条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
優しくて切ない純愛満載の春菊流お伽噺!!
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
泣ける作品って聞いて絶対読みたい!って思って本屋を駆け巡ったけどどこも欠品。取り寄せて数週間待ってやーっと手に入れることができた!
読んでみたらもう号泣。
持ち主の愛情を受けて育ち、それ故に持ち主の心を写す鏡となるハイブリッド・チャイルド達。寿命が近い子の話や、なかなか育たないこのお話などハイブリッド・チャイルドにまつわるお話が3番立てになっていたけど、特に泣けるのは第3話。
ハイブリッド・チャイルドを使った人のお話で特に切ない。日本史なんて何一つわからなかったけど、戦時中の戦の話が上手く噛み砕かれてて、これ以上どうしようも出来なかったっていう悲しさがひしひしと伝わってきた。
どのお話も、持ち主の心を写す鏡であるハイブリッド・チャイルドを通して自分がどれだけその人を愛していたのか噛み締める姿に涙が止まらない。
3つそれぞれのお話を沢山の人に見守って欲しい欲しい感動の名作です。
皆さんもうおっしゃっていますが、3,4話が切なすぎて涙がしばらく止まりませんでした。一度最後まで見てしまうと初めは比較的さらりと読めてしまった1,2話でも考えるところが出てきてまた涙がこぼれて、本当に切ないけれどいい作品です。
1,2話ではこの黒田っておじさん冷たいって思ってたけど案外悪い奴じゃないのかなーとか思っていたら3,4話でまさかメインで掘り下げ。月島に恋をしていた黒田の過去が明かされて、あれ?月島、1,2話で全く出てこなかったよな…まさか…と思ったらそのまさか。あまりに早い死にやり切れない思いでいっぱいになりました。
元ネタは戊辰戦争の時期の会津藩だと思いますが年齢がまだ若いのに悲しい、もっと一緒にいてほしかった。でもこの出来事がなければ彼らは書き下ろしのようにもどかしい関係が続き、ここまで発展しなかったとも思うので思いを伝え合うためにはこの展開が必要不可欠だったと思えるので余計に切ないです。
ここで悲しんでいる暇もなく桜を渡してくる試作機の無垢な笑顔で私も黒田と一緒に涙がぶわっっっっ;;
アニメのほうも大変面白かったのでサントラ買っちゃいました、BLにせっかくハマったのなら一度は読んでほしい作品です。
持ち主の愛情を反映して成長するHybrid Child、3組のお話。
いつ読み返しても泣けるわ〜(TдT)
第一話
小太郎がゴミ捨て場から拾って育ててきたハイブリッドチャイルドの葉月。
ボロボロだった葉月は、小太郎から真っ直ぐな愛情を受け取り、いつしかお目付け役として小太郎をビシバシしごきつつ、いつも隣にいる存在であった。
そんな葉月の寿命が後1週間だと知らされ…。
「私の全ては小太郎のもだ」と勝ち誇ったように笑う葉月がカッコよかった。
第二話
壱様と可愛がられているハイブリッドチャイルドのゆず。
太平の世の今だけど、ひと昔前の戦では辛い経験をしたらしい壱。
なので、ゆずには綺麗なものだけみせたかった。
優しさだけもらって、幼いまま成長できないでいたゆずの葛藤。
花屋のおねーさんのアドバイスには笑っちゃいましたけど。
二組の主従関係をだけじゃない愛情にはきゅんでした(⌒▽⌒)
第三話
幕末のとある藩の幼馴染みの3人。
新家老となった月島と藩士の黒田と瀬谷。
口を開けば憎まれ口ばかりな月島と黒田だけど、お互い憎からず想い合っているのはすけて見える。
ハイブリッドチャイルドを作り始め、月島の顔すら忘れかけていると言っていた黒田の想いを受け取っていた試作品が、初めて発した言葉。
それからの黒田の想いが一気に押し寄せてきて、胸に迫る。
涙腺にきます(´;ω;`)
また、構成がいいですよね。
第一話のあの胡散臭い黒田が、第二話の優しく穏やかな顔をして1人苦悩を抱えていた瀬谷が、第三話では生き生きと笑ってる。
あの黒田の想いがラストだなんて、泣くしかない。
黒田が生み出していったハイブリッドチャイルド達がみな、愛情を受けて幸せな生涯でありますように、と願うしかなかったです。
キスのみで、えちシーンはほぼないのですが、それでもBLの醍醐味は受け取れて、読み返したくなる1冊です。
この作品は今まで読んだ一巻完結BLで1番泣いて、心に残る作品だったかもしれませんカドカワ還元で購入したもので、"純情ロマンチカ"、"世界一初恋"で名高い中村春菊先生のお話です。一巻完結にも関わらず短編3話全てがアニメ化されていてYouTubeに fullであげられています(公式のものでOVA?というやつです)。
.
.
正直、無料で観れる代物ではないクォリティの作品を誰でも無課金で観れるYouTubeにあげられてることに疑問をもつのですが、この作品をきっかけに春菊先生に出会えた人がいたらいいよな。と思うようにしました
.
.
江戸・明治時代のお話でハイブリッドチャイルドという謂わゆるクローンのような人間の形をした人工知能とその主人の物語です。春菊先生特有のオムニバスストーリーで描かれており、どんどん読み進めるに従って点と点が線になった感動と、儚く切ない、でも前向きになれるような作品。一巻完結の短編なだけに、起承転結がシンプルで無駄がなく、でも、春菊先生らしいコメディさと感動的な魅せ場に【この人は天才だ!】と唸らずにはいられない
.
.
好きすぎて、教えたくないって人も一定数いるんじゃないかと思えるクォリティです
間違いなく自分の今年読んで良かったBLランキングTOP10に入る内容でした
中村春菊先生の絵柄が私の好みではないのと、結構昔の作品だったので敬遠していたのですが、あるyou●uberがHybrid Childを高く評価していたので原作に興味を持って読んでみました。
結果、滅多に泣かない私がウルっとくるほど素晴らしい作品でした(ウルっとしたのは全3話中の最終話です)。
ストーリーは一応1話完結型の全3話ですが、1−2話があることで過去編の3話がより引き立つようになっているストーリー構成が良かったです。
ストーリー、演出、構成、どれをとっても殆ど非の打ち所がない良作だと思います。
中村春菊先生のお話は全部綺麗なんですがこのお話は特別綺麗で切ないです。
BLということ以前にこの素敵なストーリーを読んで欲しい。
めったに泣かない私まで泣いてしまいました。絶対に泣くと思います。
何年か前にやたらこのDVDのコマーシャルを見かけて、きっとものすごく切ないお話なんだろうなとずっと気になってました。手に入れたのは11版、売れたんですね!
月島の切腹以外は切なさはそこまででした。
ハイブリッドチャイルドがご主人に大切にされる様子、ご主人に尽くす様子、ご主人がかけがえのない存在だと何としても助けようとする様子など良かったです。
黒田と月島が想いを通わせられたのか気になります。最後の短編では月島が見合いを断り、お互いに好きな人には嫌われていると言い合います。
お互い素直になれよう!と悶えました。この後別れが待っていると思うと、そして月島に似たハイブリッドチャイルドが成長していくことを思うと切ないです。でもそのハイブリッドチャイルドの葉月がよみがえるのでホットします。
恥ずかしながら、中村春菊先生初読み。
中村先生といえば長編、というイメージがあるので、まずは1巻モノから。
設定は、アンドロイド?と時代物の融合の感じです。
1冊の中に3組の小話があり、登場人物はリンクしています。
1組、2組は両方微BL、3組目のみBL描写あり。
どれも切なさ満載です。
「第一話」
名門和泉家の若き当主ながらおバカの小太郎。
小太郎は8才の時にゴミ捨て場で「ハイブリッド・チャイルド」を拾い、周囲が何度言っても何度捨てても手元から離さず、ずっと一緒に過ごしてきた。
「ハイブリッド・チャイルド」は人間でも人形でもない、持ち主の愛情の通りに育つ存在なのです。
小太郎のH・Cは「葉月」。
葉月は「寿命」で壊れ始め、作った黒田の元に持ち込むが…
小太郎には葉月が、葉月には小太郎が、なくてはならない存在なのです。
「第二話」
2話目から切なさが加速していきます。
2話目の主人公は、H・Cの少年「ゆず」。
ゆずの主人は元・ある藩の藩士で今は隠居中の、瀬谷壱。
壱さまはいつも優しくて、でも時々庭の花園で独り苦しみに耐えているようで、ゆずは早く大きくなって壱さまの支えになりたくて。
ある日、ゆずは壱さまと買い物へ。浮かれるゆずだったが道中で暴漢に襲われ、壱さまは目を斬られて盲目に。
藩士時代の酷い戦で大勢の民が死に、恨みもかっていた壱さま。
ゆずは壱さまの全てを知って、心も体も成長して壱さまに寄り添います。
「第3話」
江戸の終わりころの話でしょうか。
幼馴染の仲良し3人組。
藩の家老になった月島と、武官である黒田と瀬谷。
月島たちの仕える藩は今「賊軍」とされて、勝ち目のない戦が近づいていた。
並行して黒田は趣味?で「新作からくり人形」を作っていて…
…全てが終わって、自分の作ったH・Cと暮らす黒田。H・Cが初めて発した言葉は……!
黒田の涙はどんな意味だろう。
思い出す彼の人の声、眼差し、ぬくもり…そして今の孤独?一度だけ交わした肌?
「〜another episode〜」
月島に見合い話。黒田は大ショック⁉︎
でも、月島は好きな人がいるから断ったと言う。
不器用な2人の、言葉には乗せない想いが漂う雨の日。
とにかく大大大好きな作品です。
アニメ→原作という流れできました。
なんかいいアニメないかな〜っと思って探して出てきたのがこの作品
見た時間帯が夜中2時頃だったのですが、見終わった後放心状態になりました(笑)
BLであることを忘れるくらいに美しくて、切ないお話です。
言葉にできないという言葉はこの為にあるのか、と思いました
3.4話で時代物のお話がきますが、時代物の設定がよく分からない私でもちゃんと理解して読めました。
すっ…と心の中に入ってくるんですよね、これが。
アニメ、原作とも何度も何度も見返してますが
毎回胸が痛みつけられます。
それでも見るのをやめられない、恐るべし…
文句なしの神評価です( ; ; )
この作品に出会えたことを心から感謝します。
本気で神
もちろんセカコイや純ロマから流れてきた民なんですが。
なんかもう本当に泣けて
私は先にOVAを見て、全4話なんですけれどももうほんっっっとに大泣きして自分の部屋が映画館でした。
どんな言葉をつづればいいのか、わからないのですが、BLというより純愛というか本気で映画化レベル…。
超感動ストーリーで、「あ、なんだ男同士だったんだ」ってレベルの性別が後に来るタイプですこれ…。
私はBLが好きなので何とも言えませんが、
好きじゃない人でも絶対感動すると思います……!!!!
今日から布教します!!
好きとか愛とかそんなものよりもっとすごいものを感じました。すごい泣けました。
こんなにも大切に思いあえることほんとすごいです。BLとか関係なく読んでほしい作品です。アニメでも観ましたがすごいよかったです。
続編ほしいです。
私は黒田×月島カプが一番好きです。
月島が、黒田に向かって貴様など死んでしまえと言うシーンがあるのですが…。
その後、まさか月島があんな結末になるとは思いもしませんでした。あんな事を黒田に言っていた月島だったから余計に…。
そして、いなくなってから初めて気づいた恋心。愛情。後悔…。泣き崩れる黒田に涙…
モノローグも今まで読んできたBL作品の中で、一番悲しかった。
決して明るい話ではない
人を愛する事は、喜び、怒り、悲しみをも共有する事なのだと、この作品を読んで強く感じた。
悲しいけれど、愛情に満ち溢れた作品です。
初心者にもオススメです。
たまたま流れたこの作品のアニメのcmを見て気になって調べたのがきっかけでした。
ちょうどその頃Free!の1期がやっていて、それを見ていた私はただ見ていただけだったのにクラスの男子に腐女子呼ばわりされていました。
なので、blというものに少し抵抗がありました。
ですが、あらすじを読んでとても好みだったので友達とアニメイトに行った時にバレないように買いました(^^;
家に帰って読んでみたら涙が止まらなくて、これをきっかけにblが好きになりました。
本当にこの作品に出会えてよかったです!
世界一初恋や純情ロマンチカのアニメを見たのでHybrid Childも見てみたいなと思い先にアニメの方を見たんですが、一話目で夜中に号泣しました。
アニメをみてこんなに泣いたのは初めてで、ただただ涙が溢れました。
すぐに原作を買い、読んで、また泣きました。
ストーリーも場面展開も素晴らしかったです。
さすが中村春菊先生。
幸せなラストも悲しいラストもあるけれどBL好きな方も、別に興味がない方でも読んでほしい作品です。
直接的なシーンがほぼないので読みやすいかと。
三部構成のうちの一話目が私の特にお気に入りなお話です。
ラストの、
「動くのに5年、喋り出すのに1年半、夏が来れば思い出す」
は、アニメのBGMが頭に流れ出して涙が出ます。
1話の冒頭の小太郎のセリフとラストの葉月のセリフは思わずふと口に出してしまいます...
素晴らしい作品なのでぜひ!
先日、中村先生の新刊に辛辣なレビューを書いてしまったんですが、好きだからこその辛口レビューでした。この『Hybrid child』は一番好きな中村先生の作品です。一冊で終わってしまうなんて他の中村作品に比べると、商業的には美味しくない作品かもしれませんが、とても完成度が高く心を打つ名作なので、純ロマやセカコイが苦手だったり興味がないと思う方にもお勧めしたいです。。
機械でも人間でもなく、持ち主の愛情度合いを反映して成長するHybrid child。それはある意味、鏡だという。そのHybrid childをめぐる3つの物語。Hybrid childたちが映し出した姿に、持ち主はそして私たち読者は何を想うのか…。
1話ごとのクオリティーが素晴らしく、各話に持ち主とそのHCがいるのですが、全話に共通するHCの製作者の黒田を通したオムニバスになっていて、それぞれが映し出す物語に涙が止まらなくなりました。
・第一話 葉月と小太郎
和泉家16代目当主である小太郎と、彼に拾われたHCの葉月。拾ってからも家族に何度も捨てるように言われても「葉月でないとダメだ」と言った小太郎と、その愛情を反映して成長した葉月。
葉月の寿命を救う方法を知っている製作者の黒田に「人間に恋愛感情なんか持つな」と言われた葉月が、黒田に返した言葉「私の全ては小太郎のものだ」に狂おしいほどの想いが込められていて何度も涙が溢れます。
・第二話 壱様とゆず
心に傷を持つご主人様の壱と、中々成長しないHCのゆず。優しい壱様に好かれているはずなのに、反映しない成長をもどかしく思うゆずの、成長したい本当の理由。綺麗なものだけをゆずに見せたいと願った壱の過去。健気なゆずが可愛くて、切なる想いと言葉に胸を打たれました。
・第三話 黒田と月島
黒田と月島と瀬谷(壱)は同じ藩に属する幼馴染。家老職の出の月島と、武官の黒田はいつもケンカばかりで…。
お互いに好きなのに素直になれず、幼い頃からぶつかりあってばかりの黒田と月島。意地っ張り同士でツンツンしていても、その想いは丸見えで、二人のやり取りがとても可愛い。彼らを見守りつつちょっかい(助言)する瀬谷もいれて、いつも一緒のほのぼのとした彼らの日常。そんな日常が戦によって壊されてしまいます。
戦に負けた責任を負うために家老である月島が自害する事を聞き、月島の元へ走る黒田。口を開けば憎まれ口ばかり叩き合う自分たちに「俺もお前も喋るな」と月島を抱く刹那な一夜に号泣です。そして黒田がHCを作り続ける理由に更に号泣してしまいました。ラストのたたみ掛ける様な黒田の想いは、BL史上一番切ないモノローグだと思う。
苦しくなるほど切なくて辛いお話なのに、一途な想いの尊さに何度も読み返したくなる作品です。多分、私が一番泣いた作品なのです。
決して、ハッピーエンドとは限らないこのお話。「持ち主の鏡」であるhybrid childに映し出された性格などがとても意味深くて、感動しました。
互いに思いやる姿がとても愛おしくて、ずっと見守っていたいと思えます。
ほかの作品とは異なる、甘いだけではない結末がとても歯痒くて、とても胸が苦しくなります。
春菊先生の作品が好きだからという理由で読むのはあまりお勧めできませんが、ほかの作品とは違う切なさを堪能したい方にはぜひ読んでいただきたい作品です。
中村春菊先生大ファンなんですが、ちょっとしっとりしている印象のこの作品にはなかなか手を付けられずにいました。お話の作り方がとても好きな先生なだけに、1冊ものに手を出すのには勇気がいりました…(-_-;)
こちらには、Hybrid Child第1~3話(3話のみ前・後編あり)、another episode(描き下ろし)が収録されています。
他のレビューにもありますが、たった1冊にするには話は切なすぎるものがあります。だからこそ1冊にすべきだったのかもしれませんが。。。
各話の流れも秀逸ですが、話の並べ方も素敵だと思います。
でもすぐに読み返す気分にはなれませんが。時々ふと読みたくなるそんな1冊です。
中村春菊さん、そう言えば昔は時代ものを書いていらしたのですよね。
恐らくお得意であろう時代ものを絡めての話ですから、短い話であっても付け焼き刃でなく、なかなかに説得力があるというのも魅力ではないかと思います。
主人に寄り添い、共に生き成長していくハイブリッドチャイルドたち。
3つのお話し全て、心に響くものでした。
時系列が徐々に下っていくのも謎解きのようでいい。
それぞれが思い焦がれ必至になる様に、涙腺が…。
ハイブリッドチャイルドの作者である黒田の思いをのせたハイブリッドチャイルドたちが、それぞれ幸せになってくれるのを願うばかりです。
1つ言うなら、この話が1冊で終わってしまっているのが残念過ぎるということ。
1話めのような作者である黒田周辺とは切り離した、ハイブリッドチャイルドの行く末をみれる話をもう数話欲しかったです。
ちょうどタイミングがあわなかったのか…これだけで終わらせるにはあまりにも惜しすぎます。
これは作者さんだけのせいではないのですが、なんとかならなかったものか…。
個人的な昔話ですが、映画化にもなった未完の某漫画が大好きでチェックしてた雑誌に、中村さんの時代ものの漫画も連載されていたのを思い出しました。
その後まさか大人気作家さんになられるとは、思ってもみなかったものです(汗)
いま思えば失礼極まりない話ですが。
多少画面の煩さに対する好き嫌いは別れるとは思うものの、物語への引き込み方は流石大御所となる方は違うなと思わされました。
時代ものネタとして、短編でこれだけの質ですから、
他の連載に区切りがついたら、また時代ものを描いてくださるのも面白いのではないかな、と思いました♪
作者の中村春菊先生の世界一初恋がとても好きで
この方の本をもっと読んでみたいと思い購入した本です。
2008年となると今から6年も前になるのですが
絵のキレイさは変わっていませんね。
このお話は三部に分かれていて全てハイブリッドチャイルドという愛情に合わせて成長するものが出てきます。
ですが、一話ごとにしっかりとお話が完結します。
一部は葉月と小太郎
二部は瀬谷とゆず
そして、三部はハイブリッドチャイルドというものを作るきっかけとなったお話で黒田と月島が出てきます。
一部は思わず「良かったね!」と言ってしまうような
微笑ましい終わり方でした。
二部は途中に胸が切なくなるような展開になるのですが
これもまた最後は納得できるしっかりとした終わり方を迎えてくれます。
三部は幼馴染同士の黒田と月島の話しなのですが
これがまた感動するのなんの…
初めて読んだ時は涙が止まりませんでした。
黒田の月島を愛する気持ちが溢れでる瞬間に
私の涙も溢れでました。
ここからは、ネタバレ大いに含みます。
どうしても抗えない結果に
完全には受け止めた訳ではないのですが
無駄に抵抗せず
2人の最後の夜に愛し合う。
そうして、月日が過ぎハイブリッドチャイルドが完成し
売れてきた頃に黒田のハイブリッドチャイルドが
喋り出します。それは、月島が言った言葉でした。
ハイブリッドチャイルドは主人の愛情で育つもの。
黒田は無意識のうちにたくさんの愛情をあげていたのでしょうね。だから、黒田の愛した月島が言った言葉を言ったのだろう、と色々考えさせられました。
春菊先生はやはり凄い方なんだな、と思いましたね。
最後に色々書きましたが
バッドエンド、せつないのはムリ!という方にはあまりオススメしたくありません。胸が苦しく成る程切ないものなので。 それ以外に少しでも気になっている方がいらっしゃいましたらぜひ読んでみてください。
黒田が涙を流しながら泣き崩れて泣く場面を初めて見た私は黒田が泣いている場面で私も涙が溢れ出てその場で心と胸が凄く締め付けられて心を打たれて声を出しながら号泣しました。本当に心が綺麗になっていったので大好きなアニメです。
このようなアニメを作ってくださった、スタッフの方々、中村先生・ありがとうございました。
これからも中村先生とハイブリットチャイルドの大ファンとして末永く応援しています。
今までの「中村春菊」という作家さんに対するイメージをひっくり返してくれた作品でした。
中村作品と言えば、『純情〜』や『世界一〜』のように、せつなさの部分も描かれているものの、どちらかと言えば、明るく楽しく、コメディタッチで、エロも程よく描かれているイメージだっただけに、驚きの一冊でした。
コミカルな部分も一部折り込みながらも、せつなさを全面にだし、エロ描写も皆無に近い作風。
でも、十二分に読ませてくれます。
BLを読まれない方にもオススメしたいお話でした。
三部作で構成されているんですけど、新装版にするに当たって、先生が、この部分だけはこだわったというだけあって、読めばこの流れの深い意味が伝わってくる完璧に考えられた構成でした。
そして、三つとも泣かせてくれるお話なんです。
『Hybrid Child』は、不思議な人形を巡る、人間の愛情を糧に成長する人に似たカタチ。
オムニバス形式の純愛ストーリーとなってます。
第一部は
葉月 × 小太郎編
執事と主人の関係なんですけど、
カップリングでいうと、ツンデレ×ツンデレでした。
何度も捨てられ続けた葉月を、小太郎だけは見捨てたりしなかった。
もう時期動けなくなってしまう葉月のために、やっぱり最後まで諦めない小太郎。
暑い夏の中…「月の雫」だけが、彼を救う方法だと教えられ、必死に必死に探す小太郎の姿に胸が締め付けられます。
一夏がくれば、再び思い出す…
そして、最後の見せ場では笑い泣き状態でした。
じわりじわりと心に染み込んでくるお話です。
第二部は
瀬谷×ゆず
隠居生活を送る武家のご主人と、まだ、子どもハイブリッド•チャイルドの関係。
まだ何も分からない、真っさらな心のゆずが、瀬谷の為に一緒懸命大人になろうとする無邪気な姿が健気で可愛くて、ちょと誘いエロっぽさもあったりで和ましくれてるんですけど…
最後の必死なセリフに泣かされます。
そして、最後、壱の側に寄り添う、大きく育ったゆずの姿。
とても幸せそうで支え合っている2人をみては、もう視界が歪みまくり状態でした。
第三部作(前後編)は
黒田×月島
このお話で、第一部と第二部の原点が分かるお話になっています。
黒田は第一部で登場した、ハイブリッド•チャイルドの作者。
この黒田と月島、そして二話目に登場した瀬谷は幼馴染。
時代は江戸〜幕末!
三人の悲しい運命の始まり…そして残された2人の心に残った想いと、深い傷。
黒田は、ハイブリッド•チャイルドの試作品を完成させ、本人も気がつかない間に…それが月島そっくりなんです。
そして、初めてしゃべった言葉が
月島との想い出の言葉。
黒田の月島への恋情が反映したのだと思ったら、涙が止まりませんでした。
せつなくて泣ける感動作なんですけど、とても優しい気持ちにもさせてくれるお話でした。
読まれていない方がいるなら、ぜひオススメしたい一冊です。
このお話、ふと思い出すだけで涙がこみ上げてきます。
三つのお話に大きく分けられていますが、それぞれが全く別のものではなく。
主人公たちの過去やその後が入り混じった三部作。
ハイブリッドチャイルドを作った経緯、思い、真意・・・それは?
戦乱の世、主従関係が絶対の乱世、責任を取るのはいつも・・・・。
誰から見ても相思相愛なのに、
いつ出くわしてもお互いしか見ていないのに、
必ず憎まれ口を叩いちゃう。どうしても意に反した行動をとってしまう。
そんな時、戦が起こる。
責任を問われる立場にある者は、意を決してかの者を呼び出す。
何も語らずとも何も言わずとも、お互いはお互いを思っている。
最初で最後の逢瀬。
次の日ある者は、切腹しこの世を去る。
残されたかの者の想いは?はちきれそうなこの胸は?
泣いても泣いてもどうすることもできない。
本当に悲恋でした。本当に、この時代の恋愛はいくつこういうことがあったでしょう。
三つあるお話の中でも、最後のお話はもう泣きながら寝ましたその日(笑)
ドラマCDで耳で聴いて欲しいなあとも感じたお話です。
中村春菊さんの作品は『純情ロマンチカ』で読んだことがあって切ない感じの作品を書かれる先生であることは知っていました。
ですがっ…!!
まさかあそこまで号泣させられるとは思いませんでした(泣
本当にどの作品もお互いを想う気持ちがひしひしと伝わってきて好きな相手に対する想いや関係が切なすぎます。
最後までずっと涙無しには読めませんでした…。
まとめるとすごく素晴らしい作品でした。
BLでというよりも、マンガで初めて本気で泣きました。
一番最初に好きになった漫画である、「世界一初恋」がすごく好きで、ついに買ってみました!
泣きました(泣)
正直、そこまでかなーと思っていましたが、想像の×100ぐらいの感動です!!
何度読んでも全く同じところでぽろぽろ溢れてきます。
ちなみに、ついこの間、BLが苦手な友人に貸してみた所、私の隣で泣いてました(笑)
えろすぎるのが嫌いな人でも全然読めます!
余談ですが、その友人は今ではがっつり腐女子です笑
中村春菊さん、2005年の作品です。
先日『純情ロマンチカ』16巻(限定版)が発売され、そう言えば、と思い手に取りました。
これ、何で今まで読まなかったのかが不思議。
今の春菊さんと言えば、『ロマンチカ』も『世界一初恋』も正直がっつりエロ有り作品になっていて、開けば必ずどっかこっかで体を重ねてるイメージが染みついている。
けれど、こちらは皆無とは言えないけれどあからさまな表現は殆ど無く、「心を映し出し、心が繋がっている」に重きを置いている作品だと思います。
こちらの単行本は、3部作となっていて、どれもがどこかで繋がりが有ります。
第一話は、小太郎と葉月のお話。
頭の悪い小太郎が葉月に執着し、「葉月でないとダメだ」という言葉に、いつまでも葉月が捕えられ執着し、自身も彼に愛情を注ぐ。
けれど葉月には寿命が来ていて、ハイブリッドチャイルド製作者・黒田が言う『月の雫』を見つけ出せればもしかしたら葉月は生き延びるかもしれない――と進んでいきます。
葉月を自分の元にずっと一緒に居て欲しいという気持ちだけが小太郎を奮い立たせてくれる。
小太郎の中心は葉月で、葉月の中心は小太郎だという愛情が感じられ、怖い位の熱の高い愛情に少し泣きそうになりました。
第二話は、心に闇を抱えている壱と傍に仕えるハイブリッドチャイルド・ゆずのお話。
ゆずは壱に愛情を沢山与えられている筈なのに小さくて、何故だろうと思い悩む。
早く大きくなって、一人で花畑で佇んで闇の中にひっそりと立つ壱の役に立ちたい、頼られたいのに、思いのほか身長は伸びない。
そんな中、久しぶりに2人で町に出た時、壱は刀で襲われて――と進みます。
ハイブリッドチャイルドは、主の愛情を受けて育つと言う設定。
心優しい壱が傍に居て、何で大きくならないのか。その理由がゆず自身で分かった時、心にじんと来ました。
愛すべきものに汚い世界を見せたくない。それはきっと、守りたい者があるが故の本音だと思うのだけれど、ゆずにとっては違った。
ずっと傍に、誰より頼って欲しい、その思いが強いゆずにとっては、そんな柔らかな感情は要らなかったのですね。
そして大きくなったゆずは、壱の目の代わり。ずっと壱の傍に居る。
2人の愛情は大きくなり、悲しみに暮れた花畑には、今は2人で立つことが出来ている。
その事実が悲しくも嬉しくあると言うか、切なく儚くしっかりとした愛情として見えました。
そして最終話。ハイブリッドチャイルド製作者・黒田と、家老に就任した幼馴染・月島のお話。
最初の2話より前のお話になります。
お互いずっと好きで居たのに言えなくて、ずっとそのまま来ていて、お互いが思い合っているだなんてハタから見れば一目瞭然なのに言い合わない。
そんな時、戦が起こる。
それぞれが分かれて挑むも、彼らの藩は敗北し、家老である月島が責任をとって切腹することを黒田は知る。
好きなのに、昔から相手だけをずっと。これからも変わらず一緒に居ると思って居たのに。
そんな気持ちのまま切腹する前夜、2人は会い、最初で最後の契りを交わします。
あっという間にそんな日々は過ぎ、手を掛けていたハイブリッドチャイルドを月島似に創り上げ、ようやく言葉を発したソレは、まるで月島の生き写しの様に、黒田の心に響いた言葉を映し出したのです。
すぐ忘れてしまうだなんて嘘。そんな気持ちなら、とうに消えてなくなっていた筈。
なのにそれを素直に認めようとしない黒田に涙が出、死にたくないのに死んでいった月島の思いに号泣してしまいました。
第1・2話では月島似の試作機は出て来ませんでしたが、今も黒田の心の潤いと支えになってくれていたらいいなと思えて仕方ありません。
寂しげな花畑は、いつか少しでも幸せな気持ちで埋もれてくれればと思うと、本当に悲しく儚く切ないお話だなと実感しました。
私は中村春菊先生の作品は、
世界一初恋で知り、
世界一初恋が面白かったのでこちらの作品も読みました。
今までは、ハッピーエンドの漫画しか読んだことがなかったので、
Hybrid childすごく新鮮でした。
ストーリーがしっかりしていて、
話自体が面白いので、BLが見たい!っていう場合じゃなくても
自然と読めてしまうのではないかと思います。
心情の動きもわかりやすく描かれていると思うので、
個人的に読みにくさは感じませんでした。
オススメの作品です。
このお話は、機械でも人形でもない、持ち主の愛情度合いで成長する「ハイブリッドチャイルド」と人間との淡くて、切ない物語です。
ハイブリッドチャイルドと聞くと、単純に話すロボットのように思ってしまいますが、姿や声はもうほとんど人間と変わりません。ただ、いろいろなことを経験したり、気持ちの変化、愛情かけ方などでそれぞれ成長や性格が変わるようです。
この本には、和泉家の跡取り当主、小太郎×葉月(H・C)、瀬谷×ゆず(H・C)、家老の月島×黒田とのカップリングの話が収録されていますが、その中でもHシーンは月島×黒田しかありませんので、お好きな方にとってはちょっと残念かも。
さて、それぞれのカップリングに登場する、月島、黒田、瀬谷ですが、3人は、立場こそ違えど幼なじみで、ずっと一緒に成長してきた間柄です。江戸から明治に向かう、時代がめまぐるしく変わる中で、大きな戦に3人は向かわなくてはいけなくなります。その、
大きな戦に向かう前に、黒田が月島に放った、『俺の思いでごと持って行ってから死ね』と言う台詞は今思い出しただけでも泣けます。
個人的に一番お気に入りのシーンは、ゆずが壱様こと、瀬谷を分かってあげたいという理由で「早く大きくなりたい」と努力するシーンが何ともかわいいです。もうそれだけでキュンキュンします。
中村春菊さんの作品と言えば『純情ロマンチカ』シリーズと『世界一初恋』が真っ先に浮かぶところですが、初期の作品も、笑わせてくれながらも、切なくて、甘い作品が多いので私は要チェックだと思います。そして、時代物や着物が大好きな方にも是非おすすめの一冊です。
初めて、原作未読でドラマCDを聴いた後に原作を読んだ、
パターンです。
ドラマCDがあまりにも素晴らしかったので、
ドラマCDを聴きながら、原作も読みたいと思いました。
今までCDを聴いても原作を読みたいと思える作品に
出合ったことがありませんでした。
『第一話』
葉月 と 小太郎
ドラマCDと同じように、目頭が熱くなった程度でした。
『第二話』
瀬谷 と ゆず
原作も良かったですが、ドラマCDのほうが好きです。
このお話も、目頭が熱くなった程度でした。
『第三話』
黒田 と 月島
ドラマCDと全く同じシーンで、
黒田さんと月島さんの最後の逢瀬のシーンで涙が出ました。
ドラマCDで聴いた後の、原作の想像していたイメージと、
実際に原作を読んでみた印象が違っていたので、
楽しむことができました。
原作でも、なかなか泣けなくて、
泣くには至らないのかなーと思っていた矢先に
ドラマCDと全く同じ場面で涙が出たのには少し驚きました。
原作を読んだ後、もう一度CDを聴きながら原作を読んでみました。
また違った味わいがあって、色々と楽しむことができました。
ドラマCDと同じように、BLコミックで泣ける作品は初めてで、
後にも先にも、泣ける作品はこの作品だけかもしれないと思いました。
今回も、迷うことなく「神」評価です。
表紙を見る感じでは昔をテーマにした世界観の話だと分かりませんが、江戸時代とか昔をテーマにした短編で終わるオムニバス漫画です。
話のコンセプトも“機械でもない、人形でもない”
というのに何じゃそりゃと思いましたが読んでるうちにハマりました。
その時代故の悲しさもあり、恋もあり
最後の最後のシーンで桜の木の枝を黒田に渡すシーンにうるっときました。
まさか感動する漫画だとは思ってませんでした
買って良かったです!
読んだのはかなり昔です。約3年くらい昔のことなのにこの作品を読んで泣いたことを今でも覚えています。たぶんBL作品で初めて涙したと思います。
どうしても「純情ロマンチカ」の印象が強くて、春菊先生がこんなどシリアスものを描かれることも度肝抜かれたのも覚えています。
3作品とも切なくて、感動できます。でもやはり個人的に一番感動したのは黒田と月島編です。バットエンドに近い感じですね。それでも、最後は黒田にとっては良かったことなのかな・・・なんて。黒田が作ったハイブリット・チャイルドに映し出されたのは月島のものだったんでしょう。桜の木を折って黒田に手渡すシーンは涙が止まりませんでした。
しかしながら今では死ネタは苦手ですorz
現在の中村春菊先生の絵が好きな方はあまり好きではないかもしれません。
この「Hybrid child 」は新装版なので絵には違和感は特にないと思いますが、中身(ストーリー)は中村先生が何年も前に作ったお話ですから……。
でも、ストーリーはとても感動ものでした!!!!!
泣けますよっ!!!
どういう言葉で表現すればいいのやら……。
とにかく読まないと分からないんです(汗)
BLをはじめて読む(入門??する)人にオススメできます
全部の話が涙ものでしたが、
特に3話の黒田と月島の話に、
すごく涙がでました。
初めから2人は両想いだったのに、
素直になれずいつもいがみ合っていた。
それでも2人はお互いのことを、
思い合っていたのにあの最期は悲しすぎます・・・
どうして黒田が人形を作るようになった理由を
わかった時は、
すごく涙が止まりませんでした。
この、
2人には幸せになってほしかった・・・
レビュー書くために久々に読み返しました。駄目ですね夜中に読むと。涙じょっぱーです。
持ち主の愛情を反映して成長するという、HC(ハイブリッド・チャイルド)。自我を持ち、泣きも笑いもするし怒りもする。
限りなく人間に近いけれど人間ではなく、かといって人形でも機械でもない。そんな不思議な存在。
異変が起きたHCとその主人、成長が遅いHCとその主人、そして制作者である男と幼馴染みという三組の話で構成されて、それぞれの関係の有り方に胸が揺さぶられます。
ある意味ファンタジーなので、HCの設定の粗さは重要ではありません。人間でない存在と寄り添うこと自体の意味も。
それらは脇に置き、HCと主人の間の特別な結びつきを描いています。
小太郎は馬鹿の一つ覚えのように「葉月じゃないとダメ」だと繰り返し、「自分の全ては小太郎のもの」だと壮絶な顔で葉月は笑う。
カステイラも、綺麗なものも、苦しみも、罪も、全部を二人で「半分こ」する、瀬谷とゆず。
その特別な絆は、一言で表わすのが難しいです。
主従のように、家族のように、飼い主とペットのように、伴侶のように。そのどれでもありどれでもないような、誰も立ち入ることのできない不可侵な一対です。
恋愛というにはあまりにも純粋でひたむきな彼らの言動は、ただただ「一緒にいたい」という至ってシンプルな感情に回帰していく。
そしてシンプルであるがゆえに、心を震わせるものがあります。
黒田と月島の話は切ないですね。
二人の結末そのものよりも、一瞬だけ交差し、交差したからこそ尚積もる、行き場を失ってしまった彼らの想いの無念さに泣けてしょうがない。
葉月と小太郎、そして瀬谷とゆずの姿は、黒田が「ずっと一緒」だと信じて疑わなかった、二人の途切れてしまった未来でもあります。
黒田の複雑な想いはどうであれ、祈りのような彼の願いを遺伝子のように受け継いで、HCたちは生みの親の手を離れそれぞれの生を歩んでいる。恐らくはただの愛玩具としての存在でしかないHCも多いのだと思う。
それでも葉月らのような関係を築いている者も確かにいて、その姿に、囚われたままの黒田が少しでも救われているといいなあ…。
中村春菊さん、またこういうテイストの作品描いてほしいです。
この作品を初めて読んだ時は泣きました・・・。感動ものです。BLを読まない方でもきっと読めると思います。そのあとに奥華子さんの「楔」という曲を聴いたら、もっと泣けました・・・。歌詞がこの作品にかなりマッチしていますので、その曲を聴きながら読んでみるのもいいかもしれません。
ハイブリッド・チャイルドとは人間の愛情度合を反映するものなので、人間でもなく、だからといって人形でもなく・・・。
葉月と小太郎・瀬谷とゆず・黒田と月島(あえて×は使いません)
個人的には瀬谷とゆずの話が一番泣きました。ゆずがけなげで本当に切なくなる・・・。早く大きくなって、瀬谷の役に立ちたいけど、中々大きくならないから、悶々としていたけど、大きくならない原因は瀬谷が、ゆずにきれいなものしか見せていなかったから・・・。なんて!!なんて切ないんだ・・・。
黒田のハイブリッド・チャイルドを作った理由も切ないし・・・
ドラマCDが発売されているみたいなので、ぜひぜひ聴いてみたいです。
この作品は涙なくしては語れません。泣かせてくれますね、中村先生(笑)
話は3編なのですが、どの話もすっごく切ない…!なんでもするから2人を幸せにしてあげて!
思わずそんな風に思ってしまいます。表紙になっている葉月×小太郎の中での葉月のセリフにドキッとさせられました。
とにかく一読してみる価値は大いにありますよ♪
中村先生は本当に素晴らしい方だと思いました。
ただ絵がかわいいだけじゃない。話し自体もとても深く、感動をくれるのです。
今回読んだ『Hybrid Child』は、まさにその両方がつまった作品だと思います。
"BL"について、必要とされる"エッチ"のシーン。
この作品はそんなシーンは、少なく、一般の人でも読みやすい作品なのではないでしょうか?
内容の方は 3話で構成されており1話ごとに人物が変わります。
どの話しも、始めは普通の物語のように思えるのですが、突然今までの平和な日常を覆すようなことが起き、そこからが感動の嵐なんですよね。
読んでいただいたら分かりますが、この本を読むと人の大切さ、周りにいる誰かの重要さが分かると思います。
読んで損はないことでしょう。
ぜひ一度手に取ってみてください(^ω^)
切ない系な話なんだけど・・・すんません 萌えれませんでした
純ロマみたいな雰囲気を想像していた分 ギャップがあったというか
架空の人物とわかっていても 人が死ぬっていうのは辛いので
ロマンチカシリーズは読んでいるのですが、ついつい引き込まれる理由がわかったような気がします。
かわいいだけの絵でなくて、その奥に流れる愛の表現がうまいのですね☆
人間が与える愛情で成長するハイブリッドチャイルド。
それを作る黒田の理由がわかる3話の、月島との関係が涙でした。
それぞれのお話も感動です。
ゆずと壱のお話も、
「まだ僕に優しさしかくれていない、もっと辛いこととか悲しいこと、ムカつくこと、もっといっぱいください!」と叫ぶシーンがよかったです。
これは是非ドラマCDの実声で聴きたいですっ☆
実はこれが中村春菊さんの初読みだったりします。
避けてたとか食わず嫌いしてたとかじゃなく、「いつでも手に入るしー」と思って、後回しにしてたらズルズル…みたいな。
ドラマCDを聴いて感動したのをきっかけに、原作も読んでみたんですが…ヤバイ、まったく同じ場所で泣きました。
三話目の切なさが半端ないです。
ドラマCDでは、黒田の最後の独白の部分にいちばんぐっときたんですが、
漫画のほうでは、最後の夜が終わり、「部屋を出ていく月島と、布団のなかで呆然と泣いてる黒田」っていう構図にいちばんヤラレました。
絵も綺麗で好きです。
いろんな意味で、さすが人気漫画家さんだと思いました。
よーし、ロマンチカシリーズも読むぞー。
茶鬼さんへ
おおっ、私のショボいレビュー、お役に立てて良かったです!(改めて読み返してみると、感動したわりに私ほんとにショボいレビューしか書けてなかったwや、先にレビューしたみなさまが、しっかり内容に触れてくださってるのでモニョモニョ)
すべての短編が良かったですよね。私も、ゆずの可愛らしい愛の告白に胸がきゅんきゅんしました。ドラマCDでは宮田幸季さんがゆず役をされてるんですが、見事にハマってました。成長したときと幼いときで声をガラッと変えてくる宮田さんの演技、さすがプロでしたよー。茶鬼さんの期待を裏切らない、ハズ!
ドラマCDも本当にオススメです。原作とドラマCDで互いの良さを引き出しあってる、ほんとにステキなCDでした。
中村春菊さんのロマンチカも良さそうですね~。私も早く読まなきゃだ。(普通はコッチを先に読んでなきゃオカシイんですがw)
スイマセン、なんか長くて。
私もつい先日読んだばかりで、まだ感動さめやらぬ段階で、嬉しくて。
むつこさま
むつこ様のレビューを見て、これは!と思いすぐさま本屋へ走りました!
よかったです、泣けました。
黒田の涙と月島の後姿に私もやられました。
CDも聴かなくちゃ!です。
楽しみです☆
3話違う話が入っていますが、それそれがビミョーにリンク。
人の心を映して育つHybrid Childとその相方のお話ですが、
どれも切なくてぐっと来ます。
最後のお話はHybrid Childの生みの親、黒田の話なのですが
このお話だけ、他の2話と時代背景が違って幕末になっています。
それがまた運命のツボをついてくるんです…!
私は、新選組や幕末モノが好きなんですが、また新たに大好きな1冊が加わりました。
幕末って背景が切なさにいっそう輪をかけてると思います。
切ない系が好きな方には超おすすめ!です。
コメディタッチで続いていくわけではなく、悲しく続いていくわけでもなく・・
でも涙が出そうになりました。「切ない」というものなのだと思います。
もっとも涙が出そうになったのは「第三話」
それまで楽しく暮らしていた黒田と月島。
なんだかんだで幸せそうな二人がそんな、急展開になったら
もう泣くしかありません。
それまで楽しそうだったからこそ、さらに切なく感じさせられました。
そして黒田が月島に似せて作ったハイブリッドチャイルドが
月島と同じ言葉を言ったとき・・・
堕ちました。←
それぞれの話にいろんな愛情が感じられて
切なくて本当に良い本だったなぁーと改めて思います。
BLというジャンルを越えて
いろんな方に読んでいただきたい、とも思いました。
久しぶりに、号泣した作品になりました。
だから死亡エンドはいやだって言ったのに・・・・・(キイテナイヨ
世話をする人間色に染まる人形。それは人ではない、しかし・・・・
『1個目』
幼いころにゴミ捨て場から拾ってきた。拾ってきたころは同じくらいだったのに、今では図体も態度もでかくなった。何度も捨てられて、それでも迎えに来る主人。世話が焼ける主人なのだが~~・・な感じの一作目。お金持ちのお坊ちゃんと、世話係といった感じの二人。
二人の楽しい日々から一転。
ロボットが壊れてしまう。
修理には500万(当時の国家予算と同額に値する)。
もしくは、つきの涙を探してくること。
必死な姿が涙をそそる。
どれだけ家族が捨てても拾ってくる。
「こいつじゃないとだめなんだよ」と必死の姿が可愛いのです。
必死に石を探してかけずりまわる姿が乙。
最後の最後。
やっぱりかという部分もありますが、戻ってきたのにはココロがピンク色になってしまいました。
『2個目』
いつまでたってもちびっ子のアンドロイド。
大きくなりたいといつも切に願っている。
それはいつも一人で考え込んでいるような主人の支えになりたい。
頼れる存在になりたいと思ったから。だから早く大人になりたかった。
だから、いろいろな人に話を聞き・・・・
近所のお姉さんから聞いてきて~のくだりが、声が可愛いだけにもさらに可愛かった。
「僕のお尻に・・・・入れて・・・ぐちゃぐちゃに」
おまっ(ノ∀\*)キャ
でもコレがけなげで可愛いんですわ。
主人のために、一生懸命大人になろうとする姿がなによりいい。
最後は大人になった姿も拝めてなおさらハッピーエンド。
カバー裏も可愛くてポイント高いです
『3個目』
これは涙なしには読めなかったつД`)・゚・。・゚゚・*:.。
ハイブリッドチャイルドを作った男の話。
幼いころから一緒で、顔を見合わせればいがみ合いの繰り返し。
しかし、本当はお互いにお互いを大事に思っていた。
身分階級の確立していた時代。
身分違いの二人はそれを壁にしていた。
としかし、戦争が始まり、受は明日処刑がきまったと聞き・・・。
一度だけの逢瀬。
最初で最後の身体をつなげ・・・・それから・・・という話。
結局「生きてました★」なオチじゃなかった。
なんだけど、なんだけど、
このあとにハイブリッドチャイルドを作った~のネタがもう感動もの。
ハイブリッドチャイルドは自分を映す鏡。
そのチャイルドが映し出したものとは・・冒頭の桜の枝の話。
それを、本人ではないロボットが・・・というのがまた切ない。
もう一度あらためて読みなおしたい一作。
私の場合、これCDのほうが先だったんですが、どちらも良い仕上がりです。
中村先生の作品は、元々好きでしたが、
この作品は1番好きかもしれません。
確かに、
泣ける程、ではないのですが、
切ないです。
「純情ロマンチカ」は甘いですが、
この作品は糖度は高くないですし、どちらかというと低めです。
Hシーンも少なく、初心者にもオススメできますね。
皆さん、3話目が1番のお気に入りの様ですが、
私は1話目が1番好きです。
主人公の健気な所がとても可愛くて。
攻めのためにあそこまでする所が。
まぁとにかく、
自信を持ってオススメできる1冊です。
中村春菊先生が大好きで、純情ロマンチカの後に読んだ作品
なんですが、おもしろかったです!
―この作品はシリーズ3部作からなる(Hybrid Child)のお話です。―
確かに泣けるほどではないですが、けっこう切なくなりましたね。
とくに第3話の黒田と月島のお話は、月島を愛してるのに悲しい現実を突きつけられる黒田は可哀想でした。
身分によって責任を取らされる月島…昔はそういうものが当たり前なのでしょうが、うーんw(苦笑
話の内容は機械人形だからちょっとと思いましたが、
難しいことはなくスラスラ読めました。
それにHシーンがほとんどないので、BL初心者にはいいと思いますw
切なくて胸にくる作品ですが、私にとってお気に入りの一冊です。
この作品は、不思議な人形(ハイブリッド・チャイルド)を巡る
短編三作品からなる、オムニバス純愛ストーリーです。
(作品情報は第一話のメインカップルを記入しました)
あちこちのレビューで評価が高く、『泣ける!』と言われていたので。
そんなに凄いのか!泣けるのか!!と、超期待で読み始めたのですが。
確かに、面白いです!!面白いのですが、泣く程ではないかな?
と、割と冷静に読んでいたのですが。
第三話の黒田と月島のラスト。
「残るのは 後悔と懐古と未だあふれる恋慕の情とー」
という黒田のモノローグに、やられました……涙しました。
最終話(第三話)を読み終えてから改めて、第一話から読み直すと。
初読でスルーしていた部分に「じーん」としたり、
感じ方が違ってくる作品です。