安全でない僕たちは

anzendenai bokutachi wa

安全でない僕たちは
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神88
  • 萌×275
  • 萌26
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
20
得点
823
評価数
197
平均
4.2 / 5
神率
44.7%
著者
奏島ゆこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
価格
¥780(税抜)  
ISBN
9784834264944

あらすじ

「俺がお前のこと好きだって、信じられる?」

Ωの生徒会長・梶野基己と、αの生徒会副会長・辻田豪。
豪は「Ωに興奮しないα」で、基己の幼馴染であり、唯一の親友だった。 しかし、豪が起こした〝ある行動〟により、二人の関係には大きく亀裂が入ってしまう。
誰よりも信頼していた豪に裏切られたと傷つく基己。
しかし基己も、豪の「本当の姿」を見ていなかったことに気づき……。 第二の性に翻弄される少年たちが織りなす、痛々しくも瑞々しい、先鋭的オメガバース!

表題作安全でない僕たちは

辻田豪,高校2年,生徒会副会長,α
梶野基己,高校2年,生徒会長,Ω

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数20

若さゆえの過ち

幼馴染である豪を発情しない特別なαだと信じているΩの基己と発情を隠して傍にいるαの豪のお話です。

ヒートになった基己が豪に無理やり抱かれる描写があるので、苦手な方はご注意下さい。

自分の勝手な独占欲で基己を裏切ってしまった豪と自分の理想を勝手に豪に押し付けていたことに気付いた基己が自分たちの過ちを省みて、これからをどうしていくかを悩み答えを出していく姿には心を打たれました。

過ちは許さずに、けれど新しく関係を築いていく二人のこれからを応援していきたいです。

ebookは白抜き修正でした。
1度目は無理やりですが、2度目は想いが通った後の幸せなえっちでした!

0

オメガバース

ふしぎなタイトルだな、と思ったのですが、オメガバースで、アルファとオメガの幼なじみカップルのお話でした。

オメガである自分に、否応もなく欲情するアルファ。幼なじみの豪だけは自分という人間をみてくれる、そう思っていたのに。。

ヒートにあてられながらも恋人としての関係を築こうともがく青年達のお話でした。
中立評価にしたのは、起承転結の転の部分にあたる出来事に納得がいかなかったから。
本当に相手を大切に思っているならしてはいけないこと。。しかも同級生という他人を使って。。
それだけに豪という人間のキャラクターが理解できなくなり、物語が頭に入ってこなくなった。

寡黙だけれど優しい豪が、ときどき照れて本心をみせるところはかわいいのですが、強さも見せて欲しかった。

0

新鮮な設定

幼馴染でニコイチな二人。アルファとオメガだけどアルファの豪はオメガの基己に反応しないから安全、大丈夫、性の問題じゃなく俺自身を見てくれてる!忠犬豪!なところからの…。

親友でオメガバース、片想い、裏切りなどなど目新しいですね。

オメガ性と戦ってる基己、オメガを見下すアルファが嫌いと過剰反応気味です。

豪とずっと一緒にいたのに…、全然豪を見てなかったんだ…。な基己と、基己しか見てなかった豪。とうとう安全な忠犬ポジから踏み出して。

良いお話でした。諦めたり卑屈や虐げられるオメガバースじゃなくて、戦いつつもアルファの中で葛藤を続けて。
早く番になればいいのに…。

0

表現がいい

うん、確かに安全ではないですよねオメガバの世界は。
荒ぶる本能に抗いながら、本能と理性が一致したら…ステキやん、なんて思いました。

豪がしたことは最低で基己が怒るのは当然。
でも時間を置いて、基己なりにそれまでの自分や豪のこと、今の気持ちなどを考え、豪のしたことは許せない、でもそれまでの2人はウソではない、信じたい、と和解するところよかったです。
さすが優秀なだけあり、理性的な考え方だわと説得力がありました。

αを忌み嫌う基己もまたバース性で周りを見ていたんですね、

豪がずっと基己を好きな気持ち、基己が豪を好きだと気づいていく気持ち、どちらもいい表現だなぁと思いました。きっちり伝わってくる。

ヒートを起こして、豪を欲しいと思うのが自分なのかそうでないのか戸惑うさまがよく伝わりました。
でも、豪を好きなのは本当だと、苦しみながら告白するシーンよかったです。

豪はもちろんうれしかっただろうし「もう我慢しなくていい」と言われてどれだけ解放されたんだろうと、豪の気持ちを想像していました。

この一連のシーン迫力がありました。
ずっと高いテンションで描かれるのすごいなぁと。

その後のほっこりらぶ〜な感じも彼ららしくてよかったです。

0

オメガバースだけど純粋な恋愛漫画

綺麗な表紙絵に惹かれて購入しました。
奏島ゆこ先生のデビューコミックスです。

絵柄は割と独特な雰囲気なので、好みが別れるかもしれません。でも私が読んできたオメガバース作品の中で、一番「恋愛をしてるな」と思う作品でした。たぶんオメガバースじゃなくても成り立つストーリー、でもオメガバースだから成り立ったストーリー。とても良かったです。

Ωだけどαより優秀な生徒会長・基己(受)と、幼馴染みでαの副会長・豪(攻)のお話。

基己はαが嫌い。でも豪だけは違うと信じていた。豪はΩの俺にαとして反応しない。ところがある日、基己の鞄から抑制剤が無くなっている事に気がつく。慌てる基己に近づくαから助けてくれたのは、やっぱり豪だった。豪だけはαだけど大丈夫。そう信じていたのに、豪は我慢できずに基己を襲ってしまう。ショックを受ける基己に追い討ちをかけるように、新たな事実が発覚する。なんと近づいてきたαに薬を盗ませたのは、豪だったのだ。豪は「αは怖いと知ってほしかった」「基己の事が好きだった」と謝罪する。反省し距離を置こうとする豪に対し、基己はずっと一緒にいたはずの豪の事を何も知らないんだと気づきー…。

幼馴染みのすれ違いものですね。オメガバが加わったせいで複雑に感じますが、王道ストーリーでした。だから伝わりやすくて読みやすかったです。もちろんエロはあるけど、そんなにエロくないのも逆に良かったです。その後のストーリーも爽やか。こんなオメガバが増えるといいなー。

オメガバは苦手だけど幼馴染みものが好きな人にも、オススメです。

1

感動するハピエンです!

序盤から泣きました。
どうなるのかなと思ったけど…。
ハッピーエンドで終わってよかったよ(TT)
基己が完全に嫌うのかなと思ったけど、本当に豪だけは特別で…お互いちゃんと向き合えてよかった!

大学生編?の基己の態度がめっちゃ可愛いかった♡
抱きついて「豪好きだ!」って?(T^T)



↓↓↓ストーリー↓↓↓
オメガとアルファというバース性を持ってる豪と基己はお互いにバース性の事で色々悩まされていました。

基己(オメガ)は、アルファをとても嫌っているんだけど、幼馴染であり唯一の親友である豪(アルファ)は特別。

だけど、ある日、信じていた親友、豪に襲われてしまいます。

豪は、自分は他のアルファとは違うってことを基己に見せたかったんだよね(><)
でも自分が思っていたよりオメガのヒートが強すぎて我慢できなくて…泣いてる基己を襲ってしまうんです。


豪(アルファ)は基己(オメガ)の特別でいたい、ずっと自分の事だけを見ていて欲しい。
豪は自分の気持ちを上手く伝えられずに、間違えた行動をしてまい…基己を襲い、自分の過ちを
反省して基己に謝りに行きます。

その時に豪は自分の気持ち伝えます。
だけどその後、もう「基己に近づかないから」と豪が距離を置きます。

基己は鈍感で小さい頃から一緒にいるのに、豪の好物さえ知らなかった。
基己の母親が豪の昔のお話を基己にしてくれて、そこでやっと色んなことに気が付きます。

その後、2人は仲直りしたんだけど、お互いの気持ちは有耶無耶にし過ごしていました
だけどある日、基己が急にヒートを起こしてしまいます。
豪が助けてくれて基己は豪の家に行くんだけど
その時にやっと…!
2人はくっつきます(TT)

バース性に葛藤していた2人だったけど、
最終的に幸せになれて良かったです!

2

今まで読んだ高校生のオメガバースで1番良かった

オメガバースの世界はこれまでにもたくさん描かれていますが、まだ未成熟な、大人でもない子供でもない彼らをとても誠実に描いてある作品だと感じました。

Ωだからαを求めているんじゃないか、αだからΩを好きだと勘違いしてるんじゃないか、その思考には人格など関係なく、ただの本能なんじゃないか
まだ高校生である彼らがそんな事を考えたり、気持ちだけでは体を制御できない事を知って絶望したり、わからないことに振り回されて悩んで苦しんで答えを見つけようとする。
まだ高校生、大人じゃないんです。
高校生を題材にしたお話でも、思考や行動が大人のように落ち着いていて、見た目だけ高校生だなと思える作品をよく見かける中で、この作品はきちんと高校生の物語でした。

間違った事をしてしまう。
好きな気持ちをどうしていいのかわからない。
自分が被害者だったはずなのに。
そんな様々な気持ちを抱えた末に基己と豪が結ばれた時は泣きそうになってしまいました。

Ωのヒートにあてられながら、αのフェロモンに惹かれながら、お互いが必死に自我を保とうとしてるのが読んでいてとても苦しく、自然に体に力が入っていました。
途切れ途切れになりながらも必死で自分の気持ちを伝えようとするのが読んでいても辛く、発情期のしんどさが伝わってくるようでした。

好き、好き、好き、「頭おかしくなりそう」
結ばれた二人に、頑張ったね、と涙ながらに言いたくなりました。

基己が、「豪が自分の事を好きなんだ」と気づく所があるのですが、そこがとても好きです。
言葉が少ない豪だからこそ、表情に表れていて無邪気さに悶えました。
豪の方がきっと長い間苦しんできたんだろうなと思えるので、思いが伝わって本当に良かった。
キューッと胸を締め付けられるようにせつなくて、青いオメガバースでした。
また読み返したい作品です。

4

大好きな作品です

読み終えたあと言葉も出てこない素晴らしい作品です。大好きです。

3

表紙から好みです!

あまり読まないオメガバース作品でしたが、この作品は楽しく読めました!
内容の面白さは他の方が語っているので、私は表紙の素晴らしさについて語ります。

表紙と帯のセットも好きですが、外して見る表紙も好きです。
同じ世界でもαとΩでは全然違う、はっきりと区切られた関係性であることを踏切の遮断機を使って表現されているのかなと思いました。裏表紙の遮断機が上がったように、性の区切りが無くなったとしても「お前の隣で一緒にいたい」と願う2人の姿がとても素敵で真っ直ぐでした。好きです!

もちろん表紙の表情も好きです!
普段は性の違いなんて気にしてない基己と豪の2人でも、基己の発情期中には嫌でも性の区切りを自覚させられる訳で…。その何とも言えない表情を表紙に収めてくれて、ありがとうの気持ちです。

とても素敵な表現力でオメガバースの世界観が描かれているので、普段あまり読まないジャンルだから…と悩んでいる方も一度読んでみると面白いかも知れません!私がそうでした(笑)表紙だけでも是非一度じっくり見て欲しい作品です!

2

あらゆる運命に逆らって生きようとする2人の物語

オメガバース作品は個人的に好き嫌いが激しいのですが、これは好きな作品でした。

αとΩ、それぞれの運命にいろんな面で抗おうとする2人がちょっと青く見えて、高校生設定に合っているストーリーと思いました。
思いが通じ合ってもなお、番になる選択をしない豪(攻め)の思いやりの深さと一貫性がイケメンだなあ……と。

かなりストーリーはしっかりしているのですが、それでも「もう少しじっくり読みたい!」という気持ちになったので、大学生になった2人の話など、続編が出てもいいなと思います。

1

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