究極の割れ鍋とじ蓋ラブ、再始動!!

君はパーフェクト NEXT LEVEL

you are perfect nextlevel

君はパーフェクト NEXT LEVEL
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神21
  • 萌×234
  • 萌10
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
15
得点
273
評価数
67
平均
4.1 / 5
神率
31.3%
著者
未散ソノオ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784040647845

あらすじ

デキる男・木関創也は、極度の世話焼き体質。
同期のものぐさ王子・野間ゆずは、そんな創也にとって好きなだけ世話ができる貴重な存在。
めでたく恋人同士になれたのに、寮の閉鎖が決定したうえに、ゆずの本社異動が決まって…!?
二人の絆が試される!
究極の割れ鍋とじ蓋ラブ、再始動!!

表題作君はパーフェクト NEXT LEVEL

木関創也,リーマン
野間ゆずは,リーマン

その他の収録作品

  • 君はパーフェクトこれからもよろしく(描き下ろし)

レビュー投稿数15

2人でいればいつだってパーフェクト!!

人に尽くすことを生き甲斐とするダメ人間製造機の木関さんと極力何もしたくない野間さんのお話、続編です!

寮生活で無事恋人へと進展し幸せに暮らしている2人に寮からの退居と本社への異動が襲いかかる!!
寮から退居することをきっかけに同棲を始める2人ですが、なんでも初見でできてしまう木関さんが料理をできなかったり、野間さんが過労で倒れてしまったりとトラブル多発!2人は今までの幸せな暮らしを取り戻せるのか!

とまあ色々起こりそうなあらすじを書いてしまいましたが基本的には木関さんが尽くし野間さんが甘える、逆に野間さんが木関さんに尽くすことを許しているともいえる不思議な関係は継続で、ちょっと悩んだりもしますが1巻以上に信頼を強固にした2人は基本ずっと幸せそうです。他人から見たらちょっと変わった凸凹でも凹凸がぴったり合えばこんなに幸せにまとまるんだなぁとしみじみ思う1冊でした。終始互いを必要としている2人、尊い!

1

さぁ、次のステージへ。

巻完璧な着地からの2巻Next levelへグレードアップ。
当て馬登場かな?なんて軽く考えてましたが、流石未散ソノオ先生。そんな簡単な話では無かったです。
メイン人間愛+デザートBLみたいな。
2巻、寮が無くなるという試練が訪れます。
なんと更に二人とも本社勤務へ。
初めての同棲、初めての職場、人間関係。
甘甘ですが不穏な始まり。
社長と秘書、主任の方々とても個性的で掻き回します。社長はゆず目当て。他は木関目当て。ここから面白い。
ゆずゆず端からみるとゲームだけの仕事で遊んでるだけだろ?何て思われてますが、ゆずなりの頑張りなんですよね。愚痴を聞いたり皆の受け止めきれない物を受け止めるクッションになっている。無意識に頑張ってます。
こう言う人材大事ですよ。初めて創也以外から必要とされる喜び。
完璧な創也にも苦手な事が有り、逆に安心。でも超スーパー器用人間なので一瞬で乗り越えますがね。
創也の成長もみられます。何でもしてあげたいを我慢する事。監視はどうかと思いますが…。
2巻は、ゆずからの愛もちゃんと伝わりました。
正に2人でニコイチ、パーフェクト。相手は自分とは違う。だけど怖くない。うんうん、先生のお言葉どうり。そこに気付けた事って素晴らしい。
社長が木関君を冷静に分析してたのは、自分と似ているからでしょうか。力が有り余ってるんですね。実際、現実に居ますよね。私は省エネタイプなので羨ましいのですが、それはそれで大変なんだろうな。
うまく仕事と御世話で発散させることによって上手く回り始めました。はぁー良いお話だったー。ハッピーエンドです♪
エロ?うーん、結構有りましたがストーリーに集中してそこまでエロく感じませんでした。

0

ハムスターをひっそり見守るあの感覚で

先の巻での辞職危機を乗り越え イチャイチャ寮生活を満喫する二人に新たな試練(?)がッ!


このカップルほんといいわ


相手のすべてを受け入れてるから 周りがどう騒ごうが動じる事もない

そんななか出された寮撤退の知らせと 合わせて持ち上がる野間への本社異動話
自分の昇進を拒否してまで野間と一緒にいたかった木関にすれば 寝耳に水

何があっても 木関の操りかたを心得てる野間と居れば二人は安泰なんだけど ここに来て 人をダメにする毒を吐き続ける木関にも不得手があることが判明


寮を出た事で手にした初めての生活 敗北感 仕事
マイペースなようでいて 気を遣い過ぎた2人

互いを想いすぎて増えたものに 手放さなきゃいけないものが分からず それでも思いあう

すげぇな 愛情過多って

全ての人を人をダメにするのが木関なら
全ての人を癒していくのが野間(たぶん)

運命ってやっぱあるんだよ

あぁ これってコレで終わりなのかな?
正直 永遠に見てらる気がする

そう あの夜中に一生懸命滑車を回し続けるハムスターをひっそり見守るあの感覚で

1

満たされる癒される!!

創也の徹底した世話の焼きっぷり!
人をダメにする世話焼き男って紹介されてるけど、ゆずにとってはそんなこと全くなし!

阿吽の呼吸で世話を焼き焼かれ、ちょっとした変化も見られて…流れるようにゆるゆるイチャイチャ♡♡♡満たされた、満足~~~って表情がめっちゃ良い!!じんわりしたり、ぎゅっときたり!良いお顔~まつ毛がふぁさーなのも、指先まで細やかなとこも好き!!

電子単話だけに入ってる特典もとことんイチャイチャあまあまゆったりで大好き!!!お世話するのも、されるのも、この人だからこそ!
"息をするようにイチャつく"って良い良い良い。

2

近くなりすぎて見えなくなるもの

前作でひたすらあまあまだった木関とゆずゆず。
いや、あまあまだったのは木関だけ?
ゆずゆずは基本的にマイペースでしたね。
それでもさらにステップアップしたあまあま関係が見られると、期待が膨らみまくりました。

開始早々、2人のオアシス・社員寮がなくなるという衝撃的なニュース。
絶望しつつも、一緒に住むこと胸を弾ませ過ぎな木関が可愛い。
そんな中で、今度は何とゆずゆずに本社異動の辞令が!?

という始まり。
今回も木関の有能ぶりが素晴らしかったです。
こういう人間になってみたかった…。
ひとの5倍以上の仕事をこなしても、なお有り余るエネルギー。
洗濯物を干しただけで「やったったわ」と思う自分が小さく思える…。
引き継ぎ業務をこなしつつ、新居探しに引っ越しの手配に、転居に関する手続き諸々、そこへ通常運転の「ゆずゆずのお世話」も手を抜かない。「すごい」の一言。
そんな木関にも鬼門がありましたよ。
完成形を見ただけでは出来ない、初めての挫折が「料理」。
異動先での激務を覚えながら、こっちもクリアしてしまう。化け物かと。

本社での勤務に驚きです。
社長的にはゆずゆずのおまけが木関。
他の人間からしたら、ずっと欲しかった木関を本社に来させる餌がゆずゆず。
この認識のズレも面白い。

新しい環境でいろいろな問題が浮き彫りになる2人ですが、ここでまた気付きが。

やっぱり主導権はゆずゆずが握ってる。

木関の生活はゆずゆず中心に回っているのは前作と変わりないのですが、木関の世話欲を満たすべく、案外冷静に状況判断していたんですよね、ゆずゆず。
ゆずゆずがメンテされているようで、実は木関もメンテナンスされている。
余剰エネルギーが爆発しないように、絶妙なさじ加減でお世話項目を増やすというテクニックに、「あ、この子、結構やりよる…」と多くの方が思ったのではないでしょうか。
そのゆずゆずがキャパオーバーになったことで、木関がだいぶショックを受ける展開があるのですが、いくら破れ鍋に綴じ蓋とは言え、別々の人間。
接写モードで写真を撮ろうとすると、最初はピントがなかなか合わないように、近づきすぎるとかえって見えなくなる部分ってあるんですよね。
それに気付いた木関の対処法が、素敵すぎました。

せっかく一緒に暮らし始めたのに…ということもあれば、仕事とは言え…ということもあり、前作よりも2人がベッタリという場面は少なめだったかも。
同じ職場でも業務が分かれて、それまでのように1日中お世話をすることがなくなってしまったことに寂しさを感じたものの、これが「Next Level」なんだな、と。
全てを許された小さい社会から一歩踏み出して、それぞれの適材適所でやるべきことをして、同じ家に帰る。
一方的にお世話しているようで、さじ加減という名の主導権を握っているのはゆずゆずという図式が2人の間でしっかり出来上がる。
あまあまを期待したわたしには少し物足りなさが残りましたが、2人の関係で言ったら、かなり前進していたなあと思いました。

前進したと言えば、今回リモート出演だった立川ですよ。
予告通りにとうとう義兄プランが…。
こういう脇ネタもしっかり拾っていくスタイル、大好きです。

評価は個人的に前作よりも下がってしまいましたが、それでも大好きな2人。
あとがきで未来のことが書かれていたということは、これでおしまい?
また会えるといいなあ、会いたいなあと思える、楽しい2人でした。

4

ネクストレベル!

前巻を読んだときの衝撃がすさまじかったので、今作が蛇足になりませんように...と願いながら読みました。
結果、読んでよかった~!と感激しました。

お互いにお互いでなければいけない2人が、環境が変わることによって起こる変化を共に乗り越えていく。
環境が変わるとそれに適応していくのは結構大変で、それをずぶずぶに癒着している2人はどう乗り越えていくのか。
1人でも結構大変なのに、癒着している2人だと大変度も2倍な気がします。

ただただ2人でいることが幸せだったところから、2人でいることに意味を見出していく。
どんなに変化が起こっても、2人でいることは変わらない。
最高の結末でした。

ゆずゆずのまつ毛が相変わらず美しい。
そして立川さんのキャラが濃厚で、少ない出番で良いところをかっさらっていきました。最高。

1

ぽかぽか

「君はパーフェクト」の続編でした。
好きな作品だったので恋人になってからの2人の日常をまた覗くことができて嬉しいです。

今作は、2人にとって大事な大事な寮の閉鎖が決まってしまったという大事件から始まりドキドキしていたのですが、晴れて同棲することになり思わずにまにましてしまいました。

ゆずゆずのお世話が大好きな創也なので、生活も上手く行くかと思われましたが、「お世話」と「生活」はやっぱり違うみたい。
完璧な創也でも料理は難しいみたいで初めての挫折。料理と格闘している創也にほっこりとしました。創也でも苦手なこともあるんだなとちょっぴり安心しました(笑)

前作に引き続き、全体的にほのぼのとしていたので安心感があり、心がぽかぽかと温かくなりました。
疲れている時に読むと一家に一人創也が欲しくなりますね。私はゆずゆずと一緒で、誰かにトイレに行ってもらいたい派です。


余談ですが、立川さんが本当に創也のお姉ちゃんとの子供ができていてびっくりでした。
執念怖い(笑)

3

読んでて癒される作品

2人が恋人同士になってからのその後ですが、なんと寮の閉鎖が決まってからの急展開にドキドキしながらも楽しめました。

いやしかし、創也のスペックの高いことに驚愕しました。
そして新しい職場の皆さんが創也とゆずを普通に受け入れている事実に更に驚愕です。
ゆずを本社に呼んだ社長のキャラが最高でした。出来るならあの職場で壁になって見ていたかった。www

2人の初めての同棲生活も全て順調と思いきや、ゆずが過労で倒れたりとちょこちょこ問題もあったりしたけど、更に2人のラブ度が深まったのが見れたのが嬉しかったです。

ゆずが自分を取り戻してからの活躍も良かったです。創也とゆずが周りを巻き込んで行くのが、今回のNEXT LEVELの醍醐味でした。

後書きにあった創也の今後が面白かったので、是非続編お願いします。
創也のお姉さんとあの人の赤ちゃんも気になります。www

1

最高のNEXT LEVEL♡

2人1組になったからNEXT LEVEL…よかった!

別々の人間だけどお互い大好きで必要で、相手の前ではいてもいいと思える。

ゆずが訥々と話す言葉に感動。
ゆずのお世話が生きがいで、しあわせ感じる創也が微笑ましい。

周りの2人へのツッコミに何回も笑ったw 

いろんなタイプの人間がいて、あるあるとも思うしw
創也や社長のパワーが余っているタイプや、ゆずみたいな省力タイプもいる(私はこっちw) 

社長のお友達人事にも笑ったし、主任がゆずに愚痴を聞いてもらうとこもよかった。

この作品も、そでやあとがきの先生の言葉が胸を打つ。
装丁のピンクかわいい。

不穏な展開なく、でも心地よいドキドキを感じながら、いちゃいちゃにしあわせを味わえました。

人はみんな違う、でも関わり合って生きていく。
そんなことをさらっとやさしく語られていて最高です。

1

ズボンプレッサー欲しい

未散先生の作品は一貫して似通ったテーマがあると思っています。しかし商業BL界で見ると似たようなものがない。一冊ハマればどれも楽しく読めると思う。

◾︎木関創也(異常な世話焼き)×野間ゆずゆず(縁故採用の同期)
今作ちょっと難解でした。BLテンプレのぬるま湯に浸かり切った脳とは違う頭を使わないといけない。読み返すと1話1ページ目重要なんですね。 5話を正確に読みとれてるかというと読み返してなお自信がない。

BL漫画にありがちな苦悩とはまた別の苦悩を乗り越えようとする人々が面白い。人間的な特性による苦悩。別に男でも女でも構わない感じです。でもこちとら男と男が見たい。そしてBL界で個性ある作品が読みたい。たどり着く未散先生の世界。

ラブ度が増してます。もともとラブラブだったけど。まさに、だいたい重なっていちゃいちゃしている。
ゆずゆずの"人間ではない何か"感が一層すごかったけど、声出して笑うゆずゆずは大変よかった。でも、未散先生の作品はまともそうな誰か(今回は木関)もまともではない割合が高いね。

電子限定おまけ漫画2枚 誕生日

3

生活とお世話

前作でカップルになった二人が、社員寮の閉鎖と、ゆずの本社異動に伴って、いよいよ同棲生活を始めたら…っていうお話。

1人暮らし生活をしたことのなかった二人で始めた同居生活に、新しい職場での仕事と人間関係。
創也は、料理という壁にぶち当たって生活とお世話の違いを思い知ったし、ゆずは過労で倒れてみて、自分自身のことをちゃんと言語化して認識できるようになって、同時に周りの人の状態もわかるようになったし、
本当にゆるぎなく無敵な「NEXT LEVEL」の二人。
ハッピーエンドです。

1

君さえいれば。どこまでだってパーフェクトになって行ける。

1巻の、黄色い表紙が可愛くて。とっても魅かれてたんですけど、続編が出るというのを知って、お纏め読みしようと、今か今かと待ち構えていました。さぁ、一気読み!と、思ってたのですが。意外に考えさせられる内容で、一気読みは難しく。日を開けてしまった次第です。この、価値観と世界観にしっかり慣れるまでは、続編に手を出すのは難しいかも。というか、むしろ1巻の濃さに感激した私にとっては続編はやはり甘あま後日談。ちょっとばかり軽く感じられました。何というか。そもそもがファンタジー要素があるんですが、彼等を取り巻く小さな社会=会社が割とトンデモなので。本作だけを読むのはちょっと難易度高めです。多分。

会社の寮で、甲斐甲斐しく「ゆずゆず」のお世話をしまくる木関。木関にとっては、「ゆずゆず」がすべて。お世話が出来ないと枯れてしまう。そんな2人は自他共に認める恋人同士に。2人を出逢わせてくれた社員寮は、閉鎖され、2人は寮を出て、同棲生活をスタートさせる事になる。これは、これまで寮の管理に頼っていた事や、食堂で賄われていた食事も。すべてすべて木関がお世話しなくてはならなくなるということ。木関は「ゆずゆず」のすべてのお世話が出来ることにテンションが上がったものの。何でも出来るパーフェクトイケメンの彼にも出来ない事があったのだと自分でも知ることとなる。それは料理‼︎ まぁ、そもそも頭が良くて仕事が出来て、努力家で。学ぶ事の好きな木関なので、コツさえ掴めば料理だってクリアするんです。そんな2人は支社から本社へ転勤に。そもそも社長のコネというか、気に入られて何となく入社した「ゆずゆず」は日がな一日社長の遊び相手。エッチな意味では無く。オンラインゲームの相手をし、雑談の相手をする。社内ではそんな「ゆずゆず」を「対社長策」だと喜んで受け入れられる。一見仕事をしていない、いや、実際してないんだけど。周囲は温かく受け入れている、というトンデモ。もちろん木関はフツーに優秀なので。ここでもバリバリと仕事をこなし、さらに「ゆずゆず」のお世話も入念。
約1名、主任だけが、そんな2人を疎ましく感じている様で、途中カツンカツン突っかかってくるものの、そこまで事を荒立てる事もなく。事態は穏便に流れて行く。
格別に嫌なことも、何も。起こらずに。
「ゆずゆず」の事を良いご身分だよ、とも思うのだけど。その身分にあやかれるのは、それこそ「ゆずゆず」だけにもたらされた栄誉で、特別。やっぱり彼はパーフェクトなのだ。
ここでふと考える。「ゆずゆず」の様な遊び、というかゆとり、というか。ほんの少しズレている隙間というか。そういうものが人生には必要で。それを具現化したものなのかも知れないなぁ、なんて思うのだ。
日がな一日ゲームをしているのも疲れる、と言って、体調を崩してしまう「ゆずゆず」はとても素敵に見えた。パーフェクトとは、完璧にスキがある事なのかも知れない。

修正は特に無いかな、そもそも少なめだし。木関の硬そうなお尻にはちょっと笑えてしまう。

0

君はパーフェクト

パーフェクトな作品でした
これぞ続編という感じ
イチャイチャ甘々なのに、足元をひゅーっと冷たい風が通るようなシーンもありつつ、けどやっぱりこの2人は破れ鍋に綴じ蓋
おさまるところにしっかりおさまる安心感が良かったです

未散先生の作品はどれも素敵ですが、このカップルもとても良かった
お互いがお互いを必要としていて、感謝とか労りとかそういう優しさに溢れてます

他のキャラも個性的で、けどみんなそれを修正するのではなくそのままを受け入れる懐の深いお話でした
普通のことなのに、優しい世界のように感じてしまうのは心が疲れてるからなんですかね
このお話はほっこり温かな気持ちにさせてくれます

6

居場所があるということ

「君はパーフェクト」の続編。
作者様曰く、「一対一からふたり一組になって」という次の段階の物語。

前作に引き続き、ほのぼのと可愛らしい。
そして、イチャイチャシーンは増量中。
前作では正直、創也はお世話してあげられる相手なら他の人でもいいんじゃない?ゆずは誰にも興味ないんじゃない?という部分を感じてました。
本作ではそこはさらっと超えて、創也はゆずにラブまっしぐら、ゆずもまあまあという具合。
…と、BLとしてはゆる甘な空気感でしたが。
私が興味を惹かれたのはそこじゃなくて、社長と創也の能力。パワー。
「力が有り余ってる」っていうの。
社長がゆずを「ゲーム要員」にする、のと。
創也がゆずのお世話をする、のは。
これのせいか…
…と腑に落ちた。
周りを振り落とすほどの強すぎるパワーを柔らかく吸ってくれるんだよね、ゆずは。
できないひととできすぎるひとの生きづらさ、のようなものが惹きあう…
こういうマッチングが社会に必要だよな…とつくづく感じてる。

4

その後のワレ鍋ととじ蓋

働く場所も寝る場所も一緒な創也とゆず。
ものぐさなゆずを磨くのが生きがいな創也でしたが、寮が取り壊されることと、ゆずの転勤が決まりーー…!

極度の世話焼き×究極のものぐさ王子
恋人になったワレ鍋ととじ蓋CPのその後です。

いい男がいい男に甘やかされてるのを見るのって、最高だと思うんですよね。
ゆずをめちゃくちゃ甘やかす創也に萌えた前作でしたが、CPになって次のステージに進んだ二人。
ついに、同棲です!

お世話と生活って違うんですね。
生活で一杯一杯になってたら、お世話どころじゃないですもんね。
それって、お世話される側にも言えることなのかも……

職場が変わったこと、創也と一つのベッドで寝ること、社長とゲームをすること; ──と、ストレス(過労)で倒れてしまったゆず。

ゆずも人の子だったんだなと思いました。
環境の変化にストレスを感じているし、新しい職場で居場所を見つけられたことに喜びを感じてる。
ほんの少しだけ、ゆずにも自立心が芽生えたのかな。
創也のそば以外にも居場所を見つけたゆずを寂しく思うでもなく、少しだけ自分を抑えて見守る事ができるようになった事……これは、創也にとっても大きな進歩だと思いました。

共依存から、少しは支え合える間柄になれたのかなー
ほんの少しだけね。

そして何より、前作ではあまり感じられなかった創也へのゆずの愛がたくさん感じられたのが良かった♡
幸せそうな二人が微笑ましかったです。

描き下ろしでは、立川さんが本当に義兄に!?
いいなぁ、創也の姉ちゃん。
産後も至れり尽くせりなんだろうな。羨ましい〜

7

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