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kimi wa boku wo kanrisuru
すごかった。想像の斜め上いってた。
ヤンデレ執着攻め好きさんは必読です。
オチが分かった瞬間、ぎゃー!!って叫んでしまいましたw
同著者の「おかまワルツ」がどちゃくそ良くて、神作で。
(↑モロ差別用語なので、現在は「喫茶のワルツ」に変更されています)
「レプリカント ―羊のドリーを愛するということ―」も もぉ、すごくって(語彙力
本作もずーーーっと読みたかったんですが、事前にヤベェ作品だってのは知識として知ってたので、なかなか手が出なかったんです。
そこへ、ストーカー攻めのトピに無意識に背中を押された形になって読めました。
(その節はありがとうございます)
本当にこの3作品同じ作者なの?!ちょ、すごいな?!
もっと他の作品も読みたい…!
きっといろんなテイストでクオリティ高い作品が描ける方なんですよ…
なのに著作が少ない!
(出版社さーーーん!出番ですよー!)
本作、最初はオイオイ ヤベェ奴丸出しじゃんって思ったんですけど、
→途中、あれ?なんかこの人優しそう…
→え?結構マトモな人じゃね?
………
そう来たかーーー!!!
イヤイヤ たしかに伏線はあったよ?あったけども。
ん?目つきが…とか、あれ?なんでこんなコマが挿入されるの?とか。
それらが全てつながった。お見事としか言いようがない。
ぜひネタバレなしでお楽しみいただきたいです。
同時収録「優しい地獄」はせつない。
想いが叶わない話がお好きな方にオススメです。
でもこの二人だと、この後なんやかんやあってくっつきそうではあります。
そういうのを色々想像したりするのも個人的に好きです。
絵もとにかく綺麗です。
大島かもめさんの最近の絵柄がお好きな方にはハマると思います。
イカれた野郎が読みたくて漁りました
サイコでサイコーでしたw
出だしの なんともキモチち悪い勢いで一気にいくもんだと思ったんですが 胡散臭い香りはするものの至極まっとうに距離をつめていくのがなんとも不気味で その不気味に感じる理由がわからないことでまたいぶかしさが増す
期待したのがよかったのか悪かったのか 彼の本性を見たとき 狂気の沙汰のなせるワザってすげぇな と 変に感心して正座で拝んでしまったw
表題作だけでなく もう1話もそう
欲や執着なんてものよりもっと粘っこい 汚泥のように深く溜まってるもの
それをなんて呼べばいいのかわからないけど いい塩梅にはりついて蝕まれていくようなこの感じ
はじめましての作家さまだったけど 絵はきれいだしお話も読みやすい 短編ながら人間の穢れや爛れを存分に には物足りなかったけど楽しませてもらえた
うーーーん 歪んだ愛ってやっぱいいですよね
なんかちょっと欲が出てきたので サイコホラー探しがてら作家さま深掘りしてこよっと♪
真っ直ぐに想いすぎるとこんなにも愛は歪んでしまうのか…と、絶望を感じてしまうようなお話でした。
長谷川はとっても良い人で純粋に須藤の体を心配しているように見えるのだけど
その善人丸出しな笑顔をみているとなんだか胸がざわついて、本当に彼のことを信じていいのか?と疑問に思いながら読んでいました。
途中から誰も彼もが怪しく見えてしまったり…
でもやっぱり長谷川が仕組んだことなのだとわかる結末になっていたのが逆にスッキリできて良かったかな、と。
善意なのか支配欲なのかわからない長谷川の言動や須藤が何も気付いていないこと、幸せそうなふたりのこの先には何が待っているのかゾッとしてしまうような描き下ろしも本当に怖くて、でもちょっとそれがクセになってしまうような面白さのある作品でした。
普通じゃないけど普通っぽいBL話が展開し、ハピエン後にまとめて種明かしがされていくタイプのお話。須藤はただ食事してただけでサイコパスに目を付けられたのが運の尽きって感じでした。こんなにちょろけりゃ、長谷川の正体にも気付くことなく、ずっと幸せでいられるのかな。
長谷川は怒涛の種明かしは良かったんですが、どうやったらあんな思考になるんでしょう?こういうのって先天的なものなの?まともなご飯食べないとこを見ただけでここまで一人に執着するのはすごいけど、恋なのか不明だし、いつまで興味が続くんだろうと思いました。
上級者向けなのかな?私には萌え方が分かりませんでした。
ちるちるの「サスペンスBL」紹介の記事を読んでの購入。
だって、サスペンス大好きなんだもの。
私は「電子単行本」版を読んだのですが、レビューはこちらに誘導されました。
表題作ともう一つ短編の2作品収録。
「君は僕を管理する」
はじめからサイコパス/サスペンスものとわかって読んでるので、展開に対しての驚きというものはどうしても半減するわけだけど。
それでも細かい真相が分かり始めるとゾクゾク〜っとキますね…
主人公は大学生の須藤。
幼い時の心の傷で、手料理が苦手。
そこに正に「手料理」でつけ込んでくる同じ大学の長谷川。
栄養が偏ってて顔色が悪いから、と豪華手作り弁当を作ってくる…
長谷川は人当たりがよくて、はじめは気味悪がっていた須藤も次第に心を開いていく。
だけど当然長谷川には裏の顔があるわけです。
ここが明かされていく過程が面白いんだけど、まあ…想定内だったかな、というのが正直な感想。
ただ、彼が悪意や性欲で動いているのではなくて、正に好意で動く結果がサイコパスになっているところが本当の恐怖なのでしょう。
「優しい地獄」
女を抱くところを見せつける美形の男。
友人を思うままに動かす暴君のよう。
だけど本当は…
こちらもゆがんだ執着を感じさせる作品ですが、「怖さ」という意味ではちょっと足りないかな…
同情や放っておけない、という感情を縛り付けていますが、この場合本当に事故に遭ってるからね。
何もなければ多分こうなってないと思うので、両方が可哀想なのかな。
萌x2寄りの「萌」で。
あらすじや帯を全く見ずに読んだので最後まで読んで、わわわ!ってなりました。かわいいね、と、ぎょっとするシーンの差が!!絵がキレイなのでゾワっとする感じも悪くないけど、薦める相手は選んじゃう。
胃袋掴んで懐にも入ってくほのぼの系かな~長谷川さん、ちょっと?かなり?ズレてるけど微笑ましいな~、キラキラぱぁ~って笑顔、可愛い!!須藤が少しづつ食べることできるようになってくのも、長谷川さんに心開いてきたのが見えて良いなぁ~じんわり!
ここまでの展開が好きだったので、え!!ここでキス!あら!もうベッドインですか!!って早急っぷりにちょっとがっかりして、でももう4話だしな…と無理くり納得しながら読んでたら、長谷川さんの心情がどかーーーんと来て、どかーーんってなりました。ほのぼのに気を取られて、散りばめられてたやべぇ奴感もスルーしてました。やべぇのに捕まっちゃったね。須藤、何も知らずに楽しく過ごしてねと祈るばかりです。
もう一遍も執着が斜め上いってるのが切なくて苦しい…
どちらも本人達が納得してるんなら良いですけどね!!!あらすじにエロスってあるけど
エロさはなかったです。表紙が1番エロス?あらすじや帯を見てると予測できる攻めっぷりも、そこに行き着くまでの可愛さや表情の変化が良かったです。
◾️表題
精子ロッカーと何でも屋辺りはギリギリ許容範囲でしたが、髪と爪は衛生的に無理でした…
この類の作品、自分はバレてからの展開が見たくて。この狂気は失礼ながら色んな方が思いつくと思うんですよ。その後、どう展開してどう落としていくのかに興味がある。それで相手は受け入れるのか、拒絶するのか、拒絶された時この狂気はどこにいくか。ソレがない限り自分の中では半端でして。
絵柄や食べ物の描き方は好きです。
◾️優しい地獄
こちらも表題と似た感想。表題もこの作品も、こういう展開の後を描いたBL作品で思い当たるものがあるしなぁ…という気持ちもある。
【君は僕を管理する】神寄りの萌え×2
腹黒ヤンデレ×手料理が苦手な美人、大学生同士です。
受けの須藤はあるトラウマから手料理が食べられず、攻めと出会い段々と克服していくお話です。
―――そう、表向きは。
ご飯も作ってくれてとても優しく、すべてを受け入れてくれる包容力に絆されていく受け…と、前半は甘々で平和。
後半は攻め視点で、種明かしがされていきます。
この攻めの行動がいい意味で狂ってる!
お手製のお弁当にアレ入れたり、ストーカーしたり…。
見た目もカッコ良くて、頭のいいタイプのヤンデレです。
受けがそれに気づいてないのがいい!
サイコ気味と噂の漫画で読むのを躊躇っていましたが、すごく好きなお話でした!
元々ヤンデレや執着攻めが大好きなので、王道パターン満載!という感じで私的には大満足!
愛は重めで歪みあってもいい方にオススメ!
【優しい地獄】萌え
ノンケに片想いする男の子のお話。
高校生の時に優しい攻めを好きだった受けが、ふと攻めを「可哀想なやつだと放っておけない」だと気づきます。
攻めに彼女ができたタイミングで交通事故に遭ってしまい、攻めは責任を感じてそれからずっと側に居るようになります。
このお話は「君は僕を管理する」と逆で受けの方が病んでいて、攻めに執着しています。
短編だから仕方ないのですが、その後の続きが気になる感じで終わるので中途半端感がありました…。
【電子限定の描き下ろし】は、「君は僕を管理する」の四コマ漫画が4作。
付き合ったその後のお話で、長谷川から見た須藤の様子と、須藤から見た長谷川の様子が掲載。
絵が綺麗で構成もしっかりしていてストレスなく読めました。
一冊まるまる「君は僕を管理する」だったら神評価でした。
大変申し訳ないのですが、表題作も同時収録作もどうしてもある別のBL漫画家さんの作品にディテールが似ているなと感じてしまい、二番煎じ感が最後まで拭えませんでした。片方だけにそう感じたとか、それぞれ別の作家さんが思い起こされたとかならそこまで気にならなかったかもしれませんが、2作品ともに同じ作家さんを彷彿させられたので、ちょっと引っかかってしまい。その作家さんの影響を実際に山田先生が受けられたか否かは分からないので、あくまで私の個人的な意見であることはご了承ください。
サイコなキャラは大好物なのでとても期待して読み始めました。結論からいうと、2作とも惜しいなというのが正直なところ。表題作は、攻めの長谷川にもっと振り切って欲しかったかな。サイコというには足りない感じ。須藤の警戒を解くために画策する時も普通に緊張感や罪悪感を持っているようだったので、一般的な人間なのでは?という印象があり。真のサイコパスはそれすら楽しむ、当たり前に正当化できる余裕があるのではないかという気がします。なので、最後の最後に挟まれた気持ち悪いシーンが、どうしても今まで描かれてきた長谷川とすんなり繋がらず、取って付けたような感じがしてしまいました。同時収録作も同じような理由で、惜しいという印象でした。ただ、こういう雰囲気の作品を描いてくれる作家さんは貴重なので、今後の作品には期待したいです。
「ヤンデレ」や「歪んだ愛」のようなモノがテーマになっているのかもしれませんが……
「え、気持ち悪い……」
食べ物に、自分の爪や髪の毛を入れるなんて……!!
コレは食べ物に対する冒涜だと思います。
例えお話だとしても、頂けないです。
「善人の仮面を被った狂人」の作品は、今までたくさん読んできましたが……この作品は全く好きになれませんでした。
長谷川くんが須藤くんのロッカーを荒らし、暴漢を雇うまでは(人として間違っているという点を抜きにして)良かったのですが……
買おうと思っているなら断然ネタバレ無しがおすすめです。
レビュー読まないでください!(笑)
ダークなお話が2作品。
あまり読まないジャンルなので、ダーク系として新しいのかベタものなのか分かりませんが、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。
【君は僕を管理する】
大学生の須藤は、家庭環境が原因で手料理が食べられない体質。
口にすると吐いてしまうのです。
それで毎日コンビニ弁当を買っているのですが、ある日突然、店員の長谷川に手作り弁当を差し出されます。
「俺が作ったんだ
コンビニ弁当より美味しいよ」と。
二度としないで下さい、須藤はそう言って突き返します。
すると、誰かからストーキングされるようになって…
まさか犯人はあの店員か?
そう思っていたのに、変質者に襲われた須藤を助けてくれた人こそが長谷川でした。
いやいや、読者には分かるんですよ(笑)
どうせ全部長谷川が仕組んだんでしょって。
タイミング良すぎだし、犯人をとり押さえないのも不自然だし。
だけど須藤は知る由もなく…事件をきっかけに交友が生まれ、長谷川に胃も心も開いていくのです。
ふたりが過ごす時間は本当に穏やかで、温かくて。
長谷川の手料理を食べて少しずつ元気になっていく須藤を見ていると、こんな関係もありなのかなぁなんて気分になってきます。
…が、最後の最後にやばいシーンがありました。
この攻め、絶対やばい奴だって分かってたけども…!
言われてみれば、ちゃんと伏線が張られてました。
ストーカー事件に気を取られてたので見逃してました^^;
「須藤くんの体の一部は俺の手料理でできてるんだよ」
って。
こういう台詞、料理系BLとか同居系BLでまあまあ見かけますが、長谷川はちょっと別次元でした。
【優しい地獄】
誰にでも優しい健一と、そんな健一を独り占めしたい薫のお話です。
いじめを受けていた女の子と付き合い始めた健一を見て、健一は誰にでも優しいけど「可哀想な奴にはもっと優しい」と学習した薫。
交通事故に遭ったって、健一の気を引けるならしめしめと思えるやばい男の子になってしまいました。
短いですが、事故のシーンから始まる構成や、表情がすごく絶妙でぐいぐい引き込まれるお話でした。
このふたり、続きが読みたい。
最終的には健一のほうがやばい奴になりそう。
コンビニの店員が、すごくいい人そうで、でもいきなり栄養を取ってとお弁当を渡してくる。
絵柄がほんわかしているし、キャラがのほほんと描かれているのでだまされますが、これ、ホラーです。。
危ないところを助けてもらったり、実は同じ大学だったりと、次第に受けは攻めに心を許し、ついにはカップルに。しかし、ラストシーンが怖すぎる。いや、描かれ方で、このいい人そうな攻めが実はっていう展開は予想してたんですよ。実は近づくために色々仕込まれていた、というところまでは予想の範囲内でした。
しかし、それは、それは嫌だ。。。
とにかく書けませんが怖いラストでした。
描き下ろしつき電子版の購入でした。
うぉ…スゴいなぁと。
まずはじわりじわりと、浸食していくような怖さが先行しました。
そして、偏愛の強さと重さ。
人は食べることは、命を繋ぐことだけど他の生き物よりも意味や経験や、価値を投影したり見いだしたり。
もちろん私も。美味しいものに価値を見出だすタイプです
だけど、手料理に喜びを感じなくなっていたら。まして、他人の作る料理食べるのは信頼の証しなんだと感じます。
思い詰めた末の長谷川の、周到な計画は読んでゾクゾクしました。怖いけど面白い。
でも怖いけどね!
冒頭で「こいつぁサイコくさい、、、」と思ったら、ヤッパリでしたww
冒頭で「この変質者って、、、」と思ったら、やっぱりwww
話的にはハッピーエンドかもしれませんが、バッドエンドしか想像できませんww
ニッコリ優しいサイコ。ナチュラルに思考が狂ってる。
この先、受けさんが攻めに愛想を尽かしたり、攻めが受けさんの心変わりを疑ったり、変に嫉妬したり、はたまた攻めが舐めるだけでは満足できなくなったりで、受けさん自身が食材になるエンドが凄くありえそうで怖い。
「僕が育てた須藤くん」とか言っちゃって。
受けさん、長い心の痛みの末にようやく立ち直ってきたのに…攻めが牙を隠したまま最後まで優しく気の付く人でいてくれたらいいんだけど…そうはいかないよね、、多分。
ただ受けさんの性格がとても素直なのは良かったです。
「素直」を表現すると大抵はバカなの?ハクチなの?になったりオメデタイ性格になったり、わざとらしいキャラになりがちですが、この受けさんは素直だけれどちゃんと年相応に影も毒も持っているのがとても良かったです。
…でも攻めさんの食材になるような気がする…若くして不治の病になるとか交通事故とかで亡くなる以外は。
でもそれで受けさんが亡くなったとしたら、攻めは次の愛でる対象を探すと思う。
何となく受けさんの素直さと生命力の薄さに比べ、攻めのサイコかつ無自覚ハンター&逞しさが対照的で、取扱危険な狼の鼻にとまった蝶のようなイメージになりました。
昼:菓子パン、夜:コンビニ弁当、な生活をしている須藤にいきなり「いつもコンビニ弁当じゃ体に悪い」と手作り弁当をコンビニのカウンター越しに差し出す店員の長谷川(笑)
こえぇよ!
元々過去のトラウマで”手作り料理”が苦手な須藤は、見ず知らずの人から渡される怖さに”手作り”が加わって恐怖でしかない!!
夜道で変質者に襲われたところを長谷川に助けられたことで心を許し、手作りは無理でもアドバイスを貰うという形で自分の栄養管理を許可する須藤。
そして・・・ついに手作り迄食べれるようになる!!!
序盤からなんとなく分かっちゃうよね。長谷川がサイコパスなのは。
ただ、どこで本性表すかとずっとドキドキして読めましたね!!!
毎ページ毎ページどこでバレるのかと・・・。
このドキドキがたまりませんでしたね。
あと、「ピアスシリーズなのにエロシーンがほぼ無い」と言うのもビックリでした(笑)
普段、書き込まないのですが
デビューのお祝いと精一杯の応援の気持ちを込めて
TLに流れてきたカバーの美しさ!
即、絵柄に堕ち通販予約しました。
絶対好きに違いない!とタイトルとあおり文でゾクゾクするイメージを持ちながら手にしたコミックス。
現物のカバーの破壊力は想像を上回り、この受けを愛する攻めはどんな変質者なのかと妄想しながら拝読するためにカバーを外しました。
そしたら!
カバー下から"変質者"の響きには程遠い愛しく暖かい書き下ろしイラストが出てきて!
あら?と色々な意味でドキドキしたのです。
ボーイズファンさんには不案内で、ピアスさんのレーベルイメージが大きくあって、エロ系の構えだったのですが、これはもしや癒し系?!と。
カラーの口絵も美しく、肌色多め。
久しぶりに本編入る前、イメージの刷り代わりに色々動揺しました。
そして冒頭、やはり作画が素晴らしくキャラの表情も良い。食べ物がとても美味しそうで、心理的には怖いやりとりをしている。ゾゾっとする。
特に攻めが受けのために作る料理に唸る!それと受けを見つめる攻めの表情がヤバい!
人物の作画がすっきりした線で描かれていて画面はさっぱりしているのですが背景やオノマトペ、小物の描写などがこだわり感じてツボりました。
最終話で攻めの狂気を知るのですが、この狂気が恋人同士になってどうなるのかをぜひ続編で読みたい!
描き下ろし6Pで少し覗けて、攻めの言葉のあやでは済まされない衝撃的発言が聞けたので、ますますこの先"あや"ですんだのかが気になります!
『優しい地獄』
こちらも歪んだ愛に萌えました!
面白い!
もっと読みたい!
あとがきのフォントやスタイルにまで個性が出ていて好みです!
これからの成長がとても楽しみな漫画家さんです。
電子はほぼ買わない私が、電子で単話買いしていた作品。コミックス化されると聞いて楽しみに待っていました。
電子書籍のほうのレビューでも内容はざっくりと書きましたが、こちらでも一応書こうと思います。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公は大学生の須藤くん。表紙の彼です。
須藤くんは、過去のとあるトラウマから「手料理」を食べることが出来ない。それゆえに彼の食事はほぼコンビニで賄われている。
そんなある日、いつものように赴いたコンビニで、レジ打ちをしてた男性にお弁当を渡される。もともと手作りの食事は食べられないうえに、全く知らない人からもらったお弁当を当然のように拒否する須藤くん。
知らない人からお弁当を渡されて動揺する須藤くんですが、さらに追い打ちをかける出来事が彼を襲います。それはストーカーの存在。
ロッカーは汚され、夜道でストーカーに襲われる。
そんな須藤くんを助けてくれたのは、コンビニで手作りのお弁当を渡してきた長谷川くんだった―。
というお話。
須藤くんが手作りの料理を食べられなくなった理由。
そんな須藤くんが、長谷川くんの愛情と、愛情のこもった料理で、再び手作りの食事が食べられるようになるのか?
その辺りを軸にストーリーは展開していきます。
読んでいくうちに、並々ならぬ長谷川くんの執着心が見えてきますが、これが、
すんごく怖いです。
まさにホラーです。
表紙からもわかるように、とにかくすごく綺麗な絵柄を描かれる作家さまで、この綺麗な絵柄でもって描かれていくホラーチックな展開がジワジワきます。
ほのぼのなお話に見えて、実は…、という展開なのでもしかしたら好みが分かれる作品かも。
でも、個人的にはドツボに入る作品でした。
ほぼ表題作なのですが終盤にもう一話収録されています。
タイトルは『優しい地獄』。
主人公は大学生の薫。
彼はいわゆるヤリチンで女の子をとっかえひっかえして遊んでいる。
そんな薫には高校生の時からの親友・健一がいる。
薫を心配し、サポートしてくれる健一ですが、実は薫はずっと健一のことが好きだった。
というお話。
健一は誰にでも優しい。
でも、中でも薫には特に優しい。
わがままは何でも聞いてくれるし、事故に遭い怪我を負った薫をいつも心配してくれる。
でも、薫の恋心が健一に届くことはなく―。
一番欲しい愛情を、健一から受け取る事はない薫。
でも、それでも良い。ずっとそばにいられたら。
という、薫の切なくも健気な恋心が描かれた作品なのですが、この作品も、思いっきり
ヤンデレ。
です。
ダークです。
ドシリアスです。
病んでます。
タイトルの『優しい地獄』という意味が、読後、読者にしみわたってきます。
この作品は序盤、薫と女性の絡みがあります。詳細な描写はありませんが、苦手な方はご注意を。
そして薫と健一の絡みはありません。攻め受け描写は皆無です。皆無なのに、きちんとBLなので、そこも非常に良かったです。
最後に山田さんの書かれたあとがきが収録されていますが、そのあとがきによると『優しい地獄』は同人誌として刊行されたもののようです。そういう事情もあって短編なのかな、と思うのですが、ぜひとも続編を描いてほしいなと思う作品でした。
あと、これもあとがきに書かれていますが、コミックス化されるにあたり1話から3話まで描き直しされたそうです。いやいや、電子のほうもお綺麗な絵柄だったのに…、と思いつつ読み比べてみたら、ちょっと違ってましたね。どちらも良かったので、電子でお持ちの方は読み比べしてみると楽しいかもしれません。
収録されている2話とも、病んでて、痛くて、ダークな作品なのですが、なんていうんだろうな。
中毒性がある、というか。
どんどん続きが読みたくなる。
この作品が商業デビューらしいですが、絵柄も綺麗だしストーリーも面白い。ちょっとすごい作家さんが出てきたなという感じ。評価で悩みましたが、デビュー作という事でちょっとおまけして神評価で。
次回作も楽しみです。