花恋つらね(7)

hanakoitsurane

花恋长词

花恋つらね(7)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神53
  • 萌×224
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
18
得点
379
評価数
83
平均
4.6 / 5
神率
63.9%
著者
夏目イサク 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花恋つらね
発売日
電子発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784403667831

あらすじ

源介の兄・蔦丸、惣五郎の従兄・武市に関係を猛反対された源介と惣五郎だが、それでも共にいる道を選ぶ。そんな彼らにかつての自分たちの姿を重ねる惣五郎の祖父・菊右衛門の姿があり……。

表題作花恋つらね(7)

新井源介(野田淳平),大谷屋御曹司
松川惣五郎(東周吾),玉乃屋御曹司

その他の収録作品

  • ドラマの王子さま
  • あとがき

レビュー投稿数18

「寿一郎と菊右衛門になる」という名跡の重みと見栄を切り切る心意気

おじいちゃま世代の事の真相が明かされた7巻。。。
公園での久々の再会、そして報告、、、
とてもとても切なかった
時代もあっただろうし、その世界で生きてきて背負ってるものの大きさも違ったとは思うけれども、2人共が見せる一世一代の大舞台での「見栄の切り方」が天晴れ
役者だからこその去り際に胸が詰まる

ご見物さんの居ない2人だけの舞台
この2人には狭すぎる公園の片隅のベンチ
でも、この名演技が後の源介と惣さまに繋がるかと思うとまた胸が熱くなってしまう( ;∀;)……。

現代のお話しに戻って西田くんとか出て来てくれるとホッとしてしまう。。。
まさか西田くんに癒される日が来ようとは想像もしていませんでしたwww

惣さまの腹が括られた様子は頼もしかった!
やっぱりどこまでいっても2人は歌舞伎役者なんだねぇ~
素敵です…!

0

ここへ来ての菊右衛門

来たよ~、ついにおじいさまの恋のお話が。ネタバレしないように気をつけながらいきたいと想います。

惣五オタクの源介と、まっすぐでひたむきな歌舞伎の申し子、惣五がカップルになるまでが描かれた最初の方の巻。
しかし、跡継ぎ同士、男同士の生涯が、歌舞伎という職業の性ゆえに障害となって。。
と展開してきた中盤。

いよいよ、惣五のおじいさん、菊右衛門の回です。
そして、菊右衛門に憧れる源介の兄の物語。切なさマックス。。
思わず涙してしまう。。そしてやっと、彼がそんなにも菊右衛門に憧れる理由も分かります。

という、染みるエピソードが入った巻でした。
いや~、終盤にかけてかなり盛り上がって参りました。
本カプの行く末も気になるところですが、こうやって脇のストーリーがしっかりしていると読み応えがあります。

お気楽な様子の源介もなにやら決意したようで?
続きが気になります。

0

寿一郎と菊右衛門

おじいさまたちの話にきゅんとしました。
そして源介、寿一郎に何もかもがそっくりだったんですね。
惣五と一緒の舞台に立たせてほしくて菊右衛門さんにお願いしに行った時のセリフ。私もジーンとしたけど、言われた菊右衛門さんは涙出そうになったんじゃないでしょうか。
あの頃と今は時代が違うけど、時代の流れが止まったような歌舞伎の世界。
菊右衛門さんは見守ってくれそうだけど、この二人どうなるんでしょう。武兄も源介兄も結局は協力してくれると信じてます。

そして源介兄の辛かった過去を知り、菊右衛門さんとの思い出を知ると、こちらもジーンとしてしまう。源介兄は菊右衛門さんからのお願いなら二人のサポートしてくれると思います。

高校からの友達、寛人と西田が相変わらずで良かった。西田はかなりいい仕事をしましたね。
菊右衛門さんと源介、惣五が直接話をするのはいつ頃なのでしょう。
楽しみです。

0

寿一郎と菊右衛門(泣)

主役二人は、身内の交際反対にあい、対応に苦労していますが、友人達の協力もあり、何とか会える方法を考えたりしています。仕事も惣五郎にテレビドラマの仕事が入ったり、大谷屋兄弟で、「天守物語」をやったり、と色々ありましたが、「天守物語」を観た惣五郎の感想が、大事ですね。「俺はお前の一番の相方になるよ」、と本当にやっと、源介と同じスタートラインに立った、という感じで、とても嬉しかったです。また、この巻には、今まで、チラチラ見えていたおじいさん達の、昔のお話が載っています。両想いだったのに、別れを選び、コンビを解消した彼らの話を読んで、改めて主役達のこれからの難しさを感じました。まぁ、梨園の御曹司同士、という時点でわかっていたことではありますが。後は、源介の兄・蔦丸さんの事情もわかり、と色々詰まっている巻でした。

0

しっとかわいい

安定の惣様可愛い本です。惣様の可愛さは堪能できましたが、お祖父様世代のお話と、蔦丸さんのお話が挟まったので、今回は源惣コンビは少なめ。

お祖父様はやっぱりそういう間柄だったんですね。そして彼らがその選択をしたからこそ今ふたりは生きているという…さぁどうなるか!自分は愛する妻がいながらも愛する男がいるという物語は大好きですけど、淳平と周吾(源介と惣様に慣れててなんだか違和感)はその選択をしないだろうな。そして夏目先生にもそういう雰囲気の作品のイメージがない。夏目先生は王道少女漫画のイズムを感じるので。

7巻続いでなお面白い、良い作品です。

0

なんだかんだ幸せそうな表紙がダントツ好き

爺さんオマエモか(^_^;)まぁ、さもありなん
そら爺さんにバレたときに~なんて周りは思うかもしらんが
同じ悩みを抱えてていまだに忘れられてなかったとするならば
話はかわりますわな

5からのまとめ読みですが
カプ成立してからの二人の雰囲気がすごく好き
関係がバレたとしても揺るがない気持ちがすごく良い
役を演じるための糧になっているという表現もまた良きです。
家を守るため、後継ぎ問題然り
困難はあっても頑張って乗り越えていただきたい。

0

気になって仕方なかったあのこと

いやぁ面白かったです。あっという間に読み終わってしまって、既に続きが気になってしまってしょうがありません。
7巻では6巻でとても気になっていた、惣五郎の祖父と源介の祖父の過去が明らかになっていました。彼等が選んだ過去があるから今があるのは分かっているのですが、それにしても切ないです。

それ故に菊右衛門が何を考えていて、惣五郎と源介がどう未来を選択して行くのかがとても気になりました。

私があまり好きでは無い源介の兄の蔦丸の思いも良く理解出来ましたが、やはり菊右衛門に迷惑掛けたくないから反対するっていうのは違うような気もしました。

今回は恋愛面では高校を卒業して普通に会えなくなってしまった二人が、会えない間に不安になる気持ちがとても切なかったです。
源介の仕事相手に嫉妬する惣五郎が可愛いです。
惣五郎に会うためにちゃっかり西田の部屋に間借りする源介ならばそんな心配無いと思うんですけどね。

古典芸能の厳しい世界に生きる若い二人の恋の行方に益々目が離せなくなりました。
早く8巻出ないかな。

1

惣五郎と源介が今ここにいるのは…

7巻も長編ならではのじっくり読ませる展開でした。脇キャラの過去編×2、じいちゃんと蔦丸兄ちゃんのエピソード。特にじいちゃん編が切なくて、あの過去があるから惣と源介が生まれたんだよね…と思うとなんともいえない感謝?みたいな気持ちが湧いてきます。
あとツッコミ入れる人はいないだろうけど、じいちゃん編は時代を考えたら違和感あるとこいっぱいです。でも世界観の全てが「夏目イサクですが何か?」っていう説得力なんですよ。上手く伝えられてる気がしませんが、いやめちゃくちゃすごくない?って改めて思ったんです。これだけのパワーがあれば何でも描けちゃいそう。
で、主役二人は逢引き部屋をゲットです笑。通常運転でチョロい惣様は可愛くて心配で面白くて好き。
この巻で二人の問題はそんなに進展しませんでしたが、源介のカッコいい宣言が飛び出したり、惣様の決意が見えたりして、とても前向きな展開が期待できそうな終わりでした。1~2巻で源介だけが言っていた「一番の相方」、この単語が惣様の口から出てきて興奮です!
次巻もとても楽しみ。
電子おまけはカラーで「嫉妬深い男」。無機物にまで嫉妬する源介最高でした!

0

歌舞伎という世界の残酷を垣間みる

七巻の発売を機に最初から一気読んだ。
5巻までは気軽にDK二人の甘酸っぱい恋愛と役者として成長楽しめるけど、6巻からは少し現実的な話に突入した。
この前二人の関係は惣五の爺さんにバレたけど、爺さんはなんらかの思惑があるようで暫く動き出してない様子だ。今回は源次の兄蔦丸にバレて、さらに惣五の従兄弟武市まで知らされた。別れろと言われた。
それはそうだろうな。世襲制である歌舞伎界の名門の長男として生まれたら、個人の意思と関係なく無理矢理でも跡取らせられるよね。蔦丸は立役宗家の長男だけど立役より女形の方が好きで、色々言われて苦労した。その分少し二人の気持ち理解できると思う。だから襲名できるならとっくにやってると言い出した。幸か不幸か、弟の源次が立役に向いてるから蔦丸が無理に立役にならずに済んだけど。
おじいさんたちの仲もついに種明かしに。やっばそういうことだね、お互いに好きになったのにそれは歌舞伎の宗家では決して許せないことだった。他の選択肢が知らなくて、離れ離れになるしかなかった。
よく考えたら江戸時代から今まで続けてきた歌舞伎の世界では、確率から言えばゲイが居てもおかしくない。一般人さえカミングアウトしづらいし、歌舞伎の役者がゲイだったらもっとづらいでしょうね...ゲイじゃなくても、歌舞伎に興味がないならどうする?立役/女形上手くやれないならどうする?とか勝手に想像し始める。歌舞伎の世界の残酷を垣間見る気がする…
惣五と源次これからどうなるでしょう。成年もしてない二人には荷が重すぎる気がする。やっばじいさんがなんとかしてくれるしかないかな?続きが気になる。

4

蔦丸の懊悩にも共感

 2人の関係を知った周りの人間に反対されている中で、歌舞伎も相手のことも諦めずにどう生き抜いていくか。それを模索する巻でしたね。源介は誰に何を言われようと、惣五を手放さないというブレない強い意志がある。そこに、歌舞伎を続けながら周りに何も言わせないようにするにはどうすべきか考える惣五の行動力が加わって、この2人なら新しい道を切り開いてくれるだろうという希望を見せてくれます。

 今回は惣五の祖父である菊右衛門目線で、今は亡き寿一郎との蜜月から別れまでも描かれています。この2人の話も気になっていたので、当時の2人のやりとりを知れて嬉しいです。最後まで寿一郎の手を取ることなく、互いに伴侶を娶っても静観し続けた菊右衛門。今とは時代も周りの人間も違うし、彼の選択はけっして後悔しか残らなかったものではないと思っています。妻子を持ったことで得られたものもたくさんあったと思う。ただ、あの時もう1つの道を選んでいたらどうなっていたのか。そこへの未練を断ち切れない彼の姿も切ないです。どちらかを選ばされるのではなく、選択肢を持てる。源介と惣五にはそんな未来を掴み取って欲しいですね。

0

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