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kashikomarimashita destiny
恭依从命
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
主の命令
葵が宮内に命じた
「だれよりも”幸せ”になれ」
そしてそれを受け止めた宮内の
「かしこまりました」
遂にその答え~Answer~が出ましたね
宮内が葵から受けた命の答えが…!
Answerは答え、以外にも「正解」の意味を持ちます
人の数だけ幸せの数もあるはず
2人が求める形が2人の幸せの正解
いざとなったら!の覚悟を持って一緒に居てくれる最愛の人、久藤と居る事を選び獲った宮内
そして、素直になれなかっただけではなく自分との未来を考えているからこそ本音を隠し続けた宮内の想いに涙する久藤
この2人が一緒に居る事こそが【大正解】
それが運命だろうとなかろうと
2人の出した答えならそれでいい
だって彼らの周りに居る人が幸せそうなのだから
うん。
すごくすごく壮大でドラマティックなストーリーでした
ハジメと聖さんやこれからの蓮くんなど、妄想の余地を大いに残した最後
しっかり「かしこまりましたよ、先生」私なりのAnswerを胸に秘めておこうと思います
そしてもしかしたらいつの日か、突然の答え合わせが出来たら嬉しい限りです、と今でも想っています(*˘︶˘*)
1000冊近くBL漫画を読みましたが、何冊読んでも何年経っても、私の中で不動の1位です。
Answerの前に上下巻で2冊あり、今のところ計4冊ですが、面白さが衰えることが1度もありません。シリーズ物でよくあるのが、冊数が増えていく事に面白みが薄まって最終巻でちょっと上がる、という流れなのですが、この作品は毎回全巻を超えてきます。
Answer絶版だし2冊だけ読めばいっか、と思っている方は絶対に後悔しないので是非Answerも読んで頂きたいです!!!下巻カプ推しの人は特に!!!!!
いろいろありましたが(ざっくりすぎ)もう、あの結婚式を見られたらオールオッケー。満足です。
細かい気になることは全部おいておいて萌×2です。
めちゃくちゃしあわせそうな結婚式でちょっとうるっとしました。
2人とも髪をセットしているのがかっこいいし。
披露宴では、職業病が出ちゃって怒られるし。
この2人めちゃくちゃかわいい。知ってたけどw
平和に円満にしあわせになって初めて見せる顔というのがあるわけで、2人ともそれまでのいろいろがあったから余計、仲睦まじい様子を見せてもらえて大満足です。
もう全BLで結婚式を描いてほしい!
式の前、どこかへ行った蓮を宮内が見つけて、蓮が泣きじゃくるのを影からこっそり見て号泣する久藤に爆笑しましたw やっぱ君いい奴〜と。
宮内が出産する時もすごい薫して泣いてたしw
出張から帰った時、子どもに添い寝する宮内にそっと毛布をかけてあげようとしていたり。
久藤、いい旦那、いい父親ですよね。
しっかり者の宮内とお似合い。
ツンデレの宮内に翻弄されて尻に敷かれていそうですけど。
オメガバとか執事とか、出自とか、諸々盛りだくさんでしたが、結婚式で全部吹っ飛んでしまいました。良いのか悪いのかw
大団円バンザイですね!
南雲とハジメが本当は何をしたかったのかよくわかりませんでした。
最後の方で出てくる長身の黒髪の男の人はハジメなのかな?
やっと自分の幸せを認めて手を伸ばした宮内。
誰よりも幸せになあれ。
そして葵のちびっこが成長して特に男の子が宮内を慕ってて、結婚式の直前のエピソードはウルッときました。
なんと!工藤と宮内に子どもが生まれて。工藤は予想通り溺愛パパに。でもパパを一番好きなのは私ですって、宮内!もっと甘えてあげなよー。
◾️久遠優人×宮内一郎
時間をかけて宮内の心を変えていった久藤に乾杯!!!デスティニーを冠するだけのことはあります。この達成感!
泣く美人も笑う美人も良きものよ…
この過剰なほどのドラマチックさと運命と、主役2人のキャラクターの大勝利でした。オメガバースの流行りを作ったといえる作品の一つでしょう。そんな作品がスッキリしない事情で簡単に手に取れないのは残念である。
少年然としていたハジメくんの変わりようがストライクでした。もうこの変態おじさんを力技で襲ってほしいですね。
私が今まで読んできた中でこの作品はオメガバースで1位ですね!
ストーリー性も絵柄も完璧
受けの現実をうけとめ攻めのために動く姿は切なすぎて
そして、攻めの運命に抗い受けを思う気持ちの強さすごい一途ってほんと素晴らしいです!
オメガバースは最後カプの子供がいるかいないかとかも自分の中では重要でどのカプにも出てくるのでそこも最高
しかも、めちゃくちゃ子供可愛い
だけど、続編がもう見れないのがほんと残念で仕方ないです。
ファンからすると子供たちのその後もオメガバースで見たかったですね……
answerの上巻だけ読んで気になっていたのを、4冊一気読みしましたので、記録代わりにレビューを残します。
オメガバースは心の余裕がないと読めないジャンルですが、さちも先生の「かしこまりました、destiny」は読めました。
おそらく登場人物の個々の強さ、弱さをしっかりと描きこんであるから、読む側がどんなコンディションでもすんなり入り込めるのかと。
αとΩ、それにβ。
運命の番と、その運命の傍観者。
運命に従うのも抗うのも、どちらが正解とは言い切れない世界で、登場人物それぞれが自分だけでなく相手や周囲のしあわせを願っている。
そんな世界観でした。
Ωであるがために家督を継げず放逐された葵。
その葵のしあわせを最優先事項と考えて生きてきた執事の宮内(β)。
初めて会ったときから、葵と「運命」を感じ合っていた次郎(α)。
βやαを蔑むことで己のプライドを守りながら、次郎に人生を捧げる執事長の久藤(α)。
一貫してテーマとなっていたのが、タイトルとは真逆の「くそくらえ、運命」でした。
運命に従うのは「偽物」の感情なのか。
運命を受け入れるのは「負け」なのか。
運命に抗うのは「無謀」なのか。
どちらを選んだら、その先に「しあわせ」があるのか。
オメガバースの世界だけでなく、選択はわたしたちにとっても常に重くて難しいものだけれど、少なくとも「選ぶ」権利がある。
answerで出て来た聖のように傲慢に「運命を作ろうとする者」まで現れる。
そういう中で、選ばざるを得ない状況を受け入れる苦しみ、抗うのもまた苦しむ。
苦しんだ先にある「たとえ運命であっても、そうでなくても、それに左右されない自分の意思」というものが、オメガバースの大きな魅力なのだろうなと思いました。
常に中心で描かれる宮内が「運命の番」からは蚊帳の外のβであったのも、大きかった。
どんなに愛しても、愛されても、「運命」の前では無力な宮内の諦観も葛藤も、描写が素晴らしかったです。
主な登場人物を4人に絞って心理描写がきっちりされているので、Ωの悲壮感やαの暴力性が苦手でオメガバースに抵抗がある方は、ここから入ると入りやすいかなと思いました。
このシリーズを読み始める前は、上流階級でのオメガバースということでもっと殺伐とした雰囲気、ドロドロとした雰囲気が強めなのかなというイメージを持っていましたが、シリーズ全体を通して結構読みやすかったという印象が強いですね。Answer編では確かに南雲は歪な感情を抱えていたけれども、彼以外に特に理解するのが難しいキャラや、邪魔してくるキャラが登場することもなく。宮内が自分の気持ちに素直になることこそが、一番の課題だったように思います。子供を愛でる久藤を見て、そのきっかけを掴んだ宮内はやはり愛情深い人間だなぁと。西園寺家で久藤だけでなくいろいろな人に愛されて、今までの人生の分もその温かみを享受していって欲しいと願います。
「運命の番」に流されてしまうのか?それとも自分の感情を信じるのか?まさに答え合わせでした。
南雲が連れて来た工藤の「運命の番」であるハジメの物憂気な表情がずっと気になっていました。
そして宮内が手に入れたハジメの秘密など、手に汗握る展開でした。
ハジメからの電話で南雲の企みを知って工藤の元に駆け付ける宮内にホッとしましたし、ハジメの本当の思い人を知り腹が立ちました。
数年後に南雲より逞しくなったハジメを見て、誰もが子どもを産めるオメガバース設定なので、南雲が母親になる続編が読みたいと思いました。ww
そして工藤と宮内の結婚式と、2人の可愛い息子と息子にばかり構う工藤に嫉妬した宮内に萌えました。
宮内よかったね…泣
こんなに泣いた作品は初めてです。
久藤の宮内への愛は今までもすごく強く表現されていましたが、Answerの特に下巻は宮内の久藤への愛がすごく伝わってくる!
でも、ベータであることや運命の番の事などで久藤の気持ちに応えられないと抑え込もうとするのがもう切ない…
それでも最後にしっかり自分から久藤の元へ走るシーンは、宮内が久藤への気持ちに抗わず想いのままに行動するボロ泣きで読んだシーンでした。
宮内を包み込む久藤かっこいい…
3年後のストーリーは幸せいっぱいで宮内のデレがやたらとかわいい…今までのストーリーを思い出してまた泣きました!
運命なんてクソくらえ
本当にこの言葉には沢山の想いが
込められているんだなと思いました……。
俺は何も要らないから大切な人はどうか幸せになってほしい……
久藤(αの執事長)の幸せを思って宮内(βの執事)は
惹かれているのに身を引くんです。。
ハジメとの運命を否定したら……主人である次郎(α)と運命の番相手の葵(β)を
否定することになり苦悩し苦しむ。
運命の相手か……心から求める宮内か……
だがハジメは、マッドサイエンティストの南雲聖が久藤の遺伝子に合せて
デザインした魂の番で、発情期誘発剤を使って番にさせようとする‼
もう理性が切れる寸前で、
ただ久藤に会いたいという想いだけで奪い返すんです(泣)
ほんとうにオメガバースの世界観を覆す最上級の
切なくて愛しくて素敵な一冊です!
かしデス本編は最初から最後まで運命なんてクソくらえと思っていた
宮内が幸せになる物語だと思います。
「私以外の人に発情していると思うと胸糞が悪いんで」
ここのシーンと1巻目の久藤が葵のにおいに発情してるシーンのセリフと一緒なのが本当に素敵でした。今度は葵様の幸せのためではなく、自分の幸せのために動いてるという宮内の変化がとてもよくあらわされていて号泣しました。
控え目にいって最高です。涙流れっぱなしです。さちも先生、ありがとうございました!泣
(これを読んでやっと自分が夜明けの腐女子だということに気づきました笑)
かしデス、次郎×葵 編のラストで泣きながら、宣言した葵のこの台詞が(ああ、ダメだ、思い出しただけで、涙。)やっと繋がる大団円。涙無くては語れません‼︎(号泣)
まるで、いけない事の様に。「幸せ」になる事を拒絶して来た宮内。苦しみながらも宮内を愛する決意をした工藤。(工藤、諦める事なく宮内を愛してくれて、ありがとう‼︎)
初めて心のままに走った宮内の姿にまた涙。
「貴方が想ってくれる自分なら、少しは好きになれるような気がしたから」
運命とは自分で決めること。その覚悟を持つこと。
2人の結婚式の日、大好きな宮内を想って泣きながら花を摘む蓮さまの様子にまた涙。
その様子を見て涙する工藤が、俺が必ず、幸せにすると決意をする。その様子を見てまた涙。
もぅ最初から最後まで泣き通しです。
主要キャストも泣いていますがね。
2人の間に可愛らしい、本当に可愛らしいベビーが生まれて。
やっと、ほっこり出来るので。
それにしても、ゲノム編集された、デザインベイビー(ハジメ)は「まるでSFですね。」と、物語の中でも語られますが、あながちそう遠くない未来に現実に考えられている事でもあるので。
現実世界では倫理観がどうだと、色々言われてますが。
確かにそういう研究はされています。オメガバース自体はファンタジーだけれども、リアルに色々考えさせられる側面もありました。
私たちが私たちの運命を選び、幸せを築いていく覚悟。そんな大切な事を教えてくれた物語でもありました。神です‼︎ありがとう‼︎
なるほど、オメガバース!
皆が良いと言うものは本当に良いですね。
読み応えありました。
このシリーズも気になってはいたけど、オメガバースと言う事で買うのを躊躇していました。
オメガバースって、大抵ΩがレイプされたりΩ受けが当たり前だったり、全員が妊娠できるとか書いてあってもΩしかしてなかったりと設定がいまいちよくわかりませんでした。
初めてβの妊娠を見た!そしてαの工藤君も妊娠できると!ほおーーー!
そんな感じで楽しめました。
オメガバースという設定のストーリーはあまり読んだことがなかったので、理解できるのか不安なところもありましたが、結果的に本当に読んで良かったなと思いました。
かしこまりましたディスティニーの上下、answer編の上下の中で宮内が中々幸せになりきれない姿は見ているこっちが苦しくなりましたが、久藤に出会い、愛され、愛することを学んでいき、最終的に幸せな家庭を築くことが出来て本当に安心しました。
作中では運命という言葉が度々出てくるのですが、私自身、この作品に出会ったことで運命というものについて考えさせられました。
読んでない方に是非オススメしたい作品です。
本当に良かった。ここまで良い作品に出会えたのは初めてです。長編映画を一本見終えたような気持ちでいっぱいになります。
かしデスの表紙に惹かれて購入し、世界観とストーリー、キャラが好みだったのでかしアンも即購入。これまた表紙が素晴らしい。合わせ絵って;;
詳しい内容はお姐さん方が分かりやすくレビューしてらっしゃるので割愛しますが、ひとつだけ(微ネタバレ)。
最後に久藤が宮内に「何人前食ってんだよ」と言った後、宮内が恥ずかしそうに微笑むシーン……。涙が出ました。まさかこんな意味深なセリフで〆るとは……。さすがです。
セリフや心情が常に詩っぽいかんじです。キラキラした世界です。内容などは他の方のレビュー通りなので割愛します。デレた宮内かわいい。
桜日梯子先生系が好きな方はハマるかもです。
シリーズ全部読みました。普通に面白いですが、序盤でラストまで話が読めましたし、評価ほどではなかったです。
読んでるみんなが「良かった〜!」という納得の展開で、私もハッピーエンド好きだから、良かったなあという読後感です。
いつも自分よりも相手、仕事にも手を抜かず、常に自分に厳しく、という宮内は、読んでいる誰もが彼自身の幸せをちゃんと掴んで欲しい、と願わずにいられない人物です。
相手の久藤もあんなに宮内を想っているのに、何をためらってるの?何故飛び込めないの?とヤキモキしながら読んでいるのに、更に打撃のハジメ登場でこれはどう対処するの?
私の予想では、久藤が鉄の自制心か自分で自分を縛って、とか考えてましたが、宮内の「略奪」でしたね!
今にもハジメとヤっちゃいそうな所に乱入?しての、抑制剤注射かあ……
「運命の相手」から引き剥がして自分を、というのは予想外で、宮内やるなぁ、と。
あと印象的だったのが、宮内が子供ができにくい、という設定。
オメガバースで、男の妊娠・出産も一つのジャンルになって、ここに至って遂に「男の不妊」が愛し合う2人の間の「障害」になり得る事、これは一つの衝撃でした。
障害、と言っても、宮内が名家の跡取りの久藤に対して勝手に負い目に思ってるだけだけど。
これは作中でも言及されてる通り、久藤が産めばいーんじゃないの?次の子は是非久藤が産みなさいな。
上巻購入後の下巻発売までが本当に待ち遠しかった。
デスティニー下巻で幸せになった2人は見てたからハッピーエンドだよね、とは思ってたけど実際結果を見るまでは安心できなかっけど、可愛い息子まで授かって2人の幸せな姿が見れてすごく良かった。
本当に末長く誰よりも幸せになってほしいものです。
すばらしいの一言しか言えませんでした
かしディスの上下巻とanswerの上巻ここまで続いてきてのラスト素晴らしかったです
answerの上巻でこれからどうなるんだ…二人の幸せは…
と、すごく不安になりました
でも、この下巻でいつもクールな宮内が久藤のために走るシーンでは涙がこぼれました
オメガバースのαとβという関係、執事同士という関係、たまには喧嘩もしてすまうような関係
その全てがこのラストに続いていたと思うと胸が締め付けられました
そして、なんといっても最後の最後二人の結婚式と
その後…
子供ができて、イチャイチャする二人
ニヤケが止まらないですね!!
最後まですばらしい作品をありがとう…
(贅沢をいえば残った2人のお話も見たいな……という願望)
上巻が発売してから下巻の発売をまだかまだかと待ち望んでいました。
発売日に購入し、日々頭の中でいろいろなシーンが巡っています。
オメガバースという特殊な設定の中で、受けの宮内の秘めた悩みというのは、切なくて苦しくて。
悩んで突き放してしまったけれど、一途でまっすぐな久藤の思いを受け取って今度は自分から行動して久藤への思いを曝け出した宮内最高でした。
あなたの一番に…の言葉で一気に涙が溢れました。
二人の幸せそうな笑顔が見れて本当によかった。
優一くんの可愛さにやられますね!
まだまだこの二人の話を読みたいなぁ…
内容としてはこれ以上ないくらい良かったですよ!?
宮内からの告白、そして結婚式、出産、育児。宮内も久藤も幸せになってこれ以上ないくらいの内容でした。あ、ついでに南雲もハジメも幸せそうで本当に何より。
でも、私がかしデスシリーズに求めていたのはコレじゃないというか…いや、結論としてはコレを求めていたんですが、読みたかったのはそこに至るまでの過程だったんです。
二人が不妊問題を一緒に考えたり、一郎と次郎の兄弟問題とかいろんなエピソードを展開してもらってから結婚して欲しかったな~とか、その後の妊娠中はどんな風に過ごしたのかとか、結婚式前のケンカエピソードとか(ケンカに関しては後日発表されそうな気がしてますが)、そんないろいろなこと含めて、二人の過程を楽しみたかったです。
…なので、子供ができるのも早すぎだなって思ってしまいました(オメガバース初心者なものですいません)。もし次回続刊となっても主にはこれ以降のエピソードが展開されていくことになるんですよねえ(-_-)
萌については『もっとじっくり展開して欲しかった~!』というのが正直な感想です。 今回、急展開で深い内容をたった一冊にまとめてしまわれた作者さんの能力が逆に私にはアダになってしまったところもあるというか…
ストーリーについては作者さんや編集の方はよくリサーチされていて、ゲノム編集、不妊問題いろんな問題を絡めてお話を展開されていたので、とにかく深いと思います。
実際の生物系の本にも、遺伝子操作してもなぜか遺伝子操作前の状態になってしまう問題があるので南雲の着眼点がリアルすぎてすごい。
あと興味深かったのは『種はやがて淘汰される』というところです。さすがにそこまではまんがでは描かれないんじゃないかと思いますが、もしそうなったとしたら宮内のβコンプレックス含み、この世界に生きている登場人物の種間コンプレックスは解消され、このお話自体がおとぎ話として語られそうな気もしています。
上巻の発売から一ヶ月後に続きが出るという、「発売が一年後だと熱が一度冷めてしまってる。同時発売だとそれきりで終わり。一ヶ月だったらヒートを維持して待てるギリギリの期間」というとてつもない発売間隔を企画した出版社さんもすごいなあと思いました。この絶妙な間隔はこの本の反響の大きさにも影響してると思います。
上巻で、壮絶な過去や「運命」に縛られ自らの気持ちに気づけずにいた宮内が、甘く包み込むような久藤の愛情によって少しずつ本当の気持ちや幸せを感じられるようになったがゆえに、この下巻は苦しみや痛みを感じるようになってさらに切なくやるせなくなりました。
相手の一番とは何かを考え、身を引くことが正しいと頭ではわかっていながらも、心は久藤を求めてしまい、寝ている久藤につい手を伸ばしてしまいながらも拒んでしまう姿には中でも特にぐっときました。
そんな宮内のためにも久藤には、もっともっと悩み苦しんで、結果、どんな罠が仕掛けられていても運命やフェロモンに、宮内への想いで打ち勝って欲しかっただけにあの流れはちょっと残念。
さらに、自分とこの執事長が取り仕切る船上パーティーなのに「えぇ〰っ、もしかして綱をよじ登って潜入っ⁉」と一番盛り上がる場面なのにちょっと笑ってしまいました…。
ですが、ヒートの久藤に対し想いを伝える宮内がとてもいじらしかったし、二人の本気がぶつかり合ったセックスは濃厚で痛々しいものでしたが、読んでる方もものすごく胸がズキズキしたし、奥底に秘めて自分でも理解できていなかった希望を口にした宮内の姿にはうるうるしてしまいました。
ただもう一つ残念だったのは、宮内の苦悩の一番の原因が不妊にあるならば、食欲増進という曖昧な描き方ではなく、妊娠がわかったときの驚きや戸惑い、久藤に報告する際のドキドキや喜びをしっかり描いてから出産後の展開に繋げた方がより二人の幸せを感じられたんじゃないかなぁ~素直になるのが難しくて、散々こじらせてやっとここまでたどり着いた二人なので丁寧に積み上げてもよかったように思います。
上巻がとてもよかっただけに、下巻は全体としては神評価ですが、ちょっと雑というか、かけ足になったのが残念でした。
ツンツンツンデレの宮内が素直になって、久藤は本能に打ち勝って、最後は幸せになるんだろうなと期待をこめて予想していたので、もやもやすることのない安定の展開で、よい読後感でした。
私の一番の萌えポイントは、無事元鞘に収まった後のエチシーンで、宮内が「もう少しこのままで」と言いながら、直後に「密閉しろとは言ってませんよ」と急にツンになるところですね。宮内らしさが一番出ていた気がします。あと、「いざとなったら俺が産む」と言った久藤も、久藤らしくてよかった。
良かった点については、他の方もたくさんコメントされているので、私は気になった点をいくつか。
まずは、ところどころで絵の荒さが気になりました。髪を切った宮内と久藤の見分けがつきにくいし、エチシーンも、スピード感を出したかったのかもしれませんが、一番の見せ場なので、もっと丁寧な描写が欲しかったです。
あとストーリーについては、宮内が不妊体質を気にしているのを久藤はどうやって知ったのかとか、宮内の出生の秘密(次郎と兄弟?だから一郎なのか…)なんかもさらっと流されていて、そこは宮内があれほど頑な性格になったところと関係してくるので、もう少し掘り下げてほしかったです。
今回、久藤家にも待望のお子さんが誕生し、一旦一区切りつくのかもしれませんが、好きなシリーズなので今後もできれば何らかの形で皆のその後を見続けていきたいと願っております。いつかまた、優しくて男らしい久藤と相変わらずツンツンツンデレの宮内に会えると信じて!!
待ちに待った下巻。もう表紙からヤバい。上巻と並べると、これ最強。
という事でレビューを。内容はすでに書いてくださっているので感想を。
宮内が久藤の気持ちを受け入れられない理由は、「自分が久藤の『運命の番ではないから』」なのだとずっと思って上巻を読んでました。
でも、それだけではなかった。
宮内が自身の身体について知ったときの絶望。
故に久藤に別れを告げたとき。
宮内の心中を思うと泣けて仕方がなかった。
けれどそんな宮内が自分と久藤の幸せのために奔放し、そして幸せを久藤と共に手に入れて。宮内が自身で不安要素を振り切り、そして行動する男らしさに萌えMAXでした。
「責任を取らせてください」からの宮内の男気あふれたセリフがこれまた良かった。
一方の久藤も。
「俺さま」に見えて、実は繊細で宮内をひたむきに愛する久藤の愛情にも萌え。
これ、萌えすぎて死んじゃうんじゃね?と読みながら思ったりしたのでした☆
葵はもちろん、ナイスアシストする久藤パパも素敵でした。
宮内の過去を知っている数少ない人物。
宮内を愛し、守ろうとする人たちがたくさんいて、そこも萌えポイントでした。
あと、次郎と葵の息子の蓮坊ちゃん。
激カワなんですけど…!
みぃを好きすぎて拗らせてる蓮くんですが、んん?彼にも何やらスピンオフの匂いが…www
というか、ぜひとも描いていただきたい。
南雲さんはヤな奴でしたけれど、それは宮内目線で見てるからなんですね。
彼は彼で、久藤を心の底から大切に思っている。ベクトルこそ間違えているけれど。
南雲に寄り添うハジメもいい男に育ってましたし、そちらでもスピンオフを…!
基本ツンデレの宮内ですが、時々出る彼のデレのセリフにこちらまで照れてしまった。
「密閉しろとは言ってませんよ」のセリフに思わず爆笑。色々なものに自らバリケードを張っていた宮内が、素を晒し始めていてほっと一安心しました。
カバー下も可愛かったし、まだまだこの二人の話が読みたいです。続編描いてほしいな。
つか、久藤が産む、っていうのもありだよね?
ね、さちも先生☆
私としては久藤が産んだ子も見てみたかったんやぜ(・∀・)ニヤニヤ
おいといて
怒涛の後半戦です!!
愛した人と運命の番の間で揺れる久藤。
気持ちはすべて宮内に向かっている。けれど本能は。。
や、わかってた。わかってたけど。
わかっててもドキドキしてしまう展開でしたね。
宮内がどう動くのかがキーだよなとは思ってましたが。
良かった。
ちゃんと(泣
ヒートした久藤に抱かれる宮内のシーンが好きです。
子供ができにくい体質であることを気にしていたというエピソードがある上での
宮内の行動であるか思うと胸が痛い。
「久藤をください」
男らしい宮内も好き。
終わってしまうのが勿体ない。
そう思える読後でした。
ほんと好き。めちゃくちゃ好き。
「はぁ…良かった…」と読後口に出してしまったほど、見事な結末でした。
他の姐様方があらすじや「うんうん!」と頷く素晴らしい感想を書かれていらっしゃいますので、私はかなりざっくりとした感想で失礼します。
久藤の幸せを考えて身を引いていた、あの宮内が動くんです。
魂の番とか運命とかは置いて、ただ「久藤に会いたい」その想いだけで久藤の元に駆けつける姿にウルっときました。
そしてギリギリ久藤とハジメが番になる事を阻止でき想いを確かめあうんですが、宮内の「貴方の一番になりたい」に涙腺壊れました。
久藤のゆるぎない愛情と優しさに感動…!
書きおろしは「可愛い!」の一言です。
天使がおる…となりました(笑)
そして貴重な宮内のデレ!
照れた宮内も相当な可愛さでした。
カバー下は親子3人の日常です。
天使はさすが宮内の子(笑)
そしてまた照れた宮内も見られます。
幸せな気分になれるカバー下でした。
幸せといえば、巻末にある美しいカラーイラストですよ。
多幸感に胸いっぱいになります。
あぁ…天使可愛い…!!
ともかく、表紙から何から大満足な一冊でした(*´∀`*)
本編の感想は、他の皆さまが上手に書かれてるので、敢えて省略。
感想は、やっぱり「表紙」!!
「かしアン上巻」の久藤に、宮内はどんな表情を返してるのか?
……久藤に視線合わせてない(笑)
「かしデス下巻」でそっぽ向いてた事を考えると、
久藤のデココツに、手を添え返してるだけでも、進歩…かな。
でも、何でしょう…。この、あと一歩感(笑)
(それでも並べてみると、やっぱり幸せ。)
本編を読んで、
久藤の幸せを考えて、諦めた「本当の理由」が解かり、
表紙の表情に納得しました。
そして、宮内の涙で始まった恋も、
色んな事を乗り越えて、二人の涙で無事決着がついた
かしアン 5話。
…の後の6話「表紙」!!!!!
あと一歩がここにあった!!
久藤に素直に答えてます!(よかったね、久藤)
こっちを表紙に…という気持ちもありましたが、
話の流れからすれば…これで正解。だと思います。
なので私の中では、
「かしデス下巻」「かしアン上下巻」「6話表紙」で
久藤×宮内の『表紙3部作』と思ってます。
そして何より、その6話で
「幸せだ」と伝える久藤の表情と、
それに「答える」宮内の表情 、
求めていた以上の二人の幸せな表情に、拍手喝采です。
まさに、二人で手に入れた幸せは「執事無双」だと思いました。
(本当に見せ方の上手い作家さまです。大拍手)
そして、最後のカラーイラストは、感無量です。
(私は電子書籍ですが、紙本と同じイラストでしょうか?
ネタバレ伏せて、敢えていうなら「並んだ靴」です。
電子書籍派の方には、ぜひ「見開き」でご覧いただきたいです。)
※そろそろネタバレが増えたので、
7/19 に、ここから先の感想を修正しました。
書き下ろし感想
※ネタバレご注意ください。
子供がかわいいです。
聖が持ってた写真から、幼少期の 久藤 似 ですね。
なのに、読んでると、何か違和感が…。
桜<<<蓮
宮内<蓮
宮内=<久藤(のように見える)
蓮=ご飯、または、蓮=<ご飯
お気に入りの、「あの」ぬいぐるみと絵本…!?
外見は久藤(幼少)なのに、中身は まるっと 宮内 似?!
それなら違和感ないです。(納得)
ここからは、「妄想」ですが、
もし、久藤の「香り」でお昼寝から目覚めたなら、
「嗅覚」は久藤似(α)になるかな?
(でも、香りではなく「気配」で目覚めたなら、
αかβか判らないないですね。残念。)
上巻のときも思ったけど、さちも先生はオメガバース設定の取り入れ方が上手いと思う。オメガバース設定だからこそ、下巻で出てくる悩みもあるよねと目から鱗の発想でした。
運命という世界で、宮内にとって1番になりたいはとっても大事なこと。βでは1番になれないと思っているけど、葛藤する宮内。久藤の気持ちはちゃんと受け取っているけど、同じだけ返す自信がないと言い、逃げてしまった宮内。実は、妊娠するのが難しい体質だった事が判明。普段、感情が出にくい宮内が、取り乱しているシーンに泣けてきました。宮内は、久藤のことを理解しているから逃げる選択肢選んでしまった。久藤の方も、宮内の少ない言葉だったが、なぜ離れていったのか理解した上での「馬鹿野郎」が切なかった。ようやく言えた宮内の「あなたの1番になりたい」に、「とっくに1番だっつの」や「気づいてあげられなくてごめん」に包み込むような優しさで受け止めている久藤。「俺が産むから」というような男前な発言があり、久藤の株が上がった。でも、いつも通りの扱いに笑ってしまった。
ハジメの方も、南雲の事が頭から離れられず、宮内に助けられて、穏やかな顔をしていた。南雲にお姫様抱っこされて嬉しそうだったのに、3年経って、あんなに男らしくなるとはって感じでした。
個人的には、蓮くんが可愛かった。かしデスの時から、宮内大好きな蓮くんでしたが、みぃが結婚するのが嫌で泣いている姿が、こっちまで泣いてしまった。宮内の幸せになるや久藤の幸せにする宣言はほっこりした。最後に、久藤にキックする蓮くんはツボでした。
最後に、難しいと言われていた子供が出来、家族3人の微笑ましいエピソードで締めくくり、ようやく完結したんだなと思いました。すっきりとした終わり方だったと思う。私的には、拗らせている蓮くんがどうなるか、気になるところですが。
表紙の宮内の表情を見ただけでうぉ〜(*´°`*)ってなります!
でも上巻では不穏な終わりだったので、宮内がこんな表情になれるのか…と疑問でしたが( ˃ ⌑︎ ˂ )
でもこの下巻を含め、全部がすごかったなーっていうのが感想です( •̀∀︎•́ )✧︎
突如目の前に現れた久藤の番。
実はこのハジメにも隠された秘密と気持ちがあって…。
宮内も自分の気持ちを見つめ直します。
そしてついに宮内が久藤のもとに走り出します!
宮内にも隠していた思いが…(;_;)
もう切なかったです。
宮内ー…。
でも遂に自分の気持ちを久藤に伝え、自分で運命を決めて歩む決心をします。
ずっと宮内のことを思ってくれていた久藤、ありがとう。
そして自分で決めて踏み出した宮内、頑張ったね(;_;)
もうその後はハッピーエンドなんだけど、とことんハッピーエンドになっていて、もう大満足の1冊に仕上がってます!
宮内が前より素直になって表れる態度や表情が何ともいえません!
幸せそうな2人を見てるとこっちまで胸が熱くなります。
もう本当に感無量です(*´°`*)
オメガバースという世界観、それぞれの登場人物、そして作り上げられたストーリーが本当に魅力的で活かされた作品だと思います。
読めて良かったです!
シリーズ4冊目。完結です。
充足感で胸いっぱいの幸せな気分と、
これで物語は終わっちゃうのかなという寂しさと。
今はそんな気持ちが入り混じってますが…(;ω;)
でも!宮内の本当の笑顔を見られて良かった!
沢山の山場を乗り越えた先の幸せに感無量です+゚。*
誰よりも運命を信じ、誰よりも運命を憎み、誰よりも運命に憧れる男の葛藤と苦悩。
頑なにβの自分を否定し、運命も幸せも手を伸ばそうとしない。
そんな不器用な宮内の心を動かす久藤の愛情。
かしデス〜ansuer〜(以下かしアン表記)は宮内の心情がよく伝わるストーリーです。
切なく悲しい部分もありましたが、幸せは倍以上詰まっててとても素敵な完結でした。
最後まで宮内と久藤の運命を見届けることが出来て幸せです( ´͈ ᐜ `͈ )
αとΩの間に存在する魂の番システム。
気持ちは関係なく、本能的な血が反応する厄介な物で…。
「魂の番」が運命なのか、
「気持ち」で関係を築くのが運命なのか。
βコンプレックス持つ宮内は前者を恐れ、久藤は後者を信じたいと願う。
難しい問題ですね。
ヒートになった久藤を見る限り、宮内の恐れが理解できます。
どれだけ抑えようとも、番の発情前にするとただの獣と化すαは恐ろしい。
宮内だけを求め続ける心の強い久藤でさえもぶっ飛んでしまった…(´•̥ ω •̥` )
そんな強固な「魂の番」にすらも打ち勝つ気持ちがすごくすごく良かったです。
魂に番を否定しないけど、運命は「選べる」と信じる久藤。
久藤の愛情受けて変わりつつあった宮内が動いて久藤を守る。
胸熱です!!!!
どっちを選ぶかなんて必要なかったんですね。
魂の番が現れようとも、久藤好きなのは宮内なんだから守ればいい。
宮内の中で長年ガチガチに縛られてた「運命」の言葉からようやく解放された気がします。
自分の信じるものが運命!
それでいいじゃないか!
魂の番に打ち勝ったのも嬉しいですが、
宮内が自分自身を大切に思えるようになったことがすごく重要ですね!
(久藤贔屓としては久藤の愛情の賜物だと思ってる←)
宮内の笑顔を見てると嬉し涙がこみ上げてくるよ…(;///;)
良かった、良かったとしか言えない…(;///;)
話が前後しますが、伏線回収がありました。
★かしデス上の葵の発情期。ポッケに抑制剤持ってたのに出さなかった理由。
これは運命を「運命」拗らせてたのがよくわかりましたv
マッドサイエンティストに痛いところを突かれて弱る宮内に萌えた。
★かしアン上で久藤に別れを告げた別の理由。
久藤を幸せにしたかった、久藤と幸せなりたかった。
久藤と結ばれた後はそれを宮内は願ってたのですよ。
でも自分の体では限界あると知りプロポーズは受けられなかったとは…。
その上、最悪のタイミングで「久藤の番」が現れダブルパンチ。゚(゚´Д`゚)゚。
「数ヶ月…無駄にしましたね」
と笑った顔の下でどんだけ泣いたのかと思うと胸が痛いです。
それを知った久藤の「気付いてやれなくてごめんな?」で涙腺崩壊。
久藤の愛情深さと優しさは救われますね。
そんな久藤だからこそ宮内を幸せに出来るんだろうな、と実感しました。
ラストはかしデス下巻描き下ろし繋がってます。
葵の「誰よりも幸せになれ、俺よりもだ」という言葉。
かしアンを読んだ後に見ると言葉の深さ感じる。
その言葉通り、とーーーーーーっても幸せそうな満開笑顔の宮内に
読んでる方も幸せな気分浸れます+゚。*(*´∀`*)*。゚+
描き下ろしは…ネタバレ伏せますw
とにかくメッチ可愛い!!!!とだけお伝えしたい。
宮内も久藤もとても幸せそうに愛情を育んでます(∩´///`∩)
2人で築く運命に大拍手を送りたいです。
電子版は未確認ですが、紙本はカラーイラストが最終ページに折りたたんでありました。
ネタバレイラストだからかな?見にくい場所に隠れるように収録されてます。
このイラスト胸にきます(;///;)
カバーの折り返しを広げると、かしアン上の表紙と繋がってるのが!!嬉しい配慮♪
上下巻の表紙を1枚絵を見てると幸せいっぱいに浸れる+゚。*(*´∀`*)*。゚+
宮内が幸せになってくれたら…そう願い続けてきたシリーズです。
大切な人が幸せなら自分も幸せと、自分自身が幸せになることにどこか遠慮がちだった宮内。葵の時のように、また久藤も魂の番(つがい)に託してしまうのかとヤキモキした続きです。
下巻では宮内の久藤への想いがダダ漏れなんです。
別れ話をしたはずなのに、隣のベッドで寝ている久藤に触れようとして手を引っ込めたり…(それに気付いて抱きよせる久藤の男っぷりがまたかっこいい。)
ハジメは、マッドサイエンティスト・聖が久藤の遺伝子に合せてデザインした魂の番で、発情期誘発剤を使って番になろうとするけれど…
そこに久藤を奪いかえすために、宮内が駆けつける!
ただ「会いたい」って衝動だけで走る。そんな宮内が見たかった!
そう、自分自身で動かなきゃ幸せなんてつかみとることなんてできない。
久藤は宮内が手を伸ばしたら、ちゃんと抱き寄せてくれる男なんだから、ただ貪欲に手を伸ばしていけば良いんだよ。
そしてΩの発情期でおかしくなってる久藤に抱かれようとする宮内。
宮内が久藤から離れようとしたのは、魂の番が現れたことより、久藤が望んでるだろう未来を自分とでは難しいと知ったから…心臓をつかまれたように痛くて切なかった。
それでも宮内は久藤に手を伸ばして「あなたの一番になりたい」と、それに「とっくに一番だ」と答える久藤。久藤の腕の中で宮内は泣いてるし、久藤も泣いてるし、私も泣きました。
その後、覚悟を決めた宮内はめちゃくちゃ男前です!
これが上巻の久藤の言葉に対するAnswerなんだ!
そして最終話は3年後。二人の結婚式です。
葵の息子・蓮ぼっちゃまがかわいくて泣けた!
結婚式当日、蓮は拗ねて隠れてしまう。宮内がお花畑で蓮を見つけると、「みぃ(宮内)のおひめしゃまになりたい。でもみぃはくぅ(久藤)のおひめしゃまだから」って花束を作ってあげようとする。子供ながらになんて健気でかわいいんだ!
それと葵も「ちょっとだけ悔しいかな」って。宮内も葵も愛し愛されるパートナーが別にいるけど、宮内の葵への想いが報われてると感じられる瞬間が好きです。
下巻は宮内が行動するターンで、久藤は受け身だったけど、宮内を全身全霊で愛して一緒に未来を築いていこうとしてる覚悟が感じられます!
やっぱり大好きな宮内を託せるのは久藤しかいない。
「Yes,Our Destiny」描き下ろし
結婚式からさらに3年後、二人が望んだ幸せな未来です。
えー?そこにまで嫉妬する?ってくらい宮内の久藤への想いが熱い。捻くれ意地っ張りな宮内がデレまくる破壊力たるや!もうキャーって感じです。
『かしこまりました、デスティニー』は全編、私にとっては宮内のお話です。
久藤なら絶対に宮内を幸せにしてくれる、それに宮内自身が行動をおこしたことで、幸せは揺るぎないものになったと安心できたシリーズの〆でした。
幸せな結婚式に招待されたような余韻が残ってます。