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kitsune no kokuhaku tanuki no soine kenai reizoku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回も、読み応えありました。
節分の鬼ごっこの行事で慶次が子狸以外の眷属にも働きかけて、色々画策する所は、負けず嫌いの熱血漢の慶次らしい所もあり、それだけでなく自分一人でなんとかしようと空回りしていた人間が周りを巻き込んで行動を起こす所が随分成長したなぁと。
そして、ちょっとはこの節分を期に周りも慶次を認め始めたし、慶次も自信がでてきたみたいで、子供の成長を見守る親みたいな気持ちで読んでいました。
しかし、今回のメインの話。有生の義母の由奈
の話は、有生の家系は一体どんな恋愛観なんだ?と、悪いものが憑いていたとはいえ、義母としてずっと有生の母屋にあんな感じの女性がいる事になるとは、、由奈に罪はないのかもしれないけど、ちょっと不快になる女性でしたね、、多分正気を取り戻しても好きになれそうにない女性でした。
それでも、有生が今回由奈の前で、慶次の事が好きだ!と演技で言わなきゃならないのに、上手く言えずにその場から逃げるって。有生の弱みというか、可愛い人なんだなぁと。慶次に対して術が効かないというのも、結局は初恋の人だったから無意識に術をかけられていなかったのは、、もう、今回は有生の恋愛初心者の様な態度にやられっぱなしでした。
ようやく、お互いが好き同士だと分かった有生と慶次。ずっと聞きたかった言葉を言ってくれてありがとう。と思いながら読み終えました。
徹夜で読了。つい3日前にシリーズ1作目を読み始めた時は、まさかこんなにどハマりするとは思ってもいませんでした…
まだ1巻を読んでいた時、「もー早く好きだって認めちゃいなよお互いに〜」なんて思っていたのに、2巻からはモダモダしている2人の姿がやたら可愛く思えてたまらず。
ずっとこのまま「好きじゃないやい!」って言い合いっこしてて欲しい、なんて思うようになってました。やられた〜〜
今回は有生がついに男気を見せてくれましたね。
「俺のこと好きなんだろー!認めろ!」って、いつも有生をつついていた慶ちゃんの方がひよっちゃってる姿も大変可愛くてよき。
読み終わった後の幸福感の半端ない一作でした◎
もーもーもーもー……!!
クッソ最高やないかい!な巻でした。
ついに来たよこの時が。ふー…やることやってんのに、恋愛方面ですれ違いポンコツの有生と慶次だから、恋人同士になるのはまだ先かもなぁと余裕ぶっこいてたら、まさかのプレゼントきました!嬉しいです、マジ最高です。
その恋人同士になるまでの流れも超絶素晴らしくて。節分恒例の新人討魔師イビ…いや鬼ごっこに絡めた2人のBLターンが、ニヤニヤ極まりないのです。2人の個人的な勝負(慶次と好き放題にエッチする)と絡めた鬼ごっこ行事の顛末が楽し過ぎる!この豆まき鬼ごっこならぬ、ハンター試験のようなバトルロワイヤルがめっちゃ面白い。
景品は自分自身だからこそ気合いを入れる慶次と、いつでもセックスできる権利を獲得するのに躍起になる有生のガチンコバトルは、慶次の色仕掛けで幕を閉じることになりました。挿し絵も良かった〜…。
有生がその後慶次をどうしたのかって?…はい、それはもう膝と腰がガクブルの…な展開だったのはお分かりかと♡
この巻でキーパーソンとなるのが、有生の若くて新しい義母の存在。彼女がまあー読むからに有生ラブのオーラバシバシの女性でして、これは良からぬ形で関わってくるだろうな、ってのが分かります。そんな義母にデレる慶次にムカつきながらも、有生と待針はまともな反応を示していたのが救い。ドッキドッキで読み進めていたところ、マジでヤベー女だってことが分かります。鈍感な慶次ですらヤバさを感じるレベル。
そんな慶次たちが彼女の目を逸らすため、どんな行動をとったかと言うと…
ズバリ!かりそめの恋人同士(≧∀≦)
慶次にしては良い提案するじゃないの。と心の中でガッツポーズと盛大な拍手を送りました。
「5・ラブラブ大作戦」は必見です。人前イチャイチャと、有生が「愛してる」が言えず恥ずかしがってその場から逃げ出す姿が拝めます。有生に可愛いと思う感情を抱く日が来るとは思わなかったです(笑)
感情を揺さぶられっぱなしの有生を見たい方は、ぜひぜひ可愛い挿し絵と共にご覧ください。
義母の胡散臭さは、後ろで手を引く妖魔使いの男が絡んでいるんですけど、最後はビシッと解決。またも慶次が自らトラブルに飛び込むお約束な展開がありましたが、それがあったから2人が気持ちを通じ合うことに繋がりました。マジで最高な流れと結末!
もーねー…有生が壊れたおもちゃみたいに、気持ちを自覚したら好き好き連発しまくるんですよ。笑っちゃうしかないですよね、極端すぎる〜。でも面白いからもっとやって良い(笑)
言葉で言わなきゃ伝わらない慶次。
言葉を言わなくても行動で分かるだろ、な有生。
好き。好きじゃない。好き。好きじゃないの前進しないやりとりに、ついに終わりの時がきました。噛み合わない会話ももう終了です。
待針も私も待ち焦がれましたよー(*´︶`*)♡
素晴らしいオチ。萌えたっぷりな結末。
読後感サイッコーな幸せなエンディングは満足以外の言葉が見つかりません。
余韻にいつまでも浸れる素敵な一冊でした。
『眷愛隷属』シリーズ第四弾です!(*´ω`*)
二人のお話だけだと3作品目になります。
今回は、父の再婚相手(由奈)に対して冷たい有生に、慶次は勝負を挑みます。
慶次が勝った場合は、由奈に優しくすること。
慶次が負けた場合は、今後有生がやりたいと言ったら、素直に股を開くことと言う
なんとも無謀な賭けをすることになってー…。
明らかに由奈が有生に媚を売ってて怪しいのに
その態度を素直に受け入れちゃう慶次に、なんだかなぁと思っちゃいました。
その後もやっぱり突っ走る慶次にイライラ…。
有生が好きだから読んでるけど、この先もずっと慶次にイライラさせられそうだな…と思いました。
そろそろ自分の能力に見合った行動してよ…と何度思ったことか…。
それに比べ有生はついに自分の気持ちを認めて…!
一回好きだと言ってしまえばこっちのもんだと言わんばかりに、
好き好き言ってる有生は新鮮ですごく良かったし、
精神攻撃が効かなかった理由にニヤニヤしました。
なるほどねぇ(*´ω`*)
有生が言った『俺の愛は重いよ』って言葉に
胸がきゅんっとしました(*´ω`*)
そこまで自覚したのかぁって(*´ω`*)
遂にちゃんと両思いになった二人。
これからどうなっていくのか、すごく楽しみで仕方ないです(*´ω`*)
いやー、面白かった^^
ラブ以前に、ストーリーが最高に好きです。
今回は、待ち針のかっこいいところがあまり見れなくて残念でしたが、次への期待に繋がりました。
慶次と待ち針の成長も楽しみな作品です!
そして、ついに有生と慶次が恋人に♡
恋人同士のHはやっぱり全然違いましたね。
有生が我慢できないほど気持ちよくなってるのが嬉しい!
これも、相手のことが本気で好きだからですよね。
ケンカップルになりそうだけど、それもまた楽しみです、
コミカルで可愛くて、愛があって。
とにかく大好きなシリーズです。
続きが楽しみで待ちきれません!!
番外編を含むシリーズ四作目です。
エピソードは一作ずつ完結していますが、
物語は続いていますので、
一作目から読むことをお勧めいたします!
相変わらずドタバタと
無理矢理に有生さんに押し倒されていた慶次くんですが、
今回はそんな二人に大きな進展が!
そこがクライマックスなのですが、
そこへと至る小さなエピソードが二つ。
私的には正直、
前半の豆まきエピソードはなくても良かったかなと。
その分後半の対決をもっと激しく描いて欲しかた!
もちろん有生と慶次の二人にとっては
とても重大で大切な展開があるので、
その辺は『やっとかいっ!v』と大満足なのですが、
まとめてみると、この一冊としては
ストーリー的にちょっと物足りないかな。
でも大きな進展のあった回なので、
さて!次がとても楽しみであります!vvv
今回は有生さんが頑張ったのて、
次回は慶次くんの頑張りに期待です!
……って、続きも出ますよね⁈
と期待を込めつつ「萌×2」で!
すっごい良かったです!
ストーリーについては他の方も書かれてるので割愛しますが、夜光花先生は濡れ場がすごいです。
毎日毎日、BL小説を読み続けてるので、少々の濡れ場ではなんとも思いませし、飽き飽きしてきて、読み飛ばしたりするぐらいですが、夜光花先生は流石です。読んでいてドキドキします。とくに、変わったプレイをしてるわけではないのですが、気づくとじっくり読み込んでしまっています。
私のように、BLの濡れ場に飽きてきた方にもおすすめです!
ちなみに、ストーリーもいいです!未読の方は是非一巻から読むのをお勧めします。
有生と慶次の可愛らしさが爆発しているという噂を小耳にはさんでいたのですが……やっと読みました。
感想は今まで書かれた皆さんと同じで、
期待通り可愛いじゃないかー!
実は今まで読み進めて来る中で、ひとつ疑問に思っていたことがありました。
討魔師という仕事上、ある程度一般常識から見ればグレーな事もやっているのかもしれませんが(これは私の勝手な想像)でも仕事をする上で一定のモラルを持っている弐式家で「なぜ有生の様な一見邪悪な存在が許されているんだろう?」ということなんです。
今作を読んで解りましたよ。
周りの人はみんな分かっていたんですねー、有生の弱点について。
熱血正義感の塊のような慶次と一緒であり続けなければならない定めを抱えている有生は、その膨大な能力を使って自分勝手なことが出来ない訳ですものねぇ。
全世界に勝つ有生が、子狸なんていう半人前の眷属を抱える『弱い』慶次にだけは負けてしまうという構図がとても面白かったですよ。
だってその理由が『恋』なんですもの。
お兄ちゃんの恋愛の方も気になりますがやはりこの2人のその後も読みたい。
だって無敵の有生が小学生並みの『恋愛下手』に代わる瞬間が、もう可愛らしくてたまらんのですもの。
それに応える慶次の、やはり小学生並みの『察しなさ』も最高に可愛らしい。
おまけに子狸だけじゃなく、今回は狐たちまで可愛かったぞ。
もう、可愛らしいものたちであふれかえっているお話です。
俺様で天邪鬼な攻めが受け様にメロメロになる姿を早くみたい!という一心で二巻も読んだのに、最後の最後まで「好きじゃない」と言い張ってた有生。
それがついに!!と、先のレビュアーさん達のレビューで知り、電子化を楽しみに待ってました。
いや〜萌えたーー!!
(三巻でもまだ認めていないというので、兄カプ主体の三巻は未読なんですが、特に問題なく読めました。)
有生を長年に渡ってストーカーし続ける由奈という女が、まさかの義母となって弐式ファミリーに登場……。
恐れを知らないあの有生が、タジタジとなってしまうのだから、超絶ヤバイ香りぷんぷんの女です。
なのに慶ちゃんときたら、そのヤバさがちっともピンと来ない様子……。
慶ちゃん……。
慶ちゃん、ちょい脳筋なところあるからなぁ……いい子なんだけど。
豆まきの賄賂なんかは、ちょい強かになったなぁと思ったけど、ああいう女のあざとさは一生見抜けないんだろうなぁ……
何をやっても諦めない由奈を前に、一芝居打つ事にした二人。
ラブラブな二人のフリをするための「愛してる」という台詞を、「愛……あ、愛……」とどもりまくった挙句、俺には無理ー!!!と逃げ出してしまう有生。
あそこが最っ高に萌えた。
頰を赤く染めてちょい俯き気味で、たーっっ!!と走り去る有生の姿を描いた笠井先生の挿絵がこれまたいいんです。
ふてぶてしい有生が、まさかの青春ど真ん中のピュアッピュア少年に見えてしまうような挿絵が最高。
(読み終わった後も、あそこのページだけ何度も見ては、フフフ……とニヤニヤしてる。)
初対面で一目惚れしていたことがバレて「一生の不覚、人生の汚点。」と文句を言いつつも「浮気したら、殺すからね。」とか「俺の愛は重いよ。」とか、どヘビーな事を言っちゃう有生にも萌えたし、ジタバタしつつも腹をくくって気持ちを告げた慶ちゃんと、それを「赤くなって&目を伏せながら」の有生がこれまた可愛い。
有生、お前めちゃくちゃかわいいじゃないかよー!と思えた一冊でした。
そして続き、待ってます。
夜光花先生の長編作品が好きで、ゆるく追っています。もちろん、こちらのシリーズも大好きです!
今回はひたすら有生さんが可愛いの巻。
慶ちゃんからキスされて盛り上がってしまったり、お芝居ですら「愛してる」が言えず押し入れに引きこもったり……めちゃくちゃ可愛くて、ニコニコしてしまいました。慶ちゃんを突き飛ばして走り出す挿絵も大変良かったです。可愛すぎて面白い。
唯我独尊な印象がガラッと変わりました!
とうとう身も心も結ばれたふたりですが、恋心を認めた有生さんはなかなか大変そうですね〜。本人の申告通り愛が重そう。遠慮のない応酬はそのまま、ベッド以外でもイチャイチャするケンカップルがもっともっと見たいです!
あと、今回のもうひとつの目玉(?)は弘法大師様の首に巻きつく待針ちゃん!!笠井先生が描かれる美僧としあわせそうに目を細める子狸の組み合わせがほんっとに可愛かったです!
慶次が鈍過ぎて由奈の味方になるあたりはイラっとしてしまいましたが、文句無しに面白かったです。
有生が「慶ちゃん」を連呼するのでどんだけ好きなんだよと突っ込みながら読みました。
節分会の慶次の根回しする狡賢さに笑いました。また笠井あゆみ先生の挿絵が面白さに拍車をかけていました。
由奈のキモさに怯える有生がいつもより幼く感じました。
何もかも承知で由奈を後妻にした丞一は、流石に当主の貫禄でした。末っ子を宇宙人って!笑笑
やる事は散々やってるのに付き合うって形にこだわる慶次が「付き合ってください」と言い、有生が「はい」って返事をするのが最高に面白かったです。
慶次に有生の精神攻撃が効かなかった理由が、好きだからというのも判明しました。
好きだとようやく確認した2人の関係と、井伊家との決着もどうなるのか、ますます目が離せなくなりました。
早く続きが読みたいです。
おお、可愛いぞ!とこのカプ3作目にしてようやく思えました!!!1作目で??だったため、2作目は読まずにいたのですが、そんなことも忘れて購入して良かったー!!!「大人のしっとりした愛情」というものからは超真逆カプですが、攻めを超可愛く思えたので萌2.笠井先生の挿絵もコメディよりでめっちゃ面白いし、狸は可愛いし、狐はカッコいいし、弘法大師様にはつるっぱげ萌えを感じるし、勿論滴っているし・・で大満足でした!本編220P弱+あとがき。
新年を実家で迎えた慶ちゃん。有生の父親(当主である丞一)が再婚したと聞き、新年の挨拶をするべく両親と弐式家本家へ行くのですが、その新妻はなんと20歳ぐらいの超可愛い女の子。なぜか有生はその新しい後妻にすっごく態度が悪く、慶ちゃんはその態度を改めさせようとするのですが・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
丞一(攻め父)、丞一の後妻、瑞人(攻め弟)、巫女様(弐式家本家のババ様)、攻め兄(今回はちっぴりだけ)、弐式家ゆかりの新米討魔師複数、子タヌキ(受けの眷属)、井伊さん(きゃー・・・)、」結構いっぱい。
**萌えたところ
有生の後妻に対する態度を改めさせようと、イベントである節分会を慶ちゃんがめっちゃ頑張るんです。1時間逃げ切ったら勝ち!という鬼ごっこみたいなもんなのですが、それを最後の最後追い詰められた時に、有生に必殺技をかますんですー、そこに挿絵を入れてくださっていて♡有生の表情がすっごく可愛い!!!!!!
その後、有生が嘘でも何でもとにかく慶ちゃんとスキあってる!!というふりをしないといけない事になったのですが、そこもまた超絶可愛い、有生!あんちゃん、こういう方やったんどすかーとようやく腑に落ちた心地でした(遅すぎ?)。
何でも熱血一生懸命頑張る慶ちゃんも、今回は滑った感なく、好感持てる頑張り度合いで、読んでとっても良かったですーーーー!!!
もし私みたいに、熱血うざ、と思ったり、なんやねんこの攻めは!と思っている方がおられましたら、一度当本を手に取っていただいてもよいのではないでしょうか。
私はようやく?この二人にシンクロできたお話でした!!!
この後どうなるんだろうなあ・・井伊と決着ついてない気がするので、まだ続きそうなんだけど。
「眷愛隷属」シリーズ三作目になります。(シリーズ全体では四作目です)
完全な続きものなので、ご注意下さい。
で、こちら、半人前討魔師の成長と活躍が魅力のシリーズですが、同時に、互いに無自覚なカップルの超ジレジレな恋愛が見処だったりします。
が、今回、ようやく念願の展開が来ましたーーー!
ああああ、この展開を死ぬほど待ってたよ!!
そして、有生が可愛いすぎて悶絶ですよ。
いやまさか、有生がこんな反応をするなんてと。
おいおい、可愛いじゃないかよ!と。
ついでに、慶ちゃんが男前ですよ。
まさかの逆プロポーズかーい!!と。
いや、プロポーズでは無いけど、これはもう(私の中では)プロポーズでいいだろうと。
とりあえず、シリーズファンにとっては夢に見た念願の展開だと思うので、ぜひご期待下さい。
ザックリした内容です。
バディである有生と、相変わらず身体の関係を続けている慶次。
そんな中、一族の当主で有生の父親の再婚が発覚します。
父親の再婚相手・由奈に対して、何故か冷たい態度をとる有生。
そんな彼の態度を改めさせようと、節分祭での能力テストで、勝負を挑むんですね。
しかし、負けた場合は「今後、いつでも素直に股を開く事」と条件を出されー・・・と言うものです。
今回、キモになるのが父親の再婚相手・由奈になります。
一見、二十歳程度の可愛くて優しい女子なんですよね。
が、何故か毛嫌いしていて、けんもほろろと言った態度の有生。
これ、早々に「この女、なんかおかしいぞ」と、読者側にも分かるんですよ。
いや、こびこびの態度にイラッと来ると言うか。
それなのに、アッサリ騙くらかされて、彼女の味方をする慶次。
お前の目は節穴かーい!と。
いや、そこが慶ちゃんのいい所ですけど。
まぁそんなワケで、由奈の為に節分祭で勝負を挑むんですね。
また、この後ですが、由奈の異様な行動から、彼女の異常性に気づく慶次。
由奈が本当に執着しているのは有生だと分かると、彼女を諦めさせる為に、有生と恋人同士のふりをし・・・と続きます。
今回ですね、個人的に、やたら萌えるエピソードが満載でして。
この節分祭ですけど、新米討魔師が鬼役となり、福の神役である討魔師から豆をぶつけられないように逃げ回ると言うものです。
で、すんごい勢いで追い回す有生に、逃げ回る慶次ー。
と言う、二人の攻防が楽しいのです。
ワクワクさせてくれるのです。
これ、慶次も一筋縄では行かないんですよね。
何だろう・・・。
捕まって万事休すとなった慶次のとる行動が・・・!
とる行動が・・・っ!
なんと色仕掛けなんですよねぇ。
慶次からキスを仕掛けられ、動揺して仕留め損ねる有生に、もうニヤニヤしちゃうじゃんかよ!と。
有生の(珍しい)ウブな反応が楽しすぎるじゃないかよ!と。
慶ちゃん、やるじゃないかよ!!と。
あと、由奈を諦めさせる為の、恋人のふりー。
えーと、慶次がですね、ノリノリ(?)で恋人の演技をするのです。
これがコミカルに書かれていて笑えるんですけど、皆の前で「あ~ん」とかやってるのにも、単純に萌えちゃって。
その上、有生の反応が、もう全然予想外なのです。
由奈の前で、互いに愛し合ってると恋人宣言をしなくては行けない状況で、「愛してる」の一言が言えずにドモりまくる有生。
「愛・・・あ、愛・・・」とモゴモゴやった挙げ句、頬を紅潮させ、その場を走って逃げる。
ええーーーっ!
有生、こんな純情でピュアな所があったのーーー!?
可愛すぎて悶絶じゃないかよーーー!!
この後ですね、黒幕との対決になりますが、それに伴い、有生が自身の本当の気持ちと向き合います。
で、これまで待ちに待った、念願の展開。
ここは、ぜひご自身でお確かめいただきたい!
ただ、顔をうっすら赤くしながら、真摯に告げる有生に「ああああ」と悶えちゃいまして。
また、ジタバタ逃げる慶次が、これまた可愛すぎて・・・!
このあとの告白のセリフまで、いかにも慶次らしいんですよ。
もうこれプロポーズじゃね?みたいな、男前なセリフにもクラクラきちゃうんですよ。
良かったねえ、有生!
と、とにかく萌えまくりの三作目。
どうも続刊が出るかどうかは、確定してないようですが。
ぜひ、身も心も結ばれた二人で、続刊お願いしたいです。
待針の秘めた能力も気になりますしね!
『眷愛隷属 -白狐と狢-』→『きつねに嫁入り -眷愛隷属-』の続編。
『きつねに嫁入り』の後にスピンオフ作品の『狼に捧げたい -眷愛隷属-』(攻めの有生のお兄ちゃんのお話です)を挟むので、トータルとしては『眷愛隷属』シリーズの4作目になります。シリーズものなので前作未読だと理解できません。未読の方は順番に読まれることをお勧めします。
ごめんなさい、初っ端からネタバレ含んでいます。ご注意ください。
内容に触れる前に、笠井さんの描かれた表紙について語らせてください。
『眷愛隷属』シリーズは4作品とも笠井作品にしては肌色率が低いのですが、ちらりと見えるお腹だったり大胸筋だったり、あるいは足首・手首(マニアックだけど、ほんとにエロいのよ)がなんともなまめかしいのですが、でも、甘さはやや控えめ。
というのも、この作品の主要CPである有生×慶次は身体の関係はあるものの恋人同士ではないから。お互いに好きじゃない言い張ってるんですね。
で。
見てくだされ。今作品の表紙を。
慶次の手が、有生を掴んでる。
今まではそっぽ向いてた慶次の、有生を見上げるこのあどけなく可愛らしい表情を。
胸元に入り込んでいる有生の手を拒絶していない慶次の姿を。
そうなんです。
今作品は多くの読者が待ち望んでいた甘~い展開が、
キタ―――!
と鼻息荒く語ってしまいましたが、本編ももちろん面白かった。
今作品は、有生の父親で弐式家当主でもある丞一が再婚した、というところからスタート。
弐式家の女性は短命。丞一は二度の結婚歴がありますが、そのいずれも妻たちは早世している。まだ現役の丞一が後妻さんをもらうことに疑念はないものの、新しく嫁いできた後妻・由奈は20歳そこそこの若い女性だった。
若く、そして綺麗な由奈にドキドキしながら対面を果たす慶次だけれど、彼女の義理の息子になった有生は由奈に失礼な態度を取っていて―?
というお話。
有生に嫌われているから。
と、悲しそうに言う由奈のために、慶次は有生にある勝負を持ち掛けます。いわく、自分が勝負に勝ったら由奈と仲良くしろ、と。
有能な討魔師である有生と、まだ半人前の討魔師で眷属も子狸という慶次。勝負ははじめからついているようなもの。そんな大方の予想を裏切り、慶次の奮闘が素晴らしい。
慶次の奮闘実り由奈を拒絶しなくなる有生なのですが、由奈の有生への態度はまるで恋人のようで…。
「由奈」という新キャラが今作品のキモなのですが、さすが夜光さん。ストーリー展開が素晴らしい。
由奈という女性を軸に、弐式家の複雑なバックボーン、弐式家と対立する井伊家との確執、そして有生×慶次の恋の行方を実に見事に描き切っています。
有生×慶次、この二人の恋の行方も萌え滾りますが、この作品の魅力はそれだけに非ず。じっくり描かれた、弐式家と、そこに起因する息子たちの複雑な内面が非常に読みごたえがあるのです。
もう、最高過ぎて悶えました…。
そしてBLとして、キモとなる有生×慶次のふたりですが。
由奈をきっかけに、有生、そして慶次ともに自分の恋心を自覚する。
甘ーい!
文句を言いつつ、お互いに「好き」と伝えあう彼らがなんとも良い。この二人らしい、というのか。
萌えが上がり切って降りてきません。
今作品は二人の想いが通じ合うまで、が描かれた作品なので、討魔師としての仕事はやや控えめ。次巻から本格的に井伊家との対決や三男との確執が始まるのかな。由奈さんも「アレ」だし、続きが気になります。
そして声を大にして言いたい。
笠井さんは今作品も最高だった。
笠井さんの素晴らしさは言うに及ばず。
可愛らしい表紙、そして綺麗でエロい挿絵。
このイラストを見るだけでも一見の価値ありです。
画集出してくれないかなあ…。
めっちゃ欲しいんだけど。
この作品が紡ぎだす世界観がツボ過ぎてしんどいです。
読み終えたばかりですが、もう次巻が待ち遠しい。早く次巻が出ないかな。