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「金田が欲しいんだよ…俺は」 「柳瀬さんはずるい人じゃ…!!」
senpai, danjite koi deha ! Brush up 2
今回は有給消化により、実家へ帰宅した金田のもとへまさかの柳瀬がやってくる冒頭。
食べ物が美味しい地域とのことで、たっぷり堪能したのち、まさかの金田母へご挨拶ミッションを!
びっくりした金田。
それから東京へ戻り、またあくせくとした日々が始まったところで新入社員がやって来ます。
水嶋という彼は、コンテストにも入賞しているなど実力申し分ない人物でした。
で、その彼の指導係をなんと柳瀬が引き受けることとなり、あっという間に柳瀬の相方が金田から水嶋となってしまい、モヤモヤしてしまい、、、
金田、初めての嫉妬がかわいかったです。
そして、水嶋の当たりの強い発言から、自分に今できることを考え、奮闘する金田の真っ直ぐさは見習わねば!と思わされるほどでした。
と、同時に柳瀬の独立話に誘われたこともあったので、より頑張っていたのもあったのでしょう。
邪険に扱われていた水嶋ともこの真っ直ぐさのおかげで、むしろめちゃくちゃ仲良くなってましたし、その素直さや真っ直ぐさも一種の金田の才能だよねえと思いました。
見習いたい!!
ということで、最後は独立したあとの2人の会社でのエピソードも入っており、柳瀬からこれから先もずっと金田が相棒だ! 的発言に、お仕事BLの萌えと真髄を再確認した1冊でした!
金田が実家に帰ったり、柳瀬が中途採用の水嶋の教育係になったりする2巻でした。
どれだけ一緒にいても柳瀬の隣にいるだけでドキドキしてしまう金田がいじらしくて可愛いかったです。
金田の柳瀬に対する気持ちは恋以上だから『断じて恋では』ないんだなとようやくタイトルが腑に落ちました。
しかし、柳瀬が金田の実家から届いた野菜の伝票を見て金田の実家に押しかけ、金田の了承を得ないまま付き合っていると打ち明けた時は柳瀬の身勝手さに少々引いてしまいました。
金田が嫌がってなかったので結果オーライではありますが、大事なことなので二人で話し合ってほしかったです。
シーモアは白抜き修正でした。
金田くんがめちゃくちゃ頑張っています。
柳瀬さんに出会えて幸せ、追いかけるだけで幸せ、と思っていましたが、金田くんの気持ちに少し変化が出てきます。
いつまでも 柳瀬さんと共にいられるように
成長できるように
少しでも近づけるように
↑これを柳瀬さんへは言わずに 脇目もふらず集中して頑張っているので、柳瀬さんが距離を置かれていると勘違いしてしまいます。
頑張った成果を見せ、自分の気持ちを改めて伝える金田くんの実直さ、誠実さが素敵だなと思いました。
金田くんは、初めの頃から変わらず 素直で一生懸命です。(でも言葉足らず)
「ずっとそのままの金田でいてよ」と言う柳瀬さんの言葉、私も同じ気持ちでした。
柳瀬と金田のストーリーは、この巻をもってフィナーレ?ですかね。
全てが2人にいい感じに進んでいて、明るい未来をたくさん感じることができました。
金田は柳瀬とお付き合いをしているのに、未だ恋してる中高生みたいな反応のままで、柳瀬は柳瀬で金田へのデレが止まらなくて、この2人のこうした構図はきっと何年お付き合いしても、いや…一生側にいるパートナーになったとしても続いていくんだろうなと思います。
「先輩、断じて恋では!」のタイトル。
最初から、このタイトルにある金田のセリフってどんな意味だろうと思ってましたが、その答えが分かりました。なるほど…金田らしい。
彼の柳瀬への熱い想いがセリフにのった言葉だったんですね。金田が真っ直ぐでピュアな性格だから柳瀬は好きになったと思うし、これからもどんどん好きになっていくんだろうなと思います。ラブラブでなにより!
今巻は各所で見どころがありました。
金田が実家に帰省すると柳瀬がサプライズで金田実家に遊びに来たり、有能な同僚と働くことで初めてのヤキモチを経験したりと、金田が日々柳瀬への好きをアップデートしていくのが十分に伝わるラインナップばかり。
それと、柳瀬の独立話が持ち上がる話もありました。
どのお話も柳瀬と金田の未来に関わるストーリーで、決意や覚悟といった大事なシーンが絡んできます。恋愛の話でありながら、人として、また職業人としての成長と前進の側面があるので目が離せません。
柳瀬と金田、それぞれの気持ちや決断が相手のそれにも影響を受けるので難しい局面もあります。うまく事が進まない焦ったさもありますが、温かく見守るに徹しました。
金田は出会った当初から相変わらずだなぁ…といったところ。憧れにしても愛情にしても柳瀬愛が強いですね!
好きな人がずっと目標で憧れって素敵だなぁと思うから、金田はずっとそのままでいて欲しいなと思います。
幸せに包まれたハッピーエンドに満足です^ ^