その獣の秘密は薄闇の中で明かされる―――

月と狼

tsuki to ookami

月と狼
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神73
  • 萌×258
  • 萌16
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
29
得点
649
評価数
155
平均
4.2 / 5
神率
47.1%
著者
松本ノダ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ジュネット
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784909460325

あらすじ

一人暮らしのため、引越しをした春野 葵。
隣の家の住狼はウゥというオオカミーン族だった。

扱う言語が違うという壁を乗り越え、様々なコミュニケーションをとり、恋人同士になった2人。
まさに春爛漫かに思われたが、実は葵にもウゥにも、お互いに言えない悩みがあって…

最高の漫画力を携えた、鬼才・松本ノダの人外BLコミックス!
ノンケとゲイの機微を描いた中編や読み切りも同時収録!!

表題作月と狼

ワン・ワウ・ウゥ,オオカミーン族,翻訳家
春野葵,スポーツインストラクター

同時収録作品断捨離のすゝめ

?(受けの家に住み着く無職の男)/植物の精霊のようなもの
?(物が捨てられない男)

同時収録作品おそるべきノンケ/ノンケとよばないで

ヒロ,19歳,大学2年,達也に恋する幼馴染
達也,大学2年,ヒロの幼馴染

その他の収録作品

  • フルムーンライトトリップ(描き下ろし)
  • ウゥさんの手袋

レビュー投稿数29

獣人の翻訳家

ノダさんの漫画は愛にあふれたHが詰まっていて良いんですよね。
この作品は珍しく獣人攻めが登場。そしてなんと狼語しか話さない!これで会話が読者に伝わるのか?と心配しましたが、むしろそれがよかった。

口の構造から人間の言葉が話しにくいというのは確かに、という設定。話しにくいが読み書きはプロというのもインテリを漂わせていてギャップ萌です。

狼さんが葵にベタ惚れというのが伝わってくるし、ノダさんだけにHがしっかりH。最初からカップルなので安心して読めるモフでした。

0

獣人もの表題作の短編集

表題作他2編、合わせて3編入っています。

表題作は表紙の通り獣人×人間もの。獣人が暮らす国がある設定です。

【仕事の関係で田舎から都内に出てきた葵。引っ越したマンションの隣の部屋には、ウルニャワン共和国のオオカミーン族である『ウゥ』が住んでいた。ウゥと仲良くなった葵は、友人として彼と接するうちに恋愛感情が芽生えてきて…】

まず、攻めがすごく獣人です。言葉も顔の骨格の関係で日本語が話しにくい設定とか、徹底してます。オオカミーンの他にイヌドッグ、ニャオァーンという種族がいるらしい。そちらも見たい(笑)

見所はやっぱり獣人らしい激しいエッチ。デカイ、強い、コブ付き。そして多い(笑)受ける側はなかなか大変ですが、葵は愛ゆえ、受けたいんです!ラブラブなのになかなか入れてくれなくて、焦れる葵が健気でかわいい。2話入っているのですが、どちらもテーマは挿入かな。紳士で優しいウゥが獣になるのがすんごくいい。葵もエロい。

2つ目は1話完結の、捨てられない男の話。物を捨てられず、男も捨てられず。捨てるきっかけがちょっとファンタジー。ファンタジーエロです。

3つ目は幼馴染みのことが好きなゲイ×ノンケ男子。2話目の『ノンケと呼ばないで』が印象的な話でした。ゲイとノンケ、壁はあるけれど人を好きになる感情は変わらないし、ゲイの友人を好きになったらノンケなのかって、確かに疑問。そういう、セクシャリティのボーダーみたいなのを考えさせられました。

全体的にはちょっと絵にクセがあると感じるかも。獣人はモフモフ系ではなく顔以外は人寄りです。ビッ、と手袋するところをぜひ見てください!

1

短編三作品共に上質

松本ノダ先生作品初読みです。
どこかで紹介されてて気になってポチったのかな?
電子の積み本が余りにも大量なので、今月はハロウィンという事で人外モノの未読を崩していってます。

表題作が人外、次の作品も人外?、3つ目は幼馴染みモノでした。

表紙と中身が全然違う作品でした。
なんか、シリアスな重厚なお話なのかと思ってたら割とどれもほのぼのや日常あるある話でした。
絵が独特で好みは別れるのかもですが、読んでるうちに気にならなくなりました。
どれもとってもよかったです。
買ってた過去の私、チョイス大正解!褒めたい!
一作目の攻め様、オオカミーン族のウゥさん。
狼人だけど、カッコ良さ滲み出てるしとってもジェントルマン。拳ほどある逸物には驚き‼︎そして排出量の多さにも驚き!
全部受け入れたいと葵くん、どんどん拡張させて自主練してる姿がまたえっちぃ。
それでも入らなかったから優しいウゥさんはしないんだけど、葵くんが煽っちゃったから火がついたウゥさん、葵くんを傷付けないようにラバー手袋を装着、手袋嵌める姿って何ともえっちですよね?わかりますよね?手袋フェチの人、集まれ!こっちです。
ついに繋がった2人、とても感激。
だけど、二度目の合体がなかなかなくて優しいウゥさん。満月の日が近づくと部屋に篭っちゃう。
そんなん、何となく察しちゃうけど、やっぱそうだったんだ。でも、激しく求められたかった葵くんは超乱れちゃう。
もう、このまま全部この2人のお話なのかと思ってたらあっけなく終わっちゃった。

次の短編断捨離のお話。
クズい男とズルズル付き合ってる主人公のお部屋にあった観葉植物の触手?モノ。単話っぽいまとまりのあるお話だけど、あの植物の子は処分されて終わりなのかな、残ったツルからまた成長したりして。

最後の幼馴染みカップルのお話が好きです。
よくある幼馴染みモノ。幼稚園の頃から片想い。相手はノンケだからこの思いは一生秘密のまま親友続けるつもりが…ってやつ。
なんか、リアルなお話に感じました。
2人の絡みもとてもエロさを感じます。

松本ノダ先生初読みだったんですが、とても良質な作品だったので、他の作品も読んでみます。

シーモアで購入。
完全白抜きだったので、ウゥさんのウゥさんが見られず残念でした。

0

ほっこりストーリーと肉々しいエロ

そういえばピアスレーベルってエロ特化なんだっけ…Hシーンたっぷりですごかったです。狼×人間で、体格差がやばい…!本気で葵のお尻が心配になっちゃって、出された量も多すぎて、エロさを感じるより葵頑張れ~って気持ちになりました笑。
二人のラブラブっぷりとかウゥの優し気な表情とか好きです。癒されるお話でした。
他二カプのお話が収録。最後のノンケとゲイのお話は、ものすごく肉々しいむっちりした体同士でのからみがたっぷり。同棲問題のくだりだけはノンケ君が急に性格変わったみたいな拍子抜けな理由でしたが、エロに切なさがプラスされてて良かったです。

0

静止画なのに動画に見えるほどエロが強い

こちら3作品有ります。

古今東西 森羅万象 この世には様々な動物BLが存在しておりますが、
私の知る限りでは、猫や犬、ネズミ、狐、馬、カラス、豚、アサリ、蜥蜴、龍、蝉、果ては幽霊、ゾンビ、神様等々。いやはや、スゴいですね。

まぁ今回はオオカミとの事で「はいはい、いらっしゃいませー」位でしたが、設定が驚き。

ヒト形にならない。いや、普通に2足歩行ですが姿形はほぼオオカミです。
人とオオカミのハーフ、いやハイブリッド?
そして言語が違います。言語理解は出来ますが、オオカミは口の形状的に人語を話せないんですね。

ノダ先生は人物の突き詰めと言うか骨組みが独特ですね。妥協しない所好きです。

インストラクターとして引っ越してきた春野葵君(受)と偶々隣の部屋に住んでたワン・ワウ・ウゥさん(攻)です。名前のインパクト(笑)

春野君はその名の通り春が似合う可愛い子。
素朴な顔して脱ぐとギャップを感じる綺麗な筋肉。

2人の出会いはほぼ一目惚れ。
オオカミなのにノダ先生の表情の描き方が巧い。観察力が凄い。

オオカミ族、言葉、ほぼ2人の障害では有りません。えぇー?(笑)
2人にとっての障害は発光して解りにくい巨 根が挿入るかどうかです。
やっぱり濡れ場が上手い。
なんて躍動感の有る濡れ場。
静止画なのに動画にも見える不思議。
無駄なコマがなく、脳で再生出来る。
そしてアノ量が多い多い。タプタプ出るの初めて。
ご安心下さい。私は正常で…しょうか?
アンビリーバブル アメージング ダイナミック プレイでした。
是非とも実写化に…出来ないだろうなぁ。
2作目
何とも不思議な読後感でした。受け君の普通の身体を描くのも上手い。これも実写化に…出来ないだろうなぁ。
3作品
ノンケ達哉×ゲイ ヒロの一途幼馴染み。友情→愛情サクセスストーリーです。人物描写が本当に魅力的。
少年漫画に出てくる様な少し乱雑に感じる子達なんですけどゲイの子がノンケの子を好きすぎて「可愛すぎてゲロでそう」「嬉しすぎてチ○コに血集まりすぎて死ぬ」とか表現力が高い。

ノンケだからいつか終わる。そう思って自ら引いてているのはヒロでしょ?
少数派、多数派、そんなの関係無い。
全て取っ払ってどうしたいのか。
ノンケ側の新しい視点でした。
ファンタスティック!

0

可愛いかよ

表紙は少々おどろおどろしいですが、中はすごく可愛くて
エチエチで大満足でございます。
獣人もの多いですが、ワウワウ言うてるのは初かもw

表題、月と狼
マンションのお隣さんどおし。
出会いから付き合い始めるまでがすんなりでしたね。
言葉をすこしずつ覚えて愛の言葉をささやくの可愛くて良。
巨大すぎるナニに苦闘するすがたもいい。
手伝ってくれないからなんてむくれながら自分で拡張してるのも
健気でよいのですが、手袋パッチン手にハメてのプレイがこれまた良
発情期イベントも含め、満足な1作。

個人的にはノンケくんの話が好きでした。
ずっと片想いをこじらせていたところに思いがけないチャンス。
まさか通じるなんて思ってなかったから
相手はノンケ、俺はゲイ
ノンケのほうが、一回関係を受け入れたら積極的で躊躇ないっていう
私の一番好きなパターンでございました。
積極的でエロくて可愛くて表情がまたいいのです。
何かといえば「ノンケ」という言葉を使う攻に対してのエピソードも
凄く良かった。
お幸せに~という言葉しか浮かばん(/ω\)

1

生々しい官能性

表紙の獣人ものを含む作品集。

「ウゥ、あう わおんっ」
「ウゥさんとアオ」前編・後編
獣人のオオカミーン民族であるウゥさんと人間の葵くんのほのぼのしい馴れ初めと、ラブラブな同棲生活について。
すごくLOVEに溢れててサイコー!
エロ的視点から言うと、体格差のあるウゥさんの◯ニスがとても大きくて、ウゥさんは葵を気遣っているけど、葵は受け入れたい、一つになりたい、という健気愛です。
かなり感動的です。

「断捨離のすゝめ」
モノを捨てられない主人公。オトコとも切れられなくて…
ゴミ屋敷化した部屋のツタの幻影?に促され、モノもオトコも捨てる自分へと変わる。
ちょっと奇妙で面白かった。

「おそるべきノンケ」
「ノンケとよばないで」前編・後編
これがね…
最高でした。マジに。
私、ノンケは絶対女を選ぶとか、ゲイがノンケの幸せな未来を奪ってしまったみたいな自虐とか、そういうのすごくキライで。
だからこのストーリーはすごく…とにかく良かった。
確かに、これまでの偏見とかに全く無関係だったノンケの方がゲイの苦しみを軽視するのは違うと思う。でも確かに被害者意識だけで凝り固まってても先に進めないとも思う。
親友との恋愛関係に飛び込んだ達也の軽やかさが眩しい。
そして、ヒロと達也のセックスシーンの官能性の生々しさ!
これは松本ノダ先生のファンになりそうだ。

2

エロ素晴らしい作品でした

表紙の獣感に圧倒されて避けてきた本作。
今まで読まなかったことを悔やみながらも、今回読んで良かったな〜と思ってます。

3つのお話で構成されています。
表紙の狼さんのお話は、狼男が外国人という世界観のストーリーで意外とすんなりお話に入り込む事ができました。
狼とのHに萌えられるか、という最大の心配も全くの杞憂でした。
狼・ウゥさんのアノ液体の量が半端なくて、受けのアオから流れ出る描写は圧巻でした。
表紙からはちょっとダークな印象を受けてましたが、あまあまエロスな作品でしたね。

次の短編はちょっと不思議でちょっと不気味なファンタジーで、妙に心に残るものがありました。
植物の精霊?みたいな攻めのアレが植物そのもので、触手っぽい蔓とかも合わせてエロかったです。

もう一つはバリタチゲイとノンケの幼なじみ愛。
こちらもイイ!
セリフとか、表情とか視線とかリアルで良いんです。
小5からオカズにしてた幼なじみが、想像以上にエロかった…っていうのが刺さりました。
長年の片思いが成就した嬉しさや、すれ違いの切なさもあり、最後は本当に幸せなので幸福感に包まれます。

短編集としては完成度と満足度で、かなり自分の中では上位にくる作品でした!

5

3つ目のノンケシリーズが切な愛しい

表題作は、正直あまり得意でない(ジュウカン…)感じでしたが、3つ目のノンケシリーズが最高です

ずっと、ゲイであることで悩んできた、幼なじみに片想いし続ける攻くん。「好き」とつぶやいたところ、受ちゃんが起きてて、、というよくある展開

でも、そのあとが違います

さすが、長年の幼なじみだけあってお互いの思考がよくわかっている二人。「ノンケだからいつか終わると思っているんだろう?」という受ちゃんの指摘が流石だなあ

ゲイであると、じぶんと人に線を引いて、イヤな思いをしているのに、ノンケな相手にたいしてきっちり線を引いてしまう

それは、自分を守るためでもある
でも同時に、相手を傷つける

そんな、簡単には解決できない心の葛藤を、二人が言葉にしているところが、とっても切なくて愛おしいです

結局は、ゲイだから、ノンケだからじゃなくて、あなただから。誰が誰を好きになったって、自由だよなあ

0

同時収録のゲイ×ノンケを読んでくれ〜〜〜‼︎

この作品のレビュー欄を読む方は獣人好きで表題作が気になっていて、同時収録など気にならない(むしろ無くていい)と思うのですが
勿論うぅさんとアオも良かったのだけど
同時収録の二つもものすごく良かったので、それを見逃してしまっている私のような人がいるなら勿体ないので叫びに書き込むに来ました。

『断捨離のすヽめ』物を捨てられない男、貰った花も捨てられないし金を借りにくる彼氏も捨てられない。お花の妖精が出てきて…
短編でスッキリとしつつ余韻の素敵な作品でした。

後半に収録されている『おそるべきノンケ』『ノンケとよばないで前後編』が素晴らしかったです。達也を幼稚園の時から好きだったヒロ。
飲んで寝落ちの達也にうっかり告り、そのまま行為に及びます。二人の会話や反応が漫画というよりも映画的でリアルそうでありつつ、写実的で可愛くて堪りません。
付き合うことになってノンケの達也に、ヒロのゲイ仲間が専門用語を吹き込もうとしたりするシーンも好きです。達也もヒロにはノリノリで触れてきたり誘ったり、上に乗ったりと可愛くて堪りません。

ゲイだとかノンケだとか普通とか、ボーダーを引いているのはゲイ側、それは今まで辛い思いをしてきたから出来た予防線。それを相手が寂しく思い「お前と違うって言われてるみたいで、さびしい…」と泣くシーンは可愛くて切なくて愛が詰まっていて胸がいっぱいになりました。

4

どエロかった…

人外・獣人大好物でケモミミはもちろん様々な異形、形態でも楽しめるタイプと思っていますがそれは人型ありきで完全体?というんでしょうか、頭部、顔面が獣というのはずっと気になってはいたんですけど、果たして完全獣の姿に萌えられるのか一抹の不安を感じつつも今更ながら拝読。

結果、ばっちり萌えました〜!←

もう、ウゥさん、めちゃくちゃ紳士だった〜…!
イケオオカミ!
種族、言葉の壁を物ともせず、とても自然にあまあまな雰囲気になるウゥさんとアオの関係性が素敵でした。
いつも余裕たっぷりなウゥさんがアオに口でしてもらって気持ちよくてヴーって威嚇顔になっちゃうのがかわいい。
長い舌での愛撫からウゥさんの巨大なモノを受け入れる最中、予想以上だった大量の…と事後までもうずっとエロかったです。

同時収録の植物攻めの蔦絡みの着眼点は新鮮でして、短編ながら心情の変化も見もの。
そしてヒロと達也がよかった。
ノンケとゲイ、という性の捉え方に悩みながら気持ちをぶつけ合ってしっかり想い合うふたりにジーンとしました。

松本ノダ先生の描かれるほっこり絵柄からの生々しい身体、体位、アングル…全てが刺さる。
絡み合う腕とか、触れ合う肌の熱量が伝わってきて大変楽しませていただきました。

1

短編集

松本ノダ先生の本を2,3読んだことがありいずれも良かったので普段あまり手に取らないケモっぽい本作を購入してみました。
表題作の他にお話が入ってると知らなかったのですが、どれも良い感じにエロかったです。
ただ、好みの問題なのですがケモ系はやっぱり私向けじゃないかなーという感じでした。
攻めのモフモフ具合はとても良かったです。ラブラブでかわいいです。

0

修正に泣く

電子書籍だと修正で真っ白だけど、紙本だとしっかり描き込まれてるのかな?と思い皆さんのレビュー見ましたが紙も白抜きのようで。おもちゃまで真っ白でびっくりしました。

この表紙より中のカラー扉が表紙の方が手に取りやすいですね。
獣人大好きで、それもファンタジーではなく、獣人=外国人的な扱いの世界観が新鮮でした。
松本ノダ先生絵がとても上手!!とっても好きな絵。
ウゥさんがずっと可愛くてカッコよくてもふもふでエッチです。葵(アオ)もスポーツインストラクターという設定通り筋肉質ガチムチで、ウゥさん大好きなのが愛しい。

同時収録作品もまぁエッチなシーンが殆どなのですが、その中にあるBLらしさに萌えるとてもいい作品でした。表題でもめちゃくちゃファンがつくと思うのですが、表題の獣が苦手な層には読んでもらえない本だと思うのでとっても勿体無い。

あ〜修正が口惜しい

3

アゥ、ウォアーン!v

松本ノダさん初読み作品。
お試し読みを見て、
ウゥさんのカッコよさと葵くんの可愛さに惹かれて買ったのですが、
ほんわかほのぼのな画風に反して、
結構ハードな❤️シーンが続くのでびっくりです!
しかし、ストーリー自体は
優しさと互いを想うラブに満ちていて
絵柄同様ほんわかテイストv

獣人の設定とか面白いですね!
他のイヌドックやニャオァーン族の
お話とかも読んでみたいですv

その他の短編はちょっとブラックっぽいのと、
幼なじみの二人のお話。
どちらもやはりえろかったです……!

可愛い中扉のイメージで読むと裏切られますが、
でも決して嘘ではない!!
そんな、ギャップに驚いた一冊でした。 

それでも幸せラブラブには浸れるので(短編一本を除いては)、
評価は「萌×2」で!

1

他の種族にも興味あり

表紙だけ見て、シリアスなお話だと思っていましたが、
可愛いラブラブなお話でした。
 
表題作は、獣人が種族として存在する世界です。
ウルニャワン共和国のオオカミーン族のウゥさんと、
隣人・葵の愛溢れる生活が描かれています。
オォカミーンは月の満ち欠けが性欲のバロメーターになっているらしく、タイトルにも〝月〟が使われています。
狼男のイメージなのかな?

ワルニャワン共和国には、
イヌドッグとニャオァーンという種族も存在しているらしく、
そちらも気になって仕方ありませんでした。
いつかスピンオフを読んでみたいです。

同時収録作もとても面白く、ファンタジー・大学生CPという、
それぞれ違った作品で、とても楽しく拝読しました!

0

作家買い

人外もの2つと幼馴染ものが1つ収録。
表紙の獣人さんが凄く格好良かった。声帯が違うからワオゥー語しか話せないけど、意思疎通にちょっと手間がかかる感じがお互いを理解しようとしてる感があって好き。
(あと言葉の壁を安易に擦れ違いネタに使ってないとこが個人的に好き。)
ウゥさんの身体は人間寄りで、獣人というより狼マスクのレスラー感があったけど大変セクシーな肉体美で良かった。
アオイさんは大人しくて優しい人だけど、スポーツインストラクターで脱いだら凄かった。アオイ君に煽られるまで色々我慢してたウゥさんマジ紳士。

松本ノダさんの優しい絵柄のマッチョ男子が最高に良い。
柔らかくて弾力もありそうな筋肉が、大変肉感的で好き。

『おそるべきノンケ』も凄く面白かった。ノンケ幼馴染の思い切りの良さにドキドキした。
お互い好き合っていて、始終糖度が高いストーリーが良かった。あと二人ともしっかり筋肉質で大変格好良い。


それにしてもジュネット㈱、、、自主規制白抜きが大きすぎじゃないかい?
ウゥさんの大きいから、ほぼ真っ白で何が何だか分からないコマとかあったよ、、、

7

同時収録作の幼馴染二人のお話が良かった!

松本ノダさんが描く「ふつーの男の子」が好きです。
美人枠にも、イケメン枠にも属しないごくごくふつーでちょい素朴な男の子。
だけど脱ぐと、いろんな意味ですごい……!というのかな。
筋肉の重みが感じられるような体型だし、エロも肉感的。

同時収録作の「おそるべきノンケ/ノンケとよばないで」はそんな松本ノダさん的男子が大活躍してて嬉しかった。

幼馴染同士のゲイ×ノンケという組み合わせです。

ノンケなのに、あっさり親友の告白を受け入れる。
ノンケなのに、親友に掘られることに抵抗がない。
ノンケなのに、みるみるうちに受け様スキルが発達して騎乗位にも挑戦する。

というまさに「おそるべきノンケ」というタイトルどおりの内容なんだけど、幼稚園の頃から片思いしていた幼馴染とせっかく恋人同士になれたにも関わらず、「ノンケ」なあいつと「ゲイ」の俺という線引きを何かとしがちな攻めの心情が丁寧に描かれていて良かった。

エロいけれどエロオンリーじゃないところがとっても良くて、ピアスである事に途中まで気づかなかった。
エロ縛りがあるレーベルだからこそ、ただセックスしているだけで終わってしまうのか、そこに何かをプラスする事ができるのか、作家さんの力量がモロわかると思います。

表紙&表題作はモロ人外もふもふ系なので、獣人かぁ……とちょい敬遠してたけど、読んでみたら攻めが狼なのに非常に人間くさい表情をするところが妙にかわいくて楽しめました。

(もう一つの同時収録作は、触手が登場するので読んでませんが、評価には影響していません。)


2

エロさは抜群、ストーリーもキレがある

◆ウゥさんとアオシリーズ(表題作)
 人外キャラの登場する作品もそこそこ読んできましたが、人間の言葉を話せない獣というのは珍しく、斬新な設定でした。種族の違いに悩んだりする段階はもう昔に通り過ぎたのか、人間とオオカミーン族が当たり前に共存し、2つの種族間での恋愛も周りが抵抗なく受け入れてくれる世界観です。人語を話せなくても思っていることが大体伝わるウゥさんが可愛く、情事中葵が毎回ウゥさんのすべてを受け止めたいと思ってしまうのがいやらしくて、エロとギャップを楽しめる作品でした。

◆断捨離のすゝめ
 短かったので続きが気になった作品。こちらも植物という特殊な攻めで、触手のようにたくさんの蔓を駆使して受けを可愛がるところに萌えました。短いながらも雑多なものに囲まれ何も捨てられず生きてきた受けが、初めて断捨離に成功するまでの心情の変化がよく分かるように描かれていたと思います。

◆ノンケとよばないでシリーズ
 これが一番のお気に入りです。ゲイ×ノンケの幼馴染カップル。ノンケの達也が自分を受け入れてくれたのはイレギュラーで、きっといつか終わりが来ると、勝手にどこかで決めつけてしまっているヒロ。自分はゲイだからと自分に線引きしているようで、本当は相手がノンケだからと相手に対して線引きをしているのです。それは一見気遣っているようにも見えるけれど、結局は一方的に予防線を張って相手を傷付けているだけですよね。率直に気持ちを伝える達也にはっとさせられました。そして、ヒロに嫌われたくないがために情事中もかっこつけていた達也が、お前が甘えたなことなんて分かりきっていると言われ、ヒロに甘ったれるようになるのがとっても可愛くてエロにも大満足でした。

2

旨味がぎっしり

表題作、設定がとにかく面白いので続編かシリーズ化してほしい…!
ケモ攻め好きな人多いはずだから…!お願いします。
それからゲイくんとノンケくんのお話がとっても!とってもピュアで泣けてしまった…
松本ノダさんの作品は汁気たっぷりなのになぜか読後に清涼感があるというか、とにかくエロが単独エロしていないのが魅力だと思います…帯の「最高の漫画力を携えた鬼才」って本当にその通り過ぎるなとしみじみ頷いてしまいました。

8

素朴でドエロ。グッジョブですね。

絵が素朴だったので完全に油断していました。
モフモフが大好きなのですが、いい意味で裏切られました。

めちゃくちゃエロいです。
素朴な絵だからといってエロも素朴とは限らないw

どのカプの愛のある濃厚なエチでした。
体格も受けが線が細い女性的な感じがいっさいない、男!て感じだけど
リアルマッチョ嫌いな自分でも、「なんか・・・・いいな・・・」って純粋に思えました。

どちらにも行き過ぎていない体格。
これから作家買いしていこうと思います。

素朴でドエロはやばいですね。

2

溢れ出してしまうのは、愛情だけではなくて…。

うっわ。エッロ‼︎
全ての「エロ度」に、エロエロと書かれているのも分かります‼︎
確かに、丸っと白抜き修正は容赦無いんですけど。そんなもの、きっと見えなくても。
狼を模した人外という、「オオカミーン」という種族の力強い絶倫攻めによる、
大量の精液の描写。
アオの中に収まりきれなくて。溢れ出している様子のエロさ。
局所よりも、それがエロい。
作者は確信犯的な狙いでもって、それを描いているかと思います。
勢い良く溢れ出る精液。ごぽっ、ごぷっ、と書かれる文字。
修正を免れる、新しいエロ表現だなぁ。と、これまでも勿論、体液描写は沢山見て来ましたが、
このエロさは格別だと思います。

さて。表紙のオオカミーンの、ウゥさんの絵柄に惹かれて購入しました。
紳士でいたかったという、ウゥさんが素敵で、きゅんとします♡
特に、アオを傷つけ無い様に、手袋を付けて解すという…エロ優しさ‼︎
狼系人外あるあるで、鋭い爪の保護。その代わりに長い舌遣い、というのも。
両立てで、責めるというそのエロさ‼︎
月の満ち欠けに左右されるという、発情期に似た設定も盛り込まれていて。
そりゃもう‼︎ もう‼︎ エロさを堪能出来ます。

エロさを前面に押し出した、甘あま後日談的な、作品もとっても好きなんですが、
後半に収録された中編の「ノンケとよばないで」の二人の方が、テーマ的には重めで、
もしかしたら表題作にふさわしいんじゃないかとも思いました。
ノンケとゲイの線引きについては、BLにおいて、永遠のテーマだったりしますが。
そこまで拗れる事は無く、エッチでハッピーなカップルになる。
ゲイ的には常にマイノリティを意識して、意識し過ぎていて。
その為に恋人をも遠ざけている、線引きをしている事があるんだよっていうのを
とっても優しく解説している。そんなお話しです。

表題作と「ノンケとよばないで」の間に位置する「断捨離のすゝめ」は、ちょっとだけビターなファンタジーでもって、クズ男との腐れ縁を「断捨離」する決意をサラリと描いていて。
「人外」ものとの丁度いいブリッジになっている。不気味な植物に犯される夢の様なシーンはエロい。アレは、あんなゴツゴツした松ぼっくりみたいなんだけど‼︎ 痛そう…。それともいい具合に気持ちいいんだろうか…。気持ちぃんだね、そうなんだね。

ウチの子(トイプー)も「オウォオンン」と、何か喋ってるような時もあり。
他の方も触れてますが、私も「ワオゥー語」を習いたい。

0

素朴さと肉感のギャップエロス良き(///Д///)

松本ノダさんお初です~!

良い意味で垢抜けない感じの素朴な顔立ちのキャラクター。
手作り弁当もって公園でおにぎりパクついてるのがとっても似合う感じ。
エロとは無縁そうなふわふわした空気感にほや~(*´∀`*)

ーーーと思ったら!!!
脱ぐとすごかった……!(///Д///)ドヒャー
肉感がタップリ味わえて男同士の熱量がぶつかりあいがとにかくエロイ。
最初は素朴な子にしかみえなかったのにギャップがッ(///Д///)~33
画面から伝わる熱気が雄々しさムンムンでマジ最高でした!!!

惜しむらくはやはり修正問題。
tnkは空洞の彼方へ(T^T)/~~~ (紙購入です)

最近は仕方ないと諦めつつあるけれど
せめてね、せめてアウトラインだけでもうっすら残しましょうよ…?
ああここにtnkがあるんだなと思ってても、真っ白なコマはいただけない。
白抜き修正も編集さんのセンスがあるんだなーと思う今日この頃。


◆月と狼(3話+描き下ろし+カバー下)

人外モノで言語が違うのがとても新鮮でした。
舌の構造上、自分たちの言葉以外話すのが苦手という至極最もな説明に目からウロコ。
(獣人と普通に話してるストーリー多いから気にしたことなかったよ;)

攻めは「ワンワゥワ(こんばんわ)」「ウォゥフッ(おかえり)」etc.
話すときはワゥワゥ言ってて、獣攻め感が強い…!
エッチの時は舌を出してハッハッとてたりクゥンクゥン鳴くw
完全に犬とえっちしてるように見えなくもないかな?(ФωФ)

ただ顔は表紙通り完全に狼なんですが、
首から下は胸毛や背毛が毛深い人間の身体といった感じでした。

獣エッチといえば体格差&長い舌…!!!
エエわ~…(///Д///)~333
長くてでっかい舌が動くのって人外ならではの描写ですよね。これは外せない。
満月の夜は目がギラついてて本能むき出しになったエッチも良きです(∩´///`∩)

そんで長い射精と吐き出す量も規格外でおったまげー!(古)
液垂れとかそんな次元じゃなかったw
獣攻めならではのエロスがタップリ味わえて大満足です♪
受けはインストラクター設定で鍛えた身体と可愛い顔のアンバランスさが萌えでした♡

◆断捨離のすゝめ(1話)

攻めは2パターンに分けられそうかな。
人間のほうの攻めはクズで、受けもなんか芯がなくてうーん?(^^;)
で、寝ている間に受けが不思議な体験をするのですが、それは植物攻め。
だからtnkじゃないのでセーフと言わんばかりの堂々っぷりがお見事でしたw

◆おそるべきノンケ(3話)

バリタチ攻め×ノンケ受けのお話です。
幼なじみ設定大好きなので滾りました(∩´///`∩)

受けのことがずっと好きで、幼稚園のころからずっと好きで、
でもノンケだから気持ちは隠して友人として付き合ってきて。
こうやって言葉にすると王道のテンプレ感が出ちゃうんですがこれが刺さるのですよ~!

友達だったのが恋人に変わり、どちらもちょっと臆病になり、
「ノンケ」だとか「ゲイ」だとか簡単に取っ払えたら楽なんでしょうけど上手くはいかなくて。
どちらの感情もよく分かるだけに切なくキュンとさせられました。

エッチシーンでは受けの表情がめちゃくちゃ萌えました///
トロットロにさせられてめちゃくちゃ気持ち良さそうで、
普段とのギャップがものすごかったです(///Д///)
(そして翌朝通常モードに切り替わった時の差よ…w)

5

ワオゥー語を訳してくれる辞書が欲しくなりました。

モフモフに惹かれて、購入しました。初読み作家さんです。3カップルのお話だったけど、表題作と『おそるべきノンケ』のカップルが好み過ぎてキュンキュンしました。

表題作では、Hの描写がさすがピアスさんだと思ったけど、愛情溢れてるし、ウゥさんがカッコ良くて。お相手の葵も大好きなのが伝わってきて、ニヤニヤしっぱなしでした。

『おそるべき~』では、ノンケだったコの破壊力にやられっぱなしで、普段とのギャップに萌えまくりました。

面白くて、読後にすぐ再読したぐらい気に入ったので、この作家さんの他の作品も読んでみようと思います。

4

全てが最高!

最高に好み作品過ぎてビックリ!!
表題作の【オオカミーン族×人間】も、同時収録の【ゲイ×ノンケ】の幼馴染も、両方最高でした。
間にチェイサーの如く短編が1本入ってますがショートにも拘らずこれがまた面白いです!!

転勤で上京した葵が隣人(狼)のウゥさんと恋仲になるけど、オオカミーン族の想像を絶する巨根をめぐるあれやこれやのお話(笑)
大好きだからこそウゥさんの巨根を自分の中に受け入れたい葵と、大好きな葵に無理をさせたくなくて挿入を毎回我慢するウゥさん!!
もぉウゥさんの紳士っぷりに葵の如く私もメロメロにさせられました!

1話1エロ安定のピアスシリーズなのでエロエロだろうとは思って読んだけど・・・想像も期待も上回るエロさでした。


同時収録の幼稚園からの幼馴染のお話もめちゃくちゃ好みでした!!
「ノンケだから」と気持ちを抑え親友ポジションを守り抜いてきたヒロと、今までどの彼女も長続きしなかったけどヒロと付き合って”別れ”が怖くなる達也。
「達也を大好きなヒロの話」と思って読んでたのに読み終わったら「ヒロを大好きな達也の話」になってたのが最高に萌えました!

2

画力が!

表題作は狼族と人が愛し合うお話。
ストーリーは、狼と月の関係がポイント。
この作品、何といっても、オオカミーン族のウゥの狼具合が素敵。
ウゥの頭部は完全に狼で、咥内の構造上、会話もワオゥー語に限られるけど、数少ない音の会話も表情が豊かで、春野と意思疎通できているのが伝わってくる。
後、裸になった時の体毛の具合も、なんかちょうどいいエロさで素敵。
ジュネットだけあって、エロの分量や濃さは相当なものだけど、ストーリーがしっかり面白くて読ませる。他の短編も、やっぱりエロは多いけど(ちょっとムッチリめで普通っぽい顔の男の子って所が余計にエロい)、ストーリーがしっかりしていて読みごたえがあって良かったです。

4

驚愕の……!!!

すみません、種族を超えた愛のお話なんですが
なんと言ってもウゥさん(オオカミーン族)のアレが!デカ過ぎて!!
葵のお尻とお腹が心配になってしまいました……。
自分で必死に慣らしていたディルドの太さもビビりましたが
ウゥさんのはきっと比ではないのでは??
しかも出す量がハンパない……。
ウゥさんがあの長い舌で葵を舐めまわすのは気持ちよさげですけど
挿入となると萌えよりどうしても心配になってしまうのは私だけでしょうか。
ウゥさんに我慢してほしくないと言う葵は健気で
葵に負担をかけたくないウゥさんの愛は深いので
二人が幸せならばOKです。
さらっと設定盛り込んでいるところも御上手ですね。

『断捨離のすゝめ』
主人公の汚部屋も相当ですけど彼氏(セフレ?)のクズさも凄いなぁ…。
そこからまさかの植物攻めとは!!
植物の擬人化が優しそうな御顔だし、主人公も感じ過ぎていたので
これはこれでアリでした。
ねっとりとしたえっちだったのにラストが清々しいのがまた意外。
その後はどうなったのか気になるところです。

『おそるべきノンケ』
幼馴染のゲイ×ノンケ、これはもうたまりません!!!
隠し続けてきた恋心が報われ幸せなはずが
どうしても達也がノンケだと線引きしてしまうヒロ。
なかなか越えられない壁でしょうけど、
達也の「…めんどくさ」って言い方は無いと思うなぁ。
男気あるのはとても好ましいですけど
もっとヒロを安心させてあげられる言葉をかけて欲しかったです。
とは言え不安なのはヒロだけじゃなく達也もだったなんて!
なんだかんだで好き過ぎじゃんお互い!!

体位やら筋肉やら乳首やら、感じてる表情も何もかもいやらしい!!!
個性もあり、やはり素敵な漫画家さんですね!!

6

読み手の妄想力が試されます。

他の方が電子の修正は白抜きと書かれていたので、紙で購入してみました。
が、紙も真っ白な白抜きで…ん〜勿体ない。
話の中で人外ならではのブツの大きさについてピックアップされている分、白抜きの勿体なさが際立ちます。せめて細切れ修正とか…
それはともかく、物語としてはとても面白くて、どのお話もえっちさがありました。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

【月と狼】
人外×人間がすきな人にはおすすめです。
とくに攻めのウゥが独特の言葉を喋るので、見た目はかっこ良い狼なのにどこか可愛さを感じます。
終始らぶらぶな2人ですが、ウゥのものを自分の中に全て収められるようにと頑張る葵の健気さ。
攻めが狼ならではのコブまで中に収めて射精した際、量が多くて葵のお腹が膨れているところや、それをウゥ自身が押して外へ排出させようとしているところなど...えっちでした...

白抜きのもったいなさはありますが、どれだけ大きいんだと妄想がはかどりました。

【断捨離のすゝめ】
人間×受けの描写もあるのですが、メインとしては人外?×受けなんでしょうか...?
ただこの行為の描写は夢なのか現実なのか分からないような感じで、そこがまたエロさを際立たせています。
人外が蔓?蔦?みたいなものを駆使して受けを翻弄するところがまた良いですね...
読後がスカッとする話でした。

【おそるべきノンケ/ノンケとよばないで】
ゲイ×ノンケ?
ゲイとかノンケとか、属性にこだわってしまっているな~と考えさせられた話でした。
ちょっと切ない場面もありますが、甘くて幸せになる話です。

どの話も濃厚で、とても読み応えがありました。

9

甘さとスパダリ感!

人外は地雷ってわけじゃないけど、あえては選ばないかなー?という消極的理由で今まであまり読む機会はありませんでした。
でも松本ノダさんかー、それならちょっと挑戦してみようかな?と思い読んでみました。

スポーツインストラクターの葵は転勤による引越しで、オオカミーン族のウゥと隣人になります。
物語の舞台は一見ファンタジーっぽくなく、普通の人間社会のような感じなんですが、マンション内でウゥに会ったときの葵の自然な反応から、どうやら人間と狼型のオオカミーン族は当たり前に共存している世界の模様。
ウゥは人語は話せず、ワオゥー語のみを操り、葵との会話もワオゥー語を介して行います。(発声の問題なので、タブレットを使用してなら人語でコミュニケーションが取れる)

顔は狼ですが、二足歩行をしてコートを羽織り、電車に乗って通勤する…という人間と変わらぬ生活をしている様子。
長身で颯爽と歩く姿はなかなかにかっこいい。
体格がよく包容力もある、大人なウゥにすぐに惹かれた葵は、体を愛し合う関係に。
でもウゥの持つものはあまりに大きいため、葵を気遣うウゥは挿入まではしてきません。
ウゥのことが好きでたまらない葵は、ウゥのすべてが欲しくて、彼の規格外のものを受け入れるために大きな玩具の数々を使い自己開発をしたりと、初っ端からエッチな展開が繰り広げられます。
そして2人は結ばれ、同棲するあまーい関係に…

このへんまでは、「これって見た目が狼なだけで、やってること普通に人間だよなー」
と言った感じ。
あえて人外にした"意味"は何か出てくるのかな?と身構えるほど、ほのぼのあまあまな世界。

でですね。
…これ最後までほのぼのあまあまな世界でした。

読む人によっては、
「えー!これ人外の意味あるの?普通にかっこいい人間の攻めでよくない?」
ってなってもおかしくないし、私も途中まではそんな印象でした。
でも、深いテーマがあるわけではないけど、突き抜けてあまあまな2人が、すっごくすんなりと心に響いたんです。

(人種どころか種を超えて自然に愛し合うって、なんかすっごくいいな〜)って。
特に「種を超えた愛!」みたいな気負いも障害もない、本当にほのぼのした優しい世界。
優しく愛する受けを愛でる攻めは、ものすごくかっこよいし、本当にスパダリそのもの。
葵の体を守るため、性のバイオリズムが狂う発情期的な期間は、仕事と偽って葵の前から姿を消し、一人必死に耐えていたり、もうね、本当にかっこいいんだ。
そんな攻めに対し、(とにかく抱いて欲しい…)と思っている受けは、大人しく健気なタイプなのに、めっちゃ欲しがるの。
体が壊れそうなほどのサイズのものを受け入れ、それが気持ちよくてたまらない!という描写は、すっごーい!エロー!って思いました(笑)
欲しがりさんな受けと、理性を持って自分を律する攻めの攻防も見どころでした。

これ、先のレビュアー様もおっしゃっていますが、白抜きは本当に残念です…
ものが大きいだけにね…逆に白い面積が増えちゃう。エロさが減るんですよー。。
紙版が美味しい修正であることを、私もお祈りいたします。

・断捨離のすゝめ
無職の彼氏を住まわせる断捨離が出来ない男が、夢か現か、植物の化身との交わりによって自分を見つめなおす話。

・おそるべきノンケ/ノンケと呼ばないで
幼馴染の片思いもの。
攻めのヒロ→達也への、長い片思いがバレたことから始まる関係。
幼馴染だけあって、ノンケとゲイというセクシャリティについて真剣に考える2人がいいんです。
15年もの片思いをしてきたヒロの熱い告白は見ものですよ!
エロエロだけどものすごく純愛な物語でした。
これ、最高です。

人外がいける方なら、この甘さ、存分に楽しんでいただけると思います♡

11

魅力的な獣人!!!

さすがノダ先生!突き抜けたエロでした…。表題作含め3CPのお話です。

個人的に人外、獣人ものは苦手ですが初めて獣人に鷲掴みされました…オオカミーン族ウゥさんが渋くてカッコよくてエロい。受け君も可愛くて、二人のイチャイチャ、あまあまな様子に癒されました。何よりもウゥさんの表情がエロくて、二人がお互いを想い合う気持ちがHシーンに完璧に表現されてました!!!

2CP目は色々なものが捨てられないリーマンの短編です。

3CP目が個人的には一番好みで、ノンケとゲイの境界線について考えるお話。最後に甘えてグダグダになるノンケ受け君が可愛くて仕方がないゲイ攻め君に萌えました…。


コミックシーモアで白抜き修正だったのが残念…作品が良かったので紙注文しましたが、修正がどこまでされているのか。ただ、修正に関係なく作品が素晴らしかったので本当にお勧めです。

8

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