后宮のオメガ 上

kouguu no omega

后宮のオメガ 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神380
  • 萌×288
  • 萌25
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

119

レビュー数
35
得点
2331
評価数
500
平均
4.7 / 5
神率
76%
著者
露久ふみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403668906

あらすじ

オメガとして生まれ諦めながら生きてきた小国の第十三王子・イリヤ。同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられることが決まり後宮入りした日、不思議な少年と出会う。その彼は実は……!? 絢爛艶美な後宮オメガバース、上下巻同時発売!

表題作后宮のオメガ 上

ハーリド、ハヌ国の国王、α、10歳
イリヤ、ロメリダール国の第一三王子、Ω、18歳→26歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし「止まった時計」
  • カバー下 ロメリダール王家家系図、地図

レビュー投稿数35

私の知ってるBLじゃない

※上下巻読破済

雪の王国に生まれた美しい王子はΩという性を持つことから王族でありながら虐げられてきました。そんな心を閉ざした彼が政略結婚という形で別の国(Ωを尊ぶ国)の王様に嫁ぐことになりました。未来の夫にも会わないまま結婚式まで過ごしている中である少年に出会います。
その少年との出会いから彼の中で止まっていた物語が動き出していくのですが、壮大な話でした。とてもただのBL作品とは思えないくらい満足感がありました。南国×エジプト×中華という感じの雰囲気の作品でした。というのも、この国の宗教観がエジプトに酷似していたり、背景は南国の宮殿ような雰囲気だったり、服装に少し中華っぽさがあったりという感じでした。主人公(受)は色白ですが、お相手(攻)含め登場人物の殆どは褐色の肌を持つのでそれが苦手な方は向いてないかもしれません。
Ωの主人公は母国での経験によって冷めた性格をしていますが、彼の成長や心境の変化が細かく鮮明に描かれていて、気づいたら物語に没頭してしまうと思います。

0

流れるような美しさ

露久先生作品初読みです。絵が美しく世界観にピッタリですね。
上巻のみの感想です。
お話も冒頭から流れるように進んでとても読みやすい。どうなる?どうなる?とページをめくる指が止まりませんでした。
オメガバと宮中の後継者争いのお話のマッチングがバッチリ(少女漫画でありそうな設定だけどいいんです)
ハーリドが数年後にはイケメンになるでぇとワクワクしながら読みまして(下巻表紙は薄目でしか見ておらず)お約束とは言え、ラストに想像通りのお姿で登場して喜びました。読者の期待に応えて下さる作家さま好き。ま、相性でしょうけれども。

イリヤとハーリドの出会いから心を通わせるシーンが美しい。短いくだりでイリヤの考え方、生き方が変わることが自然で共感できてすばらしいです。
ハーリドがイリヤに惹かれるのがさりげないながら強い思いだとわかってよかったですし。
スゥヤもすごくいいですね。
下巻楽しみです。

0

コンパクトにいろいろ楽しめました。

強い受けが好きなので、試し読みでイリヤが気に入って購入。
顔は綺麗なのに、ズバズバ言う。
時々出てくる、目つきの悪いイリアも可愛くて気に入っています。
攻めのハーリドはかわいいです。
絵が綺麗なのと、お付きのスゥヤ、タルジュも好きです。
年の差カップルで、攻めが幼いですか、関係の深まりも感じます。
国ごとに常識が違う設定も面白く読めました。

萌評価なのは、もう少しじっくりエピソードを読みたかったからです。ないものねだりです!

0

王道ストーリーのBL版

とても美しい作品。大好きなジャンルです。
上下巻で完結では物足りない
ストーリーは王道ど真ん中。展開も読めるし、どっかで見たことあるな、という印象は拭えない。
でも、わかっていても胸アツ。
できれば、2人の関係がもっとかけがえのないものになるようなエピソード欲しい!2巻完結では無理だと思うけど。
あと、勇敢で聡明な女性で成立してしまう印象。環境整備や技術提供は女性でもできるし、ストーリー上女性の方が魅力的なだったような気もする。
殺し合いたくないのは理解はできるけど、反乱軍を立ち上げるくらい血気盛んな方がBLの醍醐味というか、攻受ともカッコよくて好みだったなぁ。という気持ちになりました。

0

個人的には過去最高作品です!

BLアワード2024エモーショナル部門2位おめでとうございます!!!やっぱりそうですよね、素晴らしすぎますよねこの作品。作者のお二人方、ほんとうにありがとうございます!

もう皆さんはこの作品の素晴らしさをお分かりになっているでしょうから、ひとりごとを呟かせていただきます。

そもそも受け様であらせられるイリヤ様が私の理想の受け様すぎ問題なのですが???本当は賢く知性溢れるお方なのに、Ωという性にコンプレックスを抱えておいでなんです。幼少期をα至上主義の祖国で過ごしたおかげで、ちょっといじわる(でもほんとは優しい)。最初は猫をかぶってて、どうせ世の中はどうにもならないって思っていらっしゃるんです。でも政略結婚の道具に使われたとしても心だけは渡すものかと気丈に振る舞う姿はカッコよすぎです!
さらにさらにこの世のものとは思えぬ美しさをフル活用しるところも恐るべし!!!
10歳のハーリド様はお可哀想に笑
そんな幼い年齢からイリヤの色香にあてられたらもうゾッコンでしょ!

そのイリヤ様がですよ、、、8歳も年下の男の子に段々惹かれていく様子は神以外の何物でもないです!
いや、ハーリド殿下に身を任せてもいいんじゃいんですか?まさに太陽の化身のようなお方ですよ!このお方なら安心じゃ!(誰目線やねん)
ハーリド様も恐ろしい子、、、!少年らしいピュアさを発揮してイリヤ様にアプローチする御様子は癒されますなあ。後宮は退屈だと呟くイリヤ様を、なんとか楽しませようとする姿もよきよき。

まじで過去最高作品でした!!!

2

とにかくストーリーが良い

アラブ系のオメガバースです。上下巻でストーリーがきれいに収まっているので、買いやすいし読みやすいです。
上巻は年下の他国の王に嫁ぐことになった自国で冷遇されていた王族の受けがメインです。
冷遇され、自暴的になっていた受けが年下の攻めに出会うことで、強い意志を持って強く生きます。
オメガバースですが、エロさはなく、本当にストーリーがいいです。
自国ではΩは冷遇されていたけど、嫁いだ先は、神の使いとして崇められる。大切にしてくれる王や従者のため、働きをかえそうとする受けにキュンキュンです。
ネタバレですが、攻めは前半出てくるのみで基本は受けがメインです。
また、ショタ攻めではなく、攻めは成長します。

2

美しい物語

レビューの高さからずっと気になっていてやっと読めました。上巻のみ読んだ感想です。

Ωとして生まれ人生を諦めながら生きてきた小国の王子イリヤと同盟国の王ハーリドが政略結婚させられるところから物語は始まります。
時代設定がよく分からない、異国のお話はあまり得意では無いのですが、すごく面白く読めました。
私はオメガバ大好きなのですが、上巻のみ読んだ感想だとオメガバ得意じゃなくても普通に楽しめるくらいストーリーがしっかりしています。
何より絵が美しい!
本当にきれいで、見とれてしまうシーンが満載です。

上巻のみでは何も完結しておらず、エッチなシーンもありません。
早く下巻を読んできます!

3

賢王と賢后に光を

 初めて読んだ作家さんでしたが、美麗な絵が王宮を舞台にしたストーリーにとてもマッチしていました。冒頭のカラーページのイリヤには思わず見惚れてしまいました。幼いαの国王に嫁ぐ年上のΩという導入で、もう2人が前途多難な道を進むであろうことは想像がつきますね。それでも、聡明な者同士打ち解けるのは早く、2人の会話は穏やかで思いやりが溢れていて、温かい気持ちになれました。Ωのイリヤが中盤までは何にも諦めモードだったのが、徐々に王や国を守ろうと目覚め、元来の強さを前面に出していく所も受けとして魅力的ですよね。展開的に上巻はほっこりするシーンが束の間で終わってしまいますが、ストーリーには引き込まれ、下巻への期待が高まっています。

1

最後まで楽しめた(上下見た)

すみません、上下読んでからのレビューになります
いつも表紙と試し読みで購入するのですが、ストーリーの進め方がすごく良くて、途中だれることなく最後まで夢中になって読めました。
(下巻では)もちろんエロいシーンもありますが、すごく綺麗で上品さがあって良かったです。
今年購入して良かった本として、色んな方にぜひ読んで欲しいなと思いました。

6

少年王のカッコ良さと、Ω妃の頭の良さが光る

王族なのに、Ωに産まれたことで全てを諦めて生きていたイリヤ。政略結婚の道具となり南の豊かな国に嫁ぐ事になりました。後宮に入って直ぐに庭に迷い込んだ少年と言葉を交わします。結婚式当日、実はその少年が自分が嫁いだ国王ハーリドだったと知ります。
ハーリドもイリヤも気を遣わずに気軽に過ごせる後宮で自然体で過ごしているのが微笑ましかったです。イリヤは皮肉屋だけど、実は真実をちゃんと見抜いている様な心の声が彼の聡明さを感じました。そして、ハーリドがかっこいい!時間が無いと言いながらも、虎の子タルジュをイリヤにプレゼントしたり、国の将来を語る時はいつも美しい自分のお気に入りの景色を見ながらイリヤに話しかけたり。ハーリドは少年だけど、人生諦め過ぎていたイリヤでも、一生側にいます!ってなってしまいますよ。
ハーリドが行方不明になって、そこから、イリヤが決死の覚悟で宮殿から逃げる、そして助けてくれたのがハーリドの一番上のお兄さんだった、という流れは…ちょっとあれよあれよと都合が良過ぎたりしましたが⁈またザインも分かりやすい頭の悪い王子だったので、この先、絶対ハーリドは生きてるよね!と、わかってはいたものの、ラストに大きくなったハーリドのお姿を見た時にはカッコよくワイルドなハーリドにガッツポーズが出ました。
イリヤも、ハーリドを失った失意の中で、困窮する庶民が自分なんかに跪いて敬意を表してくれたのを見て、本来ならその尊敬の対象はハーリドだった。ハーリドの存在の大きさをかんじてこの国を救いたいと。そんな風に思ってくれたのがとても彼の成長を感じました。本当に真っ直ぐに側で使えてくれるスゥヤと、赤ちゃん虎から大きくなるタルジュの存在も、とても良いです。異国の王室の話が好きな方は衣装がとても素敵なので是非見てほしいです。
ようやく再会した二人と国の行く末はどうなるのか?下巻が楽しみです。

6

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