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onzoushi no koiwazurai
出会いは生後8ヶ月、という筋金入りの幼馴染のふたりの、すれ違いを超えて初恋が実るまでのお話でした。
本編も面白いのですが、本編後の「御曹司の新妻日記」が特に素晴らしい!
途中、わたし何を読まされてるんだろ?ってくらいに、ガチな♡ふたりだけの世界♡が目の前で繰り広げられているかのように伝わってきます。
読みながらあきれ半分、でもこの徹底的なあまあまさに幸せをお裾分けしてもらった嬉しさ半分。
最後のページまで規格外の御曹司ワールドに笑わせてもらいました。
財閥由来の、規格外の御曹司である九石薫。
その広大な自宅の敷地内のほんの片隅に、九石家の使用人である両親をもつ藤平匠馬の家があります。
幼馴染として一緒に過ごすうち、それぞれのなかでお互いへの恋心が育まれていき、問題なく両思いになるはずなのです。
が、言葉の捉え方が違ったり、好きな人を勘違いしてしまったことで、近づいたり離れたり、片思いで青春を過ごしてしまいます。
まず、想像以上にぶっ飛んだお金持ちネタがいちいち面白いです。自宅の豪華絢爛さだったり、世界との人脈だったり。
また、幼い頃ふたりは誘拐されてしまったことがあり、匠馬は小指に後遺症が残ってしまうのですが、幼いながらに匠馬が薫を守ろうとしていたことを薫の両親に信頼され、小中高と薫のミニSPとなってほしいと懇願されます。
ご両親はそんなふうにちょっと変わったというか、浮世離れした考え方や行動や、薫を過保護に溺愛するようすには、びっくりさせられっぱなしです。
匠馬はもともと生まれながらに心身ともにポジディブでたくましさがあります。
ミニSPとして活躍できるように武道も習って、薫にはとてもかっこいい幼馴染、憧れの部分も大きくて、そんな匠馬への恋心を薫はかなり幼いうちから自覚していたように思います。
たいして匠馬は中学生のときに自覚していますが、きっかけがヤキモチで、薫には別に好きな人がいるのだと勘違いしてしまったために、ここからだんだんと溝が深くなってしまうのですねー。
薫はちょいちょい頑張ってアピールしているのがいじらしいのですが、匠馬の思い込みはなかなか激しく。
薫が好きな人(匠馬の叔父さん)と両思いにならないように、心にもないことを言う匠馬の行動は裏目裏目に出て、匠馬に告白しようと頑張っていた薫を傷つけ、大学に入る頃にはほぼ連絡をとらないほどになってしまいました。
それでも、将来九石家に仕えて薫の役に立てるようにと、あらゆる資格をとる匠馬ですが、いっそ側にいられないのならばと、宮古島で就職することにし、ついに本当に離れる時がきてしまいました。
でもここでまた、薫ならではのぶっ飛んだ作戦が始まります!
いきなり送りつけられてきた薫のYouTubeチャンネル。日替わりでたくさんの女性と婚活する様子に、匠馬は怒りの電話をかけてしまい、その勢いで告白、そしてその勢いで宮古島までチャーター機でやってくる薫…!このスピード感は、金で時間を買える者ならでは。
ようやく両思いになれたふたりは、あまあまラブラブタイムin宮古島、突入です。
もちろんふたりとも初めてなのですが、薫が誘う誘う!めちゃエロな幼馴染にがっつく匠馬でした。
薫はぽやっとしているように見えるけど、すごく根性があるし、匠馬を想う気持ちを支えにして、傷ついても折れない心を持っているところがすごいです。
本編後のお話は、先にも書いたとおり、とにかく付き合いたての、何をしても「好き♡チュッ♡」みたいなやりとりが延々続いています。
卵一つで繰り広げられるバカップルディナーは、クソどうでもいいやりとりがひとつひとつ面白く、小林先生の力量にひれ伏すばかりでした。
実家に帰省してそれぞれの両親への挨拶をすることになり、また細かく面白いことばかりあるのですが、とくに薫があらかじめ匠馬のご両親に便箋60枚に想いをしたためた手紙を送っていたっていうのが薫らしくて良かったです。
そして新婚旅行先が、かのティオランガ(密林の彼の)とは!
スピンオフだけではない作品のつながりで嬉しくなってしまうから、こうして小林作品どんどん読んじゃうんですよね。
ページ数200程度なのでけして長くないお話なのですが、面白い人々に出会えて楽しい満足度の高いお話でした。
作家買い。
コミカルさと、ほんのり漂う切なさと、そしてエロと。非常に小林先生らしい一冊でした。攻めさん視点で進むストーリーです。
主人公は匠馬。
彼にはほぼ生まれた時から時を共に過ごしてきた幼馴染がいる。
薫だ。
ごく普通の一般家庭の匠馬とは異なり、薫は由緒正しい大財閥・九石家の嫡男。出自が全く異なる。しかも、匠馬の両親は九石家で働いている使用人。本来なら、幼馴染にはなりえない家庭環境だった。
が、薫の両親は良家ならではの鷹揚さを持ち合わせていたことと、それに加え子ども時代に二人が巻き込まれたとある事件から、九石家の嫡男である薫を守る意味もあって、そして薫自身の希望もあって、匠馬は薫とともに長い時間を一緒に過ごしてきた。
が、匠馬が薫に恋をしていると自覚したことで二人は少しずつ距離が離れていきー?
というお話。
よくあるお話、といえばよくあるお話ですが、そこに小林さんらしいエッセンスが加わることで独特な世界観を持つ作品に仕上がっています。
読んでいてですね、読者には二人が両片思いだというのは透けて見えてくるわけですよ。なのですれ違っていく二人にジレジレしてしまう。二人ともいい子だけに幸せになっておくれ、と願いつつ読み進めるわけですが。
2人がくっつく、というかお互いの想いをぶつけ合うシーンがめっちゃ良い。
薫ちゃんがですね、いい味出してるんですね。ガッツがある、というか、浮世離れしてる?っていうか。蝶よ花よと育てられた薫の破天荒ぶりが笑えるやら可愛いやら。小林先生節がさく裂してます。
匠馬は子どもの時から男前。
見た目もですが、その中身が。薫がずっと思い続けていたのも納得のナイスガイで、こういう攻めさんがお好きな方は多そうです。
シリアスになりそう…、でならないですし、所々でぶっこまれている小林先生のコミカルさにも笑いを誘われ、さっくり読める、そんな1冊。
やっぱり小林先生、好きだなー、としみじみ感じました。
ほのぼのと、恋の切なさと、笑いと。それらが上手にミックスされた良作。
今巻も大変面白く読ませていただきました。
作者さんらしい、高テンポのストーリー運び。
特に後半は疾走感に溢れ、ラブコメ度120パーセントです。
日本有数の資産家の御曹司と、そこで働く使用人の息子との格差BLです。
一見するとこの身分差が2人の恋愛の障壁に……ということは全然なくてですね、関係性としては非常に良好です。幼いときから一緒に育ち、御曹司の薫の両親からの覚えめでたい匠馬は、むしろ頼りにされてるくらい。
2人を阻むものは、ズバリ"誤解"。または"勘違い"です。
ちょっとした誤解が、すれ違いや行き違いを生むよくあるストーリーかなと思いますが、アップテンポな作風のパンチ効いていて、重苦しくなく読むことができました。
想い伝える大事なシーンにおいては、ここまで主語と目的語がズレまくってるのに、会話の内容が成立しているミラクルはあっぱれ!まぁ…でもこの誤解がこの作品の1番の見どころなので、これがあるからクライマックスが盛り上がるのは間違いないんですけどね^ ^
誤解の回収は、もうちょい複雑な展開になっていくかなと思ったけど、割とシンプルでアッサリめな形に落ち着いた印象でした。面白いストーリー展開ではありましたが、もうちょい時間かけて丁寧に回収して欲しかったかなぁ。
この作品の…というか作者さんらしさが発揮されるのは後半のエピソードから。2人が恋人になってからのイチャコラです。薫のウキウキと匠馬のニヤニヤが光るバカップルをお楽しみ下さいね。
長いセリフから分かる浮かれっぷり、想いが成就した弾けっぷり、我慢が解放された絡みっぷりが一面に散らばっています。この後半のストーリーは、前半でションボリした2人への作者さんからのご褒美ですね。ただただ安心して見ていられるラブラブ模様でした。
薫が結構な恋愛脳で笑っちゃったけど、考え方や雰囲気的に幼さが見えるのは彼が過保護に育てられたからなんですかね?薫は可愛いけど、資産家の御曹司としてシャキッとした感じも見えたら良かったかなと思います。
そうそう。私の密かな注目ポイントがありまして、作者さんの過去作キャラとのコラボ……コレです。今作も漏れなくでした。毎度お馴染みの真中旬が(名前だけだけど)登場したり、他の作品のキャラも登場しています。
密かに楽しみにしていて、もはや"ウォーリーを探せ"のようにアンテナ張りながら見つけてはフフフとニヤっています。こういう遊び心も併せて楽しめるのも、作者さんの心遣いですね。皆さんもぜひ探してみて下さい♪
切ない関係からのあまあま関係へのシフトが楽しい一冊でした。サクサク読めるしスピード感もあるので、元気をもらいたいときにピッタリな作品だと思います。
は〜、面白かったです。
いつも心のビタミンBLをありがとうございます!
まるで匠馬の一人語り劇場みたいだな、と思ってたら二人劇場というか、会話劇みたいだなあと思いました。
小劇場で舞台に二人が立って後ろにスクリーンで背景が写ってるみたいな?
すれ違いが切なくも絶対的な安心感があってハラハラ楽しく読みました。
想いが通じてからの薫のキャラに、嬉しい誤算でした(笑)こんな積極的でエロ可愛くて天真爛漫なのに策士で。
「友達じゃいやなんだ」や「密林の彼」とも繋がったり、まさかの真中旬くん!名前が出てくるだけでここにもいた!と叫びたくなります。
22年の片想い。たくさん傷付いてきた薫。薫の行動力と九石パパの財力でこの先もすごいことが起こりそう!!
ド庶民とセレブカップル楽しいですね!
今回は使用人の息子と資産家の御曹司のお話です。
庶民の攻様が御曹司の受様の恋人になるまでと
恋人になってからの続編後日談を収録。
攻様は日本有数の資産家のお抱えシェフと
家政婦の間に生まれた一般庶民です。
九条夫妻には攻様と一日違いで生まれた息子がおり
受様を過剰に愛する九条夫妻にとって
攻様はとても頼もしいお友達となります。
乳幼児の頃は格差や身分差という概念がなく
攻様は受様の家の子供部屋は広すぎる事や
受様の誕生日ケーキが5段もある事が不思議でも
受様のお家はそうなのだとありのままに受け入れ
受様とともに享受させてもらいます。
受様は3才になると受様母の趣味で習い事を始め
4才の時にピアノ教師の勧めで音楽教室で演奏することに
なりますが、演奏会当日に誘拐されてしまいます。
誘拐犯は速やかに捕まりますが
一緒攫われた攻様が小指を負傷した事は
見えないながら消えない受様のトラウマとなります。
攻様は受様のミニSPとしてともに幼稚園、小学校、
中学へと進み、2人の友情は変わりませんでしたが
少しづつ増えていく交友関係の中で
2人の関係はすこしづつ変化する事となります。
そして攻様は受様が攻様の叔父を好きなのでは!?
と疑った事で受様への恋心を自覚するのですが
攻様の恋が実る可能性はあるのでしょうか!?
雑誌掲載されたタイトル作に
後日談短編を書き下ろしての文庫化で
身分差のある幼馴染2人の両片思いな恋の行方を描いた
ドタバタラブコメディになります♪
あとがきによると本作は既刊「友達じゃいやなんだ」にて
行われた同窓会に出席した既刊キャラの同級生として登場し
インパクトのある御曹司キャラな反響から
彼の恋を描く本作に繋がったそうです。
既刊では国民的スターの彼が客演していて
このクラスのキャラの濃さを感じてましたが
リクエストして頂いた方に感謝です (^-^)/
攻視点で進むのですが
読者から見たら受様も攻様が好きだろう事は明白で
両片思いとはいえ、身分差のある2人がどうやって
恋を成就させるのか、ワクワク&ドキドキ♡
相手を想うが故に、
叔父を好きな受様が自分を思う可能性を考えたり
誘拐事件で怪我した攻様への負い目で自信が無かったりで
自分が彼と釣り合うはずがないととれぞれが思うところが
切なくもおかしく、受様の凡人レベルでは思いつかない
発想と行動力がとっても面白いです♪
ちょっとしたズレがズレにズレて全く逆方向へと
転がっていく展開にドンドン引き込まれていき
攻様が受様の手を取るまで楽しく読ませて頂きました。
続編での受様の逃走手段も半端なくぶっ飛んでいて
笑わせて頂きました (^-^)/
小林典雅先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
甘々 4
すれ違い 3
切ない 2
エロ 2
な感じだと思います。
使用人の息子の匠馬くん×資産家の御曹司の薫くんのカプです。
既刊作品の「友達じゃいやなんだ」のスピンオフ作品になりますが、友達じゃいやなんだが未読でも読める内容となっています。
両親が九石家の使用人ではあったが、赤ん坊の頃から交流があった匠馬くんと薫くん。薫くんの両親からミニSPを頼まれ、学校も同じ所を通わせてもらい、ずっと親友として側に居られると思っていたが、薫くんに好きな人が居ることに気付いてしまった匠馬くんは…。
赤ん坊の時からの付き合いなので、幼稚園児、小学生、中学生、高校生、大学生と全ての年代での出来事が書かれています。
そして今作の大まかなカテゴリーは、すれ違いと甘々ですね。
本編の約4分の1、中学生時代から匠馬くんが抱く薫くんへの想いと薫くんの好きな人のすれ違いが書かれています。
読者からすると、薫くんの好きな人がもう丸分かり。何故気付かないとモダモダしてしまうくらい分かり易いのに、綺麗にすれ違ってしまいます。やはりすれ違いにはちょっと切なさがあるのですが、何故そうなる!とツッコミを入れたくなるすれ違いで、そこまで辛くはないです。
そして、そのすれ違いが終わり、想いが通じ合った2人。もうそこからは甘々しかないですね。御曹司と一般人の価値観やスケールの違いはありますが、ほぼ甘々でお互いの両親からの障壁も無いので安心して読めます。
物語り前半のすれ違いは何だったのか、と思うくらいラブラブで甘々な匠馬くんと薫くん。お互いを想う言動にクスッと笑えて元気が貰える。すれ違いもあるけど、全体的には楽しくて可愛いので、是非とも読んでほしいです。
典雅先生なので購入。先生のいつも通り、するするっと読める恋話、楽しかったですが、いつまでも覚えているかと言われると?だったので萌にしました。ほんとにどれだけ持ってんだ?っていうお金持ちお坊ちゃんの恋話に興味ある方でしたらおススメです。雑誌掲載分130P弱+その続き80P弱+あとがき。タイトルは受けのセリフ。ほんまどんだけ金持ってんだ。
日本有数の資産家九石家の使用人の子として生まれた匠馬。誕生日一日違いの幼馴染の九石薫のピンチを、幼い頃救ったことから、信頼され、ずっと側にいると心に決めていましたが・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
蒼馬(攻めの叔父)、攻め受けの両親ぐらいでは。
++攻め受けについて
攻めはまっすぐ、単細胞?頭硬めで、薫♡命な方。幼い頃、誘拐されて泣きじゃくる薫を守るべく、あれこれお話したり元気づけたりするところは、本当に偉かった!絶大なる信頼を九石家から勝ち得、それを裏切ることなくまっすぐ育ったところが大変好ましいと思います。変態要素なし。
受けは多分お財布からお金だして払ったことない方。顔パスで何でも買っている気がする。スケールが違う。一番羨ましいのはやっぱり飛行機チャーター出来ることかなあ。いいなあ。行きたい時に行きたいところへシュッて行けるのは最高だと思うのですよね。チャーターして「来ちゃった♡」って言えるものなら言いたいわー。ふわふわしているようで、匠馬♡命、嫉妬ばりばり独占欲ばりばりな方です。
攻め受けのくっつきそうでくっつかない時間が長めですが、くっついた後はでろでろバカップルで、途中過程も典雅先生の書きぶりが楽しめた一冊でした。
実に小林典雅先生らしいお話でした。そして珍しい攻め視点のお話でした。いつも思うのですが登場人物の会話が脳内で早口で再生されるという、不思議な才能を持った作家さまだと思います。
内容的には拗れに拗れた両片思いのお話なんですが、当て馬という程の人物は登場しておらず淡々とお話が進むので切なさが足りないと思いました。
誤解から匠馬が薫に対して酷いことを言ってても、余韻のない文体のせいかアッサリとシーンが流れてしまうのが難点だと思いました。なんだかんだでギクシャクしていてもお互いが1番だということが分かっているので萌が足りないんです。
小林典雅先生の作品は大好きなのですが、今回の作品はハマらなかったです。スピン元の作品も読んでますが、一年経っていないのに既に印象に無いので自分のレビューを読み直したのですが何となくしか思い出せなかったので未読でも楽しめると思いました。
ただ出来るなら薫視点の書き下ろしであれば良かったかなと思いました。匠馬よりぶっ飛んでるので面白かったと思います。
再読。
「友達じゃいやなんだ」で、桁外れのおぼっちゃまとして描かれていた九石薫が受けに!ということで楽しみにしてたんだけど……。
萌えが少なかったなぁ……。
幼馴染ものだけど、すれ違い期間が長いので、まだすれ違い続くのか……と思ってしまいました。
もちろん読んでる側は勘違いゆえの両片思いだとわかるんだけど、すれ違いっぷりをニマニマしながら読むコメディではなく、シリアスめいた雰囲気(注:あくまで小林典雅作品比であって、本当のシリアスではない)が漂っているので、すれ違いっぷりを楽しめないというか。
私の大好きな攻め視点だし攻めの苦悩は蜜の味派なのに、匠馬が悩んだり悶々としててもあんまり萌えず……
なんでだか自分でもわからない。なんでだろ??
庶民攻めと超セレブ受けという点でも、「棒投げ橋で待ってて」のほうがさらにぶっ飛んでて好きだなぁ……。
「友達じゃ嫌なんだ」に出てきたクラスメイトの九石薫と、その幼なじみで九石家に仕える一家の息子、匠馬とのお話。
ちなみにCPは匠馬×薫。
両片想いの、これでもかっ! というくらいのすれ違いラブではありましたが、最後には薫の御曹司パワーで匠馬へ強引に押し切って両想いに。
途中、攻めが真面目で堅物すぎるせいで、受けちゃんはだいぶ悲しい思いをしたし、攻めも攻めで叔父と受けとの関係を誤解していたエピソードは、読んでいて悲しかったです…。
が、攻めへの「好き」の想いが強すぎて、様子のおかしいストー○ー並の執愛を、告白前それ以後と、高等遊民的権力をフルで発揮させる展開はとても面白かったです。
このネタでほかの作家様が書けばだいぶ重苦しい展開になりそうですが、ビタミンBLとして定評のある典雅先生が書くからこそ、受けが変人になりすぎず、面白く読めたのだと思いました。(重苦しい変人ストーリーも大好物ですが)
このシリーズは、まだまだ興味深い経歴の登場人物が何人かいるので、3冊目、4冊目とか期待してもいいのでしょうか。
今後の動向が楽しみなシリーズです!