琥珀色の熱視線

kohakuiro no netsushisen

琥珀色の熱視線
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×238
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
16
得点
375
評価数
85
平均
4.4 / 5
神率
48.2%
著者
綿レイニ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199609688

あらすじ

小学校からの幼なじみで親友の琥珀(こはく)から、高校の卒業式の日に告白された柚稀(ゆずき)。
「大学で離れ離れになる前に、気持ちを伝えたかっただけ」
その言葉の通り、返事を迫ることもなく、まるで何事もなかったかのように接してくる琥珀に、柚稀は戸惑いを隠せない。
それぞれの大学生活も始まり、今までみたいに四六時中一緒にいることはなくなったけれど、何かあれば一番に報告したいのは琥珀だし、新しくできた大学の友達よりも琥珀の隣にいる時間の方が長い。
それでも、琥珀は自分のことを好きだという事実を知ってしまった以上、意識せずにはいられない…。
あの告白を聞く前の、普通の親友に戻りたい――
しだいに、琥珀との距離感がわからなくなってきてしまい…!?

表題作琥珀色の熱視線

高校生→大学生
高校生→大学生

その他の収録作品

  • あとがき
  • 描き下ろし:「暗中模索の初体験」
  • カバー下:小学生時代のプロフィール/よせがき

レビュー投稿数16

告白されてからの感情変化がもどかしい

柚稀×琥珀


高校卒業式の後、
幼馴染かつ親友の琥珀からの突然の告白が柚稀に訪れた。
という始まり。

告白されてから、
頭の中も行動もグルグルして、

どこか甘酸っぱい柚稀の戸惑いや、

強がりを交えつつも切ない琥珀の恋心に、

すごく感情移入できてハラハラしながら読み進めて、

もう親友に戻れないもどかしさから、

少しずつ変わっていく2人の関係がドキドキさせ、
苦渋ながらも甘い、
純粋な2人が可愛くて最高の恋を満喫した!


小学校で転校生として現れた琥珀と一緒に過ごすことが楽しくて、
恋愛は考えることもなかった柚稀だが・・・。

2人が大学生になって、大学が違っても、
告白後も今までと変わらない琥珀の態度と接し方に
揺られてしまう柚稀の心の変化が見どころ!

新しい友達ができて、女の子から好かれても、
やっぱり琥珀が一番で、友情以上の何かを・・・。

親友として見るだけのつもりだった琥珀だから、
ふとした瞬間には親友の関係のままでいたい。
でも、自分でも認めたくない徐々に動揺する気持ちの中で、
無意識に嫉妬心とか独占欲が芽生えてしまって、
精一杯で琥珀の愛情が本物であることを証明させたり・・・、
それが、琥珀に対して特別な感情を自覚するきっかけになっているのだ。

だんだんと琥珀のことが好きだという兆候に気づき、
モヤモヤで乱れていく柚稀がいじらしくてたまらない!

一見余裕たっぷりの琥珀、
真剣でかっこいい告白をしてきたけど、
柚稀への欲望を自制したりして、
逆に柚稀に攻められて、
冷静さとは裏腹に爆発した
健気な恋する可愛い顔とその涙!がまさに愛おしい! 
そんな琥珀を見て、
さすがにピュアな柚稀も煽られてしまうのが仕方ないよね!

最後に、
悩みまくりつつ、すれ違ったりもしつつ、それでも乗り越えて、
思いが通じ合っているから、
まだまだ未熟な2人のあまあま恋、
可愛らしいエッチもを堪能できる。
青春そのもの!楽しい!

好きだから何も望んでいない琥珀。
好かれているから望みが膨らんでいく柚稀。
恋に振り回されてしまう対照的な2人。
柚稀の視点から、
彼が恋に落ちるまでの過程とその心理が丁寧に描かれているのが素晴らしい!

琥珀の心理、もっと描かれてたらいいなと思ったりもしたけど、
彼の想いをさらに想像できるのもこの作品の魅力かもしれないですね。



・電子限定描き下ろし漫画4P
『桃色の攻防戦』:
お互いに乳首を攻めあって、
それぞれどんな反応が返ってくるのが面白いし、ラブラブで最高!

・コミコミスタジオ限定特典4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P:
琥珀の総武線好きの理由、どうやら理解できた柚稀。

4

ドキドキの応酬

最初から最後までドキドキドキドキ。はー…心拍数上がりまくって息苦しかった…
ドキドキって言っても良い意味も悪い意味も全部ひっくるめてのもの。嬉しさも切なさもいっぱい詰まったストーリーに目頭が熱くなりました。

まさに心理描写が激アツな作品。見せ方も魅せ方も上手いです。
告白から始まるストーリーで、親友・琥珀の思わぬ告白に戸惑い葛藤する柚希の心の揺れ動きをメインに展開していく物語となっています。

琥珀から突然告白されたことで、それまで安泰だと思っていた親友関係に動きが出てくる序盤。柚希の気持ちは告白の日からグラグラです。琥珀は特に柚希に何も求めてはいないけど、そうはいくかよ、ってのが柚希サイド。琥珀のことを意識しまくって、琥珀が自分にとってどんな存在なのか改めて見つめ直しているようでした。
琥珀と出会った日のことや琥珀と過ごしてきた日々のことを思い返しては、自分の中での答えを導き出そうとしている柚希。彼なりに琥珀の気持ちに向き合おうとしていますが、一筋縄ではいかないんですよね。
まぁ、その葛藤ぶりが面白いんですが^ ^


琥珀は親友関係の変化を望んでないのに、柚希の方がスパッと割り切れないのはきっと柚希の中に思うところがあったからだと思います。
恋愛的にアリかナシかで言えばナシ。なのに、ナシだと言い切るには心許なく、琥珀のことを考えれば考えるほど、自分の正直な気持ちをこじ開けていることに繋がっています。

琥珀の告白を聞いてから右往左往する柚希が困惑しながらも琥珀の側を離れなかったのは、きっとそういうことでしょう。居心地の良かった親友ポジションを失うことが怖かったのかも知れません。"親友"でも"恋人"でも、お互いが特別な存在なのは間違いないのにね。

"どっちか?"より"どっちも"を選んだっていい。名前のつく関係は1つじゃなきゃいけない決まりがあるわけじゃないし、その型にこだわって大事なものを見失わないで欲しいなと思いながら、2人を応援していました。


最後まで喜怒哀楽の感情に襲われたストーリーでした。
特に、ずっと自分の気持ちを抑えてきた琥珀の想いにはグッとくるものがありました。告白してもクールを装っていたけど、きっと不安に押しつぶされていたんだろうな…。柚希と琥珀の過去と現在を追いながら、丁寧かつじっくり気持ちに寄り添うストーリー運びがとっても良かったです。
切なく苦しいシーンが多いけど、そうしたシーンもまたすごく沁みました。読後感も満足度も最高の一冊です。

3

終始ドキドキ!

綿レイニ先生の作品、久しぶりに購入しましたが、画力めちゃくちゃ上がってませんか…?!!?琥珀の目とか透明感すごくて、思わずガン見してしまいました!!表紙の色合いもすごく暖かくて、琥珀の熱い視線が伝わってきました♡♡

長年片想いをしている琥珀。高校卒業後に琥珀から告白された柚希が、それ以降なんだか普段と違ってそわそわしているのが可愛かった♡幼馴染×片想いってすごく萌えポイントを的確に抑えてくるんですよね…σ̴̶̷̤ . σ̴̶̷̤ 終始ドキドキしながら読んじゃいました!
2人の心情描写が多くて、両方の視点から、お互いへの想いを読み取れて胸熱〜!!
焦れったくて、可愛くて、幼馴染だからこその恋愛、すごく萌えた〜ッッ
それに何よりも、北九州弁めちゃくちゃ可愛いすぎました♡♡博多弁とは違った口調で、方便萌えが再燃しちゃいました!自分の住んでいる地域に方便がないからなのか、方便ってすごく萌えるんですよね♡

2人とも自分の想いにもだもだしながらも、しっかりハピエンで終われてよかったです!告白してもクールぶっていた琥珀だけど、本当はずっと自分の感情を抑えていたんだろうね…(;ᴗ;)琥珀の長年の恋心を思うと、胸が苦しいくなります…だからこそ、報われて良かった!!長続きして欲しい可愛いカップルです♡

3

琥珀色!

親友BLです!
攻め視点のお話でした。
受け側の琥珀くんがゲイで、友情だけと思っていた柚稀くんが告白され意識し始めるところから展開していきますが…めちゃくちゃ良かったです。
身体が先に動いてキスしちゃうとこ可愛すぎました。
えっちは描き下ろしのみとスローペースでゆっくりと意識して進みますので、ほのぼのが好きな方にもオススメです。
親友期間も長く小学生からなので幼馴染BL好きな方にも刺さりそうです!家族間の行き来もあり可愛いポイントでした。

…ところで柚稀くんの事が好きな女の子は察しがいいです。良い子でしたが幸せになるの難しそう…。








紙本購入
修正は白抜きです。

2

両立関係

親友であり恋人であり、読んでいるときはすごくドキドキしてます。

1

ど真ん中

幼なじみ&親友から恋人が大好物の私としてはもう直球ど真ん中で、同じ性癖の方は必読書。
この表紙からもわかるキラキラ琥珀色の瞳の子がなーんにも考えてないデリカシーゼロで底抜けに明るいノンケ親友のこと、ずっと片想いしててるんですよ。。。ノンケくん目線で描かれてて、琥珀の瞳の子の気持ちが時々もれて出てくるんですけど、今までどんなに辛い思いをしてたことか(涙
ご褒美でふたりで頑張った初エチも描き下ろしでしっかり描かれてるから、連載追ってた方も単行本読むといいですよ、これ読まないとお話終わらない、つか、ぜひ続けてほしい。もう少しこのふたりをみていたい〜

0

心に染み入る

店頭で並べられていて表紙買い。中身を見るまでは受け攻め・主人公どっちかわからなかったのですが、読み進めるにつれて「ああ…なるほどね!!」となっていく展開の仕方でした。主人公の親友への感情の遷移などにおいても、親友をテーマにした作品は数多くありますが、こういった切り口の作品は新感覚に思えました。絵も花ゆめ感のあるしっかりした綺麗な漫画で、喩えるなら琥珀糖。何より、自分の体験と重なる部分があったこともあって、主人公の心情描写への共感がすごかったです(嫉妬するポイントとか)。本当に読むことができてよかったです!

0

北九州弁…萌え。。

幼馴染×長年の片想い、っていいですよね。。

親友だと思っていた相手から卒業前に突然告白され、戸惑う攻め。
気まずさを抱えたまま元通りの生活を続けようとするのですが、どうしても変に意識してしまい(主に攻めが)元通りの関係とはいかなくてーー

というストーリー。

親友でいたい攻めと、恋人になりたい受け。
幼馴染ものの王道で、ちょっと説明的かな、流れが急かな…?なんて思う場面はありつつも、最後まできゅんとしながら楽しめました。

”ただの親友になっても恋人でも 琥珀はずっとおれの特別”と言う柚稀の言葉通り、特別な関係はこれまでもこれからも変わらず続いていくんですね・:*+.

いや〜〜それにしても、攻め受け反対だと思っていたので読んでびっくり!
といっても特に抵抗はなく、単純にびっくりしました。そっちか!!

琥珀の時折出てしまう北九州弁が可愛くて可愛くて。
方言喋れない族としては、心の底からきゅんきゅん。
一時期方言BLにハマって読み漁っていたのですが、方言萌えが再燃しました。
北九州弁って、博多弁とはまた違うんですね!知らなかったなあ。
勉強になりました◎

4

恋人と親友の境界線で真剣に悩む

作者様買いです!

告白されて意識しちゃって好きになっちゃったというよくある恋人きっかけエピソードを告白された側の視点で描かれた1冊。

大親友である琥珀に高校卒業のタイミングで告白をされた柚稀が親友のままでいることを望みながら2人の今後の在り方に悩む物語なのですが、一緒に悩んでいるうちに恋人と親友(同性だから特に)の違いがわからなくなって脳内混乱しまくりました!

嫉妬もするし距離感が近いのも嬉しいし、なんならあなたがそばにいてくれるなら恋人もいらない!とまで本人に言っちゃって、え、これってもはや告白ではないの?と思ったりもしますが、琥珀は琥珀で親友に無理をさせているという意識が抜けず調子に乗れないし、柚稀は柚稀で親友に囚われすぎて非常に焦ったい!!!

でもここまで親友と恋人の境界線にじっくり向き合ってくれる作品も中々ないよなと思います。かつ後味は最高に良い!!
個人的には柚稀のお姉様の言葉が真理だなあと刺さりました。

3

大切な存在だと気付くこと

自慢の親友・琥珀から高校卒業の日に告白された柚稀。
ずっと一緒にいてこれからも変わらないと思っていた関係が、少しずつ変化していくことになったふたりの日々を描いたお話でした。

これまで通り親友として琥珀の側にいたいので、「付き合いたいとか言うつもりない」という言葉をそのまま受け取ろうとするけれど
琥珀の想いはなかったことにはできないし、知ってしまった以上意識せずにはいられない柚稀。
それでも「親友」というカタチにこだわってしまうので、どうにか告白される前の関係に戻れないかとぐるぐるしてしまうわけです。

琥珀を試すような言動やナマ殺しとも取れる振る舞いを無自覚でしてしまう柚稀なので、彼にとっては酷な時間だったかもしれませんが。
そんな日々の中で琥珀がどれだけ大切な存在なのか?ということに気付くことができたので、想いが報われる結果になってくれて本当に良かったなと思いました。

そして親友と恋人は両立できないと思っていた柚稀の殻をぶち破ってくれた成田くんがめちゃくちゃいい仕事してくれたな、と。
主張は少なめだけどもキラリと光る脇キャラで、褒め称えたい気持ちになりました。

恋人で親友で、一番の理解者同士のふたり。
これからも彼ららしく幸せでいてほしいなと思いました。

2

この作品が収納されている本棚

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