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kimi no yoru ni fureru
君の夜に触れる本編→小冊子20P→番外編読切(今作)……と、振り返りも兼ねながら、「君の夜に触れる」の旅をしてきました♪
一気読み再読、めちゃ最高〜
読み返しても初見のように食い入るように読んでしまいました。名作の為せる技に酔いしれました!
今作の読み切り番外編ですが、お値段の割にボリューミーです。読みながら、あれまだページある。あれ?まだ終わらないぞ。と、嬉しい不意打ちに狂喜乱舞しました。
ストーリーは、千夏の家族の墓参り。佳澄を家族に会わせたいと、2人で墓参りに出かけます。
この作品は本編のときからそうですが、家族の関わりや想いを大事にしていますよね。亡くなってもなお、心に生きる母と兄の残像を追い、想いを馳せる千夏の姿がこの読切番外編でも深く描かれています。
千夏父のやったことに対して許すことはできないけど、彼には彼なりの苦悩があったのかなとか考えてしまいますね。(でも許さないけど)
ちゃんと"家族"として過ごした普通の日々もあっただろうに、なんだかやるせない気持ちになってしまいました。
それもこれも、この作品の心理描写や情景描写が素晴らし過ぎるからなんですよ。作品全体の空気感とか間の取り方とか、絵の雰囲気も含め、上質な映画を見てるかのような錯覚を覚えます。
心臓の奥底がキュッと摘まれるような切なさも、ジンとくる2人を纏う甘い空気感も、この作品の醸し出す名作のオーラにただただ身を任せ、この世界観に浸るばかりです。
白黒の世界なのに色が見えるような儚げで繊細な描画は相変わらずのクオリティ。眺めるだけで飽きません^ ^
千夏と佳澄の過ごす"家族"のような何気ない日常のシーンを見てるだけで目頭が熱くなりました。この作品の幸福感と読後感の破壊力は絶品ですので、ぜひ心ゆくまで堪能して欲しいと思います。
「君の夜に触れる」番外編のこちら。千夏の兄の7回忌、二人一緒にお墓参りに出かけるお話です。
序盤から二人が一緒のベッドにいて、千夏が佳澄をぎゅっとバックハグしてる図に心を撃ち抜かれた…!
食事の時に何がどこにあるか、は「クロックポジション」という方法で伝えるんですね。ごく自然にクロックポジションで伝えている光景が、二人の積み上げてきた温かい日々を思わせてくれて、なんだかじーんとします(*´˘`*)
そして最高だったのが、おでん屋台のシーン。隣の酔っ払ったお兄ちゃんにからかい…なのか揶揄…なのか微妙なラインで「ただのお友達じゃなさそう」と言われて、千夏がつっかえながら「恋人……………です」って言うところ。
これが、刺さったーーー…!!
その夜のエッチの、「佳澄」の呼び捨て呼びも、萌えときゅんが広がりすぎて深夜に悶えました。
もう本当に最初から最後まで優しく胸がきゅーっとなる、最高の番外編です✨
「君の夜に触れる」番外編という事で、千夏くんと佳澄さんの二人の生活のその後がみられます。
佳澄さんとの生活で、温かい心や幸せな気持ちを感じる時に、亡くなった母親とお兄さんとの温かい思い出が千夏くんの頭に浮かびます。幸せな生活で千夏くんの穏やかなお顔がとても眩しいです!
ただ、自分だけが幸せで良いのだろうか?という気持ちがふと千夏くんの中では起きているのですが、二人のお墓参りのシーンで、そちらの心のモヤモヤした部分が佳澄さんのお話により幾らか解消したのかな?って思います。亡くなった人との向き合い方、難しいですが、佳澄さんの優しい心遣いでとても癒されました。
寒い冬のお話なんですが、御縁家やおでん屋さんでの出来事など、あったけぇ~ホカホカだァ~と、感じるシーンが沢山あって、大好きな二人の日常生活が読めてとても嬉しかったです。
家での二人のイチャイチャなシーン、もりもより先生のそういうシーンを読むと、必ず幸せが溢れて泣いてしまうのですが、今回も、想像を超えて二人の体も心もぴったり寄り添った幸せな気持ちを感じられる演出がありました。
「君の夜に触れる」好きな方は絶対に大満足な番外編です。
個人的にはちらっと出た佳澄さんのお祖父さんの事がとても嬉しかった。佳澄さんて、お祖父さん子だったのかな?優しい心はきっとお祖父さんに似たのかな?とか、色々想像してしまいました。
作者の繊細で緻密な絵柄が大好きだしまたこの二人に会えるなんて大感激!
こんなにも的確に絵柄が世界観を表している作品はなかなかお目にかかれない。
カラーも作品のイメージにピッタリで素晴らしいなあとずっと眺めていたくなる。
読み切りの番外編として丁度良いエピソード。
長編にすると持たないけど、日常の中でもちょっと特別なエピソードを切り取って描いていて
穏やかな気持ちで二人を見守ることができて幸せ。
作品のファンにとってはご褒美みたいにありがたい。
特にこの二人にとってのささやかで穏やかな日常は本当に尊いなと。
暖かくて優しい気持ちになれる素敵なお話しだった。
にしても作者の描く短髪受けは愛らしくて儚げで…でも弱いだけじゃなく芯は強い
正に外柔内剛を表現したようなキャラでとても魅力的。
千夏×佳澄
繊細で幸せいっぱいの番外編。
2人のその後がこんなにも読めるなんて・・・
2人の愛が静かにじわじわと胸の奥まで染み渡って、読んで感無量〜。
佳澄のことで心がどんどん温かくなっていく千夏。
孤独だった彼にとって、佳澄は家族であり恋人。
見えない世界にいる佳澄にとって、
世界を明るく照らすのが千夏。
お互いに影響を受けて柔らかくなっていく2人を見てほっこりする。
亡き兄に佳澄を紹介する千夏や、
佳澄の弟に恋人として堂々と振る舞う2人には尊敬の念しかない。
知らない人たちの前にも恋人だと言える関係が素敵。
愛し合うの行為シーンで、
佳澄が見せる涙・・・その溢れる「好き」・・・こっちまで泣きたくなるくらい愛しい。
千夏の愛もビシビシ感じられる。
佳澄を大切に思う千夏の気持ちと、
千夏を支える佳澄の優しさ。
お互いがお互いを変え合う愛情が素晴らしい。
ある冬の2人の日常が繊細に描かれて、
お互いの家族も共有しながら、
どんどん幸せになっていく
2人の愛おしさがじんわりと伝わってきて、
感動的で心地よい温かさに包まれました。
さいっこう…控えめにいって最高です。
もっともっと読みたいなぁと思ってしまいます。
こちら番外編なので楽しむためには本編を読むことを強くおすすめします。
同棲にも少し慣れた2人、千夏の兄のお墓参りにいったり、佳澄の弟に会いに行ったり初雪ふったり、屋台でおでん食べたり、見知らぬ人に恋人っていったり、……これはもう、最高です。
とにかく優しいタッチの絵柄の佳澄と身体は大きいけどどこか遠慮がちな千夏のきれいなことと言ったら。
家に帰って一緒にお風呂入って想いあいながらのエチはどこか神々しさすらあります。
末永く幸せであれと願ってやまない番外編でした。