嫌い、大嫌い、愛してる。

kirai daikirai aishiteru

嫌い、大嫌い、愛してる。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神273
  • 萌×247
  • 萌20
  • 中立22
  • しゅみじゃない18

--

レビュー数
51
得点
1635
評価数
380
平均
4.4 / 5
神率
71.8%
著者
ARUKU  

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344842854

あらすじ

「君の処女を30万で買ってあげるよ」 その一言から狂おしい恋と残酷な復讐劇は幕を開けた――。寂れた地方都市でつましく暮らす作業員の奏。東京から赴任してきたエリート所長の凍月。対照的な二人の男が出会い、脅し脅されるうちに心と身体が深く絡み合ってゆく。2ヵ月後、奏が意識不明の重体で発見されるまで・・・・・・。ドクズ男と無垢男、本当の愛を知るのはどっち?

表題作嫌い、大嫌い、愛してる。

20代,既婚,左遷されてきた所長
28歳,難病の母を介護してる作業員

その他の収録作品

  • 第1章 ドクズの告白
  • 第2章 黒ずむ太陽 凍てつく雨
  • 第3章 小鳥が猛禽を狩る日
  • 第4章 恋獄
  • 第5章 愛してる、愛してる、愛してる。
  • 断章 白い冥路のライオン(描き下ろし)
  • 最終章 逃亡者
  • そして二人は(描き下ろし)

レビュー投稿数51

タイトルの意味

何度も読み返すくらい大好きです。
読み進めるほど話にのめり込んでいきましたが、最後まで展開が読めませんでした。
鬼畜でクズで既婚の凍月(攻め)と優しくて無垢な奏(受け)の心情が面白いくらいに変化していきます。人との出会いで、こんなに人間変われるのだと感心しました。。
金で買われて無理やりなエッチ描写が多いので受けは結構かわいそうです。(でもごめんなさい、私はそういうのが大好きです)
ラストまで読んでタイトルの意味がわかったような気がします。素晴らしい作品でした。

1

読み応えあり!

甘々ハピエン好きな私にはちょっとハードかも、
と言われながらもARUKU先生の他の作品が良かったので読みました。
すごく読み応えがありましたね…!
初めて恋をしたクズ男と、これでもかっていうくらい不幸な美人。
憎い、嫌い、殺したい、自分が死ぬことで相手を苦しめたい。
それぞれの強すぎる感情にめちゃくちゃ引っ張られ、終わりのページが見えているのに全然ハピエンの兆しが見えなくて焦りました…。
読み終わってからカバー下のふたりの姿を見て
救われました。

1

クズと自覚しているクズのクズさがクズい…!…のに…‼毒を以て毒を制す、その猛毒が「愛」にしか見えない

えーーー…っ…(>ω<)
なんて作品なんですか?!
もぉ…感情センサーぶっ壊れちゃう位に揺さぶられました
すごい…すっっごい…良かった…

1クール分のドラマや長編映画の3部作を一気見したような読後感…!

正直何度も読み進めるのが辛い…って思う時がたくさんありました
世の中の「不憫」を全て背負ったかのような秦くん…見てられないって何度思った事か…
古くは「おしん」やはたまた昼ドラ、韓国ドラマみたいなとにかく不憫な主人公な秦くん
「シンデレラ」のような明らかな救いがありそうな逆転優勝が見えるような不憫さではなくて、どちらかというと「人魚姫」のような仄暗さが漂う不憫さがアクセル全開で襲って来ます

そんな秦くんに不幸の追い打ちをかける凍月
クズと自覚しているクズのクズさがクズい…!

クズ VS 不憫
勝負の見えているかのようなこの出会い…
この出会い、そんな簡単なものではなかった( ゚Д゚)

何度も読み進められないと思いながらも止められないのはどこかに希望を見出して読みたい!という縋るような思いが大きかった
だけど、そんな縋るような思いでは見れない景色が広がる世界にどんどん手を引っ張られて行きます
「捨て身の強さ」とでも言うのでしょうか
秦くんが凍月への対峙を決めていく辺りからの引力は凄かった
正に毒を以て毒を制す!

クズという毒に復讐という負の毒
マイナスとマイナスを掛け合わせるとプラスになるような、この2人だからこそ毒にも解毒薬にもなるような化学反応
毒と言う名の「恋」が掛け合わされ生成された2人の「愛のカタチ」に心が震えました

最後の犬の成長に私は希望を感じずには居られなかったですし、素直に私はハピエンだったと受け取りたい‼
こんな風に自分なりのエンドを楽しめるのもこの作品を読んでみる価値のひとつだなって強く思います⸜⸜٩( 'ω' )و //

最後にちょっと濡れ場に関して…
エロ度、標準になってますがだいぶエロかったな…って思いました
何と言うか、行為としてのエロさも情交含んだ意味を持ったエロさも…///様々な意味合いを持った濡れ場が繰り返されます

そして最も「濡れ場」だな、と思ったのは喪服での求め合い 
そのモノローグがめちゃくちゃ響きました
(本編描写引用します)
『だから その日の君は 可哀想で 最凶に 可愛くて』
人の死を目の前にした時に生存意識(生殖意識)が高まる男性は多いようで…何か喪服シチュってすごく「濡れ場」から遠いようで実は最も欲を掻き立てられるのかも知れませんね

いやぁ…すごい1冊でした
読んで良かった!!!!!!
これに尽きる!


地雷要素は多そうですが細かく書くと内容にも結構関わりそうなので主要?な地雷描写を…
女性軽視な描写あります、女生との絡みあります、メインキャラとは関係のない男女の絡み描写もあります、流血ありますナドナド…


修正|白抜き、たまに発光過ぎて無、anlは白短冊(シーモア)

3

爽やかな面したクソ野郎

メルヘンチックな絵柄に反してエグい話でした。あのキラキラお目目なのに本当に口が悪いw加えてクソ野郎の多いこと…田中さんと診療所の先生だけが救い。昭和50年代設定みたいだけども、戦争を知ってるって、先生いくつ?若く見えるけど50くらいなのかな?

濡れ場が多いですが奏が骨が浮き出ている痛々しいほどの痩身で不憫にしか感じられませんでした。あんなに痩せてて現場仕事なんてできるのか心配です。
凍月は本当クソ。改心したかのように見せ掛けてなんでそこで犯そうとするのかという場面が2回も…。始まりがアレだからセックスが相手を繋ぎ止める手段だと思っちゃったのかなぁ。
奏甘やかされたの初めてだったんですかね…泣けちゃう…

ラスト皆さんそれぞれ解釈が違うみたいですね。
私は『そして二人は』の言葉からハッピーエンドだと信じてます。デロデロに甘やかされて過ごしててほしい。

凍月の寝言の「ふにゃ」が可愛いかったw

2

絵柄が

泣けるとか刺さる系の作品としてすすめられていたので
評価も高かったしと試し読みなどなしで購入しました。

結果、絵柄のブレというか、顔の向きと視線と身体の向きがあってないのが
シリアスな作品なだけにどうしても気になって集中できませんでした。

メリバや鬱エンドは好きですが、このお話の場合はそこまでいくまでの過程で、
中途半端に時代設定が近代な分、それはさすがに無理くない?と思う点がおおくてモヤッとしてしまいました。

3

天国ではないと信じたい

話の内容もさることながら沢山の考察の中に、最後は夢で本当は二人は死んでいる。と誰かがレビューしていたのを見ました。私は二人がやはり助かって仲良く暮らしているというハッピーエンドを信じたいです。

3

No Title

何故だろう。わけわからんくらい泣いた。

3

醜悪からの贖罪と昇華

昭和のドロドロ濃厚なメロドラマテイストで、ドクズの鬼畜の所業、不幸な境遇など醜悪なものをさんざん見せられての復讐、純愛、贖罪の流れに圧倒されました。
それまでの全てがフリになっていますね。

奏が不幸のスパイラルから復讐へ転化するところが爽快でしたし、それが愛へ変わるのは予想できたものの(ストックホルム症候群的な)まあフィクションだしと、おもしろく描かれているなと思いました。

何より最終章の「逃亡者」がよかった。
ドクズの凍月が献身的に奏を看護する。
それこそ人が変わったように。
長い間、孤独と戦い苦しみながら奏の帰りを待つ。
凍月なりに罪を償っている姿に胸を打たれます。
ま、全部こいつが悪いんですけどw
背景の海が2人の心を表しているようでとてもいい。メロドラマのエンディングという感じもするし。
奏が微笑んでいるのは、凍月を許しているのか、ざまあみろと思っているのか、一緒にいるのがうれしいのか…いろいろ想像できるのもいいなと思いました。

奏が目を覚ましたタイミングは私も、ウソやろ?!と思わず声に出て笑ってしまいました。
地獄を見た2人が真の愛を見つけたハピエンだと思います。

2

純文学作家が書いた通俗小説・メロドラマ

昔、菊池寛が、通俗小説・大衆小説、「真珠夫人」を書いて大成功した事を思い出しました。作家さんは文学をよく読んでいる方だと思います。明らかに、絵でお話を進めるタイプではなく、文字でお話を表現するタイプの方です。「残酷って、綺麗ですね。」など、文学的なテキストが並びます。内容は大メロドラマなので、メロドラマがお好きな方にはお薦めです。メロドラマには涙がつきもの。泣くことを覚悟して読んでください!つらいエピソード、てんこ盛りです!作家さんは、漫画の原作なども手がけていらっしゃるようですが、作家になっても成功されるのではないかと思いました。

4

この作者さん凄い!

とにかくストーリーが壮大で,読み終わったとき映画をみたかのような感覚でした。
本当に素敵な作品だったのですが、
過激な描写も結構あったり、心配になるような痩せ細った身体など、どうしても読み返そうとは思えませんでした。

2

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