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二人はただのクラスメートだったのです ――保健室でセックスするまでは。
gakuentengoku sore wa koi desu koizumikun
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「下衆BL」が発端になっているそうで、読んだ後もそんな印象が強かったです。
私はごく平凡な感性しか持っていないので、下衆というか性格の悪い登場人物が基本的に苦手です。
ではなぜ神評価になったかというと、攻めの柏原君による所が大きいと思います。
このお話は下衆で腹黒の小泉君(受け)が「改心」するとか「公正」するという方向性がなく、ただただ「そんなお前が嫌いだ」というシンプルな投げかけに尽きます。
相手に引導を渡すというか。
私はそこにスカッとしたし秀良子先生最高と思いました。
下衆をそのまままるごと愛せたらそれは幸せなことだと思います。
しかし、嫌なことをはっきり嫌と言い自分を貫ける柏原君がとても素敵に思えました。
彼は良くも悪くも嘘をつかないという意味で「真っ当」であり、決して善人ではなくクラスメイトから見たらクズ寄りなのかもしれません。
小泉君と違って複雑な所がなく単純で、私はその単純さが懐の深さにも見え気持ちよく感じました。
自分を偽っていた小泉君が柏原君に惹かれる理由も分かります。
でも、柏原君と同じ世界に立つために小泉君が残された道は、もう自分を顧みることしかないんですよね。
幸いにも彼は自分を客観視できる冷静さと素直な感情を認めることができる子でした。
彼が歪になってしまったバックボーンが垣間見れたこと、「クズの条件」で描かれたいた真正のクズ男との対比もあって根っからの下衆でもありません。
根は良い子なんだ…とも思えませんでしたけど(笑)
ケンカップルっぽさもあり、小泉君はむき出しになれる相手がいることが幸せなんだろうなと思いました。
彼らは彼ららしくお互いを思いやっていく、みたいな暖かい関係を作っていくんだろうなと思います。
最後の短編「ロングバケーション」も、一コマのどんでん返しがとても良かったです。
明らかに秀良子先生の作品群から浮いています。表紙が既に浮いている。それで読むのを相当ためらっていたわけですが、読んでみると、王道ストーリーを秀良子先生が描くと王道ではなくなって、秀良子先生の色が逆に色濃く出て、やはり大好きだと認識させられました。
相変わらずBLへの女子の介入のさせ方がお上手で好き。なんの取り柄もないなんて悲しい事言わないでC子!!君は最高だ
表題作と、短編1作が収録されています。短編は先生らしい雰囲気なのですが、どちらもいつもよりエロ多目です。短編はもともとR18アンソロが初出ですしね!
表題作も大変面白かったのですが、それよりも同時収録の「ロングバケーション」がヤンキーっぽい受けが大好きな私の性癖にはグサリグサリとささりました。
短編ながらも凝縮された内容にアッパレです。
あくまでも個人の意見ですが、この短編だけで神評価付けたくらい好きです。
表題作ですが、逆カプの方が個人的には萌えたかな〜といった印象です。
ただ、「女子BL」に掲載されていた秀良子先生の漫画が好みだった方にはぜひ手に取っていただきたい一冊です!
彼らの物語の前置きと続きがたっぷり読めます。
モブの女の子がめっちゃ出ます。
モブキャラでも女の子出るの地雷な方にはオススメしません。
が!私は秀良子先生の描く女の子が!好き!!!!
彼女達はユーモアがあって強く、妄想力があり、ときめく瞬間はドキッとするほど可憐で愛らしい。
どうしよう、全然BLのレビューぽくないのですが、
このお話ではモブの女の子が主役二人にプラスの影響を与える過程がとても微笑ましいので、結果、オススメなのです、、!!!
(あとクズキャラが出るのでクズキャラ好きの方もぜひ)
秀良子さんがこれを描く必要ある?
って思ってしまいサラサラと読み流していた今作。
可愛い顔した人気者の裏の顔は襲い受けのゲスいヤツって話、保健室で手縛って無理矢理とかそういうのです。正直よく見るしあまり好きな題材でもない。
秀良子さんにはもっとならでは、みたいな秀良子さんしか描けないものを描いて欲しいって思いもありまして。
でも今回真面目に読んでみた所、
女子の使い方、隣のクズお兄さんのキャラ(なんでこんなに面白く描けるの?)、アンソロの「下衆」「女子BL」「屑」のテーマに沿って一つの作品に纏めた事、ラストの王道展開への持ってき方、描き下ろしのオチ、に至るまでそれは見事でして。
正直レビュー書く前は評価は中立かなぁでも短編の方は好きだから萌かなぁと思ってたのですが、いやいやこれ凄い作品だわ。
好みの題材じゃない事に変わりはないけど、これだけ計算された構成(もしくは天才は一つの話からこれだけ枝葉を広げて纏め上げることが出来るのか?)とそこかしこに散りばめられたセンスの良さには舌を巻く。
そろそろ自分の思い込みで読まず嫌いする癖直したい。
「ロングバケーション」
20数ページのお話ですが、
いいんですこれが。
キスもセックスもするけどあくまで「友達」として付き合う2人。いじらしいなぁ。
ラストもイイわー。
あとやっぱり秀良子男子にはこの脛毛が無いと!
作者さま買いです。
1話目早々のエロは秀良子さんの作品では珍しいような。
いつもガンダーラに本編でたどり着けないと嘆いてらっしゃるのに。
可愛いのにゲスいという小泉くんのキャラが私は大好きなのです。
柏原君のことが好きなのに、普通のアプローチなんか知らない。
だから縛って襲っちゃったり、変にちょっかいかけて柏原君を苛立たせている。
「嫌いだ」って言われちゃった後のダメージ受けてる小泉くんが切なかった。
小泉くんが歪んじゃった原因の元セフレ康成が学校に乗り込んできた後の、屋上でのシーン。
可愛さを装うことなく、素で言った告白、良かった…それでいいのよ小泉くん。
中森さんもまた良いキャラで。物語に欠かせない存在となってます。
作者さんの描く脇役女子ホントにいい味出すわ〜。
あと「ロングバケーション」という短編が。
出会って8年目でキスをして、その1年後にセックスをなんとなくするようになった二人のお話。
芹沢はずっと好きだったんだろうな、最後の泣き顔が全てを物語ってる。
幸せなお話でした。
間違いなく、神でした。
こんな感じの、ギャップがある作品を読みたかった。
あとがき読んだら、短編集を集めたものだったんですね。
きちんと繋がっていて〜面白かったです。
キラキラしていて、みんなの人気者〜小泉くんの下衆っぷりが、素晴らしかったwww
クラスメイトの女子の中森さん〜これまた、良いキャラでしたね。
柏原くんと付き合ってからのお話があるんですね。楽しみです。
ロングバケーションは、ページ数少なかったけど、かなり良かった!
真田くんの言葉に涙した芹沢くん〜良かったね!
表紙からしてかわいらしく、秀良子先生の他作品とは毛色が違う雰囲気の本作。
たまたまアンソロジーで読んでいたので、どういうお話かは大体知っていましたが、あれきりで単行本は未読でいました。
アンソロはあの表紙と下衆に惹かれて買っていたくらいなので下衆は比較的好物です。
本作の下衆は小泉くん。
同意のない性行為は下衆でしかないのだけど、それ以外は美貌を生かした裏表のある子…程度で、そこまで胸くそ悪く感じないです。
見た目が可愛らしいので、読み手の好みでハマり方が変わるのだろうなと思います。
柏原くん好きだなー!先生の描かれる太もももと背中と陰毛と脛毛が好きだー!お尻もいいー!と絵に対する萌えと敬意を感じつつも、お話自体は頭を抱えるような萌えを抱かずサクッと読み進めていました。
1話読みりきりではなく続くお話なのですけど、1話1話纏まりがいいのであまり纏まった時間がない時に途中で読むのを切り上げても続きを読みやすいだろうなと思います。
正直なところ、早く小泉くんが攻めてくれないかなという気持ちが湧きます。
冒頭で分かる通り彼は本当は柏原くんを攻めたいんですけど、受けもできるのでノンケバージンの柏原くんに譲歩して受けてるんです。
見た目通りの左右より、逆の方が絶対萌える…!
そんな具合であまり滾りきれなかったのですが、まさかその先に電流が流れる衝撃の萌えとの出会いがあろうとは。
「ロングバケーション」
好きすぎました!!!!!!!!
こちらもアンソロジー収録作なのですね。
知っていたけど買っていなかったあのアンソロにこんな素敵な作品が収録されていたなんて。
うっ..読めてよかった……!!!
こちらが神評価にした理由の9割と言っても過言じゃないです。
収録されていなければ、現状では萌2よりの萌だった気がします。
この一作が読めただけで胸いっぱい萌いっぱいの大好きな一冊になりました。
他作品を挙げさせていただいて大丈夫なのか分からないのですが、この気持ちを誰かに伝えたい……!
私は秀良子先生のご本の中でぶっちぎりの推しがSTAY GOLDシリーズなのですが、ロングバケーションは次ぐか並べられる推しでした。
特にコウ日高カップルが好きな方は刺さる方が多い気がしています。
当てはまりそうな方がいらしたら参考にどうぞ!
〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き、汁あり
カバー折り返し : なし
カバー下 : あり
帯 : なし
裏表紙 : なし
電子限定特典 : なし
備考 : P13とP145の小泉くんの豹変っぷりにぞくっとした。
〖紙媒体〗
未読
下衆BL、女子BL、クズ(BL)などに納められた、秀さんの単話集。けれど、全てが1つのストーリーとしてつながっているのです。
単話として、それぞれにきちんと起承転結があり面白い。しかし、全体を通して読むと大きなストーリーになっている。脱帽の面白さです。
かわいこぶりっこして人生イージーモードの小泉くん。でも実は、腹黒H。っていう下衆。
小泉くんが襲っちゃう相手、柏原くんのことは、本気らしい?二人を見守る中森さんの、女子BL。
そして、そんな皮を被る小泉くんの生い立ちが語られる、クズ。
柏原くんは怖いヤンキーっぽいキャラですが、本質は流され侍みたい。
そして、単話として収録されているロングバケーション。これがとてもいい。これも、リブレのオトナアンソロ「PINK GOLD」に収録されたお話の再録なのですが、何回読んでもラストで泣いてしまいます。どうやったらあの表情が描けるのか、というようなグッとくるコマなんですよね。