BUDDY DEADLOCK season2

BUDDY DEADLOCK season2

BUDDY DEADLOCK season2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神143
  • 萌×222
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
19
得点
821
評価数
173
平均
4.8 / 5
神率
82.7%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784199009877

あらすじ

ユウトに新しい相棒が登場!?
LAを舞台に繰り広げる
DEADLOCKのセカンドシーズン、第3弾!!

ロス市警麻薬課に入って2年が過ぎたユウト。ディックとの生活は順調だが、最近の悩みは、
新しく組むことになった相棒・キースのことだ。
ライダースジャケットに武骨なブーツ姿。
一匹狼のように振る舞う3歳下の相棒は、
なかなかユウトに心を開いてくれない。
距離感に悩んでいたある日、キースと組んでの
密売組織への囮捜査を命じられ…!?

表題作BUDDY DEADLOCK season2

ディック(リチャード・エヴァーソン)
ユウト・レニックス,ロサンゼルス市警

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数19

なんとも…

私の理解が追いついていない所為かもしれませんが率直な感想をレビューしたいと思います…

ここまでシリーズ全作読んでますがこんなに煮え切らない思いをしたのは初めてです。
わたしにはディックもユウトもマイナスなイメージで終わってしました。

ユウトがここまで全て受け入れてしまうとは…キャラブレを感じ残念です…
でもこの作品のレビュー全て読んだ結果、もしかしたら受け入れられない私が頭固すぎるのかな?とも…

続くのかわかりませんが、また必ず読むことに変わりはありません。

0

やっぱり最強の不死身バディ

ユウトが主役の、ロス市警のお仕事が中心のお話。
どんなときも何があってもユウトの帰る場所にはディックがいて、精神的な支えになっている二人の関係性がとても良かった。少々恐怖を感じるほどディックの愛情は重く深いが、相手がしっかり受け止められるユウトなので安心して見ていられる。
新キャラのユウトの相棒キースは、生意気反抗期な子供っぽさが可愛かった。

今回の事件は麻薬絡みで、初期三部作と数名のキャラが繋がっており、懐かしい名前がぽんぽん出てきた。
綱渡り的な場面では、さまざまな縁に何度も救われるユウト。その最たるものであるディックに、最後は物理的にも救われていて、種明かしに笑ってしまった。もはやディックはユウトのストーカーというか陰の護衛。最強の不死身カプ。

キースは変化が見えやすいタイプのキャラ。出てきた瞬間から、相棒としての絆が生まれる過程を見れるのね、と期待が高まる。
(表紙はユウトとキース?これでgoが出るってすごいな。キャラ文庫の好感度が上がった。)

キースと話すユウトはとても素直で柔軟な思考が面白かった。一度キースにキレてからは熟考する前に意見を口にするようになり、反論されると即考え直す。相手の言いたいことをすとんと自身の中に落とし込み、そこから議論を発展させる、これの繰り返し。
関わった相手が次々とユウトに心を開く理由はこういうところにある気がした。

BLでいう受け愛され状態なユウトに、そこまで不自然さがない。確かに「偽善者」と言いたくなる場面も多いが、本気で貫く姿は眩しく、キースも根底には憧れる気持ちがあるんじゃないかと思った。

疲れて寄りかかるユウトに、ディックがかける言葉や爆発させた本音もとても良かった。愛か自己満足かで悩むディックはユウトを愛しすぎていて、なんかもうすごい。
二人の会話は全て夢と理想のようでふわふわした読み心地だった。特にディックのセリフは、こういうこと言われたい人多いだろうな、が率直な感想。現実世界にはこうでない相手への不満が溢れすぎているから。

事件の解決はなんともいえない。その後ユウトとキースが職場に居づらくならないと良いな。
ラストはお約束のいつメン+キースでホームパーティー。過去にも一つの決着を付けてスッキリ。いつかロブの講演を聴いてみたい。
一冊の締め方もとても好き。

事件あり甘々甘々ありトンデモ展開ありで楽しく読めた。面白かった!

3

DEADLOCKファン歓喜!

2020年新参者の私にとっては、この本が現時点での一番最後のDEADLOCKシリーズということになりました。
でもなんだか読んでいるとseason2他の2作品とは異なり、まだまだ続いていきそうな感じを受けました。DEADLOCKseason2 part3の第1巻的な?このシリーズは10冊もあり、新参者にはどれがどの続きか一見わからないくらいなのに更にそれを複雑化するような……倒。

でも良かったー!まだまだキースとユウトの話がみたいです。DEADLOCKseason2 part3の第2巻(複雑!)の発売を心待ちにしています。


ここからはものすごいネタバレです!注意!


このお話は。DEADLOCKファンに見たいシーンを事前アンケートでもとったのかなってくらいのファンサービスに溢れた内容なんです。
私が楽しかったシーンの具体例を26個挙げますと、
①ダグとディックのサーフィン姿(高階先生ありがとうございます)。
②ネト登場!元気そうで良かったぁ。
③サーファーディックが女子にモテて嫉妬するユウト。
④ヨシュアのちょっと変わったロブ愛。
⑤ルイスの自身の小説からの名言。
⑥パコの口から語られるユウト幼少期&二人の仲の良さ。
⑦恋人はモテない方がいいと思っている、自覚ないけど自分は恋人以外からモテモテのユウト。
⑧警察官として麻薬捜査するかっこいいユウトとキース(DEADLOCKらしい展開!)
⑨仕事で疲れたユウトをユーモアと優しさと愛で包んでくれるディック。
⑩「人にあれこれ言うのが嫌いなんだ」と言うディックに対して「俺にはあれこれ言うのに」と返すユウト。
⑪ユウトに犬のように扱われ「ワン!」と受け入れちゃうディック。
⑫ワクワクドキドキのユウト囮捜査展開。当然めちゃくちゃ心配するディック。
⑬スラングな英語を話せちゃうユウト。
⑭以前、刑務所にいた事で悪いやつらに前科持ち認定されて信頼を得て囮捜査上手くいっちゃうところ。
⑮キースとユウトの仕事中、車内での言い合い
⑯バスルームでの世界一いい男決定戦。
⑰「俺のせいでお前が死んだら俺は生きていけない。だからお前は自分が生きることを選択してくれ」とか言っちゃうディック。
⑱キースとディックの仲を心配するユウト。キースとユウトの仲を心配するディック。
⑲ユウトに「お前は俺のこと好きすぎる」と言われてしまい、その病気は完治しなくてもいいと答えてしまうディック。
⑳ユウト、コカイン吸入からのキース介抱
㉑「ベタ惚れなのはディックも同じだ」とか、ユウトは自分ベタ惚れなの否定しないの?しかもディックも同じとか惚気ちゃうところ。
㉒二人のお互いを思い合う優しい会話!
㉓ユウトを心配するあまり、寝ている時でもユウトの手を握りしめちゃうディック。
㉔車を盾にしたユウトとキースの銃撃戦。
㉕ロス市警の制服姿のユウト(高階先生ありがとうございます)。
㉖リーサルウェポン・ディック!
が楽しかったです。
端的に言うとこのお話全部好き。

2

電子版と本2冊購入

大好きなシリーズの最新作ということもあり、大きく期待していたのですがその期待を上回る作品でした。
ユウトの仕事ぶりは前々から気になっていたのと、キースという濃い新キャラクターの登場でますます盛り上がりを感じたDEADLOCKシリーズです・・・!

漫画も発売されたので・・・アニメかも期待していいのでしょうか・・・?
漫画化、アニメ化もして欲しい作品ですね。

ずっと応援し続けたい作品です。作中の心情や描写も秀逸です。基本的にユウト視点が多いのですが、今度はディック目線での作品を読みたい・・・!これからの作品にも目が離せません。

4

すみません。ちょっと辛口で。

このシリーズのファンで、番外編や他のカップルの作品含め、全シリーズ読んでます。
今回は、ユウトの新相棒との確執と麻薬密売組織を絡めたお話。ネタバレになるのであまり詳しくは触れませんが、シーズン1でのコルブスとの因縁に関連する部分も少し出てきます。

もちろん、英田先生の御作品なので、事件を絡めたお話の展開としては、BLの枠を越えた面白さがありますし、今回の事件を通してディックとユウトの絆が更に深まり、BLらしいところも存分に楽しめました。
しかしながら……、これ一冊だけであれば十分に満足できたのでしょうけど、どうしてもシーズン1を引きずってしまって……、つい物足りなさを感じてしまいました。
漠然とした感覚なのでうまくは説明できませんが、アメリカ社会のダークな部分への考察だとか、個々の人物が抱える事情だとか、それをふまえた心の通い合いだとか……、細かいところでちょいちょいシーズン1に比べて物足りなさを感じてしまい、やはりあれを超える感動はもう来ないのかなと寂しくなってしまいました。

今回は1冊で完結ですし、作品容量的には仕方ないところはあると思います。
もちろん、これ1冊だけで考えれば、十分に満足できる一冊でした。

2

あのプレイ

耐えきれずに読みました。本当は途中読みの小説やいわゆる"積んである"本が沢山あったので、もう少し後でもいいかな〜と思っていたのですが、初動への貢献は大事!!

season2の一冊目が非日常で起こる事件だったので、ディックとユウトの日常の中で起こる事件が読みたいな〜と思っていました。時間差で念願が叶って嬉しいです。

書きたいポイントは沢山あれど、今回自分にとってかなり重要だった点…こんな素晴らしい作品のソコですか?!ってぐらい下世話で申し訳ないのですが、SM嗜好のない2人のイラ◯チオ!!!文脈含めてとっっっても好きでした。
SM的な要素のある作品、あるいはビッチ受けや俺様攻めではまま見るこのプレイ、それをこの2人で見られるなんて。
さらに良かったのが、ディックも言及している「ユウトが自虐的にこの行為に及んだ」可能性…大好きなんですこういう展開。少なからずそんな意図もあってした行為でユウトが興奮して、かつ、それに戸惑いつつ男のサガに抗わないディックというこの構図。さほど長くはない(短くもないけど)この描写に振り切れる萌がありました。すぐに謝るディックが堪らない。この良さは1冊の小説では出しきれない、シリーズの長きにわたり書かれてきた2人の人間性の土台によるものであるところも重要です。

早く寝たいだの寝たくないだのでユウトが怒ったり、それにディックがひたすら謝ったり、あ〜こういうことか〜と。番外編2冊で語られていたディックの立ち位置が本編で書かれる喜び。
ラストの展開なんてディックの振る舞いはほぼ狂気なのですが、"罹患者"だから手の施しようがない。

この1冊で気になったのが、ディックの狂気とユウトの違反行為です。ユウトが十字架を背負い続ける覚悟をする形で終わりましたが、それにしてもギリギリのラインを超えることに慣れてしまうユウトは見たくないなと。休み中に囮捜査した挙句のコカイン吸引で既にかなりの暴走だと思っていた自分からすると、ラストは完全アウトでした。ここから転落の一途を辿るタイプではないでしょうが、自分とパートナーの立場を危うくする行為で、軽率としか言えない。人に言えないことは多くなればなるほど、自分も辛いし、他人に付け入る隙を与えるのに。ユウトには大切にしているこの職を失って欲しくない。ディックに比べてその辺のポリシーがユウトは緩い気がするんですよ。

キースについて書くスペースが無くなりました。トーニャ初対面の辺りから、嫌いじゃない笑

5

ここから読んでもイケる。

さすが安定の面白さ。
レビューのタイトルとして「ここから読んでも」と書きましたが、本作は「DEADLOCK」シリーズとして10作目、しかしながら「もう手を出せない…」と思っている未読の方こそ読んでほしいと思いました。
実は「DEADLOCK」のシーズン1、元々の始まりは非常に硬質で乾いていて、陰謀、テロ、死、復讐が中心の一種怖い話、暗い話なんですよね。
だけど今のディックとユウトの間には固い信頼と愛情があり、非常に甘い空気が流れている。特に本作の冒頭は、サーフィンをするディックを見て何て自分の恋人はかっこいいんだろう…とまた恋心が疼くユウトの内面から始まるので、読みやすさも満点。その上これまでの登場人物も揃っていて、その関係性や今の安定も描かれているので本当に安心して読める。
本作の視点はユウト。LA市警麻薬課所属のユウトに新しい相棒があてがわれるが、彼・キースと気が合わずに最近のユウトは滅入っている…という設定。
しかし、キースは昔の自分なんですよね。他人と距離を置いている人間。そこを思い出しながら、自然にあの「DEADLOCK」本編での刑務所、そこでのディックとの出会い、コルブスの事件を織り込んでいく。
冷たく復讐を遂行する鉄の意志を持った男・ディックが自分との愛で変わっていったこと、それでもディックの心の中には今までの罪を抱え込んでいる事、ユウトのためなら文字通り死を怖れない極端な心、なども。
私の話なのですが。私って、シリーズ作品読む時できるだけ発表順に読みたいタイプなんですよね。だから当然「DEADLOCK」も1作目から順に読んでるんだけど、正直暗いし重いし残酷だと思っていて。
だけどこの作品から入れば逆にあの暗く悲しい「DEADLOCK」の印象が良い方に変わるような気がしてる。
また、囮捜査でのクライマックス、銃撃戦でユウト達は結局助かるんだけど(ネタバレですみません…)、そこにあのコルブスの記憶が絡まってくる…そんな構成もとても良くて、ごく自然に「DEADLOCK」全体を包括するような作品になっていると感じます。
もう今からじゃ…と思っている方、本当にここからで大丈夫。そして遡って読んでみて下さい。「DEADLOCK」の世界にハマること請け合いです。

10

わんこディック

DEADLOCK10冊目、おめでとうございます!「ユウトと新相棒の活躍~わんこと化したディックの愛情ソースを添えて~」という感じのお話に加えて、懐かしい方の香りが少ししたり、正しいことって何と考えさせられるところもあり、色々沁みましたので萌2にしました。圧倒的なインパクトあるものがバーンと出てくるというよりは、じわじわキた印象です。本編290P弱+あとがき。

ロス市警に入って2年たったユウトですが、相棒デニーが異動になり、新しく年下のキースとペアを組むことに。このキースが不愛想極まりない男で、ストレス満点の日々。ところがある日、二人で見張っていた時に捕まえた男から大物へのつながりをつかむことができ・・・と続きます。

攻め受け、既刊で出てきているメンバー以外の登場人物は
キース(ユウトの新相棒)、モレイラ(薬関係の大物)、クロウ、カミロ(モレイラの仲間)、他、ユウトの刑事仲間複数。クロウ、また出てきますかね・・?

++以下内容に触れる感想

好きだったのはディックの「ユウトが好きすぎる病」。今までもヘタレわんこ化していたことのあったディックだと思いますが、今回その病が重症化したのではと思います。もうヘタレってるディックが可愛くて可愛くて。ユウトはまじで今回危ない橋を渡ろうとするので、ディックがハラハラ心配するのはごもっとも、こっちもドキドキします。全体としてはシリアス事件でうっかりすると重くなるかと思うのですが、そこをディックとユウトの可愛らしいやりとりで救われた心地なんです。ディック有難うね。

それ以外では、今回、ユウトのお仕事悩み部分にシンクロしたり、最後の方に懐かしいコルブスのエピソードが出てきて半泣きになったり、「何もかも正しいことが良い事とは限らない」と感じて複雑な思いを持ったり、色々読み応えあって、とても良かったです。スルメみたいに読めば読むほど色んな味わいを何度でも楽しめそうです。

そして先生のあとがき。執筆中の様々な事を振り返っておられるくだりでは、「書き上げてくださって有難うございました」と本当に頭が下がる思いでした。他のカプたちも大好きですし、勿論ディックとユウトとユウティも大好きなので、一人でも多くの方にDEADLOCKを読んでいただけると嬉しいです。長いシリーズですが、警察ものがお好きな方でしたら、是非1巻から。どうぞよろしくお願いいたします。

10

今回の表紙!

大好きなシリーズがこんなに長く続いてくれて嬉しいです。物語の最初は仲良し美形ゲイカップル仲間達のビーチでの集まりから。「うちの彼氏かっこいいでしょ?」「うちの彼氏の可愛さは神」みたいな彼氏自慢をお互いに始めるバカップル達。

でも今回の主役はロス市警に勤めるユウトとちょっと生意気な新入りの相棒・キース。なんと「バディ」という副題でこのキースとユウトの2ショットが表紙です。BL小説だというのに。ディックがこの表紙を見たら嫉妬で発狂しそうです。でも巻頭カラーがディックとユウトと愛犬ユウティの海辺での3ショット。幸せファミリー感が出てます。

ユウトのお仕事シーンがメインで相棒と囮捜査をやったり作戦中の味方に死者が出たり、ユウトって危険な仕事についてたんだと改めて思ってしんみり。でも何度もこっそり任務についていってユウトを守りたがる心配症のお父さんみたいなディックにはちょっと笑ってしまいました。

家に帰ってラブラブな2人のシーンもしっかり書かれていて良かったです。

7

指折り数えて待っていた1冊

初回限定ペーパーにつられてAmazonさんで予約して、楽しみに待っていた本です。発売日に読むには何とか便というのを指定しなければいけないと知ったのは発売日を過ぎて3日目、到着してからでした。

まあ、そんなことはどうでもよくて。
二人で暮らし始めて2年のディックとユウト、相変わらずのラブラブっぷりですが、実はディックが不治の病に侵されていると判明。ディックは「このままでいい」と言うのですが、そのときユウトは!?

という話のわけがない(笑)
いやー、つい限定ペーパーから読んでしまって(だって表紙をめくったら挟まってたんだもん)ユウトの仕事上での相棒、キースに嫉妬をメラメラ燃やすディックが可愛くて可愛くて。
でも本編を読んでいると、キースの愚痴を零すユウトに対して、なんとかなだめようと苦心しているディック。おいおい、と突っ込みつつ、後にそれは建前だったと判明します。
だよねー、メラメラディックの方が可愛くて私は好きです。

さて、冒頭はオールスターズのビーチでのシーンから始まります。
なんと、ネトが帰ってきてる!! もう、ここで私は狂喜乱舞しましたよ。ああ、ネト~。
皆さんが相変わらずイケメンでカッコよくて毒舌でキュートで優しい。いいなあ。
こうして相変わらずのみんなに会わせてくれるのが英田サキ先生の優しさですね。有難うございます!
そして今回の「BUDDY」初登場のキースですが、やっぱりイケメン。後に、我らがユウトに転ぶのか、転ばないのか!? その辺が気になりますが、本冊ではノーマルのままです。
うん。ユウトはやめた方がいいよ。ディックに暗殺されちゃいますからね(笑)。

あらすじは割愛しますが、今回、裏テーマ(?)は罪。
過去に犯した罪と向き合うディック。どうしても断罪できずに罪を隠蔽してしまったユウト。家族を裏切ってしまったと自分を許せないキース。そして親への思い。
なかなかに重いテーマでした。
愛する者を守るための殺人は許されるのか。
でも、私も子供がいるので、目の前で子供が殺されそうで、犯人を殺さなければ助けられない、となったらためらわないかも。
考えさせられる一冊でした。

読後は上質な洋画を観たあとのような感じです。
キースのその後も知りたいのでぜひ続編を!!






16

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