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shigoto owari no randebū
表紙の感じからしてPOPなライトラブコメかな?と思って読み始めました。
まぁ、重くはないんですが、葬儀屋さんと理学療法士のお話でした。
田舎の病院に転職してきた主人公吉見と葬儀屋の若き専務久慈。
病院の真隣が葬儀屋さんだなんて、準備良すぎやろ、いくらなんでも。
先に葬儀屋さんがあって後から病院が立ったらしいけど、なんか縁起悪く感じん?田舎の大らかさから許されることなのか。
お人好しでおせっかいな吉見は、好感が持ててすぐにみんなと仲良しになるのわかるよ。でも、久慈がいまいち掴みきれませんでした。憂のあるイケメンで魅力的ではありますが、何考えてるのかわかんない。思ってる事を口にしない。吉見が人懐っこく絡んでいくからどんどん懐いていって自分の話もするようになっていくんだけども、吉見の発言が霊感あるの?って事をいうのはなんなんだろう。
久慈家の仏壇でお爺ちゃんとの思い出を話してる時。あれは、久慈を思いやるために言った言葉なのか、本当に[感じる]のか。
私の読解力のなさよ。
24時間365日いつでも人は亡くなるから完全に気を抜けず日々を過ごしている久慈。そこまでストイックじゃなくても良くない?個人経営じゃなくて会社形式なんでしょ?背負い込み過ぎる理由がなんかあるの?と思ったけど特に描かれていなくて個人の性格だったんかな?
とにかく人に心をなかなか開かない猫ちゃんが優しいお兄さんに懐いたら離れられなくなっちゃった的なお話でした。
吉見が田舎に転勤してきた時の理由が意味深だったけど、私的にはしょーもない理由(すみません、人によっては深刻かもしれませんが)でした。
ちょっとドラマチックさが物足りなかったのかも。
あと、受け攻めが私の好みとは逆だったのもありました。吉見攻め久慈受けが良かったです。
あぁ、でも吉見性的には能動的ではなかったから難しいかもしれない。
シーモアで購入
物理的に見えないように描かれています。
木皿泉のドラマのような角田光代の小説のような、ゆっくりじっくり、恋とご飯と人生を味わえる作品。
食がテーマではないのにとにかくお腹が空くのはなぜだろうか。一つ一つが丁寧で贅沢な作品、読み終わるのが惜しかった。ずっとこの物語を感じていたい。
大好き草間先生!草間先生のレビューは大好き草間先生!で始めたくなる。今作も大好きでした。まず絵柄好きだからなぁ。
草間先生らしいものというと、年下攻め、兄弟、ちょっとしたミステリ要素でしょうか。今回珍しく「メガネ」がなかったな。あ、久慈くんが若造対策でかけてた。先生の作品の中では作り込んであるというよりは軽めで若い印象。著者近影でも暗くならなかったって書いてありましたね。
「生まれてからで一番恥ずかしい」に喜んで興奮する年下攻めっていいよね。
Twitterで後日談漫画など読めるので是非。
表紙と題名で夕食を一緒に色々食べるお話かと思ったら違いましたw
圭一君いい子過ぎ。これは好かれる。人に対して負の感情をほとんど持たない人って本当に魅力的だし憧れます。なろうと思ってなれませんし。イカついピアスがアンバランスで良。
久慈君は派手美人で良。最初お堅い奥手な子かと思ったら、対抗意識燃やして急に名前呼びしたりグイグイ攻めるw急な葬儀依頼の為かお風呂上がりもスーツ。仕事中心で自分にお金かけている暇もないから貯金貯まってそうですよね。だから貢ぐ貢ぐw
すぐに惚れちゃった感はありましたが、圭一の人たらしぶりに納得させられます。初めてのお泊まり途中で起きたのにまた久慈君の隣で寝るあたりホント魔性w
一緒に寝たり自分の方が仲がいいと思ってたのに、先に名前呼びされたり遊ぶ約束されたりしてたら焦りますよね。
鮫島さんも菊池もいいキャラで好き。
葬儀屋さんと理学療法士っていうカップリングがユニークなほのぼの系草間ワールドでした。攻めさん実家の情緒ある日本家屋がメインの舞台といってもいいくらいふたりで和室にいたな〜という印象。日本家屋なのに洋風の家具おいてるセンスとか、めちゃ好みでした。
攻め受けのキャラも面白かったです。人との距離感バグり気味の理学療法士、、天然なのかと一瞬思わせて、実は魔性の受けではないのかしらと思いました。無意識に人をたらしこむ罪な男。。。真面目美形のノンケ攻め(おじいちゃん子w)が翻弄されている様子が楽しいかわいい。仏壇に飾ってある少年の写真(攻めの幼少時代なんですが)を巡るふたりの会話がとても印象的でした。こういうものの見方ができる人って素敵ですよね。ちょっと泣きそうになりましたw
草間先生の作品って雨を効果的に使っているイメージがあるんですけど、本作でも最高に官能的なキスシーンがあって、BL叙情詩人と呼ばせてくださいっていう、先生の素晴らしい表現力を堪能させていただきました。
東京から地方に就職してきたっていう受けさんの事情が後半垣間見えるんですが(兄弟が…)、こっちの設定もめちゃくちゃ気になるな…っていう、、いろいろ余韻のおいしい作品でした。
好きになるのに特別な出来事とかなくて、初めて会ったときに外見に惹かれて、近付いたらなんかどんどん近くに行けちゃって、お互いに好きだなって確かめて恋人になったっていう、とても普通の恋愛の話
吉見も久慈も仕事に対してとても真面目で熱心
元からの人好きのする性格に職業柄の体に触れてしまうような距離の近さが加わって極端に交友範囲の広い吉見と真逆の久慈
吉見は久慈といたら落ち着くんじゃないかな
あんな誰も彼も友だちになっちゃって、疲れないんだろうかって思っちゃうけど、ああいう人は平気なんだけれど、でも久慈みたいなのといるのが落ち着くみたいな面があって欲しいなって、ある方が吉見を理解できるなって思っちゃう
弟も久慈も、誰にでも親切で優しい吉見に焦れていたのは同じだけれど兄弟だから関係を変える必要を感じなかった弟の負け
家族のリハビリに関わるのとか、難しいと思うけどな
見えない部分が多い方が上手くいくと思うし
草間さんの作品を読むのは2018年の「 幸せの条件」以来なんですが、「お互いゲイではなくノンケどうしと思われるのに(もしくは受けはゲイだけど攻めはノンケ)、そこらへん全くスルーで好意もって行為しちゃう」という点が、あぁ同じだなぁと思いました。
変な感想でごめんなさい。
突っ込むのは野暮か?と思うし、今更、男同士の葛藤云々はいいませんが、なんでこの二人が恋に落ちてる(そもそも恋なのか?)のかがよくわかりませんでした。
ゲイ同士ならとりあえずフィーリングで!という理由も成り立つけど、どっちもノンケでしょ??
でも萌えた点もある!
・P201の「うれしいです」ってところが、攻め、確かにかわいかった。ワンコ化、万歳。
・カバー下が萌えた。
受けは無自覚タラシで、きっと義弟も、それから学生時代にピアスをあけた先輩も受けラブだったに違いない。
カバー下漫画の先輩の頭髪の触り方とか距離感とか(受け頭の匂い嗅いでるのか?ってくらいの)、絶対にそう。
「圭一の身体に初めて跡を残したのは俺」とか先輩思ってただろうなぁとか妄想捗る。
なぜか…
おいしそうなお料理がずらりと並ぶ表紙を見て、
ごはんを食べるお話だと思い込んでいました。
ちがった!!!
物語は都会から転勤してきたばかりの理学療法士・圭一と
年下のイケメン葬儀屋の久慈の可愛く心癒される恋のお話でした。
顔が良すぎて病院職員たちからもレアキャラ扱いされている久慈。
けれど、理学療法士である圭一は彼のその華やかな容姿よりも
彼が左足を引きずるように歩いているのが気になってしまい…。
第一印象は気難しそうなクールイケメンな久慈でしたが、
二度目に会った彼は意外にも礼儀正しく、穏やかな人でした。
一方、彼とは正反対で人懐こく、急速に距離を詰めてくる圭一。
スキンシップが激しかったり、リハビリのために家までやってきたり、
その勢いにはじめこそ戸惑っていた久慈ですが、朗らかでお人好しな
圭一に次第に惹かれてゆきます。
そして、ある時点から二人の関係は逆転しだします。
それは二人で夕飯を共にした晩。
お酒に酔った圭一は久慈と一晩を共に過ごしてしまうのです。
いえ、アダルトな意味ではなく、本当に字面通り、
酔って寝落ちた圭一と釣られて寝こけた久慈が
一緒に熟睡して朝を迎えただけなんですが。
だけど、その一夜を機に久慈にとっての圭一は
“特別な人”になってゆきます。
ここから始まる久慈の怒涛のデレと執着!!!
心を開いたクールな年下攻めの破壊力、ヤバすぎました。。。
自分以外から呼び捨てされたり、遊ぶ約束をしていたり、
こと圭一のことに関しては些細なことまで気になってしまう
久慈のかわいい嫉妬にゆる笑みがこぼれました。
一度惚れたらまっしぐらで、変にこじらせたりすることもなく、
「(家に)来てくれて嬉しい」とか「好き」ってちゃんと言葉にできて、
思っていた以上にぐいぐい迫ってきて、隙あらばベタベタしてくれる
久慈の見かけによらぬ甘さがめちゃくちゃツボでした♡
圭一のオンラインゲーム中もひっついてちょっかいを出してきて、
終わった瞬間に押し倒してしまうシーンが特に好き!!!
普段の葬儀屋の専務としてキリっと仕事をこなす姿も素敵ですが、
圭一を相手にするときの駄々っ子のように独占欲剥き出しで
年相応のワンコみ滲む素顔の久慈がいとおしすぎて…
もうキュン不可避でした(,,> <,,)♡
些か流されている感が否めなかった圭一も久慈との交流や恋を通して
トラウマ?を乗り越え、最後は久慈との関係に能動的に向き合ってゆくのが
よかったです。
唯一気になったのは久慈の足を引きずる理由。
何か深い過去があるのかしら?と色々と妄想を繰り広げていただけに、
予想よりもあっさりとした過去が少しだけ物足りなかったかも。。。
前作「外村探偵社の招かれざる客」が大好きで、他にも数作拝読しています。こちら試し読みが面白かったので購入しました。先生の独特な絵柄や作風が好きです。
まずは表紙がかわいい!ハッピーな雰囲気でワクワクします♪
攻めは久慈くん。年下イケメン敬語攻めです。キャラデザがすごく好きです、綺麗でカッコいい!だけでなく、物語が進むにつれ、ワンコみが出てくるのです。カッコいい上にカワイイなんてズルい!w
受けは3歳年上の吉見くん。ふんわりした雰囲気で、ちょっと天然な年上受け。子どもみたいなニコーって笑顔がかわいい!
吉見くんがとっても人懐っこいフレンドリーな人で、誰にでも分け隔てなく接するいい子。人とすぐに仲良くなれる人。久慈くんが知らぬうちに、久慈くんの職場で色んな人と仲良くなってて(名前呼びされたり、遊ぶ約束したり)久慈くんが「!?」と焦ってる場面が面白かった。対抗して急に名前呼び始めるとかかわいすぎか!w
久慈くんはちょっと人付き合いが不器用な感じなんだけど、人懐っこいワンコな吉見くんに絆されて惹かれていきます。2人の距離が徐々に縮まっていく様子にキュンとしました。
ちょっと思ったのが、2人とも元々はノンケなんですよね。でも吉見くんはゲイって設定の方が、しっくりきた気がします、なんとなくですけど。
後半、吉見くんが久慈くんの部下とオンラインゲームで遊ぶ約束を聞いて、久慈くんがちょっと泣いちゃう(!)ほど嫉妬するシーンが面白いです、カワイイw
続くゲーム場面も短いですが面白かった。少々拗らせた吉見弟が声で登場w
最後はしっかり濡れ場あり。
吉見くんがテンパっちゃって、久慈くんがクールに責める感じが良きでした♡
とにかく物語が進むにつれ、久慈くんがワンコ化して可愛すぎて萌えます!終盤の吉見くんの「あー…久慈くんてほんとに すごくかわいいんだ」というセリフに100%同意でした!
本編の最終ページの2人は、大型犬と小型犬にしか見えませんでしたw
久慈くんは職業柄、スーツ姿か、ワイシャツとスラックス姿ばかりだったので、もっとラフな服装も見てみたかった。書き下ろしの私服が良きです。
カバー下漫画も面白いです!「おお〜」という情報があるので、読むのをお忘れなく。
本作もとっても面白かったです!そしてほっこりしました♪
年下溺愛ワンコ攻め好きの私には、たまらない作品でした♡
ああ〜、続編読みたい!番外編でもいい!弟がでてくるやつw
先生、担当様、どうぞご検討くださいm(_ _)m
紙本購入
濡れ場は修正不要な描き方
タイトルのままの、優しい物語でした。
掲載時が重めなタイトルだったとは驚きです。
登場人物の背景が作中でじわじわと明かされていくところは、草間先生の作品だなあと思います。
ただ今回の優しく甘めなお話では、それがもどかしくもありました。
イケメンキャラの攻めは、徐々に執着っぷりを見せてきたり。
ワンコ感もあるのですが、彼の人となりに対する情報が少ないので、若干怖く感じたりしました。
最後のほうは、受けにぴったりと寄り添っていて可愛くはあります。
受けに関しては、行動力とコミュ力が高いなと。
初対面で冷たくされた攻めに対して、ああもぐいぐいいけるのが凄い。
彼に関しては、弟に関する情報が出てくるので人物像が少しだけみえてきます。
読後は、彼らのことが知りたい!という気持ちでいっぱいになりました。
明かされていない情報が魅力的なんです。
これで終わりと言われても納得できる締め方ではあったのですが...
続きがあるのならば、ぜひ読みたいと思いました。
草間さん、表紙の色使いが今までのより鮮やかな感じがします。
味のある絵ですよね。
お話は、二人とも何か背負ってるの?だから久慈はこんなにクソ真面目で吉見はいつもニコニコ超絶コミュ強なの?と思ったら…?
どこが久慈の琴線に触れたの?わからない…(汗)吉見が距離感近いから?生活から怪我のことまで考えてくれるから?良い人だから?
というかそんな簡単に体や頬を触ったり抱きついたりするかな?寝ると抱きつくのBLあるあるなのかな?
ほっこりほのぼの良いお話なのですが、ん〜なんで?どうして?この二人が?と疑問で。
続編で久慈の生真面目の理由や、吉見がここまで追い詰められ逃げるほどの本当の理由や、ピアスの穴がけっこうすごい理由とかわかるのかな?
不粋なことばかりでごめんなさい。
草間先生のBL単行本は全作読んでいます。
今作は久々に明るい色調の表紙だなと。
そしたらそのまんまの作品で。
先生の「"喪服のクジャク"というタイトルでしたが全然暗くなりませんでした!」のお言葉通り。
初対面はあれだったけど、次からはもう好きモードに入ってますよね。
この2人はゲイなのかしらと思ったらそうでもなく。
吉見は距離が近いし、久慈はそれをかわいいうれしいと思っちゃったんですね。
早いわね〜と思いましたが、違和感はなく。
自然にそうなるのね〜と感じられるのが草間先生だわ〜と楽しく読みました。
冒頭から、建物の配置とか、キャラの背景とか、草間先生の世界観でうれしくなっちゃって。
鮫島さんがすごくいいし。
菊池もナイス。
吉見の方が距離近いのでイケイケかと思ったらそうではなく。
久慈の方が積極的で溺愛するところがめっちゃ萌えでした。
吉見のためにソファとか買っちゃったり。
ゲームする吉見を抱っこしたり。
菊池?!とすごい顔して嫉妬したり。
全部かわいい。
吉見も久慈の足を心配したり。
仕事の休みを提案したりいい奴。
弟との仲違いの解決の仕方もよかったです。
草間先生にしては久々にライトなBLでしたが、世界観、ストーリー、キャラがしっかりしているし魅力的なので、とてもおもしろかったです。
作家様買いです。
今回の攻めの久慈は大きな眼にふさふさまつ毛でめちゃくちゃ王子様感あります、白鳥の湖で踊っているような。
草間先生の描くイケメンはすごく好みなのだけど、この久慈さんより私は「カオス」や「フロウ」の白川先生が1番のオキニです。
久慈さん、ちょい濃すぎじゃないですか?
よくレビューなどで他のかたが
なんでこの人が彼を好きになったのかが分からない、とか
好きの過程がなくていきなりラブモードで混乱した
とか書かれてあっても私は、
ん?そーかな?一目惚れちゃうの とか
顔、外見に惹かれたら全部に恋するやん
とか思ってさほど疑問には思わないほうです。
しかーし!
今回葬儀屋久慈と理学療法士の吉見が何故お互い惹かれあって、(ゲイでもないのに??)わりに早々とシてしまっているのかがよく分からない。
このよくわからなさは日高ショーコ先生の「花は咲くか」での年の差CPに感じたよく似た疑問。
最初少なくともそれぞれ片方の男は初対面で思いっきり感じ悪い態度で接してて、なのに急に懐き出す。
「花は咲くか」もずっと違和感あったんですよ。
でもまあ名作だし私の読解力のなさのせいなんだろうと思ってましたがね、今作品でもいきなり久慈さんは吉見を圭一さんって下の名前で呼び出し、まあ吉見の距離感なさぶりも相まって急速に仲良くなります。
私ところどころページを抜かしたのかと思ったくらいの接近ぶりです。
そーか、久慈も「花は〜」の蓉一も年上がタイプで甘えたかったのかなぁ、、、
ムリヤリ自己解決しましたが?
第3話の扉絵は肩にデカい白?孔雀を載せて目を伏せて佇む久慈が描かれているのですが、あぁカラーで見たかったなぁぁ♡
続編ありそうな。
だって葬儀屋をお仕事にしたかいがないですよね、ここで終わったら!
草間先生なのでマストバイ。味のあるメンバーで草間先生っぽさ100%だったんですけど、なぜか萌の波長が合わなかったので、申し訳ありません、中立にしました。甘いのですよ、甘い。だから合う人はめちゃ萌えるのではと思うのですが。雑誌掲載分+記念小冊子に掲載したもの+カバー下コミック2編。カバー下が一番好きかも(笑)。
新しい勤務先で迷って裏口方面に出てしまった吉見。キラキラエフェクトが飛んでいるようなイケメンとすれ違います。どうやらそのイケメンは病院の裏にある葬儀社の専務らしく・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
洋子(調理担当、攻めの親族)、菊池(葬儀社勤務)、受けの弟ぐらい?
++攻め受けについて
攻めはなんであんなにコミュ障な感じなんだ?葬儀屋やってて、24時間365日連絡あるかもなんて構えているくそ真面目ちゃんだからか????超イケメンなんだけど、あまり余裕というものが内容な印象で、一旦受けに懐いたら、もう抱え込んじゃって絶対離さないって感じの方でした。キラキライケメンのはずなのに、なぜか残念な印象です。
受けは訳あって家族のもとを離れてきた方。こっちは割合余裕あって、他人との距離感詰めるのが上手い印象。色々あってもゆるやかに対応してくれそうで、いつもニコニコしていて、周りの方からも頼りにされそうだなあ。
これ続くのかな?これで終わりかな?一番最後に弟(実は義理の弟)が出てきて、楽しくなりそうだったんだけど。(カバー下がめちゃ楽しかった)うーん。草間先生のご本、続きが出た時にあとから「あああ!」ってこと、あるからなあ・・・・皆さん高評価なのに、波長合わせられなかったので何だか寂しいなあ。
ニコニコしながら読みました。気分がいい。
ちょっと絡まっていたそれぞれの糸が2人が出会うことでスルスルと解かれていくような感じ。草間さかえ先生のテンポに巻き込まれていくこの不思議な感じが最高。世界観が暖かい。
受けの吉見くんを見ていると抱きしめたくなる感じ、涙を見ると泣かないでって思う、久慈くんと気持ちが同化していく感じがしました。久慈くんはどんどんヘタレが出てくるのが可愛い、でもイケメンで、気持ちのいい人で、ちょっと不器用でなんかそばにいるとドキドキする吉見くんの気持ちもよくわかる。
久慈くんの葬儀屋のスタッフの洋子さんと菊池、吉見くんの同僚の理学療法士の面々との掛け合いもすごい気持ちよくてほんわかしました。
作家買い。
草間さん作品はドシリアスに見えないのにドシリアス、って結構ある設定なので、ちょっとドキドキしながら手に取りました。
だって、見てください、この表紙を!
めっちゃ可愛い。
めっちゃほのぼの。
これでドシリアスだったら、と思ってですね。
その、意表を突くストーリー展開は草間さんの十八番ですからね。
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公は作業療法士の吉見くん。
東京の病院で働いていたが地方の病院へと移動してきたばかりの28歳の青年だ。
初めて新しい職場に顔を出した彼は、一人の男性とすれ違う。その彼の落としていった白い手袋を、「彼」に返したいと思う吉見くんだったが…?
というお話。
序盤から、さすが草間さんだな、という始まり方です。
たったの数ページで、吉見くんが転職してきた理由に不穏な空気感を漂わせつつ、手袋を落としていった男性・久慈という男のミステリアスさをも読者に読ませる。
出会ったときのイメージが最悪、からの恋の始まりという王道の展開でありながら、彼らの内に秘めたものは一体何なのかを軸に、甘々なだけではなくじんわりとしたほの暗さも透けて読ませる。
が。
くるよ、くるよ。
シリアスな展開が、ほら、もうすぐ。
と見せかけて、ストーリーとしては非常にほのぼのな1冊でした。
草間さんの描かれる攻め、というと年下攻めをイメージしますが、そして今作品もそのイメージを覆すことのない年下攻めですが、彼=久慈さん、がめっちゃ可愛いの。イケメンで、常にスーツで(理由は彼の職業にあり)、ピシッとしている彼のうちに隠した素の内面が、まさにわんこの鑑です。
久慈さんの心の奥底に隠した彼の不器用さと悲しみを、吉見くんは土足で上がるようなことはせずに、でもそっとするりと入り込む。頑なに凝り固まった久慈さんのその「部分」を、吉見くんは意図せずに溶かしていく。
吉見くんも久慈さんも、ともに過去のトラウマというか出来事を介し心にそっと蓋をしていますが、そんなにシリアス過ぎないお話なので読後心がほっこりしました。
吉見くんは地方に居を移しますが、良い意味で、彼の周囲の人たちが田舎っぽい温かみがあって、それもいい。サブキャラがみんないい味出してます。個人的に洋子さんが大好き。
あと、後ろ姿しか登場しませんでしたが、吉見くんの弟くん。
彼のお話も読んでみたいな。
草間さん作品らしい、どろりとしたじんわりと漂うシリアスさはほぼない作品で、痛いお話でもないし、こういう言い方をすると誤解を招きそうではありますが、万人受けしそうなお話だなと思いました。しいて言うと、二人がくっついた過程がやや甘かった気はしましたが、それでも草間さんらしいイケメン・久慈さんのビジュアルに常にKOしっぱなし。
パーフェクト男子に見える久慈さんの可愛さと、吉見くんの温かな人柄に終始ほっこりする、そんなほっこりBLでした。