ヴァージンレッド

virgin red

ヴァージンレッド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×213
  • 萌8
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
8
得点
116
評価数
34
平均
3.6 / 5
神率
20.6%
著者
小山璃子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866696010

あらすじ

子供の頃から動物の口元に興味を示していた新は、高校の時にキスがしつこいと彼女にフラれて以降その趣味をひた隠しに生きていた。拒絶を恐れ恋愛にも踏み込めず、欲求の発散相手はプロの女性。
そんな日々を過ごす中で出会った大学の1つ上の先輩・森澤。マスク姿でもわかる綺麗な顔立ちに新の唇への欲求は募る一方で…?
止まらないフェティシズムを描いた小山璃子の衝撃のデビュー作!


初版のみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

表題作ヴァージンレッド

熊谷 新(20歳),大学生,
森澤 累,大学生

その他の収録作品

  • かきおろし:AFTER TALK
  • あとがき

レビュー投稿数8

物足りなさを感じる

読み放題で途中まで読んで気になったので購入しました。

テーマとしては唇フェチ、なのですが、その描写がもうちょっと足りなかったような…?何か物足りなさを感じてしまいました。恋愛においてもそうで、先輩はどこで好きになったのかな?とか、おそらくノンケ?の二人なのに抵抗なかったのかな?とか、ちょっと詰めが甘いというか、納得のいくエピソードが足りなかった気がします。エロみも…線が硬めなので、柔らかい唇ではないフェチだともっと良かったかもしれないですね。

1

唇フェチの大学生と、超美形な先輩のお話。

性癖×現代を反映した設定が良かったです。
新型コロナウイルス感染症がやや落ち着いてきた頃のお話で、登場人物がほとんどマスク姿。それを拝むだけでも楽しかったです(マスクの種類が豊富)。マスク過多ですが、キャラクターの見分けはしっかりつきました。
主人公のフェチとマスク社会の相性が非常に良く、異様なまでにマスクだらけなことで、主人公の性癖である唇が映えていました。
この時代だからこそ違和感なく受け入れられるマスク率の高さで、時事ネタとしても丁度良かったです。
芸祭についての会話で主人公が「そっか……今年はやるんだっけ」と言うシーンあるのですが、それが物凄く連載時(令和4-5年)を感じるセリフでした。
後から読んだ時にそういえばこんな時代もあったな〜と思える作品。良い。

しかしBLとしてはかなり急展開でした。
主人公がモノローグで「まじで……これ現実……?」と困惑している時、読みながら同じことを思っていました(笑)
主人公と同じ位置に感情を置けたので、急展開のわりには受け入れやすかったと思います。

とはいえ先輩視点があったにも関わらず、先輩の感情が上手く飲み込めないままお話が終わってしまい残念でした。

そして主人公の唇フェチ。
本作のテーマである唇。主人公の過去回想がなかなかインパクトがあって良かったです。
しかし、先輩の唇が他と比べてどう良いのかはちょっと分かりませんでした。ホクロ……?
受け入れてくれたから好きになっただけかも知れませんが、恋愛的にかなり急展開なので特別な何かがあるとより萌えられたのになと思いました。

0

絵柄が好み

唇フェチというコピーに惹かれたのか購入しました。
綺麗な絵柄でイケメンばかり登場してすごくいいです。
イケメンが描き分けされていなくて読みにくいとまでは言いませんが、もうちょっと区別つくように描いてほしい。
唇ばかり気になる男子あらたの話、の着眼点は良かったと思うし、唇フェチになったきっかけとかまつ毛や髪の毛束まで念入りにキスしたり噛んだりなところなどもリアルでかつ新鮮でした。
でも気になる美形の先輩と易々と近づくにつれてなんだか違和感が、、、
先輩はなんでこんなに簡単にあらたに落ちちゃったのか。
お話はそれ程たいしたひねりもなく性の対象云々も飛び越えて?2人はふつーにセックスしてめでたしめでたしでした。
辛口上から目線ではありますが、まぁこういうのもアリかな。
今度の新刊でまた別の面を見せて頂く事を期待します。
とても気になる作家様です。

0

シズルBL

絵がめちゃ好みの先生のデビュー作、あーんど、好物「フェティシズム」!電子で1話を読んでそそられたので、まとまるのを待っていました。

というわけで、や~っぱり絵が好き。そして、唇フェチっていう設定もありそうでなかった新鮮さがありました。しかも、BLだけど冒頭からデリヘル女子が絡んできたり、オーラルすけべの生々しい大胆な描写とか読者を引き込むものはありました。やっぱり画力強いと思うんですよね。粘膜のシズル感に圧倒されました。

が、個人的あるあるなんですが「どこから両想いになった?」問題が浮上してしまってw、この問題を振り切って萌えきることができなかったのが私の主な敗因です。あと、フェチってあくまでパーツへの偏愛な気がして、そこから恋愛感情にしれっと発展しちゃうきっかけ?は、まぁいいとして、おそらく性癖にクセなさそうな先輩→フェチ男への感情の矢印がちょっとわかりにくかった印象でした。

さらに、主人公が唇という器官に執着するようになったきっかけのエピにやたらインパクトがあって(うっし!)、そこから先になかなか気持ちが進めない自分がいましたw
まぁでも粘膜ってエロいですよね(結論)。

0

唇フェチじゃなくても目を引く色気

小山璃子先生の初単行本を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
唇 3
エロ 2
女 1
な感じだと思います。

唇フェチの大学生×大学の美人先輩のカプです。大学生の新くんは唇フェチで、高校生の頃、彼女からキスがしつこいと言う理由でフラれたことがトラウマになっている。その所為で唇フェチを隠し、恋愛も出来ずにいた。そんな時、大学の先輩である森澤先輩と知り合い、その顔立ちや唇に魅了されて…。

小山先生のあとがきにも書いていますが、現実でのご時世を元に、登場人物は皆マスクをしています。

マスクをしていても美人だと分かる森澤先輩の唇が見たくて、妄想が掻き立てられてしまう新くん。欲望が抑えられず、森澤先輩にキスをしてしまい、追及されたことで唇フェチだと白状する。それに対して森澤先輩は唇を触っていいと言い出し、好意的な誘いをしてくる。

しかし、よくよく考えて、お互いに好きとは言っていないし、付き合うとも言っていないので、お互いがどう思っているのかしっかりと伝わっていなくて、その所為で少しずつ関係がギクシャクするのですが、新くんの言動にちょっとモヤモヤしました。

森澤先生との関係が上手くいっているが、調子に乗るな期待するなと自分に言い聞かせながらも、家に誘われた時は少し暴走気味になってしまい、そのことで自分から先輩を避けてたくせに、先輩から無視されたら傷付いて、先輩とはもう出来ないと言いながらも森澤先輩を引き止めようとするなど、森澤先輩との関係を元に戻したいのか、進めたいのか、行ったり来たりとハッキリしなくてモヤモヤでした。

森澤先輩とは付き合ってはいないけど、森澤先輩を避けている時にプロの女性を呼ぶのは如何なものか…結局その気になれなかった新くんですが、ちょっと不誠実。因みに、森澤先輩と知り合う前のことですが、プロの女性を呼んで欲求を発散している為、女性が口で奉仕しているのとガッツリめなキス描写があります。

あと森澤先輩との絡み描写のテンポが早くてもう少しコマを多めにして描いてほしかったなと思いました。

綺麗な絵柄で、唇の描写などが刺激的なので、絡みではない描写でのキャラの魅力や色気の表現は良かったので、読んでみては如何ですか。

1

がっつり唇フェチ

「マスクに隠された森澤先輩の唇が見たい…!!」
という唇フェチを拗らせまくっている新の欲求から始まる、大学の先輩後輩のお話でした。

幼い頃から動物の口元に興味があり、やがてその対象が人間の唇へと移っていった新。
高校時代しつこくキスをしすぎたせいで彼女にフラれ、そこから恋愛には後ろ向きになっているけれど性欲は満たしたいわけで…
プロの女性に頼んでいるところなんかが出てきてちょっとビックリしたのですが、そんなにも唇が好きだというのがとてもよく分かるシーンだったなと思いました。

講義で森澤を見かけてから彼の唇が見たい欲に駆られていた新ですが、偶然バイト先が一緒になったことからどんどん距離が近付いていくという展開に。
妄想と現実がごっちゃになっていきなり唇を触ってしまったときには、ちょっぴりヤバイ奴感も漂っていましたが(笑)
森澤がそこに嫌悪を抱かずにいてくれたので、あまりハラハラせずにその関係を見守ることができました。

思いのほか新がウジウジ気味でなかなか自分の気持ちを言葉にしないため、微妙なすれ違いが起こってしまうのでヤキモキ。
でも最後には逃げずに伝えることができたので安心しました。

唇フェチな新ですが、森澤に関しては唇関係なく一目惚れだったんじゃないかなー、と。
完全ノンケっぽいのに横顔の綺麗さに惹かれて目で追ってしまう…
なんで本人がそれに気付かなかったのかは謎でしたが、結果的にめちゃくちゃ良いところに着地して良かったです。

こちらが先生のデビュー作とのこと。世界観がすごく好きだったので、次の作品が出たらまた読んでみたいなと思いました。

2

えぇぇ 唇が熱く君を語ってくれたらよかったのに

目の前の罪(積み)本がなくなっていい気になってたんだと思います

電子書籍を買ってるのは2ヶ所 昨日は気づかなかったんです
今日も気になる本があって昨日とは違うところで買ったのが運のつき

バッかじゃねぇーのーーッ!
電子ヤバイ 電子買ったらすぐ読まなきゃヤバイって

いやでも 今一番気になってる 買いたてからホヤホヤから読むけどね
だって あれ お魚だって死にたて新鮮から食べなきゃダメだろッ!ってやつだから ←電子の読んでない冊数ヤバすぎて錯乱中



フェティシズムなんてもんは誰にでもあって
あたしも大概なもの持ち合わせてるけですが

唇か…

幼い頃見た鯉のくちでってのが理解できないが ←魚のくちが怖い人
個人的にはアヒルに手喰われたときは怖すぎて死んだし ←板挟みにあっただけ

そんなこんなで個人的には くちはないわ───ってなるけど読んでる分には面白い
唇と恋愛恐怖症と 悩みだらけでうじうじ気味な年下ってのが情けなくもあり 可愛くもあり

でもね うううん でもさ

絵面はきれいだし話もスマート 秘密の行為にちょっとしたすれ違いに執着もそこそこ ここにきゅんや萌を感じなきゃいけないんだろうけど
題材に面白さは感じても 萌やきゅんにどうしても繋げられないあたしのくそ意地の悪さ

ほんと申し訳ねぇ Orz

てか 新の性癖は面白いし性癖への戸惑いも悪くないんだけど この先輩ってのがなにしてぇんだか
いやちがうな そもそもお話の流れがよくわからないんだ なんでこんなにぶつ切りなんだろ?

だから面白さが見いだせないというか 彼らが訴えるものがあたしにサッパリわからないと言えばいいのか

え? なんなんだこれ?


あーー ごめんなさい
主に読解力の問題なんでしょうけど 唇がすべてなのはわかるし そこに恋愛的な感情が芽生えてたのに拒まれて戸惑ったんだろうか? とは思うんだけど

ここまでの彼らの間に恋しい愛しいがどうにも読めなくて あったのは唇への執着だけ
先輩からの思わせぶりな態度はあっても好意を感じられなかった ここが敗因なんだろな

だって 一番の見せ場に なんでいきなりキレた? そしてなんで謝った? いったいふたりに何があった? ってなっちゃったんだもん


んんん ごめんなさい
いや かわいいんだと思います 綺麗な子とヘタレわんんこの吸った揉んだですから
なんですが 戯れるような慎ましいものがよく見えない老眼なお年頃にのあたしが読むには百万年はや いや遅すぎたヤツだった のかな

てか 今回はならし保育ってことで 次への期待にさせてください

1

唇への欲望、大学生の不器用な恋

新× 森澤


フェティシズムの欲求と
恋愛の欲望が綺麗に描かれている。
あの唇への熱い執着が、
キスの価値観を変えてしまうちゃうかもしれないし、
胸がざわめく。
ロマンティックに感じられる。


主人公の大学生、新は、
ユニークなフェチ持っている。
子どもの頃からの口元へのこだわりが、
うっとりな恋愛模様を生み出すなんて思わなかった。

新は恋愛に一歩踏み込むのが怖くて、
その理由と過去のフラれた経験が、
彼の心にのしかかっている。

そんな新が、
同じ大学の先輩、森澤と出会う。
バイト先にも、
森澤もバイトしてくる。

マスク越しでも分かる
森澤の整った顔立ちに、
新の目は森澤の口元に釘付けになって、
興奮と同時に
心の中では葛藤が渦巻いている。

最初は、
新が森澤の唇に興味を持つだけで、
ちょっとワンサイドな感じだったんだけど、
森澤も薄暗い気配で誘っているみたいで、
効果アリすぎで、
我慢できなくてついに森澤の口元に触れてしまう瞬間や、
2人が一緒に過ごす時間の中で、
ついについに森澤にキスしてしまうシーンも胸キュンする!
エロいこともしてしまう展開で、
気づいてるのか気づいてないのかという
微妙な距離感が、なんだかいい。

新の愛情表現が不器用なところ、
実は森澤のことが好きなのに、
上手く伝えられないところがハラハラさせられる。

森澤が「好かれていない」という不安が
新の前では不機嫌で感情が揺れ動いている。
そして「唇だけじゃなく、見てほしい」という気持ちが、
美しいし大学の先輩として存在しているのに、
拗ねてしまうなんて
・・・この純真さにやられちゃう!
新への愛の形だろう。

お互いの気持ちを正直に伝えてからの
甘いエッチも存分に萌えてしまう!
欲望のせめぎ合いが、
エロさだけじゃなくて、
2人の関係が一気に深まるポイント。

唇フェチをテーマにしながら、
小山璃子先生の筆致は絶品で、
2人の微妙な関係や、
距離感を絶妙に描写していて、
彼らの繊細で複雑な心情が、
ハートをガッチリ掴んで離さない作品でした。

2

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