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あの小さかった双子が育ってる!
1·2巻併せての感想です
ぬいぐるみで喧嘩しててテオを取り合った幼き双子に月日が流れて、シャイアが!
大人になる前の若くて精悍な顔つき、白が輝くツヤツヤな毛並み…良きです!
従者となる条件付きで婚約者となったΩのベリルにとっては、高慢で上から物言うシャイアだけれど、
それは家族思いで、そしてヒューゴとテオを護る為の優しいシャイアの覚悟に感動を覚えます(泣)
そういえばシャイアは自分のお気入りのぬいぐるみを泣く子に渡すような子だったよ…(『プチミニョン 2 -獣人おめがばーす-』参照)
ベリルは前番との思い出の家を守る為にお見合いしたけど、そんな格好いいシャイアに心惹かれ、
でもテオとの事や幼馴染のガルの関係もあって2人の気持ちはすれ違うばかりで、読んでて切ないです(私としては期待大♡)
そして2巻は登場こそ無いですが、ベリルの家を修復したりする、こんなシャイアに育て上げた父様母様のジュダートの影響が見え隠れして嬉しい巻でした(電子描き下ろしでダートの後ろ姿が!)
ヒューゴPartではおっとりな感じだけれど、テオへの執着愛が大人びたヒューゴもまた格好よくて、次巻が楽しみです
1巻のレビューと重複しますが、
スピンのスピンだけど気にしなくて大丈夫です。
・貴族獣人攻め×頑張り屋受け
・上流階級の身分差・主従 etc.
がお好きな方は是非(﹡´◡`﹡ )
(プチミニョンと合わせて読むと楽しいよ!)
私はシリーズを通して読んでいるので、
どうしても親目線で読んでしまいます;
偏ったレビューになってるやも…スミマセン。
さてさて。
2巻面白かったーーーー!!!
っていうか安心したって気持ちが大きいかな?
1巻は成長したシャイアの変化に戸惑ったんですね。
ダートが一番嫌うタイプの貴族じゃん!って思ったし、
教育方針は上手くいかなかったかー…とレビューした。
全力で謝ります。ジュダートごめんなさいッ!
2巻では昔の面影を感じる場面が多々ありました。
家族が大好きで、優しくて、ちょっと生意気で。
うわ~!って一人反省会してる様が微笑ましく、
時折拗ねたり、甘えん坊の片鱗が見えたり……。
そうそう!シャイアはこういう子だったよね!!!
ってなるんですよ~。等身大の高校生ってかんじ。
(あれ?世界観的に高校生って表現は違うか…?)
言葉の端々からジュダの素敵な父様っぷりが伝わり、
ダートの教育ママっぷりも浮かんで良きなんですよ。
もぅね。総じてキュンキュンしまくったッ!!!
あとオメガに対する配慮も当たり前なんですよね。
幼い頃からΩの存在が身近にあって、
ジュダを筆頭に周囲のαの振る舞いを見て育って。
上流階級を牽引する自覚と覚悟も加わって
素敵なαに成長したな~と実感してグッときました。
そんなシャイアにとって「αとして当然」の行いも
ベリルには「気遣い・優しさ」に感じる温度差ーーー。
生きてきた世界の違いが明確になりキュと切ないです。
ベリルの知っている世界は、
(毒親にしか見えないクソ)母親との貧困生活と、
ベリルに何も求めなかった亡き番との生活のみ。
それは小さな小さな世界だった。
そんなベリルがシャイアの人柄に触れる度に
少しずつ少しずつ感情を広げていくんですね。
これがめっっちゃキュンキュンしました…!!!
無自覚からの自覚が大変美味しいです(∩´///`∩)
ベリルは頑張り屋でガッツがあるけど
性格は素直で捻くれたところがないのが良いです。
かわゆい…めちゃんこかわゆい…////好き…////
あとテオが登場する度に
「私はテオの強火担や~~~!」ってぐらい
テオがめっちゃイイコで可愛くて好きになる。
同時収録の『sideヒューゴ』では
現在の関係について言及されてました…!
こちらの今後の進展も楽しみ+゚。*(*´∀`*)*。゚+
もう連載は追わなくなったので新鮮な気持ちで読むことが出来ました。親世代と違って今のところとても平和な学園生活で、時代は変わって来たのかなと思ってしまいました。
そして個人的にシャイア贔屓なのでベリルが卑屈に見えてしまいしょうがなかったです。まぁ、いきなり別世界のような生活になり、価値観は急に変えられませんからね。
でも段々とシャイアの良さがベリルに伝わって来たのが良かったです。口が悪くて態度がデカいですが、とても優しいコなんですよね。彼なりにベリルを理解して守ろうとしてるのにキュンと来ました。
そしてあのベリルの幼馴染みの生徒会長ですが、無害な兄の振りをしてやっぱりといった感じでした。
でもシャイアにしてもベリルにしても、お互いに少しずつ特別な感情が育って来たようなので次回に期待したいと思います。
「side ヒューゴ」も描き下ろしも良かったです。
シャイア(α)×ベリル(Ω)
亡くした番の思い出を守るために、
シャイアと婚約したベリルが、
シャイアに振り回されながらも、
彼の家族のために自己犠牲を払う姿や
意外な優しさに触れていくうちに・・・
忘れられない番とシャイアの間で揺れる
ベリルの気持ちの変化にヒシヒシと感情移入して、
嫉妬や過保護が滲み出る
シャイアの無自覚な執着も萌え度が高い!
気づかぬうちに惹かれ合う2人が本当に可愛くて、キュンキュンが溢れちゃう!
男前っぷりを示しながらも、ベリルのことになると、
ぽろりと天然が出てしまうシャイア、
その時折見せるぶっ飛んだ可愛らしい表情が超見逃せない!
お互いへの気遣いが、
ついに愛情として感じられて胸が温かくなる。
ヒューゴとテオのお話も目が離せない。
この2人、早くラブラブしてほしいな。
テオの天然具合が可愛い!
子供の頃のシャイアとヒューゴ(『プチミニョン』)を思いながら読むと、
2人の成長がすごくて新たな萌えで感慨深い気持ちになる。
獣人とオメガバースと身分差の魅力がぎゅっと詰まったこの作品、
家族感情も含めた愛情から新しい恋へと進む胸アツ展開が最高!
貴族の学園を舞台の華やかさと相まって、
しっかりとしたストーリーが絶妙なテンポで進むから、自然に引き込まれました!
3巻が待ち遠しいです!