君に想ふ、碧

kimi ni omou ao

君に想ふ、碧
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×219
  • 萌20
  • 中立7
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
13
得点
233
評価数
66
平均
3.7 / 5
神率
27.3%
著者
束原さき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
集英社
レーベル
集英社ガールズコミックス
発売日
価格
¥720(税抜)  
ISBN
9784088551616

あらすじ

海洋学校に通う鳴海は、船酔いしているところを学校の後輩・神崎に助けられる。仲良くなるにつれ、いろんな顔を見せる神崎に惹かれる鳴海。もっと知りたいと踏み込む鳴海に神崎がとった衝撃の行動とは。

表題作君に想ふ、碧

鳴海泰正,海洋学校生,先輩
神崎碧,海洋学校生,後輩

その他の収録作品

  • #2.5 番外編
  • 描き下ろし ふたつの碧
  • カバー下:漫画、あとがき

レビュー投稿数13

綺麗だけど物足りない

曰くあって島の海洋学校にきた碧と、島出身で出戻り組の鳴海。鳴海は苗字で、名前が泰生。実家は島の食堂で、料理が特な泰生は船のコックさん(司厨士というらしいです)を目指しています。

イケメンで高身長、彼女も切らしたことがなさそうな明るい鳴海。
一方の碧は寡黙で屈折している。ゲイゆえの悩みがありそう。

どちらも美男で、絵も綺麗。
なんだけど、顔が綺麗ということぐらいしか印象に残らない碧をなぜ好きになったのか、その辺が分かりにくかったです。
一方、屈託のない明るい鳴海にアプローチされたら好きになるかも、と思います。
ただ、これも碧が悩んでいたことが、新しい恋というだけで簡単に解決してしまったようで、すんなりお話が入ってこなかった。

お互い打ち解けないながらもキスしたりHな展開になるのも解せず。
というわけでちょっと甘めな萌評価でした。

0

とにかく美しい!

それぞれちょっぴり訳ありな家庭の、同じ海洋学校に通う先輩と後輩のお話。

とにかく!作画が美しい!

攻受ともにほんっとに美形で、、画面がずっと綺麗です。先輩がロシアとのクォーター設定なんですが、白黒だとそれがわからないのが残念(あと表紙見ると後輩くんも結構碧い?な?)

ノンケな先輩はゲイな後輩くんの好きだった人(義理の兄!)にすごく似ていて、だから後輩くんは気づくと目で追ってしまって、そんなことしているうちに、先輩も後輩くんのことが気になり、、と、ストーリーとしてはいたって普通。海洋学校という特殊設定は、制服に活かされています。

束原先生の本は、もっとキューッと切ないイメージなんですが、今作はそこまで胸に迫るものはなく・・・。しかし、先生の作画がお好きであれば、読んで損はない一冊です。

0

美しい

義兄とのことから逃げて島にやってきた神崎。
はじめのころはとても冷たい表情で、鳴海にもつれない態度をとっていましたが
徐々に心を開いて雰囲気まで柔らかくなっていく姿にほっこりしたし
チャラさと真面目さが絶妙なバランスの鳴海も最高にカッコ良かったです。

義兄が出てきてからは気持ちの変化や話そのものの展開が駆け足だったかなと思いましたが
それでも今の自分たちを越えて、未来まで一緒に居ることをふたりともが選んだラストになっていて良かったです。

束原先生の描く人物はどの作品を読んでも
うっとりするほど美しいですよね〜
今作も相変わらずの美しさでした!

0

綺麗なところしかない

船酔いで知り合った黒髪ショートの美人が 編入先の高校の1年生と知るのにそう時間はかからなかった

梅雨明けと同時に蝉が鳴きだして暑っ苦しくてしかたないので 暑苦しくない表紙を片っ端から読み漁っております


最近の高校生が大人っぽすぎるのか? 最初 社会人の話かと思っちゃった


無駄に目が合う他人を寄せ付けない雰囲気の後輩が気になってしかたない
ひょんなことをきっかけに知る 彼の秘密

いいのよ 子どもと大人の狭間の 迷える時間での出会いはおいしいの
なかなか懐かない黒猫ちゃんが 時折見せる顔に一喜一憂してみたり
子ども特有の不安や 拗ね じれったさ それでいて変に真っすぐで

なんだけど なんとも中途半端で悩ましいのは 義兄と碧と姉の関係
出逢った順番が違ったら 本気の覚悟ができたなら

最初に誘ったのは碧だったとしても 逃げるまで至った葛藤が書かれてなくてモヤってるのに 逃げたものを奪われることに苛ついてって事なんだろうけど 自分勝手すぎる大人がほんと なんなんだろう

好きだった人から逃げた結果が離島の学校
そこで出会った好きな人に瓜二つな先輩


絵が綺麗すぎて ドロッとした不実の実態もない
おかげで 碧の悩みすら若気の至りの軽くて綺麗なものに見える

まぁ そんな中での義兄の放つ言葉がね どクズの本領 ありがとうございますッ!


いや でも 色気のある子たちがくっついて 明るい未来が見られたんだから
なんだかんだ つべこべ言うのはやめておきます ←だいぶ言ってるじゃんッ

1

受けの儚さが美しい!

まず表紙が天才。
色も2人も綺麗すぎて息するのを忘れました。

とにかく受けが美しい!最初のビッグイベントだったシャワールームでのキスシーン、、、受けから手を出すとは思ってなかったので度肝を抜かれました、、美しすぎ。

受けの過去の恋愛が結構辛い感じなんですが、そこもまた受けちゃんの儚さを作り出していて良き!

ハピエン主義者大満足の終わり方です!
そして、船乗りの制服を着ると2人の美しさがさらに際立って、良さ100倍でした。

6

海を感じる作品

海洋学校の先輩×後輩のお話
学校のある島が舞台で海の景色が沢山描かれており、海風の吹き抜ける爽やかさを感じます
学校で会話する場面よりは学外での会話が多い印象を受けました
二人が付き合うまでの場面が主で、付き合う前にキス程度の軽い接触はありました

攻の鳴海くんが島までの船で酔ってしまい、介抱した受の神崎くんに興味を持って距離を縮めていきます
神崎くんは初めは塩対応でしたが踏み込んでくる鳴海くんに絆されて話すようになります
この塩対応の訳なのですが、鳴海くんによく似た神崎くんの義兄と拗れた関係にあるから
義兄は腹違いの兄弟ではなく神崎くんのお姉さんの旦那さんです
婚姻関係を解消する気も無く神崎くんにも手を出す御仁
神崎くんの方から好きになり誘った関係ですが、思いの外色よい言葉が降ってくることに却って怯えて島に逃げ込んだため今の印象はさして芳しくない様子
中盤では義兄と神崎くんの絡みがかなり色濃く描写されています
鳴海くんは詳しくは知らずともこの関係を心配し、義兄とも少しだけ話します
義兄は鳴海くん神崎くん両名に関係を綺麗さっぱり解消する気はなさそうな意味深な発言を残して帰りますが、帰りの船内で振り切ったような言葉を零していたので恐らく恋愛関係はなくなるのだろうなと感じました
あと私は彼を反面教師にしようと誓いました

当初顔が似ているから避けたかったと神崎くんは考えており、鳴海くんも少しの間 顔が似ていることを気にしていました
しかしきちんと鳴海くんと義兄は全くの別人と認識し、その上で鳴海くんが好きだと思っています
代わりじゃなく好きという描写があるのでこの二人の先に関しては安心して見られます

また、付き合いはじめた瞬間がぼかされており、二人の雰囲気だけで察する形態にしているのが好きです
神崎くんの見た目も私好みの美人さんで、束原先生の絵柄も水が滲んだ隙のようなものを感じられて素敵でした

4

見目麗しい男の子達の絡みは本当に美しいんだけど。だけど…。

束原さき先生のお名前を見つけて、「君恋」の連載を追っかけてたんですけど、1回毎が短過ぎるぶつ切りで。いつか追いかけるのを諦めてしまっていました。そう。やっと纏まったものが読める!と、楽しみにしていたのに。いつも通り、美しい。美しいんですよ!けれど、勝手ながら軽くガッカリもする。
そう。「Powder snow Melancholy」以上のトキメキは、もう得られないのかなぁ。って。どうしても思ってしまう。いつもそれか、それ以上のものを期待してしまう。ずっと待ち焦がれているのだ。

海を舞台にした、海洋学校に通う碧と、先輩の鳴海。本土から途中編入する為に地元の島へ戻って来た鳴海は、訳ありげな美しい青年・碧と出逢う。ははぁ、きっと失くした恋に憂いているのだろう、と予感させる幕開け。実際はもっと酷いものだった。
大体、クォーターだという眼の色も美しい筈の鳴海が、どうして碧の義兄に勝手に瓜二つなのよ⁈
そうそう簡単に血族でも無いのにソックリって。という無理めな設定と。(せめて雰囲気や仕草が似てるとかに留めて欲しかった。)そのまた義兄が碧の実の姉と結婚しながらも、碧と関係を持とうとするクソ野郎だったりする。何も知らない姉。家族として一生切れることの無い縁(えにし)。そんな重たいものを背負いながら。段々と恋を知り、鳴海の温かさと明るさに絆されて行く。
もちろん、2人の恋だし。2人ともに歩んで行くというお話なんだけど、軸足を鳴海の恋なのか。碧の恋なのか。どちらに置いて読めば良いのか。少々モヤりました。未遂とは言え、碧も義兄に流されそうにもなるし。

せっかくの海洋学校という制服とか、諸々美味しそうな、萌え萌えな設定もそこまで活かしきれて無かった様な…。
ただ、一足先に卒業する鳴海の制服を抱いて堪らなくなる碧とか、そんな碧を電話越しに感じて堪らなくなる鳴海とか。ラスト周辺は怒涛のサービス萌えでした。
碧にやたらと発情するボーダーコリーのクロも可愛いかった♡

毎度毎度思うこと。次回作には本当に期待です。待ち焦がれています。

0

ラストの碧の可愛さはキュン死もの♡

島にある海洋学校に入学してきた、過去に何かありげな碧と、
島に戻ってきて海洋学校へ編入してきた3年の鳴海。

可愛い碧だけど鳴海に必要以上に構われるのを嫌がる。
過去に男同士で仲良くしてて勘違いされたことがあるからと話す碧にそれでもお構いなしで絡んでいく鳴海。
鳴海の押しも効きいい感じになった矢先、サマーセミナーで本土から碧の義兄がやってくるが、その義兄がドッペルゲンガー級の鳴海とそっくり!


途中登場した義兄のクソな誘惑にのって義兄を一旦受け入れようとした碧にはびっくりしちゃったけど、そのあと着の身着のまま鳴海を追いかける姿に安心しました。
義兄が勝者顔でホテルを後にしたのはなんともモヤっとして、島から帰る際に港で鳴海に説教(宣戦布告?)された際も常に上からで、負けを認めない感じはイラっとしました(笑)
でも、別れの際に紙テープを離す際の描写に碧はもう吹っ切れたよね?と自分に言い聞かせました。

まぁなにより!!
序盤儚げだった碧が少しずつ表情が明るくなっていくのがめちゃくちゃ可愛かったです♪
ラストとリーフレットでの無邪気な笑顔は心底愛おしかった♡

2

危うい受けが今後も心配になる

なかなかモヤモヤさせてくれる作品で、評価は萌ですが中立より。
美しい作画で萌に片足かけてる感じでしょうか…。

海洋学校で島が舞台という設定が、画力で更に雰囲気のある作品に仕上がってます。
船での出会い、学校での再会、人と距離を取る受けが攻めに心を開いていく描写は丁寧で好きですが、
島に逃げて来た受けの背景、義兄との関係にかなりモヤモヤが残ってしまった。

お互いが相手への気持ちを意識してイイ感じになった、
中盤に差し掛かる辺りで、当て馬の義兄が登場。
攻めと義兄がドッペルゲンガー?!エッて感じでしたが、まぁそこはいい。

姉の旦那を好きになり、受けから誘って関係を持ち、結局自分から逃げ出して島にきたのに、
学校行事の関係で姉の代わりに来た義兄と、ホテルで迫られイイ感じになってる受け…
姉からのTELで出て行った義兄がやめなければ、
絶対最後までやってたわ…と思わせる受けの危うさに、思いの外ドン引いてしまった。

しかも、ベッドで着衣の乱れた受けを見てしまった攻めに、
「未遂です、やるわけないでしょ」…ちょっと逆切れ気味なのも驚いた。
今回は最後までしなかったけど、あの義兄にこの受け、今後再会したら絶対やるよね…。
そんな一抹の不安を残す受けと攻めが、中盤から関係を深めていくんですが、
いくら受けが攻めに夢中になっても、モヤモヤが解消されないのでしっくりこない。

顔が美しいゲスな義兄はそのままでもいいんですが、
受けの危うさが最後まで引っ掛かって入り込めなかった…。

最後はちゃんと二人が同じ船でお仕事して、
受けもスッカリ明るくなって、あまイチャシーンも満載でしたが、
ドッペルゲンガーの義兄が攻めと重なる私でした。

攻めの飼い犬ネタが好きだったんですが、カバー下漫画も犬ネタで楽しかった。

※シーモア:修正はなし。見えない絡みです。

3

後半が駆け足だった

とても面白かったです。

でもですね碧の義兄が勘違い野郎のままで終わってたのが許せませんでした。
いくら碧から告白して迫ったとしても相手は中学生ですよ!ましてやお姉さんと別れもしないで関係を続けたクソ野郎です。
碧から離れたのに島まで来て鳴海にライバル心燃やして、妻子がいるのにまた手を出そうとしたり、牽制しに来た鳴海に大人気無い態度を取ったりと胸糞悪かったです。
それがお姉さんに一切バレて無いのがさらに許せなかった。

碧が鳴海に惹かれて義兄から離れて行きましたが、ドッペルゲンガーと言われるほどそっくりだった鳴海は不安だったと思いました。

両思いになってからがあっという間で、いきなり同じ船で働いて幸せそうな恋人同士の2人が描かれていました。

出来ればお姉さんと別れて碧にも相手にされず惨めに歯噛みしているザマァ展開な義兄の様子が読みたかったです。笑

そうしたら文句無しに神でした。

6

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