狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2

ookami he no yome iri ~ ishu konin tan ~

狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神190
  • 萌×250
  • 萌22
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
22
得点
1216
評価数
264
平均
4.6 / 5
神率
72%
著者
犬居葉菜 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
シリーズ
狼への嫁入り~異種婚姻譚~
発売日
価格
ISBN
9784396785673

あらすじ

兎族の楓は、狼族の名家・玄依家の長男・練に嫁いだ。
つっけんどんな練と、負けん気の強い楓。
婚約当初は絶望的に仲が悪かったものの、2人は互いを好き合う番となった。
練は楓という愛しい番を得て、長年苦しんだ“先祖返り”の呪縛から解放された。
長年の苦しみから解放され、練は「玄依硝子」の跡取りとして邁進し始めるが、彼と対等な番になりたい楓は───?

表題作狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2

狼族と猫族のミックス,「玄依硝子」の跡取り
兎族,練の番

その他の収録作品

  • 番外編
  • あとがき

レビュー投稿数22

一番大事なものを見失わないように

 1巻は練が新しい環境、新しい人間関係に馴染もうと頑張っている印象が強かったですが、2巻は同じ頑張るでも少し空回り気味というか、頑張る方向性を間違えたままがむしゃらに走っているような印象でした。練と同じ土俵で闘うのはさすがに無理があるよね。でも、日々大きな仕事をこなす伴侶の隣で、店の手伝いだけの毎日に焦りを感じる気持ちにはとても共感しました。結果的に自分なりの才能を見つけられたのは嬉しいです。職人たちの仕事や経験値へのリスペクトは持ちつつ、これからも何でもトライしてみてほしい。一方の練もまた、治療をやめて大きな壁にぶつかりましたが、楓の前でだけは気張らずにありのままの気持ちを吐露しても受け入れてもらえることに気付きましたね。楓の隣が彼の精神的居場所。不安定だった2人が安定感抜群のパートナーになるまで見届けたいです。

0

完成された世界観

続編では二人のイチャラブはそれほどないけど、
より関係性を深めていくエピソードがじっくり描かれていて読み応えがあり、読後の満足感はしっかりありました。

前作は主に楓に焦点をあてたお話しでしたが、今回は練ですね。

前作では楓が練の全てにおいて興味のない冷たく掴めない態度に振り回されていたけど、
2巻では練が楓に振り回されている様子が見れて大変よかった!

家出された翌日トボトボと道を歩く情けない姿
本当に街から出てってしまったと知った時の落ち込み具合
すんでのところで楓の危機を救った時の動揺と安堵

どれも1巻では見られなかった練の姿で、
どれだけ練が楓を想っているのかが窺い知ることができました。

また、だんだんと感情を取り戻してきた練の苦しみ、
そのシーンがとっても切なく、
どれだけつらいのかが絵柄でわかるような表現で、
けれども練の涙が美しく…
すごく大好きなシーンでした。

これからどんどん練の変化が見られるのかと思うと次作がとても待ち遠しいです。

そして相変わらず、獣人たちの世界の描写が素晴らしい。

しっかり考えて描かれているんだなというのが
背景の細部を見るとよくわかるし、
読んでいるとその世界にどっぷり浸れてほんと大好き。
一コマ一コマじっくり眺めて楽しんでいます。

2

No Title

かわ

1

❤️❤️

(>﹏<)❤️❤️❤️

1

流れるような線が美しい

今年の萌えは今年の内にということで、遅ればせながら…
犬居先生といえば、流れるような動きがある絵柄と、言葉よりもものを語る瞳の表現が非常に魅力的な作家さんですよね。
第1巻目となる前作では相性が悪かった2人が番になり、練が長年背負ってた呪縛から解放され、丸く収まったところまでが。
さて、続編では一体どうお話を進めていくのかなと期待をしながら手に取りました。
まず、あれだけ感情の起伏が大きくはなかった練が、楓とこんなにかわいらしいやり取りが出来るなんて…!と、彼が時折楓だけに見せる、さり気なくてほんのりと甘い仕草に萌えが広がります。
四つ脚状態の練に寄り添って眠る楓の図に幸せが詰まっていて感慨深いです。ああかわいい。

肝心のストーリーはというと、お話の進みとしてはゆっくりめかと思います。
その分丁寧に練と楓の心の動きや成長面がフォーカスされていて、めでたしめでたしのその後のお話としても、番となった2人のその後のお話としても素敵な続編でした。

合理主義者で、なおかつ人の感情の機微に疎い練。
そのため苦悩してしまいますが、それもこれも楓と出逢ってから世界の見え方が変化したからなんだと思うんですよね。
ぼやけていた世界のピントが合うようになったら、今まで気付かなかったことに気付けるようになった。
しかしながら、初めてのことばかりで何をどうしたら良いのかが分からないのです。そりゃあそうですよねえ…
一方の楓も、実は練のことを知っているようであまり知らないのでは…と、自分にも何か出来やしないかと歯痒く思う日々。
滑らかな線で描かれる画面から、焦りや不安が苦しいほどに伝わって来るのだから本当に上手いです。

今はまだ先がはっきりと見えないトンネルの中にいる2人。
ただ、こちらの2人がの良いところは、やはり互いに足りない・知らない物事を補い合い、支え合えそうなところではないでしょうか。
きっと次巻では明るい光の先に行けるのではないかななんて思いながら、どんな結びになるのかを楽しみに待ちたいです。

1

愛のはなし

夫婦、家族、そんな言葉が似合う作品。

お互いの良いところと悪いところが全然違っていて、足りないところを補い合って生きていく二人。表向きにはレンが支えているように見えるけど、カエデのほうが秀でているところもあり、知らぬ間に、彼の心の支えになっている。

人がどう思うなどどうだっていいと思っていたレンが、カエデと過ごすことで周りが気になるようになり、ただ上手い付き合い方がわからず失敗を繰り返し、こんなことなら獣の方がラクだったと・・・!それではダメなのだと、理性的にはわかっているのに、それでも口に出してしまうほど追い詰められているからが切ない。

乗り越えて、幸せになる3巻を待ちます。

0

キャラクターに深みの増す続編

1巻にて無事にくっついた2人。そして続編。
こうしてくっついた先のお話が読めるのはすごくありがたいです。

まず表紙がカワイイですよね。
作者様の画力がめちゃくちゃ高くて、キャラの動きや表情、背景まで1コマ1コマ見入ってしまいます。
ファンタジーのお話ですが、実際の時代背景に当てはめるなら文明開化の初期っぽくて、とても好みの世界観です。

そしてなんと言っても心理描写が本当に巧みです。普通に人間ドラマとして面白い。
仕事をする上で、練さんと並んで歩きたいのにどうやったって距離を縮められない楓くんの苦悩。
急に人間らしい感情をもつことになって、ずっと周囲との間にあった齟齬にようやく気付かされてしまう練さんの苦悩。
いやもう、どっちも苦しい。練さんが涙を流すシーンはつられて泣きそうになりました。

でもどれだけ悩んだって2人はお互いのことが大好きだし、きっと一緒に乗り越えていけるだろうという心強さもあります。
次巻でこの章が完結とのこと。
またじっくり2人の行く末を見守りたいです。

3

練さんの葛藤

練さんの獣化が落ち着いて薬も飲まなくて良くなり完治しましたが。

今まで他人とはあまり関わらず感情を殺して生きてきた練さんにはなかなか他人の気持ちが分からず仕事上色々と揉め事が増えてきます。
楓とも上手く行かなくなり楓が怒って里帰りをしてしまいます。帰省の途中に色々と事件がありますが練が追いかけて来て無事初めての兎族への里帰り。

兎族の人はみんな明るくて練も子供達から大人気。練は疲労ていますが多少の気分転換には良かったけど、最後に「ケモノの方がラクだった」と泣いて楓に行ったことは辛かったです。
次号で二人で乗り越えてくれることを期待してます。でも楓の明るい性格で大丈夫な気がする。

0

愛番家の練さんの孤独

先祖返り防止で、感情の起伏を抑えて育てられた練さん、
番を得て安定したと、医者から、先祖返りの治療卒業を診断される。

舶来の技士と組む新企画。
練さんはマットウな意見をズバリ述べて、人間関係をギクシャクさせる。

楓も、練さんの態度に怒って里に帰る。
楓を迎えに行く錬さん。

練さんの感じる孤独に、楓は気づけない。
楓は良い子だけど、巷を港と間違えたり、頭が悪い。


練さんは、ギフテッドタイプ。
「普通と違う天才」なのだと周囲が認識したら、
練さんの個性を活かせるのに、凄く気の毒だった。

可愛らしくて、丁寧。
心情の機微を描くのが上手い作家だと思う。
次巻に期待。

1

嫁強し

まさか続きが読めるなんて!!!
狼と兎の異種婚姻譚続編です♪

村を救うために、狼族の錬の元に嫁入りをした兎族の楓。
形ばかりの夫婦だった二人ですが紆余曲折を経て心が通じ合い…
というところからの続きです。

持病の“先祖返り”が完治したこともあり、
錬の感情表現がぐっと豊かになっていました。

とはいえ、相変わらず他人には無関心なことも多い中、
楓の存在だけは特別で結構溺愛攻めだったんだなぁと♡
完全に楓の尻に敷かれてしまっている錬にニヤニヤ。

感情を取り戻したことで、これまでの治療が原因で
他人に共感できない自分の欠点に気付いてしまう錬。

けれど、楓に相談することもできずに一人思い悩み、
獣であった時の方が楽、なんて考えてしまう錬が切ないです。

そんなストレスから言い合いになり、楓が家出してしまうのですが、
楓が出て行ったときの錬の落ち込みようが凄まじくて、
そのポンコツっぷりが無償にいとおしくなってしまいました。

そして、家出した楓のピンチに駆けつけ、
汗だくで楓を抱きしめるシーンは今までの錬とは違う必死さに
彼がどれだけ楓を大切にしているかが伝わってきました。

その後、図らずも楓の実家へ行くこととなり、
束の間の休暇を二人きりで過ごす中で己の不安と向き合い、
初めて弱音を吐き、涙を流す錬に胸を締め付けられてしまいました。

ちなみに自分は特装版を購入したので番外編が収録されていました。
こちらを読まずとも本編を読む上では不便はありませんが、
錬が楓の大切さを改めて認識するエピソードでもあるので、
ぜひこちらもオススメいたします♪
通常版を購入の場合も電子で番外編のみの単独購入もできます。

3

まるでその世界にいるような

現実世界とかけ離れている設定なのに狼族と兎族のことを次々と知れて近くに感じられました。

練が楓のどんなところを好きなのかも2巻でよ〜く分かりました。
そしてすっかり尻に敷かれていてなんだか可愛かったです。
クールな練が楓だけに見せる表情いいですね。

楓は練がどんな仕事をしているのかを知って追いつこうと色々と頑張る姿は勢いがあって発明家タイプ…!
足ぐせ悪くてドゴっとなるシーンは思わず笑顔になりました。
かと思えば最後の方で練が涙を流して楓が抱きしめるところ作画もすごくて訴えかけてくるものがあり圧巻です!

練は白か黒か…な性格だと思うのですが少し変化が出てきたなぁと思いました。

4

2巻です

こちらは2巻です。1巻から読んだ方が絶対に良い作品です。

1巻に続き絵柄と絵の表現が本当に綺麗でした!
惹き込まれてしまいます。
今回は、夫夫喧嘩をしてしまい実家に帰ろうとするところがあるのですが、楓くん素直すぎて危ないですね…助ける練がかっこよかったです。

帯にもある“ケモノのほうが楽だった…”のシーンは絵柄が良すぎて、文字も絵もグッときました…。
練が悩んでいます…切ないです。
2巻からの新章は3巻で完結とのことなので、今から続きが楽しみです。

今巻は、イチャイチャしてますがキスのみです。

3

楽しいことも苦しいことも2人で分かち合って

2巻が発売されたタイミングで1巻を読んでみたら面白かったので、2巻も続けて読んでみました。
ランキングも上位だし、評価もめっちゃ高い。
2巻の発売を知らなければ、この作品のことを知らずにいました。(でも作者さんのことは小説のイラストで知っていました)


1巻は出会いと婚姻、真の番となるまでが描かれていたのに対し、さてさて2巻はというと。なんと言っても、夫婦としての仲睦まじい2人をニンマリと眺めることが出来るに尽きます(*´︶`*)♡
自然な流れに身を任せるようにささやかで清らかなイチャつきは、控えめなのに目立つ。
表情がよく読めず何を考えてるのか分からなかった練が、楓を前にすると優しくて甘い夫に変身します。彼を纏う空気感が本当に穏やかになりましたよね。(でも楓にだけですけどね!)

2巻野読みどころは、練の心の葛藤です。
今まで気付かなかった周囲の変化に気付くようになってきた練の苦しみにスポットが当てられています。
練は仕事は恐ろしく出来るけど、部下への配慮や周囲に気遣うことができません。おそらく、イエスかノーで脳内が処理されているのでしょう。頑張りとか熱意とか、そういうものより合理的で正確性を重視する彼は、"人間らしい"
感情が欠如しているように見えてしまいます。

自分が正しいと思っていることが、周囲にとっては"正しくない"反応をされてしまうことに悩む練。狼の方が楽だったんじゃないかと考えるに至る彼の苦しみは胸が酷く痛みました。
狼のままでいたとしたら、楓との幸せな時間は無かったことになってしまうのに、それすらを超える苦しい胸の内なのかと…。

でも、練が人の反応を気にするようになったのも、楓と一緒にいて色んな感情を貰ったから気付けたことだと思うんです。そうじゃなかったらずっと分からずにいたことなので、練にとって今は苦しいかも知れないけど、このしんどいリハビリ期間を夫婦で共に乗り越えて欲しいなと願うばかりです。きっと楓ならどんな時でも練の側にいて支えてくれます^ ^

このストーリーが、どんな結末を迎えるのか楽しみです。


それにしても、この不思議で穏やかな世界観が変わらずに素敵でした。加えて絵がとてもいい。絵柄は基本的にかわいいのに、ところどころハッとさせられる繊細で美しい画力に釘付けになりました。
特に印象に残ったのは終盤の練が涙するシーン。
あの絵の威力は凄い…。何度も拡大して見ちゃいました。

ストーリーと絵。どちらも素晴らしいクオリティで読む人の心を惹きつけて止まない作品だと思います。

4

瞳の表情が素晴らしい!

電子でも読んだ大好きな番外編から始まっていました。「灯狼祭」のお話は練の切ない過去から楓を通して練の見ている景色が変わるさまがとても見事で、喧嘩しながらも仲の良い2人にホッコリしました。

そして2巻の本編はその「灯狼祭」によって楓が練の仕事に興味を持ち、彼の隣に並び立ちたいと奮闘する様子が描かれていて、それが前向きでとても可愛いのです。

更に楓のおかげで「先祖返り」を克服した練の新たな試練が描かれていました。

とは言っても決して重苦しくはなく、祭で売れ残りのひよこを押し付けられたエピやひよこの名付けの際の2人に爆笑させて貰いました。

今まで人一倍努力して来た練にとっては、人の感情の機微は今ひとつ理解出来なくて、何がいけないことなのかが分からないのが切なかったです。

練の苦しみを少しでも話してもらって分かち合いたい楓と練がぶつかり合ってしまいます。楓が練に全然負けてないところが凄く良いんですよ。

そして勢いに任せて楓が玄依家を家出して実家に帰ろうとするところから事件は起きてしまいます。楓の危機に練が駆け付けるシーンは緊迫感があり、そのまま楓の兎族村を訪ねるエピは練と兎族の子どもたちのやり取りでホッコリさせて貰いました。

特筆すべきは練と楓の瞳の表情ですね。アップになると彼等の心情を豊かに表現してるんです。
特に祭りの焼却窯の中でやっと楓の真意を知り、練は苦しみを打ち明けるシーンは見事でした。続巻がとても楽しみです。

特装版小冊子は気になってた前巻のあの花の「モモヨの行方」と、愛妻家ならぬ「愛番家」のお話でした。特に後者は2人の関係にクスッとさせて頂きました。

3

続きものでした

これからというところで終わってますね
とにかくイチャイチャが見たいだけだったのでまた待つのか〜と思いおまけはあまり頭に入ってきませんでした
1巻に引き続き絵が綺麗です

4

待望の2巻!

待望の続編です。
1巻で、先祖返りの体質の治療の為に感情が表に出にくいせいで周りの人とうまく交流できずにいた練は、楓とも最初は仲良くできずにました。でも楓のがんばりでふたりは愛し合うようになります。
今巻では、獣化もうまくコントロールできるようになり、跡取りとして奮闘します。言葉少なげの練ですが、楓を大事にしているのもよくわかるし、楓が練の気持ちを汲み取っているのもよくわかって、1巻とは違うラブラブのふたりが微笑ましいです。時々甘くなる練もかわいいです。

でも相変わらず周りの人とはうまくコミュニケーションが図れずにいます。跡取りとして能力は高くても、周りの人から認められなないことに悩みます。
そして、楓はただ養われるだけでなく自分も跡取りの嫁としてふさわしくなるために、練の力になりたいと自分にできることを模索します。
みんなで、一緒に、ということがまだわからない練は自分ひとりでもっとしっかりしようとします。そこでふたりの間でまた意思の疎通がうまくいかず、楓が帰ってしまいます。

練が追いかけて楓の危機を救い、ふたりで楓の実家に里帰りをすることになります。
仕事を離れた練が今まで誰にも見せたことがない感情と表情と想いを楓に見せます。とても素敵なシーンが続きます。言葉ではなくて素晴らしい画力と表現力で訴えてきて、魅せてくれます。
ぜひぜひ、読んでいただきたいです。

そして、3巻へと続きます。

6

素敵な作品

電子で購入したので

電子版は
・特装版小冊子付きの番外編収録あり
・特装版小冊子付きの番外編収録なし

と番外編ありと無しの2パターンがあるので注意!番外編はぜひ読んで欲しい…!もし無しの方を購入された方は個別に番外編は購入できるので読むことをおすすめします。(1の方ですね、練と楓の二人が表紙の方)

前巻で勝手に勘違いしてたんですけど嫁体化したからって男でも子どもを産めるわけでは無いのですね(笑)

練に焦点を当てた今回
練が何を考えてるのか、どう楓を愛しく思ってるのか。また投薬が終わったからってめでたしめでたしという訳では無くそこから新たな悩みに苦しむのか…丁寧に描かれていてとても読み応えがありました。個人的に1巻よりもさらに好き


次巻までお話がつながっているので続きが気になりますが楓と練なら二人で一緒に乗り越えていけるだろうなあという安心感があるのでじっくり待てる気がします




7

読後の満足感凄すぎて困る

読みたくて読みたくて、とりあえず諸々片付けて、時間をたっぷり取って読もうと楽しみにしてた2巻。

なんてこったー!
良過ぎる。良過ぎて、余韻と興奮で眠気が一向に現れない。眠る前に読んで後悔しています。

期待以上だったというか、自分の拙い想像力では一生到達できない境地にある世界が、犬居先生の丁寧で精緻、凄くしなやかな線で美しく描かれていました。もうそれだけでも眼福、満足なのに、一見穏やかに進んていく物語の要所要所にクスッと笑える描写やふと魅入ってしまう表情、構図に何度もドキッとさせられて、読後の脱力感とそれにまさる満足感が辛い。こんなに良い作品読めて幸せだけど、朝が来たらちゃんと仕事に集中できるように、私の頭正気に戻ってください。

きっと同じ思いをしていらっしゃる方が続出していると思い、レビュー致しました。
乱文ご容赦ください。

あぁ、でも本当に良かったぁ。3巻出るのいつかなぁ…

5

動きを感じる絵柄

ストーリーも良いですが、絵がとても魅力的です。
躍動感というか、流れるような動きを感じる絵を描かれる作家さんですよね。
今回もキャラクター達が動いているように感じる絵でとても面白かったです。特に楓の表情や動きが激しいですよね。犬居先生だからこそ、表現できるんだと思います。素晴らしい。

今回は連が人間らしい感情を持てるのか、というところでしょうか。
獣化は止まったけれど、感情はちゃんと追いつけるのかな。獣に戻りたいと思わないように、楓がちゃんと捕まえていて欲しい。
他人の気持ちを思いやるのは難しいですよ。
そこをどうやって2人で乗り越えるのか。とても楽しみです。

6

異種族婚姻ファンタジーの最高峰、第2巻

続編が連載中との事だったので、単行本に纏まるのをずっと待っていました。
犬居先生、描いて下さってありがとうございます…!

1巻での紆余曲折を経て、何とか無事に番となった練と楓。
練の先祖帰りもお医者様から「完治」と言われるくらいに落ち着きました。
そんな2人が夫婦としての生活を始めるが、楓には少し思うところがありーー。
というのが2巻の導入です。


最初にお伝えしておくのですが、今回エッチなシーンなどはありません!!
濡れ場が大好きな方達にとってはもしかしたら物足りないかも?とは思うのですが、狼への嫁入りは繊細なタッチの絵、ストーリー、キャラクターの細微な心情など、ファンタジーBLとしてのクオリティがとても高く、私自身は無くても気になりませんでした。
むしろ重厚なストーリーを全面に浴びる事が出来て良かったです。

今回、2人にとってまた大きな試練が訪れます。
家業の玄依硝子で重要なポジションを任される事になった練、そんな練と対等になりたい楓のすれ違い。
感情をなくし何も感じずに生きてきた練が、楓との出会いで感情を知り、それによって生まれる人間関係への大きな弊害。
2巻ではそれらが全てが解決されるわけではなく、3巻へと持ち越しとなりました。

ラストの練が涙を流すシーン、きっと涙とは程遠い人生を歩んできたからこそ、大量に流れる涙にこめかみがズキズキと痛み、楓すらも拒絶しようとする手に息を呑みました。
ここでお預けなんてあまりにも残酷です…ひたすらに3巻の発売が待ち遠しい…!

個人的には1巻のとある場面で、楓がブチギレて練に机を拭くように促すシーンが大好きなのですが、しっかりと2巻にもそれが受け継がれておりニヤニヤしました。
(あの出来事以降、練にとってルーティンになってるのが可愛いですね。)

今回も素晴らしい画力と圧巻のストーリー、そして2人の可愛いやり取りを目一杯浴び、とても幸せな時間でした。
特典も盛りだくさんで、内容はここでは伏せますが小冊子、リーフレット、ペーパー全て最高だったので、是非読んでみてください…!

5

続きます!

1巻で無事に練の鎖が解かれてよかったね、これから心を取り戻して二人で幸せに暮らしていくんだなー‥の
2巻です。

そう簡単に感情は戻らないし、そもそも薬で抑制されてたから知らないといったほうが正解の練と、とにかく素直で感情的でうるさくてかわいい楓のCPです。

人の上に立つということの人心掌握に苦しむ練、そんな練を支えたいけど空回りな楓の夫婦喧嘩勃発です。
そのちょっと前に甘いシーンもあったのに、急です。
楓のそういう直情的な行動はホントに面白いです。

絵柄とマッチしてて時代的にも明治初期っぽい感じがいいです。

実家への道中、牛族の村でカモられる楓、モー太郎(勝手に呼んでます)たちのゲスな感じからの!スパダリの練登場で、ワー!ってなりました(笑)
狼の姿で必死に楓を助けにきて、互いに無事でよかったと抱き合うシーンは必見です。

兎族村で楓に弱いところを見せることができた練の成長、よかったーー!ってなりました。
兎族村のお祭りをきっかけに二人はともに歩む方法を導きだすのでしょうか。とても楽しみです。

エチシーンはないですが、イチャイチャもあるし、もふもふもあるので大満足です。

5

成長した異種婚姻譚

練×楓


兎族の楓と、
狼族の練の
結婚生活は、最初は超ギスギスしていたけど、
だんだんと家族みたいな絆が芽生えてきて、
心がぽかぽかと温かく包まれる感じがする2巻。


楓が、
練と対等な存在になりたくて、
ますます練のことを知りたくてウズウズ気持ち、
練に惹かれていく心情がリアルに伝えってきて、
絶対に全力で応援したいです!
「練さんのこと 好きだからさ!」
もう最高最高愛しく可愛い!

練が、
楓との番関係でだんだん心を癒されていく。
彼は人間の真似じゃなくて、
真の人間の感情を持てるようになってきている。
人間になれきるかの葛藤や苦悩、
子供時代からの孤独との闘いがあるけど、
彼の涙にはグッとくるものがある。
楓がいてくれるから乗り越えられるのだ!胸を熱くさせる・・・。

練のケモノ化(先祖返す)の治療が安定して通院や投薬も終わって、
楓も超喜んでるし、
2人は心が一つになって、
もはや家族以上の愛が溢れているようです!

練が「玄依硝子」の跡取りとして頑張り始める。
お互いを信頼し合っているからこそ、
2人も仕事に一生懸命取り組む姿が素晴らしい!
練の玄依家の責任と楓の成長が交差して、
2人がずっと一緒にいるっていう気持ちがドデカいし、うっとり!

練が仕事に行く前に楓のおでこにチューは、
楓も読者も心がドキドキでぴょんぴょん跳ねちゃうのです!

牛族の前で楓を守る姿、
その狼の迫力ある姿勢がたまらなくカッコいい!

練が楓と兎族村に行く展開もワクワク。
楓が自分のルーツを練に見せて、
練が楓をもっと理解し、彼の一部になっていけるように
2人の絆が兎族村でも光り輝くんじゃないかな。
もっとラブラブになる予感がします!

楓が狼の姿の練の上で一緒に昼寝している光景は、 
最高の枕に頭を乗せているかのようで
2人の心が絡み合っているかのようで、キュンキュン必至!

狼族が狼の姿に変身できるみたいに、
兎族も兎の姿になれるでしょうね?
ふわふわの耳とキラキラした目、そしてふわふわの尻尾の
楓の兎姿を想像するだけで抱きしめたくなる!
見られることを心待ちにしています。

面識もない異族の2人が、無理やり結婚させられ
宿命の絆によって結ばれた運命の出会いのだろう。
楓が知らない土地や新しい家に行くのは、
絶対に大変な苦労がある。
でも、彼は練のために頑張って馴染んでいけるから、
彼の愛のパワーがじんわり感じられる。
練も薬のせいで感情を失っていたけど、
愛を知ることで変わっていく。
結婚によって2人が成長し、
未熟さを乗り越えていく様子は、
本当に感動し、愛ってすごいパワフルですね。

ひよこのライトとデンコーが
2人の恋の守護霊みたいで超キュート!

もう、次巻が待ち遠しすぎてどうしよう!
2人の未来を心から応援しています!

2人の未熟な恋心がゆっくりと鼓動し、
楓の可愛らしい明るさと純粋な強気さが、
練の内に秘めた弱さや痛みをほっこりと包み込んでいく。
練のカッコいい颯爽とした狼姿が
楓の幼さをカバーしてくれる。
異種族が絶妙な相性で、
最強の番への成長がじんわりと胸キュンさせる2巻でした!

4

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