恋はマジックよりも奇なり!? 社畜リーマン×マジシャンの、 種も仕掛けもない運命の恋♡

SHOW TIME!

SHOW TIME!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×219
  • 萌10
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
221
評価数
56
平均
4 / 5
神率
39.3%
著者
厘てく 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784199608674

あらすじ

恋はマジックよりも奇なり!? 社畜リーマン×マジシャンの、種も仕掛けもない運命の恋♡

俺は、みんなを幸せにする手品師(マジシャン)になりたい――!! バーでテーブルマジックをしながら、手品師(マジシャン)の修業をしている寛二(かんじ)。ある夜、死にそうな顔で高架下を見つめて佇む社畜リーマン・能勢(のせ)と出会う。生きる目的を見失ってしまったという彼のため、マジックを披露することに! すると翌日、元気になった能勢がバイト先までやってきた。「君のおかげで特別な時間を過ごせた。俺は、そんな君の特別になりたい」同僚やお客さんがいる前で、まるでプロポーズのような告白をされて!?

表題作SHOW TIME!

能勢秀一,33歳~38歳,社畜サラリーマン
山田寛二,26歳~31歳,マジシャン

その他の収録作品

  • 番外編 危険な仕事
  • カバー下:あとがき、人物設定

レビュー投稿数8

大人が夢を掴む、運命の出会い✨

子供頃の夢は漠然としていて。
例えば空を飛びたい。
例えばヒーローになりたい。
そんな事を思っていたけれど
オトナになるに連れて、夢は遠く諦めるものになる。

でも。とある出会いが夢を諦めたふたりのオトナの変える事に。

手品師の修業中の寛二は、駅で死にそうな顔をして高架下を見つめているリーマン・能勢と出会う。様々な手品で能勢を驚かせ「能勢さんは恋して、特別を見つけなよ」と告げる。

そんな出会いが、恋の始まりだった。

厘先生のお話は前向きで優しくて、悩んでいても前向きになる人物たちに勇気をたくさんもらえます♥
ふたりのオトナの恋の行方と、それぞれの夢の行き先は読んで確かめてほしいです。

9

元気になるランキング1位です

君のことめっちゃ好きだよ なんでだろ

ハイテンションな「一生俺に憑いてこい!」が大好き厘てくさんの新作。
1話試し読みをしたら、寛ニのマジックで一目惚れの様な感覚と、驚きと悩みへの回答を野勢さんが感じた様に、色んなものが飛び出してワクワクしたので即購入しました!

かたやエリートかたやマジシャンで、読み手に共通項はなくても、誰もが社会人になれば「自分がいなくても社会(会社)は困らない」「誰かの特別になりたい」という気持ちは分かります。
二人が夢を見せ合い成長し合うエモさや、恋をし始めたドキドキ感、視野を広くするロマンティックな感じが素敵でした。
いつもなら「良かったねぇ…(さーて〇〇するか)」と自分と完全に切り離して漫画を読んでいるのですが、この二人の前向きさ清々しさには、自分も少し頑張ろうと元気な気持ちになりました。

夢を叶えた二人の番外編は番外編という言葉が勿体無いほど良かった。引退したら一緒になろうと語るお話。

鳩の名前が大福だったり、細部の書き込みまで可愛く、台詞もセンスがあり読みやすく、吟味されたのが分かります。
マジシャン寛ニくんのリアクションが毎回可愛くて可笑しかったです。
「あの人といっしょにいると 俺は 
 女の子の気持ちが分かってしまいます…」

3

IT'S SHOW TIME!

飲食店でバイトをする傍らテーブルマジックショーをしている男前フリーター寛二(ステージネーム・ショウ)(26歳・受)と、旅行代理店で支店長代理をしているお疲れリーマンの能勢さん(33歳・攻)の、自分のやりたいこと、夢、そして恋と人生を見つめ直して決意してやがて世界を股にかけちゃう!?アラサーからのリスタートサクセスラブストーリーです。

電子書籍のサイトで表紙とタイトルを見て即購入を決めた一冊でした。舞い散るトランプ、ポップなタイトル「SHOWTIME!」。それだけでもうワクワクが止まりませんでした。
感想ですが…いや~、全くもって泣く予定なんて無かったんですけどね。クライマックスでもう決壊しました。そしてラストの数年後の二人がもうカッコよすぎて!こんなステキなエンディングある!?っていうくらいハッピーでした。

二人の生き方というか人生の岐路の一部始終の葛藤の部分にものすごく心を持っていかれてしまいました。そこに恋愛が上手く絡んで、エモさ爆上がりな感じがしました。

寛二は、自分の手品を「好きで続けていたら人より少し得意になったもの」として、昔は特別だと思っていた「手品」をいつのまにか特別じゃないものにしてしまっています。
能勢さんは、パイロットの夢破れるも大好きな飛行機に携わりたくて旅行代理店を選びがむしゃらに働くも、自分の代わりはいくらでもいる現実に打ちのめされてしまい、虚無感に襲われていました。
そんな二人が夜の歩道橋で出会うわけです。あまりに目がうつろでヤバい能勢さんを発見した寛二は、とっさに手品を披露します。それを見た能勢さんの目に生気が戻ります。自分のへこんでいた理由を話す能勢さんに、寛二はもう一回手品を仕掛けます。舞い散るトランプ、うっとりと見上げる能勢さん。そして「能勢さんは恋をしなよ。きっとうまく行くよ」というプロポーズみたいな寛二の言葉。
翌日、突然寛二の店に現れた能勢さんは白昼堂々「君の特別になりたい」と手を握ります。まるでプロポーズのように…。

というのが第一話の流れなのですが、二人がすごく似た者同士で、尊敬しあって、お互いの「特別」になりたくて。夢や人生と恋愛を絡ませながらちゃんと同時に発展していて、キメ時にキチッと決めるのが寛二も能勢さんもカッコ良くて。お互いに触発されあって、気づいて、行動して。

そしてラストのモノローグの演出が冒頭のモノローグとの対比になっていて、もう最高でした。

かつてなりたい自分があって、でも今はそうなってはいなくて、気がついたら今をそれなりに生活していて。この物語を読むと、この二人の生き様が眩しくて憧れで、ほんの少しうらやましくなったりしました。

深夜の歩道橋での運命の出会いから始まった、二人のアラサー男性の再スタート、再チャレンジのお話。ここには書ききれないキラキラした魅力がたくさん詰まっています!

2

二人の成長物語!

すごくよかった。
厘てくさんの作品は、ちょっといっちゃってる変な人のキャラが立っているイメージでしたが、これは、自分のキャリアに迷いを持つもの同士が出会い、お互いの人生を変え&変えられ、二人で本当の人生をつかみとっていくお話。
迷いながらも恋と仕事に真摯に向き合っていく人たちはすがすがしい。

イケメンリーマンの能勢さんは、一見何の苦労もなさそうでいて、若いときに夢を諦めた過去があった。柔らかな物腰だけれど、どこか醒めたようでもある。
一方の山田は、マジシャンを夢見るバイト。とにかく明るくて元気いっぱい。でも将来に不安を頂いている。

最後の展開、特にマジシャンの世界での成功は実際には難しいのかもしれなくて、少しお話チックではありますが、恋と人間模様が丁寧に描かれたよい作品でした。

そんな二人のお話でした。
今後の作者さんの作品にも大期待です。


0

非日常的な?

作家買いです。どこにでもありそうなお話ではなくファンタジー要素を感じられる作品でした。
マジシャン役ということでどこか気恥ずかしくなりながら読ませてもらいました。

色々と事情もおありだとは思いますが、テンポが早く心情などがあまり心に入ってきませんでした…残念
それでも厘先生の描く美しい2人にドキドキしました。次の作品も楽しみにしています。

1

好きって理屈じゃない

全体的にキラキラした印象の作品でした。

寛二が魅せるマジックは夢みたいにキラキラだったし
能勢も最初こそ目が死んでましたが
寛二と出会ったことで世界が拓けたのかな?
どんどん王子様みたいにキラキラしていって素敵でした。

ふたりはそれぞれ、現状に満足していなくて
でもそこから一歩踏み出すのはすごく勇気が要ることで…
お互いの存在がその原動力になったというのはすごいことですよね。

能勢はCAに、寛二は世界をまたにかけるマジシャンに。
数年後のふたりまで見ることができて嬉しかったです。

キャラが立つふたりのお話でしたが
ぶつかることもくどくなることもなく、良いバランスだったのも良かったです。

0

夢がいっぱい詰め込まれてる

手品が得意なフリーターとリーマン。偶然の出会いから、能勢の強引なアプローチが始まります。基本がハイテンションな明るい作品でした。
能勢はこうと決めたら即!ってタイプっぽい。プロポーズも早かったですが、退職も早い。寛二に影響を受けたにしてもすぱっと決め過ぎで、悩みや葛藤が見えないまま展開だけがテンポよく進んでいきます。寛二は流されてるな~という感じでした。
でも気付いたときには二人は出来上がっていたような…。全体的にふわっとしてて何が決め手になったんだかよく分かりませんでしたが、印象に残るシーンはとても多かったです。
Hシーンは最後の1回だけで良かったなあ。寛二の気持ちを聞く前に何度も手を出しまくる能勢に違和感しかありませんでした。
終わり方は夢があって良かったと思います。

0

ワールドワイドな恋の魔法

華やかで楽しい作品が読みたくて、表紙のイメージで選びました。

でも思ってたのとちょっと違ってて、心情の深さ、そしてワールドワイドまで拡がる世界観に少し驚き。

自分が歯車だという虚しさに立ち尽くすリーマンの能瀬。
その能瀬の姿を自殺⁉︎と勘違いして必死に止めようとするカフェバイトの寛二(ショウ)。
この2人の出会いから、雪崩を打って世界を飛び回る2人になっていくストーリーのスピード感やスケール感がなんかすごくて。
正直置いてきぼり感…
いや、ポジティブで、当初の「華やかで楽しい作品が読みたい」という希望にばっちり合ってるんだけど。だけど。
スピード感重視だったのかなぁ。とにかく能瀬の寛二へのアプローチとか性的接触とか色々早すぎません?
ここに目を瞑れば、2人ともお互いの存在を力として一念発起、自分の夢を追い、実現させていく、そして2人それぞれが世界を駆け回り…っていう展開は胸アツではありますが。
また、2人それぞれ。つまり遠距離というか休みが合う時に世界のどこででも会いに行くっていうフットワークの軽さもいい。憧れますね。
「社畜とバイト」から「CAとイリュージョニスト」になった2人。正に恋のマジック!

0

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