シリーズ累計25万部!! 運命の番と結ばれなかったα×クズαばかり好きになってしまうβ、 慰めから始まるトゥルーラブ 願いは、たった一人の愛する人と出逢うこと――

ロマンチック・エレジー 1

romantic elegy

ロマンチック・エレジー 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神88
  • 萌×231
  • 萌8
  • 中立4
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
15
得点
592
評価数
136
平均
4.4 / 5
神率
64.7%
著者
左藤さなゆき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796416351

あらすじ

「忘れられない人を忘れたい時は、お酒とセックスだと思わない?」
大学時代に運命の番である旭と出会うも失恋した遊真は10年間誰も好きになれず、喪失感を抱えたまま医者としての地位を確立していた。
旭の出産を知りやけ酒をした日、 遊真は旭と声がよく似た誉に出会う。
動揺しつつも酒の勢いで誉を欲望のまま抱いてしまった遊真だが、後日彼が病院のカフェバイトだったことが発覚。
二度と関わりを持つことはないと思っていたが、αの元カレから手酷く振られた誉に「セフレにならない?」と提案され…?

表題作ロマンチック・エレジー 1

大学病院の医師(バース科),28歳,α
大学3年生,カフェのアルバイト,21歳,β

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数15

これもまた「運命」

旭という運命の番と番えなかったαの遊真
αの彼氏がΩと番ってしまったβの誉
誉は旭にどこか似ていて、遊真は誉の元彼
「運命」と「番」に弄ばれたかのような2人が出会うお話し

遊真も誉も性格がすごく”マトモ”でとても好感が持てる!!
勿論恋愛脳ではあるけど、それは寧ろ恋愛漫画を読みたい私にはピッタリでとってもロマンティックに感じます♡

お互いの寂しさを埋めるように体を繋げ、それだけでは気が引けるからと付き合うというカタチを選び、それだけでは虚しさを感じ始めた2人
それはもう「想い」の芽生えに他ならない…!!
運命に翻弄され、それすらも運命にして行こうとする2人

そんな少しずつカラダとキモチをの距離の溝を埋めている2人の前に立ちはだかる「過去」・・・

なんという終わり方でしょう
これを今なら続けて読めるという有難さ

むしろこれで即続きを読めなかった時のもどかしさを考えると苦しい位!
という訳で、さっそく続刊に行きたいと思います!
楽しみです!!

0

遊真の幸せ見守り隊

「ロマンチックラメント」のスピンオフです。
奇しくも輝臣と旭と同じく、遊真と誉も体の関係から始まっているのですよね。
しかも遊真の相手は旭に似た声で、遊真や旭が通っていた東成大の3年生。
7つ年下の元モデル、現カフェ店員のβです。
誉がβでΩじゃないのもロマンチックシリーズっぽくて好き。
遊真は医者になっています。
大学時代のあの頃から10年後のお話です。
お医者さんになっているのは想像通りなのだけど、バース科医なのが色々理由が浮かんでしまって納得と苦しさを感じます。
遊真は旭の件であの後荒れて片っ端からワンナイトラブしていたらしく、その後も10年間旭を引きづっていて、旭が入籍、結婚、出産した報告を聞く度に、旭が幸せならと言い聞かせつつも割り切れずに苦しんでいて。
もう、うっ……...てなるしかない。
私の思い違いでなければ、遊真って本来ワンナイトなんて軽率なことはしない優しくて誠実な人なのだけど、荒みまくってそんなことになっていたなんて...。
自棄酒して酔って座り込んでいた時に声をかけてきたのが誉で、旭と間違うくらい声がよく似ていて。
誉もやけ酒なうで両手に酒の酔っ払い。
絡んできたのを振り払ったら手に持っていた酒を誉が被って濡れてしまって、放っておけずに家に連れ帰って着替えさせて………からの失恋同士体で慰めあうことに...という出会い。
この誉、元彼に振られた理由が“番ができたから”なんですよ…………なんてこった!
愛していた恋人に横から急に現れた人が理由で捨てられたことまで旭と似ている...!!!
そして、「運命と恋に落ちるより自分の好きになった人が運命だと思いたい」って考え方をしているんです。
似ているのは声だけじゃない、色んな点が被る。
遊真は誉の声が旭に似ていたから、誉は遊真の髪色や体格が怜王(元彼)に似ていたから。
お互いがお互いに自分の好きな人との共通点を見つけて惹かれたんだけど、相手が忘れられない気持ちが手に取るように理解出来しあえる、相手の痛みがわかる、それって馴れ合いなんかじゃなくてもう情じゃないかな。
きっと似ていなかったら相手にしていなくて、あれ以上の縁は紡がれなかった可能性があるので、似ていてくれていて本当によかったと思います。
でも似ていると思ったのはきっかけに過ぎなくて、遊真は誉と自分が似ていてその痛みがよく分かるから1人にしたくない守りたいと思ったんだと思うし、誉といると楽しくて、笑顔が可愛いな、甘やかしたいなって愛しく思ってきている。
感性と境遇(環境)が近いって好きになる大切な要素ですよね。
好きになった人に捨てられ続ける誉、運命の番には既に相思相愛の番がいてフラれた遊真……私はこの切ない結びつきがとても好きです。

情事の後一緒のベッドで寝ていたら誉がクシャミをしたので布団をかけてあげたら擦り寄ってきて、遊真がぎゅっと抱きしめるコマがあるんですが、あそこがとても好きです。
堪らなくなって抱きしめたのが伝わってくる。
遊真って守りたいし愛したい気持ちを強く持っている人だけど、大事な人を取りこぼしてから苦しさと同じくらい寂しいかったんじゃないかと思ってしまった。
遊真と誉の年の差が7歳差っていうのもすごくしっくり。
αはΩのヒーローだと思っていて庇護欲が強い遊真が年下を溺愛する図は想像に易くて、とってもお似合いだな、すごく可愛いなと思います。

遊真が旭の時みたいに暴言を吐く人から誉を庇うシーンがあるんですけど、なんだかその流れもラメントの時に似ていて、切なくも希望を感じました。
忘れたくないけど忘れたいくらいの強烈な出会いと恋した気持ちを上書きしてしまえることをいっぱい経験して楽になってもらいたい。
だから、あっこれラメントとなんだかデジャブ感じるなって場面が誉との間にあることが嬉しい。
旭のことは経験としては忘れないでほしいけど、一緒に過ごしているうちに過去のことになって幸せになってくれるといいなぁ。

誉の元彼αの怜王がしつこく絡んできているし、誉はカフェで旭と輝臣と偶然出会っていて、“アサヒ”という名前で母子手帳を持っていることからもしかしてこの人が遊真の運命の人?と察した感じで次巻に続く。
私はどちらも全然不安要素に思いませんでした。
遊真と誉なら大丈夫と思えたし、何より遊真×誉がすごくタイプなんです。
何巻まで続くのか分からないですが、2巻で終わらずもっと続いてくれたりしたら嬉しいなと思うくらい続きを読むのが楽しみです。

(あっ、大事なときめきポイントを1つ書き忘れてました。遊真、料理まで出来ます!!!!なにそれずるいー!)

1

【唯一無二になれないなら・・・運命なんて創らなければ良かったのに(誉)】

エロス度★★★★★

遊真と誉の恋物語第1巻!

スピンオフ作品で、運命を手に入れられなかったαと運命にすらなれないβの切ない恋模様がめちゃくちゃ刺さりました。゚(゚´ω`゚)゚。

旭に対する遊真の想いがしんどかったり、自分がいながら番を得たαに対する想いが消えない誉が切なかったり・・・お互いの傷を舐め合いかのように体を繋げ、恋人同士の関係になりますが、誉の元カレαが別れたことを納得していなかったり、誉の前に遊真を選ばなかった運命が現れたりと、幸せになって欲しい2人なのに神様が試練を与え過ぎる・・・。

2

埋め合う関係

シリーズはこちらしか読んでないですがこちらだけでも読めます。
お互いの寂しさを埋め合う関係で切なく感じるお話でした。
自分のものだと言わんばかりに出てくるクズな元カレとか、忘れられないでいる思い出を抱えている二人とか、最後はそうきたかという展開もあり終始楽しませていただきました。
始まりがハッピーじゃないので苦手な方には向きませんがそうでなければ是非。
えちもあります!ここ重要!
続きものです!今後の展開が気になる終わり方をしています。

2

ラメントを超えるか

作家買いです

ロマンチック・ラメントのスピンオフ
旭の運命だった遊真のお話。遊真には幸せになって欲いと続編は心待ちにしておりました。

何となく期待していたものではなかった。
ラメントでは遊真って明るくて軽くて、でも運命の番の旭に出会って、初心で純粋で健気な姿に彼も幸せになって欲しいと願ってた。
でも今作では10年後、大人になって、荒れて陰が強くなって。綺麗に諦めてたのにこんな変化になるのか…と戸惑い。
旭と声の似た誉と交流を持つようになるけど、投げやり感がつきまとう。

結末は救済で二人で幸せに明るくなるんだと思う。
ただそれだと他の作品と結局変わらないかな…。

ラメントで、双子という、オメガバースでは新鮮な設定だったから興味深かったけど、スピンオフでただキャラクターとなると最初の衝撃は超えられないと思う。
幸せになって欲しい、彼の話も見たいとは思ったけど、今の時点ではラメントには勝らず、期待値を満たしてはくれなかったです。

3

αとβの運命交錯 失恋と再生

遊真(α)×誉(β)

『ロマンチック・ラメント』の10年後のスピンオフ。

10年前の失恋から、
ずっと心に残る想い相手の旭が出産の知らせを受けた
主人公の医者の遊真が、
旭と似ている大学生の誉と出会う。
誉もまた、αの元彼が番ができて振られて傷ついていた。
深い傷を抱える2人がやけ酒の勢いで一晩の関係を持つ。
後日、誉が病院でカフェバイトをしていることが明らかになって、
お互いが身代わりに、セフレみたいな関係から正式の恋人になる。というお話。


2人の失恋の痛みと喪失感が入り混じって、
欲望に堕ちるエッチする様子、
恋に憧れる表情、その心の葛藤、
α、Ωだけじゃなく、
βの苦悩までがリアルに描かれて、
お互いの傷を癒し合う過程が、
どの瞬間もグッと萌えが息づいて、
胸キュンような切なさもいっぱいで、
2人を応援したくなる気持ちが抑えられない!


オメガバースの世界では、
ドラマチックな「運命の番」、
αとΩの運命的な引き合いがあるのが一般的で、
βの存在はしばしば影が薄くなる。
その現実の壁にぶつかるβの辛さが、
愛を期待しつつも、愛が得られていない
誉を通じてしっかりと表現されて、
番が一生ものとされる一方で、
「好きになった人が運命」という考え方にすごく共感し、
恋愛の難しさや運命の不確実性を感じ取る。
なんだか胸の中がじわじわと痛む。

2人がエッチが進むにつれて、
体から感じる感度から心の気持ちも徐々に変化する。

特にぎゅっと残る印象のは、
10年間もの間、誰にも心を開かなかった遊真が、
誉と初めてのエッチのときに見せる、
旭への叶わない想いに痛切な表情!

その愛のない身代わりの関係から
必要な存在になっていく姿が、
切なくても同時に甘酸っぱくてほんわか温かくなる。

旭と誉の元彼の存在・・・
失恋した2人の心に新しい光をもたらしてくれるのかーー?
2巻の展開に期待が膨らむ。

全編にわたって、
2人の心理描写が細やかで、
全て感情や運命のもどかしさがギュッと詰まって、
恋愛について新しい気づきや考え方が湧いてきて、
まさに究極のオメガバースです。

1

原点の良さ強さ

「ロマンチック・ラメント」読んでて良かった〜…って感じ。
ザ・オメガバース、という感じの、バース性絡みの幸不幸に翻弄される姿を正面から描くシリーズです。
こちらは「〜ラメント」の10年後。運命に拒まれた遊真が今でも全く立ち直ってない姿を晒します。
頭ではわかってはいても、旭の幸せな姿を知っては苦しむ…というループを繰り返している。
そこで出会うのが、番を作ったα彼と別れたばかりのβ・誉。
誉と旭の声が似てるから、と酔った勢いもあって関係を持つわけだけど。
視点は遊真だけど、誉の抱くバース性ならではの苦しみも描かれて、これはもうこの2人の恋愛でいいでしょう?というベストマッチングに一見見える展開。
しかし!
…と言うわけで、こちら「1」とついている通りここではまだ終わりません。
それどころか。
α彼は、番と誉を両立させようとしてるわけで。クズいわ…
でも確かに番は番として、あとは一夫多妻的関係もありっちゃあり?なわけないか…

誉はβだから、誉に運命が現れて遊真が捨てられる事は無い。
一方誉も、遊真の運命はもう現れない。
でも運命じゃなくてもΩと番うことはあるんだろうか?
とにかくα、β、Ωというバース性が深く深く絡む正に「ザ・オメガバース」正統作品。
原点に帰るのもまたいいな、と思える。この段階でも「萌x2」。

3

運命って…

ロマンチック・ラメントのスピンオフ。
sequelに登場した旭の運命の番・遊真がメインとなったお話でした。

大学時代から10年経ち現在はバース科の医師をしている遊真。
番になれなかったという事実は受け止められていても、ふいに旭への想いがあふれ出してしまう様子が本当に切なくて。
遊真自身もどうしたらいいかわからなくなっていたとき、旭の面影を重ねてしまうような誉と出会ったわけです。
酔った勢いではあったけれどヤケになって手を出したわけではなくて、身体だけの関係にすることなく誉ときちんと向き合っていく部分に彼の誠実さを感じることができました。

苦しい失恋をしたばかりの誉は自身がβであることをいつも嘆いているけれど、遊真と一緒にいることでその考えが変わっていってくれたらいいなと思います。

誉の元カレの怜王がどう動いてくるのか、煌臣と旭が今後どんな風に関わってくるか?など、わからないことが多かった1巻。
今のところあまり明るさが見えないので結末がどうなるかドキドキではありますが、まだ始まったばかりのお話の続きを読むのが楽しみです。

スピンオフがあるとしたら誠臣たちかなと思っていたらまさかの遊真!という感じで驚きましたが、彼もとてもツラい思いをしていたのでどんなカタチでも先を知ることができて嬉しかったです。

1

スピンオフとは知らずでしたが

う、お、おぉ〜〜…
スピンオフ作とは知らずに読んでしまったのですが、こちらだけでも問題なく読めました。
いやしかしちょっとこれは…たまらなく良かったな…
あまりにも攻めが切ない上に素敵な一途さを持っているものですから、過去に一体何があったのかと詳しく知りたくて仕方がありません。旧作も追いかけたくなりました。
以下、スピンオフ元未読の者のレビューとなります。


読み始めから遊真の過去の失恋がいかに大きなものだったのかがひしひしと伝わって来て切ないのですが、その失恋相手が運命の番だったとあって切なさMAX。そんなあ…
そして遊真の相手となるベータの誉も付き合っていたはずのアルファに番が出来て失恋をしている…と、選ばれなかった側のお話というだけでもうね、センチメンタルになる要素がたっぷりなんです。

オメガバース設定って、アルファとオメガには良くも悪くも「運命」も「番」もあるけれど、ベータにはそれがない。
世の中には誉の元恋人のように、突然オメガと番ってしまうアルファだっているわけじゃないですか。
その設定をどう料理するのかがミソというか、作家さんによって異なる自由な描き方が出来る面白さがある良いところだなあと思います。
2人ともただ愛し愛されたかっただけなのになあ。なんで唯一無二ってひとつなんだろう。なんで特別になれないんだろうと、繊細な心理描写が上手く惹き込まれました。

もっと切なさMAXのままいくのかと思いきや、成り行きと傷の舐め合いから始まった遊真と誉の雰囲気がすごく良くて。
一緒にいると楽しくて笑顔になれたり、相手の笑顔を見て感情が動くって、それはもう恋でしかないですよね。
切なさと甘さのバランスが絶妙で、切なさに寄りすぎず、新しい恋の予感を感じさせる展開が良かった。
恋人への遊真の圧倒的王子様系な寄り添い方がたまらなく好きでした。2人とももっと愛し愛されてほしい。
2人の幸せを願ってやみませんが、一筋縄ではいかなさそうな空気も漂っていて…
彼らがどんな運命を辿るのか、この先も追いかけたいです。

1

早く続きを〜

オメガバのなかでも大好きでずっと忘れられない作品がスピン元の「ロマンチック・ラメント」と「ロマンチック・ラメント sequel」でした。その中でも特に気になっていたのが旭の運命の番だった遊真でした。

あの出来事から10年後のお話ですがまだ遊真は苦しんでたんですね。そして今回のお相手がβだということが、わたし的にはそれこそ運命に感じました。

だってもう他のαの番にされることなく、お相手の誉だって運命の番に遊真を奪われることがないんですよ。上手いこと考えたなぁと思いました。
何より2人が一緒にいる姿がとても自然体なのが良いです。

更に誉にとって遊真が誠実でちゃんと誉に向き合っているのがとても素敵だと思いました。

対して誉の元カレは恋人と番は別だと思っているような糞で、ドヤ顔して遊真の前に現れた時は「ハゲ散らかしてやりたい」と思いました。

もう続きが気になって気になってしょうがありません。誉と出会ったことで遊真が運命に翻弄されることなく、本当に大切なものとは何なのかを知って解放されて欲しいと思いました。

左藤さなゆき先生のオメガバはオメガバ作品の中でも類を見ない良作だと思います。沢山の人に読んで欲しいです。

3

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