俺と野良犬のワルツ

ore to norainu no waltz

俺と野良犬のワルツ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×29
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

146

レビュー数
5
得点
101
評価数
24
平均
4.3 / 5
神率
54.2%
著者
きはら記子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス リンクスコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344855939

あらすじ

真面目で料理上手なサラリーマンの塚田大智は、同居女性に捨てられ腹を減らしていた和久忠臣と出会う。その日から、ふらりとやって来る和久にご飯を与え、お礼としてセックスの相手をしてもらう仲になった。でも、どれだけ体を重ねても大智が知っているのは和久の名前と年齢だけ。過去の恋愛の失敗から距離感を誤らないよう慎重になっていた大智は、和久について聞くことも、二人の関係をはっきりさせることも怖かった。そんな時、ぴたりと和久が来なくなって…? 【のんきで気ままな犬系男×硬派な世話焼きサラリーマン】あべこべアラサー男子の臆病でひかえめな恋!

表題作俺と野良犬のワルツ

29歳
28歳、商社マン

その他の収録作品

  • 描き下ろしまんが、あとがき

レビュー投稿数5

掴みどころのない天然ワンコ攻めのギャップが良い

先生の『一途な犬は諦めない』が好きな作品。こちらも試し読みして好みの感じだったので読んでみました。電子で169ページ。以下少々ネタバレあります。

料理上手の商社マン大智(受)は、一年前に出会った和久(攻)とセフレのような関係。いまだに和久の名前と年齢しか知らないが、過去の恋愛の失敗から、それ以上踏み込むことができなくて…というお話。

大智はしっかり者でキリッとした男前。和久はヘラヘラしていて、皿洗いも満足にできない天然な男。
普段は受け攻め逆みたいだけど、濡れ場になると、和久がグッと色気が出てきてしっかり攻めになって、大智も可愛く抱かれてしまう…。
試し読みで、この濡れ場での二人のギャップにズキュンとらやられて読み始めましたw

大智は過去の恋愛の失敗から臆病になっていて、和久にあれこれ訊くことはできない。和久も自分から話したりしない。なので和久の仕事すら何かわからない。和久はワンコだけど掴みどころがなくて、ミステリアスな感じもします。

中盤、冒頭に出てきた「ゆりちゃん」登場。
なんだそういうことだったのか〜!てっきり彼女だと思ってたよ〜ww

その後は、「もうお礼(セックス)はいらない」と言った大智に和久の様子がおかしくなって、必死にご奉仕してきたり(大智をあの手この手で気持ちよくしようとする和久がエッチだ〜(///∇///))
和久のお仕事が判明したり、一緒に旅行もしちゃったり…。

初めは謎めいていた和久の人物像が徐々に明かされてきて、二人の心の距離も近くなっていく様子に、なんだかほっとしてしまいました。やっぱり攻めには受けを大切に想っていてほしい。

最後は大智がまた変にネガティブ発動しかけたけど、和久がうっかり口を滑らせてくれてよかった〜!でないとまた拗れてたかもw
結局お互いおんなじ気持ちだったのね〜、とほっこりでした。

出会って一年以上かけて、ようやく気持ちが通い合った二人。「付き合う」なんて言葉にしなくても、これからは仲睦まじく暮らしていってほしい♡

評価は萌2と神で迷いましたが、和久の濡れ場で雄みが出て色っぽくなるギャップが大変刺さったので、神評価とさせていただきます。

電子 白抜きorトーン修正(枠なしの白抜きなので、やはりちょっとわかりにくい。無なコマもあり残念。トーンも形はわかりにくい)

1

終わりの来ないお付き合い(´ ˘ `*)

きはら先生らしさをすごく感じる1冊でした!
すごいBLらしい要素を備えてはいるけれど、BL過ぎない現実感みたいな空気を感じる事が出来る所が好きだな~って思う作家さまです

恋愛面でBL要素は感じさせるけど、彼らの生活(例えば学校だったり職場だったり、生活をしてる街中だったり…)を垣間見せてくれる事で身近な物語を感じさせてくれる、そんな読み心地があって、それが読むタイミングで都度味わいを変化させてくれたり安心感を与えてくれたりするので読み返しをするのが楽しみな先生です♡

今回もすごくそんな先生らしい作品で、初見での読み始めと読み終わりで感じる入り口と出口でのキャラへの印象変化が起こります

最初読んだ時は正直キャラに対して「なんでそこ聞かないかな…(ㆀ˘・з・˘)=3」とか「そこは言っておきなさいよ…(*´д`)⁼³₌₃」という2人共に対してもどかしさを抱きながら読んでいた所が多かったです
最初の印象はズバリ「餌付けBL」って印象でしたw

何だか受けの大智くんの健気が過ぎる感じに必死さを感じて少しバランスが悪いな~って思ったんです
餌あっての関係でお礼でセックスを”してもらう”、、、
Give&Takeではあるけど一方通行のような、、、

だけど、2周目3周目をしていくと、、、
「生きる糧」に食事ってすごっく大きな存在で、餌付けって言わば「生活」の一部なんですよね、、、と「餌付け」への印象が変わって来ます

そして徐々に見えてくる攻めの和久さんの家族観や恋愛観を含んだ人生観
一度親の離婚を経験してるけど、それで「終わりじゃない」って知ってる和久さん
バックパックを通して縁が繋がって行く事を知ってる和久さん
そんな和久さんだからこそ名の付いた関係に拘る必要が無い事も知っていて、ふわふわして見えるけど実はすっごい大智くんを気遣っていた和久さんだからこそ「敢えて口にしなかった言葉達」があった事を知っていく、、、 (ღˇ◡ˇ*)

そんな和久さんの真意をしっかり汲み取れるこちらも気遣いの人!大智くん♪
結局正反対に見える2人だけど根っこの部分がすごく相性いいんだろうなぁ~って妙に納得出来てしまう!!

だから敢えてしっかり「始めない」!!
始めがなければ終わりは意識しない
そんなあやふやな関係でもお互いが「分かって」いれば問題ない
そして何よりも「好き」が真ん中にあるんだからそれでいい(ღ˘͈︶˘͈ღ)

個人的な「恋愛観」とは違うけど、「人生観」としては何だか妙にしっくり来るこの2人
力技ではないのに納得できる終わりにやっぱりきはら先生らしい読ませる力を感じます

「ワルツ」を比喩に使う時ってどんな時かな?とググってみて納得!
色んな使い方があったけどこの2人にはきっとコレ
〝調和がとれている〟
和久さんと大智くんだからこその関係なんだろうな((っ´ω`)♡(´ω`⊂ ))
これからも軽やかに明るく٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶時に1人で大体は2人で美味しいご飯で満たされる時間を過ごしていて欲しい2人のお話しでした

修正|白抜きとたまにトーン

1

ワンコから恋人へ

作家さんのインタビュー記事を読んで気になり
読ませていただきました。
しなやかな絵柄も童話調の語りも可愛いです。

お世話焼きの受けが見た目はしっかり男っぽいのも好みでした。
お人好し、さん付け呼び、
相手に線引きして色々詮索できないでいるのが健気。
ゆるふわ攻めはチャラヒモ系かなあと思ってたらそうではなく。
焦りや想いがわかった時、キュンーとなりました。
気になったきっかけの5話の扉絵ですが、ワクさんがワンコから恋人へ、という解釈でしょうか
かわいいお話でした。

エチしっとり✩白抜き

0

鮭は旨そうだったんだけど

絶賛新規開拓中の はじめましての作家さまタイトル買い です
粗相があっちゃいかんと ワルツがどんな意味で使われているか見当をつけるため Google先生に尋ねてみれば『鮭の円舞曲~ワルツ~』ってのにたどり着き

【三拍子揃った味わい】

って書かれてるのみつけて あぁワルツってそういう意味で使われてるかも知れないんだねッ!って読み始めたんですが

んんんん

出だし数ページ アパート隣室の女が出ていった部屋の前で男ひろって なんだかんだはありながらも飯テロ系なのかと読み進めるも いきなりヤり始めたんですよ
主人公がゲイなのかもわからないうちに
しかも その関係をなんなのかハッキリさせていないくせに 過去の彼氏たちとは長続きしなかった なんていうエピが挟まって
え? 玄関先で拾った男って状態的には半ヒモ?だよね 引っ越した先までついてきてるんだから
なのにセックスしただけで気分は彼氏になっちゃってるのって? と

この時点でお話についていける気はしなかったんですが
置いていかれた女は誰なのか 飯のお礼にセックスを言い出したのは誰なのか?
三拍子どころか お話がすすむにつれどんどんどんどん謎が増えていく

そもそも ふらりと現れては飯くってセックスしていく名前と年齢しか知らない男と1年もだらだらしてたのに 急に子ども登場で 穏やかな時間が長く続けばって つき合ってもいないのにそこまで惚れこむきっかけどこにあった? 

んんん ごめんなさい
だらしない関係をぐずぐずひっぱりすぎだし 女の正体がわかってもそんな身勝手な(男を置いて行方くらます)行動しておい て
違うッ! 世話焼きのお人好しが自由奔放な男に振り回されるのがお好きな方にはめっちゃニヤニヤしちゃう展開なんだろうし あたしが読み取ることも理解することもできなかっただけで感動的な何かはあったんでしょうね きっと 


受けがさんざん悩む つき合わなければ別れることもない  確かにッ!
でも 相手が同じ気持ちでいるか確かめもしないでつき合える前提で思考がすすむのなんでなんだろ?
お互いヤりたいときにだけくっついてる関係でいいじゃん 付き合う付き合わないなんて面倒なこと今さら考えなくてもいいじゃん

そもそも攻めの方を狙って 野良犬 っぽくしようとするからあぁぁぁああいやいやいぁ
なにかを言えば言っただけ自分のクズさが次々暴かれていく気がしてきた もう止めましょう うん


妹の登場から野良犬の彼の放浪に意味があるのかもと聞きつけ 急に次の旅には自分も一緒に
なんて神妙な面持ちで言い出すもんだから 瞼の母 なシリアス展開でもくるのかと思えばなんてことない 酒だ 旅館だ 浴衣エッチに露天だ って

あたしが読みたいところが尽く端折られてたというか んんん ミステリアスな攻めにしたかったってのもあるのかしら? このわからなさ
とりあえず攻めのを含む関係者が3人でてきましたので めでたしめでたしってことで
完走はしたかったんだけど なんとなく雰囲気は読めたので途中敗退でも悔いなし
だって理解力ってより お話も主人公たちもあたしの質にあわなすぎて

え?  むしろ母親が出てきたところから描き下ろしまでが大事だったの?
ペラペラめくりはしたけど あそこ読んでないからよくわからないのか? これって

2

不思議で不確定要素だらけの2人の恋物語

引越し寸前の部屋の隣人がドアを叩きながら腹を鳴らしているのを見つけてしまいご飯を食べさせてあげるところから始まるという思わずハテナが浮かんできそうな設定なのですが、ちょっと不思議な日常ぐらいの収まり方をしてしまうのが本当にすごくいいなぁと思いながら読んでいました。

真面目すぎる男と奔放すぎる男。真面目すぎるが故に振られてきたから相手を縛るような探るような発言をして今の心地いい関係すらもなくなってしまうのを恐れて肝心なことを聞けない言えない受けが切なくもどかしかったです。
最後に2人の意見が一致したシーンがすごく印象的でした。言葉にしていないという逃げ道を残しておくのが2人らしいなぁと。

あと毎話ナレーションがまるで絵本を読んでいるかのような語り口だったのがまたとてもよかったです!!

0

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