狐艶伝 1

fu yan zuan

狐艶伝 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×213
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
5
得点
163
評価数
42
平均
4 / 5
神率
42.9%
著者
ホン・トク 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
KiR comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784815530563

あらすじ

【大反響短編『狐琉皇』の流れを汲んだ、エロ×ドラマ中華風ファンタジー】

この世には、地上で暮らす人間・欲深い妖魔・人々を悪から守る仙人がいる。
妖魔と人間の混血である斐進(イシン)は、幼いころ仙人の高春(コウシュン)に拾われて以来、高春に夢中だった。
立派な青年に成長した今、全く相手にしてくれない高春に術を使い強引に身体を重ねた斐進。
しかし高春には過去に禁忌を犯してまで添い遂げようとした男がいると知り…。
憧憬・妄執・禁じられた恋――愛と欲望が渦巻く同時多発トライアングルBL!

表題作狐艶伝 1

仙人になるために修行中の青年
斐進の師匠で仙人

同時収録作品狐艶伝 (1)

天雷の息子(※挿入はなし)
元皇帝(※挿入はなし)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • 人物相関図

レビュー投稿数5

目の保養すぎる...※微ネタバレあり

最近BL界隈を席巻している中華BL。
こちらのホントク先生の作品もそのひとつです。

しかーし、この狐艶伝は、なにがスゴイかと言いますと.....
毎ページ毎ページ、絵画のような画なんです......!!!素晴らしい、ルーヴル美術館に飾りたいです。ハイ。

個人談なのですが、私は商業本を表紙買いしてしまうことが多くて、実際読んでみると「アレ?なんか思ってたんとちゃうな....」ってなることがあるんです。ですがこの作品は、美しい表紙の期待を裏切らない、むしろそれを超えてくるレベルの画なんです...全ページ。
これぞ中華BLの醍醐味、先生の繊細なタッチが生み出す美しすぎるキャラクターたち。もう目の保養でしかありません。買った日に3回読み直すほどです(笑)

もちろん、ストーリーも中華BLらしい壮大なスケールで読んでて飽きないです。ファンタジーもの好きとしてはとっても惹きつけられます。
先生曰く「ラブコメ」(※作者紹介参照)なのですが、何かと不憫なユン老師とか、詳しくは言いませんが、雷帝のチラつきすぎる雄っぱいとか、笑えるところもたくさんあります。雄っぱい好きには刺さりまくると思います。雷帝の雄っぱい。凛々しいムキムキ雄っぱいです。いいよね、雄っぱい。
個人的にはいつかユン老師にも幸せが訪れて欲しいな〜と思っています。

これからの物語の展開にもワクワクしますし、まだ1巻しか出ていませんが、今から2巻が待ち遠しい作品です。
中華ファンタジーBL好きな方、ふつくしい画に浸りたい方、おすすめです!!

3

中華風ラブコメBL

 カバーの内側? 見開き部分? の作者コメントにある通り、ラブコメです!
 本場の中華BLとは違い、小難しいことを考えたりせず気軽に読めます。

 カップリングがいっぱいあって、全カプ気になる……!
 メインカプの斐進も好きなんだけど、シュイ×高春もっと見たいな……。斐進×高春はおねショタみのあるカプだけど、シュイと高春はド雄×おねえさん♂って感じがして好き。
 ショタ斐進が必死にプロポーズする姿も可愛いし、華麗に躱す高春も強可愛い。
 息子(シンシャオ)×パパ(天雷)のカプが可愛い。
 天雷の雄っぱいの存在感とアピールが凄くて、雄っぱいがコマの片隅に見えるだけで面白い。
 麒麟のスオミン×シンシャオの双子ジーシャオの神ビジュ主従カプも推せます。

1

エロ度は控えめ、でも萌えはたっぷり詰まってる

見てください。
この麗しい表紙を。
この表紙の美しさに思わず手が伸びること請け合いの美麗イラストです。

ホン・トク先生の新刊はファンタジーもの。しかも中華風ファンタジー。長髪、衣類、武器。もう何から何まで美しいです。ホン・トク作品の「狐琉皇」の流れを汲んだ、とあらすじにも書かれていますが、世界観は「狐琉皇」とよく似た感じ。攻めさんも「狐琉皇」に登場している攻めさんと同じ名前ですし、眼帯をしているといったビジュアルもよく似てはいますが、全く別の作品です。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




人間、人間を惑わし争いごとを持ち込む妖魔、妖魔から人を守る仙人。
彼らが住まう、3つの世界がある。

という世界観のお話。

狐の妖と人の混血である斐進は、幼いころに仙人である高春に救われ、引き取られ、育てられてきた青年。高春に尊敬の念と同時に、性欲を孕んだ恋慕の想いも抱いている。子どものころからその想いは変わらず、けれど高春にはことごとくかわわされ続けてきた。

が、高春への想いが募りすぎた斐進は、ある晩、高春に術をかけ半ば無理やりに高春を抱いてしまう。が、そのことをきっかけに高春の過去の罪を斐進は知ってしまう。そして、高春もまた、仙人という立場を追われてしまい―。

というお話。

さすがホン・トク先生です。
いちいち、そのすべてが美しい。ご尊顔をはじめ、むっちむちの雄っぱいにお尻。中華風をベースにした衣装や髪形もめっちゃ萌える。この絵柄だけでおかわり3回はイケます。

ホン・トク先生作品はですね、全くもって個人的な感想ではありますが、絵柄に一番萌えるというか。激しい濡れ場に美しい肢体、そしてお顔。どれも素晴らしいですが、バッサリ言ってしまうと「それだけ」というか…。エロに特化した感がありまして。いや、それが悪いというわけでは決してありませんが、個人的にはもう一声ほしい感がありました。

が、ですよ。
今作品は素晴らしい。

斐進の、一途に高春を想い続ける年下ワンコっぷりも。
高春が「誰か」に向ける胸に押し込んだままの深い愛情も。
そして、1巻の途中から見えてくる不穏な空気も。

めっちゃ良い…!

今作品はドシリアスに描こうと思えばドシリアスに振り切れる内容です。が、そこにホン・トク先生らしいコミカルさが加わることでシリアスさと甘さ、ほのぼのさ、そしてエロさのバランスが秀逸でした。しいて言うと、現在と過去が交差して描かれていますが、それが若干分かりづらかった気がしました。他にも時系列が切り替わったりする部分がありますが、ンン?これって誰だっけ?となったりする部分がありました。何度か読み返せば理解できますし、これは私の理解力が低いだけかもしれませんが。

あと、個人的な萌えツボはサブキャラの皆さん。
今作品の主人公は斐進×高春の二人ですが、他にも2組のCPが登場しています。CP、と書いてしまうとちょっと違うかな?でも、おいおいくっつくんじゃなかろうかという組み合わせで、また彼らが良い。

前帝というイケオジの雄っぱいが、意味なく、でもこれでもかと描かれているのが個人的にドツボでした。あの雄っぱいは揉みたくなる。むちむちで艶々で弾力がありそうなのが手に取るように分かります。

ホン・トク先生って短編を描かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品は1冊丸ごと同じお話。しかもタイトルに「1」とついてます。

はい、今巻では完結しません。
続きものです。
完結してから読む派の腐姐さま方、今しばらくお待ちください。

ホン・トク先生作品にしてはややエロ度は控えめ。
いつものホン・トク先生らしいエロを求めて手に取ると若干肩透かしをくらうかもしれません。が、エロな控えめでも萌えとストーリーの面白さはたっぷり詰まっています。

早く2巻が読みたいです。

8

妖艶な中華風ファンタジー…そして、雄っぱい

ホン・トク先生、初読みです。長髪カプの表紙が眩しい!美しすぎる…!

ちょっと途中、キャラが増えて関係性が複雑になり混乱しかけたのですが、巻末に相関図が入っていて救われました。

天界・人間界・魔界の三つ巴が危うい均衡を保っている世界。
人間に追われ身寄りのなくなってしまった半妖・斐進(イシン・攻)が、自分を拾い育ててくれた仙人の師匠・高春(コウシュン・受)に師弟関係を超える恋情を持ち、ある夜、術を用いて師匠を抱いてしまいー

というところから始まる中華風ファンタジーです。

で、気になるのが上記のカプのお話が斐進の”回想”として語られているところ。(しかも数百年前の!)
1ページ目でベッドに横たわり、斐進と話している人物が「兄上と何かあったのか?」と尋ねていることから、現在(?)の斐進が話しているのは高春の弟かと。

高春の体を手に入れた斐進ですが、抱いた時の感覚から高春が「初めて」ではないと感じ、嫉妬します。
実は高春にはかつて禁忌を犯して恋をした妖魔のシュイという相手がおり、罰として高春には背中に消えない傷ができ、二人は引き離されシュイは封印されているー

といった事実が描かれます。

斐進と交わったため高春は魂となり姿を消されてしまうのですが、懸命に高春を追いかけ、何百年かかったとしても見つけ出そうとする斐進の姿が切ない( ; ; )

長髪の美しい二人のキスもまさに”美麗”という感じで、目を奪われます。

直接的なえち描写は割と少なめなんですが、エロスを感じる場面はいっぱい。
特に脇キャラの父親・天雷(てんらい)と息子のシンシャオ(漢字が出てこないので、カタカナで;)の危うい関係と天雷の雄っぱいにびっくりでした。インパクト大!この二人、気になりすぎる…!

愛しい師匠・高春にやっと巡り会えたかと思いきや、シュイの封印が解けて高春はシュイの元へ行ってしまい…斐進の切ない叫びで終わる1巻。続きが気になりすぎます。

そして描き下ろしの、ちび斐進の可愛いこと。モフモフ好き、小動物系の可愛さに目がない自分はもう、きゅーんとしてしまいました❤︎

0

様々な恋愛、まだまだ発展途上

ホン・トク先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ファンタジー 4
肉感 3
恋愛 2
エロ 1
な感じだと思います。

斐進さん×高春さんのカプです。

幼少期、家族を失った半妖の斐進さんを拾ってくれたのは、仙人の高春さんだった。師匠と弟子の色恋はタブーとされているが、高春さんへの想いを抑えることが出来ない斐進さんは想いを伝えるが、何度もはぐらかされてしまう。しかし、諦め切れない斐進さんは、閨で高春さんに術をかけてしまい…。

今作は天界、人間界、魔界の三つの領域に分かれた世界観となっており、攻めの斐進さんは狐の半妖で、受けの高春さんは仙人です。

師匠である高春さんに好意を抱いている斐進さん。だけど、師匠と弟子の恋愛は御法度だと、高春さんは斐進さんの想いには応えません。しかし斐進さんは、高春さんも同じ気持ちだと、きっかけさえあればと閨で術をかけて身体を重ねます。そして、高春さんの身体の傷や絡みでの反応から、昔高春さんが妖魔の男と恋仲だったことを知ります。

しかも、高春さんは封印された妖魔の男、シュイさんを復活させようとしているみたいで…。斐進さんのことも少なからず大切には想っているようだけど、シュイさんと比べたら、恋愛感情はまだまだ少なめな感じだと思います。

その恋愛描写としては、メインカプは斐進さんと高春さんだと思うのですが、他の脇役キャラ達もそれぞれ恋愛っぽい?描写が少しずつ描かれています。
信霄さんと父親の天雷さんの場合は、信霄さんがキスや天雷さんの爆乳を弄ったりしているので、ほんとに甘えているだけで済んでいるのかな?とその先が気になってしまいました。

人間界での斐進さんと高春さんは良い雰囲気だったのに、シュイさんが復活してしまって、斐進さんと高春さんはどうなってしまうのか、物語り冒頭のやり取りは何なのか、など色々と気になることがまだたくさんあるので、次巻も買わせて頂きます。

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