初恋までの焦点距離

hatsukoi made no shouten kyori

初恋までの焦点距離
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×213
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

65

レビュー数
8
得点
133
評価数
35
平均
3.9 / 5
神率
28.6%
著者
まつだいお 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199610349

あらすじ

幼なじみの翼に片想いをしている大学生の陽仁。
モデルの仕事をしていて、女子からも人気の翼は
昔から陽仁を誰よりも優先してくれるけれど、
今までの関係でいられるのはあとわずか――
半年後、寮を出た翼は一人暮らしをするらしい。
寂しさが募る中、後輩からの告白を翼に相談する。
「はるちゃんを、知らないやつに渡したくない」
急に独占欲を見せてきた翼に、キスされて…!?

表題作初恋までの焦点距離

大学2年生、モデル
大学2年生

その他の収録作品

  • 番外編 焦点距離の向こうがわ

レビュー投稿数8

初恋の成就

子供の頃から幼なじみの翼に密かに片想い
している大学生の陽仁ですが、ある日、
バイト先の後輩から告白されたことを
翼に告げると突然キスされてしまい…。

この二人、距離バグ幼馴染なのですが、
見かけに反して気持ちは見事にすれ違いっぱなし
なのです。
周囲から見れば両想いがバレバレな分、
焦らされまくりでもどかしさも炸裂しておりました。

ただ、元々両想いなだけあって
いざ気持ちが伝わってしまえばそこまでこじれることもなく、
中盤からはひたすらあまあま尽くしで癒されっぱなしでした。

0

ずっと薄味…

ピュアうぶ話らしいですがそれにしても…
基本的にずっと問題→悩む→解決の流れで話が進むのですが、各々の悩みがよくあるテーマな上にあっさり解決するので拍子抜けでした。
解決した理由もいまいち分からず…そんなに簡単に解決するならそもそもそんな悩むことある?って思っちゃったり。

ずっとモジモジ悩んでるな…って感じなのですが
元々両想いでさっくりくっつくので、悩むにしてもそんなに深刻じゃないんですよね。
話の中に緊張感や緩急も特に感じず。
なので逆に言うと「ちょっと登場人物が思い悩んでる系の話がいいけどそんなに不安な気持ちにならないでさらっと読みたい」みたいな人には向くのかと。
作中にいわゆる悪い人も出てこないので。
強いて言うならお母さんが…と思いましたがなんとあんなに思わせぶりに話されるのにその後は特に出てこないという(笑)
攻めの人格形成の要因となった母親、本当のテンプレストーリーだったら確実に出てきて一悶着あるのですが…
でも本人は直接登場しないことで読者側のストレスにならないのかな…と思うと、本当にあっさり読みたい人向けのお話なのかもしれないです。

私は切ない話なら思いっきり切ないものが読みたいタイプなので向かなかったです。

せっかくのページ数の割に特に印象に残る部分がなく
途中から長いな〜と感じながら読むことになり残念でした。

2

青春と成長が詰まっている

まつだいお先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
成長 3
もどかしい 2
両片思い 2
エロ 1
な感じだと思います。

翼くん×陽仁くんのカプです。

幼馴染みの翼くんに片思いをしている陽仁くん。翼くんは陽仁くんを誰よりも優先してくれるけど、翼くんのモデルの仕事や寮生活、今までの関係が終わりそうになっていて…。

何よりも陽仁くんを優先する翼くんのワンコ感から、何となく陽仁くんへの想いが分かりますね。両片思いものなので、今の関係性を壊したくないとか、なかなか想いが伝えられないとか、もどかしい展開になるのかなと思っていたのですが、物語り中盤よりも前に、2人の想いが通じ合ったので、ちょっと意外でした。

しかし両思いになってからは、翼くんの幼少期の経験や母親に対する考えから、陽仁くんに触れることを躊躇ってしまうので、やっぱり少しもどかしい展開にはなりますね。

翼くんと陽仁くんの恋愛模様もですが、伝えられなかった想いを言い出す勇気や不安に思っている仕事のことなど、変わろうとする2人の成長する姿なども描かれている青春ものなので、是非とも読んでほしいです。

0

【はるちゃんが愛しくて仕方ない。全部あげたい、全部欲しい(翼)】


エロス度★

おやおや。両片想いの現状維持だった幼馴染みの関係が変化していく様子がかわいいですね。

翼と陽仁が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。

ただの幼馴染みであった2人の関係性の変化や一歩踏み出せないでいる翼と陽仁が恋をきっかけに精神的な成長を見せたりしていくのが尊くてよかった。

陽仁に対していきなり独占欲を剥き出しにしたりベッタリくっつき虫となる翼の大型わんこ攻めに萌えまくりで、陽仁が愛しくて全部を欲しがったり、短い濡れ場ながらもお互いを想いあっているのが伝わってくる描写がたまりませんでした。

1

自己肯定感低すぎ

んんんん 作家さま買いはしたんですが
なんだろ? お話のぶつ切り感と女々しさだけが残ったかな

幼馴染みの両片想い ってのはすぐわかるのに 言えない想いにぐるぐるするのは男同士じゃなくてもあることなのに ずっとグズグズウジウジしてるっていう
ここを「せつない」と読めればよかったんだけれど 長すぎて「女々しい」にしか読めなくなっちゃってて
それがなんの話し合いがあったわけでもないのに 次のページではお悩み解決しちゃってるし 次のお悩みはコレ!って感じでまたすぐグズグズしだす

恋に 仕事に 悩み多きお年頃(大学3年)なのでいろんなことに迷って悩んでしていただいてかまわないんだけど あまりにも でもでもだってちゃん すぎた

あと そこ筋のこととかよくわからないんですが モデルって勝手にガッツリ髪の毛切っちゃっていいもんなんですか? もうねそこに引っ掛かっちゃってダメ
髪の毛切ってさらにカッコよくなった より そこまで切って今までどおりの仕事できるの? 今受けてる仕事がなくてもずっと髪の毛長くてお仕事取ってきたんだろうし使う方も え!イメージ違うッ!ってならないのかしら? って髪の毛で立ち往生です


美味しそうだった母親の呪縛もグズグズ悩む原因になっちゃってるし
受け攻め両方がウジウジ系かよッ!と
でもまだ自分のキモチを伝える努力はするから攻めの勝ちッ!てもうなんの品評会なのか お話そっちのけで受け攻め見物に講じてしまったんですよ もうほんとごめんなさい

変わること 諦めないこと やりたいこと
ふたりが先を見据えて歩きだした最後はよかったんだけど 結局ずっとグズグズ何かを考えてるんだよね 変わりたいなら思いでも想いでもハッキリ言葉にすればいいのに

気づいたらいろいろ中途半端な感じでヤりだして いい感じで終わりはしたけど結局見せたかったところがどこだったのか
とにかく受けがずっと悩んでる話 だったんですよ あたしが読む限りは
困っちゃうよね あたしの読解力のなさには トホホホン

3

攻めの激重愛と、すれ違いLoveがめちゃ好きだったーー♡!

あらすじを読み、攻めがモデルをしているという設定だけで読むことを決めた、芸能BL好きなまりあげはです。


幼なじみだというふたり。

攻めは昔、泣き虫で。
複雑な家庭の事情もあって女の子みたいに髪を伸ばし、そんな可愛かった攻めを守る役割の受けで。
受けは必要以上に攻めの世話を焼いて、自分がいないとダメなように仕向けていたわけで、、

そこまでして攻めを好きな受けの気持ちや、なにがなんでも攻めのことを好きすぎる気持ちを隠し切れてない攻めの激重感情が、最強に好きなパターンでした。

ちょいちょい、受けの攻めへの想いを探るような発言に対して、ちらりと嫉妬の顔を覗かせるコマが、すごくいいです。
めっっちゃ受けのことを好きなの、確定じゃない! と興奮しました。


この手のストーリーのお約束パターンをなぞってはいますが、それでも両想い前の切なすれ違いターンにキュンとしてしまった、まりあげは。

また、受けのバイト先の後輩で、受けに想いを寄せる好青年が登場。

当て馬、、、?!!
かと思ったら、いい子すぎてふたりの両片想いにエンドマークを付けてくれた、キャラポジションでした。

彼もまた、ゲイで。
恋愛にトラウマありでしたが、とてもいい子だったので報われてほしいです。(学祭で待ち合わせてた友達は、ホントに友達なのか??!)


幼なじみの長年のモダモダ両片想い成就を読みたい方には、オススメです!
(それ以外の、お互いのお仕事、バイト描写はあまりありません。関係を楽しむのみです!)

1

好みの問題なのですが

帽子が気になっちゃうな〜って思いながら読了しました。

幼馴染の2人が、もだつき、両片思いで、両思いになって、同居して、いちゃついて…と
初恋!幼馴染!萌え!の詰め合わせみたいな感じを繊細な絵柄で描かれてます。

攻めの翼は幼少期、女の子の格好をさせられて、母親にトラウマあり。高身長でキレイなまま成長して大学でも目立つ存在です。
トラウマ克服シーンやトラウマを乗り越えるキッカケの学際コンテストなど盛り上がりポイントもいくつかあって飽きなかったです。

翼のロングヘアからの髪型変化も、バッチリかっこよく決まってました…

序盤から受けのはるちゃんがおニューの帽子を被っているんですが、その帽子、校舎の中でもかぶっているし、なかなかのコマ被ってるように感じてしまいました。
それが気になってしまいました。単純に帽子なしの髪型の方が素敵だな、と。黒い帽子なので余計気になってしまったのかも…。

展開もこの作品ならでは感 は薄くて、写真をやっているはるとの作品自体の描写がなく、せっかくの被写体がいるのに、タイトルがもったいないなと思いました。

3

エアリータッチな王道のピュア恋

作品が全体的にふわっとしてるというか、重さを感じないというか。エアリーな空気感を纏っているなというのが読後の第一印象でした。
見せ場もちゃんとあるし、大きな動きもある。
なのに、なぜこんなにもストーリーに重みを感じないのかが不思議で堪らない。サラッと物語が進んでいって、余韻や感傷に浸るまでもなくいつの間にか終わっていた感じです。


幼馴染2人の間で交錯する秘めた恋。すれ違って、勘違いをして、諦めの気持ちを孕んだ切なげなストーリーがピンピンきます。
子どもの頃からずっと側にいた幼馴染に想いを寄せ続けてきた一途でピュアな恋が、何といってもこの作品の持ち味でしょう。
モデルをしているイケメンモテ男という攻めの設定は、まさしく鉄板の攻め像。女子に囲まれている姿を見て、モヤッとしつつ自分の気持ちをそっと押し込めようとする受けの見守りスタイルも鉄板ネタです。

このテの両片想いの物語としては、王道のテンプレ感。先の展開が読みやすいのは安心感がありますが、少々物足りなさを感じなくもなかったです。まぁ…割とあっさり目に前半で気持ちが通じ合ったのは意外でしたね。もっと一悶着ありそうな感じだったので。
じゃあ後半何が見せ場となるかというと、翼が母親に抱えるトラウマをいかに払拭するか。あとは学園イベントの青春ストーリーがメインです。
2人にとって付き合うのはただの通過点で、そのあとに広がるストーリーによって恋愛により奥行きが出てくるといった感じでしょう。ただ。
最初にも言ったように、深く突っ込んだ物語展開にはなってはいるのですが、軽くいなされたような…ソフティータッチな読み心地がどうにもスッキリしない。過去回想にも言及し、2人の交際が前に進むための大事なポイントとなっているのにも関わらず、サラリと終わってしまったのが少し残念でした。

ドロドロとした感情を敢えて抑え気味に描いたのか、ピュアさのある清らかな雰囲気を大事にしたかったのかは分かりませんが、あまりにも綺麗なストーリーに収まりすぎちゃっててあまり胸に響かなかったです。
繊細で美しい絵柄の通りの綺麗なストーリーではあるので、BL初心者には入りやすい作品だと思います。

5

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