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ai no jikken
kanipan先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
痛々しい 2
青春 2
しんみり 1
な感じだと思います。
旧版は読了済みで、今作の新装版は、表題作の他に短編が3作品同時収録されています。
物語り序盤はまだ、中学生の由一くんと千紘くんなので、青春もですが思春期特有の初々しさがありますね。
でも千紘くんが、継母から暴力を受けて、傷だらけになっている少し痛々しい描写があるので、苦手な人は用心してください。
中学生から高校生、そして大学生になっていく由一くんと千紘くん。周りの環境は何度も変化し、どこか危なっかしい雰囲気もありながら、それでも2人の関係性は変わないのが、何だか安心しますね。めちゃくちゃ甘々って訳ではないが、絶妙な距離感が良いですね。
旧版の時の特典だったものや電子描き下ろしのものも収録されているので表題作の「愛の実験」が存分堪能出来ます。
お互いに思春期に振り回される由一くんと千紘くんの初々しい青春や特別な存在や、だからこその執着心や独占欲を抱くお話や痛々しくて可哀想な屑をテーマにお話など、様々な物語りが味わえるので、是非とも読んでほしいです。
総ページ数278ページに4組のお話し
表題作は閉塞的な2人の仲だけで進んで行く思春期特有の感情の不安定さ、不確かさ、そして圧倒的な強い性への目覚めが覆い尽くす空気感に目が離せません
2人だけの閉塞さを感じながらも実際は受けの家庭環境に依るトラウマが2人を結び付けたきっかけになっているので、母親は大きなフックとなっています(ここの描写は子供へのDVがあるので苦手な方はご注意です)
更に適度に学校での様子も描かれるので友人なども含めてずっと2人以外の第三者の存在は感じます
この第三者との極端に濃い関係と逆に緩い希薄さのコントラストが「2人で居る」事への安堵感が増して来るような感覚に導かれてるようで、またこの作品の官能性にも繋がっているように感じます
官能さと10代だからこそのスピードで成長していく子供から大人への内面的な成長がまた秀逸です
攻めの由一は元から社交的とは言い難い性格
そんな由一に懐くように自然と側にいた千紘
一見すると壁がある分大人びて見える由一に対して周囲とは適度に交流出来る千紘には幼さを周囲が感じているように描かれています
だけど実の所、由一は自分の側で傷を追って行く千紘に対して積極的に助けを出来る程の度量もなければ覚悟もなく、求められたら行動を起こせるかも知れない?位の受け身さがある大人びて見えるだけのほんの子供で、、、
逆に飄々と何事もないかのように全ての事から心を無にして耐え抜いた千紘は子供なのに無理矢理大人になってしまったようなアンバランスさがしなくてもいい成長を促してしまっているように見えます
そんな2人が小学生で出会い、中学→高校→大学生と成長していく中で独り善がりだった考え方に「相手」が居る事での意識の変化を見せながら成長していく
まるで全くの他人で出会った者同士が出会い友情が恋に、愛に変わって行く事はあるのか?という問いに対して実録してじっくりゆっくり解を見つけ出していくような「時を感じる」物語
誰しもその人にしかない背景があって、1人では得られなかったかも知れない心の変化を出会いに依ってしていく10代の成長日記
千紘と由一それぞれの視点を交えているのでそれぞれの物語が2人の物語にグラデーション的に変化していくのもまた深い愛と時の経過を感じます
続いて収録される短編は3つ
「視線」
過去に「好き」という気持ちが弱みとなった辛い経験持ちのゲイ受けが、高校生になり、塾で新たに出会った「好き」は強み!と言い切る友人との出会いで救済されるお話し
特徴のひとつは受けがトラウマ故にマスク男子な事
短編なので細かい事は端折られますが、短編の良さを感じられる良作
※文字ベースですが受けが性指向故に暴行を受けた過去描写あり
「心臓のありか」
人付き合いの良くなさそうな低体温系男子が仕事先で新たに出会った、こちらもまたあんまり人付き合いは良さそうではない先輩との交流でクーデレ系なワンコに育っていく微笑ましいタイプのお話し
「答え合わせ」
先生×生徒
生徒がゲイの襲い受け
痛々しい10代の健気な恋心と諦観と虚無に覆われた大人の残酷さが刺さる短編
決してハピエンではないけれど全く未来が無いとも思えない、、、
何とも言えない読後ですが受け手に依って「その後」を咀嚼出来る余韻を感じさせる作品で個人的にはとても好き♡
kanipan先生のノスタルジックさを感じさせる作画がまた各作品の雰囲気にハマり過ぎる位にハマっていて唯一無二の時間を感じさせてくれます
突出した「イマドキ」感がある訳ではないからこそ「普遍」を感じられるような1冊でした!
評価は読み応えとしては大満足.゚ .(´∀`*). ゚.
ただストーリーが好みど真ん中か⁈と言うと悩む所はある☆4.5ライン
とても悩みましたが、、、描き下ろしと銘打った作品が私的には「え?」って思ったので、、、そこを加味して今回は四捨五入しない切り捨てでの評価にしました、、、
先生が時を経ても2人を描いて下さったのは嬉しいけれど、、、でもイラストのみなのはちょっとだけ寂しさを感じてしまう欲張り読者の評価です(,,•﹏•,,)ワガママですいません…‼
修正|修正なし、、、と言うかエロは標準以上位にはあるけれど体位などで性器描写自体をしないので修正なし フェなどの時は線のみをサッと入れ込んでるような感じなので完全なる無ではないけどはっきりとソレと分かる描写をしていない
特にストレスは感じないしエロさも損なっていない
※作中で卑下した時の表現でゲイを侮蔑的用語を用いて称する事もありますので不快感を感じる場合もあるかも?
新装版が出るくらいだからおもしろいんじゃ?と読んでみました。
私には合いませんでした。
ぶつぶつ途切れるような読み心地で流れるように物語を読む事がなんでかわからないですが、出来ませんでした。
黒髪メガネと白抜き髪のキャラ、図書係の描写が私の最推し作品と被ってるのですが、こちらは共感しないし、エロさ感じないし面白さも感じなかった。
中学生から大学生まで長い期間の2人の関係が1冊に纏まってるのも足早に感じてしまうのかな。
とにかく何から何までハマりませんでした。
新装版は旧版にプラスで描き下ろされている部分が倍ほどあってそれは驚き。全278ページ!
表題作の続きかスピンオフなのかな?と思って読み始めたら短編集じゃないの!
それなら、そうと書いて欲しいな(ワガママですか?)
アソートならアソートと知っておきたい。
むかーし、少女マンガのコミックスを少ないお小遣いで買った時、表題作の作品が読みたくて買ったのに後ろにデビューしたての時の絵が全く違う短編が収録されてたりしてビックリ&ガッカリしたことを思い出しました。表題作が好きで買ったのにまるまるじゃないのか、この作品が読みたいわけじゃない感。作家さんファンなら初期作品読めて有り難みを感じるんだろけど、それならそうと言っといてよと思ったもんでした。
今作もファンの方が読むと有り難みがあったんだろうな。
作家さん買いです!紙、電子共に購入できていなかった『愛の実験』と未収録の作品3作品が収録されています。春のkanipan祭りとして3作品連続刊行の第1作!!先生のファンとしては発売を知った時手を叩いて喜びました。
先生の初期の頃の絵柄、拙さもありながらえちシーンに関しては今と通ずる汁気が多い訳ではないのにどえちちさを感じる表現で見入ってしまいます。そして肝心のストーリーも幼なじみの千紘と由一の中学生から大学生までの拙くて未熟な恋の行方を見守っていく視点で、苦しさの中に甘くてキュンとする部分がありドキドキしました。
(千紘がお母さんに虐待されているシーンがあるので注意です)
先生描く受けくんってみんな苦しくて不憫可愛い…。
未収録の作品で癖に刺さったのは『答え合わせ』です。教師と生徒のお話。表情、心理描写…こちらもほぅ…とため息が出る良さでした。完全ハピエンじゃないところも好き!!あとえっちでした(重要)
kanipan先生好き、そうじゃないけど先生の世界に浸りたい方は読んで欲しい新装版です♡