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作家さんの新作発表
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全部コミカライズしてくれないかな…。 小説でずいぶん前からシリーズものとして出てるのは知ってましたが、コミックスがあったのですね。 2人の出会い編みたいな感じでした。 桐ノ院圭、正直最後の方まで本当にムカつくぐらい嫌いなキャラでした。 自分勝手で人の話を聞かないクセに自分の方からは力ずくでくる。 何様なんだこの野郎みたいな。 でもってコミカライズなので途中のお話がすっ飛んでるみたいで(回想セリフだけで済ませてるけど、そんな事があったんかい!)。やっぱり小説をそろえないとダメなんだろうか…。 でも集めたいと思うほどには、この2人が気になっている。
富士見二丁目交響楽団シリーズのコミカライズ版。
小説の方は一応シリーズ完結?(といいつつ、外伝といいながら本編ストーリーをずっと引っ張っていたけど、それもまあだいたい収束)したが、1冊きりの、このコミカライズ版は、これから長く長く続く悠季と圭のそもそもの出会いを描いていて、わたしがこの長いシリーズにつきあい始めるきっかけになった因縁の本です。
コミカライズされているのは小説版の第1巻「寒冷前線コンダクター」と第2巻「さまよえるバイオリニスト」から「コンサートはお好き?」。
あっさりと第2巻の前半部分を飛ばしたことで、二人の関係の始まりが寄りシンプルに伝わってきます。
原作小説の方は、途中から悠季と圭の恋愛物語より、悠季と圭の音楽家としての成長の方がメインとも言えるようになってきますが、それはそれ、そこまでにいたる二人の物語のとっかかりとして、原作シリーズ未見の方におかれましては、どこかでこの本を見つけましたら、是非一度お手にとって、読んで頂きたいと思っております。
かなり以前から出ていたシリーズで、未だ番外編などが出版され続けているという事までは知っていたのですが、シリーズ物は後から追うのがなかなか大変で手を出さないままでいました。
特にこのシリーズは本当にたくさん出ています。
今徐々に集めて読み始めていますが、まだまだ先は長い・・・でも、面白いのでコンプ目指します。
さて、この漫画は気になりながらも手を出すのを躊躇っていた私にとって、小説を手に取る良い足掛かりにもなった一冊でした。
コミカライズはこの一冊だけのようですが、もし可能なら続編も出してほしいぐらいです。
作品の舞台が音楽の世界と言うのも素敵です。
芸術とBLって合うなぁ・・・と改めて思いました。
先に小説版で出されている「寒冷前線コンダクター」のコミック化作品です。
描かれているのは後藤星先生。
この方はフジミシリーズの第4部からの挿絵を担当なさっていますので、まったく違和感なく、コミックも読むことができます。
小説版で名シーンといわれる、あの「ヴァーグナー」のシーンですが、小説版で読む時とまた違った感じで音の迫力がありありと感じられて、ああこんな風に悠季は…、と感情がシンクロしてしまいました。
もちろん、先に小説版があったからこそ、コミック作品も生まれることができたのですが、この作品だけでも十分に読み応えがあって、原作に忠実でありながら後藤先生のオリジナリティーも感じられる作品になっていると思います。
わたしが個人的に好きなのは、桐ノ院圭に強姦され、もはやどうしようもない事実に思い至った守村悠季が、「ヒヒヒ」と錯乱した笑いを発した後に「寝よ」と、電池が切れたようにベッドに倒れこんでしまうシーンです。
前に小説を読んでいて、自分が想像していたのと同じようなアングルだったのでものすごくうれしくなってしまいました。
悠季が階段から素っ裸で転がり落ちるシーンも、シリアスなストーリの中でややコミカルで、秋月作品の「シリアスな中にもコミカルなシーンが点在する」という作風にあっていると思いました。とても好きな作品です。
フジミシリーズの第一作目のコミック化でありながら、
恐らく淡々と遇されていた一冊であろうかと思われます。
フジミシリーズが世間に知られる様になった要因の一つに
97年に製作されたOVA「寒冷前線/雨のち嵐」の存在が
在ろうかと思われます。
そのOVAの余りに鮮烈な印象故にこのコミック化作品の
印象が薄くなっている事は恐らく否めますまい。
然しながら。
フジミ未体験の方にはこのコミック化作品の方を評者は
推薦したく思います。このコミック化作品の方が、恐らく
登場人物の心の襞を訴える描写に長けているからです。
名作に大仰な装飾は、恐らく要らないのですよ。