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boku no muse
萌え萌え評価と思いましたが、この物語を一冊で気持ちよくまとめてくれている作者さんの技量に★プラスで、「神」にさせていただきました。
こんなにもしっかりした物語なのに一冊にまとまっていて、そして読んでいて違和感がありませんでした。作者さんが丁寧に描いてくれているからだと思います。
詰め込みすぎでもなく、駆け足になることもなく、よいテンポで主人公たちの今と過去を描いて見せてくれ、未来へ向けてのところで終わっていて読了後の充実度大きいです。
初読みの先生だったの他作品も追いかけていきたいと思いました。
スト重、初心者、腐教用にお勧めしたい作品です。
やっぱり、かつらぎ先生好きだな。
天才バイオリニストと潔癖気味な青年のほのぼのラブストーリーです。
ピアニストの兄に頼まれて、失恋して弾けなくなったバイオリニスト・律と同居することになった清春。
会って早々、律にアピールされるようになった清春はーー…
ゲイでもないのに、突然男同士の恋愛に発展する?という違和感があったのですが、実は二人の心の中にはずっとお互いがいたのだと分かりました。
律のバイオリンを聞いて世界が変わった清春と、幼い清春の言葉が心に残っていた律。
一言でいっちゃうと、多分お互いを変えるのはお互いでしかない二人なんだと思う。
潔癖は清春のアイデンティティじゃなくて、誰かに必要とされたい心の現れだったのだと感じました。
恋によってモチベーションが変化しちゃう落雁メンタルの律は心配だけど、恋が人を豊かにして音学を変えるっていうのは理解できた。
ゴールのない恋を、この先二人がどう育んでいくのか分からないけど、ゆっくり大切に温めていってほしいと思わせる優しいお話でした。
律のマネージャーは好きではなかったけど、清春の兄のキャラは大好きでした。ブラコン兄弟可愛い♡
描き下ろしがたっぷりあるのも良かったです。
かつらぎ先生は初読みの作家さんでした。
国際的なヴァイオリニストの律。
ピアニストの兄を持ち、綺麗好きな写譜(全然、そのようなお仕事の存在すら知らなかったです!)をする清春の話。
ストラディバリウスは、オーナーさんからレンタルしている場合も有るんですね~シェアすることも。
音楽家の方と縁がない生活なので、色々知らない事がわかって。
これはこれで、知識欲をくすぐられる。
律が、弾きたくなるモチベーションは帰国した日本に有りました。
それが、清春なんですよ。
清春は、潔癖。掃除をしまくる。
心の隙間を満たし、家族とは関係性を深める。だけど、他者は遠ざける。
律はおおらかで、散らかし屋さん。
あまりにも違う2人なのに、ヴァイオリン曲が2人を近づける。
清春、結構地味目なんですよ。初めは表情も固い。
律と過ごすことで、許せなかった事が許せるように変わっていく。
気持ちをちゃんと、伝えたり表情もはっきりしてくる。
派手さはないけれど、じっくりと丁寧なエピソードが積み上げられていくのが、良いです。
読み終わると、優しくなれる。
クラッシックを久しぶりに、じっくり来てみたくなりました。
律と清春のえっちは、自然な形で進みます。
清春のブラコンおにいちゃんの秋広。
楽しくて好きなキャラでした!
初読み作家様でした。
派手な展開よりも、登場人物達の心理描写を丁寧に描いている、優しい読後感のある作品です。
作中のあちこちに音楽に関するものが溢れていてそちらも素敵。
世界で活躍する天才ヴァイオリニスト・律と、ピアニストの兄を持つ写譜技術者の清春。
2人の恋模様も描きつつ、お互いの内面を知っていったり、ゆっくりと成長をしたりするお話。
まさかBL作品で写譜技術者のキャラクターが見られるとは思っていませんでした!
作曲家が書いた楽譜を清書したり、楽器ごとのパートに分けて譜面を書き起こしたりするお仕事です。
ソルフェージュ(読譜や聴音など)能力が無ければ出来ませんし、採譜(耳で聞いて譜面に書き起こす)も出来るようなので、清春は音楽的知識がかなり豊富な人なのではないかな?と思われます。
ドイツ帰りの律という人が、長年を海外を拠点にして過ごしていたからか、ラテン系というか、とても明るくおおらかで感情表現豊かな性格なのです。
でもメンタル面では少し気弱な部分もある。
一方の清春は、真面目で、潔癖症とまではいかないけれど度を超えた綺麗好きで、穏やかでのんびりとした優しい人。
この性格の部分だけを見ると相性があまり良くなさそうだったり、律がぐいぐいと清春に向かっていってしまいそうにも見えますが、そんな事もなく。
恋の始まりが唐突でも、性格や気持ちが優しい者同士の組み合わせなのもあって、終始2人で歩幅をあわせて歩くようにゆっくりと関係を深めていきます。
お互いにお互いを否定しないというか、理解しようとする姿勢が強い2人なのが良かった。
気持ちをきちんと言葉にして伝えたり、当たり前にあって気が付かなかった本当に大切なものは何かを思い出したり。
内面がぐるぐるとしやすい2人でしたが、その分心の動きが丁寧に描かれていました。
律が清春の楽園に持って来た苗は花を咲かせ、その花が枯れない限り恋は続いていく。
ただ、かなりの遠距離恋愛ですし、この先の未来がどうなるのかは読者にも2人にも分かりませんね。
1冊をかけて本当にゆっくりと進んだ恋なので、律の言うこれからのプランもじっくりゆっくり、2人で手探りで一緒に考えながら進んでいくのではないでしょうか。
出来れば末長く一緒にいて欲しいなあ。
清春のお兄ちゃんの秋広がすごく好きなキャラクターでした!
そもそも彼の一声が無ければこの2人が出会う事もなかったはず。
律のマネージャーさんは有能なのだろうけれど、好き嫌いは分かれそうだなあ。
付き合い始めるまでは2話なのに、その2話で特に清春の感情が丁寧に描かれているのが印象深い。
その辺りの丁寧さが好きだったのに、3話以降介入してくるマネージャーの人権無視の振る舞いに反吐が出て、どうも精神衛生上よくなかった。もちろん仕事はきちんとするべきだと思いますけど。
「律さんと比べたら誰でも強いんじゃないかな」ってセリフがサラッと書かれてるけど相当辛辣である。清春の毒気が好きだ。
マネージャーのモヤモヤのピークが過ぎて、彼らがきちんと会話して問題解決をはかるあたりでグッと好きな作品に。描き下ろしもよかった!一瞬で落ちてきた沢山の恋愛から一歩進んで、人生を共に歩むことをきちんと考えてる。
電子限定おまけ漫画4枚 かなり重要エピソード
萌〜萌2
ふわりとした優しいBLでした。
恋愛体質なバイオリニストの律と、写譜を生業とするきれい好き(いやこれ潔癖笑)な清春。お互いに恋愛にまつわる過去のあれこれを払拭し、恋人になるまでが描かれています。
まず、写譜という珍しい職業に興味をひかれます。といってもお仕事BLではないので内容には触れられていないのですが、とてもいいスパイスになっていました。
それから表現がとても詩的で文学的で、そして音楽的。流れるメロディに誰かが歌っているような、優しい時間を過ごすことができました。音楽という次元の違うテーマを紙面に落とし込んでいるのはすごいです。
清春の楽園に苗を持ってきた律。樹木やつぼみという表現が清春の雰囲気にピッタリでした。二人で水をあげてたくさんの花を咲かせてほしいです。
いつかは清春があっちに行くのかな?二人ともそれぞれに芯を持っているので依存し合うような関係にはならなそうですが、ときには感情に任せてしまうところも見てみたいな。
じんわりじんわり良かった~が沁みる!!
こだわり強い人が、徐々に解れてくのに良いですね!!
しかも素直だから、反応が可愛い可愛い。
律のペースに巻き込まれながら、戸惑ってるのも平静すぎるのも可愛い!!
変わろうと努力する面も見えつつ、気負いしすぎずに
いつの間にか変化していくのが良かったです。
恋は一瞬で落ちるものでもあり、いつの間にか好きが根付いて心地よくなってる。
2タイプの好きをじんわり堪能!!!
律のヴァイオリンをそれぞれ尊重し合う心意気も良い!!
これもある意味お仕事BL?醍醐味~
あと、お兄ちゃんの絡み方も楽しかった!!
とにかく弟が可愛くて可愛くて仕方ない猫可愛がりするブラコンお兄ちゃん大好き~~~
ちゃんと弟を尊重しつつブラコンしてる塩梅が良い!!
ヴァイオリニストと写譜屋さんの恋のお話、すごく素敵でした。
明るくふんわり、細かいことは気にしないようにみえて(実際気にしないことも多々ある)
実はすごく繊細な一面がある律。
恋をしていないと弾けない、だなんて聞こえはすごくロマンチックですが
それを生業としているならば致命傷にもなってしまうわけで…
実際、清春に出会うまでの1年のブランクは失恋したことによる意欲の低下だったというのが彼の脆さを物語っていました。
清春は超がつくほどの綺麗好きで、それによって恋人と別れてしまった過去があり。
自分の気持ちを伝えることも苦手なので、律からの好意を受け取っても
どう形にしたらいいのか悩んでしまう。
たくさん考えて、清春はやっと自分の気持ちに気付き
これからやっと甘々なふたりが見られると思ったらまさかの律のマネ(奏)登場。
彼女のやり方には共感出来る部分がなかったし、イライラしてしまいましたが
そういう"障害"も乗り越えられるという証明のためには彼女の存在は必要だったんだなと納得しました。
かなり大変な遠恋ではあるけれど、幸せそうなふたりも見ることが出来て良かったです。
感覚で生きているヴァイオリニストの律がとても率直なキャラで、彼に好かれる人は幸せだろうなと思いました。対する清春は彼の大ファンでありながら、そんな彼と同棲し好意を向けられても、のめり込んだり恐縮し過ぎたりせず適度な距離感を持って接していて、律とのバランスが良いように感じました。潔癖症の人の絶対領域を崩せるくらいの関係性を築くことってとても難しいと思うので、真っ直ぐ向かっていける律だからこそできたことだろうなと。全体的には満足ですが、律が清春に惹かれた心情がもう少し深掘りされているともっとハマれた気がします。