スーパー攻め様(になりたい)受け!!!!!!!!!!!!

不死身の命日

fujimi no meinichi

不死身の命日
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神158
  • 萌×289
  • 萌38
  • 中立16
  • しゅみじゃない16

--

レビュー数
40
得点
1276
評価数
317
平均
4.1 / 5
神率
49.8%
著者
虫歯 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784834264692

あらすじ

眉目秀麗・有智高才・更には超有名企業の社長子息――。
天下のスパダリ・三角冬真の伴侶探しの日々は、大した成果もなく過ぎていた。
しかし、暴漢に襲われそうになったところを助けてくれた(?)男・フジミと出会い、冬真の人生は激変する……!!!
超人フラグクラッシャー×スーパー攻め様(になりたい)受け♡
読んだら1000%幸せになる!ウルトラハッピーボーイズラブ♡♡

表題作不死身の命日

体が丈夫な謎の男
財閥の御曹司・ミカド不動産社長

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数40

No Title

何でもありの、素っ頓狂な本ってあるけど、そこまでではないけれど面白おかしい作品。
金持ちボンボンと、元金持ちだけど家出して趣味の喧嘩をしている男の話。早い段階でお互いの事を気に入り、面白い展開で進んでいきます。
でも、受・攻問題で中々進展がないので、これはBLだけど、キスまでのライトなお話なのかもと思いながら読んでいたら、ちゃんと最後までしました!!
すっとぼけた攻が、いざという時に的確な言葉を投げ掛けてくれるのか良かったぁ。
初Hでサザン歌いながら挿入が笑える。
面白いけれど、ちょっと疲れたときに読むと応援してくれる、そんな作品です。

0

少し懐かしの漫画風、かわいいスパダリ受け

表紙でかなりアピールされておりますが、スパダリ受け様でございます。でもかわいい受け様。スパダリだけれど、少しのぬけ感が絶妙に萌えます。
絵の雰囲気からそう思うのかもしれませんが、どこか懐かしいマンガを読んでいるような気分になりました。表紙で感じるのは純度100%コメディの香り…ですが、しっっかりキュンキュンします!かわいい!スパダリ様かわいい!
攻めと一緒にスパダリ様を愛でましょう!しっかりしあわせコメディです。

0

ラブコメ

BLにハマったきっかけの漫画。
というよりラブコメってBLでも面白いんだなと気が付かされた漫画。
読んだら元気でるので定期的に読んでる。

最初から最後までずっと楽しい。
スピード感抜群でギャグ色強めなのだがラブコメらしい可愛さもある。
グイグイすぎる冬馬が平成の少女漫画みたいで笑える。
フジミがいい感じに物語にメリハリつけてくれてる。

初めて読んだ時、最後のほうで急にエッチシーン来てビックリした笑
エロなくても楽しめただろうけどずっとスピード感あるから急に来ても違和感なかったしとりあえずハッピー。

0

ほんわかする

スーパー攻め様になりたい受けが頑張ります。かわいいんじゃ〜

0

このスパダリ可愛すぎる…平成BL定番の「スーパー攻」がまさかの受け

帯の通り、企業社長で眉目秀麗・有智高才(少しおバカ)鉄板スーパー攻め様(になりたい)がまさかの受け!
その相手とは、少し天然でぼんやりしているが
人並外れた身体能力を持った甘いマスクのミステリアスな青年・通称”フジミ(不死身)くん”。
ひょんなことから助けられて以降、彼に心を打ちぬかれたことをきっかけに、フジミくんを抱くと決意した社長があの手この手でアプローチという
テンション高めなお話です。

とにかく社長が可愛い、の一言に尽きます。スパダリ定番キャラの意地っ張りで少々傲慢でありながらも
惚れこんだと自覚したとき、顔面真っ赤で恥じらう乙女の顔になるのは可愛いので必見です。

ドラマCD化はまだされてないようですが、実力者の声優さんを引き連れてドラマCD化希望です(サ〇ンの歌を口ずさんでいるので難しいかもしれません)

空気感は平成BLのようなあっさりめですが、はちゃめちゃな設定、魅力的なキャラ、フジミくんの少し重い境遇、適度なエロ描写など
バランスが取れていて好感が持てました。
「平成からBL作品が好きだったけど最近のBLに疲れて、
少しBLから離れていた方」にはかなりおすすめできます。

2

大好き

何回読み返しただろう…こんなに理想的なカップルがいただろうか!?
スーパー攻め様受け、まさにそれ、まさにそれだよ…今の時代に求められているのはお前だ~~~!!!という気持ちになります。
一番好きなのが1話目の終わり方です。いや…あと悩み悩みぬいて結局受けになる受けもかわいすぎる…ギャグが楽しい…受けが権力持ってるとこもすきだし、攻めも実はおぼっちゃんだったけどそこから抜け出して…というのも、受けと攻めに元々の貧富の差があればいいってもんじゃねぇぞと常々思っているBL整う君としては最高。表紙や扉絵のセンスもいい…色使いも好きです。いつまでも続編を待ち望んでおります。

3

受け‪……かわいい‪……………‬

不思議くん×努力家セレブ。
攻める気満々だった側が受けになるシチュエーションが大好きな人は、ほんとに読んでほしいです。
すっごい可愛かった‪……!
攻めが受けのことを好きになっていく様子がもう愛おしくてニコニコです。
そして受けは大真面目トンチキで可愛い‪……
ガッツリやってるところまで見れる大満足の一冊でした。

1

意味がわからない&ファンタジー&カオス


このBLがすごい!2021 一般部門第一位の作品です。えづくほど笑いました。意味がわからない&ファンタジー&カオス。

だいすきです。

0

受けが可愛い。

 スパダリ受けや男前受け好きなので可愛かった。
 でも途中からリバなのかとハラハラしました。
 受けが、攻めのことを抱きたい! って思ってるのはまだいいんだけど、攻めが抱かれる覚悟を持ってるのが苦手。
 完全に攻め受け固定になるまで安心して読めなかった……。

2

ツッコまなくてもするする読める

 あんまりハイテンションだとついていけない時があるのですが、この作品ではそんなことはなく、めちゃくちゃなようでそうでもない印象でした。ラブコメとしては個人的にとても読みやすかったです。フジミの体の丈夫さはファンタジーですが、本人は目立つ性格でもなく強靭な生命力を除けばいたって平凡な人間。ずっと笑っていてサイコパスなのか?と一瞬疑いましたが、一応人並みに恋もできるようで安心しました。対する冬真は見た目も言動も終始可愛らしく、ハイスペックキャラにありがちな女性への冷たさもなくて、裏表がないところが好印象。彼が受けるところを見れて楽しかったです。

0

面白い!

かなり笑ったし、BLとしても美味しく頂きました♪

0

アニメ化希望です!!

こちらもずっと積んでいてやっと読みました。
おもしろい!!
これだけコメディなのにツボを押さえたいい話なのが好みです。

天国 in the〜で感じた、ギャグといいエピソードの織り込み方の秀逸さが更に際立っていますね。

キャラ設定がすばらしい。
冬真がまさに漫画みたいなキャラだけど、人間味がちゃんとあって、共感できる。

フジミも、悪意も善意もない、というところがとても好きです。
生きている実感が得られるのが、唯一のケンカで。
風邪をひいて初めて死を意識するところとか。
最初は特に何も思っていなかった冬馬を好きになる過程もお見事でした。

告白の場面のセリフに大爆笑したし、らぶらぶで踊っちゃうところなんか、おもしろい上になぜかじ〜んとして。

最初の「サザンオおあああ」(見開き)がツボったし、それが盛大なフリだったとはやられましたww

この作品、アニメで見たらめっちゃ楽しそうだなと思いました!(BL読んで初)
テンポ、ストーリーがいいしアクション、笑いもLもある。
冬真がメリハリあるキャラで将軍みたいな口調がおもしろいし。読んでいてギャグが上手な声優さんの声で脳内再生されました。

アニメ化希望します!!

0

ハッピー!

見ていてすごくポジティブな感情が湧きます。

虫歯先生の描かれるキャラクターって本当に生き生きとしていて魅力があります。

ずっと作家買いしていましたが、個人的にはこの作品が1番好きでした。

ふじみくんの笑い方が大好きです!面白くてピュアで、二人を応援したくなる作品です!

1

Love、がありましたね…v

『2と車』の無料試読を経て辿りついた虫歯先生の世界でした。

評価が割れる世界観かなと思いながら、気持ちのいい読後に笑顔があふれ

以下、つらつらと浮かんだネタばれ&感想です。


自分がどんな形をしているのかさえ分からないような日々を、抜け出す方法を1つだけフジミは知っていた。
「自分」を実感して喜びに弾けるフジミを、冬真は美しいと思ってしまった。

自由に生きているようで その代償をちゃんと払っているフジミは、成功者としての未来が約束された今を手放す必要はないと冬真に告げる、けれど…

相手がもつ、自分にない欠片を面白いと思い、愛しいと思い、それが自分を満たしてくれる喜びだと気づいてしまった二人が求めあえば、そりゃぁ…v


それから…冬真が起業に挫折しかけ、そして父が二人の将来に否定的なのだと冬真が告げた時、フジミの実家のネームバリューが解決するんじゃないかと思ったりしたのだが、それを打開したのは、冬真の生き様であり父に伝わっていた懸命さだった。
(親の我が子可愛さもあるかもだが)

ぶっとんでいるように見えて要所要所に描かれているのは、人の間に流れる情愛の力のように思う。

フジミの死にかけエピソード然り。

何事も面白く生きたいフジミにとって、「死」はつまらなく負かしたいもので。
でも冬真と体を重ねて、あまりの愛おしさに人生で初めて血を流した時、このまま死ねたらすげぇ面白いなとフジミは思う。面白いことができなくなる死さえ受け入れられるような気がする。愛しい人を心から愛しいと思いながら死ねるなら…
(そう感じながらも、その想いに名前をつけることに執着しない、ふわふわとしたフジミの偽りのない心も愛でたい…v)

それにしても冬真もフジミを甘やかすけど、フジミも たいがい冬真に甘い。
褒めて伸ばす派かな?

あと冬真が時々荒っぽくフジミの頬を掴むが、されるがままのフジミも込みで何か好き。
& 色んな状況に堪えきれず涙を零すスパダリ冬真の泣き顔は、正直クる(笑)

1

面白いッ面白いゾー!少女漫画のヒーローが受。

【あらすじ】
自信に溢れた社長息子の受は、伴侶を探そうとパーティに参加していた。
しかし、自分に値する伴侶が見つからず、溜息な日々。
そんなある日、因縁をつけられて殴られそうになった所、一人の男に助けられる。
↑ここまでは、よくありそうですよね?
ここから今作のポイント!
「受」が面白く反応していきます!
BLになる世界に、ぽとりっと少女漫画のヒーローが落とされた様なお話です。
【攻】無頓着・体が頑丈・見た目大人しい
【受】華やか・花団に出てますよね?・襲い受処女
【エロ度:10%】
少ししかありません。゚(゚´ω`゚)゚。
焦らしに焦らし事に及ぶので、少ないエロでも興奮はしました。
【感想】
少女漫画から出てきた男が受だ!
マジで少女漫画から出てきた男だ!(2度目)
受の思考回路が、本当に少女漫画の強引な男子で、終始笑ってばっかでした!
読み終えた後も、この二人の今後の話が見たい!っと思うほど、とても魅力的なお二人でした!
失礼ながら、表紙からはここまで面白いって伝わりにくいかもしれません…。
「受になりたい」とありますが、なりたいと言うか、「攻であるべき!と考える可愛い人」って感じです。
言葉の選びも、お二人共ノンケぽく、笑ってばかりでした。
色々謎ポイントもあります。
でも、「考えるな感じろ」で、テンポよく読むのがおすすめです。
是非多くの人に読んで頂き、元気を貰って欲しい一冊です(笑)

2

とんでもねえ本に出会ってしまった…

1話目を試し読みで読んだときは、どっひゃーおもしろいけどあんまBL感ないなあと思ってスルーしてたんですけど、ランキングに入ってるし読むか!って読んでみたんですけど、すごかったです。
まずキャラクターがとっても魅力的!
受けの三角冬馬がおもしろすぎてずっと笑ってました!攻めは、独特の雰囲気はなってて好きです〜でもとりあえず顔が好きです〜
話はちょっと説明とかするのは野暮ですね、とりあえず読みましょうか…レビューの意味ないですね笑
私事ですが、この漫画を読む前に怖い夢を見まして、BLで気を紛らわそうと思ってこの漫画を手に取ったんですよ。紛らわす超えました〜今幸せです(^^)
悲しいことがあって落ち込んでる人、怒れることがあってムカムカしてる人、大丈夫、安心してください。690円+税で幸福になれますから。

1

異色過ぎて……

虫歯先生の作品はどれも、今までに出会ったことのないテイスト。
いつも予測不可能で、楽しませて頂いております。

フジミくんが圧倒的な「謎」
冬真さんでなくても、振り回されてしまうこと間違いなしです。

2人の赤面が可愛くて……
天HELLと比較するとBL感があります!!

ただ……
冬真さんのスーパー攻め様風な口調や性格が、だんだん鬱陶しく感じられ……
読後、妙に疲れてしまいました(汗)

ギャグ多めで読み易さはありますが、体力のいる作品です。

1

得体の知れない攻めに惚れた

デビュー作「フェイクファー」で漫画の上手さ(漫画が上手いって変だけど、それしか表現が思いつかない)に魅了された者の一人です。
今作はなんだか最初からベテラン感が漂っておる。
絵も更に上手くなってるー。

超人フラグクラッシャー×スーパー攻め様(になりたい)受けとか期待しかないっしょ?
ハードル高過ぎな煽り文句は結構危険なのですが、まぁ期待を裏切りません。
スーパー攻め様受けも素敵ですが、フジミがヤバイ。得体の知れないという言葉がぴったりくる。こういうふんわりしてそうでヤバイキャラが攻めとかなんかエロくてムラムラしてしまいます笑

スピード感が凄すぎてページをめくる手も急ぎ足になりすぎてしまい、読了後すぐ周回のパターンです。
ラブコメ色が強く、ぶっ飛んだキャラがお好きな方にオススメです。

2

素直な2人がいい感じ

冬真が惚れた瞬間の不死身が本当に魅力的に描かれてて、それまでに大声で怒っていたハズなのにコロッと好きになってしまうことも(まぁ解る)みたいに思わされてしまう

不死身の方も冬真の体を見てすごく興奮したり真面目な人柄とか大きいところとかみんなみんな好きになっちゃうのすごい!

それにしても熊を共闘して倒すなんて大興奮に決まってるし吊り橋としては揺れ過ぎと思う
弱っている不死身を逃がそうと迷わず熊の腕を掴む冬真は超かっこいい!と言うか冬真は初めからずっとかっこいい!
自信があるのが自分の頑張りを知っているからなんだってところが何よりかっこいい!

二人共好きになっちゃったってことを自分の気持ちも相手の気持ちも疑うことがなくてなんだかとっても真っ直ぐだし、お互いに最初で最後の特別な人って感じで、ヘンテコな人達のヘンテコな話だったような気がするのに幸せな気持ちになれるお話

2

幸せでなにより!

今回も虫歯先生さすがな作品でした。
主人公は普通の人間なのに、今までで1番ぶっとんだ2人だった気が!
フジミもやばいが、冬真もなかなかやばい。こんなハイテンションな2人が果たしてラブモードになるのか〜?!と思いましたが、このハイテンションモードのままの行為とな笑

ビルから飛び降りたり、熊倒したり、車道走ってたり、街灯の上にいたり、もう現実離れしすぎてツッコミどころ満載なのですが、ここまで振り切ってしまえるとさすがしかない。最高に面白かったです。
漫画ってこういうことだよね、何でもかけちゃうのが良いところ!うん!

冬真が攻めモードから受けに変わるにつれ、イケメン顔から美人顔になるのがまた可愛い。冬真の頭の中でちょこちょこ出るフジミのちびキャラも可愛くて癒し。

なんかいろいろトラブルがあったようで無いような、意味が無いようであるような、とにかく頭を空っぽにして面白いだけで読めるいい漫画でした。虫歯先生、ずっと追いかけます…楽しみで仕方ない…

2

とにかくカワイイ異色カップル

ざっくりいうとぼんやり攻め×スパダリ受けなのですが、一言で言い合わらせないほど魅力的で不思議でかわいいふたりです!!

とにかく攻めのキャラはいままで見たことないような、ギャップ萌えばかり。
ぽやぽやしてるのに喧嘩が強くて、喧嘩でしか生きてることを実感できない不思議なキャラで、かわいい。
受けもまっすぐでかわいい。

全部かわいいです。

終始ギャグ調でテンポよく、面白く読めます。
それでいてしっかり恋愛あり。エロは少なめですがそれでも紆余曲折あって結ばれた最後は感動モノでした。幸せになってね‥‥という気持ち。

普段ニコニコとしてる攻めが、Hのときに真面目な表情をするんですが、
そこがものっっっすごく萌えました。お気に入りのシーンです。

萌えて笑いたいときに読み返してます。
おすすめの一冊です。

2

ウルトラハッピー!

憂鬱な日々を吹き飛ばしてくれる作品。真っ直ぐで誠実で器が大きくて顔も体も美しくてスーツもチャイナ服もなんでも似合う冬真さん本当に愛しい。男前受け、逆体格差(攻めの方が小柄)等今まで読んだことない属性のカップルだったけど本当に最高で自分の凝り固まった価値観を壊してもらえたし、萌えの幅を広げてくれた。掴みどころのない魔性の男だったフジミが冬真さんと出会って普通の男になっていくのが素敵。2人の生活がまだまだ見たい

2

読むとなぜか元気が出る

評価の高さと、ちるちるレビュー内の「サザン」の文字が気になり、どういうこと?と、初めて購入した虫歯先生の作品。
ちょっと、あの…これはずるいですよ。
読んで良かったです。楽しかった。
出会いのきっかけをくださったレビュアーさま方に感謝致します。

ジェットコースター級の笑いの殴り合いのようなハイテンションなコメディっぷりにずっと笑えてしまっていたのですけれど、第1話を読み終える頃にはすっかりこの作品の独特の世界観に飲み込まれていました。
小難しいことは言えません。面白かった。

初見は訳も分からず笑ってしまうんです。
まず、キャラクターが立っているどころか飛んでる。
本当にサザンを口ずさみながら飛んでる。
なんと言っても三角のキャラクターが魅力的。
私はフジミよりも三角にぐいっと持っていかれました。
彼の斜め上の天然が入った思考の数々と思い切りの良さがすごく面白くも愛らしくて仕方がなくて。
持てるものは全て持っていて、いつもスパダリ然としている三角が、自分とは真逆の価値観を持ち、自由気ままに生きているフジミと出会ってしまってからというもの、どうしようもなく心をかき乱されて惹かれていってしまう。
でっかい声での一途な猛烈アタックが可愛いんですよ。
第1話と第2話の、スパダリさ皆無の頬を赤らめる三角の愛らしいギャップと、絶叫するお付きの竹中さんのシーンがすごく好き。

お相手のフジミもなかなか斜め上の人なので、2人の会話のやり取りとテンポが絶妙。
熊を倒すカップルなんて見た事がない。
それから、大コマと間を使っての細かな笑いと萌えてしまう部分の緩急の付け方が上手すぎる。
ここにこんな大コマとこのセリフを入れられてしまったら、もう笑わずにはいられないでしょうと言わざるを得ない笑いのセンスの良さ。
そこに思わずきゅんとしてしまう可愛さまで詰めてあるのがすごい。
フジミが三角の好きなところをひとつひとつ丁寧に語るシーンも好きです。

かと思えば、笑いの合間に心の奥底で存在意義に悩む2人の様子が描かれていたり、ハイテンションのコメディだけでは終わらないのです。
三角のいわゆる「スパダリ」っぷりは努力の末に辿り着いたものだったのですね。
三角のお父さんもしっかりとそれを見ていて、最後にはフジミとの関係も認めてくれる。
あまりにも優しい世界じゃないですか。

インパクトのあるタイトルだなと思っていた「不死身の命日」
このタイトルが最後に効いてくる。そう来たか。
ウルトラハッピーボーイズラブの文字に偽りなし。
読むとなんだか元気が出る作品でした。

3

めっちゃ笑えてキュンキュン

皆様のレビューにもある通り、読んでてとても楽しく、ハッピーになれました〜。

あと、執事さんのキャラがめっちゃ好きや…
最後の方あまり出ていなかったので、ちょっと寂しかったです。

1

流石です。

積み本崩し①
虫歯さんの漫画大好きです。楽しくて笑えてすごいテンポの良さ。読んでいてハッピーになれます。こちらもそんな内容。元気になれました。

0

分からなさがちょうどいい

よくいるスーパーハイスペック、何気ない言動でモテてモテて仕方ないけどどこか変な男が、尋常じゃなく身体が丈夫な男と出逢って恋をする話、どちらのキャラクターも理解の範疇を超えていて、最早宇宙人の恋愛を見ているような気分で楽しめました。

生まれてこの方血を流したことがなく、超高層ビルから飛び降りても無事という奇跡の身体を持った男が、身体が丈夫ゆえに死の想像がついてなかったところまでは、一般的な人間からしたらもう全然「分からない」感覚ですが、そこから風邪を引いて身体が動かなくなって「しぬのかも」って初めて死を実感するあたりはなんとなく理解出来る気がするし、その「しぬのかも」を乗り越えた結果として「死ぬのはつまらないから風邪に勝てたみたいに死にも勝ちたい」って思うのはやっぱり分からない。この分かると分からないの絶妙なバランスで、キャラへの愛しさが助長されたように思えます。
出逢う人やものやことを「おもしろい」か「つまらない」かでしか判断できなくて、おもしろいものしか覚えていられない男が、ド天然でハイスペを自覚し、それに群がる人の煩わしさを知っていながら、変にすれたところがなく真っ直ぐでちょっと変な男に惹かれていくのは、情緒の発芽を観察してるみたいで微笑ましく可愛らしかったです。

攻め様になりたい受け!という煽りですが、攻めであろうとする男に最初は「いいよ~」って感じだった受け予定の男が、初夜を迎えるまでのあれこれの間に積み重ねた相手への愛しさに「やっぱり抱かせて?」となって、攻めの予定だった男もそれを受け入れる話なので、自分を攻めだと思っている受けという印象で読み始めると期待とは違う展開に感じるのでは?と思いました。
あくまで平和的かつお互いにめちゃくちゃ愛情深く、自然な流れで当初予定していた攻め受けが逆転したなという感じです。

個人的には攻め様になりたい受けよりも、セックスの面白さってよくわかんないな~って言ってた男が最終的に能動的に受けを抱きたがるところまで変化する流れがすごく好きでした。

セックス中に挿入の圧迫感を軽減させようと大声でサザンを歌うのはマジで分からなさすぎてめちゃくちゃ笑った。

5

虫歯先生らしいぶっ飛びBL

「神様はたぶん左利き」がツボだった虫歯先生の作品。
今作のスーパー攻めになりたいちょっと空回りで残念イケメンな受けが可愛くて良かったです!
惜しむらくは、攻めがちょっと私の好きなタイプとは異なりましたね。。
虫歯先生のリバ感というか、カップリングが逆なのは愛があってすごく好きなのですが、攻めが素敵ー♡って思えなかったのが、ハマりきれなかった原因です。
恐らく性格がぶっ飛んでる攻めなので、あえて凡庸としたビジュアルにしたのだと思いますが、やっぱり攻めにはイケメンでいてほしいという乙女心です。

4

溢れ出るメッセージを受け止めきれない。

油断していた。煽りを読む限り、上下争いすったもんだ問題をあははと笑って読み流す物語だと、思っていた。
虫歯先生の作品では「天国 in the HELL」を既読でして。可愛いくて萌えるんだけど、ちょっぴりビターなのだ。その感じ、その感覚をとりあえず呼び戻しておいた方が良いかも、と読み返してみる。既刊はページ数の割にはショートストーリーの様な読後感で、メッセージも割とシンプルに思える。
本作は、それに比べると幾分ヘビーだ。私は一読して、作者が込めた「思い」を何かとりこぼしていないだろうかと狼狽える。
そのくらい、溢れ出るメッセージを受け止めきれなのだ。
各章が変わる度、少しずつ変わる冬真の自己紹介。
「俺の名前は三角冬真(中略)ひとかどの人間である。」
「俺の名前は三角冬真(中略)跡取り候補筆頭の座は揺るがん自負がある!」
「俺の名前は三角冬真(中略)満ち足りた日々を謳歌している!」

高層ビルから易々と飛び降りる、フジミ。
いつか見た夢の様に、軽々と冬真を抱き抱えて空を行く彼は、もぅ、それだけで王子さま。
彼の存在は、不思議。というだけで説明は終わる。血を流した事の無い彼が、初めての興奮に血を流す、というクライマックスがフジミの「命日」なのか。
何をもって、彼の「命日」とするのか。言葉の端々に込められたメッセージを読み解いて行く様な、
ドキハラがここにある。
善意がある人というよりも悪意の無い人と姉に言わしめるフジミ。
喧嘩をして殴り合うことで「俺と俺以外」「生きている感覚」を認識するというフジミ。
「面白いと思った人」しか覚えられないというフジミ。
ゆるゆると微笑んでいるフジミはとても不気味なんだけど、存在そのものが圧倒的で。
冬馬の心を掴んで離さない。
そして。フジミも。こんなにも心惹かれた人はいないと思える様になる。
「俺が将来死んだ時、冬真さんのせいで死んだことにさせて欲しいです!」
こんなにも変テコで愛おしさに溢れたプロポーズがかつてあっただろうか。
ものすごく変なのに。本当にはきっと。よく分かっていないのに。私は途中からほろほろと涙してしまったよ。

フジミを名乗って来たフジミは「命日」を迎え。冬真から「不仁美」という名を戴く。
特別一番誰より大好き。
それは生きている事と同じくらいシンプルで大切な事。
ややこしくて圧倒的なこの物語にはいくつものメッセージが込められている。

10

返金保証できる面白さ。A5ランク神作。

「読んで――笑わなかったら返金するわ」

というLINEを秒で送った作品がこちら。

A5ランク神作。
理由は色々ありますよ。
でも、一番大事なことを先に伝えておくと、

神作ってのは、
理由をあーだのこーだの言わなくたって楽しいんです。

頭で読んでも楽しいし、
心で読んでも楽しいんです。

純粋に読者を感動させ、笑顔にできる作品が神作なんです。

その力がこの作品にはあります。

難しいことは考えず、読んでないなら読めばいい。
読んだなら、また読めばいい。

以上。




以下、あーだのこーだのにお付き合い頂ける方はどうぞ。


ひとことで言うと
ハイスぺイケメン2人が、一緒にいることで人生が輝く伴侶同士になるまでのお話です。

そんな理想の相手と結ばれるなんて憧れるじゃないですか。
現代の恋愛サクセスストーリーそのものですよ。
感動間違いなしですよ。
なのにね、

なぜ、もれなく爆笑しちゃうの。
なんなのこの破壊力。
もう混乱するくらい驚きと感動と笑いの無差別級パンチを浴びまくりですよ。
この2人から生まれる人生のきらめきが素敵すぎました。
最高の理由を3つだけ言わせて。

① キャラが良すぎる
受も攻も最初から最後まで破天荒。素晴らしいWボケ。
なのに滲み出る育ちの良さ、スパダリっぷり。

アホなことをしているように見えて至極真っ当な持論を展開するし、
小気味良いテンポのセリフは癖になるし
そのギャップにクラクラします。

フジミの生き様なんて、もはや哲学です。

こんな面白い攻と、面白い受を掛け合わせて面白くならないわけがない。

しかも顔も良い。
フジミはいつも笑顔で癒されるし
冬真はデレ顔がとてつもなくキュートです。

かつ脇キャラにも嫌なヤツがおらず、ストレスフリーで楽しめるのも高ポイント。

② 演出・展開・スタンスが良すぎる
コントのように毎度始まる冬真のモノローグ
ラブシーン後再開した攻はボサボサの不審者などなど
細かな演出と間合いが絶妙です。

ラブストーリーなのになぜかスリルあり、サスペンスあり、流血(?)事件あり。
ポジション争いの静かなるデッドヒートも手に汗握ります――いや帯に書いてあるから結果はわかってるんだけど、それでもドキドキしますよ。

上げて落として揺さぶりまくりの展開に気付けば釘付けです。

マンガなのに冬真のチャームポイント“声の大きさ”がビリビリ伝わってくるのには正直びっくり。4DXかな??

ニッチな萌えも申し分なく、
「タバコは百害あって一利なし」という前提から
「でも似合ってれば良くね?」という見解に流れるアウトロー感には
はぁぁぁ~わかるぅぅぅぅう~と叫び出したくなりました。

予想の斜め上を行きながら、でも外しすぎない絶妙なコントロール感にただただ笑い、ただただ感動しっぱなし。

そして

③ サザンが良すぎる(もはや反則技)
多分一度読んだら絶対忘れないのがサザン。
今表紙を見ただけで音楽が流れてます。
同時に思い出し笑いが止まらない。

最初のサザンで度肝を抜かれて、
最後のサザンで笑いながらひれ伏しました。
本当参りました。
こんな笑えるセックスシーン一生読めない。

ここまで来てそんな人はいないと思うけど、
もし読んでいない人がいたら読んでね。お願い。

結論
驚きと笑いと萌えと幸せでキラキラの暴力。
脳への刺激が半端ない。
好きすぎて吐きそう。

――これが神作か


今のところ返金希望の連絡は来ていません。

23

衝撃!!

なんだか凄い2人がBL界に舞い降りたなというのが率直な感想です!!
受けの冬馬さん可愛すぎでしょ。フジミもぶっ飛びキャラで掴みどころなくてワクワクしっぱなしでした。
虫歯先生は初読みでしたが、この2人はずーーっと続いて欲しいですぅううう!!
読んでいる時も読んだ後も読み返している時もあったかい気持ちになれる素敵なお話です。
ぜひ読んでください!

6

まさに命日!

虫歯先生に脱帽!!!!やられた!すごい!

最後までグングン読ませるテンポの良さやキャラクターの魅力はもちろんですが、やはりラストがいい。

フジミという男はケンカをすることでしか生を感じられなかった。しかし冬真に出会ったことで人を愛するという生きがいを見つけた。
最終話で冬真によって『不仁美』という名前が与えられ、『不死身』は1度死に、そして生まれ変わった。だから命日。そして誕生日でもあると…。

は〜!なんてことだ!
めちゃめちゃいい!!!!
2020年ベストBL漫画に必ず食い込んでくる一作ではないでしょうか。

7

虫歯先生作品の作用

才色兼備の愛すべきナルシストの三角と常人離れした超絶頑丈ボディを持つフジミ。

三角は誰もが見惚れる容姿にハイスペックさを兼ね揃えているのに嫌味が全く無くて、かっこいいのに愛らしさが溢れるいいキャラです。
そんな三角が掴み所がなく人と殴り合う事で生きている感覚を実感し、自然体で奔放すぎるフジミと出会い三角の人生観は急転直下(いろいろな意味で)。
不思議な魅力を持つフジミにどうしようもなく惹かれ、人生の伴侶にするべく身体を重ねようと奮闘するお話し。

いろいろとありえないシチュエーションのオンパレードにツッコミが追いつかないくらいの疾走感で、気が付いたら最後は三角もフジミも私も満面の笑みのハッピーエンド。

『命日』という、ともすればもの悲しいであろう言葉がとっても素敵な意味に思えてきます。

読めば読むほど味が出てくるのが醍醐味の虫歯先生作品には読後、謎の元気が出る作用もあるということが個人的に実証されています(笑)

6

勢いが半端ないッ!!!

無料掲載期間にももちろん読んでましたが、しっかり購入いたしました。無料でも大変楽しんだので、還元したい気持ちもあり。

基本的にリアルさが大きく好き嫌いに影響するのだけれど、この作品は突飛な非現実だらけで、それでもなお面白くて好きです。非現実が現実の如く描かれている作品は好きなんですよね。某氏の有名な「非日常の中の日常」ってやつ。
藤宮(不死身の人)に動物が群がってるシーンとか、何の説明もツッコミもなしに進んでいくオールボケの空気が最高。熊と戦ったってツッコミはない。
冬馬(財閥や御曹司)と藤宮に並んで運転手もキレッキレのです。声もでかい。「きゃああああ」って。だから冬馬も彼のことが好きなのね笑

コメディが強い作品だと萌が疎かになることもありますが、こちらに関しては全くない!ラブもしっかりで萌えますキュンとします冬馬が可愛いです。
託児スペースに座る冬馬が愛しい。胸ポケットに魔法ステッキさしてる〜

ひかりでは噂の帯が収録されていません。紙本はキンキラで素敵と伺っておりますので、紙が買える環境の方はぜひ紙で…と電子で買ってる自分が言うのも何ですが。電子限定描き下ろしは非常に良いです。エッチな2枚…両方買うしかないな。

竹下登と佐藤栄作かな

4

強気勝ち気受け好きはみて!

受けが本当すき.......

3

これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛

とっても不思議で面白い!
本作のカップリングは…(プロレスやボクシングの入場の感じ、想像してね!)

赤コーナー!Mr.パーフェクト・三角冬真〜!
青コーナー!モブ男、とんでもなく丈夫な男、フージーミー!

っていう感じなのよね。
別にゲイでもない冬真だけど、お見合いする女たちは誰もお眼鏡にかなわない。
自分にふさわしい伴侶は誰なのか。
そう考えているところに現れたフジミは、人間離れした丈夫な男。
そして全く自分に媚びてこない。己の心のままに生きる男。
フジミが好きだ…!となる冬真。
一方フジミも滅法フラットで。
彼はゲイどころか恋愛しない男。
冬真は面白いから一緒にいると楽しい。だから好き。冬真から抱きたいとか言われても、冬真さんとするセックス面白そう〜!で受け入れる。
だけどこのまま冬真攻めxフジミ受けの展開では流れませんよ。
まあ〜一筋縄ではいかない。
いざHとなると寝てしまったり。
で、読み手としては何度もはぐらかされてジレジレしながらもあぁ〜ついに〜の場面でのフジミの鼻血に驚くわけ。
この鼻血はただの「H引き延ばし」ではない。フジミの生きる意味というか、生と死の実感というか、フジミにとっての物凄いエポックメイキングなわけよ。
そしてとうとう、
やっと、
ついに、
ソノ時がやってくるわけですが。
何よりいいのがフジミは「抱かれる」事に何の気負いもないところなの!
読み手的にはこのまま冬真xフジミでいくかな?と思いつつ〜……
最後逆転するんですよね〜。
ここで冬真が攻防するのかと思いきや。俺は与える側の人間だ、と…
この2人の初めてシーン、いいなぁ…しみじみいいなぁ。
お互いへの思いやりや愛みたいなのが溢れてる。
すっごいヘンな話だけど、
面白かった!

7

頓珍漢ボーイズラブ♡

まず表紙が独特の雰囲気を放っているので目を引きます!
タイトルの興味深さ、レトロ寄りのデザイン、帯のビックリマークの数、どれもがとても魅力的です!

スパダリ気質の受けがバチっとキメた後に顔全体を真っ赤にして照れる姿、大変良いです。
飄々としている攻めが受けに対して照れたり焦ったりムラついてしまう姿、大変良いです。

この作品、照れる顔や純粋な満面笑顔なシーンでほぼほぼ1ページドーンと使うのがダイレクトに感情アタックしてきて素敵ですよね。
これは可愛いと思わざるを得ない。完全敗北です

リバ匂わせ発言はありますが実行為でのリバはないですし、読みやすく笑えるくらいおもしろく、攻めも受けもどちらも可愛さてんこ盛りなので自信を持ってオススメできる作品です!ぜひ不死身が迎えた命日をその目で確認してみてください!

5

独特な雰囲気のお話

独特な雰囲気のある作品でした。
おもしろかったー!
受け様の身体が色っぽくて素敵な描き方をする先生だなと思いました。
おもしろいんだけど、ただキュンキュンするだけな作品ではなくて、思わず笑っちゃったりあぁ〜かわいい〜〜!と思ったり。帯に「スーパー攻め様(になりたい)受け!!!!!!!」と書いてあって、まさにその通りだと笑 ハイスペックでモテモテで、かっこよくてお金持ち。なのに読めば読むほどかわいくなっちゃうようなキャラクターでした。
素敵な作品ありがとうございました〜!

9

虫歯先生らしい一冊!

いやもうね…面白いっ!

単純明快なお話ではなく、モノローグ(笑)や台詞も一筋縄ではない。
故に分かりやすいお話ではないので、所々???ってところが…
でもそれが虫歯先生の作品の魅力ですね。
虫歯ワールド全開の素晴らしいラブコメだと思います。

『こんな人間いるの?』ってツッコミ入れながらクスクス笑ったり、ちょっぴり切なくなったり、色々設定はあり得ないけど面白い。
結局は『愛だよね♥』という言葉で締めくくりたくなる。

虫歯先生にしては(笑)Hは少なめ。
最後まで受攻が読めないトコロも楽しかったなあ…

6

世界一の超ハイテンションウルトラハッピー哲学書

ウルトラハッピーラブコメとして純粋に笑って楽しく読むも良し、少しレトロな雰囲気を纏った可愛い絵と最高に顔のいいカップルを嗜み癒されるも良し、ストーリーの奥に潜んだテーマを読み解くも良し、本当に読む度に色々な楽しみ方の出来る作品です。

登場人物は、容姿端麗スーパーエリート御曹司ながら、
時には他人を喜ばせる為に自分を犠牲にしてしまうほど並ならぬ努力を惜しまない「努力型最強人間」の冬真さん (自称?スーパー攻め)と、
人間離れした力を持って生まれてこれまで血を流した事がない、
もしかしたら本当に不死身なのかもしれない「天然型最強人間」フジミ君。
そんな2人が繰り広げる、まさに最強のハイパーテンションドタバタラブコメディ。
読めば必ずハッピーになる事間違いなし。

…しかし!!
ただのギャグ漫画では終わらせないのが虫歯先生のすごいところ。

個人的にこの漫画の本質は、可愛い絵柄にぶっ飛んだストーリーで思い切り笑いながら読めるのに、生と死、存在意義について考えさせられる哲学的な要素が含まれているところだと思います。

死は誰しにも必ず訪れるゴールです。
私たちは毎日、毎日、必ず訪れる「死」に抵抗しながら生きています。
死に抵抗する事は、つまり生きると言う事。
人が死ぬ、という事実は生きる源にもなっているんではないでしょうか。

もしかしたら自分は本当に不死身なのかもしれない、と思いながら生きて来たフジミくん。
誰しもが持っている筈の、死に対する恐怖や抵抗といった共通認識がない彼は、喧嘩をする事で自分の存在を認識し喜びを感じていました。
彼にとって喧嘩という行為は、自分に姿形があり、存在していると言う事を確かめられる唯一の他人とのコミュニケーションだったのかもしれません。
いつもにこやかな瞳の奥に、どうする事も出来ない運命を受け入れた学習性無気力感と虚しさが醸し出ていて、これがどうしようもなく魅力的です。

そんなフジミに心奪われた主人公の冬真さんは、容姿端麗のエリート御曹司でありながら自分磨きや相手を喜ばせる気遣いも欠かさない頑張り屋さん。
自分の置かれた環境や人生を理解し、それに誇りと責任感を持ち、一生懸命に努力しながら生きていました。
ただ、人が欲しがるようなものは全て持っているが故に、興味を持てる物がないと言う悩みもありました。
そんな彼が持っていなかった「誰にも、どんな肩書きにも縛られない自由」を持ち、ただ自分に正直に存在しているフジミくんに、彼は初めて興味を持ちました。

どこか真逆のような信念を持ちながらも、お互いに興味を持てる物がない事に共感した2人。まぁ、最強同士、惹かれるのも無理ないですね。

特にフジミくんをオトしてスーパー攻めになりたい冬真さんの猛烈なアプローチ(と言う名の自己マーケティング)は冬真さんの可愛さや思い切り笑える場面満載で、見応えたっぷり!!!

ここからちょっとネタバレ・・

そんな猛烈アプローチの甲斐もあってか、フジミくんも冬真さんと言う人に惹かれていき、ついに、冬真さんに興奮して生まれて初めて血(鼻血)を流すことにまでなります。
なんとなく自分にも「死」は訪れるんだと概念として認識はしていたフジミですが、自分の血を見た事で死という「概念」が「事実」になります。血が流れる=止まらなかったら死ぬ=死ねる事の証明=生きている証!
しかも、そのきっかけとなったのは冬真さんなのです。
それと同時にこのまま死ねたら面白いなあと、鼻血まみれで最高の笑顔を見せるフジミくんは後世に残したい名シーン。
これまで喧嘩をする事でようやく「存在している」と言う喜びを感じていた男が、冬真さんとの出会いで、ついに「生きる喜びと楽しさ」を感じる事ができました。

「俺の死ぬ理由冬真さんがいいです」と言うセリフですが…フジミくんにとって死が生きる喜び・楽しさそのものだとしたら、それを与えてくれるのは冬真さんがいいと言う意味にも解釈できますし、単純に命を捧げても良いほど好きって事ですよね。
こんな愛の篭ったセリフありますか!?!?(冬真さんには上手く伝わらなかったかもしれないけどそこがまた可愛くて笑えます)

そして、超絶顔の良い2人が結ばれる大サービスシーン盛り沢山の最終話!!
これは是非、電子版ならばデスクトップを全画面にしてお楽しみください。

物語のラストシーン。
冬真さんとの出会いにより、これまで理解者もなく漠然と生きていた「不死身の男」は死んで、自分へ存在意義や生きる喜びと楽しさを与えてくれた人によって「不仁美」として新たに生まれ変わりました。

不死身の命日はつまり不仁美と言う人間の誕生日でもあったと…。

最終話を読み終えた時に改めて、この不死身の命日と言う作品タイトルにズトンと心を打たれました。最高のオチです。

この作品のイメージフラワーは、扉絵にも登場する通り「アマリリス」。
花言葉は「誇り」そして「輝くばかりの美しさ」・・・
イメージフラワー、タイトル、オチ、全て含めて、まるっと1冊本当に素晴らしい圧巻の神作品です!!

もちろん虫歯先生節の効いた、読み手をぐいぐい引き込んで行くストーリー、スピード感、演出、キャラクター、各コマの中に散りばめられた小ネタの数々、(私のお気に入りは冬真さんが幼女や動物にまでモテてまくって密かに貢がれまくっているところ)も見逃せないところ。
2人で協力して熊を倒したり、空を飛んだり、大声でサザン歌いながら初挿入するBL漫画は虫歯先生にしか描けません!

「フェイクファー」や「神様はきっと左利き」程ダイレクトではなく、虫歯先生の人生観や価値観について考えさせられるテーマは取り入れつつもミュージカルを鑑賞しているかのように駆け抜けていく物語。今回も思い切り楽しく読めました。
本当に大好きになること間違いなし!!!

11

beebeebee

あっ!!!神様は「たぶん」左利きの間違いでした!!大変失礼いたしました。

ハチャメチャハッピー!

いやー、ハチャメチャ(^◇^;)
ファンタジー入ってるよね?と言いたくなる。
フジミというキャラがぶっ飛び過ぎていて現実味は皆無。
このキャラをコメディとして受け入れられるかどうかなのですが、主人公の三角が可愛すぎて他はどうでも良くなった(笑)


完璧な御曹司・三角は退屈な日々を送っていました。
ある日、暴漢に襲われそうになった所をフジミと名乗る青年に助けられ、そこからフジミとの交流が始まりーー…

フジミがとにかくスーパーマン!
ビルから飛び降りるわ車と同じ速度(それ以上?)で走るわ、
熊を退治するわ……とにかく人間じゃないよ( ̄▽ ̄;)
人助けが趣味というものの、実は喧嘩がしたいだけの野蛮人。

そして、このフジミの喧嘩場面をみて美しいと思い、
三角が何故か惹かれてしまうという展開にーー
三角は遊び人の鼻持ちやらないやつ……と思っていたのですが、
実はとても純粋で可愛い男でした(灬ºωº灬)
知れば知るほど三角の事が好きになっちゃいました。
クルクル変わる表情、照れた顔、一途な想い、どれをとっても萌えしかない!

フジミは感情も乏しいものの、三角の事は気に入っています。
三角がフジミを生涯の伴侶とするべく奔走し、
フジミも三角のキレイな身体には反応します^^;
受けはフジミか?と思わせておいて、やはり三角です♡
今まで人を好きになった事がなかった三角はDTで、
知識だけは予習でつけています(笑)
プレイボーイだと思ってたのにDTって‼︎
こういうところが本当に可愛いんだよなぁ(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾

三角とのHで初めて血(鼻血)を流すフジミは、
三角によって人間である事を自覚させられていくんですよね。
私自身、フジミは人間じゃないのでは?と思っていたので、
少しホッとしましたε-(´∀`; )
ラストは心も身体も結ばれてハッピーエンドです!

何度も言いますが、三角が最高に愛しいキャラでした。
リアリティなんて求めず楽しもう!と思える方にお薦めします。
読めば幸せな気持ちになること間違いなしです^^
 

10

この作品が収納されている本棚

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