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STAYGOLD
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
コウと日高を応援してる身としては、あまり楽しくない内容でした。
…前半部までは。
コウは相変わらず女性関係がふわふわしてて何やってんだーって感じ。
日高の方は、吉田さんとのことを前向きに考えてみようと動き出し始めました。
それぞれの時間軸で物語が動いていて、コウと日高の接点は終盤までありません。コウはコウの生活を、日高は日高の生活を送る中で、たまに過去のことを思い出してはお互いがそれぞれの日々を過ごしています。
ここで何に気付くのかと言うと、コウの時計の針は止まっていて、日高のそれは動いているということです。コウは過去に、日高は未来に意識が向いています。
日高は吉田さんとの未来を考え始めるようになっていきました。
吉田さんの日高へのアプローチが熱烈ですごい。彼は日高の反応に一喜一憂したり、無邪気で感情豊かな人。コウと対照的な人物像を当ててきたのは作者さんの敢えての意図なんでしょうか。なかなか面白いです。
吉田さんは積極的ではあるけど、日高への恋心や本気度は未知数。ゲイじゃないけど、でも日高を好きというのは確かで、男同士のことも色々と調べたり向き合っています。日高が吉田さんとのことを真剣に考えられたのは、彼のそうした熱い気持ちを感じられたところが大きいと思います。
でも、吉田さんの背景に見え隠れする大事な家族、仕事、島での生活が、吉田さんの思いと同じ方向を向いてくれるとは限りません。
男同士の恋愛が抱えるリスクを知っている日高だからこそ、吉田さんと共に進む未来に慎重にもなるし真剣にもなる。日高の苦悩がすごく伝わってきました。
一方で、コウは日高との過去に思いを馳せていて何が正解だったのかを探し回っているように見受けられました。
コウの恋愛ってサラッとしてるというか、執着しない引きずらないイメージがあるんですけど、こうして日高とのことはずっと考え続けているのって、日高がコウにとって特別な存在だからなんですよね。
コウは色々と考えている段階です。これまでの異性との恋愛と比べたり、自分の中での日高の存在を確認したり。
コウの中のパズルのピースがなかなかハマらなくて、違和感だらけの日高への感情の原因と模索をずっとしてきた彼が、行き着いたその答えはなんだったのでしょう。
わざわざ日高を追って島にまで会いに来てその思いを伝えたというのに、日高にはうまく伝わっていないのが何とも残念…(苦笑)ですが、ここから物語が大きく動いていきそうでめっちゃドキドキしました。
日高に会えてコウの表情が明るくなったように感じました。コウの止まっていた時間もやっと動き始めたみたいで良かったです。
日高は今までたくさんの恋愛を諦めてきたと思います。いや、諦めざるをえなかったって言うのが正しいかな。
もうこれ以上日高の涙を見たくはありません。次に流すのは嬉し涙であって欲しい。心から幸せに包まれた日高の笑顔が早く見たいです。
次巻は、吉田さんのことにしてもコウとのことにしても大事な局面に入っていきそう。読み終わった瞬間から続きが気になって仕方ありません。
あー。
読後感、まずこの一言に尽きる。
先生、大好きですー!
何なの、これ。
もう「最高」しか出てこない。
どれだけ言葉を重ねてレビューを書いても、この作品の素晴らしさは書ききれない気がする。
ずっとコウのことが好きで。
身体を重ねて、でもその恋心が成就することはなくて。
そして赴いた先で自分を好いてくれる吉田さんと出会って。
という、前巻からの続きから。
吉田さんからの熱烈な求愛に戸惑いながらも、それでも自分にまっすぐ愛を伝えてくれる吉田さんに絆されていく。でも、今までの経験からその次の一歩が踏み出せない。ゲイではない吉田さんを、信じ切ることができないから。
感情をあらわにすることのない日高くんが見せる、葛藤と切なさが胸に迫ってくる。
そしてコウも。
仕事上の先輩(女性)と良い感じになっていく、その過程が実にリアルです。
仕事上のトラブルを共に切り抜け、共に過ごす長い時間の中で抱いていく、上司への信頼とほのかな下心。
2人の心情がめちゃくちゃリアルで、この「平凡な日常」を上手に切り取るその手腕はさすが秀良子さんならではか。友達からいきなり恋人にはなれないし、ノンケさんが男に恋しろと言われても…、という、昨今の出逢ってすぐに恋してエッチして、という展開の速いBL作品とは一線を画す作品です。
正直に言ってしまうと、吉田さん、モブ感がすごくて。
いやいや、日高くんの恋人にはなれないんじゃない?
と思っていてごめんなさい。
日高くんに会うために服を何着も買っちゃったり、喜ぶことをしてあげたいと思ったり、彼のすべては日高くんのためにある。そんな彼に、少しずつ絆されていく日高くんの感情も手に取るようにわかる。
からの、急展開。
しかも、誰にも悪気がないだけにしんどい。
そこに、相手を想う愛情があるからとわかるだけに、日高くんの哀しみはどれほどだったのかと思うと胸が痛い。
コウなんか捨てちゃえ、と、私は思うわけですよ。
コウなんかよりいい男はいっぱいいるよと日高くんに言いたい。
が、それが恋なんだろうなあ…。
最後の終わり方がまた良い。こんなん、続きが気になるにきまってる。はよ続きを…!
正直日高くんと吉田さんがあれほどいい感じになるとは思ってなかったんですよね。コウとは正反対の(見た目も中身も)男性なので。
コウへの想いは恋に「堕ちちゃった」。
吉田さんには「ほだされた」。
のかな?と思ったりしました。だからコウとのことを振り切るまでには時間がかかったし、吉田さんは自分の意志で彼のもとから去ることを決意できたのではないかと。
いままで日高くんはそれなりの付き合いをしてきたのだろうと。
身体だけの、それだけと割り切っただけの。
そんな中で、コウへの愛情は明らかに一線を画しているわけで、二人が再会した今、これからどんな展開を見せるのか気になる。
でもなー、コウには何かしらの天罰が下ってほしいよね。
日高くんをあれだけ振り回したからね。
と思いつつ、でも願うのは日高くんの幸せだけなんだよな。悔しいことに、日高くんを幸せにできるのもまた、コウしかいない気もするし。
2巻完結だった(予定)とのことなので、次巻で完結なのかな。
早く続きが読みたいです。
何でこんなにも色々な立場の人の気持ちを描けるのか。
登場人物たちの心理がどれも分かり過ぎて苦しい。
きっと、ゲイの日高はコウが男だから好きになったのだと思う。
けれど女の子としか恋愛してこなかったコウが、性別関係なく日高が大事だと言った。
だからこその、「俺のほうがよっぽどお前のこと好きじゃね?」なのだと思う。
揺れ動く心が切なくも愛おしく、ここから始まるかもしれない恋を期待せずにはいられない。
今回も吉田さんは痛々しく、ごめんだけど半退場でホッとした。
(それから。を読む前に、絶対に『STAY GOLD』を読んで欲しいです。)
読みましたよ。読みました。
こんなにカバー下に同意しながらもそんな自分を否定したい漫画あるかいなと。これでさ、BL漫画らしく吉田もとい吉田さんがキラッキラのビジュアルしてたらどうよ?吉田×日高に揺らぐ人ももう何割かは増えたんじゃなかろうか。それがね、少なくとも自分は花火大会のあたりで「え?いやいやまさかね…でも…え?」と、期待しているものの供給がないことに怯えたりしたもんです。そんな自分の感覚が恐ろしくなったりもしたもんです。でも娯楽として読んでんだからそれでもいいじゃんとも思う。げに恐ろしや。嫌いと言い切れる方がよほど清々しい。1巻のカバー下の先生のご意見とおり、失恋で終わる話でも全然構わないはずだったのに、こうなれば貪欲。
コウがいる場所に留まらない日高を2巻連続で見せつけられている。文字通り飛んできたコウすら置いていける日高に成長を見る。成長だよな?モノローグから、投げやりではないと信じたい。
吉田さんは日高の友達で、吉田さんの気持ちに応えたい日高は、吉田さんのことが…まぁ好きだったよなぁ。
相変わらず秀良子先生は生きてる人間を描いてくれますね。
追記:コウという存在がいなくなった日高って恐ろしいほど冷静というか、人生においての冒険しなさが出てる。いや、一度心折られた人間が石橋を叩いている様子なのか。
吉田さんの「俺 まだ結婚とか考えてない」もな…まだか…「しない」とか「日高といたい」とかじゃなくて、まだ…か…
さすが、さすが、派手じゃないのにドラマチック。神作品だ。
白黒つかないコウの感情がわかるような分からないような…苦しんでいるのは日高だけじゃないんだよねって気付かされる気がしました。ただ、今後この二人がどう転ぶかが分からない、コウの言っていることもわかるようでやっぱり分からない。日高が求めている関係とコウが求めている(求めている?模索している?)関係に折り合いがつくのかが分からない。
吉田さんは吉田さんは…うん。こんな芋兄ちゃんの手をとらざるをえない(言い方ごめん)日高の気持ちが正直可哀想というか。
ヤキモキの後のこの展開も神が勝っていたなあ。
これが真のBL漫画だと思います。
コウ×日高
秀良子先生は本当に感情描写が上手です。
想われるという感情に彷徨う日高。
難解な心情に縛られるコウ。
自己まで失うほど夢中になる吉田。
3人の男たちの揺れ動く様子と
一緒に心がドキドキして震わせました。
日高:
想われると想うのバランスが崩れていく。
モヤモヤしている感情が悩みながら、
ごちゃごちゃしていても、
長年の膨大な一途な想いには始終に勝てない・・・
切なくて涙が出てしまう。
同性愛者である孤独感と、
吉田のへの思いやりの虚しさが、
さらに痛みを増している。
コウ:
迷う想い、本当に深い。
難しい焦燥感の中で、
どうしても手放したくない複雑な気持ちがある。
まるで迷宮のように入り組んで
果てを探し回って、
心の奥底に隠された出口は・・・?
モテモテ男のずるさも少し感じるかもしれない。
吉田:
熱狂的な憧れ。
その強い想いに取り憑かれている姿に共感し、
経験したことのあるような高揚感と不安。
報われてほしいけど・・・。
当て馬で決してイケメンキャラではないのに、
そんなにも愛おしく感じさせる。
同性愛はまだまだ受け入れられずに、
その未来性の悲しさが、
心にズシンと刻まれました。
エロなしでも、
特に激しい場面もない。
それでも、静かな雰囲気で、
恋に翻弄されてしまった
途方もなく大きくて強力な感情には圧倒され、
秀良子先生の神様のような才能や、
3人の内面の葛藤や苦悩の鮮やかさに心を奪われました!
彼らの恋愛の行方が気になって仕方ない。
次の展開が待ち遠しいです。
私的にはBLの読後って甘ーいかうまいっ!のどちらかが多いのですが、
STAYGOLD、特にそれからになってからの読後はしょっぱさに満たされています。でもそれが良いんです。
連載が決まった時、軽率に「コウと日高がメインになるなら勝ち確だね!2人に幸あれ」と自分が今まで読んできた作品の王道的なカップリング成立方法を想定して未来に浮かれてたのですが、ステゴがそんな簡単に、しかも無印であの結末を迎えた2人にそんな綺麗に整備された道が用意されているわけなかったのでした。
この世界には女性もいるし、性別問わず女性的な人だっているし、男性的であって同性が好きな人だっているし、皆が何かしら悩みも仕事もプライベートも持っています。それが巧みに描写されていて、コウや日高にも密接に関わってきて…。
キャラクター1人1人が読者である私達と変わらず生きていることが、結果読者として想定していなかった選択をキャラクター達がしても“ひたすら見守る姿勢”でお話を追わずにはいられなくなりました。
この世界で結ばれる事ができたら、なんて奇跡なんだろうと泣けてくるかもしれません。リアルタイムで色んな人達とこの作品を追えていることが嬉しいです。
表紙下で秀先生もおっしゃっていたように2巻くらいで完結するのかな?と私も勝手に思っていたので、続行というのは意外だったのですが、じっくりたっぷり積年の巨大感情の行く末を見届けるっていうは贅沢な趣向かも、、、なんて思いました。
が、なんとゆーままならなさ!!w
「好きじゃね」「好きだったよ」
時制ですれ違う心憎い演出。コウ、もう遅いんだよw
「好きじゃね」「好きだよ」
で海を見ながら抱き会って再会を喜び会えるほど若くない2人が重ねた年月を感じさせる絶妙な場面だな〜と噛み締めました。
でも一言言わせてください…この日高の台詞は伏せたままで読ませてほしかったな…。知らないまま読んだ方がもっと萌えた気がするのは私だけなんだろうか…(汗)
吉田さんというどの角度からみてもモブなキャラクターが主役の彼氏候補として快進撃を始めたときは、ええええ?!でも秀先生なだけにそういうこともありうるのか?新鮮すぎる!ってドキドキしてました。日高が吉田さんのおばあちゃんの言葉に世間というものを実感して正気にもどってw、吉田さんとの蜜月を冷静に省みる件とかは意外だったんですが(誠実さにうっかり期待しちゃってたんだろうか。。。)、今までの人生で傷つきすぎて、もはや傷つく以前に諦めるようになった”大人”日高の”メタモルフォーゼ”を感じさせられました。そんな日高に対して、まだ現役”男の子”なコウ。
表紙のコウのアンニュイさが2巻そのものっていう巧さも素晴らしくて、私は懸命に日高に好かれたいと頑張るBLらしからぬ当て馬w吉田さんにも愛おしさをおぼえて、最終的には吉田さんも含めてみんなが幸せになればいいな~って願わずにはいられないのでした。
楽しみにしてました。1巻があんな感じだったのでね…
これです、この感じ、日高くんがとにかく不憫。
ずっと日高くんが苦しんできたことで、怖がってること、たぶんそれは吉田さんには理解できてなかったんです。
最近のBLではスルーされがちな同性問題。
やっぱりこういうのがBLって感じてしまうのは世代の差なんでしょうか。
コウくんの中にはずーっと日高くんに思うところがあって、仕事もおろそかになってしまったことで現実を改めてきちんと過ごして、きっと今まであまり考えてなかったけどうまくやれてた、と思ってたことが実はそうでもなかったと気づいたのかな、と。
日高くんはきっと自分を好きになってくれて受け入れてくれてる吉田さんに期待したかったんだと思います。
誰でも良かったとは思わないけど、ぶっちゃけ、コウくん以外は自分からのめり込む事ももうないだろうし。
吉田さんは日高くんに対して確かに好意も欲もあったと思いますが、覚悟まで意識はしてなかったんでしょう。
だから軽はずみにおばあちゃんをだしにして日高くんを呼び寄せたんですよね。
でも、たぶんそれで良かった。
日高くんの心配は的中したし、島で吉田さんと過ごす未来は無いという事をきちんと認識できた…つらいですけど泣
でもコウくんが日高くんに会いに来たのは、ちゃんと日高くんとのこれからを考えての事だと思います。
日高くんいま弱ってるだろうし、コウくんにもう一度捨てられるかもしれない怖さのあまり簡単には行かないかもしれないけど…でも時間がかかったとしても、きっと次巻以降で報われると信じてます。
余談ですがイラストカード見て、あーやっぱコウくん髪伸ばして欲しいなぁと思いました…
やっとやっとコウが動き出した…
女の子好きのコウだもの…何年かかってもいいよ…
吉田さんには幸せになってほしい。一時の気まぐれとしてではなく、ちゃんと失恋して過去のものにしてばあちゃんを安心させてほしい、というのは身勝手な意見だが。
しかし、どノンケ2人を惑わすなんて!魔性だわ!!!(店ねオネエさん目線)
物語がどこに到着するのか楽しみです。
やっとここから始まるのね。
読者をここまでたっぷりじれじれさせたのだから特大の甘々をください!