黒井くん、僕とデートしましょう

白刃と黒牡丹

hakujin to kurobotan

白刃と黒牡丹
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神87
  • 萌×235
  • 萌23
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
20
得点
647
評価数
150
平均
4.3 / 5
神率
58%
著者
ゆくえ萌葱 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
睨めば恋
発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784796413213

あらすじ

黒々組の若頭・黒井憲剛には、厄介な幼なじみがいる。
生まれた時からずっと一緒に育ってきた弁護士の白樺―――
暇さえあれば、黒井を口説いてくる白樺は、
黒井の気を引くためだけに他の女性と一カ月だけ結婚したこともあるツワモノだ。
行き過ぎた愛情を注いでくる白樺と、それを適度にあしらう黒井の関係を
舎弟たちも温かい眼差しで見守る毎日。
ところがある日、白樺が黒々組の顧問弁護士を引き受けたと告げてから、
二人の間に緊張がはしり―――…?

表題作白刃と黒牡丹

白樺刀麻,37歳,弁護士
黒井憲剛,37歳,黒々組の若頭

その他の収録作品

  • 未必の約束(描き下ろし)
  • あとがき漫画(描き下ろし)

レビュー投稿数20

”男らしい受け”といえばこの作品

自分の中で、”男らしい受け”といったら真っ先にこの作品が浮かびます。
さらに「×執着攻め」って最高の組み合わせですよね…ため息。

大好きで何度も何度も読み返している作品です。
顔に傷のあるヤクザの組長の寡黙受けが本当に本当に男前でかっこいいんですよね…
受けの魅力が突出してる作品だと思います。

幼馴染である攻めが、ひたすら受けを想い追い続けるというお話なのですが。

互いを想い合うゆえの切ないすれ違いと、受けが攻めを受け入れた時の攻めの表情が…本当にもう。。泣かされます。
このシーンだけ何度も何度も読み返しちゃったりしてます、好きすぎて。。

体格が良くて男前な受け、寡黙受け好きな方にぜひぜひおすすめしたい一作です◎

1

お似合いカップル

メガネ攻めと敬語攻めが好きで、気になって電子版を二巻とも購入しました。

私の趣味ドンピシャな頭良い執着系のメガネ攻めで大満足です。

受けは焼くザの若頭で、男らしくて、何というか、受けという印象が薄いですが、セ、、の時は受けです。普段は本当に頼れるニイサンという感じで、セ、、がなかったら、どっちが攻めか分からなくなりそうでした。

私の読む作品は、受けは口調や動作は男でも、美人、可愛い、華奢、ワンコ系…というような、フェミニン要素が少しあるのですが、この作品の受けは照れたり、ツンっぽい態度をとるものの、私が読む作品の受けの中では、かなり男らしい方でした。しかし、とても良い人で、攻めとお似合いのカップルです。お互い大事すぎるのがよく分かりました。二巻も楽しみです。

0

読みやすいヤクザBL

睨めば恋、偲べば恋、に続いてこちらを。
絵が更にいい!好きです。

今作はヤクザもの。
ヤクザBL久々で、やっぱり血が騒いじゃいます(囀るバカ)。

とワクワク読み進めましたが、睨恋、偲恋のようなダイナミックな展開が薄く、状況説明的なセリフが多く感じました。

ま、組同士の抗争に発展するために事実関係や伏線をしっかり描く必要がありますもんね。

タイトルから、もっと極道色が強かったりハードボイルドなのかと想像しましたが、ゆくえ先生らしく、読みやすいヤクザBLでした。

白樺がどこまでも熱烈ですね。
黒井は白樺が大事だからこそ自分に近づけさせたくない、とうのはわかる。

でも、白樺が危険な目にあってやっと素直になったり、側に置いておいた方がいい、となる展開は予想できてしまいました。

黒井がなんだかんだと白樺が好きだったり、白樺のことを心配して
「すげぇした」
のところがかわいかったし、絡みのシーンも全体的に好みなので萌2です。

正直なところ、攻受は逆が好きですけれども(睨恋もそうだった)。
でもこれはこれで好きです(どないやねん)。

1

告白前のあの笑顔は萌えるでしょ!

とにかく攻めの執念深さがものすごい作品。ヤクザの息子・憲剛に惚れた白樺が、粘り粘って組と憲剛の隣に潜り込んでいくお話。といっても主役は憲剛の方です。妖しい目つきのせいもあってか、白樺は蛇っぽさがある気がしました。
生まれたときからずっとそばにいる二人は、言ってしまえば両思いなんです。でも憲剛は家がヤクザだからと白樺を遠ざけようとします。なのに体の関係はあっさり受け入れてるように見えるし、全然拒めてません。
白樺はそんな憲剛の上をいき、根回しを進めてついに組の顧問弁護士に納まります。憲剛の隣にいるために、弁護士資格まで取る本気ぶり。あっぱれな執念!気を引くための結婚は意味が分かりませんでしたが。
どっちもどっちな二人の遠回りで、憲剛が折れるだけでいつでも恋人って状態なのに、ここまでが長かった…。
告白するときの白樺の表情は最高でした。たぶん彼的には嬉しさいっぱいの顔なんだろうけど、ニヤニヤとニタニタの中間みたいになってます笑。でもずっと見てるとクセになってきてめちゃくちゃ可愛くて萌えました。憲剛の受け入れ方も若頭らしく偉そうで良いです。
刺青エピソードも可愛くて好きでした。

1

37歳

2巻買ってから読もうと引っ張り続けてましたが、ちょっと気持ち下がることがあって読んじゃいました。無事上がりました。

ヤクザものが苦手な自分ですが、黒井らは昔気質の地回りって感じですね。まぁそれでも反社会的勢力ってやつなんですけど。
それは置いといて。置いといてというかそんな苦手なヤクザものですが、良かったです!執着愛!
「頑張ったなぁ お前」に完全に持っていかれた。このセリフが言える黒井も、涙を流せる白樺も美しい…
黒井も白樺も双方信念を持っているのがバシバシに伝わり、2人とも最高にカッコいいです。話の展開に目新しさやハッとくるものは然程ないにも関わらず、キャラクターと演出の色気で落とされる。"うまい"としかいいようがない。

電子限定おまけ漫画1枚◎ 私服の白樺さん

1

表紙買い、結果正解!

このエロそうな眼鏡キャラ、これは読まないと駄目なやつ!と思わされました。
暗そうな執着攻めがタイプです。眼鏡も大好物で。
結果大正解でした。

受けの黒井の気を引きたいがために結婚とか、黒井のそばに居るために高校時代から計画して弁護士になり、前任の弁護士にもお墨付きをもらって…清々しい程の執着心!
小学生の頃から黒井に心酔してたんだもんね、一途すぎる。
黒井も白樺が大切だから、自分の世界には巻き込みたくない。
大人の両片想いでした。

最近ヤクザ物を急激に好きになりつつあります。
特にヤクザ受け。
背中に刺青があるキャラの寝バックが堪らん!
この作品の寝バックも最高でした。

2

愛する男の傍にいることが自分の生きる意味

カバー絵に惹かれて購入。この作者様の作品は初めてでしたが、結果、とても素晴らしく、最高でした!

以下、ネタバレ含みます。

生まれたときからずっと一緒にいる幼馴染の刀麻(攻)と憲剛(受)。憲剛は実家がヤクザ稼業ということで、だんだんと周りから避けられ孤独になっていく。
修学旅行で1人、部屋の外で涙する憲剛から「とーまがいればいい」という言葉を聞き、そこから憲剛の傍にいることが生きる意味になった刀麻。

この作品は淡々と話が進む印象なのですが、それは間違いなく、刀麻の一貫したブレなさがそうさせているのだと思います。

とにかく、刀麻の初志貫徹の徹底さたるや、すごい。すごすぎる。こんな男、見たことありません。だって、憲剛の気を引くためだけに、1ヶ月だけ結婚までしちゃうんです。

同じ高校に進学した刀麻と憲剛。ここでの刀麻の駆け引きがすごすぎる。

絶対に自分を手放さない自負があった刀麻は、憲剛に告白する。受け入れなくてもいいけどその代わり、自分は友達には戻れないから、刀麻を受け入れるか、手放すかの選択を憲剛に迫る。憲剛は刀麻を受け入れます。

これ、高校生ですよ?何者なんだ、刀麻(笑)すごすぎて、でもこのくだりがとてもスマートで、もう圧倒されます。

そこから身体の関係をもつ2人。刀麻は憲剛にもっと求める。でも、憲剛はカタギである刀麻とは一線を引く。誰よりも大事だから、一線を超えさせない。刀麻は誰よりも憲剛が大事だから、一線を超えたい。

この2人の想い合う心。心に刺さります。

兄弟の盃を断られた刀麻は、いったんここで憲剛から離れます。しかしそれは自分が常に憲剛の傍に居られる道に進むための一過性のもの。刀麻は自分が憲剛の傍に必ず居られるよう、弁護士になります。

37歳になっても、毎日憲剛のもとへ求婚しにくる刀麻。憲剛は昔と変わらず、刀麻が大事だからずっと距離を置いたまま、自分の懐へは入れません。

このブレない2人がほんっとうにかっこいいんです!!

憲剛は自分の組の若頭になり、組を引っ張る立場に。そこへ刀麻が組の顧問弁護士になったと聞いて、2人の間には微妙な距離感が生まれます。

大事な人を巻き込みたくない憲剛。ここへ怒涛の押しで刀麻が憲剛に迫ります。

部屋で久しぶりに唇をかわす2人。キスする2人の色気がすごいです。
憲剛は拒否することなく刀麻の唇を受け入れ、お互いの口でそれぞれ果てます。このとき、刀麻が憲剛の上に乗って、憲剛の口に自分のモノを咥えさせるのですが、このときの憲剛が拒否せず、言われるがまま受け入れる描写がものすごくエロティックで半端ない。

それでもまだ傍に置くことを受け入れない憲剛でしたが、その後とある事件が起きて、刀麻が怪我をするんです。それを聞いた憲剛が刀麻の家に行くのですが、もうここからが神展開でした。

自分のことを心配したか?と聞く刀麻に、すげぇした…っ、と本心を隠さず言う憲剛。
そのあと刀麻からのキスを受け入れる憲剛がもう…っ!
キスするとき2人とも顔を赤らめたりしないんですよね。淡々とする大人のキス。だけど熱い。ほんとゾワゾワするくらい最高のシーンです。

さらに刀麻が、「僕は君の為に生きてきたんだ」と憲剛を抱きしめる。そして、「憲剛 好きだよ」と。

そのあとベッドで愛し合う2人。ここからさらなる神展開…!!
憲剛が刀麻の顔に手をやりながら「俺の隣に居させてやるよ」と。さらに、「頑張ったなぁ、お前」と。
その手にキスしながら涙を流す刀麻。刀麻の涙が憲剛の顔に落ち、下から涙する刀麻を黙って見つめる憲剛。そして2人は深いキスをして抱き合う。

私、ここしばらくこんな神展開、見たことあったかなって思うくらい、この2人で愛し合うシーンにはゾクゾクして何度も何度も読み返しました。
ここの腹を決めたときの憲剛のかっこよさ。やっと自分を懐に入れてくれた喜びに浸る刀麻。さっきも書きましたが、2人とも赤面とかしてないんです。淡々と真顔で愛を確かめ合う。もう、すごい。ほんとにすごいとしか言いようがないくらい、尊い。そして深くて熱い。

事後、ベッドでキスマークだらけの憲剛が普通に刀麻と会話してるシーンもすごく良い。憲剛は好きとか愛してるとか言葉にはしないんですけど、もう、そんなちゃちなことはしなくていいんです。もう、ほんとに、最&高!!

書き下ろしとか、もう、なんですか、あれは。憲剛の愛と優しさがすごくて、もう、言葉にできないです。
高校生のとき、憲剛の背中に入るだろう入れ墨には自分の好きな色を入れてほしいと言っていたのをずっと忘れず、色を入れてないんですよね。色が入ってない背中の入れ墨を見て刀麻が墨一色がいいのでは?と言うんです。するとベッドの中で、何色が好き?って憲剛が刀麻に聞くんです。
高校生のときの他愛もない話を思い出し、憲剛が自分の為に色を入れないでいてくれたことを知り愛しさがこみ上げる刀麻。

これを神展開といわずになんというのか。

私は一切妥協なくブレない刀麻も大好きですが、心の底から優しくて男気がある憲剛が、大好きすぎて、もはやツライです(笑)
タイトルにも書きましたが、傍にいることが、生きる意味とまで思える究極の愛しい人と出会えて、刀麻も憲剛も幸せだと思います。こんなに深く人を愛すって本当に素敵なことです。

こんなにも攻受の両方に感情移入したのも初めてだし、淡々と、でもこんなにも深く愛し合うカップル、みたことありませんでした。

読まないままだったら人生損してたかも!本当に出会えて良かった一冊です。

1

執着愛がすごい!

幼なじみ同士の数十年にも及ぶ両片想いを描いた作品です。
『俺はブサメンー猫つづりー』の脇キャラからのスピンオフということでした。
非BL作品からBL作品へ……
という流れは珍しいのではないでしょうか?

若頭の黒井は堅気の白樺を巻き込みたくない。
しかし、白樺はどんな手を使ってでも黒井の側にいたい。
突き放すけどピッタリついてくる関係がとても面白く、
白樺の執着は少し怖いくらいでした^^;

ただ、あのくらい打たれ強くないと、
ツンデレな黒井とは結ばれなかったと思います。
キャラの足し引きがちょうど良くて上手いなぁと思いました。

しかし、白樺の結婚はいらなかったと思います。
いくら黒井の気を引くためといっても、
ずっと好きだったという言葉に重みがなくなってしまうと感じました。

0

ツンデレがすぎる

頭脳派弁護士が強面若頭を喰ってしまうなんて、おいしすぎる設定~
ブサメンのスピンオフのようです。巻中に出てくるブサメンを探すお楽しみ付き。

幼なじみの二人。白樺刀麻は、明るくて人を惹きつける黒井憲剛が大好き。でも家の家業ゆえ孤立する憲剛。平気な振りをして一人泣いていた憲剛を、自分が守ると誓う。

そしてその執着を、もはやこじらせて、憲剛が若頭を務める組のおかかえ弁護士になる。でも、憲剛は気質で居て欲しいと、なかなか当麻を受け入れない。

ひたすら、当麻が憲剛をくどく(もはや逃れられないところまで追い詰める)、というお話でした。憲剛意地張りすぎ。

クールでなかなか落ちない憲剛ですが、まわりの人たち(親父や部下達)がコミカルで明るくいい雰囲気を出していました。
続編希望。

0

刺青をくれてやる時点で随分絆されている

 お堅い職業の執着系攻めと、ヤクザの若頭の受けという組み合わせ。キャラ設定も、大事な存在だからこそ相手を遠ざけようとする若頭も王道ではあるけれど、弁護士の白樺の絶妙な喰えない表情や、落ち着いてるように見えて結構感情が分かりやすい黒井の甘さが面白かったです。中盤に挟まれる2人の過去の話も好きで、特に幼い頃から黒井がどんな風に成長してきたのかを見れるのは楽しかったですね。ビジュアルも、白樺への接し方も少しずつ変化していくんですが、どの時代も気丈さを装っているところが健気で可愛いんですよ。

 互いに飲精したことを盃を交わしたも同義と見なすなど、白樺の捻りも効いてます。黒井は部下の面倒見も良いし人望は十分にあるけれど、やっぱりいつまでも白樺の方が一枚上手だな、と。いろいろ魅力的な要素は詰まっていたので、くっつくまでもう少し強く反発するところも楽しんでみたかったというのと、白樺の執着が割と健全な範囲に留まっていたので、もっと唖然とさせられるような恐怖と紙一重の執着も見てみたかったなという理由で、萌評価にさせて頂きました。ただ、先述した通り、お堅い職業の攻めとヤクザの受けの王道ストーリーは十分楽しめる作品でした。

0

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