恋する犬はよく転ぶ

koi suru inu ha yoku korobu

恋する犬はよく転ぶ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
51
評価数
14
平均
3.8 / 5
神率
42.9%
著者
かつらぎ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199609039

あらすじ

年下の忠犬ワンコのバイトくん×ワケアリ敏腕若手社長v

冠婚葬祭からお見合いの代役まで、あなたの家族を派遣します!!
家族代行限定の派遣会社「レンタルファミリープラン」でバイトとして働く柴(しば)。
社長の真木(まき)には怒られてばかりだけれど、めげずに日々勉強中だ。
「途方に暮れていた俺を拾って、側に置いてくれたマキさんの役に立ちたい」
膨らむ恋心に蓋をしながら、認めてもらえる男になるため奮闘する毎日で――!?

表題作恋する犬はよく転ぶ

柴 健,家族代行派遣会社バイト
真木 圭司,家族代行派遣会社社長

レビュー投稿数4

色々な家族の形

面白かった!
お仕事中心で糖分は控えめですが、読みごたえがありました。

とある事情から故郷を飛び出して、家族代行派遣会社で働く柴は
つれない社長の真木に密かに想いを寄せていました。

依頼内容は冠婚葬祭から恋のお悩み相談、お見合いの代役など
様々で人間ドラマを覗いているようで面白かったです。

単純だけど真木の役に立ちたい一心でひたむきに頑張る柴がいい子で、
だからこそ、絶対報われてほしいといつしか柴側の応援者側の視点で
物語を追ってしまっていました。

どんなときもポジティブな柴のお陰で基本的には明るめなトーンでしたが、
読み進めるにつれて人間の抱える闇が引き起こす事件が勃発したり、
柴のコンプレックスや真木の家族にまつわる過去などが明かされ、
コミカル一辺倒では終えず、シリアスな雰囲気も。

柴が事件に巻き込まれたことで責任を感じた真木が姿を消すなどの
ハプニングもありましたが、最後は柴の粘り勝ちでした。
柴の想いを受け容れ、真木の側も少なからず柴を思ってくれていたことは
伝わってきましたが、最後はセックスでうやむやになってしまった感が
拭えませんでした。
これは晴れて恋人同士になったってことでいいのかな?
ここまでのんびりと進んできた二人の恋なので、
急展開的に決着がついてしまい、ちょっともったいない気も。
こういった依頼受ける系のお話はシリーズ化しても面白そうなので、
続編でその後の二人のお話もみてみたいなぁ…。

1

ゆるさが微妙

性癖開拓に前向きな姿勢と、優しい作風が好きな作家様です。

BL的にはラブ薄めの家族ドラマ系ストーリー。

主人公のシバはゲイ。地元にいると性的指向が報われず、家族にもいえない閉塞感から(高校卒業後くらい?)、黙って家を飛び出します。

そこへ家族代行業を営むマキに声をかけられ、お手伝いからバイトを志願。雑用係に甘んずるものの、大好きなマキさんに褒められたいがために奮闘するのですが…

シバがワンコキャラといっていいのか、あんまり周りが見えていない人なんですよね。マキさんも影のある美人さんで、ワンコとツンデレ美人カプになりそう…なんですけど、、

作者様のキュッと締まった短編が好きなのですが、コミックス一冊分くらいの長さになるとなぜか迷走感が拭えず、ゴールが見えにくくなってしまうきらいがありまして。あ、もちろん個人的な印象でしかありませんが…。オチに向かって描いているというより、なんとなく探りながら描いているように感じてしまうのです。

このお話は家族がキーワードとなっているのは明らかなんですが、家族の描写が多くてシバとマキのラブはどこ?っていうくらいはぐらかされまくりました。最後にマキさん男前だな…と色気も少なめで終了。

これが序章なら期待できるのかもしれないけれど、そうでないなら消化不良起こしそうです。

絵柄も少ーしさみしい。前はもっとあたたかみがあって、キャラの顔、特に目の表情がすごく好きだったんですが…。

1

家族とは

家族代行限定の派遣会社を舞台にしたお話。
地方から出てきた柴が田舎と都会との金銭感覚の違いに困っていたところ、社長の真木にバイトをしないかと持ち掛けられ
真木の会社で働き始めたところからふたりの関係は始まっていきました。

昔からゲイだと自覚していたけれど地方特有の閉鎖的な部分をよく理解していて、自由に生きられない地元から出てきた柴。
そして、真木に出会い一緒に仕事をしていくうちに恋に落ちるというわけです。

早々に真木への恋心は明かされますが、本人へのアプローチや好きになったきっかけのエピソードなどはなく。
淡々と仕事メインでお話は進んでいき、最終話でやっとふたりの絡みがある、という感じでした。

日々過ごす中で真木に惹かれていったところがあったのだろうと思いますが、その部分が伝わってこないので真木の良さがイマイチわからず…。
どんなところに惹かれたのかだけでももっとしっかり描いてほしかったな、と。
セックスする展開も唐突で戸惑ってしまいました。

ボリュームのある作品で読み応えがあったし、各話毎に違うエピソードがあるところに拘りを感じましたが
そこに柴と真木の恋愛が埋もれてしまっている気がして…
もう少しスッキリとふたりのお話を読んでみたかったなと思いました。

0

家族代行

独特なお仕事もので、カップルのキャラ付けも面白い。設定はとてもよいと思うのですが、なんとなく乗り切れませんでした。

まず、主人公となるワンコ攻め、柴。ゲイであることから家を出て東京に。路頭に迷っているところを派遣会社の真木に拾われる。
出だしの田舎を出るシーンがいいですね。
ところが、です。いきなりご飯食べながら社用電話の応対をする柴。仕事に真面目に取り組んでない感じがちょっとなあ、という印象から始まってしまった。
あと真木さん。キレイ系だと思うんですが、顔のイメージが定まらないというか。影のある美人で仕事ができるっていうキャラですが、なぜかそう思えなくて。。

ギャグっぽいテイストもあり、そっちに振っても良かったのかもと思います。しっとり影のあるお話とギャグの間でどっちつかずだった感じで、残念ながら自分にははまらなかったです。すみません。。

0

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