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doushitemo furetakunai
やっぱり個人的にヨネダコウ先生と最初に出会えた作品なので、すごく衝撃的であり、インパクト大です。二人が最終的に本当に必要なんだなぁと感じて手に入れるまでの時間がとても丁寧に描かれていて、読んでいる側が萌えで転がりまくってしまうほどにキュンキュンしちゃいました。出会えたことに感謝している作品です。今読んでもキュンキュンできて、何度読み返しても色あせない こういう作品が名作なんだろうなぁと毎回読み終えた後に実感してます。みんなに読んでもらいたい!
絶対好きな予感しかなくて却ってもったいなくて読めず長らく積んでたヨネダコウ先生。もう読んでてずっと泣いてた。胸が苦しくて2人の心情がリアルに伝わってきて涙が止まらん。外川さんの壮絶な過去…。嶋くんもあまりにも辛い経験していて踏み出せないの切なくて辛かったな…。てか外川さん29歳?!まだ20代?!…ってなりました。小野田さんナイスキャラすぎて大好き
十年くらい本棚に置いていてようやく今日初めて読みました。こんな話だったんかーーーー!!!
評価が高すぎるのと実はヨネダコウさんがとっつきにくくてNightsと囀るの1巻しか読んだことがなかったんです。
何度も読もうとして数ページで脱落してを繰り返し、今年のうちに読んでみよう!と思いまして。レビューなのに関係ないことをすみません。
泣けたよ〜!辛いお話なんだろうな〜とは予想してたけども。
今頃わたしなんぞがレビューするのもおこがましいのですが、こんな話だったんかー!もっと早く読めば良かった(泣)
良いお話でした。嶋、良かったね(泣)幸せになるんだよ!絶対に!
ただ、始まりがどうしても…。外川が嶋を、俺を意識してるし可愛いからって手を出すのがどうも…。こんなに傷付いてきてまだ癒えてないのに。しかも元カレの面影と外川が重なってるっぽいのに。
どんどん嶋に夢中になるのは良かったのですが、なんとなく好きとかちゃんと言わないでエッチばかりしてるっぽかったし。
京都へ移動の件も早く伝えてれば良かったのに。それでも一緒にいようって嶋に伝えてれば良かったのに。
のにのに言ってすみません。
結果的に嶋が正直になれて良かったんです。わかるんだけど…。大人向けなお話ですね。私も歳だけは大人ですが。
今日はもう次の本を読む体力がないかも。
関連作の「それでも、やさしい恋をする」は既読済みで、大好きな作品でした。
それなのに今まで今作を読んでいなかった自分にすぐに読んで!大号泣するから!!!と薦めたい最高のお話です。
ヨネダ先生の、泣くのをこらえる表情の描き方があまりにもせつなくて愛おしくてたまらないです!
特に嶋くんは言葉より顔で語るタイプの人物なので、繊細な表情な変化に心を動かされます。外川さんの可愛い発言に大共感!!可愛すぎるぞ嶋くん。
第一印象が心配になるほど悪かった外川さんでしたが、辛い過去を背負いながらも周囲を気遣えるただのいい男でしたね。発言は軽いけど、とても誠実で素敵な方です。
もうどっちがというよりお互いがお互いを幸せにするんでしょ!知ってるからーーー!!!!!
なにはともあれ、今作に出会えて幸せです。時に泣き、時に心が温まるこの物語が大好きです。
ヨネダコウ先生は前から気になっていて、作品は初めて読みました。14年前の作品なので感性が合わないかもと思っていたのですが、素晴らしい作品は何年経っても色褪せないのだと実感しました。今まで私が読んだ同性愛ならではの葛藤を描いている作品とかなり違うような感じで、そこもまた魅力的でした。外川さんのさり気ない優しさが身に染みてきて凄く暖かい気持ちになりました。嶋くんの素っ気無い態度も、嶋事を知るにつれて愛おしく感じました。自分でもよく分からないのですが、外川さんの優しさや嶋くんの不器用で頑固なところやあのタバコを見るだけでもう泣けてくるんです。もっと早く出会いたかった。本当に読んで良かったです。
10年前くらいに買って以来、なんとなく趣向が変わって読み返さなくて処分しようか迷って再読したら、これがとても良かった。
あの頃の私には合わなかったけれど、今はこの良さが分かる…!!
ヨネダコウさんといえば裏社会ものが多いイメージですが、こちらは普通のどこにでもいそうな社会人同士で上司と部下のお話。
攻めが包容力と信頼があって仕事もできるけど、力が入りすぎてなくてダメなところもある。
そんなある意味理想の上司。
対する受けは顔は良いけど表情が変わらず、一匹狼タイプ。
でも純粋で、自分にだけ照れた表情を見せたギャップにノンケの攻めがノックアウト。
なんかこんな二人が居そうな感じがたまらなく良かったです。
また、それだけじゃなくて悩み何てなさそうなのに重い過去を抱えている攻めのエピソードだったり、転勤になったりと一筋縄ではない展開が飽きを感じさせなくていい…!
そしてなぜ受けが頑なに攻めの愛情を拒むのか理由もハッキリしていて、違和感もなくストレスを感じずに読めました。
理由付けがあるのって本当にありがたい。
やっぱ手放せないよなぁと改めて思わせてくれた一冊でした。
わたしの思い出の作品です。 これを読んでBLにハマりました。 ノンケを好きになる怖さ、好きになりたくない気持ち、ノンケへの劣等感。 いろんな感情を一人抱えて生きていた所に飄々と現れた上司。 二人の関係が愛しくてたまらない。 何度読んでも泣けます。
気になっていた作品でした。セールのタイミングで購入してみましたが、神評価に納得。
読んだ感想としては、映画やドラマになりそうだな〜と。そしたら映画化になっていたんですね。BL歴の短い私としてはこの作品の凄さを知らず……ましてや今更レビューをあげるなんて良いのかな?なんて思う程にBLの名作でした。
明るいテイストの作品じゃないです。しっとりと胸にギュッとくる、切なさいっぱいです。不覚にも泣いちゃいました。でも最後はハッピーエンド。ハッピーエンドだから名作になったような気がします。ハピエンじゃなかったらモヤモヤして後味悪かったかも…。
ゲイ世界のリアルを感じました。BLはファンタジー要素強めな作品が多いですが、現実世界に近い印象。ゲイの嶋が転職先の会社で外川と出会い、セフレのような関係になります。嶋は超無愛想ですが外川はそんな嶋にちょっかいをかけてばかりです。嶋は前の会社で元彼から酷い仕打ちを受けて辞めざるを得ない悲しい過去が。だから恋愛にとても臆病になっています。外川が嶋との身体の関係を重ねても、外川が嶋のことを可愛いと言い続けても、外川が元彼から嶋を守っても、嶋に好きだと告白をしても、、、です。
過去に家族を亡くしている外川。家族に憧れを持っていると話す外川に、ゲイの自分には外川に家族を作ってやれないと、外川の告白を断ります。嶋は恋愛にとても臆病ですが、でもどこかで幸せになりたいとも願っているように見えました。外川のことをウザがっているようで、ついつい目で追ってしまう。表情にも出やすいので、外川のことが心の中では好きなんだと感じます。元彼からのイジメがなければこんなに彼が苦しむこともないのに……自己中な嶋の元彼には怒りしか覚えません。
外川の告白を断り、外川は京都に異動。もうずっと戻って来れない…自分の気持ちに嘘をつきながら外川が側にいない環境に慣れたと思っていた嶋ですが、外川から預かっていたタバコと外川と交わした言葉の数々を思い出して、泣きに泣きます。
このシーンには本当に泣かされました。
外川と離れた悲しさ、自分の気持ちに正直に向き合えなかった嶋の後悔みたいなものが、ブワーッと込み上げてきた切ないシーンです。外川の気持ちを信じるよりも、自分自身が傷付きたくなくて外川の気持ちを拒否してしまった…そんな嶋の気持ちが痛いほど伝わってきました。
こういう葛藤の描写がリアルだと思いました。
嶋は外川に会いに京都へ。自分の本心を伝えてやっと外川の気持ちを受け入れます。恋人同士になった生活は幸せなようで、嶋の最初の頃のツンケンした態度もどこへやら。むしろ可愛くなっています。外川が心配するのも分かります。
恋愛に臆病な嶋だったからグイグイ引っ張っていく外川とは相性が良かったんでしょうね。とてもお似合いな2人でした。
読後感が非常に良かったです。クスッとした笑いもありとても満足しました。さすが高評価の作品です。映画も気になるので観てみようと思いました。
ヨネダコウさんは絵が素敵で好きな作家さんですが、みなさんのレビューと同じく引き込まれ、胸を痛め、最後は応援したくなるお話でした。
普段、コミックスはコメディタッチや軽いノリのものが多いのですが、一冊でぉぉぉと思った作品です。
元々ゲイの受け、嶋君、前の会社でゲイばれして転職します。新しい職場で出会った課長の外川と出会うわけですが、外川はオネーちゃん好きなノンケのオッサン。
この二人がお互いに惹かれ合うんですが、嶋君はもう前のトラウマで恋愛に腰がひけてます。
外川はそんな無口で他人と関わらない美人の嶋に気持ちが持って行かれてしまいます。外川の方も過去に辛い思い出があり、それを嶋君が知ることで、不毛(結婚して子供を授かることが出来ない)な関係を続けられないと立ち止まります。
外川のお陰で少しづつ心を開いていく。
そんな中、外川は京都へ転勤に。
外川の男前な振る舞いと、嶋君のどうしようもない気持ちと、、、
二人を見ていると切なくなりますが、何とかハッピーになって欲しいと思います。
後任課長の小野田にも支えられて、遠距離恋愛、頑張って欲しいです。
この作品は、受けが会社の後輩嶋くん、攻めが先輩の外川さんです。
嶋くんは前の会社をとあることがあって辞めて、外川さんがいる会社に入社してきました。そんな嶋くんを外川さんは気にかけて接しているうちに、ふたりはお互いに意識し合うのですが、、!そっからがもどかしい!!!
嶋くんはトラウマだったり、外川さんのことを想うがあまり消極的になっているのですが、外川さんはぶっきらぼうにただひたすらに優しくするんですよ!こちとらどっちの気持ちも分かるから、もう切ねえのなんので涙が数滴でました。
あったかいやさしい作品です。是非に。
万人向けってそうそう無いんだな、と。
リーマンもノンケも好きで、これだけ評価されているのに、全然入ってこなかった。地雷とか嫌悪とかは全く無いけれど、流れて行ったと言いますか。古いからかなとも考えました。流行とか自分好みの変遷とかも関係してくるし。でも2008年に発売されてる本でも繰り返し読んでるものも結構あるし。辛い思いしているのは十分分かるけど受けが根暗過ぎるのかな、私には。
小野田先輩は気に入りました、と言うか、私には小野田先輩だけでした。
重い。本当に重い話だった。
ゲイとしての社会から疎外される恐怖とか、相手がノンケだからいつか別れるんじゃないかっていう恐怖も、とても丁寧に書かれていて、何故か女の私が共感してしまった。
嶋がその恐怖から、外川への惹かれる気持ちを抑えて、外川の気持ちを拒むシーン、辛かった。自分が傷つきたくないから逃げるなんて、どれだけ今まで自分のことを嫌ってきたのかと考えてしまった。
また、嶋が綺麗で、可愛くて、いじらしくて、そういうところに外川はハマっていって、嫉妬したり、嶋に対して執着していく姿が、かっこよかった。
印象的なのは、嶋の言った、死ぬまで一緒にいるわけじゃないっていう言葉。
BLって、ファンタジーみたいなところあるから、くっついたら生涯一緒みたいなのが暗黙の了解という感じがしていたけど、その言葉を聞いて、逆に安心した。
それだけ嶋は外川とずっと一緒にいたいし、外川もそんな嶋を離さないんだろうって。
外川の根本にある愛へ飢える気持ちと、嶋の愛したいけど怖いっていう2人のスタンスみたいなのがピッタリハマるから、これからもなんだかんだ一緒にいるんたろうな。そう思えた。
最後の小野田が血迷ってるメールは笑った。わかるよ、嶋くん綺麗だし、普段ツンツンしてる分、徐々にデレが見えると落とされるよね…攻略ゲームでどんどん好感度が上がって、推しキャラがどんどんデレてくれるイメージ。嶋が可愛いのは仕方ない。外川は気が気じゃないみたいだけど笑笑
とにかく、愛って重い。それが改めて知れた素晴らしい作品でした。全人類に読んで欲しい定期
「囀る鳥は羽ばたかない」シリーズを読み終わったので、再読しました。
当時読んだ時も大好きな作品でしたが、再読してみてもその思いは変わりませんでした。
外川の台詞ひとつ、嶋の表情ひとつが光る作品なんです。
何度も何度もグッと来ました。言葉のチョイスが凄く良いのです。
嶋の全てありのままを愛そうとする外川。嶋が追いかけて来てくれた時に思わず溢してしまう本音がとても切なかったです。
エレベーターでのあの出会いから、こんな恋が待っていようとはヨネダコウ先生は本当に凄いストーリーテラーです。
実写化もされて、読んでいないひとを探す方が難しいくらいの名作。
ついにこの作品のレビューに踏み出す勇気が出ました。
BLにハマりたての頃に読んだ作品は”不朽の名作”揃いで、わたしごときが末席を汚すのも憚られていたのですが、そろそろいいかなと。
ノンケとゲイ。
「ひとを好きになる」のは同じなのに、その対象が「異性」か「同性」かの違いで、未来を夢見ることも、親しい人に話すことさえも出来なくなってしまう。
ましてや周囲に知られたら、一番寄り添っていてほしい相手が自分に牙を剥くこともある。
同性同士の恋の辛さで心が固まってしまった嶋と、新しい職場の上司・外川。
打ち解けない嶋を揶揄っているうちに、出来心で手を出してしまった外川は、柔軟すぎるし、いい加減すぎます。でもそこがノンケの男だなあと思ってしまう。
無神経でガサツ、入ってきてほしくないところにズカズカ土足で入り込むのに、柔軟さのせいで憎めない。いわゆる人たらしの類だと思います。
嶋は辛いことを全部飲み込んで、喉元を過ぎるまでじっと待つタイプ。
なんだけど、ガンガン入り込まれたらガードも緩むし、体を許せば心もじわじわ開いてしまうし。
場面展開と言葉選びがすごく巧いんですよね。
ここでこういう言葉を使うと刺さるとか、どう見せたら嶋の抑えていた想いが溢れて出すのを読者に伝えられるかというポイントを全部分かっていて、それを流れに乗せてやってのける。
だから映画やドラマを観ているような気持ちに、って、ああ、違う。こんなことを言いたいんじゃない。
最初に読んだときは、頭と心を撃ち抜かれたような気持ちになったんです。
「BLってすごいな!」と。
ずっと求めていた「同性を好きになったばかりに感じる行き場のない切なさ」が詰まっているなと。
1ヶ月のうちに5回くらい、夢中で読み返しました。
だけど今回、久しぶりに読んでみて、「おかしいな」と思ったんです。
外川も嶋も以前と同じ。
男っぽくて気遣いの足らない外川と、傷付きやすい嶋がそこにいて、前と同じように恋をしているんだけれど、わたしの方が変わってしまったのか。
心を描く作品がすごく増えましたよね、ここ数年特に。
そうなると以前すごく特別に思えていたものが、そこまで輝いて見えなくなると言うか。
外川の無神経さがただただ目立つ。
痛い目に遭ったのに、嶋が外川の出来心で始まった関係をずるずる続けるところに疑問を抱いてしまう。
以前はすごく刺さった外川の「愛情だって同情だって情は情」という台詞の「同情」に引っかかって、「こんなときまで無神経だなあ。じゃあ嶋の強情だって情じゃん」って屁理屈を捏ねている自分にびっくり&がっかり。
レビューと鉄は熱いうちに打て、と思いました。
レビュー数ランキングを見て驚きました。とても人気な作品でどんなものかと期待し読んでみましたが、やっと理由がわかりました。なぜ今の今まで読んでいなかったのか、、、。囀る鳥は羽ばたかないの作品でヨネダコウ先生を知ったのですが、この作家さんは本当に天才と言いたいです。作品トーンや言葉の選び方が丁寧で世界観に惹き込まれまれます。この作品の中盤には知らず間に号泣していました。ダーク系やサイコパス系ものも好きですが、結局は純愛が1番です。
まずは、評価が高いので期待し過ぎた自分に反省です。泣けるBLと聞いたのですが泣けず、全体的に暗くてどんよりしてたな、、と。私の感覚がズレているのでしょうか、ごめんなさい。
読み進めましたが、読み返すことはなかったです。
絵柄もあまり好きじゃないところもハマらなかった1つの原因でしょうか。
でも、きっと現実の男性同士の社内恋愛ってこんな感じなのかなーとか、リアルさがありました。そこが良かったです。
作品の好き好き、当たり前ですけど人それぞれ好みがありますね。
著者にとって「初コミックス」の作品。
何処の書評でもほとんどが高評価。ウイキにも紹介頁がある。
映画化されて、2014年5月31日公開。映画特設サイトもあります。
こんなに著名な作品なのに、絵が好みでは無いのでなんとなく敬遠して、BL読み始めて一年経過の今頃読みました。
絵は好みじゃないけど、読んでみたら粗筋が素晴らしい。
好きになった人が同性であれ異性であれ、人として責任を持てる恋愛であるなら、からかうべきじゃないし、忌むものでもないと思う。外観じゃなく、遺伝子が求める恋の対称だから。
主人公は、恋愛対象についてカミングアウトして苛められた過去が有って、そのトラウマをずっと引きずっている。
自分を護る殻から出してくれる素敵な配偶者と縁が有って、ヨカッタ。
縁が無くて、一生殻から出られない人も居るかもしれない。
冊子の漫画で受ける印象と、実写を視て受ける印象は、随分違う。
漫画の二次元世界のほうがソフト。実写だと、現実味を強く帯びすぎて視ながら一緒に悩んで考えてしまうので、つい意味あいが深刻になってしまいます。主人公が気の毒すぎる。
読後も絵柄を好きになれないけど、内容が素晴らしいので、神。
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どうしても触れたくない
週末
小野田課長は憂鬱
夜明け前
「それでも、やさしい恋をする」スピンオフ
BL作品として初めて読んだ作品。
初心者向けとあるように「BL」だからということを抜きにしても、ストーリーがとても良くて引き込まれる。
登場人物描写や展開もとても読みやすくしてくれていて、「BL」に抵抗を無くしてくれた作品でもあるので思い入れのある作品のひとつ。
定期的に読んじゃう。
自分は結構サイコパスものが好きなんですが、サイコパス系のやつを読んでいくうちに性癖が歪みすぎてヤバいってなったので純愛かつ評価が高いこちらの作品を購入しました!
結論言うと私はあんまり好みではなかった笑
そりゃそーだって感じなんですけエロい系やグロい系が好みの人だったらおすすめしないです。
セックスシーンは一応ありますが、話9割エロ1割くらいですね。
一応萌えたんですが、純愛の中でもなんかこんな評価いいか?って思っちゃう程度の作品でした笑
期待しすぎちゃったのかな?
でもBL初心者の方にはおすすめです!
数年前にこの作品に出会い、初めて読んだ時には衝撃を受けました。
まず、BL漫画で号泣したのが初めてでした。
BLにハマってから、色々な素敵な作品を読みましたが、どうしても触れたくない以上に心動かされた作品とはまだ出会っていません。
一コマ一コマ、セリフ1つ1つ全てが拘って描かれており、何度読み返しても飽きることが無いです。むしろ新しい発見があって楽しめます。
最早BLということも忘れて、素敵な恋だなぁと思いながら読んでしまいます。
マイノリティについて、そして自分の人生についても考えさせられる作品です。
この作品と出会えて本当に良かったと感じています。
なんでこんなに何度も心が揺さぶられるのか。
胸がギューっとなったり、ドキドキしたり、涙がじわっと出てきたり…いつ読み返しても初めて読んだ時の感動が蘇ってきます。
嶋は決して台詞が多いキャラクターではないのですが、表情や沈黙でも気持ちを表現できるキャラに描かれており、その無表情が崩れる時にこちらも感情移入してしまいます。
外川は自らが壮絶な過去を持ちながらも、どこか飄々としていて、そしていつでも優しく懐が深い攻めです。惹かれまいとしても、どうしても惹かれてしまう魅力的なキャラクターです。
作品全体を包む空気感が表紙からして切なく、コミカルなやりとりがあっても何処か物悲しい雰囲気が漂っていて、そこから終盤に向けて盛り上がっていって、素晴らしい結末。引き込む力がすごい。
不朽の名作ランキングでトップを飾るにふさわしい作品だなぁと思います。
読んで本当に良かった!と思わせてくれる作品です。
攻めと受けどちらも暗い過去を持っていて、それゆえ自分では相手を満たせないと思ったり相手の夢や未来を奪いたくないと離れていってしまいます。
本当にリアルで、切なくて読んでて涙が止まりませんでした。
でも明けない夜はないように、トラウマを乗り越えて2人にも夜明けがきます。2人の関係も複雑で、読んでて発展していくのを見るのが可愛かったり切なかったりします。
ずっと泣けます。まじで泣けます。切なくて辛くて悲しくて可愛くて嬉しくて、ぜひ読んでください。(語彙力なくてすみませんでした)
賛否両論あると思いますが
やさしい世界に包まれるような読後感でとても好きです。
▶︎おすすめしたい人
表紙にドキッとした方や
小説が好きな人、
特に三浦しをんさんや木原音瀬さんが好きな方は
この作品も同様に楽しめるんじゃないかと思います。
▶︎おすすめしない人
逆に疾走感のある甘々やエロ、ギャグキラキラなBL
を求めている方にはおすすめしません。
▶︎感想
受けの嶋くんをほっとけない外川さんの気持ちや、
ガサツそうなのに自分のことを理解してくれる外川さんに恋してしまう嶋くん、そんな二人の思考の仕方、感情の移り変わりがとてもリアルで、かなりドラマッチクなところもありますが違和感なく読めました。
また、言葉が少ないので度々どういうこと?と思うようなわかりズラい部分がありますが注目して読み返してみるとスッと理解でき、視線や行動から登場人物の思考が秀逸に表現されていてじわじわと浸透してくるような作品でした。
余談ですが、カップリンング的にはスピオンフ作品の「それでも、やさしい恋をする」の方を応援したいのでまだ読んでない方はぜひこちらもオススメです。
スピンオフ出してくれて本当にありがとうございます!出口さん大好きです!!
ヨネダコウは神なので、私ごときレビューなど微塵もマイナスにならないため率直に書かせていただきますが、、
メインの二人とものキャラクターがどうにも理解できず好きにもなれないまま終わりました。
嶋くんはあんなにノンケに懲りたのに、何で外川さんからのセックスの要求を一度もこばめないんですかね。心情を全然相手に言えないところ、身体を求められると断われないところが、何だか虐待被害者のテンプレみたいでひどく気の毒やらもどかしすぎて腹が立つやら‥でした。
自己肯定感が低すぎて、天然タラシであることや外見が美しいことや仕事のスキルが高いところを除くといつかの自分を見ているようでツラい。(自己肯定感が低い以外の共通項は無い)
自己肯定感が低いのと、嶋くんはゲイであることを罪のように感じていて、原罪意識が強すぎて自己犠牲でしか存在価値がないと思っている(だろう?)ところが本当に読んでてキツイ。
外川さんの愛し方も何だかんだとチャラくて、嶋くんは好きと辛さでバラバラになりそうになりながら、転勤がフックになってお互い心情ぶつけられて良かったね、と思いました。あんま良くないですが‥。
BL的にはオイシイですが別れる時に抱きつぶす例のやつ、嶋くんのキャラクターではただ可哀相に見えてしんどかった‥。
別れ?を乗り越えてのハピエンですが、この先もちょっと不安な二人。
結局外川さん口ばっかりであんまり大人じゃないので、京都の水で揉まれて嶋くんを不安にさせない立派なイケオジになってください。お願いします。
期待して読みましたが、単純すぎるストーリーですし、泣ける要素も萌える要素も自分には全くありませんでした。もっと中身の濃く面白い小説、漫画は他にいくらでもあるのになぜこうもこの作品に人気が偏ってるのかわからないです。難解でこねくり回した作品だからいいともいえませんし、単純でありがちでもよい作品は確かにあります。ただ、あまりに高評価なレビュー数と読んでみて実際の中身とのギャップがこれほどある作品は初めてでした。映画も観ましたが、ほぼ本の内容に沿ったもので、映像ならもっと話を広げて面白くできそうなものなのに、思った通り駄作に感じました。元が単純すぎてストーリーを広げようがなかったのでしょうか。これでは他の実力のある作家さんたちがあまりに理不尽です。。
表題作を読み切った時点では、
「酒も煙草もやる外川は、欲に忠実なタイプとして設定されている?
それにしたってノンケが、いくら可愛くて好意を向けられてると勘づいているからって男と寝るかね...」
と腑に落ちなかったけど、『夜明け前』を読んで全てがストンと落ちました。
外川は母親が怖くて、でも恋しかった。
母親に素直になれなかった外川。
それって嶋が外川に抱く想いと同じ。
外川が好きなのに、怖くて踏み出せない。
外川に素直になれない嶋。
だから外川は、どうしようもなく嶋に情が湧いて、可愛くて、大切にしたいと思うようになったんですね。
それから、外川が母からの手紙を読むシーン。
母親の気持ちは理解こそできないけど、書かれていた彼女の気持ちを泣く泣く受け止めたように思います。
(※外川が上司に言った『生きてさえいりゃなんとでもなりますよ』って、きっと手紙の『あの子が生きていてくれている...たったひとつの救いでした』という一文から来てると思うので)
それを踏まえると、
『俺の お前を好きな気持ちまで踏みにじる権利はない』
というあの台詞の重みが違ってくる。
だって外川自身は母親の思いを踏みにじれなかったんだから。
寂しさとか悲しさとか、やるせなさがグッと伝わってきます。
母親と外川、外川と嶋。
ぴったり立場が重なるわけじゃないけど、似たような想いが交錯していたんですね。
ちなみに今回、三度目の読み返しでの感想です(笑)
深読みしてみると(合ってるか不明ですが)、人物の言動にいかに矛盾がないかに気付かされました。
矛盾はいい意味でギャップにもなりますが、やっぱりどこまでもキャラに一貫性があるこういうお話が好きだと思いました。
思い出の BL作品です。商業 BL漫画を読み出して最初に買った数作のうちの一つなので、思い入れが熱い。そうでなくとも皆様思い入れのある作品でしょうけれど!この世の商業 BL好きは全員読んでると勝手に思ってます。
最初に買った数作がどれも名作揃いだったので、ずるずると沼にはまりここまで来てしまいました。
それにしてもこの時分の BL漫画は奇をてらった特殊設定のものが少なくて、勿論そんなのも好きではありますが、恋愛をじっくり描く作品はいいなぁ。
◾︎外川(課長 29歳)×嶋(ゲイ 26歳)
最早説明不要な気もします。
外川が無神経なようで物凄く気配りができて物凄く優しい人なんですよね。
嶋のダメな部分に外川がしっかり言及しながら、それごと好きであることも分かるのが、たまらない。
ヨネダコウ先生、元から絵がお上手でしたが、この頃に比べると更に線が綺麗になってるな。
この作品は、自分が初めてBLの映画を観た作品。
ドラマCDも聴き漫画も買いととにかく素晴らしい作品!
嶋の過去にあった事で心を閉ざし、それを溶かし包み込む外川さん。
本当に2人のやりとりが好き!
映画もドラマCDも漫画、全て大満足の作品!
初めて読んだのは2014年頃。
すでに大変な名作として有名で、だけど私は「それでも、やさしい恋をする」の方が好きだな、と思ってた。
今、久々に再読して…
多分ドラマチックすぎるんだと思う。
当時は、嶋の暗い性格がウジウジしてるように思えてイマイチだなぁって思ってたんだけど、今読んでみると嶋みたいな人ってごく普通にその辺にいるリアルなのよね。
元恋人とこじれて会社辞めて人間不信っぽくなる人、男女で普通にいるでしょ。嶋みたいに長い時間縮こまる人だっている。
だけど外川の抱えている家族の過去っていうのが、もうとてつもなく重い。
ここがドラマチック装置。
BLで多い記憶喪失とかもこういう感じ。こういうのが過剰なんだと感じた。
外川にこんな過去を配さなくても、2人の噛み合わない恋は表現できたんじゃないだろうか。
嶋の葛藤は同じだったんじゃないだろうか。
そもそも他人同士が恋をする時に、噛み合わなさというものは普遍的な現象なんじゃないだろうか。
ちるちるのデータ見ると本作はヨネダ先生の初コミックスのようだから、そのへんやはり若さが出ているのかもしれません。
ただ、色々書きましたがやっぱりグッとくることは間違いない作品です。
嶋が外川を通じて世界に心を開いていけることを願っています。
嶋くんのモノローグ
「望んでも仕方のないことは 考えないようにしてきた~どうして俺は男なんだろう 不毛だと知りながら どうして恋をするんだろう」
ここの一連のシーンが好きです。
最高に切なくなる。
有名な作品だとは知らず、初読みの時はわりとサラッと読んだ気がします。
ただ、それまで何冊か読んだエロいだけのBLとはなんか違うな~というのは感じていて。
で、読めば読むほど嵌まっていく。
同じような設定のいわゆる王道ものってたくさんあると思うのですが、やはり名作と言われる作品は何かが違う。何なんでしょうね?うまく言葉では説明できないんですが。
シチュエーションや台詞ひとつひとつが印象的で、何度読み返しても何度も心掴まれる。
そういう作品だと思います。
BLを読み始めた私に友人がお勧めしてくれて読んだ作品です。
心から感動しました。
もう傷つきたくない頑なな嶋くん。でも惹かれていく。
外川さんは初めは興味本位で、しだいに離れられなくなる。
他のBLだとどうして好きになったんだろうと
慣れていないせいか不思議に思うことがあったのですが
この作品は二人が近づいていくのがすごく自然でした。
絵柄はすみません、好みではなかったのですが
表紙のカラーの美しさには目を奪われました。
センスがいいんですね。
ためらう嶋くんに触れようとする外川さん。
不思議なタイトルを一枚の絵で表し尽くしていて見とれます。
静止画なのに映画のラッシュのような見事な画面構成。
微妙な表情の変化でキャラクターの気持ちが伝わることに
震えます。
ウイットに富んだ会話でクスッと笑わされつつ
主人公二人の抱える壮絶な過去と辛い現実に胸が切なくなって...。
実写版で外川を演じた谷口賢志さんが
「『どうしても触れたくない』はこの題名に尽きる。触れたいのに
触れたくないそんな繊細な感情が表された素敵な作品です。」という趣旨の
ことをおっしゃっていて映画もそういう作品になっているから見て欲しい
とおっしゃってましたが
原作の魅力も谷口さんのこの一言で表されてるなぁと思いました。
ラストの嶋くんの
「どんなに少ない時間でもいい・・・っ外川さんが心変わりするまでで
いいから一緒に・・・」
と告白するシーンは号泣!!
そしていつも余裕を見せていた外川さんが
嶋くんを抱き寄せて苦しそうに「俺のこと好きか?」って尋ねるのがね~
もうね~苦しいくらいキュンキュンしました♡
その後の「もう絶対駄目だと思った」っていう弱い部分を見せる
外川さんにも激萌えです。
本当に素晴らしい作品でずっと手元に置いておきます。
発売して少し経ってから、作品の存在を知って購入。初めて購入した商業誌でした。
戸川さんの「俺に過去を恨めっていうのか」という言葉の演出が、二重に苦しくて。ただ、結果的に嶋くんは自分の気持ちに素直になれたんだよね。
最初から手の届かない存在だと思ってた戸川さんに惹かれて、冷静に取り繕おうとする嶋くんが切なかったので、ふたりが幸せに過ごしてる姿が嬉しかった。
途中の「生きてさえいりゃなんとでもなりますよ」って言葉も好き。
一言一言に感動を表せそうなくらい、今でも大好きで大切な作品です。
何年か前に一度読んでいたんですがその時はあまり良さが分からず、年月が経ってから読めば感じ方が変わることもあるだろうと熟成させていました。多分以前はトラウマ持ち×トラウマ持ちというところがちょっとくどいなぁ、受けの性格の湿っぽさが強過ぎるかなぁと感じたからハマれなかったんだと思います。途中まではスムーズに読めていたのに、外川の熱い告白を嶋が彼の過去を引き合いに出して拒絶するシーンで一気に萎えた記憶があります。しかし、改めて読んでみると外川の過去を嶋がずっと気にしてしまうのは当然だなと印象が変わりました。
ノンケの外川が嶋を可愛いと思っただけで、いきなり同性とキスどころかセックスにまで及んでしまうところだけはどうしてもリアルさを感じられませんでしたが、それ以外は2人の傷付いた男同士が過去をきっちり清算できるような新たな関係を築いていく過程が、非常に丁寧に描かれていたと思います。台詞も現実にありそうなものばかりで、淡々と進んでいくところは好きですね。
BL初心者だった頃の私にはあまり響かなかった作品なので、自信を持って初心者にオススメとは正直言い切れません。ただ、これだけ有名でレビュー数も多いのは、やはり分かりやすい切なさという点で群を抜いているからなのかな、とも思いました。切なさを感じさせる作品は多々あるわけですが、なぜ切ないのかが非常に分かりやすい作品なんですよね。BLが好きじゃない人でも外川と嶋、それぞれのトラウマや孤独はきっと十分理解できる。そういう点ではある意味初心者向きなのかもしれません。
BLに目覚めてから、ずっと小説派でしたが…初めて読んだコミックでした。
単純にに作品リストの中の神評価№1だっだから選んだだけでレビューは一切読みませんでした。小説の場合はネタバレも含めて徹底的に読み漁るのですが「所詮、漫画」と、侮っていたかもしれません。
半分読んでみた時点で切なくて切なくて胸苦しくなりました。
ちょっとした表情の変化や繋ぐ言葉の間合いなど…画力????なのでしょうか…後半は、もう、泣きながら読み終えました。
この湧き上がってくる涙は一体なんなんだろう?でも心がどうしようもなく震えました。
コミックは長くて一時間、早ければ30分程度で読み終えてしまいます。小説なら数時間の時間をかけて頭や心の中で作品の世界観を築きあげていき心のどこかにあるスイッチが触れられたりして気持ちが放出されるのでコミックでは長編ではない限り揺さぶられることは無いだろうと思ってました。
っが、まさかほんの15分程度で心を鷲掴みにされるとは…ヨネダコウ先生、心の中に思い切り刻みつけられました。間違いなく何度も読み返す作品だと思います。
こんな感じの素晴らしい作品(コミック)に、また出会えたらいいな。と思いました。
私自身、ヨネダコウ先生の作品が大好きになったきっかけがこの作品です。
過去に辛い思い出を背負うつつも幸せを求めて今を生きる、そんな姿にとても感動しました。
作品のタイトルや表紙も本当に素敵で勝手損はないと思います!
私の知人もこのサイトで一位になっていることを知って購入しドハマリしてしまった子もいます(笑)
個人的には過去に何かがあった設定や、すれ違う二人などの設定が大好きなのでオススメです!ただ、エロシーンが少なめの作品ではあります。
はじめて読んだのがたしか四年くらい前だったかな?
名作と知りつつ絵が苦手でずっと読まず嫌いの状態だったのですが、読んだあとには『もっと早くに読めばよかった!!!』と後悔したくらいの激しい萌えと感動がありました。
私の中では、これぞBLという作品です。
なぜ男同士で恋をするのか?どうしてこの人でなければだめなのか?という、BLならでは恋愛の難しさがすごく丁寧に描かれていて、読んでいて『BLってやっぱり最高だな』と改めて感じました。
嶋くんのウジウジっぷりははたから見ていてもどかしいものがありますが、過去の恋愛を思うとああやって臆病になってしまうのが痛いほどわかるし、そんな嶋くんを丸ごと愛してそれを真摯に伝えてくれる外川さんは本当にいい男だなぁと思います。
嶋くんが外川さんに出会えて本当に良かった…個人的にBL界ナンバーワンベストカップルです。
何度読み返しても同じところでときめくし同じところで涙が出るし、読んだ後には心の底からBLが大好きと思わせてくれる大名作です。本当に大好きです。
最新刊の「Op」を読了したのもあって、読み返すことにしました。
もぅ何度も読み返しているので、平気かと思いきや…やはり号泣でした。涙が止まらない。
孤独な魂と魂の邂逅を描いた傑作だと思います。
嶋にとっては、「囀る鳥は羽ばたかない」にある言葉の様に。
「人を好きになる孤独を知った。それが “ 男 ” だという絶望も知ったーーー。」
それでも。人は生きていくし、人を好きにならずにはいられない。
嶋は外川を愛して行くという覚悟をしていく。
外川がまた、カッコいいんです。心にも無い別れを口にする嶋に言います。
「お前の気持ちはお前のモンだけど…。俺の、お前を好きな気持ちまで、踏みにじる権利は無い。」
嶋はこの言葉にガツンと来ます。読み手側にもこれは突き刺さります。
幸せは、その人のものであって。誰か他の人が決める事では無い。
そして、不幸だと思う過去も痛みも自分で乗り越えて、生きていくしか無い。
とてもシリアスなテーマだけど、外川の飄々とした態度や、同僚の小野田の温かさにホッとするところもあって。その温かさにもまた涙。
「囀る〜」もそうですけど、ヨネダコウ先生は作品を貫くこの大きなテーマをまるでライフワークの様に描き続けているのだとも思いました。
いつ読んでも永遠に。バイブルにして金字塔だと思います。
久しぶりに読み返して、じわっと涙してしまったので、レビューさせていただきます。
正直、最初に読んだときは嶋くんの煮え切らない感じがあまり好きではなかったんですが、訂正します。
この作品の凄い所は、恋愛、だけではなくて、恋をする、ずっと一緒にいたいと思う、家族になる、子供を持つ…フツーなら出来ると思われていることが出来ないと思っている嶋くんを通して、恋愛とは何か?好きになるって何か?を考えさせてくれる所です。もちろん、他にもたくさん凄いんですが。
葛藤した結果、どんなに少ない時間でもいいから一緒にっ、って外川さんに言えた嶋くん。外川さんは悩みながらも『好き』に正直で、何だか安心します。
そして「それでもー」の方もまた読んでしまうんですよね。
受の嶋の過去が可哀相過ぎて、踏み切れない気持ちも、信じられない気持ちも、凄くわかるんです。
そんな陰気な嶋くんに、あっさり手を出し、じんわりじんわり好きになっちゃった攻の外川。
まぁ、外川の方が実は暗い過去を抱えているのに、前向きな感じや、ダルダルな感じがきっと嶋くんを救ったんだろうなぁと思います。
読んでいて号泣ではないけど、うっすら涙がでました。
高評価な作品で、惹かれて読みました。最初に読んだ時も物語に引き込まれましたが、その後何度も読んで、どんどん好きになりました。後からくる良さ!があります。読めば読むほど、好きになる!
私はこの作品からBLの沼へとはまっていきました。
NLにないBLの魅力は同性であるが故に生じる障壁だと思います。
嶋は外川のことを思うからこそ、"普通の"幸せを手に入れてほしいからこそ、自分の気持ちを抑えて離れることを決意した。
どうしても触れたくない、ふれないでほしい、この決心が揺らぐから
私はそんなふうに捉えましたが、読み返す度に考えさせてもらえます。
コマ割りも映画のワンシーンのような静けさを感じます。中でも外川に預けられたタバコを落としたシーンは格別です。
友人に貸してもらって読んだものの、後日自分で購入しました。
買って後悔しないずっと手元においておきたい作品です。
非常に読み応えがあり、何年経っても色褪せません。
もうドラマCDや実写化などもされてますので知名度は十分すぎるほどですし、評価も賛否両論ありますが、私は入門書としてこれ以上の作品はないと思います。
あまり好みではありませんでした。
2人ともキャラとしては好きだし、絵柄は可もなく不可もなくといった感じなのですが、どうもCPとしてはハマりませんでした。
どちらかというと、『それでも、やさしい恋をする』の方が好みです。
ここまで健気で大人しめな受けが得意ではないのもありますが、現実味がある題材にやや現実味がない受けキャラが組み合わさったのがダメだったのかもしれません。
もし世界観が学生物であったなら、受けキャラにも現実味が帯びてきっと今より面白く読めたと思います。
ある意味、学生ものと比べ社会人ものはキャラの性格に多様性を出しづらい、または違和感が出やすいのかもしれません。(個人的な、意見です)
この作品に出会いまた腐の世界に舞い戻ってきた、思い出深い作品です。
発売からもう10年近い時が経ってるんですね。
いつまでも色褪せない名作だと思います。
外川に惹かれるが、惹かれる思いと共に外川の過去が重くのしかかる。
外川を思えばこそ、自分の気持ちに素直になれない嶋の気持ちが痛々しくて悲しくてどうしょうもなかったです。
【禁】の煙草を見た時の嶋の涙に私も号泣。。。
嶋の性格上、その後も外川に翻弄されそうだけど、外川はそんな嶋をずっと大事にしてくれそう。
読み終わったあとそんな未来も見える、素敵なラブストーリーでした。
BL界でもとても有名な作品なのでずっと読んでみたいと思っていました
攻めも受けも王道な感じがして、異常なものばかりを最近読んでいたので腐女子になったころの初心に返りながら読み進めていました
題名の通り切なく、でも甘く、一筋縄ではなかなかうまくいかなくとてももどかしかったです
ああもうくっつけ!!! と読みながら悶えていました
その分、最後にくっつくシーンはクるものがありますね
トラウマを抱えた受けを温かく包み込む攻めのイケメンさにただただ惚れました
本当にこの人の作品ははずれがないですね
作者買いをこの人はしても安心できます
有名な作品なのでレビューや神評価が多いですが、それらに惑わされずにまっさらな心で読んでもらいたい作品です(と言いつつレビューを書いているのですが笑)。
今更感がすごいですが、とても好きな作品で初めてのレビューはこれにしようと思っていたので書かせていただきます。
とにかく嶋くんがかわいくて、外川さんはかっこいいです。何度も読みましたが、何度読んでも読んだ後にこのシーンは良かった、あのシーンは感動だったと思い返してはまた読みたくなる、そんな作品です。
CDも実写も素敵でしたが、ぜひ原作を楽しんで頂きたいです。
レビューするか悩んだのですが自分にとって特別な作品なので思いきってレビューさせていただきます。(回りくどい言い回しはご愛敬でお願い致します笑)
この作品はBL (男同士の恋愛)という設定を最大限かつスマートに、けれどエンタメであるということを忘れることなく萌えを押さえながらも巧みに活かしている名作だと思いました。
同性同士の恋愛における悩みが2人の過去によって提示されるのですが
この過去が物語の中で進行していく2人の恋愛に、障害であり動機として無駄なく本当に見事に絡んできます。
読後すぐより冷静になった後、反芻した時に凄いな匠かよ!と思わせてくれるんです。
そしてセンスが如実に現れる(と私が勝手に思っている)、構図の上手さ(間の空け方)とセリフのセンスの良さですよ!
毎作品ごとに思うのですがヨネダさんのセリフ選びが私は本当に大好きです!
表現の上手さは要所要所のセリフのチョイスだけでなく差し込み方や小道具の使い方にも現れていて(小道具の使いかたも本当にお上手ですよね!スピンオフともさりげなく絡んでいたり)、どこまで計算して作られているんだろうと感心するのと同時に
構成の上手さも含めプロ漫画家さんってこういうものだよね!というプロの凄さを改めて実感させてくれました。
なんだか少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが私の素直な感想は、「これはBL漫画の1つの完成形なのかもしれない!」です。
そして、そして何よりも嶋くんが健気可愛い!外川さんなんだかんだカッコイイ!
そんな2人にいつまでも幸あれ!
BL王道、初心者入門は中村春菊!世代ど真ん中なのですが、個人的にはこの作品こそ王道であり入門であり頂点だと思います。(中村春菊先生の作品の方が本命ですが...名前出してしまってすみません。)
BLはファンタジーとはいうけれど男同士だからこその悩みや苦悶、ぶつかり合い、壊れないようにそっと握りしめる幸せが描かれています。
今更すぎますがレビューしたのは1人でも多くの人に読んでほしいと思ったからです。
劇的なドラマがあるわけでもなく2人に寄り添う優しい描写は何年経っても色褪せません。
実写映像でも原作でも音源でもなんでもいいので是非是非読んでいただきたい一冊です!!
外川陽介×嶋俊亜紀のリーマンものです。
正直、今さらレビュー・・・って感がハンパないですが、所持しているで・・・。
この作品は実写から入りました・・・。
友人から勧められて、実写→CD→原作と変な順番で観たり、聴いたり、読んだりしたのですが、どれも良かったと思いましたね!
実写が、かなり原作に忠実に制作されていたので、実写で分からないところが原作で分かるって感じでした!
嶋の再就職先での上司とのなれそめですね。
嶋はゲイで前の職場で、そのことが原因で退職したので、あまり周りと関わらないようにしようと思っていたのに、外川が、からんでくるところから始まります。そこで、なんじゃーかんじゃーとHしちゃうのですが・・・。
まぁ・・・同じ職場の人間と、お互い勃起したからってだけでHしちゃうのって、すごくないか?というマジレスは置いといて・・・
お互い、トラウマを持っていて、嶋は前の職場で付き合ってた人のこと、外川は家族のことでトラウマのことを考えたら利害は一致しないのですが・・・
外川の過去と「正直、家族ってもんには憧れる」って言葉は、どうあがいても嶋にはキツイ言葉と思いますね・・・。だってゲイだし、子供産めないし・・・って・・・
でも結局、一時は別れて、外川が転勤になってしまって、このまま別れたままになるのか?って感じでしたけど、最後はよりが戻って本当に良かったと思いました。
BLはやっぱり葛藤しているのがいいとは思いますが、嶋はちょっと女々しいかな・・・って思っちゃいました。ごめんなさい。
何回も読み直しました。
それくらい大好きです。読むたび毎回うるっときます。
ヨネダコウさんの作品はストーリー、エロ、そして男性の体のたくましい描写、どれをとっても感無量です。この作品のスピンオフの「それでも優しい恋をする」もとってもおすすめなのでそちらとセットで泣いてください
泣きました。自分でも驚きました。
参考にならないレビューで申し訳ないのですが、何回でも読み直したくなるような作品です。
読み終わった後に最初の2ページを読み返すとぐっと心にくるものがあります!
「囀る鳥は~」にハマって、この作者の他の作品を読みたくなり読んでみましたが
「ゲイの気持ち」を本当にリアルに綴ってると思います。
このサイトには女性の方が多いと思いますが、多分、分からない人多いんじゃないかなと
思わざるをえないです。それくらいに"ゲイの"心情の表現がリアルな作品です。
女性やノンケの男というのは将来の夢や願望を考えるにあたって少なからず
「自分の子供」「家族」などがチラつくのが殆どです。成人だと特に意識します。
子供も産めず「世間一般的な家庭」を築く事ができないゲイは、それらとは無縁です。
そんな嶋がノンケの外川にトラウマを抱えながらも惹かれ、体だけの関係になり
「(トラウマからの)自分の学習力の無さ」に呆れつつもズルズル流されます。
体の関係だけって事で嶋も割り切る事だってできたはずだし(ゲイには多い)
なのに色々考えてしまうのはやっぱ思いを寄せてるからなんですよね。
そんな中でふいに聞かされた外川の過去と「正直、家族ってもんには憧れる」って言葉。
これはもうね、ほんっと『トドメ』ですよ。
だって無理ですもん。幾ら2人がどれだけ愛し合っていても家族(家庭)は作れない。
自分が思いを寄せてる人からそんな事を吐露されたら引き下がるしかないですよ。
それに外川のあの過去でしょ?もう説得力ありすぎというね・・・・。
あと、"ゲイには結婚が無い"から『付き合ってもいずれ別れる』っていう真理を嶋が
「どんなに少ない時間でも良い、心変わりするまででも良いから一緒に・・・」って
言うあのシーンは本当にウルっときた。本当にリアル過ぎる。
ゲイに限らず、結婚に至らない恋愛なんて「いずれ別れるもの」じゃないですか。
でも「どーせ別れるから」っていう前提で付き合う人なんて居ませんよね。
それはどうしてなのかっていう、その心情をうまく表現できてるなぁと思いました。
この方の作品は他にも色々あるみたいなのでもっと読んでみようと思えた作品でした。
おもい!
重かったっす...いやマジで...
でもすごいリアルで... 切なくて...
結ばれたのに離れ離れになって...
すごく重かったし、ずっとシリアスで...
面白い場面は少なかったけど
最後泣きました......それぐらい良かったです...。
嶋くんは過去にひどい扱いを受けていてそれを吹っ飛ばしてくれる外川さんが優しくて、でもそれが逆に悲しくて......
外川さんの過去ももっと重くて、それでも前向きでいて......
そんな2人のお話
ぜひ読んでみてください。
たしかまだBLを1,2冊しか読んでなかった頃、この作品のおかげでどっぷりハマりました。
絵柄もストーリーも地味目で重い話かなと尻込みしましたが、そこまでシリアスでもなくリアルっぽくて静かにお話が進行していきます。
BLというより、ゲイとノンケの恋愛ドラマっぽく初心者にも読みやすい本だなと感じました。
読み終えると程よく切なく、そして幸せに浸れるので、ふと思い出すたびに繰り返し読んでおります。
絡みもありますが激しくない、というか綺麗に描かれているのでそういうのが苦手な人にもおすすめです。一度は読んでほしい作品。
作家買いだったのですが、思っていた以上にいい話でした‼︎
以下ネタバレ含みます↓
嶋くんも外川さんもお互いに過去に重たいものを抱えていて、これは最後どうなるんだろう…まさかの悲恋か…?と思っていたのですが、最終的にくっついてくれて本当救われました。
基本シリアスっぽいのに、たまにはいる外川さんのギャグ要素がとても好きでした。心理描写がワンパターンじゃなかったことも楽しめました。また、スピンオフで嶋くんを好きになる前の小野田さんがみられて楽しかったですw
作家買い。本作のスピンオフを先に読んでいたんですが私はこちらの方がより好みでした。
過去のトラウマを抱える嶋が新しい職場で出会った上司の外川と体の関係から始まって惹かれ合い、恋に落ちていく話。
とても辛い過去を持つ外川さん。
それでも立ち直り、前向きに生きている姿や嶋に対する優しさに胸が締め付けられました。
過去のトラウマからノンケとの恋はもう懲りごりだと思いながらも外川さんに惹かれていく嶋。素直になれなくて不器用な彼に気付いたら感情移入していました。
ノンケの外川さんが嶋に惚れるのが速いと感じましたが読み終わる頃にはすっかり忘れていた程。ヨネダさんの作品は読めば読むほど良さが分かるので、何回も何回も読み返すのがオススメです。心理描写が巧みで、煙草などの小道具を使っての演出も見事。やっぱりヨネダさん凄いな~と。
スピンオフから読んだこともあり、嶋を好きになる前の小野田さんを見れたのは新鮮でした。
ゲイがノンケに恋をして、最初は体だけの関係が徐々に両思いになってノンケだった外川さんから告白される。嶋にとっては願いが叶って嬉しいはずなのに、、、しかし嶋には過去のトラウマで告白を受け入れられない、とても切ないストーリーですね。
外川さんが転勤する前に2人で会って話していたシーン、好きなのに無理して突き離そうとする嶋、それを受け入れる外川さん、そして別れる最後にする悲しいエッチ。
何度読み返しても胸がズキンとします。
結局、最後にはくっつくのだけど、他の恋愛漫画にはない甘くて切ないストーリーが素敵でした。
この作品を読んで間、ヨネダ先生の独特な空気感に当てられて、何も手に付きませんでした。読み終えてしまうのが本当に悲しくて、毎日少しずつ読んでは止めて、の繰り返し。一番好きなシーンは、外川さんと嶋くんが初めて二人で焼肉屋さんに行った帰り道、外川さんに頭を撫でられ俯いた嶋くんの表情が、読者側には描かれておらず、外川さんだけが唖然としてキスに及ぶ描写です。その時のノンケキラー嶋は、さぞいじらしかったに違いない・・・
8年たってこの人気!!!
先日読み返したので、少し・・・
相変わらずの萌えですね。ゲイである嶋くんの悩みというか苦悩はありがちな話ですが、王道が萌えるんだ(/_;)
外川さんの過去が少し重めだけど、あの飄々とした外川さんの嶋くんへの愛情がたまらなく好きです!!一冊じゃたりない!!遠距離になっちゃったけどもっとラブラブしてんのが見たいんじゃ!!
と、いいつつも保存用と読むようで二冊購入しましたけどね(-_-;)
擦り切れるほど読みます。間をあけても萌えなおします。
ぜひ一読をば!!
嶋くんだけじゃなく、外川さんにも過去があって、お互いが相手の過去を考えさせられてしまうので、もどかしかったです。「同情ですか?」と聞く嶋くんに「同情だってなんだって情は情だろ、俺はお前に情が湧きまくりだよ」って外川さんが言うシーンがキューン!でしたね。
それと、嶋くんが体の関係だけだと思い込もうとしているのに、ある時普通に自分の家に来て、ご飯食べて、テレビ見て寝てしまった外川さんを見て、どうしようもなく泣きたい衝動にかられたというところも、ジーン
これを読んでblにハマってしまいました。
切ない話が好きな人にはぴったりじゃないかな。
ヨネダコウさん以上の作家さんをまだ見つけてないので、出てくるといいな!
それぐらいこの人の作品は心を揺さぶられます。
お友達から本屋さんで進められて即購入いたしました。作者さんは名前は知っていたし、作品も多分読んだことが有ったと思いますが、あまり覚えていません。
今回の作品はとても良い仕上がりです、心理描写やトラウマが切なくなりました。ゲイとノーマルとの垣根とか会社員というか社会にばれたらとか両思いになったとしても、ぐるぐるしている姿が健気です。
掛け合いがとても楽しいし、周りの仲間もいい味出していて今後にも期待です。
上司と部下の関係なんですけど、上司が攻めで小気味が良いし、部下の受けが頑な態度が段々と打ち解けて行く姿に涙ものです、可愛い
しかし転勤で離れ離れになってしまう・・
エロシーンも結構沢山出て来ますし、良い感じに仕上がっています、タバコやアルコールの小道具の使い方がとても良いです
素直になれるのか・・是非読んでみて下さい
切ないラブストーリーでした。
外川さんの過去、辛すぎる。でも乗り越えて
皆を元気にしてくれる前向きなキャラクター。
嶋さんもゲイという事で辛い思いをしましたが
ハッピーエンドになってよかったです
今更のようにレビューを。
ヨネダコウさんの作品では一番読みやすく、読者をあまり選ばないのではないかと思います。
個人的にはこの作品が一番好きです。
体格差とか年の差とか、わたしの美味しさのツボが詰まってますので。
あらすじはたくさん上がってますので感想のみ。
ノンケ×ゲイなので、基本スルスルとは行きません。
しかしそこが良いです。
ヨネダさんの絵柄はキャピキャピとは真逆なので、やはりリアルさを求められると思いますし。
泣くというほどではない(基本、コミックでは頭の中で想像する部分が少ないのであまり泣かない)のですが、ひじょうに切ない。
胸にギリギリきました。
もともと攻めキャラが好きなのもありますが、飄々とした外川が特に好きです。
彼はオヤジ攻めの資質ありでしょう。
今はまだ20代ではありますが(苦笑
BL読みに復帰して、コミックでは多分最初に買った作品だと思います。
わたしは、最初がこの作品で良かったなあと思いますよ。
今現在ずっぽりBL沼にハマってますしね。
初めてBLを読んで泣きました。私のBLの志向はわりとこういうシリアスなものが好きなのでゲイとノンケのあいだにあるそれぞれの葛藤というのはすでに読んだことのあるテーマでした。が、そういうテーマを読者にどう届けるかが作者の腕なんだなあ、と読み終わって生意気に感心したものです。
恋をする気持ち、恋をしたときの臆病さ、一人ではどうしようもできないのに言葉にするのは難しい複雑な感情。性別、性的志向に関係なく、恋愛をした人、大切な存在が出来た人が誰もが抱えるもの。この著者はシーン、言葉が巧みなのでしょうか、嫌でも自分の記憶が思い出されます。
私は主人公の嶋くんに感情移入しながら読んだので、相手を傷つけてしまったことに気付いたところなんか、後悔と自己嫌悪で嶋くんと一緒に辛くなりました。
でも、嶋くんは偉いんですね、頑張るんです。傷つけたと知ったとき、自分の弱さにも心底気づいてしまうんです、それってすごく辛いです、こんな自分を嫌いにならずにいられようか。自分は相手の望むものをあげられないから、きっといつか家族を作るためにゲイの自分からは離れていってしまうはずだと。
相手の望みを叶えられない自分を攻める気持ちでいっぱいになってすでにこころはズタボロなので、身勝手な考えに陥っていることに一人では気付けないんですね。やっと気づいたときには、すでに彼は遠く。でも、きちんと思いを伝えにいくんです。怖いだろうに、もう手遅れだと思っただろうに。気持ちを伝えるシーンはとてつもなく不器用でした、不器用というか精一杯というか、ほんとに気持ちだけで行動したというのが伝わりました。嶋くんに心のそこからエールを送りました、結果は大体想像つくんですが外川さんの反応がどうくるのか怖かったです。でも、ハッピーエンドで良かったです、良かったね嶋くん。
と感情移入しまくりで読みました。これは同姓愛の方のみならず、普遍的なストーリーだと思いますのでBLでくくられてしまう本作がもったいないです。と言いつつもBLを読んでいることをリアルに友人に言えない私はここて密かにレビューを書いて、著者へのささやかなエールとします。
話題だし読もうかな思てたんですが、元々ガッチリ系男子が好みなゲイの為に、なかなか女性向けのBLの絵柄に手が出せなかったんですが、開き直って色々手を出し始めたのと共に買いました。なので、ハマりだしたのがかなり遅いかとは思いますが、この思いをどっかで吐き出したかったので。
率直に言うとこんなに泣けるBLは多分もう出てこないんじゃないでしょうかってぐらい感動しました。ゲイ向けでもありますねこれ。
だってノンケと恋をしてゲイだとバレた時の周りの反応が怖いから冷静でいようとする主人公の考えや言動が凄く現実的ですし、特に自分自身が傷つきたくないが為に相手を突き放そうとする行動もわかるんです物凄く。
特にカラダからの関係で始まると、けっこう拗らせてしまうし、相手が家族を持ちたい願望があると手を引いてしまいそうになるその駆け引きの描写もかなり訴えかける感じで泣きながら読み進めてました。それでいて所々ある性描写は過激ではなく大人の恋愛って感じで決して無駄だと感じられなかったです。
長文失礼いたしました。
切なく、温かいストーリー。
たしかにそうなのですが、
なぜこの作品がこんなにもフィーバーしているのか
ちょっとわからないかなと思ってしまいました。
もちろんふたりが出会いそして心を通わせるまでの過程は
とても切なくてそして優しい気持ちになりました。
ですがそれも他の作品にくらべてズバ抜けてという感じでもなく
泣けて感動できる作品ならば他にもあるなと思ってしまい
なんだか周りの「どうしても〜」フィーバーに置いてきぼりにされてしまった感じがしています(´・_・`)
ヨネダ先生の作品でしたら
「囀る〜」のほうが私的には切ないかなと…
まさに不朽の名作!
過去の恋愛でトラウマを抱えてしまった嶋の心を少しづつ解きほぐしていく外川の自然体な優しさが大好きです。
徐々に惹かれあっていくふたり、そして一歩踏みだしていいのか葛藤する姿。
何度読んでもせつなく・心温まる作品です。
BL好きなら全員に読んで頂きたい、そんな作品です。
まさしく人間ドラマ。葛藤と苦悩。
そして優しい思いやりが溢れている作品です。
落ち着いていて、まるで小説を味わっているような気持ちになります。
私は何回も繰り返し読み、その度に味わい深さを堪能しています。
私は本棚が小さいので、本当にお気に入りの漫画しか手元に
残していません。
どうしても触れたくないは勿論本棚入りです!
映画間に合わなかった為今度はDVDだなって思っています。
ヨネダコウ先生という作家に会えて私は幸せ~と思います!
こんなに胸が締め付けられるほど苦しくなったことはない。タイトルの意味を理解した時、涙が止まらなかった。ゲイの嶋が経験した苦い思い出。それゆえに次の恋に進めず、自分の殻に閉じこもるように。そんな嶋の内側に入り込んできた外川。でも彼には嶋が抱えているよりも、ずっと深く重い闇を抱えていて。数々のすれ違いを超えてようやく触れ合える距離に近づいても、嶋は外川に触れることが出来なかった。どうしても触れたくないその距離に、読み手としてもつらいものがあった。
ヨネダコウさんのファンになったきっかけになったのがこの作品*\(^o^)/*
これはもう、神作!!(>_<)
思わず入り込んで泣いてしまった作品でしたww
今まで読んだ中で1番内容が深いなあ、と思いました
切なくて、読んでるだけでもー胸がいっぱいになっちゃいましたww
ストーリーもしっかりしてて
ほんとにおすすめの作品です!
前々から購入しようか迷っていましたが、買って正解でした!
あまりBL作品で感動したことはなかったのですが、読み終わってから、もう胸がいろいろな感情でいっぱいになりました。
外川さんが嶋くんに言う、一言ひとことにすごく重みがあって泣きそうになりました。
本当にいい作品ですし、嶋くんと外川さんがとにかくきゅんきゅんします♪(/ω\*)
実写化のほうもドキドキしました♪
ほんとに買ってよかったです!
1回読み終わって、ちょっとして再読するとじわじわくる。作品かな。
最初に読んだ時は、さらっと読めて変に嫌なところもないきれいな印象だけで、特別な萌を感じることが無かったんですが、再読して相手の気持ちについて考えてみると急に愛おしくなりました。
外川が案外ロクでもない(笑)し、気遣いをする人なのにちょっと無神経なところもあって。嶋くん切ない~(;_:)と思いましたけど。小野田のナイスアシストに救われました。…主に私の心が(笑)
外川は歓迎会で嶋の離職理由に話が及んだ時に、なにかを感じて話を逸らしていたりして、外川さんステキ!!気遣いできる!!と思ったけど、嶋と関係しておいて『正直家族ってもんにはちょっと憧れんだよなァ』とか言って、全く意図してないけど予防線張ったみたいになってて、対しての嶋が『――外川さんは いいお父さんになりそうですよ』って返しが切なかった。その上、外川が嶋が帰る背中に『だってさぁ お前可愛いんだもん』て!なま殺し感ハンパない!外川さんほんとは悪い人なんじゃないよね!?と思いましたが、小野田のナイスタイミングのアシストがあったからこその外川の行動!
外で会う時は必ずエッチな事してた外川と嶋だけど、外川が初めて嶋の家に来た日は、コンビニごはん食べて、バラエティー番組見て、お風呂に入って狭いシングルベットでくっ付いて眠っただけ。
嶋の方はいつも通りエッチするんだろうなって思ってて『…これで最後だ これで…』と密かに決意してたのに…。
終わりにしようと思った日に、エッチが目的じゃなくて家に来られたら、いろいろと思うところあるんだろうな~と。ジタバタが止まりませんでした。
この本は、全体を通して静かに物語が進んで行くんですけど、嶋が表情を崩したとき、そのトリガになったのはなんだろう??と考えていくと、思わず萌えまくる事に気づいてからは、ほんとジタバタしまくりで良かったです。
そしてほんと小野田。いいよ小野田!!てか、小野田!でした←小野田愛ひどい(笑)でも、ほんといてくれて良かったw
「それでも、優しい恋をする」を先に読みました。(その話も少し混ざってます)
ヨネダさんの作品は受け攻め両方に感情移入してしまうほど入り込んでしまうのですが、それらと比べると今作は心に響くものが弱かったです。
主人公の2人にあまり感情移入できなかったからだと思います。
でも楽しめる要素がとてもあったので萌×2になりました。
嶋君の可愛さはよく分かりませんでしたが、彼は魔性のノンケキラーなのだそうですね。(「それでも~」で小野田が言ってました。)
こいつとなら…ゴクリ。という雰囲気を持っていて、そこに戸川が引っかかったと。
戸川は性別の拘りが薄そうだし、普通にバイだと思っていたのでノンケと言われて逆に驚きました。
それよりも問題なのは手の早さなのではないかなと思います。
しかも入社したての部下って冷静に考えたらなかなか凄いと思いました。
彼の真剣度とか感情の変化などを読みとることが難しかったです。
嶋君はミステリアスさや健気な部分よりも、戸川をバッサリといなしている時のほうが魅力的に見えました。
でも一番グッときたのは嶋君の元彼です。
自分の世界を必死に守ろうとあがいている部分が、滑稽でもあり痛々しくもあって思わず引き込まれました。
同情はしないけど、どこにも持っていきようがない気持ちと嶋君に対する甘えも垣間見れて脇役なのに凄く気になる存在です。
なんというか、彼が一番生々しさを感じました。
こういうちょっとした脇役がただの酷い男で終わらないのが他の作家さんと違うなと思う所です。
あとやっぱり小野田!!
あて馬にすらならない草食系ですが、恋人がいる人を好きになって早々に諦めることなんて普通にあるよなとも思いました。
好きになったタイミングに笑えましたけど。
そんな小野田のささやかな想いすら許せない戸川にも笑いました。
この作品の小野田を見ると「それでも優しい恋をする」で出口さんとくっつくことがとても驚きです。
読み方が少しずれているのかもしれませんが、ほのぼのな内容でも凄く面白そうだと思いました。