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私は誰かに食べられたい。
EAT
一言でいうと、よく分かりませんでした。自分がこれを好きか嫌いか分からない、何が分かりたいのか分からない…。それでもすごく大切にされて欲しい作品だと思いました。この作品が合う人に少しでも多く届けば良いなあ。
出てくるキャラは全員獣人、メインは食べられたい先生と食べたい生徒。彼らにとっての食べるって何?と思いながら読みました。食べたいっていわれると、噛む・味わうより飲み込みたい欲って感じがあって、その先にあるのは死。
まさかそういうことじゃないよなあと思ってたらそういう方向に進んじゃって驚き。命を脅かされる感覚にゾクゾクするってすごい!獣の本能について考えちゃう。オチは平和的で一安心な読み終わりでした。
ただここまで描くなら、もっと食べたい側の葛藤も見たかったかなあと。グラのキャラがぽやぽやで、目先の欲に負けるまでの描写が物足りない。だからこそ、このテーマでもソフトで読みやすくなってるとこもあるかもだけど。
この作品、普段恋愛もの以外をよく読む人の感想を聞いてみたいです。BL抜きに違う観点から面白い読み方ができそう。何度か読むとちょっと感想が変わったりもして、スルメ系な気がしました。
まずはじめに御礼を。
この物語を、キャラクターを、世界を作ってくださったながべ先生に。
そして世に出し届けてくださった出版関係者の方々に。
最大の感謝を。
さて、レビューというか感想です。
あらすじは他の方が書いてくださっているので割愛して、どういった方向けかのレビューを認めさせて頂ければと思います。
まず、見れば一目でわかりますが、人間の見た目でなければBLの評価ベクトルが働かない、という方はBLとしては楽しめないと思います。
毛がもふもふで表情が分かりにくい、赤面が露骨に見えない、手(多分脚だけど)がちゃんと蹄、みたいな部分がプラスにならない方には難しいかもです。
(BLとしてではなくもふもふを楽しむのもありだとは思います個人的には)
獣好きには好きにグラデーションがありすぎて、一概にケモナーなら好きでしょう!とは言えないのですが、
・肉体構成は基本獣寄り
・二足歩行+服あり
が好きなら好きかなという感じです。
わたしとしては頭周り獣なのに瞳が人間なのがあんまり…なタイプなので満足ホクホク侍です。
それと、感覚的に『食事』に(良くても悪くても多分大丈夫)強めの感情がある方の方が楽しめる気がします。
えろさや生物の本能的な部分に目を向けている人にも刺さりやすそう。
山羊くんが“山羊”だからこその狼先生の妄想が、食事に執着のある人のソレなので大変リアリティがあってニッコリします。
ただ、食べる食べないは置いといて、物理的に傷がつく(流血までいく)ほどの『噛む』行為が苦手だとちょっと痛くなっちゃうかもです。気をつけて。
また性的接触についてですが、ちるちるのタグ的には描写がないので『なし』で正しいのですが、事実としてはあります。
我々には見えないだけで、めりめりがぶがぶセッが存在する世界です。
描写はないです。ないです。ない……ミタカッタァ…ッッ
獣であること、被食願望、空腹からの恋心、みたいな要素をちゃんと整えておさめて一冊終わっているので、それを前提としてこの先が読みたくてたまらない一冊です。
最終的に食べるところまでとか欲張り言わないので、くっついた先だけでも見たい…ミタイィ
奥付のタイトルの後にナンバリングがなくて発狂しそうになったのは初めてでした。
最高。
もふもふは万病に効くしお腹が空く御本です。
ご馳走様でした!!!
疑似捕食のシーンが結構本気の噛みだったので、読んでいるこちらは少し怖く感じてしまいました。
まるで自分が嚙みつかれているような、錯覚に陥ってしまいます。
それくらい圧が強い。
はらぺこ攻めと捕食願望持ち受けが、奇跡的にマッチした組み合わせは、生徒と教師という立場もあり背徳感が増していました。
受けは終始、捕食願望に囚われていましたが...
個人的に良かったのは、攻めの変化。
最初は怯えて遠慮していた彼が、徐々に独占欲を見せていく過程がたまりません。
でも暴走しないようにしないと、としっかりと自分を保とうと努力する良い子でした。
受けを狂わせるきっかけとなった当て馬も、かなり魅力的です。
絶妙にかき回していくところはにくいですね。
噛みつき描写をしっかりと描いているので、生死を左右する緊迫感を味わうことができました。
体格差もさることながら、肉食動物が草食動物に噛みつかれているという、逆の配役なのもたまりません。
ながべ先生の唯一無二の世界観を存分に楽しむことができて良かったです。
レビュータイトルどおりで、ものすごーーく好みが分かれそうですし、気軽に人におすすめできる作品ではないな、ということは踏まえた上で。
私はすごく好きでした。。自分の中の何かに確実に刺さった。
なんでしょう、全く気付いてなかった・知らなかった扉が開かれた感覚…?
「殺し屋」の異名を持つオオカミ獣人教授が見せる恥じらいの表情とか、萌えました。
こちら、獣人同士のお話です。
攻めは、山羊獣人のグラ。食べることが大好きで、草食動物なのに「肉を食べてみたい」という願望を持っています。
受けは誰かに「食べられたい」という密かな願望を持つ、校内で恐れられているオオカミ(多分)獣人教授、ルフリア。
入学早々遅刻し、ルフリアに退室を命じられたグラ。授業後、プリントをもらうためにルフリアのもとを訪れたのですが、お腹が空きすぎていて目の前のルフリアを食べ物だと思い込み、
噛み付いてしまいます。
突然噛みつかれたルフリアは、驚きと恐怖の中に自分の中の秘密の性癖が満たされていくのを感じー
と続くお話です。
翌日、必死に謝罪するグラに「許す代わりに俺を噛め」と言って噛ませ、尻尾を振ってるルフリア、可愛い!
ふりふり尻尾のことを「秘密にしろ」と命じる姿も可愛くて、とても校内で「殺し屋」と呼ばれている教授には見えないのです( *´艸`)
ルフリアに対し抱いてしまう空腹感の正体は一体なんなんだろう、と悩む攻め様も可愛いのですが、いざルフリアを噛んで捕食する場面になると表情や態度が一変するのもまた、良かった。。
二人が致す直接の場面がないのはちょっと残念ですが(事後のシーンのみ)、新たな扉が開かれた、記憶に強く残る作品でした◎
久々にながべ先生の新作が読めて嬉しいです。獣人同士のBLという時点で既にマニアックですが、今回は被捕食嗜好を持つ大学講師が主人公ということで、マニアック度合いがかなり高めです。生徒と先生、草食動物と肉食動物という関係性なので、下剋上的雰囲気も終始漂っています。メイン2人とも角や尻尾が生えているだけでなく、顔や手足までがっつり獣の見た目なのに萌えさせてくれるながべ先生、さすがです。朴訥なグラが突然乱暴な言葉遣いに豹変するところも、超がつく堅物なルフリアが生徒に隙を見せ恥ずかしがるところも、ギャップが激しくて最高でした。
昨今、BL界隈ではケーキバースが流行ったりしておりますが、ながべ先生の新作は過去のとある事件のせいで、「誰かに食べられたい」という願望を持つ受けのお話です。
獣人を描くながべ先生だからこそ、このフェチズムを設定に上手く生かし、魅力的に描けたのだろうと思います。(語彙力不足で上から目線っぽい言い方ですみません汗)
また、受けが肉食の講師で、攻めが草食の山羊で学生という、普通捕食されるであろう側が、「食べられたい側」である設定も面白いです。
ただ、BがLをしているかというと、ド直球に分かりやすい話ではありませんが、じわじわと山羊であるグラの気持ちだったり、グラに特別な感情を抱く講師のルフリアの感情の揺れなどは、読んでいて面白かったです。
ただ、分かりやすい甘さはないので、甘さよりもフェチや微妙な感情の揺れが好きだよ、というかたにはオススメの1冊です。
獣人・捕食願望持ち・etc…
これはフェティシズムをくすぐられる作品ですよ!
ながべ先生の味のあるタッチで描かれるのは、草食人と肉食獣人が共存する大学で繰り広げられる秘密の欲求についての物語。
スラリとした痩身に美しい黒い毛並み。
全身真っ黒でスマートな大学講師の狼獣人・ルフリアがものすごく色っぽい。
ただ、彼には誰にも言えない「誰かに食べられたい」という被捕食願望があって…とやや倒錯的なもの。
カニバリズムほど激しい描写はなく、どちらかといえば食べられそうで食べられないスリルやフェチ部分を楽しむ作品かなと思います。
ツンと澄ましていても尻尾だけは正直…なんてギャップがお好きな方や、身長体格差や種族本能逆転辺りにピンと来る方はお求めのものが見つかるかもしれません。
私はピンと来てしまい、規律正しくとっつきにくそうなルフリアが見せる、無防備すぎる表情の数々になんだかゾクゾクと変な気持ちになりました。
怯えると耳がぺたっとなってしまったり、ちょっとした仕草が色っぽすぎる。脚元まで色っぽいです。
草食獣でありながら1度食べた肉の味が忘れられず、若干の捕食願望持ちののんびりとした腹ぺこ大学生・大型山羊獣人のグラとルフリアの出逢いは、ルフリアにとっては欲求を満たしてくれる最悪と書いて最高の出逢いなのです。
なんというのかな。普段とのギャップが激しいえっちな先生に次第に本能とは違う部分で惹かれていく生徒の図が楽しめます。
フェチ>>ストーリー重視といったところでしょうか。
探していたパズルのピースがぴったりはまりそうな危うさとちょっとの背徳感が楽しめる、刺さる人には刺さる作品です。
当て馬ならぬ当て狐の役割がやや中途半端かなと感じる部分もありましたが、当て馬的にはこのくらいの塩梅が良いのかもしれません。
いやしかし、攻めと受けの身長体格差が最高だったなあ…!
獣人 とはいっても二足歩行する獣にまッ たく興味なかったんです
ひょんな事から【モノトーン・ブルー】に手をだして
久しぶりにお名前みつけて飛びついてしまったw
ルフリアがオオカミなのはわかったんだけどラグ この獣がなんなのかが妙に気になってしまって
たぶんパサン(ヤギ)?あたりなんだろうけど でけぇし 存在感パネェのに・・・
ところでヤギってメエェーってなくんだっけ?
空腹に意識が飛んで気づいたら目の前の規律に厳しい講師を喰っていた
草食種族でなのに喰った肉の味が忘れられない食いしん坊のグラの存在に
過去に受けた痛みからくる欲求を次第に抑えられなくなるルフリア
あの 癖の強いお話なのはガッテン承知の助で買ったつもりだったんですが
何せ 喰う 喰う 喰え 喰え 喰えよ な五段活用が延々と続くんだな
いやいやいや こんな書き方したらカニバか? カニバなのか?と右往左往されそうですが そんな話ではないのでご安心を
ただずーーーーーっと す・す・する・する・すれ・せよ で
喰う 喰う 喰え 喰え 喰う 喰え なのよ
てか 事故なんですよ グラが最初に噛んじゃったのは
そこからが 利害は一致した とばかりに自分の欲望だけをグイグイ押しつけるルフリアにグラ以上にあたしが困惑しちゃって
そもそもですが 設定は面白いし拗れた関係やフェテシズムは楽しめたんだけど どうにもテンポが合わなかったんです
過去のトラウマ 兼 とんだ当て馬の登場に欲望を見透かされて追い込まれ迫られるところですらなんだかおっとりしてて
これってグラが草食系男子だからなんですかね?
喰う喰われるのやり取りや喰いたい衝動が次第に 煽られすぎたヘタレ攻めと堅物強気受けの普通の大学生と講師の恋の駆引き にみえてくる辺りまでエンジンかからず 結局何を読んだのかもイマイチよくわからないまま完走
これってやっぱ理解力って話になるんですかね?
んんん ごめんなさい あたしの好みではなかったです としか言えないわ