太陽はひだまりと笑う

taiyou ha hidamari to warau

太陽はひだまりと笑う
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神26
  • 萌×218
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
226
評価数
53
平均
4.3 / 5
神率
49.1%
著者
楓木まる(楓木まめ) 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344853942

あらすじ

霧山太陽は、訳あって自宅マンションに連れ帰った
猫のニャー助を、管理人の泰良旭に見つかってしまう。
「里親が見つかるまで預かってほしい!」
と頼み込み、一カ月という条件で承諾してもらったが、
その間、パシリをさせられ疲労困憊の日々に…。
それでも、いつしか太陽は旭の魅力的な笑顔と本当の優しさに気付く。
そんな時、旭に想い人がいることを知り、
いつも笑顔でいてもらうため
恋の手助けができないか考えるが…?

表題作太陽はひだまりと笑う

霧山太陽、倉庫管理者
泰良旭、霧山のマンションの管理人/翻訳家、中学校の同級生に片想いをしている

同時収録作品東窓のお向かいさん/東窓のお向かいさん2

天根陽一郎、サラリーマン
泉綾人、カフェバイト、ヤンデレ彼氏がいる

その他の収録作品

  • 「太陽はひだまりと笑う」番外編

レビュー投稿数12

当たり前の日常が良い

先生の前作が大好きだったので、心待ちにしていた新刊。
求めていた雰囲気そのままで、そうそうこれが読みたかった!!となりました。

当たり前の日常にふと差し込んでくる、恋愛スパイスがうまい。
じんわりとしみ込むように、けれど爽やかにお話は進んでいきます。

受けには片想いの相手がいて、その人は攻めではない。
年下×年上という関係性も相まって、絶妙なすれ違いにはどきどきさせられました。
けれど攻めと出会ったからこそ、受けは長年の想いを昇華させることができます。

じっくりと丁寧に気持ちを描いてくださっていたので、安心して読むことができました。

劇的な展開があるわけではないですが、日常と恋愛が絶妙なバランスで散りばめられたお話が読みたいときにおすすめです。

0

これから安定していくといいな

◆太陽はひだまりと笑う(表題作)
 読み終わった後は本当にひだまりを感じられるような温かい話だったなぁと振り返られたんですが、最初は低姿勢な太陽にズケズケものを言ったり、パシリに使ったりする旭の良さが分からなくて、2人の関係の進展に萌えるのに少し時間がかかりました。ゲイではない太陽が旭にそういう魅力を感じるようになるのもちょっと早かったかな?という気がします。途中で元カノが登場した時も、太陽はちゃんと元カノだと言っているのだから、旭も間髪入れず予防線を張る前に一言確認すれば済んだ話なのになぁと。ちょっと不器用同士の2人ですが、傷心だった旭に心からの笑顔が戻ったことは嬉しいので、これから楽しい日常を紡いでいってくれたらと思います。

◆東窓のお向かいさん
 綾人のビジュアルや健気なところ、ダメ男に好かれてしまう危なっかしいところがタイプで、もう少し長く読んでみたかったですね。ノンケだった天根は世話焼きではあるけれど、年下でゲイの綾人に対してちょっと大人気ないというか、あまり深く考えていない言動が気になりました。晴れて恋人になってからは、口にすべきことと言ってはいけないことをよく考えて、綾人がずっと可愛い笑顔を見せてくれるように接してほしいな。

1

うーん

こちら、「萌」評価なんですが「萌えたか」と聞かれると、ちょっと違うかな。。
高評価なのに評価を下げてしまい申し訳ないです;

表題作ともう一作入っています。どちらの作品も、特に攻めにそれほど感情移入しきれないまま、サラッと読めてしまいました;

表題作の方の感想を。

受→攻への気持ちの変化は理解できたんですが、ノンケ攻めが受けを好きになる過程に共感しきれませんでした。
攻め目線で進んでいくので、いまいち納得できず「うーん」を抱えたまま最後までいってしまった感じ。

それと、結婚の決まった高橋に、敢えて告白しようとする旭の行動もちょっと自分都合優先に思えてモヤっとしたり…
告白された側の高橋が、その後特に気まずそうにすることもなく過ごしてるのも違和感が。

とはいえ、ところどころ萌えた箇所はあり。
特に、旭が真っ赤な顔して「誰にも取られたくないなって…」って告げるシーン。最初に猫を連れ帰ったのがバレた時、攻めを罵ってた人物とは別人のようでギャップを感じたり。

あと、ニャー助は問答無用で可愛い!! 動物は、グッときますね ฅ^•ω•^ฅ

表題作ももう一作も、ノンケ攻めが受けを恋愛的な意味で好きになる過程に引っ掛かりを感じてしまい、萌えきれずに終わってしまい残念です;

また別の機会にじっくり読み返してみたら、違う気持ちになるかな、、

4

幸福度が高い

「何気ない日ののんびりした昼下がり」みたいな感じなのに、めちゃくちゃ幸福度が高い表紙のふたりに惹かれて購入。
旭のはじけるような笑顔を傍らで見つめる太陽と、リラックスしたニャー助…なんて良い画なのでしょう。
ふわっとあたたかくて、でも綺麗事だけではない大人の恋を感じられたストーリーもとっても素敵で、夢中で読み進めた作品でした。

最初こそお互いにあまりいい印象がなかったけれど、ニャー助のことを通じて少しずつ打ち解けていくふたり。
仲の良い先輩後輩のような距離になるのがすごく早かったので、恋愛感情を抜きにしてもふたりの相性が良いのが伝わってきて微笑ましいなーと思っていました。
でも旭の笑顔にときめく太陽の想いが加わった途端、一気に恋愛モードになってドキドキ。
ただ旭は長い片想いを燻らせているのを太陽は知っているので、太陽の恋の始まりが楽しい感情はばかりではないのが切なかったです。

自分以外を見ている彼にどうしようもなく惹かれていく太陽の葛藤に苦しくなりながらも。
お互いを思い遣るあまりにすれ違ってしまう日々を乗り越えて、ふたりが幸せに笑い合える結末にじんわり心が温まったのでした。

同時収録の作品も引き込まれるところがたくさんあり、読み応え抜群な一冊でした!
初読みの作家さんでしたが、過去作もぜひ読んでみようと思います。

2

表紙買いしたけど…

大正解な表紙買いでした!!
初めての作家様でした。
見てすぐに心惹かれて、手に取りました。
エチがいっぱいのBLも、もちろん大好きですが(笑)この作品のようにしっかりお話しを読み込ませてくれる作品も大好きです。
ふたりの想いが繋がるまで色々気持ちの揺れ動きもあったりするけど、とにかくお二人とも笑顔が素敵!!!

表題作の他にもうひと作品あるんですが、そちらも本当に大好きなお話しでした。
世話焼きなリーマン(天根さん)×カフェの可愛い青年(綾人くん)のお話しです。
天根さんが、個人的にどタイプでした笑

えち大好き!!って方にはちょっと物足りない感はあるかもしれませんが、ストーリー重視派の私には神作でした。

4

朗らかでちょっと切なくて優しいお話

表紙買いです。
そして表紙から受ける印象通りのひだまりのような温かくて優しい気持ちになれる1冊でした。

表題作+1という構成で、大家さんと住人がペット禁止のアパートで保護猫をきっかけに出会うお話と向かいの部屋に住む住人2人がベランダでいたしているところを目撃してしまうところから始まるちょい年の差のお話。

どちらも自分が思っている「好き」を素直にすぐに伝えないが故にすれ違ってしまうという切ない展開がありますが、読後は幸せな気持ちになれます。途中保護猫引き取ろうと登場する男がとんでもなく胸糞ですが、そこも含め現実的でいいなと。

個人的推しポイントは両作とも受けの笑顔がキラキラで幸せそうで可愛いことと、相手を包み込むような限界まで相手に腕をまわしたハグの仕方です。このハグ萌える…

日常の優しい気持ちになれるBLを読みたいときにぜひ。

5

ありふれた日常感と機微が豊かに描かれて素敵❤︎

BLってやっぱり良いよなぁ❤︎
読み終わったあと、そんなことを思ったのは
ストーリーがとてもよく創られているからだと
他の方のレビューを読んで
私も気付かせてもらいました。

マンションの住人と管理人として出会って
そのきっかけとなったペットの里親になるほど
2人の距離が近付いていくなかで
お互いの悩みや秘密を話したり
笑った顔や、優しさに触れていく。

なにが人を好きになる気持ちを
芽生えさせるんだろう。

ありふれた日常のなかで
それでも絶えず揺れる機微を
丁寧に描き出されていくのを読みながら、
ふと頭に浮かんできて。

BLの魅力って、お互いを素で知り合う深さと
そこから葛藤しながらも惹かれる気持ちが
抗えなくなる尊さってあるよなぁ
なんて真面目に考えてしまいました。

それくらい、心を揺らす出来事、
反応する心の動きを
ラブストーリーに向かわせつつ、
でもあくまでもよくあるかも、と
思わせてもくれる自然な文脈が
素敵なんですよね。

今回は、表紙買いでもあったんですが
豊かに変わる表情がまたグッときました。
笑った顔が好きってセリフがあるんですけど、
ほんと魅力的で絵でも十分読ませてくれる
懐深い作品でしたね。とっても良かったです。

ストーリーはシンプルなので、
最初サラッと読んだんですけど
好きになるって素敵❤︎と思わせる何かが
また読み直したくなる感じで。

2人のお初も、モノローグは多めでは
あったんですけど、らしい展開で良かったです。
もう一つの作品もネタが面白くて、
日常をちょっとズラしたストーリーが
得意な作家さんなんでしょうね。
また読んでみたいです。

ぜひぜひ読んでみてほしい、おすすめです~♪

5

琴線に触れる作品でした

大人の読ませるBLでした

2つのお話しですが描かれた時期は大分開きがあるようですね
表題作は2022~2023年に掛けて描かれて雑誌掲載されていたようです+描き下ろしになる番外編
もう1つは「東窓のお向かいさん」こちらは2015年の掲載作品

表題作の旭が大家?管理人を翻訳業と兼任している設定です
「東窓~」で故意?事故?でお部屋が破損する流れがあってそこで大家さんに怒られるコマがあって何となくその大家さんの後ろ姿が旭っぽいな~っていう絡みがある位なのでそれぞれ独立したお話しとしてたっぷり読めます

共通点は受けが少し生活能力低め(お部屋を片せない、お料理しないとか?)で攻めが世話焼きさんでしっかり者って所でしょうか

基本的に全ての登場人物に生活の痕跡を感じる空気感がとても温かさを感じさせてくれます
例えば表題作の攻めの太陽のお仕事とかもルート営業かな?単なるリーマンの営業とかじゃなくってすごい身近なお仕事
そして太陽と旭を繋ぐ高橋さんとの接点がこの職業だから不自然じゃなかったりしてプロットの堅実性に好感しか生まれない創り込み

こういう細部に拘りがあるからこそお話しに集中出来て、彼らの心象を慮り見守り、時には感情移入して読めてしまいます
太陽の元カノとの再会の彼女の発言とか、めちゃくちゃ女子っぽいなぁ~とそんな所にもリアルさが滲んでました(女子あるあるというか別れた後あるあるでしょうかね?自分ではない相手に恋をしている元恋人が眩しく見えちゃうんでしょうね~)

時間を重ねて相手を知って恋を自覚して、、、
それでも勢いで直進する訳ではなくて、、、
ゲイだからの先を見据えた葛藤、ノンケだからの距離感への悩みなどが読みながら理解していける適切なスピードで語られ、描かれていきます

このシーンのこのキャラのこのセリフが刺さった、とかこの流れがグッと来た!というような印象深い切り抜きではなく「作品全体が語ってくれる」そんな印象を強く感じます
なんなら本筋からズレてしまいますが保護猫のお話しに旭じゃないですけど涙が溢れてしまう位に優しさが根底に流れているのが伝わります

泣かせに来てるなって1mmも感じない所で泣けて来ちゃう。。。
こういう作品が自分にとっての琴線に触れるお話しって言うんだろうな、って実感しています
誰かにお薦めしたくなる作品です
どうぞお読みになってみてください(´▽`*)

5

最高に好きです!

連載の時から読んでいましたが、コミックスでまた読むと本当に好きだ〜て思いました♡(*ˊᵕˋ*)
もう、二人の醸し出す空気感?フワッとした柔らかい感じ...語彙力なくて上手く言えないけど本当に好きです(,,> <,,)♡
太陽くんも旭さんもホント凄く良くって、普通にありそうな感じがまた凄く良かった!
連載は終わってるけど、もっと二人を...恋人になった二人の日常を...見てみたいなぁ〜て思ったりもします(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
ホント、二人の日常が好きです- ̗̀ ෆ( ˶'ᵕ'˶)ෆ ̖́-

2

新刊で出会えるなんて思ってもみなかった作風

XのTLに流れてきたちるちるさんのポストでこちらの作品の表紙と目が合いまして。
本能が「買いなさい!」と言っていました。

2015年くらいまでの東京漫画社さんや祥伝社さんなどから発売された作品に多く見られるような、いたって素朴(もちろん良い意味)で登場人物の心の機微や日常を中心に描いた作品が個人的にとても好きなのですが、ここ最近の新刊はそういった雰囲気の作品がなかなか無く、寂しく感じていたんです......が、こちらの作品はまさに心の底から求めていたものでした。

本当にそこら辺にいそうな人達の心の機微を、丁寧に丁寧に描いた素敵な作品です。
2つのお話が入っていて、どちらも読後は優しい気持ちになります。

出会えて本当に良かったです。
楓木まる先生と、幻冬舎コミックスさんと、繋いでくださったちるちるさんに感謝です!

6

この作品が収納されている本棚

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