ルビーレッドを噛み砕く Reflection

ruby red wo kami kudaku Reflection

ルビーレッドを噛み砕く Reflection
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神58
  • 萌×215
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

113

レビュー数
16
得点
359
評価数
76
平均
4.7 / 5
神率
76.3%
著者
朔ヒロ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799774557

あらすじ

オレが好きになったのは
“β”のマキ先生だ――。

フェロモンが色とりどりの“結晶”として見えるΩの朱音。
中学時代の養護教諭・βの牧瀬と偶然の再会を果たし、恋人になった二人。
ある日、牧瀬から“もっと一緒にいたい”と同棲の提案が。
浮かれる朱音だけど問題は山積みで…。
さらには真っ黒な結晶を身にまとうα・牧瀬の兄が現れて――!?

ピュアな想いがきらめく
尊さ満点オメガバース、待望の恋人編!

描き下ろしは親へのご挨拶

表題作ルビーレッドを噛み砕く Reflection

30歳、β、養護教諭、朱音の恋人
20歳、Ω、フェロモンが結晶として見える特異体質、牧瀬の恋人

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数16

朱音の健気さに泣いた

恋人編と分かっててもたぶん順風満帆とはいかないのだろうなと思いながら読み始めました
まずなんと言っても絵が美しすぎる
それに尽きます
そして内容は、マキ先生に釣り合う男になるために朱音が奔走します
その健気さにほろりと涙が出ました
そして、ついに登場したマキ先生のαのお兄さんのかっっこいいこと!!!
結晶の色がまっっくろなのもめちゃくちゃ強いαみを感じでとてもよかったです
弟思いな兄だったことが明かされてめちゃくちゃ泣きました
私こういうのに弱い
αだから持ち上げられるけどβの弟のことを本当に可愛がってて、めちゃくちゃいいお兄さんでした
もはやお兄さんが好きすぎました
どうかお兄さんのスピンオフも…!!!

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βとΩカップルのその後

保健室の先生・牧瀬と元教え子・朱音。
前作で恋人同士になった二人の続編でした。

フェロモンが結晶化して見えるという特殊能力を持った朱音は、結晶の煌めきに気分を悪くする事も多く、生きづらさを抱えながら生きてきた。
唯一結晶の色が透明だった牧瀬をいつしか好きになり、偶然も重なって卒業してから数年後に再開して、お付き合いに至ります。

Reflectionではお付き合いを始めてから9ヶ月の設定で、牧瀬の家族関係のエピソードを絡めて、「先生と生徒」から一歩進んだ関係になっていくお話でした。
αの両親を持ち、兄もαという中で、自分だけβだった牧瀬。
牧瀬の両親は、牧瀬がβであると判明して以来、牧瀬に愛情を示すことはありませんでした。
バースを理由に親の愛情を失う・・・オメバガバースではよくある話ですが、こんな残酷な事って無いですよね。
牧瀬も幼心に傷を負い、「βの自分なんかじゃ」と考える癖が無自覚ながらついてしまったエピソードは、読んでいて苦しかったです。

朱音が牧瀬の兄であるαと交流するにつれ、無意識のうちに「いつか朱音もβの自分から離れていってしまうかも」と不安になっていた牧瀬でしたが、これまで妙に我慢強く弱音も吐かなかった牧瀬が、そういった本心を朱音に吐露してくれたのは良かった。
本気で朱音と離れたくなかった証ですよね。
朱音が牧瀬の不安を感じ取り、全身全霊で愛を伝えたシーンは感動的でした。

愛し愛されることに自信を持てるようになった牧瀬はとてもかっこよかったです!

本作の新キャラ・牧瀬のお兄さん(α)は黒い結晶の持ち主。
黒は光を乱反射せず、眩しくなくて、朱音にとっても好きな色です。
作中では朱音がお兄さんの結晶の色が黒である理由を何となく納得していましたが、私にはいまいち良く分かりませんでした(読解力がなくてごめんなさい)。
結晶が黒である理由について、もう少し説得力のあるエピソードがあれば、完璧だったなぁ・・・。

とはいえ、朔先生が描きたかったことはしっかり描き切れたのではないかと。
絵柄も綺麗でコマ運びも上手く、さすが朔先生!と思いました。

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ガブガブマキ先生

何となくこの作品は朱音君視点のお話しかな?と思っていた所があるので、この作品タイトルである「ルビーレッドを噛み砕く」も彼を悩まず結晶に抗って壊す!みたいなイメージだったのですが・・・
今回のマキ先生の行動なんかを見てみて、この作品タイトルはマキ先生からの視点なのかも知れない?!と思ってみたりしました

そうすると、朱音君の為に煩わしく感じる事を取り除いてあげたいと思う気持ちで結晶を噛み砕くという事と、単に恋人としての独占欲や愛情が昂ってしまい彼に歯形を残してしまう衝動的な噛み跡が朱音君自身を噛む事に表れていたのかな?と思えて来て何となく自分的にフフ・・・♡ってなりました

作中ではマキ先生の行動をDVって言われてしまったり、マキ先生自身もすごい反省してたけど、私的にはこの「ルビーレッドを噛み砕く」という意味とマキ先生のリンクを考えると全然アリ!な行動だし、朱音君自身も嫌がってないから愛情表現だな♪って思って楽しみました(*´▽`*)

まぁ他人に心配されるのはきっと煩わしいと思うのでがぶがぶマキ先生は上手い事コントロールして、これからも仲良くいて欲しいな♡と思う2人の続編でした!

お兄ちゃんキャラがすごい良かった!!
黒い結晶なんて格好いい設定だし、そもそもこの結晶が見える設定自体が面白いので何かもう一展開あったら嬉しいな、なんていう欲張りな想いを込めて今回は評価に反映しました

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結晶が語る、彼らのバースと想い


1巻の続きなので、まずは1巻から読むのがおすすめです。

この作品は、バースが結晶として見えるという設定が特徴。
結晶の色や大きさが感情や関係性を映していて、頭の中で色づけしながら読むと物語の解像度がぐっと上がります。

バースで人を区別しない純多。
そのせいで先生と衝突したり、逆に心を溶かしたり――不器用なのに、やり手な男です。

そして初登場のお兄さん!
最初は“バース至上主義の頭固め男”かと思いきや、実は弟を溺愛しすぎてる兄だった!
先生に頼られたときのあのニヤけ顔、完全にオタクのそれで最高でした。

ところどころに登場する天使の先生も、可愛いかったです。

えち展開:6回

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貴方と幸せになりたい

今回は小学校の養護教諭と
フェロモンが見える工場勤務バイトのお話です。

初恋の人の攻様と恋人同士になった受様が
攻様と同居を決意するまでの顛末と
受様宅へのご挨拶を描いた短編を収録。

この世には男女の性別の他に
アルファ、ベータ、オメガの「第二の性」が存在します。

オメガの受様は幼い頃から
フェロモンが結晶化されて見える特異体質保持者で
煌く結晶に眩暈や体調不良を誘引されますが

中学の養護教諭として出会った
ベータの攻様のフェロモンの結晶は
透き通るような透明で受様を刺激する事がなく
受様にとって攻様は心許せる人となります。

受様の高校進学と攻様は異動により
2人の接点はなくなりますが
5年後、偶然の再会を果たしたことで
受様の攻様の恋人になります。

攻様はアルファ家系に生まれたベータで
普通のベータよりも本能が強く
受様はベッドでよく首筋を噛まれたり
激しいキスマークをつけられます。

受様としては嬉しい限りのマーキングですが
攻様は恋人を傷つけてしまう自分が
許せないようです。

受様はアルファの友人に相談するとDVだと言われ
番になりたいと言う本能が募っての行為なら
雲を掴むようなものだと言われてしまい・・・

既刊「ルビーレッドを噛み砕く」の続刊で
フェロモンが見える受様と養護教諭である攻様の
オメガバースになります♪

受様はオメガでフェロモンが視える事で
普通の人のように生きられない事は
受様にとって大きな負担です。

そんな受様な生き方を受け止めてくれる
攻様だからこそ受様も攻様の思う通りに
接して欲しいと思うのですが

攻様の中ではオメガと番えないベータであり
年上の教師と元生徒という過去ゆえに
攻様の中での縛りになっていたりするのですが
そんな攻様の葛藤は受様には見えず

アルファである受様の友人や攻様兄にも
威嚇したり、嫉妬したりするのも
受様には思いもしない事なのですよね。

年の差あるあるな展開ですが
攻様が受様に見せてこなかった部分にも
焦点が当てられていてハラハラ&ドキドキでした。

「今の攻様だから好き」「攻様と幸せになりたい」という
受様の告白にウルウルさせられました ヾ(≧▽≦)ノ


カバー下に描き下ろしのイラストがあります。
デェフォるとキャラで可愛さ満点ですので
チェック必須です。

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溺愛に触れ成長する、、、β×Ω&10歳差CPらしさがバッチリの続刊

続刊はお付き合いして9か月後の2人です
その後のCPとしての2人や、オメガバ作品ではメジャーではないβ×Ωカプならでは!の衝突や葛藤が大きなストーリー軸となって走っていました

その軸を真ん中に置き、純多(朱音くん:受け)の成長やマキ先生の素が描かれて行く事で恋人としてのステップアップがたっぷり読めます
そして何と言ってもマキ先生のお兄ちゃん、翔さん(カケル:α)が最高過ぎるキャラでしたーーーー٩(♡ε♡ )۶

前巻でも描かれていた幼少期の頃の思い出(ぞうさんの件です)が今巻でしっかり深掘りされていて、グッと来ました…( ;∀;)
ずっと変わらずカッコイイお兄ちゃんで居たいし弟を守りたいって思ってるお兄ちゃんがすごく好き…‼そしてブラコン加速して弟の事をナチュラルに「素敵だ」って言っちゃう天然さん味のある所、、、翔お兄ちゃんも〝素敵だ〟ね٩(⁎≻ᴗ≺⁎)۶

今作はオメガバ作品であるし、結晶:フェロモンが視えるという特殊設定もあるのだけれど、、、
オメガバで「主流のα×Ω CPではナイ2人=β×Ω」だからこそ、オメガバでありながらも「本能ではなく本質で相手に惹かれていく」という道筋が成立するのです
だからこそ強制感や制約要素が”薄い”恋愛ストーリーとして楽しめるのが良きと思っています
しかも絶妙に皆無ではなく、マキ先生にはα寄りのβという設定があるのがまたこの作品の個性としてかなり有用に働いてるんですよねぇ~~…!

オメガバ作品であるにも関わらずオメガバを心理的にプラスに利用/活用しない事でドラマ性が上がる!という逆手に取る演出がしっかり効いている所が好きです
で、ヒートシステムなどはそのまま展開フックとしてしっかり組み込んでいるのも良き取捨選択なんだと思います
チョットだけ言い方は雑になっちゃうのですが、、、ホント上手い設定だし良く練られてイイトコ取りしてるな~~~♪とホクホク楽しませていただきましたヾ(〃∀〃)ノ

しかも!この2人には10歳差だったり元教師×生徒という本人達に取ったら枷になる要素かもですが、読者の私的には大変ありがたい萌え要素もある訳で…♡

年齢差故のすれ違いは〝大人だから〟〝若さがあるから〟という考え方ひとつで強みにも躓きにもなる両面をしっかり焦れ要素として感じさせ//(>ω<)//ドキハラ…!を程良く摂取!!
正直純多の行動はまだまだ幼さを感じます
これが攻めと5歳差以内だったら間違いなく私はイラっとしちゃうんですけど、、、ここでやっぱり10歳差っていう年の差があるのが、ホントありがたかった…!
しかもマキ先生だってまだまだアラサーなので絶賛大人年齢を積み上げてる最中の成長株!!
この年齢設定と年齢差設定が実に良く合っていてハマりました♡

教師×生徒は純多の〝せんせい〟呼びに抵抗感をマキ先生が感じるその罪悪感にこそ、コッチは勝手に萌え上がる٩(♡ε♡ )۶というウハウハとテンションを大いに加速させて頂きましたლ(´ڡ`ლ)

私的にこのシリーズは程良く遠回りをしながらお互いが成長していくエンタメ感の強い作品として楽しんでいます
必要以上に切なさや感動を求めてしまうと、まだ少しキャラの幼さや軽さが邪魔してしまうのでスト重というよりはエンタメを優先して楽しむのが合ってるなって感じています

この楽しみをしてるからこそ、惜しい…‼‼と今回思った事が評価を神に振り切れなかった点です
それは、先に触れたマキ先生のお兄さんの翔さんの存在です

彼の結晶:フェロモンが唯一純多が眩しいと思わないでいられる「黒」という設定!
めっちゃイイ…ッ!!って思ったのに、、、
結局「黒だった」というだけで終わってしまったのが凄い残念、、、

凄い失礼な事を言いますが、、、何ならマキ先生の結晶がサファイアではなくこのオニキスだったら良かったんじゃないのだろうか、、、とさえ思ってしまった次第で、、、(;'∀')

イマイチ折角のこの結晶;フェロモンが視える設定が、お付き合い後としては発情以外に活用され切っていなかったような気がしたのが何となくしっくり来なかったな、、、という印象が残り、今回はそこを評価に反映しました

とは言え!!
続刊作品タイトルの「Reflection」はサファイアとルビーだからこそのキラキラ反射なのだと思うので、、、
互いを輝かせ合えるようにそれぞれのペースで成長していって欲しい2人のお話し♡
楽しかったです((っ´ω`)♡(´ω`⊂ ))

修正|白抜き~ 性器云々よりも今回はマキさんの純多へのバチバチのキスマをカラー画でも是非堪能して下さいw キスマを鬱血って言うマキ先生、キライじゃないですwww

3

葛藤と煩悶と愛…ですかね。

マキ先生がとにかくカッコよくて、誠実なところ、噛み跡たくさん付けちゃうところ、実は結構余裕がないところ、抱えている悩みも含めて大好きです。
朱音君の欲に流されない強さやきちんと自立していたいという気持ちの描かれ方も良かった。
お似合いの2人なのに、読んでいて「βとΩの恋愛って、本当に切ないなぁ。」とヒリヒリしました。
先生の実家は先生にとってはキツい環境だったけど、優しいお兄さんの存在も頼もしかった。
朱音君の実家は意外とすんなり受け入れてくれててホッとしました。
2人には幸せになって欲しいなあ、と心から思いました。

1

手を取り合って障壁を乗り越える

「ルビーレッドを噛み砕く」の続編。
フェロモンが結晶として視認できる朱音が、中学時代にお世話になった養護教諭のマキ先生と5年ぶりに再会して、色々あって恋人同士になったのが前作でした。
本作はその後日談で、晴れて恋人になった朱音とマキ先生が、バース性という壁に向き合って二人で乗り越えていこうと絆を強める物語です。
αとΩだったらバース的に番になれるところ、朱音はΩでマキ先生がβだったり、二人の歳が離れていたり、元が教師と生徒という間柄だったりなど、障壁というほどのことでなくとも、マキ先生にとって関係を進めていくうえでいくつも思い悩む要素があり、本作でそれがクローズアップされています。
対して朱音の方は、Ω性特有の性質(ヒート等)や、フェロモンの結晶が見えて大勢の人がいるところは気分が悪くなり必然的に引きこもることになってしまう、等の体質的な問題で悩んでいます。
お互いがお互いを好きという気持ちは揺るがなくて、そうした様々な問題も二人で共に乗り越えていこうという、力強さを感じる作品でした。
残念だったのは、マキ先生の兄が登場しますが、結晶が黒というとっても素敵な設定が、ストーリー上あまり生きてこなかったところでしょうか。これまで朱音が見たことの無いオニキスの色。すごく良い設定だと思いました。それだけに勿体なかったです。
牧瀬兄弟の小さい頃のエピソードがとても可愛くて、小さいマキ先生の笑顔が爆裂にキュートで、兄はいくつになってもこの頃の弟が頭にあるんだろうなと思いました。

1

暴力と暴言が意味わからん(でも兄弟愛が可愛い)

「βxΩ」ならではの悩みとどう向き合うのか?がテーマ。
「性別にグラデーションがある」という文言が普通にBLに出てくる時代になったんですね…(もちろんバース性という意味ではあるけど)非常に感慨深い。

同棲の話も飛び出し、さらにマキ先生の過保護な兄も登場してひと悶着あります。
このお兄さん、私すきです(突然の告白
実は兄弟仲良いなんて、可愛いかよ…

マキ先生の執着や独占欲がすごく良く分かったし、さらに彼の不安とそれを二人で解決していく過程が美しく描かれた巻でした。
あと朱音はずっとバイトでいいのか?って私も思ってたのでスッキリ。
お互い家族との確執もそれぞれのタイミングで解決できてたし、キャラに深みが出ました。
1巻同様、朱音が男気があるのもイイ!

<モヤった点>
・やっぱり他著作同様、パースがめちゃくちゃ気になりました。
急角度斜め顔が、横顔に向こう側の目を足しただけ…つまり鼻から上と下で顔の角度がバラバラです…鼻と口が前にものすごく出っ張ってます…
せっかくどれも良いシーンなのに…他はすごくキレイなのに…
・小学生なのにヒートで薬飲んだりしないといけないの?早くない?
飲まないと襲われる or 襲ってしまうってことでしょう?小学生が?
このような描写はBLで初めて見ました。せめて中学生、ん~高校生からにしてほしかった…
・早合点にしても殴るの早くないですか…?
いやそもそも「分かってる」のになんで殴った…?しかも謝らないの…?
「お花畑野郎」もイミわかんない…(イヤ 言葉の意味はもちろん分かるけど、フツーそこでこんなこと言うかな?と)
・弟のことを「素敵な」って2回も行ってた翔さん。女性っぽいワードチョイスだな~…

つまり他著作でも感じた「ここでこの行動をさせたいんだな/このセリフを言わせたいんだな」という無理やり感が透けて見えてしまいました。
キャラたちがその世界で実際に生きていて、意思を持ってその行動をしてるようには見えなかったです。

でも!これがあるだけでMy評価爆上がりする描写があるんですが…
なんと、本作にもありました…しかも本編開始2ページ目でー!
◆微笑んで「…ん?どした?」◆
しかも1話の扉絵!尊すぎます…(拝む

<注意点>
マキ先生に彼女いた頃の話が出てきます(女性自体は出てきません)

2

キラキラと輝き反射し合う気持ち

二人の関係性がより深く展開する続編。
ただ甘いだけでなく⋯感動しました。
以下ネタバレ含みます

純多の「視えてしまう」力は全開、マキ先生の結晶も純度100%でバレバレが可愛いです。
(すいません、自分も「マキ先生」呼びお許しを)

オメガバで攻めがβなら、続編はぜーーったいαの当て馬が出てきそうなもんですが
α叶芽ちゃんもαお兄さんも大変いい人で、そこがすごい良かったです。(ぜひスピンオフを..)

真面目優しいだけではないマキ先生が見れます。
噛み癖があるのとか、先生と呼ばれることの罪悪感があるとかも、可愛すぎます⋯。
叶芽ちゃんを殴ってしまったり、お兄さんに反抗的だったりするところも驚きました。
マキ先生は純多とつきあったことで自分のバース性に今まで以上に葛藤を感じています。

お兄さんの結晶のことを純多が「黒くて反射しない、目が眩しくない」と言ったことも焦りの原因に。
(純多は反射しない黒を好んで身につけている)

「Ωと恋愛はしない」といっていたマキ先生が
純多とお付き合いしてるということは想定外で好きになってしまったというですよね⋯。尊い⋯

ヒートでの窮地の乗り越え方が大変素敵でした。
駆けつけるのか?と思ったのですが通話で「保健の先生」対応。
純多が学生時代の頃のように救われる気持ちがわかります。

純多もマキ先生に相応しくありたいと頑張る姿勢が愛しかったです。
不安を消してあげたい、気持ちを「返したい」
マキ先生の青の結晶が光に「反射」しタイトルのReflectionの意と掛け合わされます。

一巻では反射するのが眩しくて透明だった結晶に惹かれた純多ですが、ここではありのままの色を受け止めます。

マキ先生がβじゃなきゃ出会えてないし、好きになってなかったですよね..。
きっと家族内で独りβでの苦しみ、我慢があったと思うのですが
純多が全て受け止めてくれる。
泣いてしまうマキ先生にこちらも涙腺崩壊です。
救済があるんですよね..純多だから出来た、
すべてのことに必然があったと思わせてくれる続編でした。


純多、白衣にこだわりすぎだぞ♡(ありがとう)
マーキングシステムも最高です。
電子☆ライトセーバー修正

2

No Title

続編、お待ちしておりました!
コミックス派なので、それはそれは楽しみにしてまして。前作で好きなところがたくさんあり、そしてこの二人はうまく行くのか実は気を揉んでしまったので。βとΩでどうしたって番になれないという枷がありますし。そこがまたどうにこできない部分で物語の中でも主軸ですが、うまくまとまって良かったなと。続編読めて本当に良かったです。
生まれつきままならないことにどう付き合っていくか。そういう部分が大好きです。

2

カケルさんも好きだぞ

恋人になった2人のお話マキ先生の色々な面が見られて良かったなぁ。あんなにガジガジしてしまうとか叶芽くんにパンチするとかそんな面もあるんだーーーー!そして私はカケルさん大好きです。過去の2人の会話の「お前はカッコよくて…」のところがもうね弟大好きじゃん。兄弟のちびっこの時もまーかわいいいつまでもかわいい弟なんだな。マキ先生に兄の愛がもっと通じますように

やっぱりβとΩである以上は番になれない不安もあるわけで自分よりもやっぱり…と思ってしまうの切ないですね。でもマキ先生の不安も朱音くんが取っ払ってくれる✨ふたりの絆はより強くなったよね。あの公園⛲️のシーン私も泣いちゃいました❤️‍

コミコミさんの特典めちゃくちゃ綺麗でいつも手に取って眺めてますアニメイトさんの小冊子そこで悶えてしまう朱音くん相変わらずかわいいなぁ

3

間違いなく。読んで幸せになれる神作品。

首…千切れるんちゃうか。と思うくらい長くして待ってた続編。め……っちゃくちゃ良かったです…!
続編には尻込みしがちな私(1巻が神作品であればある程、続編への評価が厳しくなっちゃう難儀なタチですすみません)ですが、朔ヒロ先生の作品は絶対に間違いないと。確信して続編をお待ちしておりました。…間違いなく最高でした………_| ̄|○

マキ先生………好き過ぎる……。
完璧なスパダリ。優しい先生。
そんな中に抑え込んだいろいろな感情………。溢れ出したマキ先生の本音と涙に、私もうっかり嗚咽が漏れるほど貰い泣きしてしまったのでした。
純多、ちゃんと伝えてくれてありがとう。マキ先生を安心させてくれてありがとう。
もう大丈夫。2人ならきっと幸せになれる。と確信できるラストに、すごく幸せな読後感を頂きました。

間違いなく読んで幸せになれる神作品です。何回でも読み返したい。全人類に読んで貰いたい。


そして言及せずにはいられない、お兄さんについて。翔さん、ありがとう。あなたのおかげで今のマキ先生がいる。
優しいツンデレブラコン純血強強αのお兄さん…………………。(肩書きすごい)
お兄さんのスピンオフとか…読んでみたいとか思うのは私だけではないはず…………………。

3

互いに "Reflect"(反射)"する気持ち...最高オブ最高の続編

はー...これは最高の続編...!!✨
アニメイトにて紙本をお迎えしました。
(メイトさん特典小冊子情報は、レビュー最後に記載します☺︎)

攻め・マキ先生のお兄さん登場!
そして二人の同棲・婚約話が持ち上がり!? という2点が大きなテーマでしょうか。

本編読後、先生のあとがきに書かれた、
タイトルの”"Reflection”に込められた思いを読んで胸いっぱいに。

まずはマキ先生から返ってくる気持ち、”恋情”のreflection。

思えば最初は、純多(受け)の片想いから始まった恋なんですよね...
この続編では、最初片想い状態だったなんて本当!?と疑っちゃうぐらいに
双方向の愛が溢れてました(*´◒`*)

そして「恋情」とは異なり、朱音(純多)が
「返したい」と思えるようになる想い。
これ、最高に胸に響くものだったー...

マキ先生が涙を流しながら語る
”純多が幸せであってほしい”という想い、
それ故の悩み苦しみ。

10歳年上であろうと、マキ先生だって不安なんだー
と気付いた純多が告げる言葉、そこに込められた想いが
ストレートに胸を打つ、クライマックスシーンでした。

10歳年上であっても、なんでもこなせる”完璧彼氏”であっても、
マキ先生はずっとずっと不安だったんですよね。。
野外学習で不在の間起こった純多の重いヒートにより、
その不安が顕在化してしまう。

そんなマキさんに返した純多の言葉、涙ぐみながら
噛みしめました。

マキ先生がβで養護教諭になれたから二人は出会えて、
純多が好きになったのは、
無理をしてα用の抑制剤を飲んでまで生徒のために仕事を頑張るマキ先生で。

αとΩの「番」と同等、いやそれ以上とも言える
深い精神的な繋がりを再確認できたこと。
そして、(αの持つブロック能力とは違っていても)
物理的にαを牽制できる方法が見つかったこと。

この二つが後半の二人の光となり、
大きな感動を呼び起こしてくれるエンディングとなっていました。

で!!! 個人的に大っっ好きキャラだった、お兄ちゃん!!!!
結晶がオニキスのような「漆黒」だなんて、
なんかちょっと怖い人なのー!?

とすっかり騙されたっ!(*´艸`)

もーブラコンな翔(カケル)兄ちゃん、
最高に良きお兄ちゃん・良きキャラでした!!
お兄ちゃんの恋のお話も読みたいぞ...!?と思うぐらい好きなキャラ。

1巻、マキ先生の幼少期回想シーンで出てきた
あの”ぞうさん”のお話が、こんなふうにお兄ちゃん視点で見られるなんて!

1巻とは別角度・別視点で兄弟それぞれの思いと
軌跡を知ることができる構成、素晴らしかった...

結晶が眩しく、サングラスをかけないと
街を歩けない純多にとって一番安心な色を持つ人。(マキ先生の透明以外で!)
これだけでもグッと好感度が上がりますが、
マキ先生不在時の純多のヒートの時のエピソードで、
「好き!」が加速しました(*´∀`*)

ちょっと天然入ってるかな?と思えるところも好き。笑
(初登場シーン、ケーキのやりとりに笑った〜w)


そんな、クスッと笑えるポイントあり、
グッと深く心に入り込む二人の言葉と想いの数々という感動あり、の
この続刊。

控えめに言って最高すぎた...!

序盤の自分の萌えMAX!!だった部分は、
噛みグセの抜けないマキ先生です。
(これがちゃんとラストへの伏線になっているのも最高に良い)
もっと噛んでいいよ!状態の愛深き純多も可愛い(*´艸`)

もーーとにかく、一言で”最高の読後感”の一冊でした✨


あ。カバー下のミニキャライラストもきゅん!と萌えツボに刺さる
可愛らしさです。
ぺらっと最後にカバーをめくって、「わ!」となりました(*´∀`*)

特に裏表紙側、純多(受け)が牧瀬の洗濯物(白衣!)を
干しながらニッコニコしてるのが癒しすぎる。
ちっちゃいハート、飛んでます❤︎


★修正:tn白抜き(紙本)
無印(1巻)は電子(BookLive)ではライトセーバーだったので、
白抜きでもちょっと嬉しい気持ちが!
濡れ場は攻めに白衣を着せて...の「白衣エッチ」あります(๑•̀ㅂ•́)و✧

★アニメイト有償12P小冊子(漫画8P)
本編から1年ちょっと後、純多の髪色についてのお話。
自分には絶対似合わないから、アッシュブロンドの純多の髪色が
「憧れ」なんだ...
とマキ先生に言われて喜ぶ純多。

そしてそんな純多を見て、”憧れてるところは他にもいっぱいあるよ”ー
と内心つぶやく牧瀬。
季節は冬、寒い中コート姿で歩く二人だけれど、
暖かさを感じる優しいお話でした(*´˘`*)

2

2人は運命の相手で間違いない

βのマキ先生×Ωの純多

3年ぶりの続編
得意体質で周囲の人のフェロモンが結晶として見える純多が中学当時にお世話になったマキ先生とくっついた後からのストーリー

前作でちらっと出たマキ先生の家族の話も出てくる今作
α家庭のβということで、普通のβよりもΩの影響を受けやすいって部分の解説が改めて入って、マキ先生の努力がわかると同時に気持ちを伝えた後も純多くんと番になり得るαの存在を気にしているマキ先生に、おい先生!ってなっちゃう
純多が平気なαが自分のお兄ちゃんだったからなおの事思っちゃったのだろうけど、ブレなく純多が好きな相手は、先生あなたですよ!!

純多は予想通り先生大好き全開
なんなら猫気質がパワーアップして、先生の前でのデレに可愛さがだいぶプラスされてます
先生が学習旅行に参加するときに強い薬を使用するから久しぶりの透明な結晶を見て喜んじゃうところは、年齢相応で前作を思い出して可愛い全開に感謝してます
そして、改めて先生自身を好きであって性別は関係ないってはっきり先生のお兄ちゃんに言い切る純多さん、あなた可愛いだけじゃないかっこいいよ
先生の前でもはっきり言い切っちゃう純多さん、あなた本当に男前だよ

今回の新キャラ、マキ先生のお兄ちゃんは2人に立ちはだかる障害になるのかなって思ったら、ただのブラコンでした
弟大好きだから純多に突っかかる言い方してるけど、純多の反論が偽りないって感じとっている時点で、お兄ちゃんマジでいいやつ
先生とご両親の関係は付かず離れずのままになりそうだけど、お兄ちゃんはずっとマキ先生の味方間違いない
先生にはうざいだろうけど大人になっても無条件の味方がいる安心感はしっかり享受している様だから、よかったよかった
お兄ちゃんも嬉しいだろうから、よかったよかったw

純多の人のフェロモンが結晶に見える点は今も収まってなくて、外に出る時はメガネが必要
メガネがなくてもすぐに慣れたαとも会った(マキ先生の兄)けど、そこに心惹かれる事なくマキ先生に一筋なのだから、マキ先生本当に自身を持って頂いて
運命の番はαとΩなのだろうけど、間違いなくマキ先生と純多は運命の相手です

えっちの方は、、、
間違いなくラブラブな2人です!
思い合ってて、もっとイチャイチャしろって思うけど一点だけ
純多は喜んでる(?)けど、大量のキスマークだけじゃなくて先生の不安な気持ちが噛み癖って形で出ちゃってる問題があって、純多の友達からDV彼氏判定されてるの笑っちゃいそうになるけどちょっと切なくもある
まあ、その友達が先生のそうゆう行為がマーキングになってると教えたことで、先生のαに近いβって部分が純多を他のαから守る作用をもたらしてるってわかって噛み癖治っって、先生にとっても一つ安心を手に入れて前に進めたからよかった
純多、噛み癖なくなってちょっと残念そうだったけど、キスマーク大量だから側からみたら正直変わらない

またお互いに悩むこともあるだろけど、いつまでも幸せに暮らしていく未来が見える時には面白くて笑顔が多い素敵なカップルの物語でした


2

誰が何と言おうと2人はホンモノの"番"です

恋人編のラブラブイチャイチャをたっぷり味わえる楽しさ半分。
バース性のしがらみや未来について不安になってしまう気持ちも半分。
恋人同士になってもなお抱える問題は山積みで、作者さんがどうしても描きたかったという続編への思いを強く感じたストーリーでした!

せっかくの恋人編だし、あまあまテイストに振り切っちゃってもいいと思うのですが、そんな単純なストーリーに舵を切らないのがこの作品の読みどころです。"続編でどうしても"の部分は、嫉妬あり、独占欲あり、誤解あり、不安ありというように、多少ネガティブ感情もチラつきましたが、結果的には2人の愛情の深さをドドンと見せつけられたことに歓喜!!ヽ(´▽`)/
不安感と安心感の対極感情によりストーリーが引き締まり、尚且つ感動極まる素晴らしいストーリー運びとなっていました。

同棲のワードが飛び出し、2人の関係が恋人からそれ以上の関係へと進む変化が生まれたのもこの続編の見どころでしょう。
結局のところ、同棲の話が出ただけで同棲には至っていませんが、それキッカケでお互いの家族が登場し、過去について振り返る意味でも、家族との関係を覗き見る意味でも同棲の話題が出たのは良かったと思う。同棲の話題も、βとΩという2人のバース性の問題についても、彼らが今後共に過ごしていくであろう未来について深く考える足掛かりになったことが嬉しかったです。

βとΩはバース的には番えません。
発情期の問題等あるけど、そうした肉体的なトラブルよりも、精神的に一緒にいて安心しあえる心の部分を一番に重視する2人が素敵だなと思いました^ ^
たとえ不安になってしまったとしても、ちゃんと自分たちの関係や、バース性にちゃんと向き合いながら一緒に最適解を導いていく2人は最高の"番"です。

前巻を超えて2人のアツい想いに触れた続編でした。
朱音のフェロモンが視える体質の威力も絶好調で、幻想的なビジュアルとも併せて2人の物語をお楽しみ下さい♪( ´▽`)


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