カンチガイラバー

kanchigai lover

カンチガイラバー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神55
  • 萌×249
  • 萌14
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
21
得点
518
評価数
123
平均
4.3 / 5
神率
44.7%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784403666551

あらすじ

通称・カンチガイ製造機と言われるイケメン部下の佐伯に密かに片想いをしている白鳥。 素直になれず佐伯に厳しく接してしまい落ち込むが……!?

表題作カンチガイラバー

佐伯 サラリーマン,部下,24歳
白鳥 サラリーマン,上司,33歳

その他の収録作品

  • カンチガイじゃないラバー(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数21

勘違いから始まる恋

白鳥が部下で9歳年下の佐伯に片思いしているところから始まります。

勘違い製造機とあだ名がつく佐伯は誰に対してももしかしたら自分に気があるのではと思わせる言動をする罪な男です。
好きでもないのにそんなこと言うの?と少しモヤモヤしてしまいました。

白鳥が佐伯に同性愛者だとカミングアウトしてから佐伯があっさり白鳥を好きになってしまうので、物足りなかったです。

えっちはしてますが、修正が入るような描写はないです。
現実と妄想の間で右往左往する白鳥が可愛かったです。

0

コミカルリーマンもの

木下さんは多作ですね。いろいろなパターンのカップルを描いておられます。
こちらはコミカルな作品。
できる上司、隙の無い格好いい白鳥ですが、実は乙女、というギャップが楽しめる作品。
対する攻めさんは部下の佐伯。飄々として誰にでも優しく、ついたあだ名が「カンチガイ製造器」。自分のことを好きなのかも?と思わせてしまい、色々な人から好意を寄せられるという、人たらし。しかし本人は全く無意識で悪気がなく。。

佐伯の言動に、いちいち乙女反応する白鳥さんが可笑しく、クスッと笑えて楽しめます。

0

勘違いしてみたい

佐伯にトキメイて変な勘違いして(いやいや、ないだろ)って白鳥みたいな一人遊びしたい!楽しそう!!
本当に好きな場合はちょっと虚しくて疲れちゃうかも知れないけれど
白鳥は妄想はたくさんするけれど理性的で、33歳まで恋人もいたことがないって風に読めたけれど、白鳥ステキじゃない?そんでバーではぶっちゃけてるし、どうして彼氏できなかったんだろ
理想が高いからなのかな
ビジホでのアクシデント、あんとき明かさなきゃいけなかったかなぁ
そこから仲が発展したんだから明かしてよかったんだけどさ

とにかく佐伯にトキメクごっこが楽しそうで、白鳥がかっこよくて可愛くて、楽しかった
可哀想なところがなくて良かった

0

勘違い製造機VS妄想のプロ

王子様的ルックスと、紳士的振る舞いで老若男女をたぶらかす佐伯に恋した上司・白鳥の物語でした。

立場上厳しくて頼れる上司を演じてますが、中身は恋する乙女そのもの。
佐伯に内心キュンキュンしたり、妄想内でイチャイチャしたりしています。
だけど妄想が現実味を帯びた時に、どうすればいいのか分からなくなる33歳の妙齢ゲイ。
とっても可愛かったです。

もしかして白鳥さん童◯処◯だったのかしら…。
濡れ場はアッサリとしてて、またそれもお話の可愛らしい雰囲気に合ってて好きでした。

妄想の君より現実の君はもっとカッコいい…という締め方も良かったです。
脳内のセリフ多めな部下×上司ラブコメでした。
白鳥さんと一緒にキュンキュンできますよ。

0

カンチガイからの

勘違いはお互いさまだったんですね。

最初はかっこいい厳しいデキる上司だった白鳥が、どんどん乙女になっていくのがおもしろかったです。

それでも、うじうじすることはなく、意外にも自分がゲイであること、佐伯を好きなことをあっさり告白したなと思いました。
こういう展開イライラすることがなく好きです。

佐伯は佐伯なりに、白鳥がゲイだと知ってから、白鳥のことを好きかも知れないとたくさん考えたと。それがあっての告白だけに、気持ちは固まっているし、情熱的だし、好感が持てました。

白鳥は叶うとは夢にも思っていなかった、妄想の世界が現実になって、結ばれる時「好きです 好きです 白鳥さん」と言ってもらえて、夢みたい、でも夢じゃない…としあわせそうな顔がよかったですね。とこちらもうれしくなりました。

ありそうでなさそうで…でも、ぐっとお話に入り込めて、キャラの心情が伝わるストーリーづくりが木下先生はほんとお上手だなぁと思います。

0

現実は妄想よりも素敵だった♡

『京極家の結婚』に続いて読んだ木下けい子先生の作品です。

会社員 佐伯と上司 白鳥のお話。

クールで仕事も出来るリーダー 白鳥は、部下の佐伯に恋しています。
しかし、自分はゲイで佐伯はノンケ、おまけに9歳も年下。
一生届くことがない片想い。
今日も、脳内では佐伯との恋愛シミュレーションをするのですが…。

32歳にして未だ恋愛経験がない白鳥。
佐伯の憧れの上司として大人の男を演じています…が、裏では、佐伯の一挙一動に振り回さる日々。

一方、イケメンで王子の佐伯。
紳士的でみんなに親切なことから付いたアダ名は「勘違い製造機」。
白鳥のことは上司して尊敬しています。

ある日、白鳥は佐伯と一週間の出張に行くことになりました。
順調に仕事を遂行していましたが、手配ミスで最後のホテルが同室になってしまいます。
それもセミダブル。
白鳥は意を決して佐伯に伝えました。
「僕はゲイだ」
…だから、自分は椅子で寝る、と。

その後、同じベッドで寝るのですが、白鳥は背を向けて落ち込みます。
――俺程のバカは見たことがないよ
泣くのを我慢する白鳥にウルッとしちゃいました。
片想いの相手にゲイをカミングアウトしたばかりか、好きなタイプは「大人の男」と嘘まで付いてしまって…。

ところが、白鳥のカミングアウトにより、佐伯は新たな視点で考えます。
――なんだか凄く可愛い
そして、白鳥の恋愛シミュレーションを越える怒涛のアプローチを開始しました。
「勘違い製造機」の佐伯と勘違いしたくない白鳥の恋愛攻防戦?!
果たして、佐伯の真意は?

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、会社のスタッフ、取引先の広報部長 鴨志田さんが登場します。

Hシーンは、本編の最後に1回だけ。
ほとんど朝チュンと言ってもいいでしょう。
でも、白鳥の可愛い妄想で満たされているので満足です(笑)
妄想では百戦錬磨でも実践はゼロの白鳥。
これからは、現実の佐伯からいっぱい愛されて欲しいな♡

描き下ろし『カンチガイじゃないラバー』
本編のその後のお話。
最近、妄想と現実の区別がつかなくなった白鳥。
…それは、愛されている証拠だよ‼

もぅ、めちゃくちゃ可愛いお話でした♡
全体的にラブコメディですが、白鳥の恋心が作品の雰囲気を盛り上げています。
また、木下けい子先生の繊細な絵柄がキャラの感情を上手に表現されていて物語に惹き込まれました。
「俺のモノになってください」
それは、妄想でもなく勘違いでもない。
白鳥の想いが届いて本当に良かった!

個人的には、この後のラブラブな2人を拝見したいな。

大人の可愛い恋物語♡
キュンキュンしたい方や片想いのモダモダがお好きな方におすすめの作品です。

1

嫌味なく可愛すぎる33才

33才の男性と言ったら、職場でもある程度評価されて、可愛いと言うよりカッコいいと言われる年齢ですが、白鳥、可愛すぎました。
しかもまったく嫌味がない。あざとさもない。
あるのは心配になるほどのピュアさのみです。

会社で9つ年下の部下・佐伯(24)に恋する白鳥(33)。
「勘違い製造機」と呼ばれる佐伯の天性の人たらし術に、妄想が止まらない白鳥だったが…。

佐伯のナチュラルなたらしっぷりがすごいです。
相手のミスに対するフォローの一言が、完全に口説き文句。
相手のことを「いつも見てますよ」というアピールに思えることをさらっと言う。
ただ気配り上手で、周囲への目配りもちゃんと出来る子なんだろうけど、そこに王子様風のルックスが加わったら、たぶらかされてしまうよね、という感じです。

そんな「老若男女・全人類惑わせ隊長」な佐伯の一挙手一投足に、脳内は「好き!」「もう好きにしてくれ!」状態ながら、表面上はきつい物言いをしてしまう白鳥のじたばたが面白すぎます。
あとがきで木下先生自身も書いていましたが、「デキる上司」と「じたばたピュアおじさん」の割合が、確実におかしい。
登場時はキリッとしていたはずなのに、ページをめくるごとにその姿を忘れそうになります。
だんだんリーマンの着ぐるみを着た女子中学生に見えてきますよ。

佐伯の気持ちがちょっと予想と違っていて、1週間の出張の最終日の辺りで「もしかして佐伯、仕組んだ?」という読者の淡い期待は打ち砕かれるものの、結果オーライでしょうか。
ただ、24才にしてこの性格。
これからも他意なくたらしまくって、白鳥をやきもきさせるんじゃないかと心配です。
さらに旺盛な好奇心が、他に向いてしまわないかも心配。
そんな余計な心配をしてしまうくらい、本当に可愛い33才でした。

ほわっとしていて、クスッと笑える作品を読みたいときにはピッタリです。
きっと白鳥を好きになってしまいますよ。

1

ちょろいリーダーが可愛い!

32の恋愛初心者白鳥がちょろくてとにかく可愛かった!心の声がいちいち笑えて癒される。

夢見る天然おじさんが白馬の王子さまをゲットしたきゅんきゅん話。もう可愛いが詰まってる一冊だと思う。佐伯君は将来性も抜群だし!将来安泰、良きカップル!
日常に疲れたときのお薬になるような一冊だと思います。

ところで勘違い製造機君の佐伯はゲイ告白されたからって、自分が好きだと言われたわけでもないのに、なんでいきなり白鳥をそういう対象で見ようと思っちゃったのかな?なんかそこはよく分かんなかったけど、二人揃って可愛かったです。

2

勘違い製造機

木下けい子先生の作品は、さらっと気負わず読めて面白い。うとうとしながら寝る前に読むのにぴったり。この読みやすいさらっとさに萌2付けたい気もして悩んだ。

誰かを不快にさせる気はないのですが、率直な感想として、これ女性向け漫画で白鳥さんが女性だったら読んでられないだろうなぁと思う。

佐伯みたいな人がひねくれた自分は苦手でして。むしろ好感を持ちたいゆえに、佐伯の腹黒さとか出てこないかな〜と思ってましたが、結局ずっと王子でした。料理はできないとか絶妙な抜け具合含めて王子よね。

白鳥さん、ビジネスホテルの湯船にしっかりつかる辺り変な人だよな。あとがき見て、やっぱ白鳥さんはジャンル変な人でよかったんだと確認できました。

1

木下けい子先生流「罪な男」

口絵がステキ~!!バックの花はマーガレットかな?と花言葉を調べてみる。「真実の愛」が目に止まったけど、 英語の花言葉の「secret love(秘密の恋)」の方がピッタリくるかも。

32歳の恋心を惑わせ振り回す、9歳年下の勘違い製造機。部下の佐伯君の何気ない一言で白鳥さんの妄想スイッチは連打される。ふいのボディタッチ+思わせぶりなセリフの何たる破壊力!
恋に年齢は関係ないと百も承知しているけれど現実とのギャップに、飲み過ぎてしまう夜もある。
佐伯君がいい意味でフラットなんです。穏やかで育ちも良さそうで人の悪意なんかとは無縁て感じで。
最初は明らかに白鳥さんの妄想でしょ?と思っていたようなことが、話数を重ねるごとに現実として起こっていく展開にワクワク。
最後の最後まで次はどんな風に登場して、どんな殺し文句で白鳥さんをキューーン死させるのか、佐伯君の動向から目を離せない作品でした。

4

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