恋でとけるギルド・ザ・リリー

お気に入りの作品がまた１つ

うわ。

作者さん、この作品が初めてのコミックスとのことですが、感情表現や心理描写がめちゃくちゃ上手いですね。心理描写重視なストーリーというのもあってか、複雑な感情捌きが大変読み応えがありました( ´∀｀)

登場人物たちの動かし方や、間の取り方なんかも巧みで、ひとコマひとコマがエモい。何より、主人公の飛鳥のキャラがすごく魅力的で、彼のくるくる変わる表情を見るのが楽しかったです。
欲情を向けているとき、哀愁を感じているとき、照れているとき…などなど、蠱惑的で色気がすんごい。カッコいいのに可愛くも見える飛鳥の一挙手一投足から目が離せませんでした。


ストーリーはというと、ホストクラブが舞台のお話で、No.1争いをベースに惹かれ合っていく男たちのお話です。
No.1争いといってもそんなにガツガツもドロドロもしておらず、ホストの悪いところじゃなく良いところを描いている点では見ていて気持ち良い。ホストという仕事に誇りを持って姫たちに接しているのが分かりますし、もっと仕事の精度を高めたいと頑張る姿にはむしろ清々しさを覚えたほどでした。

アフターに不慣れな飛鳥のために、客とのデートシミュレーションと称した２人のガッツリデートシーンは最高！！(〃∀〃)
ピュア気たっぷりのキュンキュン祭りにニヤニヤ止まらんかったです。

恭司でヌいてしまったことキッカケに、ずっと恭司を意識しまくってる飛鳥の感情の振り幅がこの作品の見どころ。どんどん恭司への想いにのめり込んでいく飛鳥の嬉しい想いと切ない想いが入り混じる展開には、こちらにもその感情が伝播するかの如く胸アツでした。


恋人同士になってからのお話がとっても素敵で、仕事とプライベートをキッチリと使い分ける２人の恋愛スタイルにただただ萌え転がるのみ（笑）仕事では姫のものだけど、プライベートは俺のものだぞの独占欲と嫉妬が堪らんでした！
あまくてラブラブいっぱいな２人から萌えパワーをチャージできて、ああ……幸せ(´∀｀*) お気に入りの作品がまた１つ増えました。