T-POINT 貯まる!使える!TSUTAYAオンラインショッピング
kuma to intelli
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
短編集。
絵がかっこいいですね。
特に扉絵、背景、線、構図、コマ割り…かっこよくてしびれることが何度もありました。
人物も色っぽいし(個人的に、目の描き方がちょっと気になるところはありますが)
短編なのにどのお話も物足りないとか、尻切れトンボ感じが一切ない。とてもまとまっている。
文字量、説明が少ないのに、人物の心情がなんとなく伝わってくる描き方が上手いなぁと思います。
セリフ、アングル、表情の組み合わせ、構成がいいからですね。
それと、人を好きになるのに理屈はいらない、ととても感じました。
好きになったら相手のことで頭がいっぱいになって、好きなものは好き、触りたい触られたい、というのが自然にするっと入ってきて心地よかったです。
クマとインテリは、短編集がゴロゴロ入った作品です。
BLは短編集などでない限り固定カップルが多めなので、固定カップルだけを見ていたい人には物足りない。かつセックスもそんなにしておらずあっさりしているので「どこが面白いんじゃ」と言ってしまう人もいるかもしれません。
またカップルではリバもあるので、リバが苦手な方にはびっくりかもしれません。
個人的には、いろいろなカップルが見れて面白かったのと、bassoさんの感情描写の巧さや設定の作りこみ方、キャラの繋がり方に脱帽です。リバも普段はそんなに読みませんが、リバが自然というかですんなり読んでいました。
多分、男たちってこんな風に自由に恋愛してんだなって(舞台がイタリアなので、愛の国だからこそ、自由が強いかも?)。固定カップルしか見かけない中で、そんな発見をもらいました。
そして、クマとインテリは2話目に収録されています。
表紙のカップルがメインカップルではないので注意です。
特定の2人がイチャイチャするのではなくて、一つの世界の中で生きるカップルたちがつくり上げる世界のような一冊になっています。
【以下、各ストーリーのネタバレ。カップルについても記載】
・1話目…三流政治家とウエイターの話。ウエイターが実は2話目に出てくるインテリこと有名政治家とセックスをしている。三流政治家×ウエイター(最初はウエイター×三流政治家)が本命ですが、有名政治家×ウエイターのシーンが前半にあります。カップル固定派、リバ無理な方は注意。ですが結構ゲイで飄々としているタイプの子は、ポジションが変わったり相手がよく変わったり、こんな感じだろうなと感じることがチラホラ。
・2話目…クマとインテリ、ことパパラッチと有名政治家。有名政治家が受けになっている。有名政治家は、アンチ・ゲイを公表しているゲイ。
クマことパパラッチは、有名政治家のことに片想いしており、旅行先でたまたま会い、たまたま起こったアクシデントで体を重ねる。しかし、このパパラッチがかなり良い人。タイトルにしている通り、この作品はなかなかキャラクターの感情描写や、ストーリーの積み上げ方、隙をつくようにハッとさせられるストーリーがとても素敵な作品でした。
・3話目…ポスターに落書きする青年×秘書の青年。処女キラーに出会って気分だと、体を重ねる秘書くん。そのドキドキする感じと初体験でイクのはBLっぽい。
・ジェラート短編…三人の男たちがジェラートを食べながら、ああでもないこうでもないと喋る短編。最後の、青年が舌でもう一人の顔についたジェラートをベロッと食べる姿にハッと気持ちが持っていかれます。
・sigaro…煙草が吸えなくなったカップルたちの話。スナック感覚でサクッと終わりますが、その軽さが心地いいです。
・金持ちと修理工…修理工に金持ちがお礼にごちそうを振る舞うお話。と言っても、ごちそうを振る舞うシーンが最後にくるだけなのですが、その終わり方が素敵で、また続きが見たい!とうずうずしてしまいました。これ、クマとインテリに次いで好きなお話です。
去年(2019年)ひさびさにbasso名義で新刊が出ましたね!う〜ん好きだわ。
先生にしか出せない空気、絵柄、世界観、最高ですよ。一般紙でも活躍している作家さんがBLも描いてくれる、ありがたい。軽くBLとジャンル分けするのもちょっと違う気がしますけどね。もちろんBL的萌えもあるので、ご本人がどう思って描いてらっしゃるか次第なのかもしれない。
オムニバスの連作です。「amato amaro」「Gad Sfortunato」「アルとネーリ〜」も続けて読みましょう。どっぷり浸れます。
連作の良さが詰まってるんですよ!あっちの話とそっちの話が繋がっていて、でも直接に説明的に繋がっているわけなはない。じんわり広がる多幸感。
人生うまくやってるフリをしてる大人が、年下に振り回されて、年下との触れ合いに充実感を感じたりして、疑って、信じたくなって…大好きな展開。
それがイタリアの政治の世界の中で繰り広げられるもんだから、ひたすらお洒落です。
basso先生の線が太めで濃い絵のタッチが、イタリアの風景とインテリ男達によく合いますね。短い作品が何本も収録されていて、どれも淡々と描かれているのだけど、1人ひとりのキャラクターを丁寧に練ってあるなぁという印象でした。草臥れたおじさんのふとした時の色気、お人好しな青年の正直過ぎる気持ちの吐露、ベッドでは気怠そうな雰囲気だった受けが涙を見せる瞬間。日常に近いようで、結構ドラマチックな展開があったように思います。どんなにクールに見える人でも、掘り下げていけばどこかに必ず情熱を持っている。こういう描き方、好きだなぁと思いました。
イタリア男、スーツ、眼鏡がテーマの短編集。
何と言っても、個性的な絵柄が素敵で素晴らしい。
「con te コンテ」
客の誘いに乗るリストランテの給仕・ネーリ。相手が誰か知らないまま寝るが、実は大物政治家・前首相のファウスト・カッラーロ。
ネーリのセフレは野党極小党の熱血政治家・アルビーノ。だけどネーリは政治に全く無関心でその上無神経で…
このお話の極私的ポイントは、アルとネーリがさらりとリバな所ですね!
「orso e intellettuale クマとインテリ」
このインテリっていうのは、「コンテ」に出てきた前首相のファウストさん。ファウストは実は隠れゲイで、若くて華奢な仔猫ちゃんを拾っておつまみするのがお好み。
そんなファウストの今回のバカンスは南方の島々。
そこで全く好みとは違うヒゲ面の男(カメラマン)にゲイを見破られ、島の奥に一緒についていくが…
一夜の激情とカメラマン・ブルーノの真実は…?
ファウストさん、いつもは攻めなんだけどブルーノに攻め込まれて初受け!…そして初恋⁇
「Manifesto マニフェスト」
この話も政治家絡み。(多分)ファウストの下っ端秘書さんが主人公。
ある晩、家の前に貼ってある政治ポスターに落書きしてた男。また別の晩に落書きを。怒ってマジックを取り上げ顔に大きくバッテンして…
そんな出会い方。遊ばれたと思ったら純情。
「ジェラートにまつわる三つの短編」
①イタリア男はジェラートにはうるさい。マルチェッロのジェラートが一番なのになんで休んでるんだ?息子が男と結婚するっていうんで親父さんが寝込んじまったらしいぜ…
②「マニフェスト」の2人?政治家がゲイだとまずいからと別れ話。でもしつこく追ってきたのは美味しいジェラートを買ってきたから。お前が行きたがっていたマルチェッロのジェラテリーアが久々に店を開けたから。
③事後にジェラート。やっぱりお前んちのが美味いな。親父が持ってきたまだ店に出してない新フレーバー。親父がお前にって持ってきたんだ…
「sigaro シーガロ」
どこもかしこも禁煙で、葉巻が吸えずにイライラするオリヴィエーロ。
やっと1日が終わり、葉巻の味のないキッスをマルコと。
「ricco e riparatore 金持ちと修理工」
水漏れ修理に行った修理工。他の菅も全部見てくれと言われ…
終わったら家の主人がシャンパン?でおもてなし。お礼?道楽?下心?
「黒山さんのニオイ」
これだけ日本人の話。
冴えなくて、すぐ酔っ払う黒山さん。部下の雲井に泊めろと言う。
雲井がおととい襲ったのにね…!
(この黒山さんはもしや魔性の受けおじか⁈)
bassoワールドに引き込まれる!
イタリア男の、中高年になってもどこか艶っぽさのある現役感!くたびれオヤジとは違うスーツ姿の艶もいい。
作者様の別名義の一般作品が好きで本作にも手を出しました。イタリア、政治家、眼鏡、スーツ、大人の恋など好きなものが詰め込んであっておしゃれな雰囲気。特にインパクトのある展開や胸に残るシーンは無かったものの淡々と進むストーリーにいつの間にか引き込まれていました。他にはあまり無いような題材でストーリーというよりは雰囲気や世界観を楽しむ漫画という感じ。絵は好みが分かれそうですが味があって◎他のシリーズも出てるみたいなので気になります。短編集で登場人物が皆年齢高めなのでオヤジ好きの方は是非♪
オヤジ好きの方にはたまらんと思います。
私は学生好きなのでどこで萌えようかと思いながら読んでましたが、舞台がほとんどイタリアで、お洒落なメガネおじさまなので「あり」でした。
特に最後のジェラート談義するおじさまたちが何ともいい!
イタリア人って女性にとても優しい国というイメージですが、好きな人には男性でも甘く語りかけるのだろうな。
ずっと気になってはいたものの購入はしていなかったこの本を、先日やっと手に入れました!
お話の大半がイタリアを舞台にしたもので、本の中には日本とは違うカラッと乾いた空気が漂っています。
短編集ですが物足りなさを感じる事もなく、色々な種類のカップリングが楽しめます。
キャラクターのその後が描かれた本も出ており、そちらもすぐに購入してしまいました。
さて、この本の中で私が一番好きだったお話は表題作のクマとインテリでしょうか。
こちらのお話は、素敵なおじさまファウストが照れたり戸惑ったり受けになったりするお話です。
勿論お話も大好きなのですが、ハーフパンツから覗くファウストの脚を見てみてください!
浮き出る膝頭の下にスラリと伸びる筋肉の落ちた脚が本ッ当に、セクシーなんです!
他のお話も魅力を感じるキャラクターが多く、ストーリーも良かったです!
日常を切り取ったような、大事件は無いけれど自然な展開はとても心地がいいです。
bassoさんの描かれる表情や仕種にはどこか隙があり、濃厚な色気が漂っています。
独特な線の感じが慣れないと読みづらいかもしれませんが、私の場合は読了後数日経って再読した時にはもう慣れていました。
イタリアには残念ながら行ったことが無いのですが、ヨーロッパの石畳や気持ちの良い風を思い出しました。
明るい話ばかりではありませんが、素敵なキャラクターを楽しみながら異国の空気を感じられるこの本は神評価にさせていただきます。
表紙を見て思わずジャケ買いしてしまった本です。
色のセンスや絵柄が好みで、イタリアにオヤジ、眼鏡とくれば私の好みドストライクです。ジャケ買いに後悔はありませんでした。
本の中に流れる独特の雰囲気や、少し切なくてキュンとくるストーリーも素晴らしかったです!物語に引き込まれていく、イタリアにいるような感じが読んでいてたまりませんでした。
どの話も好きなのですが、特にジェラートの話がすごく可愛くてお気に入りです。オッサン受けの年齢が上なのも私にとってはとてもよかったですね。読んだ後ジェラートが無性に食べたくなったのは私だけではないはず。
クマが好きで(ぬいぐるみとか動物の)タイトルと独特な絵に引かれて購入しました。
オヤジ受も初めてでした!でも、オヤジ受って苦手で……
でも、でも、basso先生のイラストなら全く問題なかったです。
なんだか、とってもエッロいんですよね。
一番好きな作品はマニフェストですかね。
短いお話ですが、内容もしっかりしてます。
一回のセックスで抜け出せなくなってしまった受と攻。
たぶん、一目惚れ以上の何かがあったんですよ。
チュッてキスでギャーってなる受がめためた可愛い!
久しぶりにこのシリーズを読み返しました。
独特の絵で描かれる、ヨーロッパの短編映画のような雰囲気のある物語達。
やはり好き。
イタリアらしき空気の中、一つ一つは別の主人公の別の話なのに、
ゆるやかに繋がっていて全体を作り上げている手法が、上手い。
ちょい悪なカッコいいオヤジ、眼鏡、スーツ、そしてジェラート(笑)
モノトーンなスタイリッシュな世界なのだけれど、
根底に流れているのは、意外にオーソドックスな愛かな…
ペンネームのbassoとは、英語のbass、低音部というより通奏低音という感じか。
一作目のタイトル『コンテ con te』は、「with you」の意味。
bassoさん、ずっと名前は知ってたし評価高いのも知ってたんですが見るからにオサレ系なので手を出してなかったんですよ……実はオサレ系はあんま得意じゃないのです。
しかし食わず嫌いはいかーーん!!と思って読んでみたら、くくう……や、やっぱ面白かったー!
オサレ系ですが絵柄も読んでみたら結構好みではないですか!何でかなーと思ったら、そうか!この目元のしわと鼻と頬のヨゴヨゴ線が自分は大好きなのだったー!
って訳で絵柄もクリアして、問題なしだ!
内容はイタリアーンって感じだけどおもろかった!
アルの老眼鏡が萌えっていうのには凄く同感!そうなんだよねー、老眼鏡って萌えアイテムだよねー。
大の男達がジェラート談義をしてるのも微笑ましいというか多分なんかイタリアっぽい。
ジェラートが食べたくなりましたよ!いやマグロジェラートや勘弁ですが!
食わず嫌いはやっぱいけないなーと再確認した作品でした。
オサレ系が苦手な貴方!(他に居るのかな……)食わず嫌いはいかんですよーー
騙されたと思って是非!
短編集ですが、どの話も面白かったです、特にオヤジ受スキーにはたまらんと思います。いいよーーインテリオヤジ受けいいよー!ばふー!!
主線は太く荒々しくも的確。トーン使いも同様のことが言えると思います。全てにおいて男らしい。なのにどこかに紳士的な匂いを紛らわせている。それは表情・動作の1つ1つがキッチリ描かれているからかも。
モノローグは無に等しく、表情で全てを読み取るのです。口で語るよりも美しく真実が表れていますから。
激情を抱える時期は過ぎたからこその、小粋な恋が主です。
「コンテ」はいつまでも熱い男と、若くヤンチャな男の話。これからの2人は大人の恋愛が始まるんでしょうね。
「ジェラート談義」で立てられたフラグを受けての「昼下がりの部屋」。いやらしかった。長年一緒にいる人たちの、奔流のような恋ではなく、ゆっくりとした、溶けそうなジェラートって感じですね。受の表情が素敵でした。裏表紙を見てヨカッタネ!と思いました。
最近の流行からは一線を画した、洒落っ気溢れる作品です。華やかな恋愛でお腹がいっぱいになったら是非、こちらを!
イタリアの或る街のそこここで起こっている出来事を一見無造作に、しかし注意深くお皿の上に盛ったかのような短編集。観ていると確実にジェラートが食べたくなります。
だからというわけでもないんですが、特にジェラートにまつわる3編が良いのです(全作品良いですけど特に!)。
というかこの作家さんの作品はそのペンタッチと同様に、切れ味鋭く…いや違うな…んー……
目の粗いノコギリで木材をギコギコ引いたらその切り口ってバッサバッサしていて危ないでしょう?そんな感じで或る街の或る時間をギコギコ引いてみたら、やっぱりその切り口は危なげなんだけどもよくよく目を凝らして覗き込んでみればこっちが思っていたよりウェットでドライでクールでホットな、一言で言うならば人間くさい色々が結晶の如くぎっしりと詰まっていて、たまに鈍くあるいは密かに時には眩しくきらめいていたのを見つけてしまった、というような感じなのです。
で、先ほど挙げたジェラート3編は超短編なのですが、或る街或る時間の木材を向こう側が透けて見えるかと思うくらいに薄くノコギリでスライスしてみたところ、表と裏のバサバサの相乗効果で色々の結晶が更に光を乱反射させ、そのまばゆさに思わず目を細めたのだけど、何故だかいつまでもその一瞬の感覚が心の細かいひだに残っている…というようなイメージを想起させるのです。
つまるところ、読もうかどうか迷っているならその迷いはあまり意味が無いから早く読むと良いですってことで。読後に浮かんでくるイメージは人によって随分異なる筈だし、また踏み込まないと何も得ることは出来ないですから。何かは確実に得られます。
それにしても「Manifesto」とジェラート2話目の二人って同一なんだろうか。もしそうだとしたら凄く切ないけど、最終的にはジェラート屋で再会してそうなv
この人の絵って、イラストで見る分にはいいんだけど、
漫画で読むにはちょっと読みづらいなぁ…と
食わず嫌いをしていたのですが…。(何度か立ち読みで断念)
実際読んでみると、思いのほか読みやすかった。
後からじわじわ来るタイプかな。じっくり家で読むのがおすすめです。
しっとりした大人の雰囲気。独特のタッチも雰囲気あります。
「クマとインテリ」はまんまクマ系カメラマン(年下)と
眼鏡スーツのインテリ(おじさま)のお話です。
インテリ眼鏡!おじさま!萌えます。
お相手(攻)が年下クマってのも、意外性があっていい。
クマが意外といじらしいのもいい。
ナチュラルだけど、日常のリアルさ、
キャラやその背景で(キャラクターが日本人ではないので)
非日常感も感じられて、両方楽しめる美味しいとこ取りの1冊
と言う感じがしました。
こういう本を読むと、BLの間口ってもっと広くていいんじゃないか!?って
気になりますね。
メンズラブ?おじさま達のお話をもっと読みたいです。
bassoさんの本は初めて読みました。
今まで手を出したことない絵柄の漫画だったけどすんなり読めて読後もよかったです。
・コンテ
インテリ紳士・眼鏡・政治家が大好物な若者ネーリと三流政治家アルの話。
ネーリが可愛い。
遊び人でリバもイケて、おバカなネーリが好み過ぎる。
・クマとインテリ
前首相とパパラッチの話。
クマっぽい26歳×インテリ眼鏡の話は初めて読みました。
インテリ受けが意外とイケる。
26歳が26に見えない。
インテリが若く見える…。
前首相はネーリを前の話で抱いてます。(念のため)
・マニフェスト
長い間恋をしてない下っ端議員秘書(処女)と選挙ポスターに落書きした若者の話。
秘書が乙女だなあ。
恋に免疫がないとこーなるもんなのかなってくらいに過剰反応。
攻めのキャラがいい性格してる。
・ジェラートにまつわる三つの短編
【ジェラート談義】
男3人がジェラートを食べながら話してる話。
モリモリたべる姿が可愛くて好き。
甘いもの食べる男の人って基本魅力的だよね。
【追われる男】
追って来た男が持ってきたジェラートを追われた男が舐めるコマが好き。
【昼下がりの部屋】
2人の背景が曖昧でよくわかんなかった。
攻めが家族とうまくいってない(おそらく受けとの関係のことで)ことを心配する受けが攻めの父親が持ってきたジェラート食べて泣いちゃう話。
・シガーロ
世界禁煙デーの1日禁煙で葉巻の味のしないちゅうをする話。
・金持ちと修理工
修理工が金持ちの家の配水管を修理してる間に金持ちが修理工をもてなす(お礼、道楽)準備していたという話。
・黒山さんのニオイ
焼肉のニオイはダメで俺のニオイはいいんだ?的な話。(アバウト…)
しかも雲井君は黒山さんを以前抱いているという。
これだけ日本の?リーマンたちの話。
ジェラート談義と黒山さんが好みだけど、この本は全体的に好きな部類でした。
オノナツメさんのBLネームがbassoさんなのは皆さん周知の事とは思いますが、やはり、オノナツメよりbasso作品の方が好きなのは不思議な気もしながら何となく雰囲気・イメージなのかな?とも思ったり。
ぱっと一読しただけでは画集を眺めているようで、流してしまいがちなんですが、何度も読み返したくなるのは神だから?
「コンテ」・・・インテリ・眼鏡好きな青年が、恋人の政治家を通して、外見ではなくて一生懸命だからカッコイイと知る
「クマとインテリ」・・・「コンテ」で登場した前首相のパパラッチとの閉じ込められた一日、愛の写真。
「マニフェスト」・・・議員の息子とポスターに落書きをする男、お人よしの恋
「ジェラートにまつわる三つのお話」・・・マルチェッロのジェラテーリア、甘い☆
「シーガロ」・・・タバコの味のキスより葉巻の味のキスは美味い
「金持ちと修理工」・・・こんな道楽があったら、その後おいしくいただかれてしまっただろうか?
「黒山さんのニオイ」・・・おっさん&眼鏡萌え
この方のマンガは、セリフがなくても絵だけ見ているとそれだけで膨らんで世界が見えてきます。
登場人物の目と口ですべてが物語れる感じ。
この物語達に登場した、質の良いジェラート・葉巻・メガネ・石畳・街並み・人々、全てが時を経るごとに深みをまして味わいを濃くしていく、そんな良質な作家の作品です。
受け・攻めにこだわらない作りもいいな~
オノ・ナツメさんが別名でBLを描いていると知り、正直絵柄とデザイン目当てで手に取りました。
絵だけじゃなくて話も独特な作風の作家さん。着眼点が斬新。絵も、見せ場の描き方やタッチが斬新。独特の線とデッサン、そして雰囲気。
デザイン齧った人間なら、何かしら惹かれるトコがあると思います。
話は初老の政治家さんの落ち着いた恋愛がメインです。
大人のメルヘン恋愛。いなせな恋模様。
結構な、というか初老のおじ様方なのに、やけに可愛い。そういう不思議な魅力がたっぷりの1冊です。
1 高級リストランテの給仕(年下)×政治家(オヤジでメガネ) ※リバ
2 カメラマン(年下・ヒゲ)×元首相(オヤジでメガネ)
3 行きずり男×議員秘書
4 ジェラート屋の息子×年上の恋人
5 政治家(ヒゲ)×政治家(メガネ)
6 金持ち×修理工(オヤジでメガネ)
7 リーマン(年下)×同僚(オヤジでメガネ)
『イタリア男、スーツ、眼鏡、ヒゲ、オヤジ』これらのワードにトキメキを覚えた方は手に取って損は無いと思います。
ベタベタしてラブラブなBLは見飽きたという方にオススメしたい。重厚なメンズラブです。
政治界のお話し。
おっさん率高かったですwあとスーツに眼鏡も。
オヤジ萌えな方には読んで欲しいです。
登場人物の名前は全て横文字で、雰囲気とかなんだかお洒落な感じがしました。
読みやすかったですしね。
一番好きな話は『ジェラートにまつわる三つの短編』です。
タイトルの通りジェラートが関係する短編が3つでてくるのですが、どれも良かったですw
他にもほんとに数ページの短編がいくつかあってなんだかたくさんのカプを見れた気がしますw
どれも甘々でしたしね~
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
表紙買いしたものの最初は流し読みで終了。で、ある時ふと読み返すと面白ぇ!と目を剥いたミラクル本です。
たんに当時の自分の感性の問題か、キラキラBL本の合間に読んだのがよくなかったのか…とにかくふむふむと何度も読み返しできる内容で、神か萌えか10分くらい悩みました。
ストーリーに入り込んでキャラに移入するより、(吹き出し含めて)視覚的に鑑賞する映画館の観客のようなスタンスで読むことをおすすめしたいマンガでございます。
「コンテ」
ゲイで冴えない三流政治家と、政治家好きだけど政治に関心のない若者の、ラフな関係が変わる瞬間。遊びが本気になる話は無条件で好きですが、汗だくの演説というエピソードを持ってくるのには参りました。スゴイぞ。
「クマとインテリ」
アンチゲイで隠れゲイ元首相が、タイプじゃないカメラマンにバカンス先で押し倒されちゃいます。トゲトゲしい元首相のトゲがショック療法で抜かれ、カメラ男の情熱に引きずられるように、枯れたと思っていた恋愛への情熱が灯る姿にニヤニヤしちまいました。
元首相にとって人生最後の恋なんだろうなあと思うとたまらない。
でもクマがあんまりクマじゃない!(不満)
「マニフェスト」
父親の選挙ポスターに落書きする男に反撃したら、半強姦されるかわいそうな秘書。
ヒドイんだけど悲壮感ないし、なんだかお洒落に仕上がってるんです。びっくりです。
これ以降は超短編が6本続くんですが(多いので割愛)、上記作品以上に後半の収録作品たちにそそられました。
どれも、カップルのある瞬間や時間を切り取ったような断片的な話で、深夜に偶然チャンネルが合った連続ドラマが思いもかけず面白かった!
という心境に近い満足感。なにそれってかんじですが…
登場人物達の抱える事情は説明されないんですが、会話や状況からそれらが垣間見え、ものすごく想像力を掻き立てられます。
行間を読むというより、背景を読む面白さです。
読んでる最中は感じないのに後から見返すと、センスに満ちた1冊という印象。
アイテムの使い方、内容に合わせて微妙に変えた絵のタッチ、説明しすぎない構成、緩急の効いたコマ運び、ここらへんが見事です。
そして最高だと思ったのは、外見的にも立場的にも絶妙なバランスのとれたカップリング作りです。ナイスカップリング賞を捧げたい。
ここに作者さんのセンスと気合いが、特に凝縮されてる気がします。
いい本だ、忘れた頃にまた読んじゃおう。
大事なお知らせを忘れてました。オヤジ受け属性の方には必読書!
オヤジ受けというよりおじさん受けと言いたい感じがものすっっごく素敵でした。
ストーリーは、結構なんか・・・良くも悪くもまったりしてますよね。なんだか重厚なカンジです。
絵だけじゃなくこの人は話の作り方も、あぁすっごくなんか独特なんだな、っていう・・・・・話の舞台の殆どが外国なので、それもあってというか、本当に街角かなんかで本当にあってもおかしくない、いや実際にあるような、そんな肉感的な作りになっています。必要以上に装飾とかしていない、そんな感じ。ノスタルジックでどこか懐かしい気さえ読んでいてしました。
ただ、あまりにも素朴でまったりしているので、結構話、好きな人と好きでない人に分かれるかもですね。私は好きです・・・が、まぁ実言うと話によってはそんなでもなかったり。ただ初め読んでもそんなに面白くないのでも、二回読んだりすると、味がじわじわにじんでくる、みたいなのもありました。
でも、そんな感じの話しもあの、なんとも絵画的な作者の絵と合わせることで、独特の雰囲気をかもしだしている、と言うことだけは間違いないです。
実は、まず話より私はこの人のは絵画集、的感覚で買ってるんですよ。
真面目に、本開けたトタンに (うっ、なんだこの絵画集は・・・ 汗) とまで思いましたから。
とりあえず、この表紙の絵に心惹かれるものがあったなら、それだけでもう買いっっ☆ ってカンジですよ。
美術館の入館料と思えば、安い安い♪
レビュータイトルは表題作のイタリア語表記。
メンズラブもここまで洒落っ気を出せる様に
進化した。
何気ない言葉や仕草が一々色っぽいのは、
大道具や小道具だけの所為では無いだろう。
激情を蒸留して雑味を抜いているからこその
熱さが、ここにはある。
老眼鏡の似合う渋味のある受けと言うのも、
満更ではあるまい。