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Shinjuku 69 hevean
ストーリーの大筋は良かったですし、ヒロムがやっと、本当に最後の最後に慶太に素直な気持ちを伝えられたことはとても嬉しいです。ただ、細かい所はいくつか気になったかな。大学生でありながらアプリを開発するほど優秀な頭脳やセンスを持っていたヒロムが、裏切られて風俗にまで身を堕としたのはあまりにも落差が激しいので、頼れる、相談できる友人や家族がいなかったというはっきりとした描写や、一足飛びに風俗を選んだ時の思考の描写が欲しかったなと思ったり。
また、田舎ならまだしも、東京で過ごす若者が家の施錠をしょっちゅう忘れるというのは不用心すぎるので、慶太にも注意されていたのだからそこはちゃんとしていてほしかったなと思ったり。沢木の軟禁も結局ヒロムをどうしたかったのかよく分からず、慶太に乗り込まれてあっさり引き下がり旅に出るというのは、メイン2人の障壁にしたいけれど2人を大きい危険には晒したくないという、都合の良い脇役扱いをされているように感じました。慶太が素晴らしい攻めでしたし、ヒロムの態度が少しずつ解けていく過程には萌えたので、最終的にこの評価となりました。
あんなにツンツンしていた受が、自分の気持ちを自覚して泣いたりデレデレしたりくっついたりしてくるところがマジで可愛かった。何だこの生き物は。
ちょっと設定に無理ない…?!と思ったりもしたけど、なんとか丸く収まったし?総合的には美味しかったです。
結構エロ度も高めな気がします。
不穏な始まり方だけど最終的にはかなり甘々になるので安心して読んで欲しいなと思います。
これは上下巻でゆっくりやって正解の作品ですね!
ゲイ風俗の客とボーイとして出会った二人の、雑誌企画初対面ルームシェア
下巻の感想。
相変わらず、普通にルームシェアしつつ仲良し動画配信と風俗店経由の逢瀬。
慶太はわりと直球だけど、ヒロムは演技に本心が見え隠れ。
オーナーのヨシさんに彼氏だと思われてる慶太面白いな。
ヒロムが借金返し終わってるのはビックリした。そっか、ゾンビかぁ。なるほどな~。ずっと自暴自棄なゾンビだったんだな…。
ルームシェア最後の日の、お断りする慶太かっこ良かったな。かっこつけてるけど。
それで結局誘いに乗るところも好き。やせ我慢で虚勢はらないの良い。
「ヤバい太客」沢木さんは怖かった…
異常だけど理性的ではあって、なげやり無気力ぎみだけど自棄を起こすまではいかない。
このバランスが崩れたらどうなっちゃうのかと…ジリジリジワジワ怖い。
希望を持って屈しなかったヒロムえらい。沢木さんの理想からズレたことで執着が揺らいだのは幸いだった。
最後、ちゃんと家の鍵をかけるようになったヒロム。良かった、自暴自棄のゾンビはもうおしまいだ。
描き下ろし、ちょっと借りてきた猫みたいになってるヒロム可愛かったな。
嘘と演技にまみれてた反動だけど、いずれ安心して我が物顔で闊歩できるようになるでしょう。慶太と一緒なら大丈夫。幸せになれ。
ゲイ風俗ルポのため人気ウリ専ボーイ・ヒロムを指名し一夜限りのセックスを楽しんだ、風俗ルポライターの九谷慶太。
そんな2人が企画で期間限定のルームシェアをすることになり関係が深まっていきます。
上下巻読んでの感想になりますが、読み応えたっぷりー!上下あるので出会いからその後、過去もちゃんと描かれています。
下巻はヒロムについている危ないお客さんの話が後半のメインになるのですが、めちゃくちゃな人だけど先生の描き方かな、嫌いにはなれなかったなぁ。
ヒロムくんのツンデレ、デレの部分がとにかく可愛いです。
2人の年の差、実はそんなにないんだけど九谷さんは大人の男って感じで包容力たっぷり。
2人が結ばれるハッピーエンドなのですが、その後のお付き合い編もぜひ読みたいです。
上下巻、読み応えたっぷりながらも飽きさせない、バーっと読みたくなる作品です。
先生の絵柄はいつみても素敵だー!
とにかく久谷ことキューさん博六ことムーさん二人が幸せ指標に向かって進んでいってくれて良かったです。スッキリハピエンで読んだ後気持ち良かったです。
個人的には沢木の人となりをもっと知りたかったのでスピンオフを是非…。あとお隣の大学生もメッチャ可愛かったです。ムーさんと仲良くなれて何よりですね。
全然モブなところでヒロムの勤め先のBOSSのYOSHIさんが何気に商才のある方で大阪にもお店展開しちゃうだなんて!と尊敬の眼差しで読んでましたw
上巻に引き続き…
風俗ルポライターとウリ専ボーイとして出会い、
現在は雑誌の企画でルームシェア中の九谷とヒロム。
最初の1回きりで終わるはずだった二人の関係ですが、
ヒロムへの気持ちを自覚した九谷は顧客としてヒロムを指名し、
以来何度も身体を重ねるように…。
抱き合っている間だけは素直に甘えていられるのに、
日常に戻ると意地を張って無愛想に振舞ってしまうヒロムでしたが…。
この下巻になるとヒロムのデレ度がじわじわと上昇し出し、
もはやヒロムの中でも“仕事”なんてのは口実でしかなく、
九谷への“好き”が随所で隠し切れなくなってきてるんです(*⩌⩊⩌)⊹
けれど、雑誌企画の二人のルームシェアも終わりが近づき…
最終日の夜、「家ではしない」という約束を破って身体を重ねる二人。
自ら九谷を求め、言い逃れなんてできない程に
九谷への気持ちを自覚してしまったヒロム。
それでも九谷を引きとめることも想いを告げることもできず、
憎まれ口とは裏腹にボロボロと涙がこぼれて止まらないヒロムに
切なさが溢れます。
ルームシェア解消後も店を通じて関係を継続する九谷とヒロムでしたが、
ホテルに到着し扉を開けるなり「遅いよ」と九谷に愛おしげに飛びつく様は
どこからどう見てもボーイと顧客などではなく、恋人同士の逢瀬そのもの。
会えない時間がより愛を育てるとは言いますが、
べたべたとくっついてじゃれ合ったり、ヤキモチを焼いたり、
言葉にしないだけで相思相愛がダダ漏れまくっている二人に
ニマニマしてしまいました。
そうして九谷と肌を重ねながら、自分だけを見て欲しい、
自分だけの九谷であって欲しいという想いに駆られたヒロムは
夜の世界から抜け出すことを決心します。
そんな中、以前から登場していたヒロムの背中にひどい傷をつけ、
ヒロムに対して異様な執着を見せていた常連客の沢木が動き始めますが…
ウリ専引退を察した沢木によって誘拐されてしまうヒロム。
そんなヒロムの危機にいち早く気付いた九谷は
ライターならではの情報網を駆使してヒロムの居場所を突き止めます!
普段はヘラヘラしている九谷のシリアス顔がイケメンすぎました///
一方、徹底抗戦の構えで助けを待つヒロムにも九谷への信頼が感じられ、
二人の強い絆にぐっときました。
監禁中はずっと強気だったヒロムですが、九谷と二人きりになると
今まで溜め込んできた不安や九谷への好きが溢れ出してしまいます。
やっと心を曝け出し、素直になることができたヒロムは想像以上に
甘々で破壊力抜群すぎました///
まさかこんなにも甘えたで健気だったとは…。
散々ツン属性だっただけにこれまでの分のデレを総動員したかのような
ヒロムのデレっぷりに読者も心とろかされてしまいそうでした♡
その後、バーのマスターと、風俗ではなく普通のルポライターとして
新たな道を歩み始めたヒロムと九谷。
九谷の家で二人暮らしも始め、質素ながらも幸せそうな二人の日常に
多幸感でいっぱいになりました。
贅沢を許されるなら二人のその後をもう少し見てみたかったなぁ。。。
沢木については結局のところ彼がヒロムに向けていた感情は
孤独を共有してくれるヒロムへの執着であって、愛ではなかったのかな。
ヤバい奴ではありましたが、最後まで悪人になりきることもできず、
切ない余韻が残りました。
ヒロムとのような仮初の関係ではなく、
いつか彼だけを見てくれる人に出会えますように。
期待通り素直になったヒロムがかわゆすぎました。
同居終了前にさみしくて慶太を煽って誘うところ。この時は表面上はまだ素直じゃないけどそれもいい。
慶太と離れてからなかなか指名がこないとすねちゃうのもかわいい。
いちばん好きだったのは、慶太とやっと会えて言葉はツンなのに慶太にベターっとくっつくところ!!めちゃくちゃかわいい。激萌えです。
慶太が「態度と台詞がだいぶ違うなー」と真顔なのもおもしろい。
慶太が大きい手でヒロムの頭を抱いたり背中をポンポンするのも好きです。
ヒロムのかわゆさと慶太の無愛想ながら愛情深いコントラストが気まジャガの新と椎名を思い出しました。あの2人大好きで、椎名の新大好きすぎる甘え方と無表情ながら椎名に愛情深い新がすごくよかったんですよね。
ボーナストラックの
ヒロム「慶太さんのこと好きすぎて死んでもいいと思ってる」がこれまたかわゆすぎました。
こんなん言われたら慶太でなくてもたまらんたまらんですね。
ゾンビみたいになって自分のことを空っぽで帰るところがないと思っていたヒロムがここまで変わったこと、慶太がヒロムにハマることを覚悟した甲斐があったってものですね。
出会って好きになって救われて変わることができる…好きなBLです。
慶太の仕事がストーリーに活かされていたし、歌舞伎町という場所で生きる2人というのもよかったです。
ただ沢木のことはよくわからなかったです。
ストーリー上の役割としてはいいんですが、ヒロムを監禁しておいてあっさり解放したのは、初めからそう長く監禁するつもりはなかったってことですかね。一時的にウサを晴らしたかった? 慶太が助けに来たらヒロムを渡すつもりたった? この辺が私にはよくわからなかったですが。まあ、深刻なことになるほどではなくてよかったです。
下巻は少しだけ評価に迷いましたが、色々と考えてやはり神しかないと思って評価させて頂きました。
何故なら九谷とヒロムの関係の変化に激萌えしたからです。ありのままのヒロムを受け入れる九谷が格好良かった…
共同生活の企画が終わりに近づいた時に九谷が起こす行動にヒロムへの思いを感じました。また、本音をなかなか明かさないヒロムの為に、わざわざ予約を取って部屋の外で会う2人の様子にギュンと来ました。抱き合う2人のシーンから思い合う気持ちが伝わって来るんです。それが堪らなかった。
下巻のレビューでヒロムに固執する客が気になると書きましたが、彼が悪役になり切れてなかったのが残念に思いました。
もし、続きがあるのなら九谷が敏腕ルポライターとして、彼の一族を社会的に抹殺するお話が読みたいです。その時はヒロムがバーのマスターとして活躍して欲しいな。。。
上巻以上に本音が見えて、そして上巻以上に緊迫感のある下巻でした。
ヒロムが慶太に心を許し始めているように見えるシーンが増えてきた一方で、どうしても演技なのか本音なのかを正確に読み切ることはできず、だからこそ余計にヒロムが苦しんでいるように見えて切なくてたまらなかったです。
特に客としてではない慶太と交わったときに最後まで意地でも好きを言わなかったことでどうにか本心を隠そうとしていることが見えてしまってもう…
また慶太と別々に暮らすようになって慶太と会える機会を得たときの嬉しそうな顔!!
1人の時の顔を見たら存外わかりやすいからこそ、慶太の前ではどれほど作っていたのだろうと。
でもヒロムのそういうところも分かった上で全部受け止めてくれる慶太だからこそきっとヒロムは慶太を好きになったし、2人ならきっと幸せになれるだろうと思えるラストでした。
どうか、できるだけ永く幸せでいられますように。
下巻は、ルームシェア企画もあと僅かというところから始まります。
そして別れの前夜。
ヒロムがとうとう九谷に対して、好きという感情を隠さず、バックハグをします。
バックハグからの致そうとしますが、そこは九谷が一線を引こうとします。
この作品のいいところは、最初に作ったプラベと店とのルールをきちんと九谷が守っているところです。
がしかし、その夜だけは結果九谷もヒロムを受け入れました。(ここのシーン、めちゃ良きでした。こういうダメだけど、でも今日だけは……! っていう展開がものすごく好きです!)
その後、九谷は風俗ライターを辞め、普通のライターに。
ヒロムはというと、九谷からの連絡がないことを淋しく思いながらウリセンの仕事を続けていました。
例の官僚からの仕事も受けております。
が、ある日家に帰宅したヒロムは、例の官僚に後をつけられていたのか、スタンガンでやられてしまいます。
次に目覚めたときは、例の官僚の家でした。
なんとヒロムがウリセンを辞めることを聞きつけ、送別会をやろうと一方的に自らの家へ監〇したのです。
この先、どうなるの、、、とドキドキハラハラしたのですが、わりとあっさり九谷がヒロムを救出しにやって来ます。
というのも、この官僚がどうしてそこまでヒロムに執着するのかがあまり見えて来ずで、結局、官僚の家族たちに迷惑かけたかったが故の犯行でもあった?? のかなあと思えました。
結果、2人が収まるところに収まったので良きでしたが♡
あとがきで作者様たちが、69とタイトルにありますが、69な体位がなかったと触れましたが、内容的には新宿歌舞伎町を舞台にした、2人のロックな生き様を描いた作品だったなあと個人的に思いました。
最後になりましたが、九谷のポルノライターのペンネームから「マラ」さんと呼ばれていて、マラドーナ長竿って、どちらを略してもえちよな~と当たり前のことにニヤニヤしてしまったまりあげはでした!笑