孤高のバイオリニスト×難聴のデイトレーダー、正反対の世界で生きる二人の、心震わす至高のラブストーリー

世界でいちばん遠い恋 (1)

sekai de ichiban tooi koi

世界でいちばん遠い恋 (1)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神306
  • 萌×258
  • 萌13
  • 中立6
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
43
得点
1807
評価数
383
平均
4.7 / 5
神率
79.9%
著者
麻生ミツ晃 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784796414579

あらすじ

[五十鈴 歩、29歳、投資家]
重度の感音性難聴だが、それ故に人よりも自立しなければという意識が強く、人に甘えることに不器用。

[壬生十嘉、19歳、バイオリニスト]
才能はあるが、群れない性格と異質な演奏スタイルから大学では孤立し、疎まれている。

音を知らない五十鈴と音を奏でる十嘉、偶然出会った二人は、互いに“無いもの”を楽しむかのように距離を縮めていく。五十鈴に惹かれている自分に気づいた十嘉は、臆することなく真っすぐ感情をぶつけるが、そんな十嘉に五十鈴は戸惑うばかりで…?
話題作『リバース』の麻生ミツ晃による、心震わす至高のラブストーリー

表題作世界でいちばん遠い恋 (1)

壬生十嘉,音大生,孤高のバイオリニスト,19歳
五十鈴 歩,難聴のデイトレーダー,29歳

その他の収録作品

  • 翌朝のこと(描き下ろし)
  • カバー下

レビュー投稿数43

手探りで紡いでいく2人の恋が尊い❤︎

ひとことで噛み砕けない内容の真剣さ
が胸に刺さってくるんですけど
正にエモーショナルな作風が素敵で
読むと毎回、とにかく
胸がいっぱいになってしまい
私も直ぐに言葉にならないんですよね。

読んでから何度も感想を書き
めちゃくちゃ時間が経って
やっとレビューをしてます。

ちょっと重いかもしれないですけど笑
お付き合いくださったら嬉しいです

難聴の五十鈴さんと
バイオリニストを目指している十嘉
全く逆の意味で音と関わっている2人
なんですが、
音とは関係のない世界で
他の誰よりも気持ちの深いところで
通じ合っていくというお話です。

五十鈴さんが聴覚で感じる部分
多分、音だけじゃなくて、
肌で感じる気配みたいなところも
反応が遅れるところがあると思えるんですけど、
そこを言葉で補うようにして
コミュニケーションすることになるんですよね。

そういった五十鈴さんが言葉に託す真剣な姿に接して
十嘉の方も、今まで言葉にしてなかった
気持ちを言葉にすることで、
今までおざなりにしていたものに宿っている
心の存在や大切さに気付き
それをどう扱うのか、寄り添うのか、伝えるのかを
知っていきます。

2人は10歳の年の差があって
バイオリンだけが自分のアイデンティティ
のようなものだった十嘉は、
五十鈴からヒトの内側の豊かさ、
他に足のついた暮らしぶりにひかれ

五十鈴もまた、自分が不要だといったふうに
通り過ぎてしまった情熱や
真正面から物事に向き合う素直さが
十嘉をみて思い出します。

そうしていくなかでも
言葉が伝わらなくて、すれ違うところはまた切ないんですけど
それと2人の間にはいくつものハードルがあって
なによりも相手を知りたいっていう気持ちがないと
なかなか叶えられないってことがまた胸熱なんです。

ひとと出会い、気持ちを通わせ、
向き合うことの大変さ、真剣さ、大切さ、尊さ
そんなことを、BLにのせて語られてる…
最上級の萌えですもう。
すごく素敵なお話で、読む度に涙ぐんでしまう。

結局、レビューというより
感想をつらつらと書いてしまったかもしれない…
でも、言葉にできないそれをそのままにして
味わうような、素敵な気持ちになりますよ。
とってもおすすめです❤︎



0

ドキドキする恋

大学生の十嘉と在宅卜レーダーのいすず。
本来なら交わることもなかったかもしれない二人ですが、お互いに自分の弱さをさらけ出せるかけがえのない関係になっていきます。

とんがって天才肌の十嘉は、バイオリン馬鹿とも言うべきか独害的で、バイオリンも荒けずり。
一方の五十鈴は、難聴のトレーダー。自宅でフリーの仕事をしています。何でも自分でやろうとする五十鈴。でもやっぱり一人は寂しい。
ゆっくりと近づいていく二人ですが、これからといっところで一巻は終わり。
このあと、友人たちも絡んでどうお話が展開していくのか楽しみです。.

0

今一番、続きが読みたくてたまらない作品

今日少し久しぶりにこちらの作品を読み返し、世界観に浸りました…

続きが気になる本はたくさんあるけれど、一番読みたい!!!って切実に思うのは、
やっぱりこの作品。

どこかにこんな二人が実在してたらなあ…なんて脳内妄想してしまいます。

麻生先生が「ゆっくり優しく進む、柔らかいお話をめざしました。少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。」とコメントしていらっしゃるのですが、”少しどころか胸いっぱいに広がるこの幸福感をありがとうございます…!”とお伝えしたくなります。

作品の満足度に、エロ度は関係ないんだなあ(少なくとも私にとっては)、ということを十二分に感じさせてくれる作品です。

特に印象に残ったのは、「聞こえないってどんな感じ?」と真正面から切り込む攻めの質問への(←なかなか、ここまでストレートに聞くことってできないですよね)、五十鈴の答え。
「ああ、きっとそういうものなんだろうな…」とものすごく納得したし、素直に笑いながら答えを返す、大人で優しい五十鈴にきゅんと来たシーンでした。

荒々しい態度を見せるけれど、弱さや繊細さを内面に抱えている十嘉。
対して「聴覚障害」を抱えていることから一見弱い存在のように見えるけれど、誰よりも努力しデイトレーダーとしてきちんと成果を上げ、芯の強さを持つ五十鈴。
二人の対比が本当に見事だなあと思います。

初めは十嘉がぐいぐいと一方的に(恋愛的な意味で)五十鈴に惹かれ、気持ちを抑えきれなくなった十嘉の行動に、五十鈴は彼を拒絶します。
でもストーリーが進むごとに少しずつ十嘉に惹かれていく、その流れがとても自然で素晴らしくて…特に、玄関で頭を打ちそうになった時、十嘉に頭を手で支えられた時の五十鈴の表情!!!十嘉と一緒に数秒間じーーーーーーっと眺めちゃいましたね。。十嘉も言っていたけど、かわいすぎて。

何度も繰り返し読んで、気長に続刊を待ちたいと思います。
(でも出来るだけ早く読みたいな〜…大好きな作品なので!)

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終わらないでほしい

久々にボロボロ泣きながら漫画読みました。
半分くらいから悲しいわけではないけど涙が止まりません。
このままゆっくり進んでいく2人を見守りたいけど終わってほしくない〜!
永遠に続いてほしいって思う作品です。

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優しくじっくり育つ恋

高度の難聴を持つ五十鈴と、バイオリンを学んでいる大学生十嘉、交わる事がないであろう2人が出会って段々と恋愛になっていく物語でした。

聞こえない者と、音楽をやってる者のBLってめっちゃ難しいんじゃないかなあと思っていたんですけども、お互いに分からない部分が多すぎるとそれが興味となって、知りたいって気持ちになったり五十鈴にとっては音楽自体に憧れがあることから距離が自然と縮まっていく感じで良かったです。
すぐに肩をトンッて出来る距離感もドキドキしました。

十嘉はバイ?っぽいので五十鈴が好きだし、触れたいってなりますが、五十鈴はノンケなのでまだまだ恋になる手前ですが、予兆を感じられるラストでした。
お互いに孤独を抱えていますが、暗くなり過ぎる事なくふんわりと温かい雰囲気の作品でした。
次巻も楽しみにしています!

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続きを激しく欲する

なんかもう、序盤から涙が出てきそうに鼻がツーンとなりました…。

何なんですか、この世界観…。
五十鈴の纏う空気に透明感があってキラキラしてるんですよ。心が浄化される気持ちでいっぱいでした。
この悟りを開いたようなオーラ…今まで難聴で苦労も悲しみも経験したからこそなのかな…と思うと、なんだか切ない気持ちでいっぱいです。

今までフラれることが多かった五十鈴だから、こんなにもグイグイ来たのは壬生が初めてだったんじゃないかな。障害のある五十鈴に気を遣うことなく自然体で接してくる壬生には戸惑うけど嬉しくもあるような…。

突然のキスに拒絶をしたような感じだけど、確実に壬生に惹かれている五十鈴…。これから2人がどんな関係になっていくんでしょうか。壬生のコンクールや五十鈴の投資の仕事…2人の恋も気になるけど、そっちも気になって仕方ありません。

続きが待ちきれないです。
まだ壬生からの強引なキスのみ。次巻では2人の想いが通じ合ったシーンを拝めますように…^ ^

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上手く言えないけど…

すごく人気で話題になっていた作品なのですが、今更読んでみました。
そもそも麻生先生の作品も読んだことなかったのですが
とてもすごいなぁと思いました。

重度の感音性難聴の五十鈴と、バイオリニストの十嘉。
二人の出会いは偶然で、でもその偶然の出会いから
お互いを知るようになり十嘉は五十鈴に惹かれます。

十嘉って最初から思ったことをはっきり言葉にするなぁと思ってたのですが
告白するのもはっきりと五十鈴に言い、
いきなりキスしたのは本能に従って生きてるなぁと思いました。



上手く言えないのですが、一人で生きることをずっと頑張ってきた五十鈴に
弱音を吐ける、自分の気持ちを素直に言える場所があればいいなって思いました。
同じように十嘉にもそんな場所があればなぁって。
お互いがお互いを必要としていることはわかるけど、その関係がより確信的になって欲しいと思いました。
とにかく二人共に幸せになってもらいたいです…。


今まで読んでなかったけど、読んでよかったなぁと今更ながら思いました。
続きを読むのが今から楽しみです。

1

とにかく満足度の高い一冊

ものすごい読み応え。
主役二人が何回か会うことで少しずつお互いのことを知って、距離が近しくなっていく様子がとても丹念に描かれています。
これまで二人がどうやって生きてきたのか、二人が出会ったことでどのように変化していっているのか、ページをめくるごとに理解が深まり、とても質の良い小説を読んでいる気分になりました。
これでまだ1巻なんて。続巻がとても楽しみです。

麻生先生の美しい絵柄と表現方法、それに作品世界がとてもマッチしていて、特別感を感じます。
特に、重度難聴の五十鈴の描写が秀逸。
十嘉の唇を読むために真正面から顔を見つめる様子に、こちらもどきどきします。
声が出せない分、顔の表情をオーバー目にしている、と作中で五十鈴が説明してましたが、会話する時のくるくる変わる表情と、一人でいる時の表情の違いも、人物の深みを感じました。
それから、苦手なパーティーで具合が悪くなったときの、五十鈴視点の滲んだ視界もよかったです。

2

表紙だけでもどきどきしますv

あとがきで麻生さんが書かれいる通り、
「ゆるく、やわらかい」お話。

二人の(特に十嘉くんの)緩やかな心情の変化が、
ゆっくりと丁寧に描かれていて、
五十鈴くんは、
本編でも触れられていましたが、
表情がその心の内を素直に表していて、
自分では自分の気持ちに
気がついていないんかい?と
十嘉くんにはバレバレじゃん!と、
ちょっとどきどきと見てしまいますv

今後二人がどんなふうにお互いを理解し合い、
心を重ねていくのか、
こちらもゆったりと見守りたいと思いますv

評価は、ここまででもすでに「神」!

2

必ず読んでほしい!充実感アップ

初コメントです!
ストーリー性がめっちゃよかったです。
これから五十鈴と十嘉を見守っていきます!!

1

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