ミッドナイトムーン

midnight moon

ミッドナイトムーン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×213
  • 萌10
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
8
得点
179
評価数
45
平均
4 / 5
神率
42.2%
著者
池泉 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799755983

あらすじ

「出会った時からずっと 千秋に夢中だ」
大学生のハルは、小学生時代に出会った6歳年上の千秋に片思い中。
かっこよくて優しい初恋の相手…愛情も感じるし、体の関係だって持つようになったのに、
千秋は自分の過去を隠し続け、キスも告白もさせてくれない。
一線を引かれていることに疑問と不安を抱きつつも、千秋への恋心は増すばかり。
そんなある日、ハルは道端でヤクザらしき男たちに肩を抱かれる千秋を目撃し――!?
年下執着わんこ×ワケあり美青年
苦くて甘い、13年目の両片思い。

表題作ミッドナイトムーン

ハル,大学生
千秋,ハルの初恋相手

その他の収録作品

  • 1分で分かる‼︎光源次物語
  • 2話ラスト海フラグ回収超後日談編

レビュー投稿数8

大型ワンコ攻めの一途さとグイグイ感が好き

切ない両片想いもの…年下一途わんこ × ワケあり美青年カプのお話です。
なにげに、脇キャラの双子・光源次の二人も好き( ̄∀ ̄)

じっくり再読したら、やっぱり良かった。。

身分差、育った環境の違いを、攻めの大きな愛がドッカーンと壊してくれるのがたまらない。

千秋の最後の「月が綺麗だね」のセリフ、めちゃめちゃロマンチックで素敵でした。
自分で言ったのに、言った後照れてるのも可愛い(∗˃̶ ᵕ ˂̶∗)

欲を言えば、千秋がこれからどんな生活をするのかとか、ハルの家族や幼馴染の女の子の受け止め方はどうなるのか!?とか、そんなリアルな部分ももう少し掘り下げて見たかったかな。綺麗な部分だけじゃなく…

でも、二人が互いを想い合う気持ちの伝わってくる、静かにグッと胸にくるお話でした。

0

ギリギリ一歩手前の関係が良い…!

(評価は神寄りです)
うわ~~~~(∩´///`∩)良き!!!

13年目の両片思いと書いてあるんですが、
お互い【特別】なのはわかっているんですよ。
セフレだけど恋人にはなれないけど【特別】。

しかし越えられない一線の前で臆病になっててね。
育った環境の違いが大きくて、壁になっちゃって。
そんな風に13年間降り積もった両片思いがグッときました(;///;)
("あっち側"と"こっち側"って区別がまた痛々しくてシンドイ…(泣))

あと個人的な萌えで攻めの成長過程がツボでした。
・出会った時のキラキラ小学生時代。
・失恋で切なキュンMAX高校生時代。
・今の関係に限界を感じる大学生時代。
こういう成長過程大好きだ…良き…(∩´///`∩)

あと受けが6歳年上なんですが、
攻めが可愛くて仕方ない!って気持ちが見え隠れするの萌える…良き…(∩´///`∩)

恋人になりたくてもなれない、
ギリギリ一歩手前の関係がすっごく良かったです!!!
当て馬(?)もインパクト濃いめで印象強く惹かれました。


攻め:ハル
幼い頃に出会った千秋に一目惚れし、
大学生になった今も変わらず一途に想ってます。

高校の卒業式に告白したけれど失恋済み。
失恋したけれどセックスは許されてセフレに…。
「キスをする」と「好きと言う」のは厳禁です。

前に進みたくても強く踏み込めずにいます。

受け:千秋
ハルを可愛く想っているのはダダ漏れ。
(好物作ってあげたり、ハルが来る日にカレンダーに○つけてたり…!)

けれど一定の線からはハルをいれないようにしてます。

千秋は家庭環境が悪く、
学校を辞めてからは人に言えない仕事でお金を稼いでて。
裕福で愛情たっぷりに育ったハルは眩しくて憧れでもあるんですね。

だから"こっち側"には来させたくない。
でも手放す勇気もなくて離れることが出来ません。

そんなある日、
とうとうハルが千秋の過去を知ることなってーーーと展開します。


切なキュンキュンがいっぱい詰まってました。

まずは初告白&初失恋&初エッチの下りですよ。
まだまだウブなハルの遠回しな告白がいじらしくてッ!
エッチOKもらえて両想いになれたと喜んだのも束の間、
暗転の失恋が切なくて萌えた…(;///;)

んでキスNGもね~~~!
表向きは今後のハルのために…だけど、
一線を越えない為の自戒かな?と推測出来るんですね。
千秋はどれだけ必死で気持ちを抑えてたんだろうか…。
千秋のいじらしさにキュンキュンしてしまう(;///;)

ハルの遠回しな告白のセリフも、
千秋が命じたキスNGルールも、
ラストでフラグ回収されグッときるんですよー!
千秋が笑ってるだけで胸がいっぱいになる…(;///;)

で、千秋に仕事を与えていた当て馬。
裏社会に生きる双子が一癖も二癖もあってですね。
長髪の黒髪で、片方は穴だらけ。舌は2つに分れてて。
愛情表現とか性癖が歪な人達なんだけど憎めない感じ?

作中で千秋も言ってたけれど、
一番困ってるときに手を貸してくれたのは事実で。
表現は難ありでも千秋を可愛く思ってたのは伝わりました。

セフレの関係に限界を感じてたのはハルだけじゃなかったんだろうな…。
楽しそうに笑い合う中で時々フッと声が途切れる瞬間の「間」が良かった。

恋人未満の微妙で繊細な関係が刺さるお話でした(;///;)

7

一途な想いが最高

一冊丸々表題です。
絵柄は癖が有り好みが分かれると思います。
個人的には読んでいく内に慣れてくるといった感じでした。


幼少期に受に出逢いその時から一途に想い続けている大型犬系年下攻×過去に訳有の甘やかし上手な年上受というカプです。


お話は子供の頃に偶然ハル(攻)は千秋(受)に出会う。
一目で恋に落ちその時から大学生になった今でも片想い中。
優しくいつでも自分に甘い千秋にハルは"大切なお友達"以上の関係に進みたいのに体の関係はあっても千秋は告白もキスも許してはくれない。
過去をひた隠しにし一線を引く千秋に疑問と不安を抱きつつも千秋から離れることも離すこともしたくないハル。
そんなある日、ハルは道端でヤクザらしき男達に肩を抱かれる千秋を目撃し……という感じで始まります。




【感想】

最初、結構シリアスな展開でしんどいのが続くのかなと不安に思っていましたがそこまで激ヤバ展開の連続でも激重シーンの連続でも無い事に最後まで安心して読むことが出来ました。
ただハピエンであるしそこまでしんどい描写は無いですが千秋の親がクズでDV&ウ’リをさせていたということが軽く台詞や過去回想でさらりと触れられるのでそういう話が苦手な人は注意が必要だと思います。
兎に角、このお話はハルが最初から最後までずっと千秋を想い続けているのが良い!!
しかもタイトルとリンクしているとある台詞も個人的には綺麗にお話を纏められていて良き!!となりました。
色んな事を諦念してきた千秋が今後ハルに目一杯愛されて蕩かされて幸せになって欲しい!!
欲を言えば想いが通じあったハルと千秋のラブラブな話がもう少し読みたかったなと思いました。

一途
両片思い
ハピエン

上記が好きな方にはおすすめです。

2

タイトルか良い

セフレ以上恋人未満な両片思い
特別に想いあってるのに、踏み込みたいvs踏み込ませない。もう特別すぎるやろ!って関係なのにジリジリした攻防!!

好きの伝え方、受け止め方がリンクしてるとこの情緒や、これまでの分を取り戻すようなキスがたっぷりな最後にじーーーんときました!好きがこもったキスは至高!

千秋がもともと可愛くてカッコよくて甘やかしがすごいんだけど、好きを受け入れてからの可愛さ爆上がり!!潮吹き癖になっちゃって自分からお風呂で…って可愛いがすぎる!!!えっちなシーンもじわじわくる色気と可愛さがあってキュンキュンでした!

あと、性癖拗らせた双子も味わい深かったです。途中どっちがどっちか分からなくなったりもありましたが、双子のおまけ漫画も面白かったです!!

0

雰囲気と表紙と立ち位置が美しい

境遇の違う相手に惹かれ合うお話が好きなので読めて良かったです。お話は割とサラッとしていますが、静かな夜や隠した恋心のしっとりした雰囲気が素敵で読んでいて心地よいです。
美し過ぎる表紙で、中身の方も少女漫画と色気と幽玄さが混じり合ったような画が好みでした。月明かりや室内の明暗、暗いところにいる千秋と健全なハルやモブ女子の立ち位置など、トーンや演出が好き…
色気のある年上の謎めいたお兄さん(しかも時々好物を作ってくれるセフレ関係)千秋の魅力バチバチ。ちょっとお顔の額の狭さと肩幅が時折気になりますがそれも味。

親の借金と生活苦から売られた千秋ですが裏社会描写はあっさりしていて、足抜けもあっけないですが、二人のキスが直ぐにでも見たい読者の為のページ配分は大正義だと思いました。
月関連の台詞はこの漫画独自の何かが良かったな…

カバー裏(電子読みで表記ないのですが多分)の、表紙イラストのアレンジverが最高でした〜。指も絡んでる…

0

歳も環境も大きく違う二人のお話

初めましての作家様でした。
絵柄で好みが分かれるとは思いますが、細部まで丁寧に丁寧に描かれていて、個人的にはとても好感が持てました。
作を重ねるととても良くなる作家様な気がします。
お話は切ない過去を持つ青年と太陽属性の年下攻めの歳の差の両片思いのお話でした。
内容も絵柄同様、受中心に丁寧に作り込まれていて受の劣悪な環境も悲しいですが地に足がついたものに感じられました。

以下内容に大きく触れます。






ハルは週末会いにいく相手がいる。
いつも自分の好きなものを作って待っていてくれている人千秋だ。
sexもするけどキスはダメ。
好きと言ってもダメ。
過去に干渉してもダメ。
恋人にしか思えないことをしてるのに恋人になれない二人。
ハルは小学生の時自宅の近くで高校生で傷だらけの千秋と出会った。
傷だらけなのにあんまり綺麗でドキドキするから女の人と思ったハル。だけど男の人だと言われて男の人なのに好きって思ってしまう自分にびっくりする彼に、千秋がいう言葉が、ストレートでとても良かった。
なにを好きでいても、なにをしていても、お前はお前だよ。
こんなこと言われたら、ただでも綺麗なお兄さんにドキドキしてるのにイチコロです。
ハルはずっと千秋に恋をし続けます。
千秋も春を愛しく思ってハルの言うことはほとんど叶えてあげるけど、でもキスはダメ。好きと言ってもダメ。
長い両片思いの末、ハルの想いが爆発するけど、自分の劣悪な環境に春が巻き込まれるのを恐れて千秋が身を隠してしまう。
ハルは千秋を見つけることはできるのか。

個人的に一番切ないなと思ったのは千秋がハルくんをずっと知っていたと告白するシーン。
自分と全く違う幸せな家庭に住む子を異世界の住人の様に、本の中の登場人物の様に思っていたのに、自分に関わってきて戸惑いったというところ。
僻んだり、恨んだりもしない、それ位の隔絶に、千秋くんの悲しみの深さと、優しさが見え隠れしました。
幸せになって欲しいです。
ハルくんが太陽属性くんなのでとても救われます。
きっと千秋もずっとそんな気持ちでいたんだろうと思います。
最後ハルくんがぶっ込んでくるので千秋に纏わりついていた光と源氏の様にびっくりしましたが、このくらい太陽光強かったら、千秋くんは陰に逃げることもできないでしょう。
二人仲良くおひさまの下を生きて欲しいです。

0

坊ちゃんと。。

坊ちゃんといっても夏目漱石ではなく、いいとこの子。
一方の千秋は、裏家業の匂いがするちょっとエロティックなお兄さん。
こんな境遇の違う二人のラブストーリーでした。

人に言えないようなこともしてきた千秋。でも家族、そして大切な人を守ろうとする一途で健気な青年です。
一方のハルは、純粋でいい子。きれいな千秋のことが大好き。でも力が無く一人で千秋を守れないことに煩悶する。

千秋の妹や、彼に執着する双子、光源氏など、周囲のキャラも個性的でおもしろいお話でした。

そして、月が綺麗だね、という、漱石ばりの素敵な台詞がお話のキーポイントになっていました。

0

年下執着ワンコ✕ワケあり美青年

小学校のときに出会ってから13年も千秋に片想いしているハルが千秋と恋人になるまでのお話です。

友達以上恋人未満の関係で身体だけを重ねるセフレのような関係の二人。
ハルは千秋に頼られたいけど、千秋はハルに頼ろうとしないところが切ないです。

千秋は身体を売って親の借金を返済するしかなかったという過去があり、幼い妹を家に残して売りに行くところは痛々しくて見ていられませんでした。

ヤクザの光と源氏の千秋への執着が怖かったですが、ハルと千秋が両想いになったらあっさり手を引いたので拍子抜けしました。

シーモアは白抜き修正でした。
両想いになってからのラブラブなところがもっと見たかったです。

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