モノトーン・ブルー

mono tone blue

モノトーン・ブルー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神88
  • 萌×225
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
17
得点
549
評価数
116
平均
4.7 / 5
神率
75.9%
著者
ながべ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
¥749(税抜)  
ISBN
9784799752951

あらすじ

世界はモノトーンで退屈だった――彼が来るまでは。
猫のハチがいる獣だらけの学校に転校してきた蜥蜴のアオイ。
単調な毎日を持て余していたハチにとって、それも別に興味を惹かれることではなかった。
しかし放課後、アオイの小さな秘密を覗き見る。
それは目の覚めるような、強烈な、青。
必死に隠そうとするアオイにハチは一つの提案をする。
人外ストーリーテラー、ながべの獣人青春BL!

表題作モノトーン・ブルー

(仮)ハチ,猫の獣人で高校生
(仮)アオイ,蜥蜴の獣人でハチの通う高校に転入してきた高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数17

アオイくんかわいい

センスの良い表紙で元々気になってたんですが、買って良かった…!
人外BLは数あれど攻め受けどちらもガッツリ動物でしかも異種族…!癖に刺さりました!

変温動物系って苦手な方もいると思うんですが、こんなに可愛く描ける作者さん素晴らしい。
トカゲのアオイくんがすごく愛おしかったです。
真面目で物静かなアオイくんと自由気まま我が道を行くネコのハチくん。
正反対な二人が秘密を共有しながら惹かれあっていくのが良かった。
アオイくんの尻尾のシーンは全編カラーで見たくなってしまいました。
この作者さんの他人外作品も読んでみたいです!

0

大好き

多種多様な動物たちが獣人となって登場するながべ先生作品。
あっ!この習性も!これも!と、その種族ならではの特徴もさり気なく描写されていて、動物好きはきっとにやりとするものがあるんじゃないかな。
ハチの瞳にうつるモノトーンな世界の中に、思いがけずパッと飛び込んできたアオイの鮮やかな青い尻尾。
種族の特徴をこんなにも素敵に活かすなんて!と、にやりとしました。

題材はとてもシンプルでスタンダード。
違うことといえば登場キャラクターたちが獣人なことくらいなのですが、なぜかとても惹き付けられる魅力があります。
細部までこだわりを感じるキャラクターの容姿も良ければ、過度に語り過ぎず、セリフがなくても読ませてくれる構成もすごく良い。
カット割りが映画的にも感じる部分もあって、終始読んでいて目が楽しかったです。
そして何より、表情豊かで味のあるながべ先生の絵柄が好き。ずっと見ていたくなっちゃいます。

友情のようでブロマンスのような、青春もののような…
ハチとアオイの曖昧な関係の延長に恋のような淡いなにかが漂うんです。はー、こんなの大好き。
接点のなかった者同士が少しずつ距離を詰めていって、次第に寄り添い合っていく。
ハチがアオイにぺたりとくっついたり、そっと抱きしめる姿がなんだかものすごくツボに入ってしまったなあ。
ただ一緒にいるだけなのになんでこんなにも胸が躍るんでしょう。

この関係性にBL的に萌えたわけではなくて、またちょっと違った不思議な感覚なんですよ。
多感な時期の曖昧さと未熟さの中にある、やわらかいときめきみたいなものがすごく素敵に思えたんですね。
読後はもちろん、こちらの評価を真っ先に押したくなる心地良さが広がります。
モノトーンの中にほんの少しぽっと灯るあたたかさと余韻に包まれて最高の気分です。

0

獣人青春BL

猫のハチが通う学校にトカゲのアオイが転校してくるところから始まります。

アオイが犬の獣人に襲われる描写があるので苦手な方はご注意下さい。

猫とトカゲの身体の特性が活かされているため読み応えがあり、とても面白い作品でした。

最初はアオイがトカゲで尻尾が青かったからアオイに近付いたハチでしたが、最後にはアオイだから一緒にいたいと打ち明ける心の変化が尊かったです!
ハチの言葉に救われるアオイに胸が熱くなりました!

これからも仲良しなんだろうなと思えるハッピーエンドで最高でした!

0

涙腺崩壊作品でした

レビュー等からではなく、シンプルかつお洒落な表紙のデザインに惹かれて購入しました。なんですけどもう話が最高すぎて涙腺ゴリゴリに崩壊して顔面ビショビショになりました、勘弁してください最高です。
アオイくんの葛藤、そしてハチの中で芽生えて行く感情、全てに涙が出ました、男子高校生という多感な時期なのもめっちゃ来ます。
最後までピュアで切ない最高に幸せになれるし泣ける作品でした…激良作を生んでくださり本当にありがとうございます…

1

キュン

ながべさんは作品の幅が広くてすごいなあ。
これは動物ものですがお話は完全にアオハルな高校生ものです。
キュンとしかいいようがない。

だりー、と言ってそうな高校生、ハチ(猫)。先生に怒られてばかりいる無気力わがままキャラ。でも純粋で憎めない。
一方、転校してきた優等生のアオイ。獣の街で珍しいトカゲ。そのことに劣等感があるようです。
考えてみれば、「とつくにの少女」などもそのようなテーマがあるのかもしれない。

トカゲの美しい体のライン、清楚な雰囲気がよく出ています。
二人は次第に仲良くなる。しかし恋とは意識せず、しっぽをさわり合うシーンはエロティック。
Hはないですが、本当にキュンとするような恋が描かれて良い作品でした。
ハチが恋にめざめる一コマが秀逸。

0

青色と 黄色と白黒 その程度

絵本とか道徳の教科書みたいな作品に思えた。オールカラー(と言ってもハチ視点のときは青色と黄色と白黒がいい)本なら更に好きだったかもしれない。アオイの尻尾に箔押ししたくなる。

お話はかなり普通のボーイミーツボーイ。猫の相手にトカゲをもってきたことと、ながべ先生の安定した作画の勝利!トカゲだから苦手って人もいるかもしれない。食わず嫌いは勿体ない気がする。噂のトカゲの色気…そう見えるように描いているのは分かるけど、自分はそこまで刺さらなかった。それでも作品はしっかり楽しみました。

電子限定おまけ漫画1枚 換毛期

0

アオイのつぶらな瞳が印象的

 ネコとトカゲってなんだか意外な組み合わせ。どんな話なんだろうとまったく想像がつきませんでしたが、人間同士と変わらないとっても可愛い青春の作品でした。可愛いだけじゃなく、トカゲのアオイの方には苦い過去もあり、シリアスな場面も。トカゲの尻尾切りをこんな悲哀を交えたストーリーとして読んだのは初めてでしたが、これからトカゲを見かけた時思い出してしまいそうです。

 人間から見れば動物ということで一括りにしてしまいそうだけど、実は彼らの中にもグループがあって。獣、つまり哺乳類と、爬虫類の違い。トカゲである自分だけ見た目から体質から他とは異なり、馴染めないという壁は絶対的。一度経験したトラウマを忘れて、ネコのハチのことを信じきるのは難しい。でも、ハチは謝りにきてくれたし、率直な思いも包み隠さず話してくれた。素で話せる友人を持つということ、アオイには初めてだったのではないでしょうか。友人に特にいい顔もせず、常に飾らないハチと出会えたことは、アオイの人生を変えるだろうなと思いました。

0

きらめく世界

神率がとても高かったのと、エロなしが読みたい気分だったので購入しました。初読み作家さんです。
扉絵のTシャツ欲しくなっちゃった。

作者の遊び心を感じる教室の貼り紙が好き。
「自分の毛は自分で掃除!!」とかほんわか可愛い。
猫のハチ君は、授業中は寝ていてテストはまったくの白紙で提出。食指が動かないと何もしない興味がない。そっか猫だもんね、一生の殆どを寝て過ごしてるわけだ。そんなハチ君のペンケースはお魚の形。
トカゲのアオイ君は転校生。成績優秀で控えめ、なにやら良家のご子息っぽさもあり。
だんだんとハチ君はイケメンに(猫だけどワンコ攻めに)アオイ君が美人受けに見えてきて困惑。

そして放課後、偶然みた「青」によってもたらされる二人の関係性の変化。
好きなモノを何度も見たくなる衝動、誰もが身に覚えのある感情だと思う。ならば本能で感じる獣人のハチ君にとってはどれほどの衝撃だったんだろう。BLを読んでる最中生物の習性、動物の生態が気になるなんて初めての感覚でしたよ。
それに読書中、曲のフレーズがやたらと浮かんでくるお話でした。それも悉く恋に落ちた瞬間を切り取った歌詞ばかりが浮かんでくる。「ハチ君、そういうことなんだよ」って教えてあげたい。
出版元がリブレなことが、ちょっと驚き。装丁を見た瞬間、OPERAかonBLUEかCannaだろうと思っていたので。

2

トカゲのしっぽ

トカゲってキレイ。
ペットショップで売っているような奴じゃなくって(ペットショップの高いトカゲも、それはそれでもちろんゴージャスで美しいけど)、いわゆるカナヘビとか呼んでる20㎝位のほっそりした子の、あのピカっと光るしっぽが特に好き。
植え込みの端っこで見つけたりすると、つい目で追っちゃう。
でも、素早いからすぐに見失っちゃうんだけど。

で、そんなトカゲのしっぽが重要な要素になったお話です。
お話としては、動物の姿に託した、いじめとか、自意識とか、まあ、そんなお話なんだけど、この作品の何が良いかって、動物の特性がストーリーにとっても良く活かされているところ。
猫のハチのマイペースさや、犬の子たちの群れてる様とか、狐の子もいわゆる狐イメージが芬々としてる。
まあ、それはそれとして、やっぱりトカゲのアオイ君のプロポーション!が素晴らしい。
アオイ君に神を捧げます。

4

ベタなのに新鮮に感じる素晴らしさ

新感覚?猫×トカゲの獣人BL。お初作家さんでしたが、描写の全てが丁寧で、独特の世界観に一気に引き込まれました。
ストーリーの流れだけを見ればベタ中のベタ、王道、いじめられっこがコンプレックスを認めてくれる相手に出会ってトラウマを克服しつつ変わっていく、世に無数にあるやつ。なのに、そこに猫とトカゲの特性が加わることで新鮮味を感じる作品になってました。
猫の目に見えるモノトーンの世界に鮮やかに映える青色のトカゲのしっぽ、獣の中に放り込まれた変温動物の苦悩、トカゲのしっぽの自切エピソード。それらが心に刺さる心理描写と共に描かれていて、すごくすごく良かったです!
ハチの自由すぎるキャラがアオイの救いになっていて、そこもすごく良かった。ハチはたぶん初恋なんだろうな。イケ猫の初恋…萌えます笑。
お気に入りは初めてアオイのしっぽを見たハチのキラキラした瞳と、動くしっぽを捕まえたくてうずうずするハチの猫らしさが見えたシーンです。
とても幸せな読後感で大好きでした。

7

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