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merry merry happy end
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
タイトルの「メリー」が二回続いていることと、「セ○レ」と「俺」と「子供」、家族じゃない三人が一緒に暮らしたら……? という、帯のキャッチフレーズに、これはただ事じゃなさそうなファミリーBLだなと思ったまりあげは。
たしかに、蓋を開けてみたらただ事ではない、ファミリーBLだった。
というのも、主役であるDDの榛名はとにかくモテる。
けれど、早く幸せな結婚をしたくて付き合った彼女に迫ってしまうため、重くてすぐにフラレてしまうのだ。
それでも性欲は強い。
彼女がいなくなると、後輩である軽音の麻矢と寝る、いわゆるセ○レ関係になる。
そんな麻矢は、榛名の夢を否定しないので居心地がよい。
けれど彼自身は、恋愛や結婚に興味はない。
そんなある日、ふたりが盛りはじめた頃、突然家のドアが開き、見知らぬ少年が。
その少年は榛名の両親宛の手紙を持っており、なんと母親から置き去りにされた子どもだったと判明する。
名を颯太郎と呼ぶその子を、榛名の両親が帰国するまで面倒みることとなった榛名だったが、不安すぎて麻矢をも巻き込んで三人での共同生活がスタートしますが、、、
正反対な榛名と麻矢。
麻矢に居心地の良さを感じていた榛名は、なかなか距離が縮まらない颯太郎の件でもかなり頼りにしていた。
が、次第にぎくしゃくしたり、颯太郎の母が見つかったり、で、比較的上巻は展開が忙しかったと思われる。
しかし、麻矢の生い立ちも颯太郎に似ており、事実を知ったときは胸がギュッと苦しくなったのですが、さらに今巻のラストがーー!!!!焦
でもこのラスト、下巻で絶対にハッピーエンドになるためのフラグなんだろうなあ、、、と。
タイトルにも「ハッピーエンド」がついているので、信じて読み進めたい所存です。
それにしても、榛名のフラットさ。
これは人たらしでもありますよね。
本人、自覚なさそうですが、、
麻矢もその榛名のフラットさに救われたんだろうなあ、、、と推測しています。
3人で仲良く台所に立っている表紙はとても微笑ましいですが、お話はかなり切なめな展開となっていました。
榛名も麻矢もそれぞれに抱えている迷いや葛藤があり、そしてまだ幼い颯太郎はとても不憫な思いをしていて。
3人で過ごす時間は明るく楽しいモノが多いだけに
その内側の部分がより際立ってしまって、
何とも言えない気持ちになる場面がいくつもありました。
理由もわからないまま母親がいなくなった颯太郎の悲しみと、榛名と麻矢の複雑に絡んだ感情とが同時進行していくので
誰の気持ちを知っても胸がぎゅっと苦しくなって。
終盤にかけて畳み掛けるようにそれが濃くなっていくのでものすごくツラいけれど、
この状況が今後どうなるかわからないところにこそ引き込まれて、ツラさも含めて読み応えがありました。
榛名が麻矢への想いを自覚して、それを伝えても
関係は好転しないところで終わっている上巻。
素直にぶつかれば解決する問題ではないところに差し掛かったふたりは今後どうするのか…
下巻でそれをしっかり見届けたいと思います。
タイトルに惹かれて購入しました。
セックスフレンド関係にある大学生2人が、見ず知らずの小学生を一時的に預かるお話。
もっと密度の高い擬似家族ものかと思いきやそうでもなく、うーん。
上巻時点ではなんとも…というか、残念ながらあまり響くものがなかったです。
すごくふわふわとした状態で読み終えて今にいたります。
まず、攻め・榛名の設定に惹かれなかったのが大きかった。
結婚願望が強く、女の子とはきちんと付き合っていなければ肉体関係は持たない。
ここに関しては誠実なのかなと思っていたのだけれど、モテるのにフラれてばかりいるんですよね。
これでは早く結婚ができればなんでもいいのか?とも取れてしまいますし、性欲が強いという設定もどうなのだろう。
「女の子」とはちゃんと付き合わないとそういうことをしないけれど、セフレの麻矢は男だからOKなのもなんだかしっくりきませんでした。
榛名たちが一時預かりをしていた颯太郎のいじらしさには胸打たれましたし、子ども扱いをしすぎずさり気なく見守る麻矢と颯太郎のやりとりは自然体で良かったなと思います。
うん、麻矢と颯太郎のキャラクターは良かったのです。
ただ、颯太郎の母親の行動に関しては気持ちが良いとは言えず、再会劇も本来であれば盛り上がるところのはずだというのにそこまで盛り上がりきれませんでした。
親の勝手で置いて行かれてしまった颯太郎が不憫でしかなかったからかもしれません。
恋愛面に関しては、シーンの端々からほのかに伝わってくる榛名への麻矢の気持ちには惹かれたものの、いかんせん榛名に対してポジティブな印象を持てていないので、グッと来たかというとまだかなとこちらの評価になりました。
後半でようやく動き出した感情が下巻ではどうなるのか?
この素敵なタイトルですから、下巻で巻き返してドカっと萌えさせてほしいです。
初読み作家さんですが、子育てモノ好きとして、表紙の幸せそうな3人を見たら手に取らずにいられません。なので、あらすじも確認せずに読み始めたのですが。
最初はちょっと苦手な設定が続き、後悔が頭をよぎりました。
なぜなら、主役2人がセフレの関係だったこと。ましてや攻めのコは、しょっちゅう彼女がいるノンケで。そして、そんな彼らにワケあって預けられる少年は、突然母親に置いていかれて。
受けのコも過去に親に捨てられたようで、ただただその境遇に胸が痛みました。
ですが、少年の面倒をみていく内に強くなった絆や気付いた本音に俄然面白くなって、途中から夢中でページを捲っていたのです。
なのに、なぜお別れを選んでしまったのか…泣くほど好きなのに。
モヤモヤを抱えたまま、題名通りの幸せな結末を信じて、これから下巻を読んできます‼
子育てほのぼのもの、最近特に好きなのですが
やっぱり不憫なもの、親の身勝手さを感じるものはモヤモヤしてしまうー…
セフレ状態の二人の恋模様にはドキドキしつつも、
そんな感想を抱いた上巻でした。
主人公はノンケ大学生の榛名(攻め)。
「結婚したい」という意識が強く、今回も「重い」と彼女にフラれてしまう。
性欲が強い彼には一つ年下の後輩・麻矢(受け)というセフレが。
恋愛や結婚には興味がないという麻矢との時間は心地よく、
なんとなくセフレ状態を続けていたけれど、
ある日榛名のもとを一人の少年が訪れ、しばらく預かることになったことから
二人の関係性も徐々に変化していきー
と続く、セフレ大学生同士×子育てものです。
攻めの榛名が、3人での生活を通して少しずつ自分の気持ちに
目を向けるようになり、麻矢のことが好きだー
と自覚する過程が良いです。
一応彼女がいる時は麻矢とは致さない、という彼なりの流儀?が
あるところ、決してヤリチンではないところも好感が持てました。
で、後半で明かされる麻矢の育った環境、
彼の健気に秘めた恋心が…切ない…( ; ; )
体だけじゃなく、心ももう榛名に預けてもきっと大丈夫だよ、と
思うけれど、恋とか結婚とか、そういった繋がりを信じることのできない彼には
難しいことなのかな、と。。
上巻は切ない終わり方ですが、タイトルの「ハッピーエンド」を信じて
下巻を読むか…ちょっと迷っています;
というのも、致し方ない事情かな…とはいえ、
子供(颯太郎)を黙って置いていく(人に預けていく)という親の行為がなあ。。
やはり読んでいて気持ちの良いものではなく、
颯太郎の気持ちを考えると、自分の気持ちも沈んでしまいました;
颯太郎と榛名×麻矢との交流はほのぼの楽しくて
思わずにこにこ顔になっちゃったんですが。
ただ、この上巻でちゃんと母親が迎えに来て、
再会を果たせたので良かったかな。
もう二度と突然消えたりしないでほしい;(もちろん、暴力も振るわないでほしい)
ひとり親で子育てすることの大変さ、社会的助けの足りなさなどにも
思いを馳せてしまう一冊でした。
★修正:tn白抜き(電子シーモア)