素敵です!!
私の好みどストライクでしたねーーーww
話自体はぜんぜん珍しくないし、よくあるーーってかんじなんですけど、なんかね、来るものがあるんですよ。
お互いがお互いこと大好きなのに、大好きだから別れる…
別れて、精神的に追い詰められる宙もよいです←
彼女より宙を優先する哲弥もよいです←
ほかにもいろいろ書きたいんですけど、とりあえず第二夜と最終夜をゲットしようと思います!!
幼なじみの中学生~高校生~大学生~社会人モノ。
これだけでもかなりグッと来ますね。
ストーリーは割とあっさり目。
明治カナ子さんの三村家の息子シリーズをあっさりさせたような。
もっとなにか似た感じの作品があった気がしたけど思い出せない・・・。
誰もが世話を焼きたくなっちゃうような年下のド天然っ子が
世話になりっぱなしでは一緒に居られないと頑張り、時にちょっと無理もしながら
自立して対等であろうとするのが健気ですごくよかったです。
かわいくて守ってあげたい系だけど、
嫌なことにはちゃんとNOが言えて、気持ちに素直に行動ができるんですよね。
年上のなんでもできるしっかり者は、それ故に自分の気持ちを押し殺しすぎて
ヘタレて動けなかったり、逆に相手のためを思って自己犠牲しすぎたりする。
年下視点でストーリーが進むので、爽快感がありました。
かわいいカップルでした。
ずっと気になっていた作品。第一夜〜最終章の全三巻。
一気に読んだんですけど、何度も泣きました。
本当に木下先生は心情を扱うお話が旨すぎます。
すれ違いばかりで、もどかしくて、傷つきあってばかりで、なんて不器用な恋なんだろう…第一夜は幼い純愛が胸にグッときます。
その中で、時折見せる甘いシーンが余計せつない気持にさせられて泣けました!
内容は、隣のうちに住む幼馴染みの年上の高校生〜大学生•哲弥×厳しい父に育てられた幼馴染み中学生〜高校生•宙のお話。
宙が健気で可愛いんです。
父親に甘えられない分、優しい哲弥に甘えて育ってきた宙。
哲弥もそんな宙の気持を理解しているから、いつも優しく見守ってきたんです。
でも、成長するにつれ穏やかだった幸せな時間が狂っていきます。
宙が哲弥を…哲弥も宙を意識し始めるんです。
宙は俺が守る…守りたいと誓った日、哲弥は宙を犯す夢をみてしまいます。
守りたいのに、欲望をどんどん抑えられないなくなる哲弥は思い悩み距離をおくように…
宙も悩みます。哲弥に対する気持が恋なのかどうかと、まだ幼い宙には分からない…
想いを断ち切ろうと、家から離れた大学に行くことを決めた哲弥。どうしてなのか…考えても考えても哲弥の気持が分からなくて不安になります。
そして、哲弥の精一杯の行動‼
手を伸ばしたら良かったのか、でもどう伸ばしたら良かったのか、助けてっていいたいのに言えない…好きだって言いたいのに言えない…そして哲弥は携帯番号だけ残し宙前から居なくなります。逃げてしまった感じなんですけどね。
この2人のグルグル感が凄くせつなくて、泣けます。
そして、色々あってどうしようもなくなった宙は、公衆電話から哲弥に電話を…久しぶりの「てっちゃん・・会いたいよ」と宙に泣きながら訴えられ、哲弥もほっとけないです…。そして、再会して2人で一緒に暮し始めようという所で終わります。
傷つけたいわけじゃないのに、傷つきたいわけじゃないのに、人を好きになるとどうしようもないくらい抑えられない気持がもどかし過ぎる恋。
夜空にうかべられた幾千の星、そして宙…壮大な2人の恋から目が離せません。
焦れったいせつない恋物語…本当にオススメです。
木下先生のお好きなものが詰まっているなー!と感じた作品です。
そして最終夜の巻でまさかの「自分が男だったら良かったのに」と斜め方向に飛んだ感想が出る展開に自分で自分にワロタ作品でした。
幼馴染で距離ができたり再開したり。じれったく、そして切ない哲弥と宙の物語です。
哲弥はある時から宙のことを性的な意味も含めて好きなんだと自覚し、そこから宙との距離をとるようになります。そして哲弥は大学進学を期に遠くに行くことになります。
宙は哲弥の「好き」と自分の「好き」の違いが分かっておらず、哲弥と離れることが辛いから「哲弥になら何をされてもいい」と言いますが、それじゃ意味がないとやんわりと哲弥は諭します。
今までは「てっちゃん、てっちゃん」と言っていた宙も、友達に「いつまでもてっちゃんと一緒に居れるわけない」と言われてから、自分の将来や、てっちゃんとのことを考え始めます。でも彼にはどうしたらいいのかこの時点ではよく分かっていません。
離れ離れになり、哲弥にも彼女が出来て。
そんな哲弥に家庭での事や色々あって会いたいと電話する宙。
哲弥が迎えに来るのですが、哲弥のアパートに行くと、哲弥の彼女が待っています。
これがまた…見た目が宙の女バージョンで(笑)宙にそっくりな女の子でした。
哲弥のチョイスは結局そこかw
女でも宙、宙宙宙。やっぱり好きなんでしょう!!と突っ込まずにはいられなかった。
全然吹っ切れてない感じがありありと伝わってくる女々しい男、哲弥でした。
宙がアホなんですが、アホの子ってか本当に勉強できないアホな子なのね。
でもいいのよ。子供はまずは健康第一。人様に迷惑かけないで自分の道を自分なりに頑張って探しているんだからいいの!あんな親の元に生まれても暴力・非行するわけでもなく。オヤジはそこ、ありがたいと思いな!って感じですね。でも宙がマトモってことは父親も心底悪い人間ではないんだろうな。
木下先生の作品で一番初めに手に取ったお話でした。これをきっかけに他の作品も読みたいと思えるきっかけになりました。個人的に完結してから読んで、良かった~と思いました。すごく切ないので、途中でおあずけくらうと落ち込みそうです(笑)
表紙も素敵なのですが一番好きなのは、3冊とも裏表紙です。やさしい背景に溶け込む二人が実際にそこで生活しているようで、空気が伝わってきてうっとりします。1巻はカラー口絵が一番萌えたかも・・・この1枚で二人の関係性をすべて表しているように思えます。小さい頃の二人は超可愛いです(^////^)もっと見たいです。
--(以下ネタバレを含んだ感想)--
宙の家庭環境が辛かったです。宙のお父さんって有り得ないと思うんですけど、仕事も大変だし、宙が小さい頃だと家事も気にかけないといけなし、1人で子どもを育てることへの不安から厳しく当たりすぎてるんだろうな・・・と思うとお父さん・・・と複雑な気持ちになりました・゚・(ノД`;)・゚・
宙は純粋で素直です。小さな子犬みたい。てっちゃんを慕っていて可愛い~ 割としっかりしてるみたいだけど、奥手で隙が多いだけなのかな・・・こういうふわっとしたタイプの子、好きです。りょーちん(親友)が優しくて格好良い~この二人のやり取りが素敵です。
そして哲弥さん。 小さい頃からずっと見てきた幼馴染で、懐いてくる可愛い存在で、ほっとけない。でも自分は非力で宙の父親から宙を守ってあげれない。泣いてるところを見たくない、助けてあげたかったのに、気づけば違う目で見ていることに気づいて。。。カラー口絵からのてっちゃんからも想像出来るんですけど、正義感が強い気がするんです。それなのに、こんなことを夢に見るようになって・・・
となれば、それは自分で戸惑うし不安だし恐いのも分かるし、まだ子どもだと思っている宙を汚したくなくて離れようと上京して・・・切ないね・・・でも、ふっきれる為か彼女作りやがります。前半は、てっちゃん格好良いー!とか後半も髪の毛が伸びた姿に一瞬ときめきましたが・・・数時間、説教をしたくなります(笑)
でも一人で耐える気持ちとか・・・ときめきます。てっちゃん、頑張れ。
揺れる気持ちの表現の仕方や、背景や独特の空気感・・・すごく素敵でした。白黒なんですけど、一瞬、色が見える気がして、ドキっとします。
テーマとしては、よくある幼馴染モノです。
しかしこの作品は、今まで読んだどの幼馴染モノよりもよかったです。
木下先生の作品は、どこか「有りそう」と思わせるリアリティーがありますね。
宙に恋愛感情を抱く哲弥と無邪気に哲弥を慕う宙。
見事にすれ違っていますね・・・。
2人の関係の進展には、宙の精神的な成長が不可欠だと思います。
そうなったときに、2人の気持ちが同じ方向を向いていればいいのですが。
切なかったです・・・。
まだラブストーリーとしては始まってもいないので、これから2人の関係がどう発展していくのか楽しみです。
宙は、お隣のお兄さん、哲弥と仲良し。しかし、宙の家庭は、父があまり家庭を顧みず、離婚などの複雑な環境下のためか、いつも父は宙に冷たく当たってしまいます。
哲弥は宙のことを守ってあげたいと持っているのに、夢の中では宙の体を求めるあまり、いつも泣かせてばかり。いつか「ひどいこと」をしないように、いったんは宙から離れようとするのですが、この二人の時間はまた動き出します。
必死に心の中に重りをして、もう思い出さないように閉じ込めたつもりなのに、繰り返し夢で見てしまう。決して成就することのない恋愛だと分かっているのに、あきらめられない。なぜこんなにも繰り返し思ってしまうのか。第一夜は一度離れた二人が再開するところまでを収録しています。
なんかもぉ泣けてきた(*ノД`*)・゚・。
コレだから思春期ってのは困るんだっ
2人は家が隣同士の幼馴染。
宙の家のオヤジさんはそれはもぉ厳しい人で。すぐ怒鳴るし殴るし。
母親も少し前に出て行ったっきり。誰にも甘やかしてもらえない宙を、お隣の哲弥は甘やかし、優しくしていた。そうしたいと思ったから。
ところが、ある日をきっかけにそれは崩れてしまう。
哲弥が、繰り返し同じ夢を見るようになったから。
それは、宙を無理やり犯し抱く夢。
以来、そういう対象でしか見られなくなってしまう。
純粋に、素直に懐いてくる宙と目があわせられない。
宙は宙で、自分が何かしてしまったがために避けられている。
そう思ってしまう。そして大学生になった哲弥は逃げるように家をでて・・・という・・・・ね。
これまで読んできた話が、わりと短編だったのもありますが、なかなかに落ちやすい陥落しやすいキャラクターが多かったですが
今回はじらしますねぇ。
しかもなんだよ。彼女とか作ってんのかよっ
ま、当たり前か。
ただ、これを受に見立てて女を抱いてるとおもうと
ちょっと萌えます(*`∀´*)はぁはぁ
宙も大学受験を控える年頃になり(まぁ大学には行かないとかいってますが)、ようやく種類の違う「好き」があることに気づき始めます。
そして同じ夢を見るようになると。
さてさて、次回がこれまた楽しみな1冊。
苦しいんだけどこの手の切なくクァーーーーっ!って漫画好き。
表情、見せ方がウマイ
どうせだから簡単にくっついてくれないくらいがちょうどいいんだけど
たぶんこのあとは急展開がきそうな予感がします。
はっ!陰毛を見せるシーン。
あれはダメですねw正気ではいられない(喜
ちょっとこれ!!
なんで哲弥は宙から離れるのよ(>_<)
もう意気地なしっって言えばいいのかな?
好きなくせに意味不明(;一_一)
哲弥は大学生になってで独り暮らし、彼女までつくって
ほんと意味わかんない!!ヘタレ!!なんか宙がかわいそう。
宙はめちゃくちゃ哲弥に懐いてたのにいきなりいなくなって
宙は哲弥のこと恋愛対象としてはみてなかったとは思うけど
もっと大人になればわかんないかもしれないのに(笑)
もし宙が彼氏つくったとしてもいいわけ?
まったく(;一_一)
怒ってるふうに書いてますけどすごくおもしろいです。
すごく感情移入してしまってます!
やっぱ木下けい子せんせいの作品はおもしろい!!
次が気になる!
萌えとか切なくなるよりほんのり鬱になりました。
哲弥は隣りに住む年下の少年、宙が危なっかしくて放っておけない。それが友情ではなく、性欲を伴うものだとある夜気付いてしまう。それから彼は宙を避けるようになるが――。
といった筋でしょうか。ここだけだと定番の幼馴染みものという感じですが、攻め(多分)の哲弥が逃げ出すように上京して彼女作って、というのはそうよくあるパターンでもない…のかな?
哲弥が想いを抑えてた部分は確かに切ないんですけど、宙が子供過ぎるせいかあまり萌えられないんですよね…父親との確執もただただ痛々しく、体つきが幼いという描写も合わせて若干ショタっぽいというか…。大塚に対する反応も鈍すぎるし、はっきりした描写は無いけど少し知能障害があったりするのかなこの子は?とハラハラして萌えるどころではなく。某S原先生のある小説(BLです)を思い出したりもしました。
“床が抜ける”表現や、公園の満天の星空といった演出や、すっきりして読みやすい画面構成は良いなと思いました。それから表紙デザインや帯(特に裏面)がいいです。
ただストーリーがひたすらシリアスなこともあってか読んでいて温度が上がらず、同時に萌え度も上がりませんでした。困った…何で理解できないんだ自分…と思いながら何度も読み返したのですが、やはりこの評価です。
完結していないというのがマイナス点なのかなそれとも。とてもじゃないけど2年も待てません。
何と言えばいいんでしょう。切ないのかもどかしいのか、上手い言葉が見つかりません。
手を伸ばしたいのに、自分の感情に名前が付けられないから、どう伸ばしていいのかわからない。
助けてって言えばいいのか、好きだって言えばいいのか。
そして、先に気が付いた方は逃げ出しちゃって。
勉強は苦手ですが、優しくて人のことを思いやれて、真っ直ぐな宙。お隣さんのお兄ちゃん・哲弥の部屋にこっそりと遊びに行くのが楽しくてなりません。
が、厳しい父には、哲弥のところへ遊びに行くのを止められています。ばれて叱られていると、哲弥が庇いに駆けつけますが、宙の父はそれすらも気に入らない。仕事人間で、子どものことは二の次。一番に庇ってくれるはずの母は、家庭を顧みない父に愛想を尽かし、もう出て行っており、父子家庭なんです。
ぐれちゃっても良さそうなのに、哲弥を心の拠り所にして何とか踏ん張っているって感じで、何かあればポキッと折れそうな宙の心。
哲弥はそのことがわかっているから、甘やかさない父の代わりに宙を甘やかそうとしているんですよねぇ。
でも、まだ高校生だから何の力にもなれないんです。
ここですよ、まだ高校生だからどうにも出来ないんですよね。
守ってやりたいと思っても、父がいるからそれもままならないし、かといって本当に出来ることはなくて。
想いだけが募っていく辛さ、切なさ、もどかしさ。
若者ゆえの悩みが、目一杯詰まっていました。
え~~~、こんなところで終わりですかっ! というところで終わってます。
早く続きが読みたいです。
木下けい子さんの切ない系には100%泣かされてますが、今回も例外ではありませんでした(ノд<。)
線の細い絵柄とストーリーがハマるんですよね。。。
宙君は罪な子だなぁと、泣きながら呟きました(笑)
てっちゃんと宙、どちらにも感情移入出来て、だからこそお互いの気持ちを私がそれぞれに伝えてあげたくてしょうがなかった…
て、そんな第三者出てきたら私が一番キレるの確実ですが。
でもてっちゃんはちょっとずるいと思ってしまった。「守る」て誓ったなら、自分の気持ちを抑えて側にいることを選んで欲しかった。
「守られる存在じゃない」て思ったのかもしんないけど、自分が辛いからって逃げないでほしいな…
傷つけたくないのに
傷つきたくないのに
誰かに恋してしまう━━━
━━━宙を守りたいと誓った夜
宙を犯す夢を見た
読後にこの帯読み返したら
なんだかもう 涙腺やばかった(*ノД`*)・゚。
家が隣同士の幼馴染の 哲弥と宙。
親の愛情に飢えていた宙を守りたい存在から
恋愛対象として意識してしまった哲弥の苦悩と葛藤が切ない。
そんな哲弥の気持ちを察する事が出来ず
ただ無邪気に接してくる宙がまた何とも・・・。
だけど、哲弥に避けられるようになり思い悩むようになります。
きっと、真正面から哲弥になんで避けられているのか尋ねられないのは
親との関係からトラウマ的になっていたからなんだと思う。
宙は理屈じゃなく本当にずっと
哲弥と一緒に入れるんだと思ってたんでしょうけど・・・。
一度だけ哲弥の理性ぶっ飛んで宙にキスしてしまうけれど
哲弥はとても後悔して・・・。
宙は、「哲弥になら何されてもいい」と哲弥に言ってみたけれど
「宙は何もわかってない」と大学進学とともに家を出てってしまう。
けど、哲弥はきっとまだまだ将来ある宙を
自分の欲だけで縛りたくなかったんじゃないかなぁ~と思う。
宙は、
父親に反発してみたり優しくしてくれるバイト先の大塚さんに
流されるまま誘われて遊んだりお酒飲んでみたりと
哲弥を引き止めれなかった自分に無自覚に苛立ちが募っていたんじゃないかと思う。
大塚さんに襲われそうになって
哲弥に会いたくって会いたくって電話したら泣いている宙に気づいて
迎えに来てくれた哲弥。
けど、哲弥の彼女とバッタリ会ってしまったり
哲弥の家に上がったらピアスが落ちていたりして頭では理解していても傷つく宙。
このあたりのほんとっ
2人の表情と態度と会話が・・・なんとも切なくって(;ω;)
そして 第2夜へ。
二人の思いは・・・どういう結末が待っているのか・・・・・・・・・・・・。
はぁ~続きは後2年待たないといけないのかしら~
それもまた、別の意味で切なすぎます(´_`υ)
こっ、これは! 続編を私にくれーーーーーーーー。
はぁはぁ……。
ここまでで、2年ですか。続きまで2年待たなきゃなんないんですか! 木下けい子さんの作品は、ほのぼの系も大好きですが、切ないのもたまりませんね。
お隣同士とはいえ、家族ぐるみで仲の良い幼なじみ……というわけではなく、宙は父親に暴力を振るわれて、唯一の逃げ場所として年上のてっちゃんがいます。
子供ゆえのどうしようもない感じとか、切ないです。
大人になれば、二人は恋愛できるのでしょうか。お互い好きなのに、くっつけない。今のままくっついても、宙は大人になれてないのでうまく行くはずもなく。それが分かっているてっちゃんは自分の心を押し殺して、冷たくしたり。
二人がくっつくには、好きだという以外に乗り越えないといけない山があると思います。
さて、どうなるのか。続編、とっても期待しています。
幼なじみものです。
厳しい父親のもとで育った宙。母親は出ていき、仕事人間でただ叱るばかりの厳しい父、家庭に甘える場所がない宙の支えはお隣りに住むちょっと年上の幼なじみ、哲弥だった。
哲弥もいつも宙を気にかけ、守りたいと願ってきた。だけど、その一方で宙に対する欲望に気付いてしまう。
木下さんの描く純粋な受けはピカイチですね…すごく好きです。
話のネタ自体はオーソドックスなんだけど、全体的になんともいえない切ない雰囲気がただよっていて、すごく切ない。
思春期の頃って1~2歳違うだけでも、精神の成熟度の差がありますよね。
その微妙な差が大きいんですよね。
じわじわと宙の気持ちが追いついていきそう…ってとこで終わってるのがぁ~
早く2が読みたいけどいつになるやら…
大好きパターンの、木下さんのジリジリ幼なじみ物。
舐めるように2度読んでも、
えーん、もう終わり?
掲載誌「クラフト」で、2年かかってようやくこの1冊じゃ、この続きが出る頃、まだ私BL読んでるかどうか、、、
好きだから、守りたいから傍にいられない、っていう、超自己中で身勝手な理由から宙を置き去りにした哲弥、
哲弥のそんな勝手な気持ちに振り回される、宙。
最後で登場した、宙そっくりな哲弥の彼女も巻き込んで、
はたして宙は、この卑怯でチキンな哲弥との関係の行く末に、何を見る事になるのか
この先の展開が、気になる~~
続くので萌評価。完結したら評価は上がるでしょうか?
厳しい父親と二人暮らしの宙と隣に住む哲弥のお話。
始めはちょっと足りない子なのかな?と思うくらい純粋で子供っぽく頭の悪い宙です。
父親は放任のクセに厳しくて、てっちゃんが唯一のよりどころ。
哲弥のほうも、懐いてくる宙を可愛く思っていて・・・
成長し、自分の気持ちが恋心だとわかった哲弥は、酷いことをしたくないからと宙から離れようとします。
宙の方は傷つきながらもそれを受け入れるしかなく・・・
哲弥が家を出た後の宙は、宙のことを放っておけないという同級生・リョーちんこと桜井くんの言葉を借りれば「お前意外としっかりしてんのにな」と言えるくらい、精神的に急激に大人になっていると思います。
でも、根が純粋なので辛い目にも遭っちゃうという・・・
耐え切れなくなっててっちゃんに電話をする宙も哀しければ、その電話で飛んで帰ってきてしまうてっちゃんも哀しいのです。
なぜなら、そのあとにてっちゃんの彼女の存在が明らかになってしまうので・・・
てっちゃんは、また宙を甘やかすだけで、肝心なところで突き放しちゃうんでしょうか?それとも宙を受け入れるんでしょうか?不安になってしまうような終わり方なので、早く続きを読ませていただきたいです。
宙が泣くシーンがいっぱいありますが、笑って過ごせる未来を期待したいです。
幼馴染みとしての関係が恋に
さらには性愛に変わっていくことによって
その変化についていけない二人の不器用さが切ないです。
哲弥と宙は、お隣同士で
哲弥は、厳しいだけで愛情の感じられない父親に殴られる宙を
甘やかしてやろう、そして守ってやろうと思うんだけど
その気持ちがいつの間にか恋愛感情へと変わっていって戸惑うんですよね。
一方の宙は
幼い頃と変わらない憧れで哲弥と接していたものの
哲弥の態度がよそよそしくなった事や
親友に指摘されたり、バイト先の先輩にちょっかい出されて初めて
自分の気持ちに気づくんですが
その時には既に哲弥には彼女がいて。。。
お互いがお互いのことをこんなに大事に思っているのに
不器用すぎてすれ違い続ける二人が見ていてもどかしくて切ないです。
この第一夜では
宙はやっとの思いで自分の気持ちをさらけ出そうとしてるのに
哲弥は相変わらず本心を隠したまま第二夜へと続いてしまうんですよ。。。
まだまだ、二人がちゃんと向かい合うには
さまざまな障害やすれ違いが待ち受けていそうですが
だからこそ、なんとしてもこの二人の行く末を見守りたいです。
はやく第二夜を出して下さい!w
少女まんがを読んだ時のような読後感です。
久しぶりにきゅんと来たー。
幼なじみの二人が両思いであるにも関わらず、気付かずにすれ違い。
自分の本当の気持ちに気付いても、相手の気持ちを考え過ぎて踏み出せない。
青い感じが可愛いです。
展開の読める王道ストーリーですが、分かっていても面白いものは面白いのです。
今まで『君とハルジオン』が一番好きだったのですが、今作がトップに躍り出ましたよ。
ラストページに第二夜の予告が出ていますが、発売予定日は表記されていません。
2年近くかかってやっと1巻ということは、2巻が出るのも・・・。
『由利先生と愛しき日々』も同時発売でしたね。
でも続編が出るとは思わずに前作を処分済みなので、とりあえず見送りです。
ちるちるを見ていると、由利先生の方が人気が高いですね。
・・・本当にダメだな、私。
読み始めて何度涙が出そうになったか、切ないです。
こういった気持ちを呑みこんだ主人公達のお話って木下さんはうまい!
両親が離婚して、仕事人間の父親に顧みられなくて愛情に飢えている宙の唯一甘えられる相手が隣に住むてっちゃん。
てっちゃんが宙のそばにずっといてやりたいと思った時、それは夢精という形で現れ、宙に欲情する自分を抑える為に宙と疎遠になっていく。
その喪失を"床がなくなって、そのまま下に落っこちそう”と感じ、親の喧嘩に孤独を感じた時にカーテンの閉まったてっちゃんの部屋を見上げる宙に最初の涙腺がやられました。
再会した時、思わず宙を押し倒してキスするてっちゃんは"もう側にはいられない、ごめん"って別れを告げ、宙は"何をされてもいい"というのですが、それじゃぁダメだとさよならを告げて、大学進学の為出ていくてっちゃん。
まだ宙は恋というものの自覚もないから、てっちゃんは離れていったのですよね。
友人に、てっちゃんがそいういう意味で好きだったんじゃないか?って言われて宙も考えるようになるんです。
てっちゃんに似ているバイト先の大塚の登場で、とうとうてっちゃんに会いたい気持ちが爆発して電話をかけます。
再会した二人、、
宙はてっちゃんと対等になるにはまだ余りにも子供で、恋愛というものがよくわかっていない、てっちゃんに対する気持ちもまだあいまいです。
唯一の人であることはたしかなのですが、そのあいまいさが、この幼馴染二人を切ないもどかしさへと導く原因になっているように思います。
宙はいつ脱皮するのか、てっちゃんは一体どうするのか。
各話のエンディング毎に盛り上げて涙腺を刺激するこの話、目が離せません。
なんか…最初から最後まで涙腺を刺激する話でした。
もう、二人の関係とかシチュエーションとか、全てにおいて哀しすぎる。
木下けい子さんは、友人・幼馴染の切ない恋の話を描かせれば逸品ですね。
哲弥と宙は幼馴染。
父子家庭の宙は、厳しい父親にしょっちゅう殴られていた。
母親がおらず、父親にも甘えられない宙を、唯一甘やかしてくれる存在は哲弥だった。
宙を守りたいと誓った哲弥だが、夢の中で宙のことを犯してしまい――
幼馴染ってやっぱり特別な関係だと思うんですよ。
家族とも親友とも恋人とも違う、特別なポジション。
その微妙さがもう、萌えなんですよね。
哲弥と宙も、お互い特別な存在でした。
しかし哲弥は、宙に“そういう”思いを抱いていたことに気付いてしまい、
大学進学を機に、宙から離れようとします。
一方宙は、何も告げられず一方的に哲弥が離れていくことを悲しく思います。
どっちの気持ちもわかるんですよね。
大切だからこそ離れなきゃと思う哲弥の想いもわかるし、
恋だとか愛だとかわからない、ましてや哲弥の気持ちも知らない宙の気持ちも。
だからこそ、二人の別れのシーンはめちゃくちゃ切ないんです。
別れる前に、哲弥は宙に、自分のやましい気持ちを告げ、宙も「てっちゃんがしたいならいい」と言いますが
「それじゃだめなんだ」と笑顔で去っていく哲弥が切ないです…!!
そして離れ離れになった後、宙は哲弥の存在の大きさを再認識してしまいます。
肝心なところでは哲弥のことばかり思いだしてしまう宙は、哲弥に対して恋愛感情を持っているようにしか見えないのですが
宙は絶対そのことには気づかないだろうなぁ…
誰よりも近いようで誰よりも遠い、“幼馴染”というその関係性が、二人の恋愛を進める邪魔をしているのかもしれません
…まぁそれでこそ、幼馴染萌えの極みなんですけどね!!
この話は高校生になった哲弥が宙を犯す夢を見て夢精してしまうところから始まります。
そしてこの巻の最終話では哲弥が大学生になって家を出て、宙も受験生になって、そこから再び二人が出会うんです。
いわば、ここからはじまる二人の物語の導入のようなものだったのかもしれません。
宙に対する想いを隠し持っている哲弥と、哲弥がもう自分のことを思ってくれていないと思う宙がどうなってしまうのか…!?
早く第二夜が読みたい…!!